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Gochijapa Project pa pa pa pa CONTENTS ge 3 ge 6 ge 16 ge 21 第1章 事業概要 事業の背景 目的 取組の流れ 食育レシピ 第2章 活動内容 世代別での活動内容 第3章 ごちジャパプロジェクト 広報活動に関する報告 HP Facebook ク

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はじめに...

 京都府北部地域は人口減少や高齢化の進行、産業の衰退と雇用の減少、中心市街地の空洞化、医師不足に

よる地域医療の不安定化や地域交通の弱体化、耕作放棄地や獣害被害の拡大、美しい景観や地域文化の衰

退など、多くの厳しい地域課題を抱えた地域だ。京都府北部地域・大学連携機構は、これらの課題を解決す

るために、大学が長期的・恒常的に各事業を地域と一緒になって推進し、地域自らが再生して、解決能力を

獲得する仕組みを作る事業型プラットフォームの役割を担う団体である。

平成28年 3月

(3)

ごちジャパプロジェクト 2

Gochijapa Project

CONTENTS

3

6

16

21

p

ag

e

p

ag

e

p

ag

e

p

ag

e

第1章_事業概要

事業の背景、目的、取組の流れ、食育レシピ

第2章_活動内容

世代別での活動内容

第4章_効果分析結果

アンケートによる効果検証、生化学データによる効果検証

第3章_

「ごちジャパプロジェクト」広報活動に関する報告

HP・Facebook・クックパッドのWeb媒体の解析から

(4)

第1章

事業概要

主な活動地域

事業の背景

目的

お兄さん:唐揚げがどうしても食べたい時はどうしたら?

講師:適正量なら問題ないですよ。

お兄さん:毎日食べたいんです!!

京都府北部中丹3市(舞鶴、綾部、福知山)

地産地消、国内生産品、日本ブランド食品で作る和食と日本型食生活が日本人の健

康を創造する。その日本型食生活を根底で支える農業・漁業である。しかし、現在の

日本の農業・漁業は生産者の高齢化、後継者不足、マーケティング力不足等の厳しい

現状に直面している。安定した供給先の構築・開拓を支援し、消費者に直接生産物ま

たは情報を届けるシステムを確立することで、日本の農業・漁業の保全を図る。

地域に密着した組織(企業・学校・団体など)それぞれのニーズに応じた継続的支援

と農業の・漁業体験を行うことで、日本型食生活への理解向上と健康な食生活を喚

起する。

また、弊機構が京都府立農業大学校と連携したヒヤリング調査では、農業生産法人

のWEB発信はわずか15%であった。これは生産者が知られておらず、理解もされて

いないことを意味している。本事業においては、活動告知・報告、栄養バランスなど

の情報を発信することで、食や農林水産への理解向上を目指す。

(5)

ごちジャパプロジェクト 4

主な活動地域

福知山市長田野工業団地を中心とした地域をモデルとした食育醸成プログラム。

働く世代となる工業団地において食育講座を展開し、同時に工業団地従業員の居住区内学校におい

ても食育講座を展開。家庭内でのコミニュケーションによるシナジー効果を狙う。

(6)

食育のレシピ 〜活動の流れ〜

調査・ヒアリング

企画

打ち合わせ

実施

 ごちジャパプロジェクトでは「食育」を実施する上で「食について考えるキッカケとなるもの」を意識し、

イベントや体験などいろいろな手法を用いて「食」について考えていただくことを大切にした。

地域や団体、企業などによってニーズはさまざま。ヒアリング・調査の段

階では相手のニーズをしっかりと把握することが大切である。相手に

よっては「食育をしたい!でも、どうしたらいいのか分からない」という

方もいる。その場合は話を聞き、ニーズを明確にする必要がある。また、対

象者・人数や場所なども次の企画段階で重きを置くところになる。

相手のニーズを把握したら、今度は食育の内容を考える企画の段階とな

る。食育を通して伝えたいメッセージや相手の希望を満たす内容を考え

なければならない。そして、ワークショップや体験、座学などどんな形式・

手法で行えばいいのかも組み立てる。

相手のニーズを把握したら、今度は食育の内容を考える企画の段階とな

る。食育を通して伝えたいメッセージや相手の希望を満たす内容を考え

なければならない。そして、ワークショップや体験、座学などどんな形式・

手法で行えばいいのかも組み立てる。

(7)

ごちジャパプロジェクト 6

 家族、友達、自分自身のため・・・というように誰に料理をつくるのかで

献立が変わるように食育を組み立てる上で対象者によって全く違う内容

になってくる。ごちジャパプロジェクトでは、6世代に対象者を分け、食育

の目的や期待する効果、目標を設定し実施した。

 第2章では、全活動77のうちの各世代特徴的な活動を紹介する。

第2章

活動内容

お母さん:怖くないの?イカさんだよ

子供さん:ジー・・・・

(8)

食育のターゲット設定

親子

・子育て世代(未就

6歳

親子で食材に触れる回数を

増やす

親子 や他 者と のコ ミュ ニ

ケーションをはかり、食にま

つわる体験の蓄積 をねらう。

小中学

生・

PT

A

学習の伝達

食への意 識を高める。また、

食への感 謝と豊か さを身に

つける。

大学生

・留

自炊の回数を増やす

自炊 ・自 立に より健康 への

意識を高める。

青年~

壮年

健康意識を高め社外でも、

副菜の利用を高める

生活習慣病 への予 防と健康

への意 識を高める。

シニア

世代

明るく、社交的に過ごす

食を通してコミュニケーショ

ンへの積極的参 加を促す。

高校・

PTA

食か ら自 身の 振り返りと地

域との関係に 目を向ける。

学習の伝達

期待する効果

期待する効果

期待する効果

期待する効果

期待する効果

期待する効果

(9)

ごちジャパプロジェクト 8

お家のカレーに

お魚と仲良くなるツアー

「噛む」について

何が入っている?

ちょっとした出来事

ちょっとした出来事

ちょっとした出来事

実施日:2015/7/9

協力団体:のびのびクラブ(舞

鶴)

参加人数:15 名

タイプ:レクレーション

野菜に触れるレクリエーショ

ン。

食事の準備や手伝いは食への

関心を高めるだけでなく、親

子 や 友 達 と の コ ミ ュ ニ ケ ー

ションにもなる。

『食』に触れる機会を提供した。

実施日:2015/8/6

協力団体:のびのびクラブ(舞鶴)

民宿 重兵衛(舞鶴)

参加人数:41 名

タイプ:見学、試食・調理

「お魚と仲良くなる」ため、親

子でイカの下処理をしたり、お

魚の調理体験ができる日帰りツ

アーを実施。お子さんもイカの

手さばきに挑戦した。

実施日:2015/8/21

協力団体:京都生協 綾部エリ

ア会

参加人数:17名

タイプ:レクレーション、講座

噛む力を見直す食育。

大人も子供も毎日しているからこ

そ、見落としがちな行動。歯や頭

蓋骨の模型を見ながら、自分の

歯と比べる。

トマトをじーっと見つめる女の

子。

次の瞬間、ぱっく!!と一口奇麗

な歯形が。

「あなた、いつもトマト食べないで

しょ!」とお母さんをびっくりさせ

た。

頭骸骨模型やサメの歯の化石な

ど普段は博物館のショーケース

の中。

「これ本物?!本物?!」

間近で見た子供たちは興味

津々。

親御さんは記念撮影。

「イカさんだって」

イカと初対面のお子さんは、ただ

真剣にイカとにらめっこ。

ついに触れたと思ったら、ぷにぷ

に、ぷにぷに、ひたすら揉む。

イカがぐったりするまでマッサー

ジ。

(10)

