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塚本山古墳群測量調査報告1一埼玉県早稲田大学校地内一

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Academic year: 2022

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(1)塚本山古墳群測量調査報告II. 105. 塚本山古墳群測量調査報告1 一埼玉県早稲田大学校地内一 菊池徹夫・岡内三眞・高橘龍三郎 I. 第2次測量調査の経緯. 埼玉県本庄市と児玉郡美里町にまたがって所在する塚本山古墳群は、大小200基以上の円墳か らなる埼玉県有数の古墳群である。平成6年、古墳群の現況把握および保存整備に関する資料を. 得るために、考古学専修生の実習を兼ねて、近接する円墳3基の測量調査を実施した。この調査 を引継ぎ、平成7年7月21日一同28日まで、本庄校地埋蔵文化財調査室の協力を得て、第2次測. 量調査を実施した。今回の調査は、第1次測量調査の成果を踏まえて、大規模な塚本山古墳群の うち、地域的なまとまりの一単位を構成する十数基ほどの一支群を対象としている。具体的には、. W59号墳、60号墳、61号墳の西側に隣接して立地するW62号墳、65号墳、66号墳、67号墳、68号 墳(Wは早稲田大学が付した古墳番号)の合計5基である。いずれも直径10m前後の小円墳であ るが、一部は盗掘や土取りによる破壊を受け、また一部は白然の流失により旧形を留めていない ものも多い。現況を正確に把握するために、これらの破壊の痕跡も逐一記録することにした。. 皿. 調査経過. 古墳の数に合わせて、5班編成で作業にあたった。各班とも、チーフ(大学院生)およびサブ. チーフ(3,4年生)が技術指導と調査の補佐にあたり、2年生が主体になって調査を推進した。 7月21日に現地に集合して、午後からテントの設営、下草の除去を行い、翌日から本格的な作業. を開始した。測量は正確を期すために、平成6年度と同じトラバース測量を踏襲した。22臼は現 地の測量基準杭(T3883,428m)を基点として、各古墳に木杭を巡らして、トラバース測量を 開始した。トラバースの測距、測角およびレベルの移動は各班ともにスムーズに進展し、地形測. 量は25日から本格的に開始し、28日までを費やした。地形測量は20cmコンターで行い、細部の 地形変化が把握できるようにした。また毎日の作業終了後には、現場ミーテイングを開き、各班 の進捗情況がわかるように工夫した。連日の晴天に恵まれ、調査は順調に進展したが、木漏れ日. のため、日中の写真撮影ができなかったので、28日の早朝5時から現場で各古墳の最終的な写真 撮影を行ない、予定の調査を無事に終了した。. なお、今回の調査は次のような組織と参加者で行なった。. 調査主体:早稲田大学文学部考古学研究室. 調査担当者:菊池徹夫・岡内三眞・高橋龍三郎.

(2) 106. 調査指導:小泉龍人・西山伸一. 大学院生:余語琢磨・水野敏典・中村敦子・清喜裕二 3年生:岩本崇・野口未幾・福本美智子. 考古学専修生:青木智恵・伊神笑美乃・池亀良子・梅林秀行・大場隆広・大松しのぶ. 小高敬寛・久保光規・栗林未恵・黒崎岳大・小島秀彰・高津奈保 高橋周臣・土井雅喜・鳥山久美子・西村裕子・牧田多恵・三浦俊明. 考古学実習聴講生:藤井康隆・中條英樹・木村鋼平 調査協力:本庄校地埋蔵文化財調査室(藤川繁彦・昆捗生・浅野一郎・荒川正夫・小沢正人). また、調査期間中には、太田博之氏、久住猛雄氏、佐々木幹雄氏、山本曄久氏が来跡し、多々. ご指導をいただいた。また調査に必要な器材については、所沢文化財調査室の井上裕一氏のお手 を煩わした。また本部教務部には、全面的なご協力をいただいた。なお、本稿を草するにあたっ. て、測量図面は考古学実習生が中心に整理し、図版制作は加藤一郎、三浦俊明、小高敬寛、伊神 笑美乃、梅林秀行、藤井康隆、岩本崇、野口未幾、福本美智子、中村敦子、水野敏典、清喜裕二、 余語琢磨が中心に行なった。測量の成果については、清喜裕二(62号墳)、中村敦子(65号墳)、. 福本美智子(66号墳)、水野敏典(67号墳)、野口未幾、岩本崇(68号墳)の原稿をもとにまとめ. たものである。上記の方々ならびに組織には明記して篤く感謝する次第である。. 4二 刀 一 一・・. 一\\\. 圭三亀控≡≡ 。. 雲. .. ・. 一. ・・ζ 誕ビ・弓多 一・ 一. 1. 一. 一. ⑭. 一. 6. 「ピ. ・. 膨 .....1・ 勿.劣.司. ・ぐ一 終. つ. 〜、 」.1一.. ㌻義霧. 。. 2。、. 保r蟻。 図1. ぴ. ≡1. 早稲田大学本庄校地内 塚本山古墳群現況測量図(●印は測量調査対象古墳を示す) 原図は早稲田大学本庄校地文化財調査室提供.

