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Oracle SAP for T E C H N O L O G Y U P D A T E 日本語版 DATABASE IN-MEMORY Certified for SAP customers No. 24 Oracle for SAP, May

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No. 24 Oracle for SAP, May 2015 www.oracle.com/sap

Oracle SAP

for

T E C H N O L O G Y U P D A T E

日本語版

Certified for SAP customers

DATABASE IN-MEMORY

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 オラクルは、データベース、ビジネス・ソフトウェア、オペレーティング・システム、サーバー、スト レージなど、世界で最も完全でオープンな、統合されたテクノロジ・スタックを提供します。オラクル のテクノロジがSAPアプリケーションの動作を向上させます。

 オラクルとSAP SEの関係は、共通の顧客の利益を共通の課題とし、長年に渡り受け継がれてき た共同開発と明るい未来の上に築き上げられています。

 SAPがSAP Business SuiteとSAP BWのサポートを続ける限り、オラクルも支援し続けます。SAP は、SAP NetWeaver 7.4 SP08でCore Data ServicesなどのOracle Databaseプラットフォームの 新しい技術(SAP Note 1951491)やOracle Database 12c In-Memory(SAP Note 2133079)と いった、オラクルの強みを生かした技術革新を導入し始めています。  両社は、27年以上にわたり多くの共通の顧客サービスへの取り組みを続け、長年のリセラーおよび顧客サポート契約を更新しています。 この契約は、Oracle Databaseテクノロジへのアクセス機能を拡張し、グローバル・レベルの顧客サービスを提供します。*  オラクルの製品戦略は、ITインフラストラクチャ全体に柔軟性と選択肢を提供します。中規模から大規模のSAPシステムを運用する、あら ゆる業種のSAP顧客の大多数が、自社のアプリケーションをOracle Databaseに委ねています。  私たちのたゆまぬ技術革新に対する取り組みは、Oracle Databaseとデータベース・オプションを選択するSAP顧客にとって計り知れな いメリットです。そこには、なぜOracle DatabaseがSAPアプリケーションの実行で最も採用されるか説明できる差別化要因のうち、明確な 8つの要因を見つけることができます。最高のパフォーマンスとスケーラビリティ、配置柔軟性、可用性、信頼性、障害時リカバリ、セキュリ ティ、管理性、自己管理機能。この8つの要因が、大規模データベースのサポート、データベース統合のサポート、ハードウェアとソフトウェア の統合を実現しています。SAPによるOracle Database 12c の基礎認定が完了したばかりですが、 これによりSAP顧客のすべてが、Oracle Databaseの特性および機能の利点を活用し、SAPアプリケーションを最適化できるようになりました。

詳細は、5ページをご覧ください。

次のOracle Databaseオプションは、複数のロールアウト・フェーズで間もなく認定される見込みです。 フェーズ 3(2015年第3四半期末日)

- Information Lifecycle Management(ILM: 情報ライフサイクル管理)/ Automatic Data Optimization(ADO: 自動データ最適化) - Hybrid Columnar Compression (HCC) for Exadata and SuperCluster(ExadataおよびSuperCluster用のHCC)

フェーズ 4(2016年初頭) - Oracle Multitenant

 Oracle Exadata Database Machineは、すべてのSAPデータベースおよびSAP以外のデータベースをプライベート・データベース・ク ラウド環境に統合し、SAP ECC 6.0でのオンライン・トランザクション処理やSAP BW 7.0以降のデータ・ウェアハウスなどのあらゆるデータ ベース・ワークロードのために、プライベート環境のOracle Database Cloudを実行できる最高のパフォーマンスと高可用性のプラット フォームを提供します。Exadata Database Machineは、最大規模の最重要データベース・ワークロードに即座に対応し、通常の運用では アプリケーションを10倍以上の速度で実行します。そのため、このマシンを利用するSAP顧客が急増しています。

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 Oracle SuperClusterは、新しいSPARCプロセッサの演算能力、Oracle Solaris 11のパフォーマンスとスケーラビリティ、Oracle Exadata ストレージの最適化されたデータベース・パフォーマンス、Oracle Exalogic Elastic Cloudの加速されたミドルウェア処理を6.40以降の SAPカーネルで統合する汎用エンジニアド・システムです。

 オラクルは、SPARC M6およびT5サーバーのポートフォリオの完全リフレッシュと拡張により、エンタープライズ・コンピューティングの経 済性を再定義し、最高の価格/パフォーマンスで業界最大の価値を提供します。

 Oracle Private Cloud Appliance(OPCA)は、データベースおよびアプリケーションの仮想プラットフォームとして使用する一体化され たインフラのイントール、デプロイ、管理方法を画期的に簡素化するエンジニアド・システムです。

 Oracle Database Applianceは、単一システムで活用し、配置および管理が簡単な、世界で最も利用されているOracle Databaseを活 用する新しい方法です。これはソフトウェア、サーバー、ストレージ、高可用性、ネットワークの完全なパッケージで、簡素化を目的に設計さ れています。つまり、配置、メンテナンス、およびデータベース・ワークロードのサポートを簡素化することにより、時間と費用を節約します。  Oracle Linux 7は、SAPインフラ・コンピューティング・ニーズに応えるOracleの最新のLinuxバージョンです。高速で信頼性が高い上、 SAP環境のOracle Databaseに最適化されています。SAPに対する最高のパフォーマンスの実現、顧客への最新技術の提供、データ整合 性、より強固なセキュリティ、アプリケーション稼働時間を改善します。

 Oracle VM Server for x86は、無償のサーバー仮想化ソリューションで、SAPおよび他のエンタープライズを容易に配置、管理、サポート します。

 ドイツ、ワルドルフのSAP SEのOracle開発チームは、継続してSAP開発者と連携し、SAP顧客が常に最新の最適化されたOracleテクノロ ジ、確実なパフォーマンス、信頼性および技術革新にアクセスできるようにしています。Oracle for SAP Service & Supportチームが提供す るAdvanced Customer Services(ACS)には、Assisted Services Engagements(ITインフラの分析/拡張およびSAP Readiness Service) を含め、ヘルス・チェック、ワークショップ、データベース移行、パフォーマンス、チューニングおよびACS Oracle Solaris Services for SAP Environmentsなどがあります。 詳細、この冊子およびバックナンバーについては、次のサイトを参照してください。 www.oracle.co.jp/sap ご意見、ご質問は、次のアドレス宛にお寄せください。 [email protected] Sincerely, ゲルハルト・カップラー SAPアプライアンス担当副社長 Oracle Corporation

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4

C O N T E N T S

Hardware and Software

Engineered to Work Together

2-3 ご挨拶 SAP顧客の皆様へ

5 Oracle Database 12c for SAP: ロードマップ、ベーシック認定の機能とオプション

9 Oracle Databaseオプションとパック製品によるSAP向けデータ管理インフラストラクチャの実装 28 Oracle DatabaseとEngineered Systemsの「for SAP」の意味を探る

34 世界最大規模のSAP環境のスループットを2倍にし新しいビジネス・チャンスを手中にしたAmerisourceBergen 36 Oracle Databaseの処理がExadata上で数百倍早くなることを証明したJet Infosystems

38 従来のIBM AIXデータベース・サーバーをOracle Exadata Database Machineに切り換え、

たくさんのメリットを実現したAcquedotto Pugliese

42 Exadataテクノロジからメリットを得るSAP顧客 44 Fuchs Petrolub SEのOracle Databaseで稼働するSAP 46 SAP向けのミッション・クリティカルなサポート・サービス 49 Joint Marketing Statement Relating to the Reseller Agreement 50 Oracle DB related Notes for SAP