五感で味わう

出汁を取る

ちょっとした出来事

ちょっとした出来事

ちょっとした出来事

実施日:2015/11/26

協力:志楽小学校(舞鶴)

参加人数:65 名(5年生)

タイプ: 講座、試食・調理

5年生の家庭科では、出汁に

つ い て の 時 間 が あ る。 こ ち

らではこの時間の一環として、

実際に出汁を取り、すまし汁

を試食した。

実施日:2015/12/5

協力:西八田小学校(綾部)

参加人数:78 名

  (5・6 年生、全校生 PTA)

タイプ: レクレーション、講

なぜ朝ご飯を食べるのか?

食べないと何が起こるのか?

遊びを交えながら、朝ご飯の

役割を考える。

実施日:2015/12/18

協力:上六人部小学校

参加人数:7 名(6 年生)

タイプ:レクレーション、講座

食べる時、使っているのは何だ

ろう?

普段何気なくしている行為を、

じっくり見直すと色々な部分を

使っていると分かってくる。

食べるは色々なものに影響され

ていることを体験する。

「残ってるの?もったいない!! 

 おかわりしてもいいですか?」

この後の給食を残さないと約束

してくれるなら、どうぞ、どうぞ。

生徒

「この手触りは・・・      

 ブロッコリー?カリフラワー?」

担任の先生「いや、鶏肉っぽい」

生徒「それはないわ〜」

生徒からブーイングの嵐。

講座が終わると、近づいてくる

子。

「これからはお母さんが寝坊して

もバナナは食べてくるようにする

よ」

こっそり教えてくれた。

やる気スイッチ

『朝ご飯の力』

(11)

ごちジャパプロジェクト 10

理科と国語

ダイエットを時間栄養学

今時ダイエットの話

油と言葉の実験

と実学栄養学で考える

ちょっとした出来事

ちょっとした出来事

ちょっとした出来事

実施日:2015/10/20

協力: 和田中学校(舞鶴)

参加人数:14 名

    (教職員)

タイプ: 体験、ワークショップ

食育をどうやって学校の中に取

り入れていくべきか。多くの先生

方が頭を抱えている問題である。

少し視点を変えて、教科と食を

合わせた内容を実施した。

実施日:2015/10/24

協力:和田中学校(舞鶴)

参加人数:133 名(全校生徒)

タイプ: 講座、クイズ

人はどうしてダイエットした

いのか?

自分に合った食事が選択する

難しさは大人も子供も同じだ

が、成長期だからこそ気をつ

けてほしい点を考える。

実施日:2015/7/16

協力:京都共栄学園(高校)

参加人数:97 名(3 年生)

タイプ:講座、試食・調理

よく何を食べるのか、を勉強す

るが、いつ食べるのかも大 切

なこと。これから進学・就職し

て自炊をする機会も増える世代。

自分にとってよりよいものを選択

できるようにと、このテーマを

設定した。

「こんなに頭を使って食べたのは

初めてです」

何を食べているのかを意識する

のも食育の第一歩。

「味噌ってこんな匂いなんだ」

身近にある調味料や食材を見直

すことで、料理への関心を高めて

ほしい。

「マジやばい。全問不正解。  

私太るわ。」

これから気をつけていけば大丈

夫。

真剣に講座に参加してくれたの

がよく分かった。

(12)

自分でさばく、ジビエ

ちょっとした出来事

ちょっとした出来事

実施日:2015/6/27

協力: 今里ゼミ

参加人数:20 名

タイプ: 講座、試食・調理

スーパーで売られている状態し

か知らない人たちが増えている。

この食育では、自分たちでさば

いたイノシシを調理し、命や農

村について学んだ。

実施日:2015/11/16

協力:京都聖母女子学院短期大

参加人数:25 名

タイプ: 講座、試食・調理

1学年が希望の場所に分かれて体

験へ。

こちらは福知山夜久野で農業、料

理体験。

蕎麦の収穫作業と蕎麦打ちもして、

収穫から調理までを体験した。

実施日:2015/11/16

協力:京都聖母女子学院短期大学

参加人数:26名

タイプ: 講座、見学、試食・調理

1学年が希望の場所に分かれて体

験へ。

こちらは舞鶴で漁港見学と料理

体験。料理体験はかまぼこ作り。

魚が水揚げされてから加工される

までを学んだ。

「お皿出して。包丁洗って。」

女の子に従う男の子。

手際の良さから、普段の料理頻

度が分かる。男子も負けずとイノ

シシ肉と格闘。

生地を伸ばす力が足りなくて、う

どんのようになった蕎麦。

湯で時間が倍に。

これもまた旅の思い出。

女子大生が穫って作る

女子大生が学んでつくる

in 夜久野

in 舞鶴

(13)

ごちジャパプロジェクト 12

事業の背景

他の世代での活動でも言えることだが、食育イベントなどへ参加してくれる人は元々食への関心が

高い傾向にある。興味の少ない、参加しない人たちにも食について知ってもらう場の提供を目的と

し、主に昼休みの時間に活動させていただいた。

下記にご協力いただいた5社とその内容を紹介する。

内2社へは、全世代共通課題である、野菜不足解消のために『+1サラダバー』として副菜1品を提

供した。

(14)

天藤製薬株式会社

タツタ電線株式会社

ちょっとした出来事

ちょっとした出来事

ちょっとした出来事

実施日:2015/8/17〜11/25

参加人数:73名

タイプ: 講座、+1サラダバー

食堂利用者は、女性と男性従業

員がほぼ半々。

サラダバーが薄味なのに戸惑わ

れた方多数。味付けを出来るだ

け調味料を使わず、素材の味を

出すようにしたためと思われる。

実施日:2015/10/16

参加人数:25名

タイプ: 講座、ワークショップ

    (食育ワールドカフェ)

コミュニケーションを促したい。

とのことで、研修の時間をいただ

き食育ワールドカフェを実施。

各テーブルにテーマを設け、専

門家が進行役となり会話を促し

た。

実施日:2015/8/27〜11/26

参加人数:13名

タイプ: 講座、+1サラダバー

男性従業員が多く、研究職が多

い。

始めはとても緊張されていた。食

の話を聞いても実践は難しいと言

われていたが・・・。

「味付けは醤油。ポン酢も嫌だ。」 

という人がいて、同僚の方も驚か

れた。

一方で、

「家庭での味が濃いのだ

と思った。食感や素材を変える

のも大切なのね」というコメント

も。

「野菜ジュースは野菜に分類され

る?」

「野菜料理は出されたら食べる」

など、色々な野菜事情が明らか

に。

意外な人が自炊しているとなる

と、会話も弾んだ。

同僚の新たな一面を知る機会に

もなったようだった。

サラダを渡すのが講座の後にな

り、食べ終わった人もいた時。

「隣のこいつが言うんですよ。  

先に渡してくれたらいいのにって」

野菜から先に食べるのを薦めた先

週の話をしっかり覚えていてくれ

た。

プライベートの時も講座の内容を

実践してくれているらしい。

株式会社堀場エステック

京都福知山テクノロジーセンター

(15)

