特定非営利活動法人
ディジタルシネマ・コンソーシアム
NEWS L E T T E R Vo l
.5
ニューズレター
2004年
12月
第5号
特集
第17回東京国際映画祭協賛企画
東京デジタルシネマ・シンポジウム2004
その他、デジタルシネマの最新情報満載!
編集・発行/ディジタルシネマ・コンソーシアム事務局 NPO Digital Cinema Consortium of Japan (DCCJ) 〒239-0847 横須賀市光の丘8-3 316号室 TEL:046-839-2455、FAX:046-839-2454 http://www12.ocn.ne.jp/~d-cinemaDigital Cinema Consortium of Japan Newsletter
第5号(2004年12月) 編集・発行/ディジタルシネマ・コンソーシアム事務局 〒239-0847 横須賀市光の丘8-3 316号室 TEL:046-839-2455、FAX:046-839-2454 http://www12.ocn.ne.jp/ d-cinema/東京デジタルシネマ・シンポジウム2004開催
デジタルシネマ実験推進協議会(DCTF)は、第17回東京国際映画祭協賛企画とし
て10月26日13時より六本木ヒルズ・オーディトリアムにおいて、東京デジタルシネ
マ・シンポジウム2004を開催。 DCCJはこのイベントに協賛いたしました。
デジタルシネマ実験推進協議会 会長
ディジタルシネマ・コンソーシアム 理事長
青山 友紀
通信と携帯のデジタル化に続き、放送のデジタル化が昨年開始されたところで
あるが、最後に残るエンターテインメント・コンテンツの王様である映画もついにデ
ジタル化の時を迎えようとしている。1999年にジョージ・ルーカス監督がスター
ウォーズ・エピソードIを、フィルムを用いずにデジタルプロジェクターで試験的デジ
タル上映してから5年が経過し、ハリウッドはデジタルシネマを今後取り組むべき最
大の課題と位置付け、ハリウッド7大スタジオが共同でDCI(デジタルシネマ・イニシ
アチブ)というコンソーシアムを設立し、35mmフィルムに代るデジタル標準規格の
策定、映画館デジタル化の支援方策、などを積極的に推進してきている。
一方、我国では2001年に特定非営利活動法人ディジタルシネマ・コンソーシアム
(DCCJ)が設立され、そこに参画する企業を中心に35mmフィルムと同等以上の品
質を有する超高精細(SHD)映像技術の研究開発を進めてきた。そして、HDTVの4
倍の高精細度を有する800万画素のデジタルシネマシステム(4Kデジタルシネマと
呼ばれる)のプロトタイプを世界で初めて開発し実験を進めてきた。これを知ったハ
リウッドからの強い要望により過去3回ハリウッドにおいてデモと評価試験を行い、
さらにロンドン、パリ、ローマでもデモを行い、4Kデジタルシネマが35mmフィルムと
同等以上の品質を有することを世界に発信してきた。このことがDCIによる4Kデジ
タルシネマ標準の策定に大きなインパクトを与えることとなった。また、本年5月に産
学官連携の協議会である「デジタルシネマ実験推進協議会」が発足し、4Kデジタル
シネマの制作・配信・上映技術の確立を目指して、実証実験を推進する体制が整
備された。
背景とねらい
次ページへつづくこのように、日本はデジタルシネマ技術において世界をリードしており、映画のデジ
タル化に先導的役割を果たす可能性が高く、さらにデジタルシネマ・コンテンツのセ
キュアなネットワーク流通技術、アニメーションやCGによるデジタルシネマ制作技術、
人材育成、など総合的なデジタルシネマ政策の推進により、我国のエンターテインメ
ント産業の発展と豊かな国民生活に与える貢献は極めて大きいと考えられる。
そこで、10月に行われた東京国際映
画祭の協賛企画として、「東京デジタ
ルシネマ・シンポジウム2004」を開催し、
ハリウッドおよびヨーロッパのデジタル
シネマに関係する要人を招聘し、ワー
ナー・ブラザーズ・エンタテインメント社
CTOによる基調講演、ソニー・ピク
チャーズ・エンタテインメント社が
4Kデ
ジタルシネマ技術で制作した人気映画
スパイダーマン2の世界初の4Kデジタ
ルシネマでの一部上映、日米欧のパ
ネラによる討論、というプログラムを企
画し、デジタルシネマの促進に寄与す
ることをねらいとした。
ワーナーブラザーズ・エンタテインメント社
CTO
クリストファー・J・クックソン氏による基調講演
東京デジタルシネマ・シンポジウム2004 開催概要
第17回東京国際映画祭
講演概要
デジタルシネマ実験推進協議会・青山友紀会長の主催者挨拶、総務省・松井浩総務審議官
の来賓挨拶に続き、「ハリウッドが目指すデジタルシネマ」と題して、ワーナーブラザース・エ
ンタテインメント
Christopher J. Cookson最高技術責任者によるキーノート・スピーチが行
