底に強い貧酸素水塊が発生し,底生生物に悪影響を及
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(2) 土木学会第65回年次学術講演会(平成22年9月). Ⅶ‑175. を示す.図-3 から放流口に近い T-3 地点においては,. 図-6 にまみずピア稼働前後における泥質環境の変. まみずピア稼働後,サルボウガイが多く採取されてお. 化の CCA 分析結果を示す. まみずピア稼働前には 2003. り,2008 年以降には,これまで採取されることがなか. 年, 稼働後には 2008 年の泥質データを使用し分析を行. ったアサリやタイラギといった水質が比較的良い場所. っている. 図-6 から種数の増加が確認できる T-3, T-4,. に生息するとされる二枚貝が少量ではあるが採取され. T-5 地点においては AVS,強熱減量,共に減少傾向に. た.. あり,ORP が増加傾向にあることがわかる.これらの. 図-4 に T-3 地点のまみずピア稼働前である 2003 年. ことから,T-3,T-4,T-5 地点の底質は有機物,硫化物. 及び稼働後である 2008 年の採取された二枚貝の種類. が減少し,底生生物が生息しやすい好気的環境に向か. と個体数の割合を示す(それぞれ年内の 3 月・5 月・7. っている可能性があると考えられる.H-1,M-6 地点. 月・8 月・9 月・10 月・12 月の合計).まみずピア稼働. においては,AVS,強熱減量,共に増加傾向にあり,. 前の2003 年は採取された貝の種類は3 種類であったが,. 底質の嫌気化が進んでいる可能性があると考えられる.. まみずピア稼働後の 2008 年には採取できた貝の種類. また,T-3,T-4,T-5 地点においては,他の H-1,M-6,. が 6 種類に増えており, 構成比も大きく変わっていた.. T-8 地点と比べて環境が大きく変化していることがわ. なお,T-4 地点および T-5 地点にも T-3 地点と同様の種. かる.. 数の増加が見られた.. 図-4 2003 年・2008 年の T-3 地点における 貝の種類と個体数の割合. 図-5 に放流口から一番離れている H-1 地点の底生生 物の採取個体数の経月変化を示す. H-1 地点において,. 図-6 まみずピア稼働前後の CCA 分析. 4. 結論. まみずピア稼働の前後で採取される種数に変化はなく, T-3 地点では増加傾向であったサルボウガイをほとん ど確認することができなかった.また,優占種がホト トギスガイから泥底に好んで生息するシズクガイへと 変化していることが確認できた.なお,H-1 地点と同 等の傾向は M-6 地点でも見られた.. まみずピア稼働後放流口付近の T-3,T-4 地点におい ては,底生生物の生息種が多様化,AVS,強熱減量の 減少傾向が見られ,環境が大きく変化している事が明 らかとなった.また,H-1,M-6 地点においては,ま みずピア稼働後も底生生物の生息種に変化がなく,環 境が稼働前後であまり変化していなかった.以上のこ とより,混合放流水が海底に影響を及ぼしている可能 性が示された. また,この結果の妥当性を検討するためにも,今後 は調査地点を増やし,底泥試料を密に採取していく必 要があると言える. 謝辞 この研究の一部は,科学研究費補助金(基盤研究 C: 21560576,研究代表者:山崎惟義と基盤研究 C:. 図-5 H-1 地点の底生生物の採取個体数の経月変化. (2)底質環境変化. 21560575,研究代表者:渡辺亮一)の助成を受けて行 われたものである.ここに記して謝意を表する.. ‑350‑.
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