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Car Life Research : 2006 年 7 月 ガリバー自動車研究所レポート 今なぜ 軽自動車 が売れているのか? 6 月においても軽自動車の販売状況は依然好調で 新車の販売台数は前年同月比 9.1% 増 さらに 6 カ月連続プラスを続けている そこで今回は軽自動車ユーザーのみに絞った

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(1)

■調査概要      調査期間 2006年7月4日      調査対象 自分名義で 軽自動車を保有している18歳以上のインターネットユーザー      調査実数 1000サンプル (有効回答数・男女各500人)      調査方法 インターネット調査      調査企画 ガリバー自動車研究所      調査協力 C-NEWS ■主な設問      ・あなたがあえて“軽自動車”を購入した最も大きな理由は何ですか?      ・あなたは、現在所有している軽自動車をどのような用途で使用していますか?      ・現在お乗りの軽自動車のメーカーと、そのメーカーを選んだ理由は?      ・現在お乗りの軽自動車を購入する前に保有していた車のタイプは何ですか?      ・現在保有している軽自動車について、あなたはどの程度満足していますか?      ・2006年に発売された次の新型軽自動車のうち、どのような車か知っているものはどれですか?      ・今後発売される軽自動車に対して、あなたが望むことは何ですか?   ほか ■レポートに関するお問い合わせ       株式会社ガリバーインターナショナル 広報部       〒100-6425 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルディング25F       TEL 03-5208-5501  FAX 03-5208-5501 ■レポート総合企画/制作       佐藤 誠 (ガリバー自動車研究所)

6月においても軽自動車の販売状況は依然好調で、新車の販売台

数は前年同月比

9.1%増、さらに6カ月連続プラスを続けている。 

そこで今回は軽自動車ユーザーのみに絞ったアンケートを実施し、

その売れている理由の分析と、今後の展望を占ってみた。

ガリバー自動車研究所レポート

今なぜ“軽自動車”が売れているのか?

(2)

 昨年から続く各メーカーからの軽自動車のリリースラッシュが新車販売に大きく影響していることは確かだが、果たして 消費者の購買意欲を刺激しているのはそれだけだろうか?様々なタイプのクルマが販売されている中、ユーザーがあえ て軽自動車を選択した理由は何なのか?また、日頃から使用している軽自動車ユーザー達の用途を洗い出し、そこから 「軽自動車の本質」を探ってみることにした。

軽自動車を購入した最も大きな理由は<税金の安さ>で35.1% !!

~ 「ガソリン価格高騰」がもたらす厳しい経済状況が、軽自動車の売れ行きを後押し!? ~

あなたがあえて“軽自動車”を購入した最も大きな

理由

は何ですか?    

( 1 0 0 0 人 ・ 単 一回 答) 

Q

あなたは、現在所有している軽自動車をどのような

用途

で使用していますか?       

       

(1000人・複数回答)

Q

 やはり軽自動車最大のメリットである<税金の安さ>が最も多 く、<手頃な購入価格><燃費の良さ>といった金銭に関わる 理由が上位に挙がるあたりは、厳しいお財布事情の中で“必要 最小限のクルマ”として軽自動車を選んでいる人が多い、という ことが分かる。  これに<小回りの良さ>や<運転のしやすさ>といった選択肢 が続くのは、やはり“軽自動車特有の傾向”と思われる。軽自動 車ユーザーの多くが割とクルマの運転に関してビギナーであると いう証明でもある。  一方で、走りの性能に関わる部分や積載性・居住性といった部 分を理由に選ばれていないのは、軽自動車として当然の結果か。  総合では<買い物>が約75%で最も多い回答と なったが、男女別で分析してみると<買い物>に 利用している女性は82.2%と8割以上なのだから、 やはり女性軽ユーザーのほとんどは“買い物の足” としての利用である。  一方の男性ユーザーの場合は <買い物>で利 用する人が67.4%にとどまり、そのぶん<通勤・通 学>で利用する人が59.4%と6割近い。  これと同じようなことが<送り迎え>でもある。総 合では37.9%だが、「男性」に限ってみると32%な のに対し、「女性」は43.8%と10%以上の差がある。  これらを総合すると、軽自動車の基本的な使わ れ方というのは、やはり女性(特に主婦層)のお買 い物車や通勤車としてなのだということが分かる。

1

税金の安さ

35.1

2

手頃な購入価格

21.9

3

小回りの良さ

13.6

4

燃費の良さ

13.3

5

運転のしやすさ

8.2

6

スタイリングの良さ

1.9

7

積載性の向上

1.6

8

軽快な走り

0.6

9

パワフルな走り

0.5

10

居住性の向上

0.4

37.9 37.7 29.2 4.1 55.7 74.8 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 買い物 通勤/通学 送り迎え レジャー ドライブ その他 ※<その他>の意見のほとんどが「仕事」や「営業」など!! ■女性に多い<小回りがきくから>という購入理由。<走りの性能>や<居住性・積載性>はあまり求められていない。

(3)

 ここでは軽自動車を販売している国産車メーカー7社それぞれに乗っているユーザーの皆さんに「そのメーカーを選んだ 理由」を聞き、軽自動車選びの傾向を分析してみる。スズキやダイハツといった軽自動車の老舗ブランドから、ホンダや三 菱といった後発で軽自動車カテゴリーに参入してきたメーカーまで、各ブランドが選択される理由と傾向が明らかになって 面白い結果が得られた。

軽自動車で復活傾向の三菱自動車、有り難い<継続客>のおかげ !?

