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〔問 1〕 Aは自己所有の建物をBに賃貸した

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Academic year: 2021

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(1)

(宅建) <30> 〈制限時間 20分〉 〔問 1〕 Aは、所有する家屋を囲う塀の設置工事を業者Bに請け負わせたが、Bの工 事によりこの塀は瑕疵がある状態となった。Aがその後この塀を含む家屋全部をCに賃貸 し、Cが占有使用しているときに、この瑕疵により塀が崩れ、脇に駐車中のD所有の車を 破損させた。A、B及びCは、この瑕疵があることを過失なく知らない。この場合に関す る次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものの組合せはどれか。 ア Bは、瑕疵を作り出したことに故意又は過失がなければ、Dに対する損害賠償責任を 免れることができる。 イ Cは、損害の発生を防止するのに必要な注意をしていれば、Dに対する損害賠償責任 を免れることができる。 ウ Aは、損害の発生を防止するのに必要な注意をしていれば、Dに対する損害賠償責任 を免れることができる。 1 ア、イ 2 ア、ウ 3 イ、ウ 4 ア、イ、ウ 〔問 2〕 Aが、その過失によってB所有の建物を取り壊し、Bに対して不法行為によ る損害賠償債務を負担した場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、 正しいものはどれか。 1 Aの損害賠償債務は、BからAへ履行の請求があった時から履行遅滞となり、Bは、 その時以後の遅延損害金を請求することができる。 2 Aの不法行為に関し、Bにも過失があった場合でも、Aから過失相殺の主張がなけれ ば、裁判所は、賠償額の算定に当たって、賠償金額を減額することができない。

要点確認テスト 4

権利関係4 問題

要点解説講義

(2)

要点4 問-2 〔問 3〕 事業者Aが雇用している従業員Bが行った不法行為に関する次の記述のうち、 民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。 1 Bの不法行為がAの事業の執行につき行われたものであり、Aに使用者としての損害 賠償責任が発生する場合、Bには被害者に対する不法行為に基づく損害賠償責任は発生 しない。 2 Bが営業時間中にA所有の自動車を運転して取引先に行く途中に前方不注意で人身事 故を発生させても、Aに無断で自動車を運転していた場合、Aに使用者としての損害賠 償責任は発生しない。 3 Bの不法行為がAの事業の執行につき行われたものであり、Aに使用者としての損害 賠償責任が発生する場合、Aが被害者に対して売買代金債権を有していれば、被害者は 不法行為に基づく損害賠償債権で売買代金債務を相殺することができる。 4 Bの不法行為がAの事業の執行につき行われたものであり、Aが使用者としての損害 賠償責任を負担した場合、A自身は不法行為を行っていない以上、Aは負担した損害額 の2分の1をBに対して求償できる。 〔問 4〕 Aが死亡した場合の相続に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤 っているものはいくつあるか。 ア Aに、配偶者B、Bとの間の子C、D(DはAの死亡より前に死亡)、Dの子Eがいる 場合、BとCとEが相続人となり、Eの法定相続分は1/4となる。 イ Aに、配偶者B、母F、兄Gがいる場合、BとFが相続人となり、Fの法定相続分は 1/4となる。 ウ Aに、かつて配偶者であったが離婚したHと、Hとの間の子Iがいる場合、HとIが 相続人となり、HとIの法定相続分はいずれも1/2となる。 1 一つ 2 二つ 3 三つ 4 なし

(3)

〔問 5〕 相続の承認及び放棄に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤って いるものはどれか。 1 被相続人の子が相続を放棄した場合、その者の子がこれを代襲して相続人となる。 2 相続の放棄をする場合、その旨を家庭裁判所に申述しなければならない。 3 相続人が数人あるときは、限定承認は、共同相続人の全員が共同してのみ、すること ができる。 4 相続人が、自己のために相続の開始があったことを知った時から3ヵ月(家庭裁判所 が期間の伸長をした場合は当該期間)以内に、限定承認又は放棄をしなかったときは、 単純承認をしたものとみなされる。 〔問 6〕 遺留分に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っている ものはどれか。 1 被相続人の配偶者と弟のみが相続人である場合、配偶者のみならず弟も、遺留分権利 者となる。 2 遺留分の減殺請求は、訴えを提起しなくても、内容証明郵便による意思表示だけでも することができる。 3 相続が開始して9年6カ月経過する日に、はじめて相続の開始と遺留分を害する遺贈 のあったことを知った遺留分権利者は、6カ月以内であれば、遺留分の減殺請求をする ことができる。 4 被相続人Aの生前に、Aの子Bが家庭裁判所の許可を得て遺留分の放棄をした場合で も、Bは、Aが死亡したとき、その遺産を相続する権利を失わない。

