もくじ
1.協働のガイドライン作成のねらい ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· 1 - 1 (1)協働を進める背景と協働の必要性∼なぜ、行政と市民活動との協働
が必要なのでしょうか∼
1)「住民自治」の拡充に向けて∼市民主権の自治の仕組みの構築∼ 2)「新しい公共」の構築に向けて∼公共サービスに行政と市民活動が協
力して取り組む仕組みの構築∼
3)「地域協働(エリアマネジメント)」に向けて∼地域の課題解決を地域 住民が主体となって取り組む仕組みの構築∼
(2)協働のガイドラインとは
2.本ガイドラインでの「協働」の意味· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· 1 - 3 (1)行政との協働の相手
(2)「協働」の定義と留意点
1)本ガイドラインにおける「協働」の概念 2)「協働」を捉える留意点
3.協働により期待される効果 ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· 1 - 5 (1)市民にとって∼地域社会における生活の質と心の豊かさの向上∼
(2)市民活動にとって∼市民活動の拡大と地域力向上(地域の活性化)∼ (3)行政にとって∼市民の目線から行政の政策・サービスの改善∼
4.協働を進めるための基本的ルール(基本原則) ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· 1 - 6 (1)相互理解・対等の原則
(2)活動の自主性・自立性尊重の原則 (3)目的共有・役割分担の原則
(4)情報公開・共有の原則
5.協働による活動領域 ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· 1 - 1 1 (1)協働領域Ⅰ∼市民活動と行政の特性を生かした公共サービス活動を
進める∼
(2)協働領域Ⅱ∼市民活動をさらに促進する∼
(3)協働領域Ⅲ∼行政の業務の進め方を市民の目線で変えていく∼
6.協働の取り組みの様々な方法· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· 1 - 1 4 (1)後援
(2)共催、実行委員会・協議会 (3)事業協力・協定
7.協働の進め方と留意点 · · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· · · · ·· 1 - 2 2 (1)協働の課題やニーズの共有
1)協働に向けた市民及び市職員の意識を醸成する
2)市民活動団体等と行政の双方が、分かりやすい情報公開に取り組む 3)市政に関する市民活動団体と行政とのニーズを共有する機会を拡充す
る
(2)協働事業の検討
1)協働による効果が期待できるか
2)パートナーにどのような役割を期待するか
3)事業の目的やパートナーに期待する役割等に応じて効果的な協働の方 法を選択する
(3)事業パートナーの選択
1)最も適した協働パートナーを見つける 2)パートナーの選定
(4)協働事業の実施 1)企画段階からの協働
2)対等な立場の確認、事業目的の共有、役割分担を明確にする (5)協働事業の評価
1)なぜ評価をするのか∼協働事業の評価のねらい∼ 2)どのように評価するのか∼評価の仕組みづくり∼
1.協働のガイドライン作成のねらい
(1)協働を進める背景と協働の必要性∼なぜ、行政と市民活動との協働が
必要なのでしょうか∼
1)「住民自治」の拡充に向けて∼市民主権の自治の仕組みの構築∼
平成 12 年4月の地方分権一括法の施行により本格化した地方分権の流れは、今後、 ますます加速することが予想されます。
地方分権により、基礎的自治体としての浦安市の権限が拡大する一方で、「市民の意 志と参加に基づく『住民自治』」、すなわち、市民が自治の担い手として、自らが地域 のことを考え、自らの手で地域の課題解決に取り組む自治のシステムと、市民参加に よる市民の意志が反映された行政システムの構築が求められています。
「協働」には、市民が自治の担い手として主体的に市民活動を行い、市民と行政と の役割分担・協力の基に市政が行われる、本来の市民主権の自治の姿を創る意味が込 められています。
2)「新しい公共」の構築に向けて∼公共サービスに行政と市民活動が協力して取り組む 仕組みの構築∼
これまで浦安市では、豊かな財政力を背景に、質・量の両面から「行政」による多 様な公共サービスが展開され、全国的にも公共サービス水準が高く評価されている自 治体となりました。
一方、浦安市では、都市開発の終焉とともに人口のピークも見えつつあり、今後、 少子高齢化の急速な進展とともに、財政面でも右肩上がりの基調は転換期を迎え、こ れまでのように「行政」による多様な公共サービスを実施していくことは難しいと予 想されます。また、今後 10∼20 年先を展望すると、浦安市では急速に高齢社会が到来 し、今後、行政だけでは対応しきれない市民の多様な公共サービスへのニーズが拡大 していくことが想定されます。
第2期基本計画では、高度な公共サービスを長期に渡り維持していくため、行政が 供給する公共サービスの享受に市民が満足するだけではなく、市民が自主的に公共サ ービスに取り組むことで、浦安に誇りと将来展望を持てるような「住みがい」のある まちづくりを目指そうとしています。
「協働」には、市民と行政が協力しながら、市民に適した公共サービスを提供して いくような、「新しい『公共』」の姿を創る意味が込められています。
3)「地域協働(エリアマネジメント)」に向けて∼地域の課題解決を地域住民が主体と なって取り組む仕組みの構築∼
浦安市では、昭和 30 年代以降の埋立地の住宅開発により形成されてきた中町を中心 に、今後、団塊世代の地域コミュニティへの回帰、地域住民の高齢化など、地域コミ ュニティとして大きく環境が変化していくことが予想されます。
できるような「地域協働(エリアマネジメント)」の仕組みづくりが求められています。 「協働」には、成熟化の時代に入った浦安市において、多様な市民が生き生きと活 動するなかで、地域の個性・価値が高められるような、新しい地域社会の姿を創る意 味が込められています。
(2)協働のガイドラインとは
浦安市は、県内で先駆けて市民参加推進条例を制定(平成 16 年 3 月)し、市民の持 つ英知や豊かな社会経験、地域の特色が生かされる個性豊かなまちを目指して、市民 と行政の協働の実現に向け、積極的に取り組んできました。
これまでの「行政への市民参加」の取り組みは、目指す姿の入り口であり、その運 営の主体は行政でした。
住民自治、新しい『公共』、地域協働という「市民と行政が協働するまち」の実現に 向け、市民と行政が協働を推進していくうえでは、協働の考え方やルールなどについ て、市民と行政が共通認識を持って進めていく必要があります。
◆ 生涯学習(サークル)活動
→主に個人やグループの研鑽のため行う共益的な活動
※ 個々のサークル活動を発展させ、市民の文化意識向上や健康増進、体力向上 などの普及・促進に寄与するような公益性のある活動を行う場合は、市民活 動といえる
◆ 市民活動
→よりよい社会をつくるための、市民の自発的・主体的な活動の総称で、以下 の特徴を持つもの