ごちジャパプロジェクト 14

畜水産視察ツアー

ちょっとした出来事

実施日:2015/11/18

協力団体:食生活改善推進員

参加人数:31名

タイプ: 見学、講座、 試食・調理

水産業、畜産業を見学・体験する

日帰りツアー。

水産業では舞鶴漁港を見学し、

自分たちでさばいた魚を煮付け

やお刺身にして試食。畜産業で

は牛に関するクイズも交えなが

ら、牛乳や乳牛について学んだ。

年を重ねると何もかもが億劫に

なるもの。けれど、参加していた

だいた皆さんは、学んで、食べて、

散策してと元気いっぱい。

「今日学んだことを孫にも教え

る」とご満悦。

(16)

世代別課題の構造的把握

6世代に渡って活動したことにより、上記の課題が切り分けられた。

親子子育て世代は子供が家庭で食材と触れる機会が少なく、親世代は外部(イベントなど)にその機会や日

常で取り入れる方法を求める傾向にあった。

小学生〜中学生は食事を親世代が用意する機会が多いこと、比較的農村地に居住していることから食・農

林水産業への関心は低かった。

高校生〜大学生になると、自分で食材(菓子類含む)を購入する機会も増えるが、健康のための選択は難し

く、ダイエットや嗜好が優先されていた。

青年・壮年の働く世代と言われる人たちの傾向は、様々な理由(単身赴任、時間がないなど)の理由で調理が

難しく、健康や栄養のこととなるとある程度の理解はあるが実践は難しいようだ。

今回の活動で、

『食育』といっても求められている内容は多種多様であったことに加え、それらの要求が極

めて曖昧であることが判明した。ヒヤリングや地域特性を踏まえ、専門知識を有した者が具体化し、柔軟に

企画・提案・実施していくことが求められている。限られた時間や場所で、いかにして対象者に実践しても

らえる内容を提示し、行動に反映してもらうかが今後の課題である。

シニア

健康寿命

親子子育て

中学生

小学生

高校生

大学生

青年・壮年

(働く世代)

世代の流れ

課題

子供が食材と触れることが少ない。

食への知識と経験や体験が少ない

食知識と興味関心の乖離

健康管理の意識 (定 着) の低さ

食育へのニーズがない

常識的な食習慣の正しい意味を理解していない。

食育を子供のものだという考えが多かった。しかし、ヒアリ

ングを重ねる食と健康の繋がりを感じている人は多く、食生

活の乱れ、食事内容の問題点( 高カロリー、野菜不足)等 、

漠然と理解はしているが具体的で正当な改善方法が分からな

い。また、知る場が無い。

調理に対して時短・簡単の傾向がみられ、外食・中食の利用

頻度の高まりにつれ、子供が食材と触れる機会が減っている。

給食など与えられる食への依存が高く食生産の現場から食卓

朝ご飯の大切さなど、日常生活の基本的な食のあり方を解

していない。

10 年後、20 年後の体を作っている意識がなく、ダイエット、

欠食などによって食生活が乱れている。

自活・自炊環境にあっても、包丁を待たない若者が増えて

いる。また、低所得により食のバランスを考える余裕がない。

迄の想像や理解が出来にくい。

(17)

ごちジャパプロジェクト 16

第3章

「ごちジャパプロジェクト」広報活動に関する報告

HP・Facebook・クックパッドのWeb媒体の解析から

-概要

目的

広報活動を媒体別で説明

HP「ごちジャパプロジェクト」

Facebookページ「ごちジャパプロジェクト」

クックパッド「+1サラダバー」

配布テキスト「ごちジャパNews!」

食育ハンドブック

Web媒体(HP・Facebook・クックパッド)

DTP(紙)媒体(ごちジャパNews!・食育ハンドブック)

 今回の事業では、Web媒体(HP・Facebook・クックパッド)を中心に広報活動を行った。最近のWeb媒体

には解析機能があり、アクセス数だけでなく、アクセスしたユーザーの男女比や在住地域なども分かる。こ

れらのデータから考察し、今後の食育活動へ活かす。

(※各Web媒体のアクセス数などは別紙参照。)

 Web媒体(HP・Facebook・クックパッド)や紙媒体(ごちジャパNews!・食育ハンドブック)を通して「日本

型食生活」の認知度を高めると同時に食や農林水産業への理解を深めることを目的とする。

 このHPでは、

「プロジェクト内容」

「日本型食生活とは」

「ごちジャパ活動報告」

「ごちジャパデータベー

ス」とページを設けた。事業内容や日本型食生活の説明を入れた。この食育活動の認知度を高め、活動報告

を兼ねて事業で実施した活動を掲載許可がおりたものを随時「ごちジャパ活動報告」ページに更新した。ま

た、農林水産業への理解を深め、消費活動を促進するため、

「ごちジャパデータベース」では京都府の中丹地

域で農業や漁業関係を営んでいる生産者などを取材した。

 Facebookに「ごちジャパプロジェクト」ページを作成。HP・クックパッドで更新したページリンクを上

げ、活動の予告や広報をした。

 どの世代でも言えることだが、野菜が不足している人が多い。このため、クックパッドでは「+1サラダ

バー」と称し、

「日本型食生活」を実践できるように不足しがちな野菜を中心とした副菜レシピを作成し、投

稿した。企業での食育活動に入る前は品目の少なめな簡単にできる時短レシピを中心に上げていたが、企

業の食育活動に入り、昼食時で副菜を提供しはじめてからは提供した副菜のレシピの更新を行った。

 企業での食育活動では「ごちジャパNews!」とタイトルで、さまざまな食に関するテーマでテキストを配

布。HPやFacebookなどのWebのQRコードを記載し、HPやFacebook、クックパッドとの連携を計った。

 食育の実践者を増やすため、ハンドブックを作成。食育の企画〜実施までの流れをまとめ、今回行った食

育活動の中からピックアップし、手法とともに紹介している。

(18)

広報活動全体像

HP「ごちジャパプロジェクト」

配布テキスト「ごちジャパNews!」

食育ハンドブック

Facebook「ごちジャパプロジェクト」

クックパッド「 +

プラスワン

1サラダバー」

総アクセス数:3,821

ページ閲覧数:6,989

(平成27年6月30日〜平成28年3月21日)

HP・Facebook・クックパッドの

QRコードを製作し、テキストに掲載。

※各Web媒体の詳しいアクセス数などは

別紙参照。

配布場所:4ヶ所(長田野工業団地を中心に配布)

配布部数:約7,000部

テキストテーマ数:14

総アクセス数:12,187

総閲覧回数:29,590

(平成27年6月5日〜平成28年3月21日)

総アクセス数:22,282

投稿レシピ数:15

(平成27年7月15日〜平成28年3月21日)

Web

DTP

サイズ:A5判

ページ数:52ページ

非売品

事業報告として配布

(19)