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5

Oracle Database 12c for SAP:

ロードマップ、ベーシック認定の機能とオプション

2016年第一四半期のフェーズ4では、Oracle Multitenantの認 定プロセスが完了する予定で、SAP顧客もOracle Multitenant を使用できるようになります。Oracle Multitenantでは、多数の データベースを1つのコンテナ・データベースに統合できます。こ のデータベース・アーキテクチャはこれまでにない発想で、相当 数のOracle/SAP統合作業が必要です。 フェーズ1に含まれる新機能の詳細は、この記事の「ベーシック 認定の機能」のセクションを参照してください。フェーズ2、3およ び4に予定されている機能とオプションの詳細は、9ページの記事 「Oracle Databaseオプションとパック製品によるSAP向けデー タ管理インフラストラクチャの実装」(特にOracle Database 12c Advanced Compression、Oracle Database In-Memoryおよび Oracle Multitenantのセクション)を参照してください。 ベーシック認定の目標 Oracle Database 11g(11.2.0.4)の標準的なメンテナンスは、 2015年1月31日に終了しました。延長サポート・フェーズは、3年 間限定で2015年2月現在、開始されています。オラクルは、Ora-cle Databaseバージョン11.2.0.4について最初の1年間(2016 年1月31日まで)、追加費用なしでの延長サポートを提供しま す。2016年1月末までSAP顧客は、Oracle Databaseバージョン 11.2.0.4を完全にサポートされたデータベースとして使用でき ます。詳細は、SAP Note 2098258を参照してください。 オラクルとSAPは、共通の顧客が不利益にならないように、認定 プロセスを複数のフェーズに分割することにしました。公開を複 数の段階に分けることにより、Oracle Database 12cをできる限 り早く消費者に提供し、Oracle Database 11gとの十分な重複を 保証することが可能になります。オラクルとSAPは、10年以上続 けてきた「最終リリース」の慣行(リリースx.2のみを認定、リリー スx.1の認定はなし)を、初めて破りました。

Oracle Database 12c for SAP: ロードマップ、ベーシック認定の機能とオプション

データベースの新しい幕開け

2014年6月、ラリー・エリクソンは新しいOracle Database 12c の出荷を発表しました。講演のタイトルは、「The Future of the Database Begins Soon」でした。数か月経ち、彼の予測した未来 の展望は「まさしく今である」と言うことができます。Oracle Data-base 12c (12.1.0.2)はリリースされ、2015年3月現在、SAPアプ リケーションとの併用が認定されています。最初の認定に含まれ なかった機能とオプションは、段階的に公開される予定です。 Oracle Database 12c for SAPの認定のロードマップ

認定のフェーズ オラクルとSAPは、SAPアプリケーション向けのOracle Data-base 12cを4つのフェーズ(図1を参照)で認定することに同意 しました。 フェーズ1はベーシック認定と呼ばれ、2015年3月に完了してい ます。以前、Oracle Database 11gで使用可能だったすべての機 能とオプションに加えて、完全に透過的、または最小限の統合作 業のみで完了する複数のOracle Database 12cの機能が含まれ ています。 2015年の6月に完了したフェーズ2で、主要なOracle Database 12c の新しいオプションが初めて紹介されました。Oracle Database 12c In-MemoryオプションをSAP顧客が使用できるようになります。 2015年第3四半期に予定されているフェーズ3では、Oracle Database 12c Advanced Compressionに含まれた新しい情報 ライフサイクル管理機能(ILM)とOracle ExadataおよびOracle SuperCluster上でのロー(行)レベルのロック機能を持つHy-brid Columnar Compression(HCC)が追加される予定です。

図1: Oracle Database 12c for SAP認定のロードマップ ベーシック認定

(2015年第1四半期) Hybrid Columnar Compression ACO ILM機能、 (2015年第3四半期) Oracle Multitenant (2016年第1四半期) Oracle Database In-Memory (2015年第2四半期)

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表1: Oracle Database 12cに関連するSAP Note(2015年6月30日現在) DB: General Information 1914631 2133079 2138262 2178980 1915299 1915301 1915302 1915315 1915317 2064206 1915313 1915316 2145572 1888485 2145628 2087004

DB: Features and Options

DB: Patches

DB: Instance Configuration

Engineered Systems DB: Installation and Upgrade

DB: Administration: BR*Tools

Central Technical Note for Oracle Database 12c Release 1 (12.1) Oracle Database 12c : Integration in SAP Environment Oracle Database 12c Advanced Compression for SAP Systems Using Oracle Database In-Memory with SAP NetWeaver-based Products Troubleshooting Software Installation for 12.1.0.2

Database Software 12.1.0.2 Installation on Unix Database Software 12.1.0.2 Installation on Windows Database Upgrade Scripts for 12.1.0.2

Migrating to Software Owner ‘oracle‘

Database Upgrade to 12.1.0.2 with Grid Infrastructure Current Patch Set for Oracle Database 12c Release 1 (12.1) Database: Patches for 12.1.0.2

Grid Infrastructure: Patches for 12.1.0.2 Database Parameters 12.1.0.2

Exadata/Supercluster: Patches for 12.1.0.2

BR*Tools Support for Oracle Database 12c

ベーシック認定の機能

Advanced Compression

Oracle Database 11gでSAPアプリケーションを実行してい る顧客は、複数の圧縮機能の中から選択することができます。 索引キーの圧縮および圧縮型索引の構成表(IOTs)は標準的 なデータベース機能です。構造化データのOLTP圧縮、および 非構造化データのSecureFile圧縮は、Oracle Database 11g Advanced Compressionにより提供されます。

Oracle Database 12c Advanced Compressionには、多数 の新機能が搭載されています。機能の一部は情報ライフサイ クル管理に関連し、認定の第2フェーズでSAP顧客に提供さ れますが、フェーズ1で公開されたAdvanced Compression Option機能の一部は、現在のSAP環境で使用できます。 Advanced Index Compression は、新しい形の索引圧縮で す。Advanced Index Compressionを使用して索引を作成ま たは再構築すると、これまでと同様に索引への効率的なアク セスが提供される一方で、一意の索引および一意でない索引 のサイズが縮小します。その利点を次に説明します。

• Advanced Index Compressionは、既存のIndex Key Com-pressionに適さない索引も含め、サポートされるすべての索 引で効果的に機能します。

• Advanced Index Compressionは、ブロック・レベルで機能 し、各ブロックに最高の圧縮を提供します。Advanced Index Compressionは、自動的にブロックごとに適切な圧縮を選択 し、データ特性の知識は必要ありません。

Advanced Network Compression は、送信元で圧縮したデー タを受信側で解凍し、ネットワーク・トラフィックの削減に使用す ることができます。Advanced Network Compressionは、ネット ワーク接続で送信されるデータのサイズを削減します。利点は、 次のとおりです。 • ネットワークの実効スループットの向上: 圧縮により、大規模 データを送信する時間を短縮し、SQL問合せの応答をより高 速にします。 • 帯域幅使用率の抑制: 圧縮による送信データの削減は帯域幅 を節約します。空いた帯域幅は他のアプリケーションが使用 できます。 これにより、ネットワーク帯域幅に必要なコストの削減にも役 立ちます。Advanced Network Compressionは、Database/ Instant ClientとDatabase Serverの両方が12.1.0.2にアップグ レードされている場合にのみ使用できます。

