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ニュージーランドの反則金と我が国の交通反則金

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(1)

ニュージーランドの反則金と我が国の交通反則金

その他のタイトル Infringement Fee in New Zealand and Traffic Infringement Fee in Japan

著者 永田 憲史

雑誌名 關西大學法學論集

57

1

ページ 112‑137

発行年 2007‑06‑15

URL http://hdl.handle.net/10112/12374

(2)

罰金刑を賦科する事案において利用することが想定されている点も同様である︒

( f

i n e )  

ニュージーランドの反則金も︑

( 3 )  

とは異なるものの︑

犯罪を理由に金銭を国家などに納付する点で罰金刑に類似するものである︒

我が国の交通反則金も︑起訴や有罪認定なくして科される点で︑刑罰たる罰金刑

正︵昭和四二年法律︱二六号︶

づく交通反則金と類似するものである︒

( I f n r i n g e m e n t   F e e )  

, ̲   一

の道路交通法の改 ニュージーランドにおいては︑

一.はじめに

二.ニュージーランドの反則金

三.我が国の交通反則金

(1 ) 

(T

ra

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rt

A c

t  

19 62 ) 

の制度が導入された︒これは︑我が国において︑昭和四二年(‑九六七年︶

で導入された交通反則通告制度に基

(2 ) 

の改正により︑

一九六八年︑反則金

ュージーランドの反則金と我が国の交通反則金

(3)

ニュージーランドの反則金と我が国の交通反則金

ニュージーランドの反則金は︑

(5 ) 

0年から始まったイギリスの制度を模範として導入された︒反則金の対象は︑

一九六二年交通法の駐車違反と過積載に限定されていたが︑

一九六八年に導入された当初︑

も含まれるようになった︒その後︑反則金の対象は︑交通法の他の違反行為だけでなく︑他の法律の違反行為にも拡

(7 ) 

大された︒現在︑一九七九年美化法

( L i t t e r A c t  

1

97 9)

︑一九八七年重量及び計量法

( W e i g h t s a n d   M e a s u r e s   A c t  

(9 )

1 0

)  

19~1)

、一九九0

年民間航空法

(Civil

A v i a t i o n   A c t  

1

99 0)

︑一九九三年動植物保護法

( B i o s e c u r i t y A c

t  

1

99 3)

( 1 2 )  

九六年犬統制法

( D o g C o n t r o l   A c t

 

1

99 6)

︑一九九六年漁業法

( F i s h e r i A e s c t

 

1

99 6)

ー.反則金の対象の拡大

ニュージーランドの反則金

が指摘されることも多い︒そこで︑

一九七一年には速度超過

(4 ) 

我が国の交通反則金に対しては︑道路交通事件の大量性に対する方策として肯定的に評価される一方︑種々の問題

ニュージーランドの反則金の制度及び利用状況の考察を手掛かりに︑そもそも︑

いかなる問題があり︑どのように改善すべきかを検討することとしたい︒

( 1

)  

1962 

N o .  

12 5.  

( 2

)  

1968 

N o .  

14 8.  

(3)ニュージーランドの刑事司法制度及び罰金刑については︑拙稿﹁ニュージーランドの罰金刑﹂関大法学論集五六巻二

1 1

号︵二

0

0六︶二六五頁以下参照︒

( 4

) 例えば︑藤木英雄﹁交通反則通告制度

l

罰金科刑手続の合理化ー﹂罪と罰四巻四号(‑九六七︶二九頁以下︑三

0

:

一九九八年陸上交通法

( L a n d

~

(4)

一九六二年交通法における反則金に関する手続

19 71  

N o .  

5 7.  

1979 

N o .  

41 . 

1987 

N o .  

15 . 

1990 

N o .  

98 . 

1993 

N o .  

95 . 

1996 

N o .  

13 . 

1996 

N o .  

88 . 

1998 

N o .  

11 0.  

1999 

N o .  

14 .2  

2003 

N o .  

51 . 

( 5 )  

M i n i s t r y f     o J u s t i c e   C r i m i n a l   J u s t i c e   P o l i c y

  G r o u , p R  e

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e t a r P e y n a l t s   i e i n  

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lg d( Mi ni st ry o f   J t i u s c e ,  

20 00 ),  p .  

