Ⅰ.はじめに
現代日本の社会問題の 1 つとして,出生率の低下と それに伴う労働人口の不足,非労働人口に対する労働 人口の割合の低下などが挙げられる。内閣府によると, 2014 年の労働人口は 6,587 万人であったが,2030 年に は 5,683 万人,2060 年には 3,795 万人に落ち込むと予 想されている。また,非労働人口に対する労働人口の 割合は,2014 年に 52%であったが,2060 年には 44% になると予想されている。つまり非労働人口よりも労 働人口の方が少なくなる(内閣府「選択する未来」委 員会 2017)。こうした状況にあって日本政府は,特に 女性を対象として働きやすい労働環境の整備を進める ことを労働人口の増加のための方途の一つとしている (内閣府男女共同参画局 2017)。 上記のような状況を鑑みて,本研究も労働力の量的 拡大のための施策を考察するものであるが,筆者は, 労働環境の整備などの受け入れ態勢を整える方策とは 一線を画し,労働者側の労働意欲を向上させることで 早期退職率及び非就職活動率を抑制することを狙いと した施策を論じる。特に,子どもに対して経済教育を 実施することによって,将来的な労働者の労働意欲を 高めることを提案する。具体的には,子どもに自分の やりたい仕事を発見させ,労働に対する意欲を引き出 すことで,労働意欲の不足による失業の数を減らすこ とを目的としている。若者の離職率の増加が著しい現 代社会において,城(2006)は,労働者がそれぞれの 能力を発揮できる分野で,ある程度自由に裁量を任さ れ,職務内容に応じて給与を受け取るシステムであれ ば,早期離職する若者は減るであろうと述べている。 子どもに対する経済教育が子ども達にやりたい仕事を 発見させ,得意な分野へと発展させることができれば, それは労働力数の縮小を食い止め,長期的には労働力 の量的拡大に貢献できうると考える。 本研究は,アンケート調査を用いて,子どもの労働 に対する意識を明らかにする。そして子どもに労働意 欲を持たせるための取り組みを提示し,筆者が実施し た取り組みを,子ども達を対象としたアンケートの結 果とともに報告する。Ⅱ.調査方法
本研究は,子どもを対象に行った選択式のアンケー ト調査報告及び子どもを対象に行った取り組みの実践 報告に基づいている。アンケート調査は子どもの労働 意識を検証したもので,調査対象は小学校 4,5,6 年 生計 290 名である。調査方法は訪問留置調査(質問紙 法)を用い,複数の質問事項(回答選択式)を問うた。 更に,子どもに労働意欲を持たせるための取り組みの 実践については,子どもを対象とした選択式または記 述式のアンケート調査(質問紙法)の結果を分析して 考察する。Ⅲ.アンケート調査報告
1.質問事項 子どもを対象としたアンケート調査は,子どもたち の労働意欲について調べたものである。特に,子ども 達が自分の親が労働する姿に興味を持っているか,ま た子ども達が自身の将来の労働に対して意欲を持って いるかについて検証した。この調査は訪問留置調査 (質問紙)を用い,三重県四日市市の小学校の 4,5, 6 年生 290 人を対象として行った。この調査で被験者 である子どもに問うた質問事項は以下の 2 つである。 (1) 社会で(外で)働く親の姿を見たいか (2) 将来働くことについてどう思っているかSurvey Report
The Journal ofEconomic Education No.37, September, 2018
調査報告
親の職場見学の意義
─労働意欲を高める方途として─
The importance of observing parents’ work: A possibility to increase motivations to work
上記の質問事項に対する回答は全て選択式としてア ンケートを実施した。 2.結果 アンケート調査の質問事項 1「働く親の姿を見たい か」については,「見たい」,「(既に)見ている」,「見 たくない」,「(見たいかどうか)分からない」の四つ を選択肢として与え,被験者に丸をつけて選択させた。 結果を以下表 1 に示す。なお,「見たい」と「見てい る」の両方に丸をつけた子どもが 7 人,「見たくない」 と「見ている」の両方に丸をつけた子どもが 1 人いた ため,総回答者は 290 人であるが総回答数は 298 であ る。 表 1 質問事項 1「社会で(外で)働く親の姿を見た いか」の結果 質問 1 の選択肢(回答者数 290 人/総回答数 298) 総回答数に占める回答比率 見たい(回答数 171) 57.4% 見ている(回答数 56) 18.8% 見たくない(回答数 12) 4.0% 分からない(回答数 56) 18.8% 無回答(回答数 3) 1.0% 「働く親の姿を見たい」と回答した子どもが最も多 い。「見たくない」という回答が最も少ないことから も,子ども達は親の働く姿に興味を持っていることが 分かる。更に,「(既に)見ている」と答えた子どもが 18.8%であるのに対し,「見たい」と答えた子どもは 57.4%にも登る。これは「見たいが見ていない」子ど も達が多いということを示しており,これらの子ども 達には,親の働く姿を見るチャンスがないということ が分かる。 