われました。講演中、ワーナーブラザース・アーカイブより1962年公開のミュージカル映画
“The Music Man”の一部を4Kデジタルシネマ版で上映。デジタル化によりフィルムについた
傷などが見事に修復され、時代をまったく感じさせない美しい映像と音楽で参加者を魅了し
ました。
次いで、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
Al Bartonデジタルシネマ・テクノロジー
担当副社長より“Spider-Man2 の映像を用いて4Kデジタルシネマ・プロダクションの特別講
演がありました。
Barton氏の力強いメッセージに、4Kデジタルシネマはずっと先の技術では
なく、今すでに展開されていることを改めて実感された参加者も多かったのではないかと思
われます。
その後、
NTT未来ねっと研究所 藤井哲郎プロジェクト・マネージャの紹介で4Kデジタルシ
ネマ評価用映像“ASC/DCI StEM”が独立行政法人情報通信研究機構 けいはんな情報通
信融合センターよりJGN2を介して配信上映されました(配信実験については別頁レポートを
ご参照ください)。
パネルディスカッション概要
休憩をはさみ、後半はパシフィックインターフェース社のLaurin Herr氏をコーディネーター
として「デジタルシネマの進むべき道」をテーマに欧州、米国、日本でデジタルシネマに取り
組む著名人をお招きし、プレゼンテーションを交えて、それぞれの立場からデジタルシネマ
に対する忌憚のない意見を述べ討論を行いました。パネラーのお名前は、欧州デジタルシ
ネマ・フォーラム
(EDCF)のAngelo D’Alessio氏、米国からウォルト・ディズニー・デジタルプロ
ダクション担当部長
Mark Kimball氏、ワーナーブラザース・プロダクションテクノロジー担当
上席副社長
Rob Hummel氏、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント 視覚効果部門担当
上席副社長
George Joblove氏、日本からはスタジオジブリ・映像部技術部長 奥井敦氏、
撮影監督 阪本善尚氏、東京工科大学・教授 金子満氏、デジタルシネマ実験推進協議会
会長 青山友紀氏、です。以下各パネラーのご意見を要約いたします。
EDCFを代表してAngelo D’Alessio氏(写真左)から、EDCFのデジタルシネマ
の取り組みを紹介。
EDCFでは4Kを最上位規格と位置づけ、その下にHDTVを
含む3レベルのハイアラキカルな規格を考えており、劇場用デジタルシネマの
D-CinemaとHDTVレベル以下でネットワーク配信による家庭用アプリケーショ
ンのE-Cinemaを考えていることが述べられました。
ウォルト・ディズニー社の
Kimball氏は同社のアニメ制作へのデジタル技術の適用について述べ、
ディズニーではすでに
32本のアニメがデジタル技術で制作され、2Kが中心であること、DCIの4K規
格は1∼2年かけて導入する予定であることなどが紹介されました。
日本映画撮影監督協会の阪本氏(写真右)は自身のデジタルシネマ撮影の
経験から、現状の
HDTVデジタルカメラでもアナログフィルムによる映画の色彩
テイストを出すのが大変難しく、γ特性を調整しながら何とか対応していること、
今後開発される
4Kディジタルカメラは、フィルムの有する色彩テイストが表現で
きる性能を期待していることが述べられました。
ワーナーブラザーズ社のHummel氏(写真左)はフィルムにおけるアナログ
映画品質向上技術の経緯を説明し、デジタル技術の進歩とともにその映像品
質も向上するので、デジタルシネマの規格を
2K HDTVレベルに制約すること
は望ましくないとの見解が述べられました。また、42年前に撮影されたオリジ
ナルネガフィルムを
4Kデジタルアーカイブして上映した今回の経験から35mm
フィルムの有する品質のすばらしさとそれを引き出す4Kアーカイブの有効性
について述べられました。
スタジオジブリの奥井氏(写真右)は、同社では
2Kでアニメ制作を行うとともに、
2Kデジタル上映もトライしており、将来は4Kデジタルに移行するものと考えるが、
日本のアニメスタジオが今すぐに
4Kによる制作に移行することは経済的に難し
いこと、デジタルの特徴である「見えすぎる」という特性は4Kでは一層顕著にな
るので、これをどう克服するかが課題であり、
4K時代にはこれまでの演出手法
に変更が迫られる可能性があることを指摘しました。
ソニーピクチャーズの
Joblove氏(写真左)はDCIのデジタルシネマ規格の方針
について紹介。特に色空間の規格に関してアニメーションを用いてその詳細が
述べられました。また、DCI規格は制作フォーマットではなく、映画館に配信する
ための
DCDM (Digital Cinema Distribution Master)であること、35mmフィルム