2 t

イギリスの制度について紹介したものとして︑依田智治﹁英国における刑事略式裁判制度 l 交通チケット制

度および交通監視員制度についてー﹂レファレンス一三巻︱一号(‑九六三︶四九頁以下︒

( 6

)  

( 7

)  

( 8

)  

( 9

)  

( 1 0 )   ( 1 2 )

  ( 1 3 )   ( 1 4 )   ( 1 5 )  

ニュージーランドにおいては︑反則金の賦科に関する手続について統一的な規定が存在しないため︑反則金を規定

する法律ごとに賦科手続は若干異なっているものの︑大きな流れはほぼ軌を一にしている︒また︑反則金の不払時の 則金が科される点に特徴がある︒ 第五七巻

( 1 3 )   Tr an sp or t  A ct  1

998)

( 1 5 )   20 03 ) 

に反則金の規定が置かれている︒従って︑ 関法

一九九九年動物福祉法

0

0 1

ニュージーランドにおいては︑道路交通犯罪以外の軽微事犯にも反

( 1 4 )  

(A ni ma l  W el fa re   Ac t 1

999)

︱ 四

︱ 四 ︶

(G am bl in   Ag ct  

(5)

に足る理由がある場合︑ カンスタブル てみることとしたい︒

( 1 6 )  

一九五七年略式手続法

( S u m m a r y P r o c e e d i n g s   A c t

 

1

95 7)

が規定している︒

( 1 7 )  

反則金に関する典型的な手続として︑反則金が賦科されうる反則犯罪

( i n f r i n g e m e n o t f f e n c e )

が生じた場合︑行

( 1 8 )  

為者に対して反則金の納付を求める反則通知

( i n f r i n g e m e n t n o t i c e )

が発付され︑行為者が反則金を納付することが

( 1 9 )  

想定されている︒反則金の額は︑各反則犯罪ごとに行為の重大性に応じて一定とされており︑行為者の有責性の程度

( 2 0 )  

や経済状態などの事情がこの段階で料酌されることはない︒最も低額なものは︑

‑OONND 

交通法の一部の反則犯罪で見られる︱ニニュージーランドドル

( 2 1 )  

下同じ︶であり︑最も高額なものは︑

( 2 2 )  

る︒反則犯罪の大半は︑

まず︑反則犯罪は︑車両

( v e h i c l e )

( 2 5 )  

掲記されている︒

(N

ND

) 

‑NND0円で換算︒以

0

が発付されたにもかかわらず︑反則金が支払われない場合には︑反則金の納付を再度求める督促通知

( r e m i n d e r

( 2 3 )  

n o t i c e )

が発付されることもある︒

ここでは︑反則金が最初に導入され︑実務上も適用が多い一九六二年交通法における反則金に関する手続を例とし

( 2 4 )  

に関する定型的な

( s t a t i o n a r y )

犯罪であるとされ︑別表に反則金額とともに

( C o n s t a b l e )

又は交通取締官

( t r a f f i c o f f i c e r )

が車両の使用者が反則犯罪を犯したと信じるに足る 理由がある場合︑及び︑駐車監視員

( p a r k i n g w a r d e n )

が車両の使用者が駐車に関する反則犯罪を犯したと信じる 一九五七年略式手続法の下での罰金刑などの賦科の手続を進めるか︑反則通知を発付し︑反

000

円 ︶

OOONND

とされている︒反則通知 一九六二年交通法の一部の反則犯罪で見られる一万

NND

0円 ︒

一九六二年交通法と一九九八年陸上

(6)

( 2 6 )  

則金を賦科する手続を進めるかを判断する︒反則金を賦科する手続が選択された場合︑

通知又はその謄本

( c o p

y ) その謄本の車両使用者の最後に知られた居所又は職場への送付のうち︑

カンスタブルらは︑い反則

の車両への貼付︑山反則通知又はその謄本の車両使用者への手渡し︑い反則通知又は

( 2 7 )  

︱つ又は複数を行なうことができる︒反則通 知が貼付された場合又は手渡された場合は︑貼付されたときから︑反則通知が郵送されたときには︑配達先のポスト

( 2 8 )  

に配達されたときから︑犯罪類型ごとに定められた反則金の支払義務が生じる︒

反則金の支払は︑法律違反による反則金の場合︑国立銀行口座

( C

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  Ac

c o

u n

t )

になされなければならな

( 2 9 )  

い︒この場合︑反則金は原則として国庫に全額収納される︒例外的に︑財務省

( M

i n

i s

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o y

f   F

i n

a n

c e

)

が承認した場

( 3 0 )  