アンケートの質問事項 2「将来働くことについてど う思っているか」については,将来の労働に対して意 欲があると判断される回答(「働くことが楽しみだ」 など)と,労働に対する意欲が乏しいと考えられる回 答(「働かなくて良いなら働きたくない」など)とを 含む様々な選択肢を与え,回答者に丸をつけて選ばせ た。複数選択可としたので,回答者数は 290 名である が,丸をつけられた総回答数は 793 である。以下にそ の結果を示す。 回答選択肢の内,特に多くの回答が得られたのは, 「働くことが楽しみだ」,「やりがいのある仕事がした い」,「仕事について勉強したい」,「たくさんお金を稼 ぎたい」など,労働に対する意欲があると判断される 回答である。逆に,「働くことに不安を感じる」,「働 く意味がわからない」,「働かなくても良いなら働きた くない」といった回答からは労働に対する意欲が読み 取れないが,こうした選択肢を選んだ子ども達は少数 であった。また「まだ考えていない」という労働に対 する無関心を示す回答者も少ない。この質問 2 の結果 からは,子ども達は概ね自分の将来の労働に対して意 欲を持っていると考えらえる。 次に筆者は,質問 1 と質問 2 の相関,つまり親の働 く姿に対する興味の有無と子ども達自身の将来の労働 に対する意欲の有無の関連を調べた。質問 2「将来働 くことについてどう思っているか」の結果を,質問 1 「働く親の姿を見たいか」に対する「見たい」,「見て いる」,「見たくない」,「分からない」,「無回答」とい う回答グループごとにまとめ,表にして下に示す。こ こでは,それぞれのグループの中のどのくらいの比率 の子どもが質問 4 の各回答選択肢を選んだかを記す。 ここでは,質問 1 で親の働く姿を「見たい・(既に) 見ている」と答えた子ども達のグループと,親の働く 姿を「見たくない・(見たいかどうか)分からない」 と答えた子ども達のグループに二分して,回答比率を 比べてみる。表 3 が示す通り,質問 2 の回答の選択肢 のうち「働くことが楽しみだ」,「やりがいのある仕事 がしたい」,「仕事について勉強したい」,「お家の人の ような仕事がしたい」といった回答については,質問 表 2 質問事項 2「将来働くことについてどう思って いるか」の結果 質問 2 の選択肢(回答者数 290 /総回答 数 793) 総回答数に占 める回答比率 働くことが楽しみだ(回答数 132) 16.6% やりがいのある仕事がしたい(回答数 135) 17.0% 仕事について勉強したい(回答数 127) 16.0% たくさんお金を稼ぎたい(回答数 149) 18.8% お家の人のような仕事がしたい(回答数 75) 9.5% 仕事より家で家事や育児をしたい (回答数 31) 3.9% 楽な仕事がしたい(回答数 29) 3.7% 働くことに不安を感じる(回答数 51) 6.4% 働く意味がわからない(回答数 1) 0.1% 働かなくて良いなら働きたくない (回答数 6) 0.8% まだ考えていない(回答数 38) 4.8% その他(回答数 16) 2.0% 無回答(回答数 3) 0.4%
1 で親の働く姿を「見たくない・(見たいかどうか) 分からない」と答えた子ども達に比べて,「見たい・ (既に)見ている」と回答した子ども達から比較的多 く得られた。これは,親の働く姿を「見たい・(既に) 見ている」グループの子ども達は仕事に対する意欲を 持っていることを表している。ただし,「仕事より家 で家事や育児をしたい」という回答は特に仕事に対す る意欲を反映するものではないが,この回答について も親の働く姿を「見たい・(既に)見ている」と答え た子ども達の方が比較的多かった。 一方,「楽な仕事がしたい」,「働くことに不安を感 じる」,「働く意味がわからない」,「働かなくて良いな ら働きたくない」,「まだ考えていない」という労働に 対するネガティブな意見または無関心を示す選択肢に ついては,質問 1 で親の働く姿を「見たくない・(見 たいかどうか)分からない」と答えた子ども達からの 方が比較的多く得られた。このグループの子ども達は, 仕事に対する意欲に乏しい子どもが比較的多いと考え られる。また,「たくさんお金を稼ぎたい」,という回 答に関しては,質問 1 で親の働く姿を「見たい・(既 に)見ている」と答えた子ども達と,親の働く姿を 「見たくない・(見たいかどうか)分からない」と答え た子ども達の間に大きな差異は見られない。 3.考察 上記アンケート調査の質問 1 の結果(表 1)からは, 親の働く姿を見たい(が見る機会がない)と思ってい る子どもが大多数であることが分かり,また質問 2 の 結果(表 2)からは,大多数の子ども達が労働に対し て意欲を持っていることが読み取れる。