ごちジャパプロジェクト 18

Web媒体にアクセスした男女比・年齢層

 HP・Facebookの閲覧した男女比を比較すると、Facebookでは女性が6割近く投稿を見ていることが分

かるが、HPでは男女ともほぼ半々のユーザーがアクセスしていることがわかる。

(グラフ1・2)

 年齢層を見ていると、HP・Facebookどちらも10代後半〜40代前半の閲覧が目立った。特に25〜34歳の年

齢層が多いことがわかる。この事業では青年〜壮年世代に力を入れた活動をしていたので、ターゲット層

が閲覧していたことでは成果を上げたといえる。

(グラフ1・3)

グラフ1:Facebookページ「ごちジャパプロジェクト」のアクセスしたユーザーの男女比および年齢層

(Facebookより/解析期間:平成27年6月5日〜平成28年3月21日)

 Facebookページのインサイト機能による解析では、

利用者の男女比・年齢層は過去28日間の解析となる。

このグラフは平成28年2月27日〜3月27日までの期間にアクセスした18,173人とページに

「いいね!」

をし

ている54人の解析となる。

グラフ2:HP「ごちジャパプロジェクト」のアクセスした

ユーザーの男女比

(Google Analyticsより/解析期間:平成27年6月30日〜平

成28年3月21日)

グラフ3:HP「ごちジャパプロジェクト」のアクセスした

ユーザーの年齢層

(Google Analyticsより/解析期間:平成27年6月30日〜

平成28年3月21日)

 HPの解析には、Google Analyticsを使用した。Google Analyticsは解析期間を設定することができるた

め、ここでは平成28年6月1日〜平成3月27日とした。

「セッション」とはアクセスしたユーザーがページを

見始め(アプリを起動しはじめ)、回遊し、他のサイトへ行く(離脱する)、といった開始から終了までの、関

わっている期間である。Google Analyticsでは期間内の合計アクセス数を指す。このグラフは設定した期間

の総合アクセス数3,821のデータ解析となる。

(20)

アクセスしたユーザーの地域解析

 Facebookでは利用者が名前や誕生日、在住地域などの個人情報を登録し、それらの情報からデータ解析

を行っていると思われる。一方、Google Analyticsのユーザーの地域解析は計測対象サイトにアクセスし

たユーザーのIPアドレスから在住地域などを解析していると考えられる。そのため、正確に細かい地域が

わかるGPSのような精度ではないと思われるが、貴重なデータにあることにちがいないので報告を行いた

い。

 アクセスしたネットユーザーの地域は日本が多いが、外国のユーザーも閲覧していることがわかる。

SNSであるFacebookでは、外国の人とつながっている日本のユーザーが投稿に対して「いいね!」など

をしたことで、外国の人も閲覧したことが考えられる。だが、SNSのようなつながりがないHPで閲覧した

ユーザーが日本に次いでアメリカ合衆国が多いことは驚きである。

(表1・2)

 閲覧したユーザーが在住している日本の地域を細かく見ると、京都府の中丹地域を中心にした食育活動

だったため、京都府に在住するユーザーが多い(表1・3)。次いで多いのは隣りの県である大阪府や兵庫県に

在住しているユーザーだった。関西地域に在住するユーザーが閲覧したことは納得できるが、東京や神奈

川、愛知といった関東地域のユーザー、外国のユーザーも閲覧していることを思うと、身近な地域ではない

ユーザーにもこの活動が知るところになったのはネットの力といえる。

表1:Facebookページ「ごちジャパプロジェクト」のアクセスしたユーザーの地域解析

(Facebookより/解析期間:平成27年6月5日〜平成28年3月21日)

 Facebookページのインサイト機能による解析では、

図1と同様に過去28日間の解析となる。

この表も平成

28年2月27日〜3月27日までの期間にアクセスした18,173人の解析となる。

表に書かれている

「リーチした

人」

とはアクセスした人のことである。

用語に関しての詳しい説明は別紙参照。

(21)

ごちジャパプロジェクト 20

このレポートに移動

ごちジャパプロジェクト ­ http://gochi­j… すべてのウェブサイトのデータ

2015/06/01 ­ 2016/03/21

地域

国 行: 1 ­ 10/82

地図表示

サマリー

集客 行動 コンバージョン セッション 新規セッション 率 新規ユーザー 直帰率 ページ/セッシ ョン 平均セッション 時間 コンバージョ ン率 目標の完了数 目標値

3,821

全体に対する割合: 100.00% (3,821)

79.35%

ビューの平均: 74.77% (6.13%)

3,032

全体に対する割合: 106.13% (2,857)

77.07%

ビューの平均: 77.07% (0.00%)

1.83

ビューの平均: 1.83 (0.00%)

00:01:07

ビューの平均: 00:01:07 (0.00%)

0.00%

ビューの平均: 0.00% (0.00%)

0

全体に対する 割合: 0.00% (0)

$0.00

全体に対する割 合: 0.00% ($0.00)

1.

Japan

1,742

(45.59%)

61.14%

1,065

(35.13%)

60.45%

2.73

00:02:01

0.00%

0

(0.00%)

$0.00

(0.00%)

2.

(not set)

601

(15.73%)

100.00%

601

(19.82%)

91.85%

1.07

00:00:17

0.00%

0

(0.00%)

$0.00

(0.00%)

3.

United

States

549

(14.37%)

98.72%

542

(17.88%)

91.80%

1.05

00:00:20

0.00%

0

(0.00%)

$0.00

(0.00%)

4.

China

155

(4.06%)

97.42%

151

(4.98%)

85.81%

1.08

00:00:36

0.00%

0

(0.00%)

$0.00

(0.00%)

5.

Russia

109

(2.85%)

22.02%

24

(0.79%)

85.32%

1.22

00:00:57

0.00%

0

(0.00%)

$0.00

(0.00%)

6.

Germany

65

(1.70%)

98.46%

64

(2.11%)

95.38%

0.98

00:00:08

0.00%

0

(0.00%)

$0.00

(0.00%)

7.

Brazil

56

(1.47%)

100.00%

56

(1.85%)

89.29%

1.04

00:00:11

0.00%

0

(0.00%)

$0.00

(0.00%)

8.

United

Kingdom

43

(1.13%)

100.00%

43

(1.42%)

95.35%

1.00

00:00:14

0.00%

0

(0.00%)

$0.00

(0.00%)

9.

Korea

South

42

(1.10%)

97.62%

41

(1.35%)

90.48%

1.05

00:00:04

0.00%

0

(0.00%)

$0.00

(0.00%)

10.