① 自主性・自立性に基づく活動
② 市民の生活の向上や改善に結びつき、社会に貢献する活動 ③ 継続的な活動
④ 営利を目的としない活動
⑤ 市民に対し、常に活動への参加が開かれた活動 【ボランティアとNPO】
・「市民が主体となって継続的、自発的に社会貢献活動を行う、営利を目的としな
い活動」という点では共通
・「ボランティア」は個人でも行えるのに対し、「NPO」は組織や団体で活動する
(目的達成のために運営のルールを持ち、目的達成に向け組織的、継続的に活動 を行う)
◆ 地域活動
→ 特 定 の 地 域 に お け る 市 民 活 動 や サ ー クル活動
2.本ガイドラインでの「協働」の意味
(1)行政との協働の相手
本ガイドラインは、行政が協働を進めるための指針として作成しますが、協働の相手 となる「市民活動」とは、以下のように定義します。
具体的には、主に特定分野での活動を担うNPO法人を始めとした非営利活動団体、 ボランティア活動団体、公益法人、主に特定地区での活動を担う自治会・町内会等の地 域活動団体などがあげられ、民間企業についても社会貢献活動、公益的活動など非営利 活動については市民活動に含めるものとします。
◆ 市民活動
社会の主役としての役割と責任に目覚めた市民が、防災、福祉、環境、まちづく り、国際交流などの様々な課題を解決に向かって自発的・主体的に取り組む行動で、 次のような特徴を持つもの
① 自主性・自立性に基づく活動
② 市民の生活の向上や改善に結びつき、社会に貢献する活動 ③ 継続的な活動
④ 営利を目的としない活動
⑤ 市民に対し常に活動への参加が開かれた活動
(2)
「協働」の定義と留意点
1)本ガイドラインにおける「協働」の概念
協働の意味については、様々な識者や行政、市民活動団体などから、それぞれの立場 で意味が定義さ れていますが、本ガイ ドラインでは 、「浦安市市民参加推進条例( 平成 16 年3月 24 日制定)」における、次のような定義を協働の概念として位置付けます。
2)「協働」を捉える留意点
市民活動、行政は、それぞれ独自の社会的使命とその目標を持って活動しており、 お互いにそれぞれの活動の社会的使命と目標に向けて自立した役割を果たしていく ことが基本です。
また、市民活動、行政はそれぞれ公共サービスを担っていますが、取り組みの内 容等により、お互いに協力できるものもあれば、対立や競合関係、あるいは関係の ないものもあります。
現状では、市民活動、行政それぞれが独自に活動している場合がほとんどですが、 お互いに個別に活動するよりも、公共サービスの質の向上、あるいは市民活動の社 会的使命の効果的実現、行政の業務の効率化・高度化など、お互いに効果が期待さ れる取り組みについて協働を積極的に検討すべきです。
市民活動、行政の双方が、「協働」で取り組む意義や効果を考え、協働に取り組ん でいくことが重要です。
【主な意見・提案】
・市民活動団体は、意識的に市と協働することをねらって設立・活動するものではなく、 自発的な関心事を起点として同志が集まって成立する。ここに行政が協働を仕掛けるこ ととの大きなギャップが生じる。
・市民活動団体と行政の双方が共有した課題については、その課題解決が共通の目的にな り、お互いに連携協力が必要である。しかし、双方の活動の社会的使命・目標は独自に あり、共通の課題でないものについて協働する必要はないという理解が必要である。
【浦安市市民参加推進条例】第2条第2号「協働」
3.協働により期待される効果
(1)市民にとって∼地域社会における生活の質と心の豊かさの向上∼
○ 市民が公共サービスを受ける側だけでなく、自ら公共サービスを担う主体になるこ とで、市民の自助・共助の力が高まり、自治の担い手として、市民一人ひとりの意 識形成や地域の課題を住民自らが解決する地域社会の力が高まります。
○ ニーズにマッチしたきめ細かで柔軟な公共サービスを選択できるようになり、地域 社会に暮らす生活の質の向上につながります。
○ 地域社会のなかで、市民一人ひとりが市民活動に取り組むことで、市民の生きがい の発見など心の豊かさの向上につながります。
○ 市民活動が活発化することにより、市民一人ひとりの自治の担い手としての意識が 高まり、市民主体の地域社会の形成につながります。
○ 市民活動が活発化することにより、雇用機会の拡大につながります。
(2)市民活動にとって∼市民活動の拡大と地域力向上(地域の活性化)∼
○ 市民活動団体が掲げる自らの社会的使命を、より効果的に実現することにつながり ます。
○ 市民活動団体の持つ情報や知識・技術が行政活動に生かせる機会が増え、市民活動 への行政の理解や評価が高まるとともに、市民活動団体の組織や財政基盤などを強 化する機会の拡大につながります。
○ 市民活動の役割への市民の理解や評価が高まる機会となり、市民活動の領域の拡大 や活動の活発化につながります。
○ 行政との協働による活動成果及びその検証により、市民活動団体の事業企画・運営 能力の向上につながります。
○ 大学・企業等が社会貢献活動や公共サービスの拡充に貢献することで、団体の新し い事業分野の拡大等につながるとともに、団体の社会的認知度やイメージアップに つながります。
(3)行政にとって∼市民の目線から行政の政策・サービスの改善∼
○ 市民活動団体の持つ柔軟性や迅速性、専門性などの特性を行政施策に反映すること で、市民ニーズを的確に把握し、市民ニーズにマッチした公共サービスを迅速に提 供することにつながります。
○ 各種の市民活動団体と行政が「競合していた事業」を見直すことにつながり、公共 サービスは行政が担うものという、市職員や市民の意識改革や市民活動と行政との 役割分担を進め、行政機能のスリム化やサービスの効率化・高度化、行政システム の改善など、行政改革につながります。
4.協働を進めるための基本的ルール(基本原則)
(1)相互理解・対等の原則
市民活動と行政との協働を進めていくには、市民活動団体等と行政の双方が、「協働」、 「市民活動」や「行政」への正しい理解を深め、お互いに相手の特性を理解することが 必要です。
さらに、市民活動団体等と行政の双方が、それぞれの役割・責任を自覚して、対等な 立場で協力しあい、相互に補完し合う関係をつくっていくことが重要です。
こうした相互理解と対等の関係を築くためには、市民活動団体等と行政の双方が情報 を積極的に公開・提供し、お互いの組織の特性や行動原理、協働への取り組みニーズを 把握・理解し合うことが重要です。
また、市民活動団体等と行政の双方が、それぞれの特性を理解した上で、お互いに自 立した活動を進める団体として対等な立場を自覚し合い、協働の取り組みにおけるそれ ぞれの役割を明確にし、責任を持って活動を進めていくことが重要です。
◆ 「対等」とは
対等の関係とは、それぞれの主体が自立し、相互の特性の認識と理解の上で平等 の立場に立つことです。
しかし、行政に比べて市民活動団体等は、組織の情報力、資金力、マンパワー、 社会的信頼性、専門性など、様々な面で組織体制が小さいことから、これまでの市 民活動団体等と行政との関係においては、上下関係ができてしまうことが見受けら れます。
協働の取り組みにおいて対等の関係を築くには、行政職員は、市民活動団体等の 組織的な特性を理解しながら、行政にはない市民活動の特性を活かすよう、市民活 動団体等の主体性を認識することが基本です。