(3) m. 幻 胴 W6. / ︑・べ.. マ ︑.. ム・︑.. ノ. 一. \ \.. ︑一︑◎. ︑︑. \. \. \. 伽. 霞. 写. ㌧. ○. W 59. 号. !. ψ.. 一. −. /. ・. 、W1号蠣. ︑﹂. 、. .︑■. ㍉. \.. −パヘ. !1・■. 一ち. 鐵\. ノ. ! ぐ! /. 一9. ︑㍍︑. 曽.8ヨ. .㌧. N. φ︑. −. ︑. ﹂!. ㌣ ︑〃︑. カ 、. 一■. ○亀. 、.. /. ㌔. 一.寸−. .︑.. \. ︑.. ︶ 0 0 7 1/ 尺 縮 ︵ 図 体 全 量. 20m. 2 図. \ .^ −狽u. W62号蠣. \. ㌣ て此5立. 一︐. !. 107 塚本山古墳群測量調査報告n. い. 、. v、 ㌧ W61号幻、. ア.

(4) 108. 皿. 測最調査縞果と各古墳の特徴. W62号墳(図3) W62号墳(『いぶき』第10号には記載なし)は、本年度の測量範囲内では最も東に位置してい る円墳であり、昨年度測量の古墳との位置関係でいうと、W61号墳の南、やや下がった場所に位. 置するJ東側の桑畑の開墾により不明瞭ではあるものの、昨年度測量を行った3基の古墳は、い ずれも緩やかな尾根上に位置するものと考えられ、本古墳もその3基と同じ尾根上に位置するも. のと考えて良い。北側のW61号墳とは、20mと比較的近距離であるが、北西側のW65号墳とは緩 斜面を挟んで30mと若干距離が離れる。また、東側に位置する未測量のW63号墳とも、緩斜面を. 挟んで30mと距離が離れる。その地形がいずれも緩斜面であることを考えると、これらの古墳の 間に、埼玉県教育委員会の発掘調査により別地点で確認されているような方形周溝墓(方形低墳. 丘墓)が存在していた可能性を考慮しておく必要があろう。なお、本古墳の南側は、約6mほど で崖状に激しく落ち込んでおり、その下に、古墳を築くには不向きな地形ではあるが、古墳状の. 隆起が存在している。これは、W102号墳とされているものであるが、本年度の測量調査に関わ る踏査の範囲外であったため、立地の問題も含めこれが古墳かどうか、今後検討を要する。. 墳丘の現況を述べる。平面は比較的良好に円形を留めており、等高線に目立った乱れは見られ ない。しかし、南北方向が石室の主軸に沿うと考えられ、墳頂平坦面が北に寄っていることから、. 石室は既に撹乱を受けており、その際の排土が石室開口方向(南側)へ流れ出たものと考えられ る。よって、断面(B−B・)を見てわかる通り、墳丘南斜面は北斜面に比べ緩傾斜を呈する。現状. では、墳頂部には2ヶ所の落ち込みが見られるがいずれも浅く、ほとんど平坦に近い。この様な 状況から、断面(A−A. )がより本来の形状をとどめているものと考えられるが、排土が流れ出. たにもかかわらず、(A−Al)・(B−B・)の径に差がないことから、本古墳の径は、16mを越えるこ. とはないものと考える。なお、墳丘最高所の絶対高は79,159mで、現地表との比高差は、北側で. 約1.2m、南側で約2.3mとなっている。そして、墳丘の外表施設として葺石と周溝の存在も注意 されるところであるが、葺石については確認されなかった。また、周溝についても、墳丘東側に. 溝状の等高線が入るが北側に回り込まず、西側にも確認できないことなどから、これが周溝とな る可能性は低い。. 埋葬施設は、墳頂平坦面が狭いこと、及び埼玉県教育委員会による発掘調査の成果などから、. 既に述べているように横穴式石室と考えられる。ボーリングステッキで簡単な現状把握を試みた ところ、浅いところで石材に当たるが、壁体もしくは裏込めと考えられる礫ばかりで、大形の石. 材に当たる感触は得られなかった。よって、既に天井石は失われている可能性が高い。なお、現 状では墳丘上に石材の散乱するような状況は見られない。.