Italy

38

(0.99%)

94.74%

36

(1.19%)

97.37%

1.03

00:00:08

0.00%

0

(0.00%)

$0.00

(0.00%)

11

1,742

1,742

すべてのユーザー

100.00% セッション

表2:HP「ごちジャパプロジェクト」のアクセスしたユーザーの国

(Google Analyticsより/解析期間:平成27年6月1日〜平成28年3月21日)

 アクセスしたユーザーが多い地域は地図が色濃く表示される。

 表に記載されている

「not set」

はアクセスしたユーザーのブラウザによっては、

解析できない場合に表

示される。

また、

Googleの検索エンジンと認識している検索システム以外からのアクセスで解析できない

際も表示される。

(22)

表3:HP「ごちジャパプロジェクト」のアクセスしたユーザーの日本地域

(Google Analyticsより/解析期間:平成27年6月1日〜平成28年3月21日)

(23)

ごちジャパプロジェクト 22

表4:Google Analyticsによる検索クエリ

(Google Analyticsより/解析期間:平成27年6月1日〜平成28年3月21日)

 検索クエリとは、

検索エンジンで検索されるキーワードのことである。

検索クエリが上昇すると、

検索エンジンで検

索した際に検索結果の順位に上がって表示されていると考えられ、

SEO対策になるとされている。

検索キーワードからの考察

 Google Analyticsの機能を用い、HPがどのような検索キーワードで上がってきたのかを知ることができ

た(表4)。最も多いのは「未設定」だが、ユーザーのプライバシーを守るため、数が少ない検索キーワードや、

個人情報やデリケートな情報を含む検索キーワード、Googleの検索エンジンと認識している検索システム

以外からの検索となるようだ。

 次に検索キーワードとして多いのは「食育 農林水産省」

「食育 京都」であった。機関や地域がキーワー

ドに上がっている。注目したいのはランキングの中に「食育 カフェ」

「食育 レクリエーション」

「食育 

研修」というふうに「食育」という言葉だけでなく、

「カフェ」や「レクリエーション」が入っていることであ

る。このように検索キーワードに「カフェ」や「レクリエーション」

「研修」というような役割や機能を求める

ようなキーワードが入っているのを考えると、より中身のある食育が求められているのではないかと感じ

る。

(24)

クックパッドからみた調理・嗜好傾向

 クックパッドでは「日本型食生活」を実践していただけるように不足しがちな野菜を中心とした副菜

レシピを投稿した。最初の項でも書いたが、青年〜壮年世代を対象とした企業で食育活動を行う前は使

用する品目が少なめな簡単にできる時短レシピを中心に投稿していた。企業に食育活動に入ると、昼食

時に提供した副菜のレシピを投稿した。(表 5・6)

 クックパッドはページへのアクセス数だけでなく、レシピ別にアクセス数や印刷件数、お気に入りの

数も把握することができる。また、食育活動で入った企業では従業員の方々に協力を得て、提供した副

菜の人気投票を行い、ランキングを製作した。ここでは、クックパッドでのレシピの累計ランキングと

副菜の人気ランキングから調理や食の嗜好を考察していきたい。

 まずは、クックパッドの累計ランキング(表 7)を見ると、上位 5 位以内に入っているレシピは使用す

る材料は品目が 1 〜 3 のものが 4 つも占めている。更に、作る行程がだいたい 5 段階のものが多い。こ

こで分かるのは使用する品目が少なく、調理行程が少ないレシピ。つまり、気軽に作れる時短レシピが

好まれる傾向があるということがいえる。では、企業で提供した副菜の中で好まれたものは何だったのか。

人気ランキングを見てみよう(表 8)。5 品目以上を使った副菜がランキングの上位を占め、調理行程も

多いものが好まれている。クックパッドで投稿したレシピと差異があるが、使用する品目が多く、調理

行程が多い手間のかかった副菜が好まれている。

 クックパッドでレシピを検索する人は料理をつくる人である。つくる人間にとっては調理時間が短く、

使用品目も少ないものがつくりやすい。仕事をしながら、子育てをしながら・・・忙しい生活の中、料

理の時間をとるのは至難の業だ。そういったレシピが好まれるのは自然の流れである。しかし、人の心

をつかむのはたくさんの食材を使い、手間のかかった料理なのかもしれない。

 食生活で野菜が不足するのは皮を剥いたり、茹でたり、蒸したりなど下処理をするものが多いため、

手間がかかりやすい。野菜の消費を促すならば、調理をする人、食べる人との意識を汲み取りながらの

食育が今後期待される。

レシピ名

ほうれん草のおひたし

玉ねぎのポテトサラダ

黄ズッキーニとししとうの揚げびたし

キュウリの香味漬け

トマトとタマネギのあっさりマリネサラダ

簡単!あさりとキャベツの中華風味サラダ

漬けるだけ!大葉の醤油漬け

美味!芋のつるの煮浸し

季節の変わり目マリネ

冬瓜の菊花あんかけ

たくさんキノコの豆サラダ

カボチャのデザートサラダ

新物のれんこんとごぼうのきんぴら

れんこんもちのみぞれあんかけ

柿なます

副菜名

筑前煮

季節の変わり目マリネ

冬瓜の菊花あんかけ

たくさんキノコの豆サラダ

カボチャのデザートサラダ

新物のれんこんとごぼうのきんぴら

れんこんもちのみぞれあんかけ

柿なます

たたきごぼうのくるみ和え

白菜のザワークラフト風

ふろふき大根

何種類?サラダ

キャベツのヘルシーサラダ

表 5:クックパッドに投稿したレシピ

表 6:企業で提供した副菜

(25)

ごちジャパプロジェクト 24

表 7:クックパッド「+1 サラダバー」の投稿レシピ累計ランキング

(クックパッドより / 解析期間 : 平成 27 年 7 月 15 日〜平成 28 年 3 月 21 日)

表 8:食育活動で提供した副菜の人気ランキング(実施日:平成 27 年 11 月 25 日)

人気ランキング

(協力:天藤製薬株式会社 福知山工場)

カボチャのデザートサラダ

たたきごぼうのくるみ和え

ふろふき大根

れんこんもちのみぞれあんかけ

男女共に人気があったのが勝因。調味料ゼロの

素朴な味が好評でした。

食感が珍しかったとの感想多数。

定番の味と新食感が仲良く 3 位に

ランクイン。

(26)

Google Analytics用語説明

セッション

 セッションとはユーザーがページを見始め(アプリを起動しはじめ)、回遊し、他のサイトへ行く(離

脱する)、といった開始から終了までの、関わっている期間。Google Analytics では期間内の合計アクセ

ス数を指す。

ユーザー

 選択した期間内に1回以上セッションが発生したユーザー数。新規とリピーターの両方を含む。

ページ/セッション

 セッション中に表示された平均ページ数。同じページが繰り返し表示された場合も集計される。

ページビュー数

 閲覧されたページの合計数。同じページが繰り返し表示された場合も集計される。

平均セッション時間

 1人のユーザーがサイトを訪れてからサイトを離れるまでの平均時間。

直帰率

 直帰率とは、サイトに訪問後、初めの1ページ目だけ見て去っていた割合。

 直帰率が高い場合は、閲覧開始ページと訪問者の属性が合っていないことが考えられる。

新規セッション率

 新規セッション率では、新規ユーザーとリピーターの割合が確認できる。リピーターが多い場合には、

サイトのコンテンツに魅力があり、利用者が繰り返し訪れてくれていると考えられる。

新規ユーザー

 新規の訪問数。注意したいのは初めてサイトを訪れるユーザー数ではなく、新規訪問数を指す。

(27)