また、市民活動団体等も、行政に頼ることなく、それぞれの活動分野における専 門性の向上など組織力を強化し、自主性・自立性を確保するように不断の努力が求 められます。
【主な意見・提案】
◆ 相互理解と対等な関係の構築が重要
・協働をスムーズに行うには、行政と市民活動団体等の相互理解が不可欠である。 ・「自分たちのまち浦安をもっと住みやすいまちにしよう」という気持ちを大切にし、市
民活動団体等と行政が互いの取り組みを尊重しあって活動することが、今後の協働につ ながる。
・協働を進めていくためには、それぞれの役割・責任を自覚して、対等な立場で協力しあ い、相互に補完することが必要である。
・お互いの役割分担を明確にして、相互に足りない部分を補完することにより、対等な立場で 共通の目的が達成できる。
・市民活動団体等と行政の双方の自由な意思が尊重され、自立して役割分担が担えれば対 等といえる。
・市職員全員の「市民活動」や協働」に対する意識の向上と一定レベルの到達、及び市民 活動団体の自立が揃って、始めて対等な関係が成立する。
・市職員の市民活動団体に対する「協働をさせてあげている」という感覚を排除し、まず は、対等に話し合える土壌づくりが必要である。
・対等の立場に立つには、市民活動団体にも自らの役割に責任を持つ意識の醸成が必要で ある。
・市民活動団体の企画・立案能力を向上させることにより、より対等な関係を築くことが できる。
◆ 市民活動の特性を踏まえて対等な関係を捉えること
・市職員は公権力があるが、市民・市民活動団体にはそうした権力がないために体制が弱 い。行政と市民活動の「対等」は、そうした行政と市民活動団体の特性を考慮し、行政 が市民・市民活動団体の取り組みを見守る姿勢が前提にあって始めて成り立つものであ る。
・小規模な市民活動団体は、ノウハウは持っているが、「行政にはとても太刀打ちできな い」という思いこみがあるので、協働といっても「私たちには関係ない」と感じている ことが多い。
・「事業を進めるノウハウはあるが、ノウハウを全部出し切る体制ができていない」とい う市民活動団体が多い。報酬の保障された行政職員の感覚で、対等の関係での協働事業 と捉えられると、市民活動団体にとっては負担がかかり、及び腰になることが多い。 ・市民活動団体の特性を考慮せずに、市職員が過大な期待を持って協働事業に取り組むと、
市民活動団体の負担が大きくなり、協働事業がうまくいかない(持続しない)。 ・財政的・人的な制約条件が厳しくなることが予想される行政の状況を考慮すると、行政
とは異なる発想や潜在能力を持つNPO等の市民活動団体との協働を進めていくこと は重要である。
(2)活動の自主性・自立性尊重の原則
浦安市の市民活動と行政の協働は、まだまだ未成熟な段階です。市民活動団体と行政 の双方が、協働による取り組みを通して、お互いにそれぞれの役割・責任について学び 合う、育ち合う関係をつくっていくことが重要です。
そのためには、協働を進めるなかで、自治における行政の役割、市民活動の役割をお 互いに確認し合いながら、お互いに自主性を尊重し、役割に応じた自立した活動へと展 開していくことが重要です。
【主な意見・提案】
◆ 市民活動と行政の双方が、お互いに学び合う、育ち合う関係の構築が重要
・市民活動団体等と行政の双方が、お互いに協働に対して未成熟・未完であることは、あ る意味仕方のないことであるが、協働事業を進めていくことで、お互いが学び合う、育 ち合う関係性が育まれることが重要である。
◆ 自治を担うパートナーとして市民活動と行政の双方が、お互いの役割を認識し合い、自主 的に自立して活動することが重要
・行政は行政としてやるべきことを見極めて全うすること、市民活動団体は自立性・持続 性を確保していくことが重要である。
・市民サービスの向上は行政にとって重要であるが、何もかもが行政依存型になることは、 市民意識の衰退と財政破綻を招きかねず、自治体として好ましくない。今後は、行政と 市民がそれぞれの役割を明確にし、与えられた責務を双方が果たす努力が重要である。 そのためにも、行政は、事務事業の種分け整理をし、合わせて協働のルールを定め、市 民と行政がその内容を共有し、実践することが必要である。
・行政は、事務事業を「行政がやること」、「市民がやること」、「市民活動と協働でや ること」を仕分けするとともに、市民活動団体においても、「市民活動でできること」、 「行政に任せた方がよいこと」、「協働だとより良い成果が得られること」を整理する 必要がある。
(3)目的共有・役割分担の原則
市民活動と行政との協働を進めていくには、市民活動団体と行政の双方が、協働で進 める「目的」をお互いに共有することが必要です。
そのためには、市民活動、行政それぞれの活動の使命と目標のなかで、「協働」で取 り組む意義・効果を考え、企画段階から、お互いの対話のなかで協働での取り組みの全 体像を理解・把握したうえで、相互の役割を認識・確認し合うことが重要です。
【主な意見・提案】
◆ 市民活動と行政の双方が、協働で取り組み目的・目標を共有することが重要
・何のために協働で事業・活動を進めていくのか、常に協働の目的を共有し、お互いに協 力して、より良い成果を作り上げていくという姿勢が必要である。
・NPO、地域活動団体、ボランティア活動団体等によっても意識や考え方などに違いが あるので、それぞれの特性を生かしつつ、行政と市民活動団体等がお互いに目的を共有 し、主体的な役割を担いながら対等な関係で連携し続けられるかどうかが大きな課題で ある。
・「協働」がうまくいくかどうかは、協働の目標とお互いの取り組みの方向(目的)を明 快に定め、それを共有(コンセンサス)しながら、お互いに高い意欲(モチベーション) を持ち続けられるよう、「心の対話・交流」(コミュニケーション)の機会や場が多く 用意されていることが必要である。
・協働に向けて、的確なニーズ把握と無駄な支出を削減するためには、初期段階から情報 交換することが必要である。
(4)情報公開・共有の原則
市民活動団体等と行政の双方が、お互いに相手の特性を理解し、協働で進める「目的」 をお互いに共有するには、お互いに情報を公開・提供し、情報を共有していくことが必 要です。
また、試行錯誤の段階にある協働による取り組みを一層進化させていくためには、協 働の取り組みのプロセスやその成果を公表し、協働の仕組み改善につなげていくことが 重要です。
そのためには、市民活動団体と行政の双方が情報を共有する機会やシステムを充実す るとともに、協働の取り組みを進めるプロセスの公平性・透明性を確保するしくみづく りが重要です。
【主な意見・提案】
◆ 協働の取り組みを進める基本は情報の共有
・協働を進めていくためには、行政・市民活動団体の双方からの積極的な情報公開・提供 が必要である。
・これまで行政が担ってきた業務の情報を市民や市民活動団体にわかりやすく開示し、市 民活動団体と対等な関係に立って議論を進めながら、市民活動団体が自立して行政と協 働できるような仕組みづくりが必要である。
を委ねられるかどうかを検討するには、どのような市民活動団体がどういった活動をし ているか具体的な情報が必要であり、これらの情報の収集と行政各部署での情報共有が 必要である。
