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論文審査の結果の要旨

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Academic year: 2022

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(1)別記様式第5号. 論文審査の結果の要旨 報告番号 博(医歯薬)甲第 1303 号 氏名. 学位審査委員. 川下. さやか. 主. 査. 池田. 裕明. 副. 査. 酒井. 英樹. 副. 査. 下川. 功. 論文審査の結果の要旨 1 研究目的の評価 子宮頸部扁平上皮内病変(SIL)は生殖可能年齢の女性に多く発症し、 手術療法は周産期合併症を増加させることから、正しく診断し、治療の適 応を適切に判断する必要がある疾患である。本研究は、ゲノム不安定性の 指標となる 53BP1 核内フォーカスの発現が、SIL の診断や進行を予測する 因子として有用であるか明らかにするため、ハイリスク HPV 陽性患者の子 宮頸部組織における、53BP1 核内フォーカスの発現様式を検討することを 目指すテーマであり、研究目的は十分に妥当である。 2 研究手法に関する評価 ハイリスク HPV 陽性患者の子宮頸部組織 81 検体を後方視的に選択した。 53BP1/Ki-67 蛍光二重免疫染色、53BP1/p16 蛍光二重免疫染色、HPV in situ hybridization を行い、53BP1 核内フォーカスの発現様式と、HPV に関連す る各種マーカーとを比較した後、病変の転帰との関連についても検討を行 った。各種項目に適切な統計学的解析法を選択し、研究手法も妥当である。 3 解析・考察の評価 上記手法で解析した結果、ゲノム不安定性の指標である 53BP1 核内フォ ーカスが SIL の進行に伴い増加すること、また、p16 と併用することによ り SIL の有用な補助診断となりうることが分かった。一方、53BP1 核内フ ォーカスの発現様式と SIL の転帰には明らかな関連はなかった。N 数が少 ないという問題点や、良悪性の鑑別が困難な病変の補助診断としての有用 性の検討など、研究課題も明確となり、今後の進展が大いに期待される。 以上のように本論文は、子宮頸部病変の病理学的診断に貢献するところが 大であり、審査委員は全員一致で博士(医学)の学位に値するものと判断 した。.

(2)

参照