ごちジャパプロジェクト 26

Facebook用語説明

クックパッド用語説明

リーチ

 ページのコンテンツを閲覧したユーザー数。

ファン

 Facebook ページインサイトや Facebook のその他の場所では、あなたの Facebook ページを「いい

ね!」と言っている人を「ファン」と呼ぶ。

「いいね!」

 ページの投稿に対して「良い」「共感した」などの意思表示。

エンゲージ

 ページの投稿に対して、「いいね!」や「コメント」、「シェア」などが行われること。

シェア

 ページに投稿情報を自分のページに共有すること。自身のコメントや知り合いに情報を送ることがで

きる。

アクセス数

 ページのコンテンツを訪問したユーザー数。

印刷

 クックパッドでは投稿されているレシピをユーザーが印刷することができる。ランキングでは印刷数

を指す。

My フォルダ

 「MY フォルダ」とは、クックパッドのお気に入りのレシピをユーザーが保存できる機能のこと。累計

ランキングでは「MY フォルダ」に保存された数が表示される。

つくれぽ

 「つくれぽ」とは、クックパッドに投稿されているレシピをユーザーが実際に作り、その感想を写真付

きで投稿するというしくみのこと。

(28)

第4章

食育活動による効果測定-アンケート集計結果に基づく-1.世代別課題把握のためのプロジェクト構造

 本プロジェクト構造の特徴は、既述の通り、世代の流れ ( 人間の成長段階 ) に対応して食育課題を明示

化することを意図している点にある。つまり、第 1 成長期 ( 幼児期=子育て世代 ) →第 2 成長期 ( 義務教

育期=小学生 + 中学生 ) →第 3 成長期 ( 自立化期=高校生+大学生 ) →成人期 ( 青年 ・ 壮年期=働く世

代 ) →成熟期 ( 高齢期=シニア世代 ) のライフサイクルに合わせて食育プログラムを実施し、世代別課題

を把握しようとしている点にある。これを世代別の 7 グループとして纏めたのが、表 4-1「世代別課題

把握のためのプロジェクト構造」である。

 子育て世代 ( 幼児期 ) と働く世代 ( 青年 ・ 壮年期 ) 以外の 5 グループに関しては、主な食育活動として

最も一般的な講座を実施し、その直後のアンケート調査によって世代別課題を把握する調査方法を取っ

ている。ところが、子育て世代と働く世代に対しては、比較的長期 ( 約 2 か月間 ) の食育活動を実施し、

その活動前後の変化を把握できるような調査方法が取られている。この間に実施された食育活動は、講

座以外に体験が主な活動となっている。また、働く世代に対しては、食育活動として、食育の講座 ・ ワー

クショップとともに、企業の社員食堂での昼食内容の変化 ( 野菜の摂取増加 ) を軸として位置づけた。

表 4-1:世代別課題把握のためのプロジェクト構造

(29)

ごちジャパプロジェクト 28

2.一般アンケート票・レザーチャート図の質問構造

 一般のアンケート票は、全部で 63 項目の質問から成り立っている原案を基軸に、異なる対象者層に

よって質問項目を絞る形で調整した。アンケート票の質問構造は、以下の通り、5 部門から成り立つ。

 このアンケート票とは別に、比較的長期 ( 約 2 か月間 ) の食育活動を実施し、その活動前後の変化を把

握できるような調査方法を導入した子育て世代と働く世代に対しては、以下の質問項目を網羅したアン

ケートを食育活動実施の前後に実施し、レザーチャート図を描くことによって変化の計測を可能とした。

図 4-1:食育活動を通しての地域社会における企業の役割

調理師

企業

地域社会

社員食堂

農業者

農場

従業員

工場

 野菜を軸とする社員食堂の昼食改善を地

元農家の野菜生産と結びつけることによって、

つまり、食堂のケーターリング会社と地元農

家との結合による地産地消のリンケージが可

能となった。このことは、図 4-1「食育活動

を通しての地域社会における企業の役割」に

明示されるように、企業が食堂のあり方を変

えることによって、従業員の健康改善のみな

らず地域社会の発展に貢献する構造を作り上

げていることを意味している。従って、本プ

ロジェクトでは、この働く世代に焦点を当て

た食育活動が最も重要なものとなった。

一般アンケート質問構造

① 属性

② あなたの食に対する考えについてお尋ねします      → 食についての考え

③ あなたの食事についてお尋ねします       → 食事のあり方

④ あなたの食材の購入についてお尋ねします        → 食材の購入

⑤ あなたの農林水産業に対する関心についてお尋ねします  → 農林水産業への関心

試験前(Pre-test)

第 1 回アンケート

第 2 回アンケート

試験(Test)

統計的有意差検定(試験効果検定)

試験後(Post-test)

図 4-1:食育活動を通しての地域社会における企業の役割

(30)

 レザーチャート調査の質問構造は、以下の通り、食生活、ストレス、コミュニケーションの 3 部門から成る。

レザーチャート調査用アンケート質問構造

1.食生活 → 27 問

3.コミュニケーション → 9 問

2.ストレス → 29 問

① 健康 ( 食 ) についての考え

② 食習慣

③ 食事の摂り方

④ 食事の満足度

設問様式 ex) 食事は楽しい雰囲気で食べるのがいいと思う

      1.非常に 2.かなり 3.多少 4.全くない。

①  上司との関係性

② 同僚との関係性

③ 家族との関係性

設問様式 ex) 上司とはどのくらい気軽に話ができますか?

      1.非常に 2.かなり 3.多少 4.全くない。

① 健康 ( 食 ) についての考え

② 食習慣

③ 食事の摂り方

④ 食事の満足度

設問様式 ex)

食事は楽しい雰囲気で食べるのがいいと思う

1.非常に 2.かなり 3.多少 4.全くない。

3.アンケート回収結果

 本プロジェクトは、世代の流れ ( 人間の成長段階 ) に対応して食育課題を明示化することを意図してい

るため、世代別 7 グループが活動対象となっている。つまり、第 1 成長期 ( 幼児期 ) の子育て世代、第

2 成長期 ( 義務教育期 ) の小学生世代と中学生世代、第 3 成長期 ( 自立化期 ) の高校生世代と大学生世代、

成人期 ( 青年 ・ 壮年期 ) の働く世代、そして成熟期 ( 高齢期 ) のシニア世代である。この世代別 7 グルー

プのアンケート回収状況を纏めたのが、表 4-2 である。子育て世代 ( 幼児期 ) と働く世代 ( 青年 ・ 壮年期 )

以外の 5 グループに関しては、回収したアンケートは、主な食育活動として最も一般的な講座・体験を

実施した後の 1 回のアンケート調査にるものであるが、子育て世代と働く世代に対しては、比較的長期

の食育活動の実施によって、その活動前後の変化を把握するために活動前後の 2 回のアンケート調査方

法が取られている。この場合、回収数は延べになるため、実際の回答者数の 2 倍の回収数となる。

 表 4-2 では、アンケート回収状況以外に、アンケート回収の結果収集されたデータの統計分析を纏め

ている。子育て世代とシニア世代は、女性比率が其々 100%、99%であったために性別間の差異検定(t

検定)は適用していないが、他のグループは性別間の差異検定を行っている。また、大学生世代と働く

世代に関しては、食育活動を実施する対象グ

ループと何ら食育活動を実施しない制御グルー

プとに分け、両者間の差異検定を行うことに

よって食育活動の影響測定ができる企画となっ

ている。

表 4-2:アンケート実施状況

(31)