は100年にわたって標準規格の位置を保持したが、デジタル規格も長期間標準
として維持できるものにすべきであることが指摘されました。
東京工科大学の金子教授(写真右)はデジタル映像制作に関する人材育成
の視点から、アニメーション制作の実習プログラムやクリエイティブ・コンソーシ
アムの活動について紹介。また、脚本からそれに基づく映像制作までを統一的
に扱う先端的手法やそのダイナミック・シミュレーション技術などの最新の研究
成果が紹介されました。
青山
DCTF会長からは、DCCJにおける4Kデジタルシネマ技術開発の経緯とその考え方が説明さ
れました。映画はテレビとは根本的に異なるメディアであり、したがってテレビ技術をベースにした標
準化は妥当ではなく映画本来の品質を表現できる規格であるべきであり、そのためには35mmフィ
ルムと同等以上の品質を有する
4Kデジタルシネマが必要と考え、DCCJに参画する企業群と技術開
発を進め、世界初の4Kプロトタイプシステムを用いてハリウッドで3回、欧州ではロンドン、パリ、ロー
マでのデモを行って4Kデジタルシネマの必要性を訴えてきたことを紹介。また、過去コンピュータ、
通信、オーディオなどの分野でそのデジタル化が各分野の構造変革をもたらしたと同様に映画産業
にも変革をもたらすであろうこと、DCTFとしては今後、デジタルシネマを中心とした4Kエンタテインメ
ントコンテンツの制作、編集、配信、をネットワーク化するシネグリッド
(Cine-Grid)構想の実現を目指
していくことが述べられました。
3つの世界初!
本シンポジウムでは、以下の3つの世界初のデモが行われました。
4K制作の新作映画を
4Kデジタル上映
数十年前のアカデミー賞受賞作品を
デジタル化し、修復したフィルム映画を
4Kデジタル上映
2社の4Kプロジェクタを
同一会場に並べて上映
東京デジタルシネマ・シンポジウム2004 講演者 前列左よりAl Barton氏(SPE)、C.J.Cookson氏(ワー ナー)、A. D’Alessio氏(EDCF)、M. Kimball氏(ディズ ニー)、G. Joblove氏(SPE)、金子満氏(東京工科大学)、 奥井敦氏(スタジオジブリ)。後列左より藤井哲郎氏(NTT)、 阪本善尚氏(日本映画撮影監督協会)、青山友紀DCTF 会長/DCCJ理事長、Rob Hummel氏(ワーナー)、 Laurin Herr氏(パシフィック・インターフェース社)東京デジタルシネマ・シンポジウム2004参加者の声
デジタルシネマ実験推進協議会が実施したアンケート結果より、参加者の皆さまの感想をご紹介いたします。興味深かった講演および理由
◆
キーノートスピーチ
40年以上前のフィルムがあそこまで綺麗に映ったから
DCIの現状が分かった
◆
特別講演
プロセスの説明が良かった、実際の制作に沿った話で分かりやすかった
迫力ある映像に説得力があった、ハリウッドの方の生の声(本音)が聞けて良かった
◆
ASC/DCI StEMのNW配信上映
ストリーミング送信での映像が良かった、
NW経由であれだけの映像を流せることに驚いた
◆
パネル討論
各分野の現状や取り組みについて知ることができた
様々な視点(立場)からの異なった考え方を聞くことが出来た
それぞれの経験を踏まえたコメントはとてもよかった
国内外のデジタルシネマの動向が聴けてよかった
デジタルシネマに何を期待しますか
◆
利用者サイド
デジタルシネマ上映館の増大、劇場の普及
いつでもどこでも上映可能
アーカイブの充実、古い映画の再構築
映画鑑賞料(上映コスト)の引き下げ
多様且つハイクオリティのコンテンツ
多様な上映形態
NW配信
◆
制作者サイド
プロジェクタ設備のフォーマット共有
簡便性
よりクリエータが多く出られる土壌が作られること
プロセスが単純化されること
NW配信
日本映画産業の活性化
デジタルシネマのビジネス化に最も
重要な課題は何だと思われますか
ソフト(コンテンツ)の充実
付加価値のあるサービス創造
コスト(制作コスト、設備コスト、NW)
配給システムの変革(配給体制の確立)
著作権問題
暗号化、配信時のセキュリティ
伝送帯域
記録の小型化、標準化
上映館の整備
技術の浸透
プレイヤーの情熱
既存システムを壊すデジタルシネマ会社
(ベンチャー)
普及・PR
政府の補助+産業保護育成政策
資料提供:デジタルシネマ実験推進協議会東京デジタルシネマ・シンポジウム2004 配信実験報告
第17回東京国際映画祭
JGN2