(4)

要点4 問-4 〔問 7〕 借地人Aが、平成28年5月1日に甲地所有者Bと締結した建物所有を目的と する甲地賃貸借契約に基づいてAが甲地上に所有している建物と甲地の借地権とを第三者 Cに譲渡した場合に関する次の記述のうち、民法及び借地借家法の規定によれば、正しい ものはどれか。 1 甲地上のA所有の建物が登記されている場合には、AがCと当該建物を譲渡する旨の 合意をすれば、Bの承諾の有無にかかわらず、CはBに対して甲地の借地権を主張でき る。 2 Aが借地上の建物をDに賃貸している場合には、AはあらかじめDの同意を得ておか なければ、借地権を譲渡することはできない。 3 AB間の借地契約が専ら事業の用に供する建物(居住の用に供するものを除く。)の 所有を目的とし、かつ、存続期間を20年とする借地契約である場合には、AはBの承諾 の有無にかかわらず、借地権をCに対して譲渡することができ、CはBに対して甲地の 借地権を主張できる。 4 Aが借地権をCに対して譲渡するに当たり、Bに不利になるおそれがないにもかかわ らず、Bが借地権の譲渡を承諾しない場合には、AはBの承諾に代わる許可を与えるよ うに裁判所に申し立てることができる。 〔問 8〕 Aが、Bに土地を賃貸し、Bがその土地上に建物を所有している場合の契約 終了に伴う建物買取請求権に関する次の記述のうち、借地借家法の規定及び判例によれば、 誤っているものはどれか。 1 建物買取請求権は、契約終了の理由を問わず、Bの債務不履行を原因とする契約終了 の場合にも、BはAに対して建物の買取りを請求することができる。 2 BがAの承諾を得て土地をCに転貸し、建物を譲渡した場合、AB間、BC間の契約 が、ともに期間満了し更新がなければ、CはAに対し直接建物買取請求権を有する。 3 Bが適法にAに建物買取請求権を行使すると、その所有権は直ちにBからAに移転す るが、BはAが代金を支払うまで、建物の引渡しを拒むことができる。 4 AB間の借地契約が、公正証書により10年の事業専用の目的で締結された場合には、 Bは建物買取請求権を有しない。

(5)

〔問 9〕 Aは、建物の所有を目的としてBから土地を賃借し、建物を建築して所有し ているが、その土地の借地権については登記をしていない。この場合において、その土地 の所有権がBからCに移転され、所有権移転登記がなされたときに関する次の記述のうち、 借地借家法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。 1 Aが、Aの名義ではなく、Aと氏を同じくするAの長男名義で、本件建物につき保存 登記をしている場合、Aは、借地権をCに対抗することができる。 2 Aが自己の名義で本件建物につき保存登記をしている場合で、BからCへの土地の所 有権の移転が、当該保存登記後の差押えに基づく強制競売によるものであるとき、Aは、 借地権をCに対抗することができる。 3 本件建物が火事により滅失した場合、建物を新たに築造する旨を本件土地の上の見や すい場所に掲示していれば、Aは、本件建物について登記していなかったときでも、借 地権をCに対抗することができる。 4 借地権が借地借家法第22条に規定する定期借地権である場合、公正証書によって借地 契約を締結していれば、Aは、本件建物について登記していなかったときでも、借地権 をCに対抗することができる。 〔問 10〕 AがBのために新たに借地権を設定した場合に関する次の記述のうち、借地 借家法の規定及び判例によれば、誤っているものはいくつあるか。 ア 借地権の存続期間は、契約で25年と定めようと、35年と定めようと、いずれの場合も 30年となる。 イ 「期間満了の際、AがBに対し相当の一定額の交付さえ行えば、Aは更新を拒絶でき る」と特約しても、その特約は、無効である。 ウ 「借地権の設定から30年経過後に、AがBの建物を時価で買い取り、契約は更新しな い」と特約しても、その特約は、無効である。 1 一つ 2 二つ 3 三つ 4 なし

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