ごちジャパプロジェクト 30

3.アンケート回収結果

4.1 働く世代の食の一般的課題

●働く世代に対する食育アンケートの対象グループの属性は、

福知山地域の企業に勤める世帯の一般的特徴を持つ

 本プロジェクトでは、食育の講座 ・

ワークショップとともに、企業の社員食

堂での昼食内容の変化を軸として位置づ

けた働く世代に対する食育活動が最も重

要なプロジェクト要素であるが、それに

は、既に述べられている通り、天藤製薬、

関西金属、堀場ST,タツタ電線、日本

血液製剤の 5 社が参加し、その結果、表

4-3 に見られるとおり、食育活動対象グ

ループとして 156 人、制御グループとし

て 79 人、合計 235 人のアンケート回答

者を得ることができた。

① 家族員数 1 人(12.1%)、2 人(19.6%)、

3 人(23.8%)、4 人(27.1%)、5 人

(10.0%)、6 人以上(7.5%)。

② 非農家(63.5%)、家庭菜園もちの非農

家(22.2%)、自給兼業農家(12.2%)、販

売兼業農家(1.7%)、専業農家(0.4%)。

●食に関する知識の偏りは激しい

① 主菜 ・ 副菜 ・ 欠食 ・ 偏食 ・ 脂肪 ・ タン

パク質 ・ 無機質 ・ ビタミン ・ 旬 ・ 食文化

・ 生活習慣病などは約 80% 以上が知識と

して認知している。

② 個食 ・ 濃食 ・ 六基礎食品 ・SV 基準 ・ 有

機 JAS 食事バランスガイドなどの知識と

しての普及率は約 10% 以下の水準となっ

ている。

主菜、副菜、偏食、タン

パク質、ビタミン、食文

化、生活習慣病など

個食、濃食、食事バラン

スガイド、有機 JAS マー

図 4-3:働く世代に対する食育アンケートの対象グループの属性

図 4-4:食に関する知識の偏り

表 4-3:企業食育活動における対象グループと制御グループ

対象グループ

(指導群)

制御グループ

(対照群)

男子

106

51

157

女子

50

28

78

156

79

235

基礎的知識

やや専門用語

普及率

80% 以上

20% 以下

普及率

(32)

図 4-5:保守的で内向きな食に対する考え

図 4-6:食材購入時の表示チェック割合とその内訳

●食に対する考えは保守的で同時に内向きである

① 食事は家族団らんの場として重視(86%)し、和食か

ら洋食への転換には消極的(6 ~ 7%)。

② 食で一番気にするのは、栄養(49%)・ 味(39%)な

ど食そのものの質で、地産地消(2%)・ 食文化(2%)・

環境(7%)と社会性を以て食を考えるのは非常に少ない。

●食事の仕方は健全な状態を維持しながら、合理化を探る

① 毎日朝食(85%)し、欠食を避け(70%)、夕食での

外食・中食は少なく(80%)抑え、ご飯食を主とした食

事(88%)。

② 4 人に一人は調理ができず(23%)、半数が料理時間

短縮に努力している(50%)。

●食材購入の行動は一般的な姿

① 月食費は 3 ~ 5 万円、食材の買物回数は

週 2~3 回が平均値。料理の食材購入は殆ど

スーパー(96%)で、生協宅配(13%)が若

干ある。中食の場合もスーパー(84%)が主

であるが、生協に代わってコンビニ(12%)

に頼る。

② 4 人の内 3 人が食材購入時に食料品表示

をチェック(76%)し、その項目は賞味 ・

消費期間(93%)・ 産地(68%)が主で、食

品添加物(27%)・ 生産者(20%)を気にす

るのは 4~5 人に一人である。

●農林水産業に関心を持つ人は一般的に少数派

① 農業に関心を持つのは 36%

② 水産業に関心を持つのは 27%

③ 林業に関心を持つのは 11%

図 4-7:農林水産業への関心度は一般的に低い

農業は3人に1人、漁業は4人に1人、林業は

10人に1人

(33)

ごちジャパプロジェクト 32

図 4-8:食にみる男女差

4.2 働く世代における食の性差

●偏りの激しい食に関する知識のあり方という一般的傾向は男女ともに確認されるが、総じて女性の方が知識

普及度はより高い

① 食に関する知識では 42 項目中 10 項目で統計的に有意差 (p<0.5) が確認できる。

② 性差が確認できた 10 用語の内、普及度の高い用語は、副菜(女性 89%、男性 79%)、偏食(同 95%、

81%)、食育(同 84%、61%)、旬(同 85%、71%)、 一日摂取必要エネルギー量(同 72%、59%)である。

③ 普及度の相対的に低い用語で性差が確認できたのは、孤食(同 41%、25%)、小食(同 48%、31%)、

三色食品群(同 48%、31%)、食事バランスガイド(同 25%、13%)である。

●食に対する考え方は保守的で同時に内向きであるとの傾向にも、顕著な男女差はない

① 男女ともに、食事は家族団らんの場(女性 92%、男性 83%)として重視し、ご飯食からパン食への

転換(女性 8%、男性 5%)には消極的である。

② 食で一番気にするのは、栄養(女性 60%、男性 44%)・ 味(女性 37%、男性 39%)など食そのもの

の質で、地産地消(女性 0%、男性 3%)・ 環境(女性 9%、男性 5%)など社会性を以て食を考えるの

は非常に少ない。栄養と地産地消に関しては、統計的な有意差が認められている。

●男女ともに、食事の仕方は健全な状態を維持しながら合理化を探る傾向はある

① 毎日朝食(女性 94%、男性 81%)し、日常的な欠食は(女性 11%、男性 22%)、夕食での外食・中

食は少なく(女性 87%、男性 78)抑え、ご飯食を主とした食事(女性 89%、男性 87%)。毎日朝食、

日常的な欠食に関しては、統計的な有意差が認められている。

② 一般的傾向として 4 人に一人ができない調理に関しては、明確な性差が認められ(女性 6%、男性

31%)、調理に関わる度合いの強い女性の方が料理時間短縮に努力している(女性 65%、男性 42%)。調

理に関しては、統計的な有意差が認められている。

●食材購入の行動には男女の差異は殆ど無く、ともに一般的な傾向を示している

① 買物回数は週 2~3 回、

② 食材購入は殆どがスーパー。

③ 食料品表示チェックは大多数がするものの、女性の方が積極的である(女 82%、男 73%)。④その項

目は賞味 ・ 消費期間(女 94%、男 92%)・ 産地(女 76%、男 64%)が主。

●農林水産業への関心は男女ともに低いが、相対的に男性の方が関心度は高い

① 関心を持つ比率では農業(女 32%、男 38%)でも、

② 漁業(女 19%、男 30%)でも、

③ 林業(女 7%、男 12%)でも、男性の方が高い比率を示している。

知識普及率

女性の方が高い

欠食・外食に対して

気をつけている

80%

90%

(34)

4.3 対象グループと制御グループの比較(活動有無の差)