・今後、行政との協働が市民活動団体にとって大きなメリットを生むようになってくれば、 市民活動団体間の競争が発生し、協働のパートナー選定において公平性や透明性を確保 する仕組みが必要となる。
◆ 相互理解・対等を進めるために∼行政と市民活動の主な特性の相違点∼
市民活動 特性 市民活動団体
(NPO・ボランティア活動団 体・公益法人等)
地域活動団体
(自治会・管理組合・子ども会・ 老人クラブ等)
行政 (浦安市)
活 動 の 範 囲・分野
・ 市 内 を 活 動 圏 域 と す る N P O が多くなっています が、活動分野により広域的 な活動団体もあります。 ・ 多 様 な 分 野 の 活 動 が あ り
ますが、子供の健全育成、 社会教育の推進、学術・文 化・スポーツ振興、環境の 保 全 等 の 市 民 ニ ー ズ を 反 映 し た 市 民 生 活 に 身 近 な 活 動 を 担 う 団 体 が 多 く な っています。
・ 自 治 会 は 地 域 の 形 成 時 期・形態により範囲は異な りますが、基本的に市内の 一定区域の住民で構成。 ・ 自 治 会 ・ 管 理 組 合 ・ 子 ど
も会・老人クラブ等が分か れている地域もあります。 ・ 自 治 会 は 主 に 地 域 の 防
災・防犯、美化、住民の親 睦、リサイクル等を中心に活動。 ・ 高 齢 者 の 見 守 り 介 護 活 動
への対応が課題。
・活動の範囲は行政範囲 に 限定さ れ、一 般的に 市 内全域 に均等 なサー ビスが要求されます。 ・多様な分野の公共サー ビ スを担 ってお り、一 般 的に市 民のす べてが 公 平・平 等に受 益者と な ること が原則 で、個 別 的な市 民ニー ズ等へ の 対応が 難しい 面があ ります。
組織体制 ・N P O の専従スタッフ等の 規 模 は 行 政 に 比 べ て 圧 倒 的 に 小 さ く ( 浦 安 市 で は 1 0 ∼5 0 人が6割)、活動 メ ン バ ー 不 足 は 多 く の N P O で共通する課題。 ・ ボ ラ ン テ ィ ア の 集 ま り か
ら、有給スタッフによる団 体 ま で 様 々 な 構 成 の 団 体 があります。
・ 多 く は 任 意 団 体 で す が 、 N P O 法による認証法人も あります。
・ 自 治 会 会 員 数 は 、 地 域 の 形成時期・形態により、約 1 0 0 世帯∼1 ,0 0 0 世帯 を超えるものまで様々で、 役 員 の な り 手 が 少 な い こ とが共通課題。
・ 自 治 会 役 員 は 無 報 酬 が 基 本で、有償役員性を求める 意見もあります。
・ 自 治 会 の 多 く は 任 意 団 体 ですが、「認可地縁団体」 として、法人格を取得する ことができます。
・組織のマンパワーは市 民 活動団 体等に 比べて 圧倒的に大規模。 ・組織が専門分化され各
部 署は専 門性が 高い反 面 、業務 範囲が 限定さ れ縦割りとなりがち。 ・職員は短期間で異動し、
専 門性・ 人的継 続性を 確保しにくい。 ・行政職員等の給与は条
例で定められます。
財政構造 ・ 個 人 や 企 業 か ら の 会 費 、 寄付金を中心に、行政等か らの補助・助成、自主事業 等の財源で構成され、年間 1 0 0 万円未満の N P O が 過半を占めます。
・ 活 動 資 金 の 不 足 も 多 く の N P O で共通する課題。
・ 自 治 会 は 会 費 を 中 心 に 行 政 の 補 助 等 で 財 源 が 構 成 さ れ 、 会 費 は 概 ね 年 間 2 ,0 0 0 ∼3 ,0 0 0 円/ 世帯。 ・ 未 加 入 世 帯 の 割 合 が 高 い
自治会が相当数あり、加入 率 低 下 の 課 題 を 抱 え る 自 治会もあります。
・税金が基本であり、安 定しています。 ・予算は議会承認に基づ
き 編成さ れ、事 業執行 は予算に縛られます。 ・会計は年度が基本で、 予 算の執 行も年 度単位 が基本。
行動原理 ・ 団 体 ご と に 社 会 的 使 命 を 掲 げ て 自 主 的 に 活 動 し て おり、それに共感する市民 が自発的に参加。
・ 自 主 性 が 尊 重 さ れ 、 自 己 責任の下で活動するため、 活動は自由で多彩。 ・ 分 野 の 専 門 性 ・ 先 駆 性 を
持ち、行動の柔軟性・機動 性・迅速性があります。
・ 自 治 会 は 地 域 住 民 の 連 帯 と相互扶助を基本に活動。 ・ 自 治 会 は 、 行 政 と 住 民 と
の 橋 渡 し 的 な 役 割 や 各 種 の 地 域 活 動 団 体 と の ネ ッ トワークを持っています。
・法令や政策等に基づき 行動することが基本。 ・市民への公平・平等な サ ービス 提供を 継続的 に 安定し て行う 反面、 画一的になりがち。 ・組織体制が明確である
5.協働による活動領域
市民活動と行政は、ともに公益的活動を行う非営利活動団体であるため、活動領域が 重なり合う部分があります。
市民活動と行政それぞれの特性を生かし、お互いに補完し合う協働を進めていくため には、お互いの特性と役割をしっかりと把握した上で、協働の目的や取り組みの内容を 検討し、双方の特性と役割にふさわしい協働の手法を考えていく必要があります。
◆ 市民活動と行政の協働領域と協働の手法
(1)協働領域Ⅰ
∼市民活動と行政の特性を生かした公共サービス活動を進める∼
市民活動には、多様な市民の持つ知識や経験、市民の持つきめ細かな公共サービスニ ーズを活動のなかで蓄積し、それらの専門的ノウハウを生かして、多元的な価値観から、 継続的に、幅広く、きめ細やかな活動ができる可能性を持っています。
一方で、組織として財政的、人的に小規模で、大規模な費用やマンパワーの投入が必 要な取り組みには、ひとつの組織ですべてに対応することが困難な面がありますが、組 織が小規模であるが故に、機動的に迅速な対応が可能という利点があります。
行政は、財政力やマンパワーの面では組織規模が大きく、公平・公正を重んじる行動 原理があり社会的信頼性を確保している一方で、職員が短期に異動することで総合的な 知識・経験が蓄積されますが、専門的人材として職員がノウハウの蓄積や継続的活動が しにくいという面があります。
また、組織として大規模であるが故に、組織が縦割りに分化し、組織横断的な課題に
市民活動の責任 と主体性によっ て独自に行う領 域
協働領域Ⅱ
市民活動の主体 性の下に行政の 協力によって行 う領域
協働領域Ⅰ
市民活動と行政 がそれぞれの主 体性の下に協力 して行う領域
協働領域Ⅲ
行政の主体性の 下に市民活動の 協力によって行 う領域
行政の責任と主 体性によって独 自に行う領域
市民活動の領域
行政の領域
市民活動と行政の協働領域
共 催
実行委員会・協議会等 事業協力・協定等
後 援 後 援
委 託 補 助
協
働
の
方
法
︵
形
態
︶
社会的 補完関係
ついては、迅速に対応できないという面もあります。
市民活動と行政の協働により、こうしたお互いの短所を補完し合いながら、市民の持 つ専門的ノウハウを生かして、行政では組織横断的な取り組みが必要な幅広い対応の求 められる課題に、機動的にきめ細やかに対処できる可能性があります。
(2)協働領域Ⅱ∼市民活動をさらに促進する∼