京阪奈ラボ NTT堂島ビル NTT大手町ビル 六本木森タワー 49階 スイッチ 275inch自立型 スクリーン デコーダ HUB HDTV MPEG2 CODEC HDTV-Camera NW室 実験室 オーディトリアム シネマ サーバ HDTV MPEG2CODEC NTT東日本 メトロイーサ プロジェクタ 10月26日に行われた東京デジタルシネマ・シンポジウムにおいて,JGN2を介して独立行政法人情報通信 研究機構 けいはんな情報通信融合センターより,4Kデジタルシネマ評価用映像“ASC/DCI StEM”の配信上 映を行いました.けいはんなに設置されたシネマサーバより六本木ヒルズの会場まで約450Mbpsの伝送速 度で安定して転送を行うことができました.これはJGN2の安定性及び事前の十全な試験によるものです. この配信実験を行うことが決定されてから,8月にNTT武蔵野R&Dセンタにある,JGN2を構成するルータを 用いた実験室での模擬転送実験が行われ,また10月に入ってからは上旬にけいはんな−大手町NOC間で の転送実験を行いました.武蔵野及び大手町ではどちらも実際に使う予定のデコーダを持ち込んでの試験と なり,場所の確保等で関係各所の協力を得ることができ,行われました.それぞれ順調に進み,次はNTT東 日本の協力によりメトロイーサが大手町−六本木ヒルズ間で開通した後,最終的なend-end(けいはんな− 六本木ヒルズ49階オーディトリアム)での転送実験も行いました.六本木ヒルズでは当初本番が行われる部 屋への入室が可能かどうか不明だったうえ,そこまでのファイバ敷設が済んでいるかどうかも不明であったた め,最悪1階のメトロイーサがビルに入り込む箇所での実験を覚悟していましたが,それぞれの担当者の協 力により実地での試験が可能となりました.ここまででネットワークの不具合は全くなかったのですが,最悪 の事態に備えて,一応保険として大手町のJGN2NOCに予備サーバを設置しました. 本番に向けた設置は前日の25日18時より行われました.今回のイベントは東京国際映画祭のメイン会場 NTT未来ねっと研藤井哲郎PMによる紹介 でもあることから,直前に別のイベントが入っており,その撤収 終了後我々の機器の搬入となるからです.更にはNTTの機器 のほかに,今回新たに4Kプロジェクタを開発したSONYもその 新しい機器を並べて映写するということとなったため,搬入調整 の際には不測の事態も多々起こりました.また会場は22時まで 借りるという契約でしたが,なんとか時間延長は免れ無事にけ いはんなからの転送・映写試験も行うことができました. ここまででほぼ確実に転送が行えることがわかってはいるも のの,無事に藤井PMの講演で映写が行われ,HDTV映像を 送った反応(なぜか受けていた)をノートPCで接続していたIPテ レビ電話で確認したときには達成感と共に心から安心すること ができました.この成功は多くの方々のご協力によるものであ り,関係の方々に心より感謝致します.今後も転送実験などに より多くの皆様に4Kシネマに触れて頂けるよう努力していきた いと考えています.(石丸) 東京デジタルシネマ・シンポジウム2005配信実験概要図東京デジタルシネマ・シンポジウム2004 関連動向
第17回東京国際映画祭
■
ハリウッド講演者一行、 東宝・東映・松竹社長と意見交換
10月26日および27日、青山DCTF会長/DCCJ理事長らは東京デジタルシネマ・シンポジウム2004にハリ ウッドから参加したメンバーを連れて、東映(株)・岡田裕介取締役社長、東宝(株)・高井英幸取締役社長、松 竹 (株)・迫本淳一代表取締役社長を訪問し、デジタルシネマ について意見交換の会合を持ちました。 各社長はいずれも、映画はテレビとは異なるメディアであ り、それを表現できる4Kデジタルシネマの品質やDCIの標 準化に対する取り組みを評価していることが明らかとなりま した。ただし、日本映画界としては4Kデジタルシネマの設備 投資がどのくらいになるのか、それをいつごろ回収できる見 込みがあるのか、などを慎重に見極める必要があること述 べられました。さらにハリウッドに対してはデジタル映画館を 常に満員にできるデジタルシネマ作品をどんどん制作して ほしいことが要望されました。また、角川本社を訪問し、幹 部と意見交換を行ないました。 東宝の高井社長(写真右端)らと意見交換■
麻生総務大臣および中川経済産業大臣を表敬訪問
10月27日、ハリウッド講演者一行と青山理事長らは麻生総務大臣および中川経済産業大臣を表敬訪問 し、ハリウッドのデジタルシネマの取り組みを紹介するとともに、日本のデジタルシネマ技術への期待が伝 えられました。 中川経済産業大臣 表敬訪問 麻生総務大臣 表敬訪問■
自由民主党 映画振興ワーキングチームとの会合
10月27日、ハリウッド講演者一行と青山理事長らは自由民主党本部において同党の文部科学部会 文 化芸術の振興に関する小委員会 映画振興ワーキングチームの斉藤斗志二議員、伊藤信太郎議員らと会 合を持ち、ハリウッドのデジタルシネマの取り組みについて紹介するとともに日米の映画産業について意見 交換をおこないました。■
日本経済団体連合会 産業問題委員会 エンターテインメント・コンテンツ産業部会