Oracle Database 11gでは、列数が255以上の表の場合、構造 化表データの圧縮(OLTP圧縮)はサポートされません。Oracle Database 12c Advanced Compressionでは、255列の制限が なくなりました。これは微々たる改善に過ぎないように見えます が、ほとんどのSAPシステムでは、255列以上の表はごく一般的 です。 特に興味深い例が、SAP Note 1835008および1892354で取 り上げられています。SAPにより実装した複数のアプリケーショ ンの最適化は、クラスタ表として従来通りに実装されている表が 非クラスタ化された場合以外に実行できません。これらのクラス タ表のデータは、通常SAPの圧縮方式で保存されますが、この 表を透過的な表に変換すると、かなり大きなサイズになります。 さらに、非クラスタ化された表の中には、列数が255を超えるも のがあります。Oracle Database 11g Advanced Compression では、それらの表のサイズを削減することができませんでした。 Oracle Database 12c Advanced Compression Optionを使用 すると、大きな表のデータを圧縮し管理することができます。 ノート番号       ノートタイトル

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SAPシステム向けのOracle Database 12c Advanced Compres-sionの詳細は、SAP Note 2138262を参照してください。 Active Data Guard

スタンバイ・データベースの設定に必要な機能であるData Guardは、Oracle Database Enterprise Editionに含まれてい ます。Active Data Guardは、追加のオプションです。このオプ ションはOracle Database 11gで、自動ブロック修復、高速増分 バックアップなどの追加機能を提供しています。

Oracle Database 12cの主要な新機能、Active Data Guard Far Syncにより、顧客は大規模な遠距離WAN全体で高パ フォーマンス(非同期データ・シッピングの特徴)とデータ消失 ゼロ(同期データ・シッピングの特徴)を組み合わせることがで きます。 詳細は、17ページの「Oracle Databaseオプションとパック製品 によるSAP向けデータ管理インフラストラクチャの実装」のData GuardとActive Data Guardのセクションを参照してください。 バックアップとリカバリ

Oracle Recovery Manager(RMAN)は、Oracle Databaseの効 率的なバックアップとリカバリのために包括的な基礎を提供し ます。バックアップおよびリカバリの実行中に、サーバーと密接 に連動し、ブロック・レベルで破損を検出します。RMANは、バッ クアップ中にファイル多重化とバックアップ・セット圧縮を使用 して、パフォーマンスおよび領域の使用量を最適化します。また RMANは、サード・パーティ製のメディア管理製品のみでなく、 Oracle Secure Backupとも一体化してテープ・バックアップを 管理します。Cross Platform Backup and Restore により、全体 バックアップ・セットおよび増分バックアップ・セットを使用して、 プラットフォーム間でデータを転送できます。 Oracle Database 12cにより、イメージ・コピーまたはバックアッ プ・セットを使用した全体バックアップまたは増分バックアップ で、プラットフォーム間のデータを転送できます。バックアップ・ セットを使用してクロス・プラットフォーム・バックアップを実行 する場合、移動先データベースは、Oracle Database 12cまた はそれ以降であることが必要です。新たに追加された機能は、プ ラットフォーム移行を簡素化し、ソース・データベースの読取り 専用停止時間を最小限にします。 RMANは現在、Oracle Databaseのバックアップを実行する最 も一般的なツールですが、他の一般的なバックアップとして、 データベース内の全ファイルのストレージ・スナップショットを 作成する方法があります。スナップショットを別のサーバー(本 番データベースを実行するサーバー以外)にマウントし、デー タをテープなどの3番目のストレージにコピーします。この方 法で、バックアップ処理を本番サーバーからオフロードします。 Storage Snapshot Optimizationを使用すると、データベース のストレージ・スナップショットの取得にサード・パーティのテク ノロジが使用できます。この場合、データベースをBACKUPノー ドに置く必要はありません。 ストレージ製品が、Oracleのドキュメントで説明された特定のガ イドラインに準拠している場合、取得されたスナップショットは、 「crash-consistent」とみなされます。Crash-consistentのバッ クアップは、完全なクラッシュ・リカバリを実行した後、開いて使 用することができますが、point-in-recoveryには使用できませ ん。それは、REDOログにデータ・ファイルの非一貫性を排除で きる十分な情報が含まれていないためです。

また、ALTER DATABASE [BEGIN|END] BACKUPなどのバック アップ・モードで取得したスナップショットには、point-in-timeリ カバリの制限がありません。ただし、スナップショットを取得する 前に各データベースをバックアップ・モードに設定し、完了後は バックアップ・モードを解除する必要があります。数十、数百、数 千のデータベースを処理する場合には、この複雑さは増幅しま す。さらに、このモード中にブロック・イメージ全体が変更される と、REDOログに書き込まれます。これには追加的なI/Oアクティ ビティが含まれます。

Oracle Database 12cでは、RECOVER...SNAPSHOT TIMEコ マンドを使用すると、データベースをバックアップ・モードに設 定せずに取得したストレージ・スナップショットを1つの手順で リカバリできます。スナップショットをいつ取得したかにかかわ らず追加の手順はありません。スナップショットによるあらゆる タイプのリカバリ・オプションをサポートするこの最適化の方法 は、バックアップ・モードへの切替えやそれに伴う複雑さとオー バーヘッドが不要なため、DBAは自分の時間をより重要な本番 タスクに集中させることができます。

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ACFSのサポート これまでExadataでは、ACFSがサポートされていませんでした。 ACFSは、グリッド・インフラストラクチャ・バージョン12.1.0.2以 降、Exadataでもサポートされるようになりました。SAP環境で は、これをSAP共有ファイル・システム(/sapmntなど)に使用で きます。 ただし、これは、ASMでデータベースを実行する代替手段では ありません。Oracle Databaseは、Exadata Storageノードを使 用するASM上に構成されている必要があり、この構成でのみサ ポートされます。

Oracle Grid Infrastructureの高可用性ネットワーク・ファイル・ ストレージ(HANFS)は、NFS V2/V3の共有パスの中断しない サービスを提供します。これは、高可用性仮想IP(HAVIP)上に 共有するNFSを公開し、Oracle Clusterwareエージェントにより HAVIPとNFSエクスポートを常時オンラインにすることで実現し ます。クラスタ・ノードに障害が発生すると、HAVIPおよびNFSエ クスポートが、存続しているノードに自動的に移行されます。 HANFS機能により、Oracle ACFSクラスタを使用して高可用性 NFSサーバーを構成できます。HANFSクラスタ構成は、既存のイ ンフラストラクチャや汎用サーバーおよびストレージで構築す ることが可能です。これにより、「ネットワーク・ファイラ」と同様 のネットワーク・サービスがわずかなコストで実現します。 パフォーマンス SQL文のUNIONおよびUNION ALL演算子は、<branch1> UNION <branch2>のように2つ以上の分岐(たとえば、サブク エリー)を接続します。従来、このタイプのクエリーでは、分岐は 順番に実行されます。つまり、一定の時点で1つの分岐のみが 実行され、その後に次の分岐が継続します。Oracle Database 12cには、UnionおよびUnion All分岐の同時実行が導入され、 1組のパラレル・サーバーで1つの分岐を実行し、他のパラレ ル・サーバーのセットで別の分岐を同時に実行することができ ます。 分岐を並列化する機能は、文の実行を高速にし、SAP BWのパ フォーマンスが向上します。 管理性と可用性 データベース管理者は、BR*Toolsを使用して、様々な再編成の 追加操作をオンラインで実行できるようになりました。 Online Move Partition: Oracle Database 12c以降、ALTER TABLE ...MOVE PARTITION操作は、オンラインDDLコマンド として機能し、DML操作は、移動されたパーティションで引き続 き操作が続行されます。また、パーティションの移動と同時にグ ローバル検索も保持されるため、手動で索引を再構築する必要 がなくなりました。