4.4 レザーチャート調査からみる食育活動の効果

●偏りの激しい食に関する知識のあり方という一般的傾向は対象グループ ・ 制御グループともに確認さ

れ、ほとんどの項目で有意差は無いが、「食育」(対象 G74%、制御 G56%)と「日本型食生活」 (対象

G62%、制御 G29%) の 2 項目では有意差があり、食育活動の効果が認められる。

●食に対する考え方は保守的で内向きであるとの傾向も対象 G・ 制御 G ともに確認され、ほとんどの項

目で有意差は無い。食事は家族団らんの場として重視している(対象 G86%、制御 G85%)が、和食か

ら洋食への転換には対象 G は制御 G よりもはるかに否定的である(対象 G3%、制御 G12%)。食で一番

気にするのは、栄養(対象 G50%、制御 G45%) ・ 味(対象 G38%、制御 G41%)など食そのものの質で、

地産地消(対象 G1%、制御 G4%) ・ 環境(対象 G 7%、制御 G 7%)などの社会性を以て食を考えるの

は非常に少ない点には対象 G・制御 G に統計的有意差は無い。

●食事の仕方に関しても、対象 G・制御 G ともに、健全な状態を維持しながら合理化を探るとの傾向を

示すが、相対的に対象 G がより積極的な姿勢を示す。特に、冷凍食品などの使用を避けるのは、対象 G

が明確に強い傾向を示す(対象 G31%、制御 G16%) 。統計的有意差とはなっていないが、欠食に関して

も、 対象 G がより強く避ける傾向になっている(対象 G74%、制御 G64%)。

●食材購入の行動に関しては、(対象 G・制御 G 間の差異は全くと言えるほど無い。買物回数は週 2~3 回、

食材購入は殆どがスーパー。食料品表示チェックは大多数がし、その主なチェック項目は賞味 ・ 消費期

間 ・ 産地である。

●農林水産業への関心は、対象 G・ 制御 G ともに低く、両グループに統計的有意差は無い。

●食生活アンケート

① 食事に関する考え方では、かなり健全な志向性を示している。食事にかける費用はできる限り節約し

たい、食事はできる限り手を掛けずに済ませたいでは、はっきりとした否定的回答がみられた(「全くな

い」「多少」の合計が各々 75%、82%)。他方、食事は楽しい雰囲気で食べるのがいいと思う、食事は健

図 4-9:対象グループと制御グループの比較(活動有無の差)

(35)

ごちジャパプロジェクト 34

康の元なので大切だと思う、将来の健康のために今の食生活は大切だと思う、食事は栄養や安全につい

て厳しく考えるべきと思う、の質問に関しては、肯定的な回答が多かった (「非常に」「かなり」の合計

が各々 89%、89%、79%、52%)。健康のために食事に気を付けている、栄養のバランスに気を付けてい

るでは、約 6 割(各々 63%、59%)が肯定している。興味がある回答は、好きなものを多少我慢しても

長生きしたい、に対しては「非常に」「かなり」( 合計 16%) が「多少」「全くない」( 合計 84%)を圧倒

的に下回り、否定的な態度となっていることである。

② 食習慣に関しては、同じものばかり食べる傾向にあると回答したのが半数 (43%) 近くあり、普段の食

事で主食 ・ 主菜 ・ 副菜がそろっているでは約 6 割 (58%) が肯定し、日本型食生活ができているのも半数

(49%) いる。これを反映して、野菜・魚をよくとるのが半数以上 ( 各々 58%、53%) ある。一方、普段の

食事での不足については約 8 割 (82%) が不足を認識し、不足している物として約半数が野菜 (55%) と魚

類 (43%) を挙げてる。

③食事のとり方では、家族そろって食事をするのが約 8 割 (77%、一人暮らしを除く ) ある一方、子供の

ある家庭に絞ると、子供だけで食事をすることがあるのが約 3 割 (28%)あるのは問題である。そして、

約 6 割 (57%) が食べるのが速いと自分の食事のとり方に問題を感じている。

④食事に対する満足度では、食事を楽しんでいるのが 8 割 (82%)、自分の食生活に満足しているもの、

従業員食堂に満足しているものが其々 7 割近く ( 各々 65%、65%)いる。

●ストレス・アンケート

① 肯定的精神状態の質問では、活気がわいてくる、元気がいっぱいだ、生き生きするの質問項目の回答

平均値が其々 2.14、2.26、2.14 となり、全体として肯定的な精神状態にあるのが「時々あった」か「し

ばしばあった」が平均的な姿であることが分かる。例えば、平均値の最も高い元気がいっぱいだでみると、

「ほとんどなかった」17%、

「時々あった」47%、

「しばしばあった」27%、

「ほとんどいつもあった」8% で、

約半数程度が「時々あった」状態であることが分かる。

② 否定的精神状態の質問では、最もストレスが強く出ているのが、ひどく疲れた ( 平均値 2.28)、気が張

り詰めている (2.11)、怒りを感じる (1.94)、だるい (1.94)、イライラしている (1.92)、へとへとだ (1.90) で、

最もストレスが弱いのは、仕事が手につかない (1.39)、悲しいと感じる (1.36) である。具体的にみると、

ひどく疲れたでは、「ほとんどなかった」16%、「時々あった」47%、「しばしばあった」31%、「ほとんど

いつもあった」6% で、やはり約半数程度が「時々あった」状態であることが分かる。他方、悲しいと感

じるでは、

「ほとんどなかった」70%、「時々あった」24%、「しばしばあった」5%、「ほとんどいつもあっ

た」1% で、大多数が「ほとんどなかった」状態であることが分かる。

③ 肉体的影響状態の質問では、最も否定的状態が強いのが、目が疲れる (2.41)、首筋や肩がこる (2.26)、

腰が痛い (2.00) で、最も否定的状態が弱いのが、食欲がない (1.31)、動悸や息切れdがする (1.34)、め

まいがする (1.36) であった。具体的にみると、目が疲れるでは、

「ほとんどなかった」17%、

「時々あった」

40%、「しばしばあった」29%、「ほとんどいつもあった」14 で、やはり約半数近く「時々あった」状態

であることが分かる。他方、食欲がないでは、

「ほとんどなかった」75%、

「時々あった」22%、

「しばしばあっ

た」3%、「ほとんどいつもあった」1% で、大多数が「ほとんどなかった」状態であることが分かる。

●コミュニケーション・アンケート

① 一般的なコミュニケーション(A)、困ったときの相談相手(B)、個人的な問題の相談相手(C)

としてのコミュニケーションのいづれの場合も、上司を相談相手とする回答が最も高い平均値 (A2.50、

B2.40、 C2.52) を示し、次いで同僚 (A2.15、B2.29、C2.40) が続く。配偶者・アk族・友人などを相談相

手とす回答が非常に低い数値 (A1.65、B1.80、C1.76) を示しており、前者 2 グループの相談相手とは大

きな差があることが分かる。具体的に、一般的なコミュニケーションの場合でみると、上司を相談相手

とするのは、「非常に」11%、「かなり」35%、「多少」48%、「全くない」6% で、約半数が「多少」相談

相手として上司に接していることが分かる。他方、家族などを相談相手としているのは、「非常に」48%、

「かなり」39%、「多少」13%、「全くない」0% で、約半数が「非常に」配偶者・家族・友人に頼ってい

る姿が明確となっている。

参照

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