大原税理士受験生のための情報誌
2019
受験対策
Vol.
5
1
特集平成31年度税制改正について
2
特集ズバリ!今年のヤマはこれ!!
〜本試験出題予想〜
「 勝 負 事 に 強 い 」 と い っ た 表 現 が あ り ま す。 勝 負 と い う の は、 文 字 通 り「 勝 ち 」「 負 け 」 で す か ら、 白 黒 つ け る 場 合 に は、 必 ず 勝 ち・ 負 け が 生 じ ま す。 資 格 試 験 や 受 験 な ど に お い て も、 試 験 に 合 格 す る こ と を「 勝 負 に 勝 つ 」 と い う こ と が あ り ま す。 合 格 し たことを指す際に「勝ち」と呼ぶのでしょう。 「 勝 ち 」 や「 負 け 」 と い う の は、 「 相 手 」 と す る も の が あ っ て、 そ れ に 対 し て 勝 ち や 負 け と い う こ とに な り ま す。 税 理 士 試 験 に お い て も、 「 相 手 」 に 勝 つ こ と で、 合 格 を「 勝 ち 」 取 る こ と が で き る の で す。 税 理 士 試 験 で「 勝 つ 」 た め に は、 多 く の 相 手 に 勝 つ 必 要 が あ る で し ょう。 当 日 の 試 験 問 題、 他 の 受 験 生、 自 分 自 身 …、 様 々 な「 勝 ち 」 を 乗 り 越 え て、 勝 ち を 手 に 入 れ る こ と が 出 来 る の で す。 だ か ら こ そ、 合 格 にはそれだけの「価値」があるのです。 長 か っ た ゴ ー ル デ ン ウ ィ ー ク も 明 け、 い よ い よ 直 前 期 が ス タ ー ト し ま す。 ラ ス ト ス パ ー ト ま で あ と少 し。 こ こ か ら は、 気 持 ち も 学 習 も 本 試 験 モ ー ド に 切 り 替 え て い く こ と が 肝 要 で す。 ま だ ま だ、 「 調 子 が 乗 ら な く て 」 な ん て 声 は 毎 年 必 ず 聞 き ま す。 調 子 が 乗 ろ う が 乗 ら な か ろ う が、 忙 し か ろ う が、 勝 つ た め に は や るべ き こ と は 何と し て で も やら なけ れ ば なり ま せ ん。 こ の 時 期 に、 自 分 と い う「 相 手 」 に 勝 つ こ とも、勝たなけれ ば ならない相手の一人です。 さ て、 勝 負 強 い と は、 こ こ 一 番 で の 勝 負 の 際 に、 力 強 さ を 発 揮 す る こ と と さ れ ま す が、 い つ も ど おり の 力 が 出 せ る と い う こ と も、 勝 負 強 さ で あ る と いえ るでしょう。 「 練 習 は 本 番 の よ う に、 本 番 は 練 習 の よ う に 」 と い う 言 葉 が あ り ま す。 普 段 か ら の 練 習( 答 練 ) は 常 に 本 番( 本 試 験 ) を イ メ ー ジ し な が ら 行 う こ と によ り、 本 番 で は 練 習 だ と 思 う こ と で、 緊 張 が 緩 和 さ れ、 い つ も ど お り の 力 が 発 揮 で き る と い う も の で す。 勝 つ べ く し て 勝 つ、 負 け る べ く し て 負 け る、 結 果 の 全 て に 因 が あ り ま す。 こ こ 一 番 で 力 が 発 揮 で き る こと は 素 晴 ら し い で す が、 ど ん な 勝 負 で も、 い つ も ど お りの力が出せる勝負強さを身につけたいですね。【
勝
負
強
く
】
花菖蒲<ハナショウブ> 花言葉:心意気、忍耐、優しい心などWIN
Certified Public Tax Accountant
1
特集
平成
31年度