Move Datafile Online: Oracle Database 12c以前のデータ・ ファイルの移動は、常にオフラインで実行する必要があり、停 止時間を最小限にするテクニックはあったものの、停止時間を 完全になくすことはできませんでした。Oracle Database 12cで は、機能強化されたALTER DATABASEコマンドにより、データ・ ファイルの移動をオンラインで実行することができます。 索引構成表の再構築: 索引構成表は、Bツリー索引として保存さ れるため、挿入、更新、削除の結果、断片化する場合があります。 ただし、ALTER TABLE...MOVE ONLINE文を使用して索引構 成表を再構築すると、断片化を最小限に抑えることができます。 詳細は、SAP Note1856270および2087004を参照してくだ さい。

Microsoft Windows

Oracle Database 12cでは、Oracleホーム・ユーザーの使用が サポートされ、インストール時に指定できます。Oracleホーム・ ユーザーは、管理者以外の権限の低いアカウントを使用した Oracle Serviceのホストでのセキュリティ強化を目的に導入さ れています。Oracleホーム・ユーザーには、Windows組込みア カウントまたは標準のWindowsユーザー・アカウント(管理者 アカウント以外)を指定できます。このアカウントは、Oracleホー ムのWindowsサービスの実行に使用されます。セキュリティ強 化のため、 (Windows組込みアカウントではなく)標準のWin-dowsユーザー・アカウントを使用することをお薦めします。 詳細は、SAP Note 1915302を参照してください。

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Oracle Databaseオプションとパック製品による

SAP向けデータ管理インフラストラクチャの実装

概要 データベースのエディション Oracle Databaseには、様々な開発と配置のシナリオに適した 5つのエディションがありますが、SAP環境で認定およびサポー トされているのは、Oracle Database Enterprise Editionのみ です。SAPアプリケーションの要求は非常に厳しく、Oracle Da-tabase Enterprise Editionが提供するエンタープライズ・コン ピューティング機能なしに、アプリケーションを効果的に実行す ることはできません。 データベースのオプションと管理 また、オラクルは複数のデータベース・オプション、管理パック 製品、特定の目的に特化したOracle Databaseの機能を拡張す る他の製品も提供します。それらは、ディスク領域の効率的な使 用、パフォーマンスとスケーラビリティ、高可用性、セキュリティ とコンプライアンス、データ・ウェアハウス、ビッグ・データ、管理 性の分野で、Oracle Database Enterprise Editionの性能を拡 張し、顧客固有またはアプリケーション固有の要件を満たして います。 SAP環境のオプションとパック製品 ここでは、SAP顧客向けのデータベースのオプションと管理パッ ク製品を紹介します。純粋なOracle DatabaseとSAP用のOracle Databaseは、いくつかの相違点があります。 • Oracleが提供するオプションまたはパック製品は、SAPの認定 またはサポートがない場合があります。ここでは、認定済み、ま たは認定が予定されているオプションとパック製品のみを説 明します。詳細は、SAP Note 105047の最新バージョンを参 照してください。 • 認定されたオプションでも、一部の機能の使用が許可されて いない場合があります。ここでは概要のみを説明しています。 詳細は、SAP Note 105047を参照してください。 • SAPのデータ・モデルまたはアプリケーションの独特な設計 により、Oracle Databaseオプションまたは管理パック製品が 必要な場合があります。たとえば、Oracle Database上のSAP Business Warehouse(BW)にはOracle Partitioningが必要 です。

• オラクルの基本方針では、オプションまたはパック製品のラ イセンスは個別に供与されていますが、SAP(ASFU)より購入 されたOracle Database Enterprise Editionライセンスの場 合、付属するオプションとパック製品(しかし、すべてがサポー トされているわけではありません)は個別ライセンスではな くEditionのライセンスに含まれています。詳細は、SAP Note 740897を参照してください。

図1: Oracle Database Enterprise Edition、Databaseオプション(認定済み、必須、または認定済み、オプション) およびEnterprise Managerパック製品(認定済み、必須、または認定済み、オプション)。

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課題: 現在、ディスク上のデータの量や配置が問題になる状 況が増加しています。 (a)表データの特定のサブセットにアクセスする単一問合 せや複雑なバッチ・ジョブの完了に長時間必要です。 (b)多数の索引を更新しなければならないため、データ のロード(SAP BW)が遅い、またはロード時間を短縮するた めに索引が削除され再構築されます。これにより、ユーザー の問合せの速度が遅くなります。 (c)データのアーカイブ化の結果、データベースが極度に 断片化されます。 (d)顧客は、情報ファイルサイクル管理を実装することを 望んでいます(このプレゼンテーションのOracle DB 12cの セクションを参照してください)。 価値提案: Oracle Partitioningでは、表と索引をより小さい ユニット(パーティションと呼ばれる)に分割し、すべての データを適切なユニットに強制的に保存します。パーティ ションは、個別に、独立してアクセスおよび管理ができま す。したがって (a)問合せが、関連するすべてのデータを1つの単一パー ティションで見つけることができ、他のすべてのパーティショ ンを無視(「パーティション・プルーニング」)できることが理 想です。これにより、実行時間を大幅に短縮できます。 (b)パーティション表に定義されている索引もパーティシ ョン化されている場合、各索引のパーティションを削除お よび再構築することができても、索引以外のすべてのパー ティションは、そのまま残ります。 (c)データのアーカイブ戦略は、パーティション構造をベー スにすることができます。これにより、ディスク領域の断片 化を回避できます。 (d)パーティション化は、情報ライフサイクル管理の基盤 技術の1つです。 認定/サポート: Oracle Partitioningは、すべてのSAP NetWeaverアプリケーションに対して認定されています。 バージョン: Oracle Database 11g、Oracle Database 12c 実装: パーティション化(レンジ・パーティション化)は、Oracle 上のSAP BWではデフォルトで構成され使用されます。SAP OLTPシステムでは、SAP Partitioning Engine(データのアー カイブ化の問題を処理)を使用して、またはSAP向けOracle ACSにより実装できます。 オプションとパック製品、データベースのバージョン ここでは、2015年4月現在のSAP向けのOracle Databaseオプ ションおよび管理パック製品について説明します。現在、SAPに 導入されているOracleは、圧倒的にOracle Database 11gを ベースにしています。Oracle Database 12cの認定は、2015年 3月のベーシック認定から開始されています。(詳細は、5ページ

の記事「Oracle Database 12c for SAP - ロードマップとベー シック認定の機能」を参照してください。)Oracle Database 12c固有のオプション(Database In-Memoryは認定済。Mul-titenantは2016年予定)および機能(特に、情報ライフサイクル 管理に関連する機能)は、まもなく認定が予定されているため、 この概要でも説明します。 構造とインフラストラクチャ 前述したように、データベース・オプションは、ディスク領域の 効率的な使用、パフォーマンスとスケーラビリティ、高可用性、 セキュリティとコンプライアンス、データ・ウェアハウス、ビッグ・ データ、管理性の分野で、Oracle Database Enterprise Edition の性能を拡張しますが、ここでは、構造の実装に役立つデータ ベース・オプションという点を中心に説明します。.1つの単一な データベースのデータ量が増大する場合、また様々なソースか らのデータの統合やOracle Multitenantなどによる独立した複 数のデータベースをデータ管理インフラストラクチャに統合す る場合などで、必ず大量の非構造化データを管理できなくなる ときが訪れます。そのために、統合の差別化が必要です。または インフラストラクチャに構造が必要です。 表および索引のパーティション化 前述したすべての問題の共通点は、データベース内の表はデ フォルト(および定義上)で、順序付けされていないレコードの セットであるという事実です。物理的な順序は保証されません。 これに対し、ユーザー、アプリケーション、またはDBAの観点から 見ると、このようなデータのセットには特定のサブセットを含む 可能性があり、これらのサブセットは他のサブセットから分離さ れる必要があります。Oracle Partitioningは、できる限り関連す るデータを物理的にまとめたサブセットの実装を可能にします。