一部が地方公共団体に収納される︒また︑①地方公共団体の条例によりパーキングメーターが設置されている 道路においてなされた条例違反の駐車行為︑及び︑②地方公共団体が任命した者が反則通知を発付した︑地方公共 団体の条例により規定された時間を超過する時間の駐車を禁止する条例違反の駐車行為の場合には︑地方公共団体へ

( 3 1 )  

の納付を求めることができる︒このような条例違反による反則金が政府により徴収された場合︑地方公共団体に全額

( 3 2 )  

が引き渡される︒これらいずれの場合も︑反則金が支払われた場合︑反則事実と支払事実を認言察長官

( C

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( 3 3 )  

o f

  P o l

i c e )

に報告しなければならない︒

聴聞

( h e a

r i n g

)

を開くよう通知官

( i n f

o r m a

n t )

一方︑反則通知に対する異議申立て手続も整備されている︒すなわち︑反則通知を受け取った者は︑地方裁判所で

( 3 4 )  

に書面で申立てることができる︒これには︑①反則事実の存在︑

すなわち︑反則金の賦科自体を争う場合と︑②反則事実の存在は争わず︑反則金額が過大で経済状態などから支払

が困難であり︑減額を求める場合の二つの場合がある︒いずれの場合も︑通知官は︑裁判所に聴聞申立て書を提出し 合 ︑

︱ ︱ 六

︵ 一

︱ 六

(7)

ニュージーランドの反則金と我が国の交通反則金

︱ ︱ 七

( 3 5 )

3 6 )

 

なければならない︒また︑①の場合︑通知官は︑申立て者に聴聞申立て書の謄本を交付しなければならない︒②の場 合︑反則通知を受けとった申立て者は︑聴聞申立てにおいて︑当該犯罪に関する自己の責任を認め︑賦科される制裁

( 3 7 )  

の内容などについての提案を行なうことができる︒この場合︑略式手続法に基づく手続がなされ︑資産が少ないこと

( 3 8 )  

や犯罪歴がないことなどの減軽事由が考慮され︑減額される︒このようにして裁判所で反則金額を争った場合でも︑

行為者は反則金として金銭を支払うことになり︑反則金よりも減額された罰金刑が新たに科されるわけではない︒な お︑犯罪類型によっては︑反則金の賦科であっても︑犯罪記録に留められることがあるが︑裁判所で争ったかどうか 反則通知を受けとった者から聴聞が申立てられず︑反則通知がなされてから二八日以内に反則金が支払われない場

( 3 9 )  

合︑通知官は︑反則金の支払を分割払とする調整を行なうことができる︒この調整は︑反則犯罪が行なわれた日から 六月以内に開始され︑反則犯罪が行なわれた日から︱二月以内に全ての支払が完了するようになされなければならな

( 4 0 )  

い︒調整をしたものの︑分割払のうちの一回が不払となった場合︑全額について不払になったものとみなされ︑通知 官は︑反則犯罪が行なわれた日から六月以上経過していたとしても︑再び全額について分割払の一回あたりの金額や

( 4 1 )  

期間を変更して調整をなすことができる︒なお︑いったん通知官が調整を行なうと︑反則通知を受けとった者は︑聴

( 4 2 )  

聞を申立てることができなくなる︒

また︑反則通知を受けとった者から聴聞が申立てられず︑反則通知がなされてから二八日以内に反則金が支払われ ない場合︑又は︑分割払の調整を一度したものの︑不払となった場合︑通知官は︑反則通知と同内容又は本質的に同

( 4 3 )

4 4 )

 

内容の督促通知を発付することもできる︒督促通知を受け取った者は︑通知官に反則金を支払わなければならない︒ に関係なく留められる︒

︵ 一

︱ 七

(8)

はない点で特徴的である︒ 能である︒この関係で︑

一部の反則金は︑国ではなく︑地方公共団体の収入となる︒

︱ ︱ 八

︵ 一

︱ 八

督促通知を受け取った日から二八日以内に支払われた場合︑反則金の支払日に略式の有罪認定がなされたとみなされ

( 4 5 )  

る︒督促通知を受け取った者は︑原則として︑督促通知の到着後︑二八日以内であれば︑裁判所で聴聞を開くよう通

( 4 6 )  

知官に書面で申立てることができる︒督促通知の到着後︑二八日以内に聴聞が申立てられない場合︑通知官は︑地方

裁判所判事

( D i s t r i c t Co ur t  J ud ge )

又は書記官

( R e g i s t r a r )

の許可により︑地方裁判所に督促通知の謄本などを提

( 4 7 )  