更に,質問 1 と 2 の回答を併せて検証した結果(表 3),親の働く姿 を「見たい」または「(既に)見ている」子どもたち が,労働に対して意欲を持っていること,そして逆に 親の働く姿を「見たくない」もしくは「(見たいかど 表 3 「将来働くことについてどう思っているか」と「働く親の姿を見たいか」の関係 質問 2「将来働くことについてどう思ってい るか」の回答選択肢 質問 1「働く親の姿を見たいか」の回答 見たい (回答数 171) 見ている (回答数 56) 見たくない (回答数 12) 分からない (回答数 56) 無回答 (回答数 3) 「働くことが楽しみだ」の回答比率 49.7%; 55.4%; 50.0%; 16.1%; 33.3%; (85/171) (31/56) (6/12) (9/56) (1/3) 「やりがいのある仕事がしたい」の回答比率 48.5%; 50.0%; 33.3%; 35.7%; 0%; (83/171) (28/56) (4/12) (20/56) (0/3) 「仕事について勉強したい」の回答比率 46.8%; 50.0%; 33.3%; 26.8%; 0%; (80/171) (28/56) (4/12) (15/56) (0/3) 「たくさんお金を稼ぎたい」の回答比率 50.3%; 57.1%; 66.7%; 39.3%; 33.3%; (86/171) (32/56) (8/12) (22/56) (1/3) 「お家の人のような仕事がしたい」の回答比 率 29.2%; 39.3%; 8.3%; 3.6%; 0%; (50/171) (22/56) (1/12) (2/56) (0/3) 「仕事より家で家事や育児をしたい」の回答 比率 12.3%; 8.9%; 0%; 7.1%; 33.3%; (21/171) (5/56) (0/12) (4/56) (1/3) 「楽な仕事がしたい」の回答比率 7.6%; 7.1%; 33.3%; 12.5%; 33.3%; (13/171) (4/56) (4/12) (7/56) (1/3) 「働くことに不安を感じる」の回答比率 19.9%; 10.7%; 33.3%; 12.5%; 0%; (34/171) (6/56) (4/12) (7/56) (0/3) 「働く意味がわからない」の回答比率 0%; 0%; 8.3%; 0%; 0%; (0/171) (0/56) (1/12) (0/56) (0/3) 「働かなくて良いなら働きたくない」の回答 比率 0.6%; 1.8%; 8.3%; 3.6%; 33.3%; (1/171) (1/56) (1/12) (2/56) (1/3) 「まだ考えていない」の回答比率 9.4%; 3.6%; 16.7%; 32.1%; 0%; (16/171) (2/56) (2/12) (18/56) (0/3) 「その他」の回答比率 6.4%; 7.1%; 0%; 1.8%; 0%; (11/171) (4/56) (0/12) (1/56) (0/3) 「無回答」の回答比率 0%; 0%; 0%; 3.6%; 33.3%; (0/171) (0/56) (0/12) (2/56) (1/3)
うか)分からない」と思っている子ども達は労働に対 する不安や無関心を抱いていることが如実に示された。 このアンケート調査から分かることは,子ども達の 親の働く姿を見るという経験には,子ども達の労働意 欲を育む効果があるということである1)。労働意欲の 豊かな子どもの数を増やすことは,労働意欲のなさを 原因とした離職率または非就職活動人口を減らす。こ れは,景気の好転を目指したり,労働環境を整えたり する以前の問題で,労働人口を増やすためまたは減ら さないための最も基礎的な部分である。 子ども達が親の働く姿を見ることが労働意欲を育む とはいえ,アンケート調査の質問 1 に示される通り, 親の働く姿を見たいと思っても見る機会がない子ども 達は多い。従って,子ども達に親の労働を見学させる 機会を増やすことが必要とされる。次節では,筆者が 行った親の労働見学体験「子ども参観プログラム」を 報告する。
Ⅳ.実践報告
1.親の労働を見学する意義 子どもが親の労働を見学する意義は彼・彼女らの労 働意欲を向上させることであるが,そのプロセスは, 「資源(知識・情報),「過程(意味・情報内容)」,「優 先順位(課題設定)」2)の段階的な獲得によって説明で きる。まず,子どもが親の労働を見学することで得ら れるであろう最も明らかなものは資源(知識・情報) である。親が仕事をする姿を見て,働くとは具体的に 何をすることなのか,例えば計算機を叩くことなのか, トラックを運転することなのか,地域のお宅を訪問す ることなのか,体が不自由な老人をお風呂に入れてあ げることなのか,または実験室で白衣を着て薬品を混 ぜ合わせることなのかなど,仕事における具体的な行 動を理解できる。またこうした資源を得た子ども達は, 過程(意味・情報内容)の段階に移る準備が整ってい る。つまり仕事内容の意味を探るという段階である。 例えば,福祉の仕事を見学した子ども達が,いろいろ な建物のバリアフリーの有無に気づき,バリアフリー 設備の有無によって車椅子の人の手助けをするという 行動に意味があると理解するといったものである。ま た地域のお宅を訪問する親の仕事を見た子ども達は, 直接親に何をしているのかを尋ね,その意味を知るか もしれない。こうした過程を経て,子ども達が優先順 位(課題設定)の段階に入ることが期待される。先の 車椅子の人の手助けをする仕事の例で言えば,バリア フリーのない建物にバリアフリー設備を設置すること が大事だと感じる,つまりバリアフリー設備の設置に 優先順位を置くことになる。この優先順位を与えられ た課題が,子ども達の「やりたい仕事」として具現化 し,これに対する労働意欲の促進につながると考える。 ただし,もちろん個々の子どもによるが,親の仕事 内容を見ただけで,その先の課題までは考えない子ど もがいる可能性は十分にある。実際に「過程」や「優 先順位」などの段階にまで導くには,もっと踏み込ん だ就業体験が理想的である。例えば大学生を対象とし たインターンシップのような取り組みはその一例であ ろう。