市内の市民活動団体は、活動の歴史が浅い団体が多く、市民活動団体が公共サービス を担う主体として、まだまだ市民にその存在が認知されておらず、市民活動団体の社会 的信頼性が得られていない状況がみられます。
また、市民活動団体は組織的に小規模な団体が多く、現状では自主事業で独立採算に より公共サービス活動を進めることが難しく、活動のスペースや資機材の確保、マンパ ワー面でも体制のまだまだ弱い団体が少なくありません。
市民活動の機動力、専門性等を生かして多様な公共サービス供給を進めていくには、 こ れ ら の 市 民 活 動 団 体 の 現 状 の 弱 点 を 行 政 が 補 う よ う 支 援 し な が ら 、 市 民 活 動 の 自 主 的・自立的な活動を促進していくことが必要です。
(3)協働領域Ⅲ∼行政の業務の進め方を市民の目線で変えていく∼
現在、市の財政は豊かなため、市民の要求に市が対応できることは幅広く、それが市 民の公共サービスへの満足度の高さにつながっていると考えられますが、一方、現状で は、本来、市民活動で担うべき領域にまで行政サービスが及んでおり、その結果、市民 が自ら活動する意識が芽生えず、市民活動が活発化しない要因のひとつとなっていると も指摘されています。
しかし、10 年後、20 年後に、これまでのように豊かな財政の歳入が期待できない時代 になった時、行政のみでは市民の多様な公共サービスへの拡大ニーズに応えていくこと は困難となることが予想されます。
将来に渡って、市民の公共サービスへの満足度を維持していくためには、市民活動と 行政が役割を分担しながら、多様化する市民の公共サービスニーズに対応していく必要 があります。
このため、市の現状を踏まえながら、行政が担っている各種の公共サービスについて、 「行政しかできないこと」、「市民活動と協働で行うべきこと」、「市民活動に委ねるべき こと」の仕分けを進め、市民活動に委ねられるものは市民活動に委ね、行政は本来行う べき基礎的な公共サービスに集中して業務を高度化させる姿勢を持つ必要があります。 また、行政の担うべき公共サービスについても、その提供内容や手法等に市民ニーズを 取り入れながら、市民の目線から一層効果的なものに変えていくことが求められます。
【主な意見・提案】
◆ 行政は、行政自らが行う事務事業の仕分けを進めること
・これまで市の財政が豊かだったため、本来ならば市民活動団体ができることまで行政が 手厚く行政サービスとして提供してきたため、浦安市の市民活動が育っていない。 ・市民活動団体が行政に新しい事業について協働事業を提案すると、行政が行政サービス
として事業にしてしまうことがある。市民活動団体が提案した事業を行政の事業にして しまうのは、行政が担うべき事務事業の仕分けやそのコンセンサスが取れていないこと に起因する。
況を踏まえて、すべての事務事業について、「行政しかできないこと」、「市民活動と 協働で行うべきこと」、「市民活動に委ねるべきこと」の仕分けを徹底的にやることが、 喫緊の課題である。
◆ 市民活動を促進するために支援する「市民活動」と、協働を進める協働パートナーとして の「市民活動」の捉え方を区別すること
・行政の立場として、市民活動を促進するために支援する「市民活動」と、協働を進める 協働パートナーとしての「市民活動」の捉え方を区別することが必要で、「市民活動の 支援」と「市民活動との協働」は異なるものという理解が必要である。
・協働事業において市民活動の自主性を尊重することと、事務事業を市民活動に委ねアウ トソーシングすることとは別である。
◆ 行政として、市民活動との協働により相乗効果を得られることが期待される「協働を推進 する事業」と、当面は協働により市民活動を支援しながらも将来は市民活動に委ねるべき 「市民活動へのアウトソーシングを推進する事業」に区別すること
・仕分けされた「市民活動と協働で行うべきこと」、「市民活動に委ねるべきこと」は、 市民・市民活動団体に行政の考えとして公表し、「市民活動と協働で行うべきこと」は 市民・市民活動団体の意見・提案を受けながら市民活動との協働事業に移行し、「市民 活動に委ねるべきこと」は市民活動に委ねていく姿勢で市民活動等を支援しながらアウ トソーシングに段階的に移行していくような仕組みをつくる必要がある。
・行政と市民・市民活動団体の双方の役割、協働のルールを明確にすることにより、市民・ 市民活動団体の強み、行政の強みを最大限に発揮した自治を行うことができる。 ・市民活動が先行している事例を行政が実施するのであれば、先行している市民活動団体
6.協働の取り組みの様々な方法
市民活動 と行政 との協 働の方法 につい ては、 双方の補 完関係 により 、以下の ように 様々なものがあり、実際の取り組みにおいては、これらの方法が併用されることもあり ます。
協働の目的やパートナーとなる市民活動団体の特性等を踏まえて、最も効果的な成果 が得られるように、適切な方法を選択することが必要です。
◆ 協働の主な手法(形態)
協働の手法 概要
○ 後援 主に市民活動団体が主催者となって行う取り組みについ て、行政にとってもその実施が行政の目的に合致する場合、 市が後援名義の使用を認めて「後援」というかたちで名を 連ね、市民活動団体の取り組みを支援する方法。
基本的には、金銭的支出を伴わない協働の方法。
○ 共催 市民活動団体等と行政が、共に主催者(事業主体)とな って、「共同主催者」として主に短期間の取り組みを協力し て行う方法。
○ 実行委員会・協議会 市民活動団体等と行政が、「○ ○ 委員会」や「○ ○ 協議会」 といった「新しい組織」を立ち上げ、そこが主催者となっ て事業に取り組む方法。
○ 事業協力・協定 市民活動団体等と行政が、一定期間、継続的な関係のも とで協力して取り組みを行う方法で、本来的な協働のかた ちと言える。
取り組みの目的、双方の役割・責任・経費などの分担、 期限などを取り決め、協定書や覚書などを取り交わすこと が一般的。
○ 補助・助成 行政が公益上必要と認めた事業や研究などに対して、相 手方からの対価を受けないで、費用の一部を支出する方法。
市民活動に対する補助金も、単に「市民活動の促進のた めの支援」ということではなく、行政と共有する課題解決 や目的実現の手法とみれば、協働の方法のひとつとして捉 えることができる。
取り組みの主体は補助の相手である市民活動団体等であ り、補助を受けた取り組みの実施責任や成果の帰属は、市 民活動団体等に側にあることが基本です。
○ 委託 本来、行政が責任を持って担うべき分野の事業を、行政 にはない優れた特性を持つ第三者に契約により委ねる方法 です。
補助とは対照的に、委託による取り組みの主体はあくま で行政であり、委託による取り組みの実施責任や成果の帰 属は、行政にあります。
(1)後援
「後援」とは、主に市民活動団体が主催者となって行う取り組みについて、行政にと ってもその実施が行政の目的に合致する場合、市が後援名義の使用を認めて「後援」と いうかたちで名を連ね、市民活動団体の取り組みを支援する方法です。基本的には、金 銭的支出を伴わない協働の取り組み方法です。
逆に、行政が主催者となって行う取り組みに市民活動団体が「後援」というかたちで 名を連ねることもあります。