出することができる︒督促通知の謄本などは︑分割払の調整がなされた場合︑反則犯罪が行なわれた日から︱二月以 内に︑分割払の調整がなされた場合︑反則犯罪が行なわれた日から六月以内に地方裁判所に提出されなければならず︑

( 4 8 )  

提出された場合︑反則金と同額の罰金刑を支払わなければならないとの命令があったとみなされる︒それゆえ︑督促 通知を受け取った日から二九日以上経過後に通知官に反則金相当額を支払った場合︑支払われた金額は︑反則金が変

( 4 9 )  

形した罰金刑に充当されうる︒

以上のように︑ニュージーランドの反則金においては︑反則通知を発付できるのが︑警察官だけに限定されておら ず︑交通取締りを専門とする職員も可能であり︑また︑国の職員だけに限定されておらず︑地方公共団体の職員も可 また︑反則金は︑犯罪類型ごとに定額であり︑行為ごとの有責性や行為者の経済状態が担酌されることなく︑裁判

なくして賦科されるものの︑反則通知を受け取った者が聴聞を申立てることにより︑反則事実の存否や反則金額を裁 判所で争いうる︒反則金額を争った場合︑資産や犯罪歴に応じて減額されうる︒そして︑裁判所で反則金額を争った 場合でも︑行為者は反則金として金銭を支払うことになり︑反則金よりも減額された罰金刑が新たに科されるわけで

一部の反則金は︑犯罪記録に留められるが︑裁判所で争ったか否かは記録には無関係であ

(9)

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1957  No.  87. 

(~) s.  2  (1)  Summary  Proceedings  Act  1957,  s.  42A  (1)  Transport  Act  1962,  s.  2,  32A  Weights  and  Measures  Act  1987,  s.  57  Civil  Aviation  Act  1990,  s.  154  (p),  (s),  159  (1),  159A  (1)  Biosecurity  Act  1993,  s.  2,  65  Dog  Control  Act  1996,  s.  2  (1),  260A  Fisheries  Act  1996,  s.  2  (1),  138  Land  Transport  Act  1998,  s.  2  (1),  161  Animal  Welfare  Act  1999,  s.  4  (1),  356  Gambling  Act  2003. 

ぽ)

s.  2  (1)  Summary  Proceedings  Act  1957,  s.  42A  (3)‑(8)  Transport  Act  1962,  s.  14  Litter  Act  1979,  s.  32B  Weights  and 

Measures  Act  1987,  s.  58,  65Q,  65S  (1)  Civil  Aviation  Act  1990,  s.  159  (2),  (3),  159A  (2)‑(7),  (9)  Biosecurity  Act  1993,  s.  66  Dog  Control  Act  1996,  s.  260B  Fisheries  Act  1996,  s.  139  Land  Transport  Act  1998,  s.  162  Animal  Welfare  Act  1999,  s.  357 

Gambling  Act  2003. 

ぼ)

SCHEDULE  2  Transport  Act  1962,  s.  13  (4)  Litter  Act  1979,  s.  33A  Weights  and  Measures  Act  1987,  s.  65Q  (2)  Civil  Aviation  Act  1990,  s.  159  (3)  (b),  159  (4)  (b)  Biosecurity  Act  1993,  SCHEDULE  1  Dog  Control  Act  1996,  s.  297A  (1)  (nc)  Fisheries  Act  1996,  SCHEDULE  4  Land  Transport  Act  1998,  s.  162  (4)  (b)  Animal  Welfare  Act  1999,  s.  360  (b)  Gambling 

Act  2003. 

(怠)

Ministry  of  Justice  Criminal  Justice  Policy  Group,  supra  note  5,  at  96. 

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1‑0°SCHEDULE 2  Transport  Act  1962. 

(葛)

s.  8  Biosecurity  Act  1993,  s.  140  Land  Transport  Act  1998,  s.  358  Gambling  Act  2003. 

(苫)

s.  42A  (1)  Transport  Act  1962. 

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SCHEDULE  2  Transport  Act  1962. 

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s.  42A  (3),  (4)  Transport  Act  1962. 

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s.  42A  (6),  (8A),  SCHEDULE  2  Transport  Act  1962. 

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s.  43  (1)  Transport  Act  1962. 

ぼ)

s.  43  (3)  (c),  (5)  Transport  Act  1962.  (cv,)  s.  43  (3)  (a)  Transport  Act  1962. 

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s.  43  (3)  (b)  Transport  Act  1962. 