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このような場合、左側に示す状況が想像できる最悪のケースで す。各データベース・ブロックに、各色のレコードが必ず1つ含ま れています。つまり、同じ色のレコードのサブセットが、すべての ブロックに分散されている状態です。これはデータベースのあら ゆる観点から最悪の状況と言えるでしょう。I/Oの観点 - 1つの色 のレコードすべてに対する問合せは、8つのブロック全部を読み 取る必要があります。メモリーの観点 - すべてのユーザーが1つ 図2は、関連するデータをできる限り一緒にまとめて保存にする ことがなぜ良いのか、その理由をわかりやすく説明しています。 ここでは、レコードで満たされたデータベース・ブロックを示し ています。異なった色は、月や場所などの条件を表しています。 データにアクセスするアプリケーションは、同じ色のレコードを すべての取得を試みようとします。 図2: 表パーティション - 関連するデータのサブセットをできる限り一緒に 物理的に保存

Advanced Compression(Oracle Database 11g)

課題: 今日、データベースのサイズと将来の肥大化が問題に

なるケースが増えています。この問題は、ストレージのコス ト、性能保証(SLA)、合理的な期間内のデータベースのク ローニングとバックアップと言った局面を含んでいます。 価値提案: Oracle Advanced Compressionは、表データの 保存に異なる形式を使用し、Oracle Database Enterprise Editionに付属する他の圧縮テクノロジ(索引キーの圧 縮)とともに、データベースのサイズを50%以上縮小しま す。Advanced Compressionは、それだけのために開発され ました。その意味で、これがAdvanced Compressionの利点 の本質です。ソース・データベースが小さい場合、バックアッ プやコピーなどの時間が短縮されます。 Advanced Compressionを使用するユーザーの付加的な 利点として、パフォーマンスが向上する可能性があります。 パフォーマンスの向上がAdvanced Compressionの本質 的な目的ではないことから「付加的」としました。したがって 現実にあり得ますが、実現の保証まではされていません。

認定/サポート: Oracle Advanced Compressionは、すべて

のSAP NetWeaverアプリケーションに対して認定され、実 装はSAPによりサポートされています。 実装: SAP固有の要件を認識するツールBRSPACEがSAPに より提供され、SAP環境へのAdvanced Compressionの実 装は簡単です。詳細は、SAP Note 1431296を参照してくだ さい。 の色のレコードを使用する場合も、8つのブロックすべてをデー タベース・メモリーに完全にキャッシュする必要があります。さら にパフォーマンスの観点 - 過剰なI/Oは、確実にパフォーマンス を低下させます。データベース管理の観点 - 同色のレコードのサ ブセットを個別に管理できません。ILMの観点 - ホット・データと コールド・データを分離できません。など様々な場面で問題があ ります。 対照的に右側に示す状況は最適と言えるでしょう。 同じ色のすべてのレコードが1つのデータベース・ブロックに保 存されています。左の状況と同じようにデータベースのあらゆる 観点からの評価はどうなるでしょうか。I/Oの観点 - 1つの色のレ コードすべてに対する問合せに、読み取る必要があるのは1つ のブロックのみです。メモリーの観点 - すべてのユーザーが1つ の色のレコードを使用する場合も、データベース・メモリーへの キャッシュが必要なのは1つのブロックのみです。さらにパフォー マンスの観点 - I/Oの減少は、パフォーマンスを著しく向上させ ます。データベース管理の観点 - 同色のレコードのサブセットを 個別に管理できません。ILMの観点 - ホット・データとコールド・ データを分離できます。など良いことずくめです。 このスライドで表示したレコード数とブロック数を掛けましょう。 パーティションは、同色のレコードを含むすべてのブロックのサ ブセットです。

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Advanced Compression (Oracle Database 12c) 課題: (a)Oracle Database 11gのデータ圧縮には、いくつ かの制約があります。特に、列数が255を超える表は圧縮で きません。 (b)ターゲット表が圧縮されている場合、データをロード する速度が遅くなります。 (c)自動化された情報ライフサイクル管理はサポートされ ていません。

価値提案: Oracle Database 12c Advanced Compression では、255列の制限がなくなり、より多くの表を圧縮できま す。まったく新しい機能(ヒート・マップ、自動データ最適化) により、顧客はDeferred Data Compressionおよび高度な 情報ライフサイクル(ILM)戦略を実装できます。

認定/サポート: Oracle Database 12c Advanced Compression の新機能の一部は、2015年3月に認定されました。ILM機 能の認定は、2015年第3四半期末に予定されています。

実装: 詳細は、認定時に提供されます。

関連する機能: Oracle Database 12c Hybrid Columnar Compression(Advanced Compressionには含まれていま せんが、OracleのEngineered Systemsで使用できる機能

です)は、特に「コールド」(履歴)データに適した強力な圧

縮を提供します。Oracle Engineered SystemsのHCCの認 定も2015年第3四半期末に予定されています。

節約できるディスクの最大領域はデータの特性により異なりま す。使用するSAPアプリケーションによってデータ特性が異なり、 SAP BW(BI)のデータは、SAP ERP(ECC)のデータよりも効率 的に圧縮できます。さらに効果的な圧縮が期待できるのは、SAP CRMのデータで大幅なディスク領域の節約を可能にします。 Oracle Database 11g Advanced Compressionは、OLTP圧縮と SecureFiles圧縮だけではありません。RMANにより作成された バックアップ・ファイル、およびData Pumpにより作成されたエク スポート・ファイルは、本番データベースの表と索引がすでに圧 縮されていてもまだ圧縮できます。また、REDOログ・ファイルも、 本番データベースからスタンバイ・データベースに転送される前 に圧縮できます(この記事のData Guardのセクションを参照して ください)。 図3の左側に、SAP(この場合、SAP ERP)システムの不可欠な部 分を形成する代表的なOracle Databaseを示しています。割り当 てられたディスク領域の約3分の1は索引(赤)に使用され、3分 の2は表データ(青)が含まれています。表データは、構造化デー タ(表形式)と非構造化データ(PDFファイルまたはイメージ・ ファイルなど)に分類できます。 Oracle Database 11gは、3種類のデータすべてを圧縮できます。 • 索引キーの圧縮は、索引に使用できます。索引構成表(IOTs)

も圧縮できます。両方の機能は、Oracle Database Enterprise Editionに含まれ、Advanced Compressionは必要ありません。 • Advanced Compressionの主要な機能、OLTP圧縮は、構造化 データの圧縮に使用できます。OLTPシステムのみでなく、SAP BWシステムにも実装できます。 • SecureFiles圧縮(Advanced Compression機能)は、非構造化 データの圧縮に使用できます。 すべての機能が実装され、すべての適切なデータベース・オブ ジェクトが圧縮されている場合、顧客は平均55%のディスク領 域を節約できます。(データベースが完全に再編成されている とした場合。データベースが断片化したままの状態の場合、再 構成と圧縮の効果がより力を発揮し、顧客のディスク領域は最

大80%の節約になります。) 図3: Oracle Database 11gの索引キーの圧縮とAdvanced Compression

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情報ライフサイクル管理(ILM)

Oracle Database 12c Advanced Compressionの新機能によ り、さらに多くのパラメータを導入できます。このうちの1つは、 場所です。データベースの中にホット(現在の)データとコールド (履歴)データがあり、2種類のストレージがある場合は、次の 質問をしてください。Where?「どこに」どのデータを保存します か? Advanced Compressionとともにパーティション化を使用する と、データが「クールダウン」したときに、データを1つの表領域 (=ストレージ層)から他の表領域に移動(厳密に言えば、システ ムにデータを移動させることが)できます。このようにして、高価 なストレージ層の領域を重要な(「ホット」)データに開放します。 これは、(自動)ストレージ階層化と呼ばれます。

Hybrid Columnar Compression(HCC)

最後に、Oracle ExadataまたはOracle SuperCluster上でOracle Database 12cを実行する前に、次の質問をしてください。How? どのように、つまりどのアルゴリズムを使用して、データを圧縮し ますか?