○ 市民活動団体が主催する取り組みに、行政が名を連ねることにより、市民活動団体の 行う取り組みの社会的な理解や関心、信頼性が高まり、市民活動団体が単独で行うよ りも取り組みの効果があがることが期待されます。
○ また、後援する市民活動団体の取り組みを行政の広報を通して情報を発信することが でき、市民への情報提供の機会が拡充することも期待されます。
○ 行政の共催・後援を通して、公民館等の公共施設の使用料の減免が行われることもメ リットとなっています。
○ 浦安市では、後援、及び共催についてのルールは、浦安市教育委員会において「行事 の共催及び後援に関する規程」として明確にされていますが、それぞれの団体が自ら 判断して、担当部署と思われるところに相談して、各部署の判断により後援を実施し ています。
○ 申請の担当部署や申請手続、基準等が不明確という課題があげられます。
○ 行政が「後援」を行おうとする時は、その取り組みの目的や内容を十分理解して、行 政目的に合致するものかどうかを判断することが大切です。
【参考】行事の共催及び後援に関する規程(昭和 56 年 10 月 13 日、教委訓令第5号)
(趣旨)
第1条 この規程は、浦安市教育委員会(以下「教育委員会」という。)が教育委員会以外のものの行う教育関 係行事を共同主催し、及び後援することに関し必要な事項を定めるものとする。
(用語の定義)
第2条 この規程において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。 (1)行事 学校教育又は社会教育に関する展覧会、講演会、講習会、競技会その他の催物をいう。 (2)共催 行事の企画又は運営に参加し、共同主催者としての責任の一部を負担することをいう。 (3)後援 行事の趣旨に賛同し、その開催を援助することをいう。
(承認の基準)
第3条 教育委員会は、次の各号のすべてに該当する行事について、共催又は後援をすることがある。 (1)浦安市の教育施策の推進上有益であると認められるもの
(2)団体若しくはその機関又はこれらの長が主催するもの (3)市内及び本市に隣接する地域において開催されるもの
2 前項の規定に定めるもののほか、教育長が特に必要と認めた行事については、共催又は後援することがある。 (不承認)
第4条 教育委員会は、前条の規定にかかわらず、次の各号の一に該当すると認められる行事については、共催 又は後援をしないものとする。
(1)営利を目的とするもの (2)政治的目的を有するもの (3)宗教的目的を有するもの (申請の手続等)
第5条 教育委員会の共催又は後援を申請しようとする者は、共催(後援)承認申請書(別記第1号様式)を行 事の開催前 30 日までに教育委員会に提出しなければならない。
2 教育委員会は、前項の申請書を受理したときは、速やかに承認するかどうかを検討し、承認する場合は、共 催(後援)承認決定通知書(別記第2号様式)により当該申請者に通知するものとする。
(報告)
(2)共催、実行委員会・協議会
「共催」とは、市民活動団体と行政等が、共に主催者(事業主体)となって、「共同 主催者」として主に短期間の取り組みを協力して行う方法です。
「実行委員会」や「協議会」は、市民活動団体と行政等が、「○ ○ 委員会」や「○ ○ 協議会」といった「新しい組織」を立ち上げ、そこが主催者となって事業に取り組む方 法です。
場合によっては、大学や企業等の社会貢献活動も加わることがあります。
○ 参加する各団体が協力することで、それぞれの団体が持っている情報や知識・技術、 マンパワーを結集することで、各主体が単独で行うよりも、より効果的に内容の充実 した規模の大きな行事などの取り組みが可能となります。
○ これまでの取り組み事例では、行政の企画により組織され、事業費用についても市が 全額負担して実施されるケース、各主体の主催者としての自主性や役割分担が不明確 で、特定の団体に負担が集中するケースなど、課題があげられます。
○ 取り組みの企画段階から、各主体が意見・提案を出し合い、取り組みの目的を明確に して、お互いが共有することが重要です。
○ 各主体の特性を理解し、各主体の特性が生かせるように対等の立場を確認しあい、各 主体の得意分野を十分発揮できるように役割分担を行い、それぞれの役割のなかで、 責任の所在を明確にすることが大切です。
○ 市民活動団体にも主催者としての社会的責任が求められます。
○ 取り組みの目的や経費負担を含めた各主体の役割分担などについて、「規約」や「会 則」などを作成し、明確にすることも大切です。
【主な意見・提案】
・最初は単独の市民団体で始めた子育て応援メッセを、3年目から実行委員会で企画運営 するようになった。一団体が行政と話すよりも、実行委員会として話す方が話は通りや すいというメリットもあるが、当然、一団体でやるよりも、個々の団体の思いや企画は 薄まるというデメリットもある。
・実行委員会という立場で行政と話し合いを行うと、行政職員は遠慮してあまり思いを発 言しなくなることもあるが、ぶつかり合いも緩和されて話し合いの余地ができる。メリ ット、デメリットはあるが、市民活動団体の企画に行政が乗ってきてくれる状態に向け るには良い方法ではないかと思う。
・「環境フェア」を実行委員会形式で立ち上げた時に、第1回の実行委員会で各団体から 不平不満が出てしまい、それ以来継続されていない。実行委員会形式をとるなら、準備 段階から市民が関われるような仕組みづくりが必要。
・実行委員会や補助金は、「協働」の形態の事例となっているが、実態は事務局を市(行 政)が担当し、市(行政)が主体となったものが見受けられます。このことから、今一 度、協働の形態としてのあり方を再考することも必要なのかと思いました。
(3)事業協力・協定
「事業協力」とは、市民活動団体と行政等が、一定期間、継続的な関係のもとで協力 して取り組みを行う方法で、本来的な協働のかたちと言えます。
行政とパートナーが、取り組みの目的、双方の役割・責任・経費などの分担、期限な どを取り決め、協定書や覚書などを取り交わすことが一般的です。
プログラム)」が代表的な事例です。
○ 市民活動団体と行政等が、それぞれの特性の違いを理解しあい、双方の得意分野を尊 重し、対等で安定した関係のもとで、事業を立案し、実施することができると期待さ れます。
○ 各種の市民活動団体の特性や能力を生かした、行政との関係を築くことができる方法 として期待されますが、明確な方法論は確立されていないのが現状です。
◆ 契約書と協定書
○ 契約書とは
契約書は、契約による法律効果を発生させることを目的として作成する文書で あり、浦安市との契約にあたっては、「浦安市契約事務規則」に基づき、次のよう な事項を記載しなければなりません。ただし、契約の性質又は目的によりその記 載事項の一部を省略することができます。
①契約の目的となる給付の内容、②契約履行の場所、③給付の完了の時期 ④対価の額、⑤対価の支払方法及び支払時期、⑥監督又は検査の方法及び時期 ⑦契約保証金、⑧当事者の債務不履行の場合における遅延利息その他の損害金 ⑨危険負担、⑩かし担保責任、⑪契約解除の方法
⑫契約に関する紛争の解決方法、⑬その他契約の履行について必要な事項 ○ 覚書・協定書・合意書とは