啜)

s.  43  (4)  Transport  Act  1962. 

ぼ)

s.  42A  (9)  Transport  Act  1962. 

(苫)

s.  21  (6)  Summary  Proceedings  Act  1957. 

ぼ)

s.  21  (8)  (a),  (c)  Summary  Proceedings  Act  1957. 

(笛)

s.  21  (8)  (b)  Summary  Proceedings  Act  1957. 

(~) s.  21  (7)  Summary  Proceedings  Act  1957. 

(怨)

Ministry  of  Justice  Criminal  Justice  Policy  Group,  supra  note  5,  at  31. 

(要)

s.  21  (3A)  Summary  Proceedings  Act  1957. 

(~) s.  21  (3B)  Summary  Proceedings  Act  1957. 

(~) s.  21  (3C)  (a),  (13)  Summary  Proceedings  Act  1957. 

(11)

宮) s.  21  (5B)  Summary  Proceedings  Act  1957. 

(尊)

s.  21  (2),  (3C)  (b)  Summary  Proceedings  Act  1957. 

(~) s.  21  (10)  Summary  Proceedings  Act  1957. 

(~) s.  42A  (10)  (b)  Transport  Act  1962. 

(~) s.  21  (6)  Summary  Proceedings  Act  1957. 

心)

s.  21  (1)  (a),  (3),  (3D)  Summary  Proceedings  Act  1957. 

(尊)

s.  21  (5),  (5A)  Summary  Proceedings  Act  1957. 

(等)

s.  21  (11)  Summary  Proceedings  Act  1957. 

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Ministry  of  Justice  Criminal  Justice  Policy  Group,  supra  note  5,  at  20. 

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(12)

4.反則金の長所及び短所と動向

( 5 1 )  

2 ) ( 5

 

( 5 3 )  

( 5 4 )

 

( 5 5 )

 

( 5 6 )

 

( 5 7 )  

( 5 6 )  

反則金の適用の増加に合わせて︑裁判所に聴聞が申立てられる件数も激増しており︑法執行機関の負担が急激に重

一九九二年/一九九三年会計年度には二

0

一九九九年会計年度には六二六︑四八二件となり︑六年間で三倍以上になっている︒金額ベースでも同じ傾向が窺わ 一九九二年/一九九三年会計年度の三︑五三九万

NND

Ib id . 

体の割合がほぼ拮抗している︒このように︑約六割の反則金で裁判所に聴聞が申立てられているのは︑反則金の額が

( 5 7 )  

定額で︑罰金刑よりも高く設定されている上︑聴聞では︑経済状態などの行為者の事情を樹酌して減額されることが

M i n i s t r y f   o   J u s t i c e r   C i m i n a l   J u s t i c e   P o l i c y   Gr ou p,   s u pr a  n o t e  

5,

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2.  

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5 

, 

a t  

57  .

ニュージーランドの会計年度は︑毎年七月一日から翌年六月三 0 日までである︒

M i n i s t r y f   o   J u s t i c e r   C i m i n a l   J u s t i c e   P o l i c y   Gr ou p,   sup ra o   n t e   5 , 

a t  

57 . 

M i n i s t r y f   o   J u s t i c e r   C i m i n a l   J u s t i c e o   P l i c y   G r ou , p   sr u p a   n o t e  

5,  a t

5 

7 58 . 

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5,

a t   9 

5 96 . 

ニュージーランドの反則金においては︑導入の際の議論以来︑多くの長所と短所が指摘されてきた︒

多いためである︒ の一億九六五万

NND

に増加している︒反則通知の発付主体で見ると︑

いずれも︑警察と地方公共団

れ ︑ くなったことが懸念されている︒

第五七巻

( 5 5 )  

が挙げられている︒

関法

~

(

一九九八年/

一九九八年/一九九九年会計年度

(13)

ニュージーランドの反則金と我が国の交通反則金

( s t i g m a )

を回

まず︑長所として︑①警察官以外の者も反則通知を発付しうるため︑警察官の軽微事犯に関わる負担が軽減する こと︑②賦科された反則金を聴聞を申立てることなく支払う者も多く︑自動化やコンピューター化が可能であるた め︑罰金刑に比べて︑裁判所の人的及び物的な資源を節約しつつ︑裁判所にとっても︑行為者にとっても︑簡便かつ 迅速に事件が処理されること︑③裁判所での有罪認定を回避することができ︑社会的なスティグマ 避できること︑④聴聞申立てが可能であり︑聴聞で減額されうるため︑経済的不平等がもたらされないこと︑⑤金 額が大きいため︑抑止力があること︑⑥量的に圧倒的多数を占める交通違反においては︑点数