10月27日、ハリウッド講演者一行と青山理事長らは経団連会館において同エンターテインメント・コンテ ンツ産業部会の会議に出席し、ハリウッドのデジタルシネマへの取り組みをクックソン氏が説明し、その後、 部会出席者と質疑応答を行ないました。 関連URL http://www.keidanren.or.jp/japanese/journal/times/2004/1111/07.html世界初!4Kデジタルシネマ上映会 開催
東京国際映画祭組織委員会事務局(以下映画祭事務局)、西日本電信電話株式会社(以下
NTT西
日本)、東日本電信電話株式会社(以下NTT東日本)、日本電信電話株式会社(以下NTT)は、第17
回東京国際映画祭において、次世代の標準的な映画上映方式と目されるハリウッド(
DCI)仕様の4K
デジタルシネマ版「失楽園」の特別上映会を開催いたしました。ハリウッド(DCI)仕様のデジタルシネ
マとしては、世界初の上映となりました。
技術協力:NTT未来ねっと研究所、日本ビクター株式会社、株式会社IMAGICA
後援:デジタルシネマ実験推進協議会、
DCCJ
背景とねらい
NTTグループは、映画等の大容量コンテンツを高品質かつ高セキュリティを保持したまま配信するための技 術を開発・検証してきた。また、NTT西日本は平成13年度に東宝株式会社と共同で、映画「千と千尋の神隠 し」のデジタルシネマ配信実験を行うなど、将来の高速大容量伝送時代に向けた新たな配給−興行モデルの 創造について先進的な取り組みを推進してきた。今回、アジアで最大の映画の祭典であり、日本で唯一の国 際映画祭である「第17回東京国際映画祭」では、DCI仕様において最高水準の規格となる800万画素クラス (4,096×2,160画素)のデジタルシネマ(以下4Kデジタルシネマ)の驚異的な映像品質を一般の参加者に体感 していただくことを目的に、DCI仕様に準拠した4Kデジタルシネマとして世界初の上映会を開催するにいたった。 10月14日の記者会見では、映画祭事務局のゼネラル・プロデューサーである角川歴彦氏が「失楽園は日本 映画のアジア進出のきっかけとなった作品。その作品が今回4Kデジタルシネマとして上映できることなり非常 に嬉しく思う。映画界が大きく変わっていく、その嚆矢(こうし)となる取り組みと感じている。出版がペーパレス になるのと並んで、一映画人としてブロードバンドによるデジタルシネマは、最も重要な取り組みと感じている」 と語り、NTT取締役 第三部門長の井上友ニ氏はデジタルシネマのメリットを紹介した後、「映画祭では、品質 の違いなどに対する観客の皆さんの反応をうかがいながら、開発、事業化に向けて取り組んでいきたい」と意 欲をみせた。開催概要
第17回東京国際映画祭 「デジタルシネマ上映会 ∼ITで広がる東京国際映画祭の新しい可能性∼」と題 し、 「失楽園」4Kデジタルシネマ版( 監督: 森田芳光、 原作: 渡辺淳一、 出演: 役所広司、黒木瞳、星野知 子、柴俊夫、寺尾聰、木村佳乃ほか、 製作: 97年 角川書店、東映、日本出版販売、三井物産、エースピク チャーズ )を、ビクターの「4K2K D-ILAプロジェクターを利用して、10月25日に大阪・ナビオTOHOプレックスお よび10月28日に東京・シネマ メディアージュの二会場で上映した。 また、東京国際映画祭開催に合わせて、ブロードバンドを利用したNTTグループの取組みの一環として、フ レッツ利用者専用サイト「フレッツ・スクウェア」で東京国際映画祭特集が展開され、映画祭で上映される特別 招待作品、コンペティションなどの予告編や、オープニングセレモニーのレッドカーペット模様、映画祭期間中 のニュースを動画で配信された。 光ブロードバンドによる高速大容量のコンテンツ流通が期待されるなか、関係各社は製作−配給−興行を ネットワークで結ぶデジタルシネマの新たなビジネスモデル確立に向けて、映画コンテンツを高速かつ高セ キュリティを保持したまま高品質に映画館へ配信するための技術を開発・検証していく予定。NPO法人 映像産業振興機構 設立
映画、アニメ、ゲームなどの映像コンテンツ産業の国際競争力強化を目的としたNPO法人「映
像産業振興機構」が設立される運びとなりました。、本年12月6日、経団連会館にて開催された
設立総会には青山DCTF会長・DCCJ理事長が同NPO理事の一人として出席いたしました。
設立の経緯