(5) イ!. 塚本山古墳群測量調査報告II. ・. 109. 、. ハα 4. ︑.. 套榊 1. 。一㌔一一. ㌧㌔.、. 一.、心. ㌧._._.__._. 、. 、. 、. 、 、. 、. 、. 、、. 1. 1. 1 、 、 、 、. 、. l. r! !. 1. !. 一. !. 1. !. ! /. へ\、. 11. /. ︑.. ノ 。!. /. ノノ. !. ︑. !. バ\ ︑.. \. \. 、1. ぷ. \.. \. ︑.. !. 、.. 》\. ! 『. !. 、.. 芦. 一一一・一。_._.. !. 竿. 「 図3. w62号墳現況測量図(縮尺1/250).

(6) 110. 鼻、. 、. ・. 、. ・. 、 ^\ べ、、. 、、、. \. l Mレ、 一一. 1■ γ. 1. .一. 一一一. 一、、. 、 、、. \. 、. 1. 1. ○ il ド. oo.伽. 、. i 一・. 1. 、. ブ. 一. 〒. 一.. ㌔と. ・. 、. j. ,. 1. ・〜. ^、.. ・.迦. 、一. 一. }. 一. 「一. 一. ㌔・一.一. 〒一. %. 、 息、. .60… 一一r. r. % 図4. 0. 』. 5m. W65号墳現況測量図(縮尺1/250). W65号墳(図4). W65号墳は、丘陵南側の同一等高線上に並ぶ円墳の一つで、W62号墳とW66号墳の間、ややW 66号墳よりに位置する。『いぶき』第10号の分布調査時における92号墳に対応すると考えられる。. 墳丘は現状で南北の径約14m、東西の径約11m、墳丘最高所の絶対高は80,502mで、墳端から の比高差は北側で約1.5m、南側で約2.1mを測る。墳丘は南側に崩れた様相を呈し、築造時の墳 頂は現状より高く、直径は12m程度であったと思われる。. 墳丘の中央から南側斜面にかけては、上面で南北約2.4m、東西約2mの盗掘による落ち込み が見られ、このことから埋葬施設の開口方向が南になると推測される。落ち込み下方の等高線の. 膨らみは、盗掘時の排土が下方に流れ落ち堆積したものであろう。このような墳丘の変形は断面 (B−B・)からも看取され、墳頂の南側が窪んで墳丘中位から墳端まで不自然な緩斜面を形成して いる。. 古墳の西側には幅2m弱の極めて浅い帯状の落ち込みが北にのびており、W66号墳の北西側に 通じる道状をなす。周溝の可能性は低い。南西側には芋穴による撹乱が数カ所みられ、周辺には 石室の裏込めの一部とみられる円礫が散乱していた。なお、葺石・埴輸等は確認されなかった。.