( d e m e r i t p o i n t )

度があり︑点数の累積で運転免許の停止になるなどするため︑抑止力がその点でも存在することなどが挙げられてき

( 5 8 )

こ︒そして︑こうした長所を理由に導入され︑対象となる犯罪類型が拡大してきたのである︒  

一方︑短所として︑①安易に用いられやすく︑社会統制網の拡大

( n e t

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d e n i n g )  

につながりかねないこと︑② 罰金刑に比べ︑高額であり︑支払が困難な場合も多いことから︑聴聞が開かれることも多いため︑多くの事件で徴収 及び執行を完遂するまでに費用と手間がかかること︑③裁判所での事実認定なく賦科されるため︑手続上問題があ ること︑④聴聞申立ては可能であるが︑手続負担が存在するため︑反則通知を受け取った者が争いたい場合でも︑

納付する傾向にあること︑⑤簡便であるため︑法令違反の認識に乏しく︑抑止力に欠け︑重大事犯や再犯を招きか

( 5 9 )  

ねないこと︑⑥刑事政策目的よりも財政目的が主であることなどが挙げられてきた︒

( 6 0 )  

このような短所が指摘されてきたものの︑国家も国民も便利な制度としておおむね受け入れてきたとされる︒こう した中︑法委員会

( L a w C o m m i s s i o n )

の一九九七年討議論考

( D i s c u s s i o n P a p e r )

において︑重大でない犯罪によ

( 6 1 )  

り多く利用すべきとの提案がなされた︒そこでは︑定型的な違反行為を問題とするような︑同一犯罪類型内で有責性

~

(

(14)

5 I J  

( 5 8 )

 

( 5 9 )

 

( 6 0 )

 

( 6 1 )

 

( ︱ 二 四

の程度が異ならない犯罪類型に対して︑反則金の適用を広く可能にすべきであるとされた︒また︑逮捕や捜索などの 捜究方法は︑拘禁刑を科すことを予定している犯罪類型に限定し︑拘禁刑を科すことを予定されていない犯罪類型に は︑逮捕などを行なわず︑端的に反則金で臨むべきであるとされたのである︒こうした見解は︑簡便性や迅速性など の行為者の利益よりも︑むしろ︑警察が捜査資源を重大事犯に集中的に投入できるようにすることを意図していると

M i n i s t r y f   o   J u s t i c e r   C i m i n a l   J u s t i c e   P o l i c y   Gr ou p,   su p r a   n o t e   5

, 

a t  

21

2 2, 1  3 . 

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, 

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22

2 3, 5  9

9 6.  

M i n i s t y r f   o   J u s c e t i   C r m i in a

u s t i c e P o l i c y   G ro up ,  s up ra o   n te  5 , 

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21  .

M i n i s t r y f   o   J u s t i c e r   C i m i n a l   J u s t i c e   P o l i c y

  Gr ou p,   supr a  n o t e  

5,  a t

9 

2 94 . 

ニュージーランドの反則金は︑犯罪類型ごとに行為の重大性に応じて一定額とされており︑賦科される際に︑経済 状態などの行為者の事情は考慮されない︒そして︑反則金の額が比較的高めに設定されている︒このことは︑手続負 担があるにもかかわらず︑反則金が科された事件の約六割で裁判所の聴聞が申立てられていることからも窺える︒こ

( 6 2 )  

のように︑反則金額が大きいことは︑行為の重大性を表示・表現する観点から望ましいと思われる︒なぜなら︑反則 金額が多くの者が簡単に支払える程度に小さければ︑反則犯罪を行なった者が自己の行為を過小評価することにつな がりかねないからである︒特に︑道路交通犯罪の多くの類型は︑本来︑危険な行為であって︑死傷の結果という重大 な結果を惹起しかねないにもかかわらず︑その危険性や悪質性が十分に認識されず︑

関 法 第 五 七 巻 一 号

ともすれば︑逆に︑﹁運が悪

(15)

ニュージーランドの反則金と我が国の交通反則金

( 6 2 )