これらのエンジニアド・システムは、OLTP圧縮およびSecureFiles 圧縮に加えて、Hybrid Columnar Compressionをサポートしま す。名前が示すように、このテクノロジは、データを保存するため に行メソッドと列メソッドを組み合せて使用します。ハイブリッ ド・アプローチは、カラム・ストレージの圧縮の利点を実現し、同 時に、純粋なカラム(列)型フォーマットの性能不足を回避しま す。HCCを使用すると、「通常の」圧縮による圧縮率よりもはるか に高い圧縮率を達成できます。したがって、HCCは、特に「コール ド」データに適しています。

行レベルのロック機能がないため、Oracle Database 11g Hybrid Columnar CompressionのSAP環境での使用認定は、これまで 実現させることができませんでした。しかし、Oracle Database 12cでは、この機能をOracle ExadataとOracle SuperClusterで

使用でき、これらのマシン上に、(自動)圧縮階層化を実装できま

す。つまり、「ホット」データは未圧縮のままで、「ウォーム」データを

標準の圧縮アルゴリズム(Advanced Compression)を使用して 圧縮し、「コールド」データをHybrid Columnar Compressionを 使用して圧縮することができます。

ベーシック認定の機能

Oracle Database 11gでは、索引と表の圧縮機能にいくつかの 制約がありました。これを解決するのが、Oracle Database 12c Advanced Compressionの新しい、より効率的な索引圧縮アル ゴリズム(Advanced Index Compression)で、圧縮する表の列 制限も解消されています。詳細は、5ページの記事「Oracle Data-base 12c for SAP: ロードマップ、ベーシック認定の機能」を参照 してください。

ヒート・マップと自動データ最適化

これらの改善点に加えて、Oracle Database 12c Advanced Compressionには、2つのまったく新しい機能が搭載されてい ます。ヒート・マップは、変更とクエリーのタイムスタンプを行レ ベルおよびセグメント・レベルで自動的に追跡し、データのア クセス状況から詳細な見通しを提供します。自動データ最適化 (ADO)は、ヒート・マップで収集された情報に従い、データを自 動的に移動および圧縮します。 遅延圧縮

Advanced Compression(Oracle Database 11g)のセクション の情報だけでは、圧縮の役割は単に必要なディスク領域の削減 のみで、データベース構造とは関係ないように思えるかもしれま せんが、それは錯覚です。Oracle Database 11gを使用する場合 でも、圧縮によりメリットがある表とメリットがない表、つまり圧 縮が必要な表と圧縮してはいけない表を区別する必要がありま す(そうでない場合には、圧縮がデフォルトになります)。 しかし、これは非常に初歩的で柔軟性のない区別です。データの ロードに使用するSAP BW表がその一例です。このような表は、 ほとんどの場合に読取り専用モードでアクセスされるため、圧縮 することができますが、ロード操作が極端に遅くなるため、圧縮 するべきではありません。Oracle Database 11gでは、このような 表を圧縮しないことをお薦めします。 ヒート・マップと自動データ最適化により、新しい差別化パラメー タを導入できます。表またはパーティションを圧縮する必要があ る場合、いつ圧縮しますか?Oracle Database 11gの場合、圧縮 の実行を指示しない限り圧縮は実行されません。反対に、Oracle Database 12cでは、今日ロードしたデータを翌日圧縮すること ができます。しかも自動的にです。

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図4: Oracle Database 12c Advanced Compression - 情報ライフサイクル管理(ILM)のサポート

Oracle Database In-Memory

メモリー: 新しいデュアルフォーマットのアーキテクチャ これまでのOracle Databaseは、データをロー(行)型フォーマッ トで保存していました。この形式は、レコード内のすべての列へ の迅速なアクセスを可能にするため、オンライン・トランザクショ ン(OLTP)に最適です。列形式のデータベースでは、トランザク ションやレコードに関するそれぞれの属性が個別の列構造に保 存されます。わずかな列が選択されている一方で、問合せがデー タ・セットの大部分にアクセスしているような場合に、より高速な データ検索ができるため、この形式は分析に最適です。 しかし、システムが混合ワークロードを処理する場合は、どうなる でしょう?これまでは1つの形式を選択し、不十分なOLTPまたは 不十分な分析のパフォーマンス、そのいずれかをトレードオフす ることに甘んじるしかありませんでした。OLTPと分析をともに最 適化する方法がなかったわけではありません。しかし、複雑なETL プロセスを使用して、OLTPシステムから分析システムにデータを コピーする、その方法は莫大な費用と待ち時間が必要でした。 課題: 多くのシステムで、分析のパフォーマンス要件を満た すことが課題になっています。これは、実行時間の長いBW のクエリーに該当します。しかし、OLTPシステムでも起こり 得ます。たとえば、非常に柔軟な業務計画/レポート作成の 実装では、たくさんのわずかに異なるクエリーが作り出され ています。

価値提案: Oracle Database 12c In-Memoryにより、管理 者は一定量のデータベース・サーバーのメモリーを列スト アに配分できます。列ストアは、ロー(行)型フォーマットで はなくカラム(列)型フォーマットでデータを保存するメモ リー構造で、短時間で簡単に設定できます。カラム(列)型 フォーマットを使用すると、問合せのパフォーマンスを大幅 に改善することができます。

認定/サポート: Oracle Database In-Memoryは、すべての

SAP NetWeaverアプリケーションに対して認定されています。 バージョン: Oracle Database 12c

実装: 概要と指針についての詳細は、SAP Note 2178980 を参照してください。

Oracle Database 12c In-Memoryは、トランザクションに対す る卓越したパフォーマンスを提供し、分析と複合ワークロードの OLTPの両方を最適化します。それと同時にリアルタイム分析、ビ ジネス・インテリジェンス、レポートをサポートします。この画期 的な機能は、Oracle Database In-Memoryのデュアルフォーマッ ト・アーキテクチャにより、使用可能になります。このアーキテク チャは、従来のロー(行)型フォーマットと新しいインメモリーの カラム(列)型フォーマットを同時に使用する表によって、何も犠 牲にしません。Oracle SQL Optimizerは、分析系のクエリーをカ ラムフォーマットに、OLTPクエリーをローフォーマットに自動的 にルーティングし、2つの形式の長所を組み合わせたパフォーマ ンスを透過的に提供します。現在Oracle Database 12cは、表と 索引間の整合性と同様に、ロー(行)型フォーマットとカラム(列) 型フォーマットの間で完全なトランザクションの整合性を自動的 に維持します。