(7) 111. 塚本山古墳群測量調査報告n. \. .OO而. ・. ___. 一. 1. 。. 一 ._._一r. 1. マ. …. て. 芦. ・イ. 青. ニコ」_一⊥_二二10−OO而. ____.一 /. 凧oo而 一一一. . 一. ^. t一一・一・一. .. 目o.oom ■. 〃 図5. 」圭一5m. w66号墳現況測量図(縮尺1/250)(図中のスクリーントーンは円礫の露出範囲を示す). W66号墳(図5) W66号墳は、今回の測量範囲の中でほぽ中央に位置し、『いぶき』第10号の分布調査時には88 号墳とされたものである。隣り合うW65号墳及びW67号墳と同一等高線上に位置する。 現状の墳丘は断面(B−B. )を長軸とする楕円形である。墳丘規模は、長軸が約8.1m、短軸が. 約5.2mを測り、墳丘最高所の絶対高は79,400m、推定される墳端との比高差は最大約1.0mであ る。. 北半部墳端の東西にめぐる浅い溝や、墳丘の南側の急な崖状を呈する落ち込みは、後世の土取. りのために大きな撹乱を受けた跡と思われる。また、墳丘の南側は、東に隣接するW65号墳の南 側から続いて広いテラス状に造成されている。. 墳丘中央部はやや窪み、石室の天井石は陥没していると考えられる。また、南側に落ち込んで いることから、石室の開□方向は南であると推測される。墳丘南西側の崖斜面に1幸、石室の裏込. めに使用されていたと考えられる円礫が露出している。周溝は、前述したとおり墳丘が大きく破 壊されているために確認できなかった。また、遺物も表面採集されなかった。.

(8) 112. 図6. w67号墳現況測量図(縮尺1/250). W67号墳(図6). W67号墳は、南面した丘陵の同等高線上に並ぶW68号墳とW66号墳に挟まれており、特にW66 号墳とは約12m、北側のW58号墳とも約15mと近接した位置に立地する。『いぶき』第10号の分 布調査時の91号墳に対応すると考えられる。 現状の墳丘は、断面(B−B. )を長軸とした細長い楕円形である。その規模は、長軸が約10m、. 短軸が約5m、墳丘最高所はやや北東よりに位置し、その絶対高は80,127mで、その比高差は北 東側で約0.4m、南西側で約1.5mを測る。極めて遺存状況は悪く、北東側から見るとわずかに地. 膨れが窺えるだけである。また、墳丘の北側に浅い窪みが確認されたがこれは周溝ではなく、土. 取りした際の痕跡と判断される。墳丘には棒状の緑泥片岩が多数露出しており、ボーリングス テッキによる確認では、石材の上にわずかに表土が被っている状況である。墳丘盛り土はほほ完 全に失われており、復元すれば直径10m程の円墳であったと思われる。 埋葬施設は、墳丘が断面(B−B. )を長軸としており、また緑泥片岩が露出していることから、. 同古墳群内で実施された埼玉県教育委員会の調査結果と合わせて考えると、南西方向に開口する. 横穴式石室で、模様積みの胴張り形石室である可能性が高い。しかし天井石は確認できず、石室 は大破しているものと考えられる。. 埴輪、土師器等は表面採集できず、具体的な時期は不明である。.