三浦(2016)は大学生の短期インターンシップ について,インターンシップを経験した学生と経験し ていない学生の進路決定率を比較した場合,インター ンシップを経験した学生(90.5%)の方が経験してい ない学生(68.3%)よりも有意に高いことを示してい る3)。進路を決定しているということは,つまりやり たい仕事(「優先順位(課題設定)」)がある程度形作 られているという可能性が高いと考えられ,インター ンシップのような就業体験が「資源」や「過程」を与 え,「優先順位」の段階に導いていると考えられる。 しかし小学生世代の子どもが実際の就業体験をするの は無理があるため,筆者は,子どもを対象にまずでき ること,つまり子ども達に親の働きを見学させる機会 を作ることが重要であると考える。現状,親の働くと ころを見る機会,つまり「過程」や「優先順位」以前 にある「資源」を得られる環境さえ子どもにとって少 ないのは,本研究のアンケート調査の質問事項 1 が明 らかとしているところであり,そのような機会を与え ることが子どもたちの就業意欲を高めるための第一段 階として必要であると考えられる。 また,上記に述べたような,労働に対する子ども達 の内的なモチベーションを高める方策に対し,労働そ のものに対する意欲というよりも外的な誘因によって 労働意欲を喚起するやり方もあるであろう。例えば賃 金の増加や成果主義などがこれに当たる。労働に励む ことでより多くの賃金が得られることが保証されれば, 労働意欲も増すと考えられる。例えば大竹・唐渡 (2003)は,賃金の引き上げが労働者の労働意欲を向 上させること,また特にホワイトカラー層において成 果主義の導入が労働意欲を高めることを計量分析に よって明らかとしている。一般的に,子どもにとって の賃金としては,お小遣いがそれに当たるであろう。 ただし,欧米諸国ではお小遣いは家事手伝いなどの労働の対価として与えられるのが一般的であるが(Hali-fax 2014),日本では月ごとなどに定額を与えられる のが一般的であり,日本の子どもたちにとってのお小 遣いはいわば不労収入である。お小遣いの増額や成果 主義の考え方に基づいて子どもたちの労働意欲を喚起 するためにはまずお小遣いを家事手伝いなどの対価と して与えるシステムに変える必要がある。こうしたや り方については,本稿とは独立した議論と実践が必要 であると考えられるため,本稿は成果主義に基づく報 酬などの外的な誘因と労働意欲との関わりについては 稿を改めたい。本研究は,労働意欲を高める方途とし て,親の働く姿を見せることで子どもの内的なモチ ベーションを高めることに焦点を当てたい。 2.これまでの取り組み 子どもが親の働く姿を見学するという取り組みは, 近年いくつかの企業で「ファミリーデー」として既に 実施されている。これは従業員の家族が会社を訪問し, 職場に対する家族の理解を深めること,また個々の従 業員には大事な家庭があるということを会社全体で再 認識することによって,働きやすい会社の雰囲気づく り,ひいてはワークライフバランスの推進を目的とし たものである(東京都 TOKYO はたらくネット)。東 京都内では,2010 年には 51 社,2011 年には 88 社, 2012 年には 99 社で実施されるなど,ファミリーデー がその認知度を高めてきている(東京都 TOKYO は たらくネット)。そしてその参加者の多くは従業員の 子ども達であることから(中山 2015),こうした取り 組みは,本研究が提案する「子どもが親の働く姿を見 ることによって労働意欲を育む」という意義の達成が 期待できる。 こうした既存の取り組みについて考えられる問題点 は,現在のファミリーデーは,会社を訪問する従業員 の家族をゲストとして迎え,楽しんでもらうためのエ ンターテイメントイベントとしての側面が強いことで ある。例えば,既存のファミリーデーの人気企画例と しては,「オフィスツアー」や「お仕事体験」など以 外に,「バルーンアートやフラワーアレンジメントで 装飾した会場」,「顔ハメ看板を設置した写真スポット の設置」,「社長の椅子に座って記念撮影会」,「お土 産」など(中島 2016),本研究が主張する「子どもが 親の働く姿を見ることによって労働意欲を育む」とい う目的からはかけ離れたものも多い。訪問する子ども 達を楽しませることに特化した企画は,子ども達に会 社に興味を持たせることはできるかもしれないが,リ アルな労働の見学から生まれる労働意欲とは違うと考 えられ,またそこから問題点や課題に思考を至らせる といった子ども達の発展的思考(つまり過程や優先順 位の段階)には進むことは考えにくい。 また,ファミリーデーは歴史の浅い試みであるので, (筆者の知る限り)その意義を論じた学問的研究は見 当たらない。ファミリーデーの意義を話し合う場とし て企業の社員を中心とした座談会などが行われている が(東京都 TOKYO はたらくネット),「家族に職場 を理解してもらうことで従業員が働きやすくなった」, 「家族を話題とした従業員どうしのコミュニケーショ ンが向上した」,「無駄な残業をやめて早く家に帰るこ とを奨励するような雰囲気ができた」といった従業員 にとっての意義をメインとしたフィードバックが中心 であり,既存のファミリーデーが従業員の家族という よりも従業員をターゲットとして行われていることを うかがわせる。