覚書・協定書・合意書は、名称は異なるものの、一般的に、次のような当事者間 の合意内容を確認する、あるいは後日の証拠とするために作成しておく略式の文書 で、契約書の補足や前段階として、あるいは簡単な取り決めをするだけで契約書を 作成するほどではない場合に作成されています。
・大局的観点から、基本的な合意事項を定めるもの ・将来にわたる当事者双方の努力事項などを定めるもの
・法律や条例の規定を補うため、又は確認するために作成するもの ・契約に基づき、その具体的な細目を定めるもの
・契約締結の意志の確認のために作成するもの
覚書・協定書・合意書は、契約書のように必ずしも法律効果を発生させることを 目的として作成されているとは限りませんが、その法律効果は契約書と変わりあり ません。契約書に準ずるものとして証拠力(証明力、証拠価値)があります。
しかし、覚書・協定書・合意書は、あくまで略式の簡易な書面なので、すべての 法律要件(法律効果を発生させるための条件)が網羅されているわけではなく、後 日争いに発展した場合には、覚書や協定書では争いを解決するのに不十分となる可 能性はあります。
協 働 に お け る パ ー ト ナ ー 相 互 の 約 束 事 の 合 意 に 際 し て は 、 次 の よ う な 事 項 を 覚 書・協定書・合意書として書面で締結しておくことが有効です。
・事業の目的(期待する成果)
・パートナーの役割・費用・責任などの分担 ・事業の実施期間
・事業実施の方法
(4)補助・助成
「補助」や「助成」とは、一般的に、行政が公益上必要と認めた事業や研究などに対 して、相手方からの対価を受けないで、費用の一部を支出する方法です。
市民活動に対する補助金も、単に「市民活動の促進のための支援」ということではな く、行政と共有する課題解決や目的の実現の手法とみれば、協働の方法のひとつとして 捉えることもでき、行政にはない様々な市民活動団体の特性を生かして、市民活動団体 の主体的な取り組みにより、行政目的の達成を図ることができる可能性があります。
○ 補助金は、『公益上必要と行政が認めた場合に、相当の反対給付を受けないで支出す るもの』であることから、取り組みの主体は補助の相手である市民活動団体等であり、 補助を受けた取り組みの実施責任や成果の帰属は、市民活動団体等に側にあることが 基本です。
○ 取り組みの主体はあくまでも補助を受ける市民活動団体の側ですが、補助する側・補 助される側の関係は、双方の対等性を失わせる可能性があるので注意が必要です。 ○ 補助金を継続的に交付すると、補助金のみに頼り、行政に依存する体質となると、市
民活動や協働の最も大切な主体の自主性・自立性を失うことになるので、留意が必要 です。
○ 補助金の財源は税金であり、当然、補助を行う行政側には、公正かつ効率的な執行が 求められ、補助の決定過程や補助金の使途については、公平・公正で透明性を確保す る必要があります。
○ 補助金を支出した取り組みが完了した時に、「実績報告書」が必要であり、補助金額 の確定のために収支が確認できる書類の提出が求められます。
◆ 『補助金の見直しに関する提言書(平成 1 7 年 5 月)浦安市補助金検討委員会』
浦安市の交付する「補助金」については、平成 17 年に「浦安市補助金検討委員会」 より、次のような見直し提言が出されており、こうした提言を踏まえた補助制度の 更なる見直しが必要です。
□ 補助金の交付基準について
①公益性の判断基準、②必要性の判断基準、③法令順守性・施策との重複等につ いて、④公平性について、⑤補助見直しについて、⑥特に団体補助について(ア. 補助対象事業が明確であるかどうか。イ.繰越金は合理的であるかどうか。ウ. 補助期間は限定されているかどうか。)
□ 補助金制度見直しについて
( 1) 廃止を視野に入れた優先度評価について ( 2) 情報公開の徹底
( 3) 「事業補助」の原則化と「運営補助」のあり方について ( 4) 「定率補助」の原則化について
( 5) 担当課の補助金事務の公正性・透明性・効率性等について ( 6) 市職員・補助金交付団体の意識の向上について
【主な意見・提案】
◆ 補助制度は市民活動の自立を促進する制度とすること
・行政の市民活動の促進支援策としての市民活動補助制度について、市民活動の「事業補 助」はすべきだが、団体の運営費については自立を促す観点から補助しないという基本 原則を踏襲すべきである。
・協働事業を進める市民活動団体への補助においても、市民活動団体に収益が出た場合、 市民活動の特性を理解して、収益確保を認めるような仕組みが必要である。
◆ 行政との協働パートナーとなる市民活動の自立を進めること
・各事業に市民が主体的に関われるよう行政が側面で支援するのが本来の協働の姿であ る。市民が自治を主体的に担い、行政がそれを支援することが理想。
・現状では、行政に金・モノ・人をあてにしている市民活動団体が多く見受けられ、市民 活動の自立や行政との協働に対する認識が希薄という印象がある。
・自主性を論ずる前に、「自立」という観点のもとに活動しているか、市民活動団体が自 ら評価する姿勢が必要である。
・市民活動団体が、行政に頼らず自ら企画・立案し、自立して事業を遂行していく能力を 高めていくことが重要である。
・行政と協働事業を進めるパートナーとして、行政との協働ができなくなっても、自ら事 業を継続できるかが問われる。
・協働を進めて行くには、市民活動団体が、行政との協働における自らの役割を自覚した 上で、協働事業の運営や市民に対する説明責任を担うことなどへの責務認識が備わって いるなど自立性が求められる。
・市の市民活動団体では、活動メンバーが他に仕事をしながら市民活動を担っていること が多く、市民活動団体の自立性の向上に向けて、まだまだ支援が必要である。
・それぞれの特性を活かし自ら行動できるよう、役割を明確にするとともに、行政と対等 な立場で活動できるよう、市民活動団体の自立に向けた支援をしていくことが必要であ る。
◆ 市民活動補助金制度等のについて
・団体の会員は減り、財政上も厳しく、担い手も不足し、活動は工夫や知恵を絞ることだ けでは解決することも限界という状況の中、市民活動補助金制度がスタートしました。 会計年度が9月∼翌年8月で利用しにくいものでしたが、ステップアップ部門に応募し ました。しかし、「どこがどのようにステップアップとなる事業であるか。」、「その 事業は浦安だけでなく広く他地域もリードする事業か。」を求められ、それに応えられ ずに却下になりました。採用になった事業の活動報告会では、事業の計画と実際の事業 実績報告では、参加者数など大きく違っていました。いったん採用されれば結果はどう でもいいということではなく、もっと丁寧に有効に使って欲しいものだと思いました。 ・理想的な補助金の基準に達しない事業でも、市民団体は必死で実施します。「却下」を
(5)委託
「委託」とは、本来、行政が責任を持って担うべき分野の事業を、行政にはない優れ た特性を持つ第三者に契約により委ねる方法です。
補助とは対照的に、委託による取り組みの主体はあくまで行政であり、委託による取 り組みの実施責任や成果の帰属は、行政にあります。
行政と契約を締結することにより、契約の相手は、行政が作成する契約書や仕様書に 定められた内容を信義に従い、誠実に履行する義務が発生します。
委託先の選定手法として、次のようなものがあげられます。
委託先の選定手法 概要