(9) 113. 塚本山古墳群測量調査報告n. 1ト. 1r芯. 1ト. \ト. ■. (芦・、. ・・≦. !. 亨. →1. 的・oo巾. 1ト五). 、. 、!. レ. !○1 1旦叫. 01,OO…. 0. 5m. 〃 図7. W68号墳現況測量図(縮尺1/250). W68号墳(図7). W68号墳は、今回の測量調査範囲の中では最も西に位置する古墳で、W67号墳から北西に約 20m離れた場所に占地する。『いぶき』第10号の分布調査においては、93号墳とされたものであ る。. 測量は、周囲に6本の杭をうち、地境杭を合わせて、7点を設定して閉合トラバースを組んだ。 現状での墳丘の規模は、断面(B−B. )約8.3m、断面(A−A. )が約8.1mを測る。墳丘最高所. の絶対高は80,440mであり、墳端からの比高差は南西で約1.2m、北東で約O.4mである。平面形 は等高線がほぼ円形にめぐり、円墳としての本来の形状を比較的保っている。墳丘の北側斜面は. 丘陵の尾根側につながるため、なだらかになっている。墳頂には、盗掘あるいは土取りによる約. 4.6m×約1.2mのU状の落ち込みがみられる。 埋葬施設は横穴式石室であると考えられ、墳頂の落ち込み付近に、裏込めの石材と思われる径. 6cm大の円礫や棒状の緑泥片岩が散乱していることから模様積みの胴張り形である可能性が高 い。墳丘の落ち込みの形状と方向から、横穴式石室の開口方向は南西と推定される。. 葺石はなく、墳丘の北側に浅い溝状を呈する部分がみられるが、周溝などの遺溝の痕跡ではな く、後世に形成されたものと考えられる。なお、埴輸等の遺物は表面採集されていない。. また、W68号墳の南約3mの位置に近世墓と思われる直径約2mの積石塚が見られる。.

(10) 114. IV. 第2次調査の成果と今後の展望. 今回の測量調査では、丘陵部の縁辺部に沿って長く並列する合計5基の円墳を測量した。面積 に換算していうと、長さ100m、幅30mの範囲を測量したことになる。一昨年からの累積面横は、 約5000㎡に達する。. 今回調査した円墳5基を加えて、今までに測量したのは合計8基となった。これはこの地域一 帯に群在する十数基のひとまとまりを一支群と捉えた場合、その約半数以上を測量したことにな る。この支群がどのような脈絡の上に生成したものかは、今後の調査研究に待つところであるが、. 丘陵全体で200基に達しようとする大古墳群を、いきなり全体的に捉えることは困難であって、 今回測量図の上で把握された一支群の単位は、古墳群全体が単に古墳の漢然とした集合ではない ということを物語っていよう。そして、測量調査にあたっては、これらの単位を区切りとして、. 今後も測量していくことが肝要だと考えられる。次年度の測量調査を待って、支群の性格につい て考えてみたい。. 今回の調査では、南東端に位置するW62号墳がもっとも大きく、保存状態がよかった。一昨年 調査した3基の古墳(W59,60,61号墳)に比較してみると、今回の古墳は概して墳丘の残り具 合は悪かった。それは、立地が丘陵の縁辺部に沿って、しかも急斜面に直接面していたために、 封土の崩壊や流出が、他に比して顕著であったからと考えられる。. 各古墳の墳形・規模を見ると、66号墳、67号墳、68号墳のように、著しく規模が縮小したもの は、墳形も崩れたものが多くなっており、自然・人為の両方を含めて、後代の改変が外部の斜面. や平坦地のみならず、墳丘にも及んでいたことを示している。また、今回調査した古墳群は、丘 陵の縁辺部に立地して分布の境界をなしており、以下の急斜面には分布が及んでいないことを改 めて確認することができた。. 各古墳の間には、さらに古墳を築造することが可能な面積が十分に残存しており、その部分が 何故に空自のまま残されたのか、興味ある点である。支群を構成する時の、規制が働いたものか、. それとも年代的に遡る他の造営物が既にあったのか、発掘調査を経ていない段階では推測の域を 出ないが、今後の重要な課題となろう。. 今回の測量調査で判明したもう一つの事実は、古墳の問にあって、わずかに膨らむ小さな土盛. が3基確認されたことである。肉眼ではなかなか捉らえることが困難であったが、20㎝コンター による測量図では、明確に把握できた。それらの立地をみると、古墳を意識的に避けて築いたと. みえ、墳丘に及ぶものは皆無であった。それ故に年代的には古墳より新しい時代、中近世の墳墓 であることが推定された。削平を受けて既に消滅し、原形を留めないものも多数あったと推定さ れる。.