本研究は子どもの労働意識,労働意欲 を高めることを目的として,子どもが親の働く姿を見 学する意義を提案するものであるので,見学に参加し た子ども達の意見を聴取したい。次項では筆者が「子 ども参観プログラム」として実施した見学会を報告す る。この見学会では,参加した子ども達を対象として, 見学前,見学中,見学後アンケートも行なった。 3.子ども参観プログラム 筆者が行なった「子ども参観プログラム」は,2017 年 12 月 26 日に,三重県の株式会社マスヤ本社で実施 したものである。マスヤの協力を得て,従業員 3 名の 子どもが会社を訪問し,親が職場で働く姿を見学した。 これに参加した子どもは 3 名で,それぞれ小学校 5 年 生女子(参加者 A),小学校 1 年生女子(参加者 B), 小学校 3 年生男子(参加者 C)である。3 名とも母親 がマスヤの経営管理チームまたは総務本部チームの社 員である。プログラムの内容,スケジュールは下記の ように設定した。 8:00 母親と一緒に出社 8:05 〜 8:20 朝礼参加 8:25 〜 8:45 見学前アンケート実施 8:50 〜 9:40 工場見学 9:45 〜 11:00 親の働く姿を見る(見学中アンケート も実施) 11:00 〜 11:30 名刺交換体験 11:35 〜 12:00 見学後アンケート実施,親への手紙 上記のスケジュールのうち,メインとなるものは
「親の働く姿を見る」時間であるが,マスヤの提案も あり,「工場見学」と「名刺交換会」も組み入れた。 また,見学前アンケートで聞いた質問は以下の通りで ある。(全て選択式。本稿付録に掲載。) 1 お父さんお母さんは,なぜ働いているのだと思います か? 2 あなたは,お父さんやお母さんが働きに行くことをど う思いますか? 3 お父さんお母さんは,お家でお仕事の話をしてくれま すか? 4 お父さんお母さんは,お家で仕事についてどのように 言っていますか? 5 お父さんお母さんの働いている姿を見たことがありま すか? 6 今までお父さんお母さんの働いている姿を見たいと思 っていましたか? 7 今から,お母さんの働く姿を見ることについてどう思 いますか? 8 あなたは,自分が将来働くことについてどう思います か? 上記の質問は,その意図するところによって大きく 3 つのグループに分けられる。質問 1 と 2 は,子ども 達が親の働く意義をどう理解しているかを把握するた めに設定した。また質問 3,4,5 は,現在子ども達が どの程度親の仕事を理解しているかを把握するために 設定した。質問 6,7,8 は子ども達の,親または自身 の将来の仕事に対する興味を計るために設定した。見 学前アンケートの結果を下に表す。 質問 1 と 2 は,子ども達が親の働く意義をどう理解 しているかを把握するために設定したものであるが, 概ね,両親の労働はお金を稼いで家族の生活を支える ためのものであり,子どもたちはそれに感謝している ことがうかがえる。ただ,参加者AとCの回答による と,お金を稼ぐための主な働き手は父親であり,母親 の労働は付加的なものであると理解しているようであ る。子ども達の意識の中に伝統的な男女の役割分担が 根付いていることがうかがえる。 また質問 3,4,5 は,現在子ども達がどの程度親の 仕事を理解しているかを把握するためのものであるが, 質問3,4については意見が分かれた。ただし質問5に よって,子ども達が親の働く姿を見たことがないのが 分かる。 質問 6,7,8 は子ども達の,親または自身の将来の 仕事に対する興味を計るためのものであるが,質問 6 については意見が分かれたが,質問 7 では全員が親の 仕事を見学することが楽しみだと答えている。親の仕 事ぶりを見学することに興味を持っていることが分か る。ただし質問 8 によると,子ども達自身の将来の仕 事については考えたことがないと答えている。これは, 親の働く姿を見たことがない(「資源」を持たない) この子ども達が,「過程」や「優先順位」の段階には まだ進んでいないことを示している。 見学前アンケートを実施した後,子ども達は工場に 移動し,マスヤ社の商品であるおにぎりせんべいが出 表 4 見学前アンケート結果 質問 参加者 A (小 5・女) 参加者 B (小 1・女) 参加者 C (小 3・男) 1 大人だから 家族や子どものため (父親は)お金のため 家族や子どものため 人の役に立つため (父親は)お金のため (母親は)お父さんだけでは お金が足りないから 2 感謝している 感謝している 感謝している 仕事を頑張ってほしい 3 父親は全くしない 母親は時々してくれる 父親も母親も仕事の話はしない 父親も母親も時々してくれる 4 仕事は楽しい 仕事は疲れる 仕事は楽しい 5 ない ない ない 6 わからない お父さんのことは 考えたことがなかった。 見たかった お母さんの働いているところは 見たかった 7 とても楽しみ とても楽しみ とても楽しみ 8 まだ考えたことがない まだ考えたことがない まだ考えたことがない