このような観点から︑被害弁償命令において︑犯罪者の惹起した被害に着目しつつ︑犯罪者が被る法益剥奪の量が公正な

ものとなるよう調整すべきとするものとして︑拙稿﹁刑事制裁としての被害弁償命令︵二︶・完﹂法学論叢一五三巻二号

︵ 二 0

0三︶一︱二頁以下︑ニ︱︱三ー一三五頁︒また︑費用支払命令において︑同様に考えるものとして︑拙稿﹁刑事制裁

としての費用支払命令﹂関西大学法学論集五五巻六号︵二

0

0六︶六二頁以下︑七三ー八一頁︒ の手続保障がなされていると言える︒ とができる者に対する法執行機関の人的・物的資源の節約がなされており︑高額の支払が困難である豊かでない者へ 法執行機関の人的・物的資源の節約がなされている︒このように︑ ば︑反則金が科された事件の約四割は︑聴聞が申立てられることもなく︑支払がなされているのであり︑この面では︑ 長所として挙げられる法執行機関の人的・物的資源の節約が達成されていないようにも思われる︒しかし︑逆に見れ 結果として︑反則金が科された事件の約六割で裁判所の聴聞が申立てられている︒それゆえ︑この点では︑反則金の 裁判所で争うことができ︑これらを争った場合でも︑罰金刑に変形することはなく︑前科記録の点でも差が生じない︒

かった﹂などと感じられがちである︒それゆえ︑

ニュージーランドでは︑高額でも支払を行なうこ ニュージーランドのように︑過半数の者が支払に負担を感じるよう

な金額の支払が賦科されることは︑行為の重大性を表示・表現し︑行為者に二度と違反をしないと考えさせうる点で

評価に値する。そして、改善•更生のための契機ともなりうる。

ニュージーランドの反則金の賦科においては︑手続保障がなされている︒すなわち︑反則事実や反則金額を

(

(16)

第二次世界大戦後の自動車化

( m o t o r i z a t i o n )

事訴訟法四六一条以下︶ の進展に伴い︑道路交通犯罪が増加の一途をたどり︑略式手続︵刑

の利用をもってしても︑事件処理の負担が増大するに至った︒そこで︑昭和二九年(‑九五

四年︶︑簡易迅速な処理を目指して︑交通事件即決裁判手続法︵昭和二九年法律︱一三号︶が制定及び施行されると

ともに︑警察・検察庁・裁判所を︱つの建物にまとめた︑いわゆる交通裁判所が誕生し︑三者即日処理方式が導入さ

れた︒さらに︑昭和三八年(‑九六三年︶には︑事務負担の軽減のために︑交通切符制度が導入され︑司法警察職員

による書類作成の簡略化と︑警察・検察庁・裁判所での書式の共用化が図られた︒しかし︑高度経済成長期というこ

ともあり︑自動車化が急速に進んだ結果︑道路交通犯罪が激増し︑磁言察・検察庁・裁判所の負担が極めて大きくなっ

た︒ここに至って︑刑事手続の形式では︑事件処理が追いつかなくなることが広く看取されたのである︒また︑多く

の国民が運転免許を取得する﹁国民皆免許﹂時代にあって︑道路交通犯罪は誰もが犯しうる犯罪であると普遍性が認

識されたため︑このままでは︑全ての国民が罰金刑をはじめとする刑罰を受けかねないという︑﹁一億総前科者﹂の

懸念が語られることとなった︒そして︑このことは︑道路交通犯罪への刑罰の主役たる罰金刑の感銘力低下を問題視

する見解へとつながっていった︒こうして︑昭和四二年(‑九六七年︶

の道路交通法の改正︵昭和四二年法律︱二六号︶

( 6 3 )  

で交通反則通告制度︵道路交通法︱二五条以下︒以下︑﹁法﹂とする︶が導入され︑交通反則金が登場することとなった︒

( 6 4 )  

交通反則通告制度の内容について︑ここで簡単に見ておくこととしたい︒警察官又は交通巡視員は︑道路交通法違 1.導人の経緯と内容 三.我が国の交通反則金

︱ 二 六 ( ︱ 二 六

(17)

反の一部の類型にあたる反則行為︵法︱二五条︑別表第二︶を認めた場合︑反則者︵法︱二五条二項︶に対し︑速や

かに反則行為となるべき事実の要旨及び当該反則行為が属する反則行為の種別並びにその者が通告を受けるための出

頭の期日及び場所を書面で告知する

を書面で通告する

したとみなされる

起訴されうる

0条 ︶

︵法︱二六条一項︑二項︑四項︶︒告知を受けた者は︑原則として告知を受けた

日の翌日から起算して七日以内に︑告知された反則行為ごとに定められた反則金︵法︱二五条三項︶

察の警察本部長に速やかに報告しなければならない

( 6 5 )  