税制改正について
今
回
の
特
集
で
は、
平
成
31年
4月
1日
に
施
行(
特
段
の
定
め
が
あ
る
も
の
を
除
く。
)
さ
れ
た
改
正
税
法
に
つ
い
て、
そ
の
概
要
や
想
定
さ
れ
る
第
69回
税
理
士
試
験
へ
の
影
響
を
各
科
目
ご
と
に
ご
紹
介
致
し
ま
す。
な
お、
第
69回
税
理
士
試
験
に
お
い
て
適
用
さ
れ
る
法
令
等
は
平
成
31年
4月
5日現在施行のものとされております。
※平成 31年 5月以降についても平成の表記をしております。 ⑴概要・制度趣旨 消 費 税 率 の 引 き 上 げ に 伴 う 対 応、 納 税 環 境 の 整 備 等 の 観 点 か ら、 所 得 税 に 関 し て 主 に 以 下 の 改 正 が 行 わ れ ました。 ①住宅借入金等特別税額控除 消 費 税 等 の 税 率 が 10% で あ る 住 宅 の 取 得 等 を し、 平 成 31年 10月 1 日 か ら 平 成 32年 12月 31日 ま で の 間 に 居 住 の 用 に 供 し た 場 合 の 住 宅 借 入 金 等 特 別 税 額 控 除 に つ い て、 適 用 年 を 10年 か ら 13年 に 延 長 し た 上 で、 11年 目 か ら 13年 目 に お い て 消 費 税 率 2 % 引 き 上 げ 分 に 対 応 す る 金 額 相 当 の 控 除 が 適用できることとされました。 ② 空 き 家 に 係 る 譲 渡 所 得 の 特 別 控 除 の特例 被 相 続 人 が 老 人 ホ ー ム 等 に 入 所 し た こ と に よ り、 被 相 続 人 居 住 用 家 屋 が 相 続 開 始 直 前 に お い て 空 き 家 と な っ て い た 場 合、 改 正 前 に お い て は 居 住 要件に該当 し な か っ た た め 、 3 ,0 0 0 万 円 の 特 別 控 除 は 適 用 で き ま せ ん で し た が、 被 相 続 人 が 要 介 護 認 定 を 受 け て い る こ と、 そ の 他 一 定 の 要 件 を 満 た す 場 合 に は、 そ の 家 屋 は 相 続 開 始 直 前 に お い て 被 相 続 人 の 居 住 の 用 に 供 さ れ て い た も の と み な さ れ、 3 ,0 0 0 万 円 の 特 別 控 除 が 適 用 で きる こととされました。 ③仮想通貨の評価方法 仮 想 通 貨 に つ き、 雑 所 得 等 の 金 額 の 計 算 上 必 要 経 費 に 算 入 す る 金 額 を 算 定 す る 場 合 に お け る そ の 仮 想 通 貨 の 評 価 方 法 に つ い て、 移 動 平 均 法 又 は 総 平 均 法 に よ る こ と が 明 文 化 さ れ ました。 ④確定申告 平 成 31年 4 月 1 日 以 後 に 行 う 同 年 分 以 後 の 確 定 申 告 に お い て は、 年 末 調 整 を 受 け た 給 与 所 得 者 が 確 定 申 告 書 を 提 出 す る 場 合 に は、 そ の 確 定 申 告 書 の 記 載 事 項 の う ち 一 定 の も の に つ い て は、 簡 便 な 記 載 に よ る こ と が できることとされました。 ⑤ 源 泉 徴 収 票 の 確 定 申 告 書 へ の 添 付 不要等 平 成 31年 4 月 1 日 以 後 に お い て は、 給 与 所 得、 退 職 所 得 及 び 公 的 年 金 等 の 源 泉 徴 収 票 を 確 定 申 告 書 に 添 付 し、 又 は 確 定 申 告 書 の 提 出 の 際 提 示 す る こ と を 要 し な い こ と と さ れ ま した。 ⑥ 国 等 に 対 し て 重 要 文 化 財 を 譲 渡 し た場合の譲渡所得の非課税 非 課 税 の 対 象 に、 文 化 財 保 護 法 に 規 定 す る 文 化 財 保 存 活 用 支 援 団 体 に 対 す る 譲 渡 で 一 定 の も の が 加 え れ ら れました。 ⑵第 69回税理士試験への影響度 理 論 問 題 で は、 ⑴ ⑤ 源 泉 徴 収 票 の 確 定 申 告 書 へ の 添 付 不 要 等 の 出 題 の 可 能 性 が あ り、 計 算 問 題 で は、 ⑴ ② 空 き 家 に 係 る 譲 渡 所 得 の 特 別 控 除 の 特 例 に つ い て 出 題 の 可 能 性 が あ り ま す。 ⑴概要・制度趣旨 デ フ レ 脱 却・ 経 済 再 生 を 確 実 な も の と す る た め、 企 業 が 収 益 の 拡 大 を 賃 金 上 昇、 設 備 投 資 に 積 極 的 に つ な げ る こ と を 期 待 し て、 法 人 税 法 に 関 して以下の改正が行われました。 ①試験研究費の特別控除 総 額 制 度・ 支 出 額 制 度 の 控 除 基 準 額 の 税 額 控 除 割 合 が 見 直 さ れ ま す。 総 額 制 度 は 改 正 後 6 % ~ 14% ( 改 正 前 6 % ~ 10% ) の 控 除 割 合 と な り、 支 出 額 制 度 は 改 正 後 12% ~ 17% ( 改 正 前 12% ) の 控 除 割 合 と な り ま す。 ま た、 税 額 控 除 割 合 を 求 め る 計 算 式 が 増 減 試 験 研 究 費 割 合 8 % を 基 準 と した計算式に改められます。 特 別 試 験 研 究 に つ い て、 研 究 開 発 型 ベ ン チ ャ ー と の 共 同 研 究 が 追 加 さ れ、 税 額 控 除 割 合 は 25% と な り ま す。 ま た、 特 別 試 験 研 究 費 の 税 額 基 準 額 は 改 正 後 10% ( 改 正 前 5 % ) と な ります。 な お、 従 来 の 高 水 準 型 制 度 は 廃 止 と な り、 試 験 研 究 費 の 額 が 平 均 売 上 金 額 の 10% を 超 え る 場 合 に は、 総 額 制 度・ 支 出 額 制 度 の 控 除 基 準 額 の 税 額 控 除 割 合 及 び 税 額 基 準 額 に 一 定 割 合 を 上 乗 せ す る 制 度 が 適 用 さ れ ま す。 ②中小企業者等の判定の見直し 中 小 企 業 者 等 の 判 定 に お い て、 大 規 模 法 人 に 大 法 人 の 100% 子 会 社 に 該 当 す る 法 人 、 100% グ ル ー プ 内 の 複 数 の 大 法 人 に 発 行 済 株 式 又 は 出 資 の 全 部 を 保 有 さ れ て い る 法 人 が 含 ま れ る こととなりました。 ③過大支払利子税制 制 度 の 対 象 と な る 支 払 利 子 等 の 範 囲、 調 整 所 得 金 額 の 算 定 方 法 等 が 整 備 さ れ、 損 金 算 入 限 度 額 が 20% ( 現 行 50% ) に 変 更 さ れ ま す。 ( 平 成 32 年 4 月 1 日 以 後 に 開 始 す る 事 業 年 度 より適用) ④移転価格税制 独 立 企 業 間 価 格 の 算 定 方 法 の 整 備 等がされます。 ( 平 成 32年 4 月 1 日 以 後 に 開 始 す る事業年度より適用) ⑵第 69回税理士試験への影響度 第 69回 税 理 士 試 験 に お い て 税 制 改 正 項 目 の う ち、 ① 試 験 研 究 費 の 特 別 控 除 、 ② 中 小 企 業 者 等 の 判 定 の 見 直 し に つ い て は 改 正 論 点 の 出 題 可 能 性 が 考 え ら れ ま す。 ② 中 小 企 業 者 等 の 判 定 の 見 直 し に つ い て は、 中 小 企 業 者 等 の 優 遇 税 制 の 適 用 判 断 に つ な が り ま す。 近 年 の 本 試 験 の 計 算 問 題 の 傾 向 で は 判 断・ 判 定 を 問 う 試 験 傾 向 となっており、警戒が必要です。 ま た、 近 年 の 本 試 験 で は 改 正 が 予 定 さ れ て い る 論 点 に つ い て、 改 正 前 の 規 定 が 問 わ れ た 実 績 が あ り ま す。 ③ 過 大 支 払 利 子 税 制 及 び ④ 移 転 価 格 税 制 は、 今 年 度 は 改 正 の 影 響 は あ り ま せ ん が、 改 正 予 定 論 点 の た め 現 行所得税法
法人税法
特集 1 制度での出題に警戒が必要です。 ⑴概要・制度趣旨 平 成 31年 度 税 制 改 正 に 関 し て、 主 た る 項 目 と し て は「 個 人 の 事 業 用 資 産 の 納 税 猶 予 及 び 免 除 の 制 度 」 が 挙 げ ら れ ま す。 こ の 制 度 は、 個 人 事 業 者 の 高 齢 化 が 急 速 に 進 展 す る 状 況 を 鑑 み、 円 滑 な 世 代 交 代 や 事 業 の 持 続 的 な 発 展 の 確 保 を 目 的 と し て、 個 人 事 業 者 の 事 業 承 継 を 促 進 す る た め に、 新 た に 創 設 さ れ ま し た。 近 年 で は、 取 引 相 場 の な い 株 式 を 対 象 財 産 と し て、 法 人 経 営 者 の 事 業 承 継 の 円 滑 化 の 制 度 が 新 設、 改 正 等 さ れ る 流 れ が あ り ま し た が、 個 人 事 業 者 に 対 し て も 同 等 の 制 度 を 設 け る こ と に よ り、 個 人、 法 人 の 双 方 に 税 制 面 か ら の サ ポ ー ト が 行 わ れ ま す。 日 本 の 税 収 の 安 定 的 な 確 保 の た め に 必 要 な 事 業 承 継 の 円 滑 化、 中 小 事 業 者 の 保 護 に 関 連 す る 制 度 で あ る と い う 点 に お い て、 と て も 重 要 性 の 高 い 制 度 と 言 え ま す。 ま た、 上 記 以 外 の 項 目 と し て は、 「 小 規 模 宅 地 等 の 減 額 の 特 定 事 業 用 宅 地 等 の 意 義 ( 3 年 内 新 規 事 業 の 適 用 除 外 )」 「 教 育 資 金 の 一 括 贈 与 の 非 課 税 ( 所 得 要 件、 贈 与 者 が 死 亡 し た 場 合 の 課 税 の 取 扱 い の 追 加 な ど) 」「結 婚・ 子 育 て 資 金 の 一 括 贈 与 の 非 課 税 ( 所 得 要 件 の 追 加 な ど )」 が あ り、 い ず れ も 重 要 性、 話 題 性 の 高 い 制 度 に 関する改正が行われております。 ⑵第 69回税理士試験への影響度 近 年 の 相 続 税 法 の 試 験 で は、 改 正 に 関 連 す る 理 論 の 出 題 が 続 い て い る 傾 向 が あ り ま す し、 ま た、 本 試 験 で は 規 定 を そ の ま ま ア ウ ト プ ッ ト す る 形 式 の 出 題 も 続 い て お り ま す の で、 平 成 31年 度 税 制 改 正 項 目 に 関 し て は、 本 試 験 に お け る 影 響 度 は 大 き い と 言 わ ざ る を 得 な い 状 況 と な り ま す。 