来上がるまでの工程を見学した。その後,経営管理 チームと総務本部チームのオフィスに移動し,そこで 働く母親の姿を観察した。この観察の時間帯の中で, 見学中アンケートも実施した。アンケートでは次のよ うな質問を設定した(本稿付録に掲載)。なお,今回 の子ども参観プログラムで子ども達が見学したのは全 て母親の働く姿であるため,この見学中アンケートで は父親のことは問うていない。 1 お母さんはどのような仕事をしていますか。(記述式) 2 仕事をしているお母さんに当てはまるものにいくつで も○をつけてください。(選択式) 3 これまでに 2 のようなお母さんを見たことがありまし たか。(選択式) 4 お母さんの働いているところを見て,自分だったらこ うする!と思うことがあれば書いてください。(記述 式) 上記の質問は,大きく 3 つのグループに分けられる。 質問 1 は,子ども達が親の仕事をきちんと観察してい るかを確認するために設定した。ここで子ども達が観 察したことは,前述の「資源」の獲得にあたる。質問 2,3 は子ども達が親の仕事ぶりをどう感じているか を調べるためのものである。質問 4 は,子ども達が母 親の仕事を見て,自分が働くことを想定して自分がで きることを考えられたかを調べたものである。これは 「資源」の段階を超えて,「過程」や「優先順位」の段 階に入るものである。下に,見学中アンケートの結果 を示す。 質問 1 では,子ども達が母親の仕事をしっかり観察 している(「資源」として獲得している)ことが確認 できた。また質問 2 では全員が母親の姿をポジティブ に捉えており,質問 3 では参加者 3 人中 2 人がこのよ うな母親の姿を見たことがないと答えている。また, 質問 4 では,1 人(参加者 C)が,自分が母親の職場 で働くことを想定して仕事を探し見つけることに成功 している。(この参加者 C の「おにぎりせんべいの味 を言う」という回答は,商品の味に対する感想や評価 を言うという意味か,商品の味を提案するという意味 かは不明である。)これは,この参加者 C が,母親の 仕事を見ている中で「過程」または「優先順位」の段 階に入ったことを意味する。 子ども参観プログラムの全行程を終えた後,参加し た子ども達に見学後アンケートを実施した。ここで問 うた質問を下に示す。(本稿付録に掲載) 1 お母さんの働く姿を見ることができてよかったと思い ますか。(選択式) 2 一番印象に残ったところはどんなところですか。(記 述式) 3 この先,お母さんやお父さんに,仕事の話をお家でも して欲しいと思いますか。(選択式) 4 この先,お家でお父さんやお母さんのお手伝いをしよ うと思いましたか。思うと答えた人は,どんなお手伝 いをしようと思いますか。(選択式・記述式) 5 お母さんの働く姿を見て,働くということはどんなこ とが大事だと思いましたか。(選択式) 6 将来,自分が働くために,仕事について勉強したいと 思いましたか。(選択式) 上記の質問は,大きく 2 つのグループに分けられる。 質問 1,2,3 は親の仕事に対する感想や興味を調べた もので,質問 4,5,6 は子どもたち自身が,自分自身 の仕事についてどのような考えを持つに至ったかを調 べるものである。結果を下記表 6 に示す。 質問 1,2,3 では親の仕事についての感想や興味を 調べたが,好意的な回答が並ぶ。子ども達が親の仕事 を見られて良かったと感じていること,これから家庭 で仕事の話をして欲しいと感じていることから,親の 仕事に興味を持っていることが分かる。また質問 4, 5,6 でも前向きな回答が多いが,特に質問 6 で,将来 表 5 見学中アンケート結果 質問 参加者 A (小 5・女) 参加者 B (小 1・女) 参加者 C (小 3・男) 1 伝票を入力している パソコンで会社の紙を パソコンで仕事をしている 作っている コピー機を直している 2 真剣,カッコイイ, 真剣,カッコイイ いきいきしている やりがいがありそう, 仕事仲間と仲良くして いる,自分も働きたく なった 3 家にいる時と変わらない 見たことがない 見たことがない 4 ない 無回答 おにぎりせんべいの味を言う
自分が働くために仕事について勉強したいという回答 が全員から得られたことが,この子ども参観プログラ ムの収穫の 1 つだと考えられる。質問 6 における回答 は,子どもたちに労働意欲を与えられたことを示して いる。 全てのプログラム行程と 3 つのアンケートを終えた 上で,見学中アンケート並びに見学後アンケートの結 果により,参加した子どもたちが「資源」を獲得でき たことが確認できた。また筆者は特に見学中アンケー トの結果に注目する。3 人の参加者のうち 1 人の回答 は,「資源」の獲得を超えて「過程」または「優先順 位」の段階に入っていることを示している。これは, 「僕だったらこうしたい」という労働意欲が発生した ということである。小学生が考える小さな規模での労 働意欲であるが,年齢を重ねながら継続的にこうした 経験を重ねることで労働意欲が育まれることを目的と して,小学生から高等教育期にかけての労働見学の意 義を,本研究は主張したい。労働意欲を継続的に育ま れた若者が,意欲を持って就職をすることは,離職率 の低下と,また長期的な視野では労働人口の低下を防 ぐ条件として有意義であると考える。
Ⅴ.おわりに