今年4月に内閣官房知的財産戦略本部コンテンツ専門調査会がまとめた「コンテンツビジネス振興政策」 に関する報告書によると、日本の映画、音楽、アニメ、ゲームソフトなどは総じて国際的に高い評価を得てお り、日本のイメージを大きく変化させつつあるが、コンテンツビジネスについてみると、これまでは共通した理 念のもとに国を含めた関係者が一致団結してその振興に取り組んできたとは言えなかった。その結果、日本 のコンテンツビジネス事業規模は総額11兆円台を推移しているものの、近年はやや下降気味で、対GDPで 比較した場合、米国の5%に対し日本は2%で、国際平均の3%をも下回る極めて小規模なもので、すぐれ たコンテンツの魅力を十分にいかしきれていないのが現状である。そこで、今年5月に策定された「知的財産 推進計画2004」の中で、政府が米映画協会(AFI)のような映像産業振興機関の設立への支援を決めた。こ れを受け、日本経団連が映画などの業界団体に組織作りを働きかけ、「映像産業振興機構」の設立案がま とまったもので、映画、民放テレビ、アニメ、ゲームなどの企業・団体が参加し、政府・地方自治体の支援や 助成を導く役割を担うことになった。 10月23日、日本経団連が後援する第17回東京国際映画祭のオープニング・セレモニー(於 グランドハ イアット東京)に出席した奥田会長は、同映画祭において、コンペティションとともに、大規模なコンテンツ・ マーケットが設けられていることに触れ、「こうした場を通じて、日本のコンテンツの産業力を内外にアピール し、次の作品をより豊かに生み出す力につなげていってもらいたい」と述べ、映像産業振興のさらなる発展に 期待感を示した。さらに奥田会長は、今回の映画祭を契機に、日本のコンテンツの魅力に対する評価が高ま り、今後生み出される作品が一層充実したものになるよう、日本経団連としても、映画・テレビ・アニメをはじ めとする映像関連産業や政府ならびに自治体の力を結集し設立される「映像産業振興機構」への協力など を通じて、精一杯のバックアップをしていくとの考えを明らかにしている。NPO法人
映像産業振興機構
政府
(知財本部、総務省・ 文部科学省・経済産業省等(社)日本経済団体連合会
(産業問題委員会エンターテインメント・ コンテンツ産業部会)地方公共団体
(東京都等)作品制作への支援
人材育成への支援
起業への支援
内外市場の整備・開拓、
関係者間の連携
支 援 支 援協
力
オフィス、機材等の低廉 貸与 各種政策助成措置の斡 旋 等 映画祭、アニメフェア、ゲーム ショウ等の映像コンテンツ関係 行事への支援 等 関係団体間の連携 等 大学院・大学等の高等教 育機関における映像コン テンツ教育への支援 技能者・技術者の研究・ 再教育支援 等 スタジオ、機材等の低廉 貸与 政策金融機関・民間金融 機関による出・融資の斡 旋 等 資料提供:(社)日本経済団体連合会 産業問題委員会 エンターテインメント・コンテンツ産業部会関連ニュースご紹介
関連ニュースご紹介
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日本ビクター 超高精細885万画素を実現した
「4K2K D-ILAデバイス&プロジェクター」を開発
9月24日付けで、日本ビクター(株)は、独自開発のプロジェクター用マイクロディスプレイ・デバイスD-ILA (Direct-Drive Image Light Amplifier)の新ラインアップとして、フルHDの4倍以上の画素数である超高精細 885万画素(水平4096×垂直2160)を実現した「4K2K D-ILAデバイス(仮称)」および「4K2K D-ILAプロジェク ター(仮称)」を開発したと発表しました。来年の3月に始まる「愛知万博」でNHKが出展する「スーパーハイビ ジョン」の上映では、本機を利用し、解像度をさらに4倍にして投影するプロジェクターが使用されるとのこと。 「スーパーハイビジョン」はNHK放送技術研究所が世界に先駆けて研究・開発を進めているもので、「愛知万 博」でのシンボルパビリオン“グローバル・ハウス”において、走査線4320本の超高精細な映像を600インチ大 画面で上映する予定。 http://www.jvc-victor.co.jp/press/2004/4k2k_d-ila.html
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CEATEC2004開催
10月5日∼9日、「デジタルが広げるユビキタス社会、次へ加速。」をテーマに幕張メッセ(千葉市)にて CEATEC JAPAN 2004が開催されました。日本ビクターは「4K2K D-ILAプロジェクター」を出展し、その超高精 細&高画質映像を迫力の大画面でアピールし、NHKの協力により「スーパーハイビジョン」の映像も特別上 映。また、三菱電機は最大100画面上で複数コンテンツを表示、テレビ放送を超える高精細映像を再生でき る「スケーラブルコンテンツ表示システム」の開発成果を使った横5.6m×高さ1.5mの背面投射型の「大型 シームレスマルチプロジェクション表示装置」を出展し、デジタルハイビジョン信号の約3.5倍となる約728万画 素の高精細画像のプレゼンテーションを行いました。 なお、CEATEC JAPANのサイトに、「デジタル化の最後のターゲットに挑む 日本発のデジタルシネマ技術」 と題して、青山友紀理事長のインタビューが掲載されております。どうぞご覧ください(2004/08/27付けWeb マガジンVol.007)。 http://www.ceatec.com/■