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図5: Oracle Database 12cインメモリー - デュアル・メモリー・フォーマット、 シングル・ディスク・フォーマット • 1つまたは複数の列に、DSSクエリーとは無関係のデータが含 まれる場合があります。この場合にも、データベース管理者は、 インメモリー列ストアに保存するデータを制限したいと考え るかもしれませんが、ここで必要なのは、表データの垂直サブ セットを定義すること、つまり、複数の列を入力プロセスから除 外することです。Oracle In-Memoryオプションにより異なる表 の列に異なるインメモリーの特性を指定すると、除外すること ができます。 • Oracle Databaseは数十年にわたり、SMPサーバー上のスケー ルアップのために最適化され、チューニングされてきました。 すべてのプロセッサが超高速バックプレーン上ですべてのメ モリーにアクセスできるため、大規模なSMPサーバーは、イ ンメモリー・ワークロードにも適しています。Oracle Database In-Memoryではスケールアップを可能にする他に、サーバー のクラスタ内(RAC)のすべてのメモリーとプロセッサを使用し て、メモリー機能とCPU機能を非常に高いレベルにスケールア ウトすることもできます。このような環境では、メモリーに入力 されるすべてのオブジェクトは、デフォルトでクラスタ内のすべ てのインメモリー列ストアに分散されます。Oracle Engineered Systemsでは、オブジェクトを複製することもできます。これは、 インメモリー列ストアに入力されたオブジェクト(またはオブ ジェクトの一部、たとえばパーティション)のミラー・コピーが、 RACクラスタ内の他のノードの1つに配置されることを意味し ます。データを複製すると、インメモリー・フォルト・トレランス が使用できます。ノードの障害またはメンテナンスで停止した 場合でも、インメモリー行ストアによりデータにアクセスできる ことが保証されるためです。 ディスク: 変更なし 新しいカラム(列)フォーマットは、純粋なインメモリー・フォー マットです。表は、Oracle既存のロー(列)指向のフォーマット(ま たは、エンジニアド・システムでは、ハイブリッドのロー(列)型) を使用して、ディスクに保存されます。カラム(列)型ストレージの 永続的なフォーマットもないため、追加のストレージのコストや ストレージ同期化の問題もありません。もちろん、データベース を変更する必要もありません。Oracle Database 12cのインメモ リー・オプションは、データベースの移行または表の再構成なし で実装できます。 その結果、新しいOracle Database 12cのインメモリー機能は、 表圧縮、表の暗号化、表のパーティション化など、既存の標準ま たはオプションのデータベース機能に完全に対応しています。 また、Real Application Clusters(RAC)が提供するスケールア ウト・アーキテクチャ、および既存のすべての高可用性テクノ ロジ(Data Guardなど)にも対応しています。これらの機能は、 Oracle Database In-Memoryの使用の有無にかかわらず、同じ ように動作します。

簡単な実装と管理

データベース機能およびアプリケーション・レベルの互換性に加 えて、Oracle Database In-Memoryは実装と管理が簡単です。 Oracle Database In-Memoryの使用は、インメモリー列ストアの サイズ設定、メモリーに取り込む表やパーティションの識別と同 じくらい簡単です。データベースが稼働中に、データはバックグ ラウンドでストレージからインメモリー列に追加処理されます。 精度の高い制御 ごく日常的でインテリジェントに溢れた容易なスタート - Oracle の顧客は、まさにこれを求めています。また、Oracleの顧客は、精 度の高い制御とチューニングが実現できるメカニズムも求めて います。顧客が求めるこうしたメカニズムを、Oracle Database 12cのインメモリーが提供します。次にいくつかの例を挙げます。 • 表には「コールド」と呼ばれる(アクセス頻度の低い)データが含 まれています。これらのデータの中には、更新されることもなく、 クエリーによるアクセスもないデータがあります。表が非常に 大きい場合、インメモリー列ストアに完全に保存することはメモ リーの浪費になります。管理者は、入力プロセスをDSSクエリー が本当に必要とするデータに制限したいと考えるでしょう。これ は、表のパーティション化で実行できます。表が有効な方法(月 別など)でパーティション化されている場合は、内部構造を使用 して表データの水平サブセットを定義し、インメモリー列ストア に保持できます。

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課題: アプリケーションのバージョンアップ、アプリケーション の追加、ユーザー数の増加などで、データベース・サーバー のワークロードが増加した場合、既存のサーバーをより大型 のサーバーと交換(スケールアップ)するのが従来のソリュー ションです。しかし、大型のサーバーは非常に高価です。 従来の方法では、データベース・サーバーの高可用性を保 証するために、フェイルオーバー・クラスタを実装しますが、 この方法には少なくとも2つの短所があります。 (a)フェイルオーバー・クラスは、常に1台のマシンで実行 されている1つのデータベース・インスタンスのみをアクテ ィブにできるという概念に基づいています。もう1台のマシン (おそらく、高価なサーバー)は常にアイドル状態です。 (b)プライマリ・マシンの問題が検出されると、Oracle Database Serverインスタンスをセカンダリ・マシンで起動 する必要があります。この状況では、起動には最大で30分必 要です。これは、最大30分の計画外停止時間を意味します。 価値提案: Real Application Clusters(RAC)により、複数 のインスタンスを立ち上げて稼働させ、同一のデータベー スに同時にアクセスすることが可能になります。これらのイ ンスタンスは異なるマシンで稼働できるため、顧客はスケー ルアウトの実装を選択できます。4、6、または8台の小型の サーバーは1台の大規模なサーバーと同じワークロードを 処理できます。しかも、小型のサーバーは大型のサーバー と比較して非常に安価で、必要に応じて簡単に追加するこ ともできます。 このアーキテクチャでは、すべてのOracleインスタンス が同時に起動し、稼働します。従って、再起動は不要で す。RACサーバーのうち、1つに障害が発生しても、もう1つ のインスタンスがそのタスクを引き継ぎます。影響を受け たユーザーは、わずか数秒で再接続できます。 一言で説明すると、ワークロード分散、スケーラビリティ、 高可用性、より容易な管理性、コスト削減の組合せの実現 が、Oracle Real Application Clustersの価値提案です。 認定/サポート: Oracle Real Application Clustersは、すべ てのSAP NetWeaverアプリケーションに対して認定されて います。

バージョン: Oracle Database 11g、Oracle Database 12c

実装:

顧客はSAPが認定した任意の汎用マシン(Unix、Li-nux、またはWindows)を使用して、RACシステムを構築で きます。さらに、オラクルは実装を簡素化するエンジニア ド・システム(Exadata、SuperCluster)を提供します。Ora-cle Grid Infrastructureは、実装の簡素化によりコスト削 減を支援する、基本的な技術のセットを提供します。

Real Application Clusters(RAC)

図6では、前述のRACの長所を説明します。

スケーラビリティ:RACを使用すると、SAPアプリケーション・サー バー・レベルで常にサポートされるスケールアウトをデータベー ス・レベルにも実装できます。この例では、5つのSAPアプリケー

ション・サーバー・インスタンス(5台の異なるマシンで実行中) が、4つのOracle Database Serverインスタンス(4台の異なるマ シンで実行中)に接続されています。

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高可用性:Oracleインスタンスの1つが停止すると、影響を受けた SAPインスタンスは自動的に、使用可能なOracleインスタンスの 1つに再接続されます。この操作の後、ユーザーは作業を続行す ることができます。フェイルオーバーは数秒以内に発生します。 Oracle Grid Infrastructureは、RACを有効にするために必要な 基本的な技術を提供します。次の2つの主要コンポーネントで構 成されます。