本研究は,労働人口の拡大を,労働環境面の整備な どとは別の切り口から,具体的には労働者側の労働意 識を高めることによって進めるための施策を提案した ものである。特に,子どもに親の働く姿を見学させた 際のアンケート結果から,子どもに対する労働教育の 意義を主張する。ただ,今回実施した子ども参観プロ グラムの問題点の一つとして,参加した子どもがわず か 3 人であり,この子ども達を対象としたアンケート 結果は,データ量としては非常に少ないということが ある。今後,同様の見学プログラムを更に実施したと しても,統計分析に耐えうるだけの数の参加者を集め ることは難しいことが予測されるため,次回のプログ ラム以降は,アンケートの代わりに,参加者の子ども たちに詳細な聞き取り調査を行うことで,子ども参観 プログラムの意義の有無を確かめたい。 註 1) ただし,親の働く姿を「見たい・見ている」子どもたち が労働に対する意欲を持っているという可能性と同時に, 労働に対する意欲を持っている子どもたちが親の働く姿 を「見たい・見ている」という可能性もある。 2) 資源,過程,優先順位という用語は,クリステンセン (2000, 2006, 2010)の企業イノベーション論から援用して いる。クリステンセンによると,企業の能力は 3 つのファ クターによって測ることができるとしている。そのファ クターとは,資源(resources),過程(processes),そし て優先順位(priorities)である。資源とは,企業が持つ 労働力,設備,技術,素材,エネルギー,資金,情報, ブランド力などのことで(佐野 2004, 2011),その多く は数量化できるものを指す。過程とは,企業の人材交流 やコミュニケーション,そしてディシジョン・メイキン グなどによって,資源のインプットをより高い価値を 持ったアウトプットに変える手段を指す(Christensen 2010, 佐野 2004, 2011)。優先順位とは,企業が何に投資を するかのガイダンスであり,また企業のすべてのレベル における社員は「今日するべきことは何か」,「最も優先 順位の高いもしくは低い課題は何か」といった事項の決 定に関わることが要求される(Christensen 2012)。 3) ただし,インターンシップ経験が進路決定率を高める要 因となったのか,それとももともと就業意識の高い学生 がインターンシップに参加したのかは明らかとなってい ない。 表 6 見学後アンケート結果 質問 参加者 A (小 5・女) 参加者 B (小 1・女) 参加者 C (小 3・男) 1 よかった よかった よかった 2 カタカタしているから 頑張ってた 服装がすごいと思った 指が筋肉痛になりそう だった 3 してほしい してほしい してほしい 4 したい(洗濯,料理) したい(お掃除) わからない 5 やりがいのある仕事 充実感の得られる仕事 目標を持って仕事 をする・仕事仲間と をする をする 仲良くする・男の人も 女の人も平等に仕事が できること・目標を持 って仕事をする 6 勉強したい 勉強したい 勉強したい参考文献 [1] 大竹文雄;唐渡広志「成果主義的賃金制度と労働意欲」 『経済研究』54 巻,一橋大学,2003 年 7 月,pp. 193-205. [2] 佐野正博「イノベーションに関するクリステンセンの見 解」,2004,2011 年(http://www.sanosemi.com/biztech/ document/Christensen-theory-of-Innovation.pdf 2018 年 1 月 26 日取得) [3] 城繁幸『若者はなぜ 3 年で辞めるのか?年功序列が奪う 日本の未来』東京,光文社,2006 年 [4] 東京都 TOKYO はたらくネット:東京都の雇用試験に 関する総合 Web サイト「ファミリーデーとは」,2012 年 (www.hataraku.metro.tokyo.jp/equal/tsd/familyday 2018 年 1 月 26 日取得) [5] 内閣府「選択する未来」委員会『選択する未来-人口推 計から見えてくる未来像-』,2017 年(http://www5.cao. go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/sentaku/s2_3. html 2017 年 7 月 3 日取得) [6] 内閣府男女共同参画局『男女共同参画白書 平成 29 年度 版 』,2017 年(http://www.gender.go.jp/about_danjo/ whitepaper/h29/zentai/html/honpen/b1_s00_01.html 2018 年 2 月 2 日取得) [7] 中島浩太「ファミリーデーが会社にもたらす効果や事例 とは?」,2016 年 1 月(https://cd.zeroin.co.jp/cappy/ familyday/ 2018 年 1 月 26 日取得) [8] 中山貴之「子どもたちによる会社訪問:ファミリーデー 参 加 記 」,2015 年 8 月(http://blogs.itmedia.co.jp/ digitalnakayama/2015/08/post_33_FamilyDays.html 2018 年 1 月 26 日取得) [9] 三浦一秋「インターンシップの教育効果についての分析 -学習意欲向上と就業意識向上効果の観点から-」『イン ターンシップ研究年報』 19 巻,日本インターンシップ学 会,2016 年,pp. 1-10.
[10] Christensen, Clayton, M. “How will you measure your life?” Harvard Business Review, July-August 2010 Issue.