~ ブランドの<信頼性>で選ばれているのは、やはり大手の日産やホンダ ~

現在お乗りの軽自動車の

メーカー

と、そのメーカーを選んだ

理由

は?  

(1000人・単一回答)

Q

 新車を購入する場合、「いつも乗っているメーカーの方 が面倒くさくない」とか「営業マンを知っているから」といっ た理由で同じメーカーを継続することが多い。そうなると、 軽自動車以外から乗り換える場合は乗用車も販売して いるメーカーが有利になる。そんな理由で日産、ホンダ、 マツダ、三菱は<いつもそのメーカーの車を購入してい るから>という理由で選ばれている。  特にここ最近の軽自動車カテゴリーにおけるサプライ ズ的ヒット作 「 i (アイ)」 を出した三菱。約150万円という 価格は軽自動車としては決して安くないし、さらにブラン ドイメージが低い逆風の中で起こったこの大成功は、あ の独創性のあるスタイリングの賜物だろうか!?  0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% ス ズキ ス バル ダイハツ 日産 ホンダ マツダ 三菱 リセールバリュー(再販価格)が高いから ブランドのイメージが良いから 営業担当者の対応が良かったから 価格が安かったから 販売店が近くにあるから いつもそのメーカーの車を購入している から 環境問題に貢献しているメーカーだから 信頼できるメーカーだから

313

81

283

25

139

36

122

人  ただ三菱の場合、例の「リコール問題」に辟易して車の 買い控えをしていた三菱ユーザーが多かったと考えられ る。そんな時に 「 i (アイ)」 がリリースされ、「やっと三菱 がまともな車を出してきたし、そろそろいいかな」というこ とで重い腰を上げた…ということもあるかも知れない。ち なみに三菱はマツダと並び<信頼できるから>という項 目では他社と比べ極端に低いのは課題か。  そんな三菱と対照的に<信頼性>が支持されている のは、やはり大手メーカーである日産やホンダで、こうし てみると老舗のスズキやダイハツは他社と比べて特に 突出した項目はない。それだけ「長年、軽自動車を作り 続けてきた」という実績は強いということだろうか? ■ 新規参入組のスバル/マツダ/三菱が選ばれているのは<割安感>!? 老舗のスズキ/ダイハツのウリは何だ !?

(4)

軽自動車の前は、 車を保有していな かった 13.4% その他 0.5% スポーツカー 2.6% SUV・クロカン4WD 3.1% ステーションワゴン 3.5% ミニバン ワンボックス 6.6% コンパクトカー 9.2% セダン 10.2% 軽自動車 50.9%  軽自動車が売れているのは、軽自動車以外、つまり乗用車ユーザーの軽自動車への乗り換えが増えたからである。そ こで、どのぐらいの割合で乗用車からの乗り換えが増えているのかを、前に乗っていた車のタイプから探り、乗り換えたこ とへの「満足度」まで聞いてみた。また、今後に乗り換えをするとしたら「どのタイプの車がいいか?」を質問し、軽自動車 ユーザーが今後どのような乗り換え行動をするのかという予測の材料にしてみることにする。

「乗用車」 から 「軽自動車」 へ乗り換えた人は35.7%

~ 軽から軽への乗り換えは50.9%。そんな軽自動車ユーザーの満足度は8割以上!! ~

現在お乗りの軽自動車を購入する前に保有していた車の

タイプ

は何ですか?         

        

(1000人・複数台保有している(していた)方は、その軽自動車の前に最後に購入した車について、単一回答)         

Q

 このデータを見て分かることと言えば、軽自動車⇒軽自 動車の乗り換え層は半分で、以前は所有していなかった人 を除く残りのユーザーは乗用車から軽自動車への乗り換え 層となる。この層は恐らく2つに分けることができる。  ・軽自動車の金銭的なメリットを考え、仕方なくダウンサイ   ジングを受け入れた「消極的軽自動車乗り換え層」  ・最近の軽自動車がサイズ的にコンパクトカーやセダンと   遜色ないことが分かった「積極的軽自動車乗り換え層」  ここ最近の軽自動車カテゴリーの好調さは、ニューモデ ルのリリースラッシュによって後者のタイプが増えてきたこ とにあると考えられる。

現在保有している軽自動車について、あなたはどの程度

満足

していますか?        