• 同時に複数のOracleインスタンスがデータベース・ファイルに アクセスするには、クラスタ・ファイル・システムが必要です。そ のため、オラクルは、Oracle Automatic Storage Management (ASM)を提供しています。他のサード・パーティのクラスタ・

ファイル・システムと異なり、このコンポーネントはOracle Da-tabaseファイルに最適化され、無償で提供されています。

• Oracle Clusterwareは、Oracle DatabaseでRACオプションを 実行する場合に必要なクロス・プラットフォームのクラスタ・ソ フトウェアです。これにより、ノードが相互に通信でき、単一の 論理サーバーとして動作するノードのクラスタを形成できま す。サード・パーティのクラスタ・ファイル・システムが不要にな るOracle ASMと同様に、Oracle Clusterwareはサード・パー ティのクラスタ管理ソフトウェアを不要にします。

Oracle Clusterwareは、Oracleリソースのみではなく、SAPリ ソースに対しても高可用性とリソース管理を提供します。その ためにOracle/SAP開発チームは、SAPの高可用性リソースの 管理が簡単にできる、Oracle Clusterwareツール(SAP Control (SAPCTL))を開発しました。

Data GuardとActive Data Guard

課題: RACは、Oracleインスタンスの数を増加させることに より、高可用性を提供します。ただし、このような高可用性 はインスタンス・レベルに制限されています。RACを基本と したシステムでも、データベースは今もってシングル・ポイ ント障害です。つまり、DBAエラー、データの破損、サーバー またはデータ・センターの障害は、システム全体を使用でき なくなる可能性があります。 価値提案: Data Guardはシングル・ポイント障害を排除しま す。このテクノロジにより、顧客は、プライマリ(本番)データ ベースのコピーとして、スタンバイ(シャドウ)データベースを 設定し、2つのデータベースを同期させることができます。-Data Guardは、Oracle 設定し、2つのデータベースを同期させることができます。-Database Enterprise Editionの一部 であることに注意してください。オプションではありません。 ただし、Active Data Guardは、オプションです。このオプショ ンはOracle Database 11gで、自動ブロック修復、高速増分 バックアップなどの追加機能を提供しています。

Oracle Database 12cの主要な新機能、Active Data Guard Far Syncにより、顧客は高パフォーマンス(非同期データ・ シッピングの特徴)とデータ消失ゼロ(同期データ・シッピ ングの特徴)を組み合せることができます。

認定/サポート: Oracle Data Guardは、すべてのSAP

NetWeaverアプリケーションに対して認定されています。ただ し、フィジカル・スタンバイ・データベースのみのサポートで、ロ ジカル・スタンバイ・データベースはサポートされていません。 Oracle Active Data Guardは、すべてのSAP NetWeaver アプリケーションに対して認定されています。ただし、イベン ト・レポートの生成が読取り専用操作でないため、SAP環境

ではリアルタイムの問合せができません。

バージョン: Oracle Database 11g、Oracle Database 12c

実装: 標準のOracle設定手順を適用。ホワイト・ペーパー

『Oracle Standby Database』で、SAPはBR*Toolsのサポー トについて説明しています。 プリカ・データベースが離れた場所に設置されている場合、デー タ消失ゼロ保護の実装は非実用的です。多くの企業では、実際 にデータベースのパフォーマンスへの影響を考慮してというより は、非同期化レプリケーションの実装によるデータ保護と修復不 可能な停止によるデータ損失を黙って受け入れているというの が現状ではないでしょうか。 何らかの原因で本番データベースが修復できなくなった場合、 Data Guardはデータ損失ゼロの保護、およびサービスのほぼ即 時のリストアを提供できます。これは、任意のスタンバイ・データ ベースで、Data GuardのREDO同期転送とレプリケーション認識 適用プロセスの組合せを使用して達成されます。ただし、任意の 同期レプリケーション方式がデータベースのパフォーマンスに 影響を及ぼす可能性があるため、プライマリ・データベースとレ

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Oracle Database 12cの新機能、Active Data Guard Far Sync は、データ損失ゼロの保護をプライマリ・データベースから任意 の距離にあるレプリカ・データベースへと拡張することで妥協を 許しません。Far Syncは、プライマリ・データベースの位置から任 意の距離にあるスタンバイ・データベースの同期を維持し、本番 データベースをデータ損失から保護します。パフォーマンスへの 影響はなく、コストや複雑さも最小に抑えることができます。新し いData GuardではFar Syncと呼ばれるインスタンスが、プライ マリ・データベースから変更を同期的に受信し、リモート・スタン バイへ非同期的に転送します。本番データベースのデータを損 失することなく手動または自動で、即座にリモート・スタンバイ・ データベースにフェイルオーバーできます。 Far Syncインスタンスは、制御ファイルとログ・ファイルのみを管 理する軽量のエンティティで、使用するCPU、メモリーおよびス タンバイ・データベースのI/Oはごくわずかです。ユーザー・デー タ・ファイルを含まず、リカバリも実行しませんこのインスタンス の唯一の目的は、リモート転送先にサービスを提供するプライマ リ・データベースを透過的にオフロードすることです。また、Far Syncインスタンスは、Oracle Advanced Compressionによる転 送圧縮でネットワーク帯域幅を節約できます。

ボストンにプライマリ・データベース、サンフランシスコにスタンバ イ・データベースが設置された、既存の非同期Data Guard構成を例 に説明しましょう。Active Data Guardを使用してデータ損失ゼロに アップグレードし、ボストンから同期レプリケーションが可能な距離 の範囲(150マイル以下)にFar Syncインスタンスを配置します。既 存の環境を停止する必要はありません。また、独自のストレージ、専 用のネットワーク、データベース・ライセンスの追加も、まして複雑な 管理もありません。 Oracle Multitenant 課題: 多くのSAPランドスケープは、わずかな大規模システ ムと多くの小規模または非常に小規模なシステムで構成さ れていますが、多くの小規模なSAPシステムにそれぞれ独 立したデータベース・サーバーが設置された構造には、いく つかの短所があります。 • 多くの小規模システム(仮想化されたシステムも含む) は、使用するハードウェア・リソース(メモリー、CPU)も 多い • 小規模DBシステムが多ければ多いほど、管理に必要な 時間が長い 価値提案: Oracle Multitenantは、コンテナとプラガブル・ データベースを分離し、リソースの使用を抑制します。標準 的な操作を「コンテナ・データベース」レベルに移動するこ とにより、管理を簡素化します。 認定/サポート: Oracle Multitenantの認定は、2016年初 頭に予定されています。 バージョン: Oracle Database 12c 実装: 詳細は、認定時に提供されます。

Oracle Database 12c Multitenantに、複数のデータベースを 簡単に統合できる新しいアーキテクチャが導入されました。も ちろん既存のアプリケーションの変更はありません。この新しい アーキテクチャのメリットは、複数のデータベースを1つのデー タベースとして管理する点です。その上、独立したデータベース の分離とリソースの優先順位付けが保持されています。 統合のアプローチ 大企業の場合、使用するデータベースは数百または数千の数に なります。これらのデータベースの多くは、複数の物理サーバー 上の異なるプラットフォームで稼働していますが、このうちデー タベースが占める容量の割合がサーバー・ソフトウェアのごく1 部というのも珍しくありません。これは、費用のかかるアプローチ です。ハードウェア・リソースおよび人的資源の両方を最大限に 活用していません。

図7: Active Data Guard Far Sync - 高パフォーマンス、遠距離WAN全体に わたるデータ消失ゼロ

参照

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