(https://hbr.org/2010/07/how-will-you-measure-your-life 2018 年 1 月 26 日取得)
[11] Christensen, Clayton, M., Matt Marx, & Howard H. Stevenson. “The tools of cooperation and change.” Har︲ vard Business Review, October 2006 Issue. (https://hbr. org/2006/10/the-tools-of-cooperation-and-change 2017 年 7 月 1 日取得)
[12] Christensen, Clayton, M. & Michael Overdorf. “Meeting the challenge of disruptive change.” Harvard Business Re︲ view, March-April 2000 Issue. (https://hbr.org/2000/03/ meeting-the-challenge-of-disruptive-change 2018 年 1 月 26 日取得)
[13] Lloyds Banking Group, Halifax. The value of hard work: Children earning their pocket money.
(http://www.lloydsbankinggroup.com/Media/Press- Releases/2014/halifax/the-value-of-hard-work--children-earning-their-pocket-money 2018 年 5 月 21 日 取得) 付録 1 子ども参観プログラム 見学前アンケート (実際のアンケートには全ての漢字にふりがなをつけた) 1 お父さんお母さんは,なぜ働いているのだと思います か? 当てはまるものにいくつでも○をつけてください。 お父さん → 男だから・大人だから・暇だから・家族や 子どものため・社会のため・やりがいがあ るから・お金のため・人の役に立つため・ 充実した人生を送るため・その他( ) お母さん → お父さんだけではお家のお金が足りないか ら・大人だから・暇だから・家族や子ども のため・社会のため・やりがいがあるか ら・お金のため・人の役に立つため・充実 した人生を送るため・その他( ) 2 あなたは,お父さんやお母さんが働きに行くことをど う思いますか?当てはまるものにいくつでも○をつけてく ださい。 大人だから働くのは当然・働かずに家にいてほし い・家にいないとさみしい・疲れているからかわい そう・仕事をがんばってほしい・家にいないと自由 にすごせる・考えたことがない・感謝している・そ の他( ) 3 お父さんお母さんは,お家でお仕事の話をしてくれま すか? お父さん → 仕事の話はしない・時々してくれる・いつ もしてくれる・まったくしない お母さん → 仕事の話はしない・時々してくれる・いつ もしてくれる・まったくしない 4 お父さんお母さんは,お家で仕事についてどのように 言っていますか?当てはまるものにいくつでも○をつけて ください。 お父さん → 仕事はつかれる・仕事は楽しい・やりがい がある・つらい・めんどうくさい・仕事に 行きたくない・その他( ) お母さん → 仕事はつかれる・仕事は楽しい・やりがい がある・つらい・めんどうくさい・仕事に 行きたくない・その他( ) 5 お父さんお母さんの働いている姿を見たことがありま すか? お父さん → ある・ない お母さん → ある・ない 6 今までお父さんお母さんの働いている姿を見たいと思 っていましたか? お父さん → 見たかった・考えたことがなかった・わか らない・その他( ) お母さん → 見たかった・考えたことがなかった・わか らない・その他( ) 7 今から,お母さんの働く姿を見ることについてどう思 いますか? とても楽しみ・まあまあ楽しみ・興味はない・わか らない・その他( )
8 あなたは,自分が将来働くことについてどう思います か?当てはまるものにいくつでも○をつけてください。 まだ考えたことがない・働く意味がわからない・ 仕事より家事や育児をしていたい・働かなくても よいなら働きたくない・楽な仕事がしたい・たく さんお金をかせぎたい・やりがいのある仕事をす る・働くことに不安を感じる・仕事について勉強 したい・お母さんお父さんのような仕事がした い・その他( ) 付録 2 子ども参観プログラム 見学中アンケート (実際のアンケートには全ての漢字にふりがなをつけた) 1 お母さんはどのような仕事をしていますか。 2 仕事をしているお母さんに当てはまるものにいくつで も○をつけてください。 いきいきしている・真剣・カッコイイ・やりがいが ありそう・自分も働きたくなった・仕事仲間と仲良 くしている・無理をしていそう・やる気がなさそ う・辛そう・その他( ) 3 これまでに 2 のようなお母さんを見たことがありまし たか。 見たことがない・家にいるときと変わらない 4 お母さんの働いているところを見て,自分だったらこ うする!と思うことがあれば書いてください。 付録 3 子ども参観プログラム 見学後アンケート (実際のアンケートには全ての漢字にふりがなをつけた) 1 お母さんの働く姿を見ることができてよかったと思い ますか。 よかった・見たくなかった・わからない 2 一番印象に残ったところはどんなところですか。 3 この先,お母さんやお父さんに,仕事の話をお家でも して欲しいと思いますか。 してほしい・してほしくない・わからない 4 この先,お家でお父さんやお母さんのお手伝いをしよ うと思いましたか。思うと答えた人は,どんなお手伝いを しようと思いますか。 お手伝いをしたい・お手伝いはしたくない・わから ない どんなお手伝い? → ( ) 5 お母さんの働く姿を見て,働くということはどんなこ とが大事だと思いましたか。当てはまるものにいくつでも ○をつけてください。 やりがいのある仕事をする・充実感の得られる仕事 をする・仕事仲間と仲良くする・男の人も女の人も 平等に仕事ができること・目標を持って仕事をする こと・お金のためだけに働くこと・楽な仕事をする こと・その他( ) 6 将来,自分が働くために,仕事について勉強していき たいと思いましたか。 勉強したい・勉強したくない・わからない