導入後︑現在に至るまで︑交通反則通告制度は大量に利用されている︒平成一六年︵二

0 0

る︒道路交通法違反のうち︑平成一六年︵二

0

0

りのほぼ全てが反則事件として扱われ︑そのほとんどで反則金が納付されている︒

に相当する金額

︱二九条の二︶︒警察官又は交通巡視員は︑告知について都道府県警

︵法︱二六条三項︑四項︶︒告知が正当と認められる場合で仮納

付期間が経過したとき︑警察本部長は︑反則者に対し︑理由を明示して当該反則行為ごとに定められた反則金の納付

︵法︱︱一七条一項︑三項︶︒通告を受けた者は︑原則として通告を受けた日の翌日から起算して一

(︱二九条三項︶︒反則金を納付した者は︑通告の理由となった行為に関係する事件について︑起

︵法︱二八条二項︶︒納付期間が経過しても︑反則金が納付されない場合︑

の警察による交

通違反取締件数は八︑五三五︑六五八件であり︑うち道路交通法違反が八︑五

10

︑八五三件︵九九・七%︶を占めてい

( 6 6 )  

の検察庁新規受理人員は︑七六八︑七ニ︱人であり︑その残

このように︑我が国の交通反則金は︑犯罪類型ごとに一定の金額が定められている点はニュージーランドの反則金 訴されず︑家庭裁判所の審判に付されない 0日以内に反則金を納付しなければならない

(

︱二九条の二︶︒仮納付していた場合︑反則金を納付 を仮納付することができる

(18)

2.交通反則金の法的性質 なった者から争うことができず︑公訴提起されるのを待たなければならない︒しかも︑

(

と同じではあるものの︑異なる点も有している︒第一に︑我が国の交通反則金は︑道路交通法違反に限定されている︒

ニュージーランドの反則金とは異なり︑反則事実や反則金額を反則行為を行

いったん公訴提起されると︑

反則金ではなく︑罰金刑が科されうることとなる︒また︑罰金刑となると︑資格制限が生じる︒加えて︑反則金に比

ペて︑罰金刑のほうが高額であるのが通例である︒従って︑我が国の交通反則金は︑罰金刑よりも低い額を反則金額

とし︑手続保障を施さないことで︑豊かでない者にも納付するほうが利益に適うと認識させ︑納付するよう誘導する

制度であると言える︒

( 6 3 )

一連の流れについて︑警察庁﹁反則金通告制度について﹂ジュリスト三六九号(‑九六七︶九二頁以下参照︒

( 6 4 )

交通反則金制度について詳細に説明したものとして︑例えば︑吉田淳一﹁交通反則通告制度について(‑)﹂曹時二0

六号(‑九六八︶一頁以下︑﹁同・︵ニ・完︶﹂二0巻七号(‑九六八︶五四頁以下︑浅野信二郎﹁道路交通法の一部を改正

する法律逐条解説︵三・完︶﹂警察研究三九巻二号(‑九六八︶八七頁以下︒

(65) 警察庁編『平成一七年版警察白書ーー世界一安全な道路交通を目指して—|」(ぎょうせい、二

00

五)三四三頁·統計

( 6 6 )

法務省法務総合研究所編﹃平成一七年版犯罪白書

I

少年非行ー﹄︵国立印刷局︑二

0

0五︶四一八頁・資料一ー四︒

以上のような内容となっている我が国の交通反則金の法的性質については︑立法審議の段階から議論がある︒そも

そも︑交通反則金は刑事手続による有罪認定を経ずに科されるものであって︑刑罰ではないため︑そのような手続を

必要とする罰金刑とは異なることに争いはない︒問題は︑交通反則金の支払が任意であるか否かであり︑この点は︑ 第二に︑我が国の交通反則金の場合︑

参照

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FROM CHIANGMAI THAILAND TO TOKYO JAPAN BY SEA ON BOARD DATE : January 12, 2011 VESSEL : ZEIKANMARU.

FROM CHITTGONG TO TOKYO JAPAN BY SEA VESSEL : ZEIKANMARU ZEIKAN SHOJI CO.,LTD. 2-56 AOMI, KOTO-KU,

第1条 この要綱は、法令その他別に定があるもののほか、温泉法施行細則(昭和 42 年石川県規 則第 50

3. かね 金 子 こ よし 禎 のり 則 (昭和38年5月17日生) 新任 所有する当社 普通株式の数 2,252