東京工科大学クリエイティブ・ラボ 国際シンポジウム2004開催
10月28日、恵比寿ガーデンプレイスタワーSGIホールにて東京工科大学片柳研究所クリエイティブ・ラボ 主催の国際シンポジウム2004が開催されました。同ラボが取り組む「ディジタル映像の制作技術研究開発プ ロジェクト」は、文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業「オープン・リサーチ・センター整備事業」に採 択されています。Angelo D‘Alessio氏(イタリア国立映画学校ディジタルシネマ・アドバイザ)、Richard Weinberg教授(南カリフォリニア大学シネマ・テレビジョン学部)、宮沢誠一教授(日本大学芸術学部)等を招 いて開催された今回のシンポジウムでは、「映像制作技術のニュートレンドと人材育成」をテーマに、フィルム からディジタル映像への移行が急速に進み、制作現場のみならず、シネマ教育にも大きく影響している現在、 映画制作教育においてどのような取り組みがなされ、どのような問題があるのかを国際的に比較し、今後の 映画のディジタル化とそれに向けた教育のあり方についてディスカッションされました。 http://www.teu.ac.jp/clab/■
デジタルシネマ共通仕様開発プロジェクト キック・オフ シンポジウム開催
11月2日、日本工学院専門学校にて、デジタルシネマ共通仕様開発プロジェクトのキック・オフ・シンポジウ ムが開催され、「デジタルシネマを取り巻く世界の潮流と今後の展望」と題して行われたパネルディスカッショ ンに青山友紀理事長が参加いたしました。平成16年度科学技術振興調整費におけるプログラムとして、本 年7月に正式スタートした「デジタルシネマの標準技術に関する研究」は、プロジェクト責任者として 安田浩東 京大学教授が就任し、5分科会構成で活動。コンテンツ制作に関する研究開発(責任者:金子満東京工科大 学教授(DCCJ理事)、デジタルシネマ情報の伝送蓄積に関する研究開発(責任者:村上篤道三菱電機役員 技監(DCCJ理事))などに取り組んでいます。 http://www.mpeg.rcast.u-tokyo.ac.jp/DCCSDP/■
ソニー 「4K SXRD」搭載の高精細プロジェクター2機種発売
11月4日付けで、ソニーマーケティング(株)は、フルHDTV 207万画素(横1920画素・縦1080画素)の4倍 を超える885万画素(横4096画素・縦2160画素)を実現する超高精細液晶ディスプレイデバイス「4K SXRD (Silicon X-tal Reflective Display)」を搭載したデジタルシネマプロジェクター『SRX-R110』『SRX-R105』の2機 種を3月から発売することを発表。「Inter BEE 2004」(11月17日∼19日/幕張メッセ)に『SRX-R110』を出品 し(出展は11月18日、19日のみ)、300インチの大画面にて上映しました。http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200411/11-1104/
■全米劇場所有者協会理事会 ディジタルシネマへの移行に関する基本方針を発表
11月19日、全米劇場所有者協会(NATO)理事会は、ディジタルシネマへの移行に関し、「品質」、「規格 および競争力」、「セキュリティおよび運用管理」、「資金調達計画および普及展開」において、劇場経営者 にとって最も重要な目標を明確に示す基本方針決議を満場一致で採択。劇場での映画鑑賞にブランド化し たもので、35mmフィルム映画および家庭用娯楽システム以上の品質を要求し、すべての映画上映者およ び映画制作会社が参加できるような映画制作会社の資金援助による普遍的な資金調達計画を作成するよ う映画制作会社に求めました。 http://www.natoonline.org■
DCI標準策定動向
12月6日付けで、DCI (Digital Cinema Initiatives, LCC)よりDigital Cinema System Specifications第 4.3版が発行されました。閲覧にはDCIサイトでの登録が必要となっております。登録方法など詳細はDCI のサイトをご覧ください。http://www.dcimovies.com/
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JGN II シンポジウムでディジタルシネマのJGN IIネットワークによる配信・上映予定