○ 一般競争入札 公告によって不特定多数の団体から参加を募り、入札により 競争させ、最も有利な価格条件で申込をした団体と契約を締 結する方法。原則として、広く競争に参加する機会が与えら れ、契約手続が公開されます。
○ 指名競争入札 資金力、信用力、技術力、その他について適当と認める特定 多 数 の 団 体 を 行 政 で 定 め た 参 加 団 体 の 選 定 基 準 に よ り 選 考 し、通知によって指名して入札に参加させ、最も有利な価格 条件で申込をした団体と契約を締結する方法。
○ 随意契約 契約の性質又は目的から競争入札を行うことが不可能、ある いは不適当であるなど、一定の要件に該当する場合に、価格 競争によらず、特定の団体を選定し、その団体と契約を締結 する方法。
※ プロポーザル方式 発注者があらかじめ用意した業務概要に対し、公募又は複数 の団体を指名して、業務に対する企画提案等を申込(プロポ ーザル)してもらい、それを審査し、最も優れた企画提案を した団体を特定し、その団体を随意契約の相手とする方法。
○ これまで行政が自ら行ってきた事業に、市民活動団体等の専門性・柔軟性・先駆性な どの特性を取り入れることで、より市民ニーズにマッチする事業へと転換するととも に、ともすれば、本来、市民活動が担うべき事業で行政が担ってきたものを、市民活 動団体への委託を通して、段階的に市民活動に委ねていくことにもつながる可能性が あります。
○ 本来的に、行政の行う事業は、市民の信託により税金を使って行なうものであること から、その実施にあたっては「公共性」、「経済性」、「確実性」といった要件が求めら れます。
○ こうした要件を担保する仕組みとして、地方自治法等で契約の方法を規定しており、 これに基づき、浦安市では「浦安市契約事務規則」を定め、契約の具体的な手続規定 を設けています。委託契約において、相手方が市民活動団体であっても、この規定に 基づくルールが適用されることには変わりがありません。
○ しかし、浦安市の市民活動団体の現状を踏まえると、上記のような規定に基づく契約 の相手方となる市民活動団体は希であり、価格のみの競争による「一般競争入札」を 原則とする契約方法は、市民活動団体との協働の取り組みを進める方法としては適当 とは言えません。
必要があります。
【主な意見・提案】
・委託事業は、協働の「対等な関係」を築くのが難しい仕組みと考えるので、協働の手法 としては除外することが望ましい。
・一般的な行政の委託の場合、委託者・受託者の上下関係ができてしまうことから、例え ば、委託ではない補助事業という概念をルール化するなど、協働事業の場合の委託のル ールづくりが必要である。
・年度をまたいで事業を行う場合、契約後に委託内容が変更できないため、特に新規事業 では1年目に気づいたことが2年目以降反映できず、進歩していくことができない。 ・委託期間中、団体より活動内容や運営について色々な提案をしたが、市の組織の仕組み
のあり方や考え方とマッチせず、却下されることがあった。最終的には委託終了となり 事業に対する共通理解が得られなかったことを残念に思う。今後、更に必要性を伝えた い。
・事業を計画する段階からの協働が必要と思う。
7.協働の進め方と留意点
ステップ1
協働の課題やニ
ーズの共有
1)協働に向けた市民及び市職員の意識を醸成する ① 市民への「市民活動」や「協働」の普及・啓発 ② 職員の意識改革
2)市民活動団体等と行政の双方が、分かりやすい情報公開に取り 組む
3)市政に関する市民活動団体と行政とのニーズを共有する機会を 拡充する
① 協働推進ネットワークの構築
② 市民活動と行政の協働の取り組み情報の積極的な公表
ステップ2
協働事業の検討
1)協働による効果が期待できるか
2)パートナーにどのような役割を期待するか
3)事業の目的やパートナーに期待する役割等に応じて、効果的な 協働の方法を選択する
ステップ3
協働パートナー
の選択
1)最も適した協働パートナーを見つける
① 市民活動との協働に向けた行政体制の構築
② 市民活動と行政の協働に向けた中間支援組織の育成支援 ③ 市 民 活 動 と 行 政 の 協 働 の 取 り 組 み の コ ー デ ィ ネ ー ト の 仕 組
みづくり
2)パートナーの選定
① 選定基準や選定方法の透明性を確保する
② 公平性・透明性のあるパートナー選定等の仕組みづくり
ステップ4
協働事業の実施
1)企画段階からの協働
2)対等な立場の確認、事業目的の共有、役割分担を明確にする
1)なぜ評価をするのか∼協働事業の評価のねらい∼ 2)どのように評価するのか∼評価の仕組みづくり∼
① 誰が評価するのか∼評価の主体∼
② どのようなことを評価するのか∼評価の項目∼ ③ どのように評価を行うのか∼評価の方法∼
3)評価結果をどのように活用するのか∼評価結果の公表の仕組み づくり∼
ステップ5
(1)協働の課題やニーズの共有
1)協働に向けた市民及び市職員の意識を醸成する
市民活動と行政の協働を進めていくには、まず、市民及び市職員がお互いに「市民 活動」や「協働」について理解を深め、お互いに相手を理解しようとする意識を醸成 していくことが重要です。
① 市民への「市民活動」や「協働」の普及・啓発
行政と多様な市民活動の「協働」を進めていくには、市民に「市民活動」や「協 働」への理解を広げ、公共的活動は行政のみが担うものではなく、行政と協力しな がら、市民自らが「自分たちのまち浦安を住みやすいまちにしよう」という意識を 持って公共的活動に取り組むことが重要だという意識を定着させていく必要があり ます。
そのため、自治会やNPO等の市民活動団体も活動情報を市民に積極的にPRす るとともに、市民が市民活動を知り、気軽に参加・体験できる多様な機会を設ける よう支援します。
また、市民が行政との協働を実感できるよう、日常的な身近なことで市民と市職 員と市民が気軽に協力し合う機会を積極的に設けます。
② 職員の意識改革
協働を進めていくためには、市職員も常に市民の目線に立って業務に取り組む姿 勢を持ち、市の公共的活動を担うパートナーとして市民活動を捉え、市民活動の現 状や市民活動団体の特性を把握・理解していくことが不可欠です。
そのためには、職員研修の充実などにより市民活動や協働に関する基礎的知識を 身につけるとともに、職員の市民活動団体への研修派遣など、職員自らも市民活動 や協働の実践に携わる様々な機会を設け、積極的に意識改革を進めていきます。
【主な意見・提案】
◆ 「市民活動」や「協働」の意味を市民も市職員も理解することが基礎
・市民・市民活動団体と市職員が、真の協働の意味をお互いに理解し合わなければ、相互 に対等の関係を保ちながら協働事業を進めていくことは難しい。
・すでに協働での事業を進めている部署もあるが、市民活動との協働の必要性や重要性を 認識していない職員も多く、行政も地域の一員として市民目線で業務に携わり、市民意 識の成熟を図るためには、協働に関する職員の意識を深めることが重要である。 ・これからは行政運営を行う上で、NPO・地域活動団体等の力が必要となってくる。と
もすると財政の豊かさから、すべて行政が担ったほうが市民にとって有益と思う職員の 意識を変える必要がある。
・職員の意識と同様に、市民にも市民活動や地域活動に対する理解を定着させることが重 要である。