上 記 を 踏 ま え、 改 正 に 関 連 す る 理 論 に つ い て も、 で き る 限 り 暗 記 を 完 璧 な 状 態 に 近 づ け て 本 試 験 に 臨 め る か ど う か が 合 否 に 影 響 を 与 え る 可 能 性 が あ り ま す の で、 改 正 講 義 の 前 ま で に 改 正 項 目 以 外 の 暗 記 の 精 度 を で き る 限 り 高 め 、 6 月 に 実 施 す る 改 正 講 義 後 は、 改 正 に 関 連 す る 理 論 項 目 の 理 解、 暗 記 に 全 力 を 注 げ る よ う な 状 況 を 作 り 上 げ て い く こ と が、 理 論 で の ア ド バ ン テ ー ジ を 確 保 し、 合 格 を よ り 確 実 な も の と す る た め に は 必 要 と 考 え ら れ ま す。 ま た、 教 育 資 金 の 一 括 贈 与 に 関 し て は、 計 算 の 論 点 と し て も 過 去 の 本 試 験 で 出 題 さ れ た 実 績 も あ り ま す の で、 新 た に 追 加 さ れ た 贈 与 者 が 死 亡 し た 場 合 の 課 税 の 取 扱 い な ど に は 注 意 を 払 っ て お く 必 要 が あります。 ⑴概要・制度趣旨 ① 輸出物品販売場制度に関する見直し イ 臨時販売場に係る届出制度の創設 既 存 の 外 航 ク ル ー ズ 船 が 寄 港 す る 港 湾 に お け る 臨 時 販 売 場 に 係 る 届 出 制 度 を 廃 止 し、 新 た な 臨 時 販 売 場 に 係 る 届 出 制 度 を 創 設 す る こ と に よ り、 外 国 人 旅 行 者 向 け の 免 税 制 度 の 拡 充 を図る こととなります。 ロ 手 続 委 託 型 輸 出 物 品 販 売 場 の 許 可 申請手続の簡素化 手 続 委 託 型 輸 出 物 品 販 売 場 許 可 申 請 書 に つ い て、 承 認 免 税 手 続 事 業 者 の 承 認 通 知 書 の 写 し の 添 付 を 要 し な い こととなります。 ② 金 地 金 等 の 密 輸 に 対 応 す る た め の 仕入税額控除制度の見直し 消 費 税 増 税 に 伴 い、 急 増 し て い る 組 織 的 な 密 輸 へ の 対 策 強 化 の 一 環 で、 次の事項について改正されます。 イ 密 輸 品 と 知 り な が ら 行 っ た 課 税 仕 入 れ に つ い て、 仕 入 税 額 控 除 制 度 の 適 用 を 認 め な い こ と と な り ま す。 ロ 金 又 は 白 金 の 地 金 の 課 税 仕 入 れ に つ い て、 本 人 確 認 書 類 の 写 し の 保 存 を 仕 入 税 額 控 除 の 要 件 に 加 え る こととなります。 ⑵第 69回税理士試験への影響度 公 表 さ れ た 税 理 士 試 験 の 要 領 で は、 4 月 時 点 の 施 行 法 令 に 基 づ き 出 題 さ れ る こ と と な り ま し た の で、 上 記 ① ロ 及 び ② イ が 今 年 度 の 税 理 士 試 験 の 試 験 範 囲 と な り ま す。 た だ し、 上 記 ① ロ は 手 続 規 定 の 細 部 の 改 正 事 項 で あ る た め、 受 験 対 策 の 重 要 度 を 考 慮 し、 上 記 ② イ に つ い て 理 論 暗 記 及 び 事 例 理 論 の 対 策 を 行 え ば 十 分 で あ る と考えられます。 な お、 平 成 31年 税 制 改 正 大 綱 の 項 目 以 外 に、 平 成 31年 10月 よ り 10% 税 率 や 飲 食 料 品 等 の 軽 減 税 率 の 導 入 な ど の 改 正 が 実 施 さ れ る こ と が、 平 成 30年 10月 に 政 府 か ら 公 表 さ れ、 現 在 も 世 の 中 の 関 心 事 と な っ て い ま す。 