2005年1月17日∼19日、独立行政法人情報通信研究機構(NiCT)が「JGN II シンポジウム2005 in 大 阪」を開催します。2004年4月より運用を開始した研究開発テストベッドネットワーク「JGN II」での活動に ついて多くの方々に知っていただくとともに、関係する研究者の方々や地域間の情報交換等の促進を目的 としたシンポジウムで、JGN IIネットワークを利用した4Kディジタルシネマの配信・上映(DCCJ協賛)も予定さ れておりますので、皆さま奮ってご参加ください。JGN II シンポジウム2005 in 大阪 ∼新たなValueを創出するJGN II ∼
日時:1月17日∼18日 場所:大阪国際会議場(グランキューブ) お問合せ、お申込み先: JGN II シンポジウム2005事務局 TEL 03-3597-1124 主催者URL: http://www.jgn2sympo.nict.go.jp/ 慶応義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構(DMC)は、ハリウッドの DCI規格(4K/超高精細動画像)に準拠したソニー製のプロジェクターを用い、かつ 超高速の40/10Gbpsの光通信ネットワークと接続された世界初の常設のディジタル シネマ実験上映施設を三田キャンパス(西別館:東京都港区三田2-17-22)に建設 中である。現在機器類の発注は既に終了しており、プロジェクターが納入される 2005年3月上旬に施設公開予定である。ディジタルコンテンツは超高速の光通信 ネットワークで接続された湘南藤沢キャンパス(SFC)に置かれ、ネットワーク経由で 常に三田でアクセス出来る形を予定している。またこの施設は共同研究の形で外 部一般の方々も利用出来る運営を予定しており、山手線田町駅、都営地下鉄赤羽 橋等から徒歩6∼7分と言う便利な場所にある。DCCJ活動の一つの研究拠点として 活発な利用が期待されている。 12月6日午前9時半より、慶應義塾大学 三田キャンパス 西ホールにおいて、慶 應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構(DMC)の開設シンポジウム が開催され、小野定康教授(DCCJ副理事長兼事務局長)がデジタルシネマを紹介。 米・シアトルと三田会場を接続し、リアルタイムで4Kデジタルシネマ評価用映像 “ASC/DCI StEM”の配信上映に成功いたしました! DMCについての詳細は下記サイトをご覧ください。 http://www.dmc.keio.ac.jp慶応義塾大学に
DCI規格のディジタルシネマ実験上映施設
Understanding Digital Cinema: A Professional Handbook
CHARLES S. SCHWARTZ (著)
ディジタルシネマの制作、配信、上映のための包括的リソース。 専門的な技術者はもちろん専門外の企業の意思決定者も対象に、 マスタリングから劇場管理にいたる全プロセスを詳細に解説。 ハードカバー:336頁; サイズ(inch): 7 1/2 X 9 1/4 出版社: Focal Press; 出版日: 2004年10月22日 定価:$65.95; ISBN: 0240806174新刊ご紹介
新刊ご紹介
著者について
南カリフォルニア大学 ETC(Entertainment Technology Center) エグゼクティブ・ディレクター 10月21日、パサデナで開催されたSMPTE(米映画テレビ技術者協会)テクニカル・コンファレン スのデジタルシネマ・セッションでは著者が司会を務め、300名ほどの会場を埋めつくした熱心な 参加者を前に、テクノロジー委員会(DC28)の活動概要説明、イタリア国立映画学校やアメリカ映 画撮影監督協会からの報告、マスタリング、配信技術、カラー・エンコーディング、 JPEG2000に ついての講演が行われました。 http://www.smpte.org/conferences/146tech.cfm
The EDCF Guide To Digital Cinema Production
LASSE SVANBERG (著)
ディジタル映画制作の全プロセスを紹介する専門書。
現在進行中で分かりにくいアナログからディジタル映画制作への 移行を欧州の視点から解説。
ペーパーバック:192頁; サイズ(inch): 9 1/5 X 7 1/2
出版社: Focal Press; 出版日: 2004年9月7日; 定価:$34.95; ISBN: 0240806638
著者について
EDCF(欧州ディジタルシネマ・フォーラム)設立メンバー。1966年から81年までに14本の映画を 監督。1968年、スウェーデン映画協会にて雑誌“Technology & Man)を創刊、1988年まで編集長 を務める。1979年 BKSTS(イギリス映画音響テレビ技術協会)フェロー、1995年 SMPTE(米映画 テレビ技術者協会)フェロー選出。2002年、スウェーデン政府よりプロフェッサーの称号を授与され た。