(11) 115. 塚太山古墳群測量調査報告I. 図版1 ・. ・f、♪。肌. ・蚤=. …. 帖榊. 1ぺ棚二。 竃. 鮒. ㍑潮漱瀦・・モ^. 4. 払■. ・w七;歳…」. ■■. 灘. 一. 1和. 、=. 聰. 覧. .須 一. 辛. W62号墳全景(北西より) 螂. {・. 』. 齢・。、・.一. ㌧・婚1蛆一 一岬1. 1 軸 ・. 」類一. 呈簑. 岬. ・. ■一 ^. ・. ・. 一。=/. {. 綬亭. .籔. 卓 .蛙一. 判. 葦1一. ・帖. …・録一. ヨ}」. 1. 『. 旧畿艦亘. 螂姉・. i・繍. ・・h一苗. 堂. 胆』. W62号墳全景(南東より). 、.

(12) 6. 藏・. 帖■. 屯.. t. .卜. ・.. ・﹃. 醐騒鮒.い. よ.. オ・. ^こ. 6珀. ︸∴. ・. .. ︐ 、.. }. 簿 −. 議 響. 婁姦. .1一. ■︷. 一 レ㍗約. 一■. 一. .︑.﹂. ︑.. 点一... −r.. .一・. ︑﹂ピ ︑. ︑. .を毘.. ㌧㌧ .. .. −. ︑・ ... ・よ・■. 一. ^. ..ら ︷. ︸. :. ︐. ︐.一. 士︒一. 南東より. W65号墳全景. L驚.. 着 ・.一︸夢沙︑嵩.・ ■ .螂鶉. .写. ︑ ︷. 夕宇. ■.﹄. .︑. .︐. ・一.症^.. ﹂.川. W65号墳全景(北東より. 1㌻ 1、. 笈. 珊派. 、 1. w︑マ −凄.. }…=. 棚. 1■. 圭 二 町. 繋. ⊥. ]. 〆. 、. 糞. 織.

(13) 塚本山古墳群測量調査報告n. 図版3. W66号墳全景(東より. W66号墳全景(北より. 7.

(14) 1. 8. 4. .︷一肺=. ・・一一.一 1. ︸. ︑■1﹂・﹂・黒. .・︐片... ・. 尋∴嶺川 .■.. 1︸. ・.. 一. ・・︸.一. −. 詰︑−. .. 頂. ・.1・. 鰯. . 民■−・1・.. い総鎌餓一・. ・ア.. へ泌瀦 一..−一ゾ︸4一■. ・共. ︸■ ...一. ︑︐﹂︑. 父ソ主︐︐. 北より). ﹁∵∴︑簑㌧. −. W67号墳全景. .. .一.. 西より). ︷.. .. W67号墳全景. 輩■. 版・. 図. 官. 襲 祠.

(15) ■. ■︒. ︸.. ︐^. .也. ..萢︐. 再. 胡︑. ㌧. 一. ㌔. ..・﹂一. ︷壱ψ. 一籔舳︑. 一..■. ・︑■. 醐︸. 一. ・録鶴一・. 鰯議滋. ︑. 一. .. 泌. 鞠.. 製. 塾︑.一.︑. 井. ︒. ︑︑. 巾 病. .︷・. 出. 州. .. .︑. ・. 』. ︑ 騒 一. ﹂経. 籔葦. 繋総灘籔... 簸げ. .︸. .ま. ..用藪M.・. ︺. W68号墳全景(南西より. 坦. 麗・. ^. ︑引.. j .. ︐. .. ■. ら萎.. {. 繍 ぱ. i 師. .身︑︑. ︸... .甲. 沌. .畠一N. ﹄.. ︑︸. 髪繋 占 ξ 図疑﹂藪. 凸. 北東より). W68号墳全景. 一. 士. 震嚢 ・盲. ま. ■. ε. ㎞. 5 版. 9. 塚本山古墳群測量調査報告n.

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