し か し、 先 述 の と お り 4 月 時 点 の 施 行 法 令 に 基 づ き 出 題 さ れ る こ と が 公 表 さ れ ま し た の で、 平 成 31年 の 10月 の 税 率 等 の 改 正 を 考 慮 し な い こ と と な り ま す。 つ ま り、 現 在、 学 習 さ れ て い る 8 % ( 国 税 6.3% ) 税 率 を ベ ー ス と した出題 となります。 た だ し、 当 課 税 期 間 が 平 成 31年 10 月 1 日 以 降 の 期 間 を 含 む 設 定 で 出 題 さ れ た 場 合 に は、 税 務 実 務 上 で の 取 扱 い と 試 験 解 答 が 異 な っ て し ま う こ と か ら、 例 え ば 当 課 税 期 間 が 平 成 30 年 10月 1 日 ~ 平 成 31年 9 月 30日 と い っ た 平 成 31年 10月 1 日 以 降 の 期 間 を 含 ま な い 設 定 に よ る 出 題 も 考 え ら れるため、注意しましょう。 ⑴概要・制度趣旨 事 業 税 の 主 な 改 正 ポ イ ン ト は 「 法 人 事 業 税( 所 得 割 及 び 収 入 割 に 限 る。 )の税率の改正」 です。 「 平 成 31年 10月 1 日 以 後 」 に 開 始 する事業年度から適用となります。 ⑵第 69回税理士試験への影響度 第 69回 本 試 験 の 法 人 事 業 税 の 計 算 問 題 で は、 例 年 の 出 題 状 況 か ら「 平 成 30年 4 月 1 日 」 に 開 始 す る 事 業 年 度 で 出 題 さ れ る 可 能 性 が 高 い と 推 測 さ れ ま す。 上 記 の 改 正 は「 平 成 31年 10月 1 日 以 後 」 に 開 始 す る 事 業 年 度 か ら 適 用 と な る た め、 影 響 あ り ま せ ん。 こ れ ま で 通 り 学 習 を 進 め て く だ さい。 第 69回税理士試験への影響度 第 69回 税 理 士 試 験 に 影 響 の あ る 改 正はございません。 第 69回税理士試験への影響度 第 69回 税 理 士 試 験 に 影 響 の あ る 改 正はございません。 第 69回税理士試験への影響度 第 69回 税 理 士 試 験 に 影 響 の あ る 改 正はございません。 第 69回税理士試験への影響度 第 69回 税 理 士 試 験 に 影 響 の あ る 改 正はございません。
相続税法
消費税法
事業税
酒税法
国税徴収法
固定資産税
住民税
2
特集
財務諸表論
⑴出題が予想される項目は? (理論・計算別) ●理論 概 念 フ レ ーム ワ ーク に よ る 会 計 全 般 に 関 わ る 「財 務 報 告 の 目 的 」 に 沿 っ た 考 え 方 は、 と て も 重 要 な 柱 と な り ま す。 ま た、 企 業 会 計 原 則 な ど、 従 来 か ら の 伝 統 的 な 考 え 方 か ら も 出 題 も ご ざ い ま す の で ご 注 意 く だ さ い。 な お、 個 別 論 点 と し て 注 目 す べ きものは以下のものとなります。 ① 収 益 認 識 (実 現 か ら 投 資 の リ ス ク か ら の 解 放、 新 基 準 か ら の 内 容、 割 賦 販 売、 工 事 契 約 等 )、 ② 収 益 性 の 低 下 ( 棚 卸 資 産、 固 定 資 産、 工 事 損 失 等 )、 ③ リ ー ス 会 計 、 ④ 金 融 商 品 会 計 、 ⑤ キ ャッシ ュ ・ フ ロ ー計 算 書 、 ⑥ 連 結 財 務 諸 表 (基 礎概念、純利益と包括利益、退職給付等) そ の 他、 出 題 サ イ ク ル 等 を 考 慮 す る と 資 産 除 去 債 務 や 企 業 結 合 会 計・ 事 業 分 離 会 計 な ど も 出 題 可 能性が十分にあると言えます。 ●計算 本 試 験 に お け る 各 個 別 論 点 は、 過 去 の 本 試 験 で 出 題 さ れ た 内 容 を 踏 襲 し た も の が 多 く を 占 め ま す。 注 記 事 項 な ど も 含 め、 基 本 的 な 内 容 で ミ ス な く 解 答 で き る か が ポ イ ン ト と な り ま す。 ま た、 差 の 付 き や す い 貸 倒 引 当 金 や 固 定 資 産、 棚 卸 資 産、 退 職 給 付、 税 効 果 会 計 で の 集 計 な ど で 得 点 で き れ ば 非 常 に 有 利 と な り ま す。 見 慣 れ な い 資 料 で あ っ て も 問 題 文 を よ く 読 め ば 解 答 が 導 け る 場 合 が 多 い た め、読み飛 ば さないようにしましょう。 ⑵どんな対応が必要? ●理論 合 格 す る た め に 必 須 と な る の は、 問 題 文 を 読 み 取 る た め の 理 解 と 文 章 作 成 力 で す。 何 を 解 答 す べ き か を そ の 場 で 考 え、 判 断 で き る か が 近 年 の 本 試 験 で は 試 さ れ て い ま す。 こ れ を 直 前 答 練 な ど で 練 習 し て い く こ と が 非 常 に 大 切 に な り ま す。 ま た、 文 章 作 成 す る 際 に も ベ ー ス と な る 正 確 な 暗 記( イ ンプット) は欠かせません。 ●計算 各 種 答 練 や 総 合 問 題 解 答 時 に、 ミ ス し た と こ ろ の 原 因 を 把 握 し、 対 策 を 考 え て そ の 後 の 問 題 解 答 時 に 実 践 す る こ と が 重 要 で す。 こ の 積 み 重 ね が 点 数 の 安 定 に つ な が り ま す。 ま た、 問 題 解 答 後 に 効 率 的 な 順 序 で 解 答 で き て い た か、 時 間 配 分 は 適 切 であったかなども振り返るようにしましょう。 ⑶ 5 ・ 6 月に優先的に学習するポイントは? ●理論 毎 年 広 範 囲 に 出 題 さ れ る 傾 向 が あ り ま す の で、 も ち ろ ん ヤ マ は 重 点 的 に 対 策 す る 必 要 が あ り ま す が、 そ れ 以 外 の 項 目 に つ い て も ポ イ ン ト 部 分 は 網 羅 的 に 対 策 を す る よ う に し ま し ょ う。 ま た、 答 練 の 問 題 と 解 答 を 横 に 並 べ、 1 つ 1 つ 結 び つ け る フ ォ ローを徹底しましょう。 ●計算 ま ず は 基 本 項 目 を 固 め、 ボ リ ュ ー ム の あ る 問 題 に 対 す る 対 応 力 を ア ッ プ す る た め に 実 力 判 定 公 開 模 試 の 解 き 直 し や 見 直 し を 実 施 し ま し ょ う。 並 行 し て 表 示 面( 表 示 区 分 や 注 記 事 項 ) で 忘 れ て い る 部 分 が 無 い か 確 認 し て お く よ う に し ま し ょ う。 過 去 試 験 問 題 は 上 述 し た よ う に、 繰 り 返 し 出 題 さ れ る こ と が 多 い た め、 解 答 後 に 複 数 回 目 を 通 す 機 会 を作るようにしましょう。簿
記
論