       

(1000人・単一回答)

Q

 現在所有している軽自動車に対する満足度は概ね良好で、8 割以上のユーザーがある程度の満足を感じている。逆に、不満 側の回答が5%以内ということから、乗用車からの乗り換え組も 軽自動車に乗ってみたが、「ほぼ問題ない」といったところか。  ちなみに

「次に車を乗り換えるとしたら、どのようなボ

ディータイプの車が欲しいですか?」

と聞いてみたところ、          ・軽自動車 58.2%                ・ミニバン/ワンボックス 12.5%                   ・コンパクトカー 12.3%                 ・ステーションワゴン 6.2%                 ・セダン 4.3%  軽自動車を乗り継いできた人も入ってはいるものの、それでも 「次も軽自動車」が約6割。一度、軽自動車に乗ってみるとなかな か乗用車に乗れないという人が6割近くもいる、ということになる。

大いに不満

0.8%

やや不満

4.1%

どちらとも

言えない

11.3%

まあまあ満足

62.2%

大いに満足

21.6%

■ セダンやコンパクトカーから軽自動車への乗り換えがそれぞれ約1割。<次も軽に乗る>という人は58.2% !!

(5)

 既に計6台もリリースされている2006年に入ってからの軽自動車のニューモデル。軽自動車ユーザーにこれらの認知度 調査を実施したところ、「スズキ・MRワゴン」と「日産・モコ」という兄弟車が強さを見せた。しかし、「実際に欲しいモデルはど れなのか?」となると、あの個性派モデルが逆転でナンバー1をゲットするという面白い結果に。また、「今後の軽自動車に 望むことは?」という質問には、高騰する「ガソリン価格」と「軽自動車の車両価格」を如実に反映した結果が得られた。

軽自動車といえども、<燃費性能の向上>を求める声が7割以上!!

~ 高くなった<車両価格の値下げ>を求める声も67%、<安全性能の向上>は54% ~

①2006年に発売された次の新型軽自動車の

うち、どのような車か

知っている

もの

はどれですか?         

(1000人・複数回答)

Q

69.5 68.9 48.0 39.3 25.4 18.5 13.3 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% スズキ「MRワゴン」 日産「モコ」 三菱「アイ」 ホンダ「ゼスト」 スバル「ステラ」 ダイハツ「ソニカ」 この中にはない

今後発売される軽自動車に対して、あなたが

望むこと

は何ですか?    

(1000人・複数回答)

Q

 「軽自動車ユーザーが望む今後の軽自動車とは?」とい う質問をしたところ、最近のガソリン価格高騰を反映してか <燃費性能の向上>が真っ先に挙がる。<その他>の回 答の中でも「ハイブリッド化」を求める声があり、燃費に関し ては際限のない進化が望まれている。さらに、コンパクトカー 並みになってきた車両価格に値下げを望む声も多い。  また、軽自動車の安全性に対する不安は拭えないものな のか、<安全性能の向上>は常に付いて回る課題である。 逆に<ボディーカラーの充実>(13.9%)や<エアロバージョ ンの充実>(8.1%)という声はそれほど多くはなく、ユーザー としてはそれほど重要度の高い要素ではなくなっている。

②そのうち、あなたが最も

欲しい

と思った

のはどれですか? 

(867人・単一回答)              

Q

1 燃費性能の向上 73.8 2 車両価格の値下げ 67.2 3 安全性能の向上 53.7 4 乗り心地の向上 48.9 5 エンジンの馬力アップ 41.9 6 デザイン性の向上 35.2 7 運転のしやすさの向上 35.1 8 しっかりした足回り 33.8 9 居住性の向上 31.5 10 静粛性の向上 27.2  アンケート直前に発売された「スバル・ステラ」と「ダイハツ・ ソニカ」にはもちろん不利なこと。また、フルモデルチェンジと 全くのニューモデルでは名前の浸透度に差があることを加 味すれば①の認知度調査は順当な結果と言えるが、②「そ の中で最も欲しいと思ったモデルは?」という質問になると、 何と「三菱・アイ」 がいきなりトップに踊り出る。近年の自動 車のスタイリングは没個性になってきたと思えるが、こと 「ア イ」に関してはむしろ個性的なルックスがウケている。“車は やはりオリジナリティーが大事”だということがよく分かった データであり、こういったモデルが各ブランドからもっともっと 出てきて欲しい。

ない 38%

スバル

「ステラ」 3.5%

ダイハツ

「ソニカ」 4.0%

ホンダ

「ゼスト」 7.7%

日産「モコ」

12.7%

スズキ

「MRワゴン」

14.8%

三菱「アイ」

18.1%

■ 2006年上半期にリリースされた軽自動車×6モデル。それらの「認知度」と「購買意欲」は違う結果に…。

参照

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