⑴出題が予想される項目は? 今 年 の 本 試 験 に 向 け て 特 に 対 策 を し て い た だ き た い 項 目 は、 商 品 売 買 の 記 帳 方 法、 特 殊 商 品 売 買、 組 織 再 編 会 計、 連 結 会 計 (持 分 法 を 含 む) 、 外 貨 建 会 計、 金融商品会計及びリース会計です。 ⑵どんな対応が必要? 近 年 の 本 試 験 の う ち、 第 一、 二 問 は 個 別 問 題 か ら 構 成 さ れ て お り、 古 典 的 な 簿 記 理 論 の 内 容 や 最 新 の 会 計 基 準 な ど、 幅 広 く 出 題 さ れ て い ま す。 し か し、 当 然 の こ と な が ら、 簿 記・ 会 計 に 関 す る 全 て の 知 識 を 習 得 す る と い う の は 現 実 的 で は あ り ま せ ん。 過 去 の 本 試 験 で の 出 題 実 績 等 を 考 慮 し、 本 年 度 の 試 験 で 出 題 可 能 性 が 高 い と 考 え ら れ る も の を 教 材 と し て 提 供 し て い ま す の で、 そ れ を 上 限 と し つ つ、 テ キ ス ト・ 問 題 集 や 直 前 答 練 で 掲 載 さ れ て い る も の を 過 不 足 な く 習 得 し て お く 必 要 が あ り ま す。 ま た、 第 三 問 で は 出 題 項 目 と し て は 安 定 的 で は あ る も の の、 例 え ば 、 有 価 証 券 の 期 末 評 価 に つ い て の 処 理 方 法 の 知 識 を 問 う だ け で は な く、 有 価 証 券 の 保 有 目 的 を 判 断 す る 知 識 が 求 め ら れ る な ど、 単 に 会 計 処 理 自 体 を 問 う だ け で な く、 前 提 と な る 状 況 判 断 ま で 求 め ら れ て い る 傾 向 が あ り ま す。 従 っ て、 仕 訳 処 理 を 押 さ え て お く だ け で は な く、 仕 訳 処 理 を 行 う 前 提 と な る 状 況 判 断 の フロー も押さえておきましょう。 ⑶ 5 ・ 6 月に優先的に学習するポイントは? 本 試 験 で 合 格 す る た め に は 精 度 の 高 い イ ン プ ッ ト が 絶 対 的 に 必 要 と な り ま す。 上 述 の 通 り、 会 計 の 全 て の 知 識 を 習 得 す る 必 要 は あ り ま せ ん が、 教 材 等 で 提 供 し て い る 内 容 に つ い て、 こ の 時 期 に ま だ イ ン プ ッ ト で き て い な い も の は、 ま ず は 各 項 目 の イ ン プ ッ トの精度を上げましょう。 し か し、 簿 記 論 の 本 試 験 は、 解 答 が 困 難 な も の が 織 り 込 ま れ る 割 合 が 多 い た め、 ど の よ う に 合 格 答 案 を 作 り 上 げ る か と い う ア ウ ト プ ット ト レ ー ニ ン グ が 非 常 に 重 要 と な り ま す。 そ の ア ウ ト プ ッ ト ト レ ー ニ ン グ で は、 合 格 す る た め に 正 答 す べ き 箇 所 は ど こ で あ る か を 判 断 す る 力 を 養 う 必 要 が あ り ま す。 各 答 練 の 正 答 率 表 や 白 星・ 黒 星 な ど を 参 考 に し な が ら、 各 解 答 要 求 箇 所 が ど の よ う な 局 面 で 正 答 率 が 下 が る の か を 把 握 し て お き ま しょう。 ま た、 得 点 す る 能 力 を 鍛 え る だ け で は な く、 失 点 し な い 能 力 を 鍛 え る こ と も 重 要 で す。 た く さ ん 問 題 を 解 答 し て、 自 分 が ど の よ う な ミ ス を す る の か を 把 握 し て、 ミ ス の 蓄 積 を 行 い、 同 じ ミ ス を 繰 り 返 さ な い よ う に 対策 をしていきましょう。ズバリ!今年のヤマはこれ
!!
〜本試験出題予想〜
特集 2