9102-13620006
1級建築士 宿題 法規 第6回 解答
No. 1 解説 正答──3 1.~3. 法42条1項五号、令144条の4第1項。土地を建築物の敷地として利用するた めに築造する道で、政令で定める基準に適合し、特定行政庁からその位置の指定を 受けたものは、建築基準法上の道路である。なお、袋路状道路を築造する場合、令 144条の4第1項一号イ~ホのいずれかに該当し、かつ、同項二号~五号の基準に 適合すれば、特定行政庁からその位置の指定を受けることができる。幅員6m以上 (一号ニ)と延長35mを超える場合の転回広場(一号ハ)の規定は、同じ一号であるの で、同時に満足していなくてもよい。 4. 令144条の4第2項、3項。地方公共団体は、必要と認める場合、条例で、区域を 限り、位置指定道路(法42条1項五号)による基準(令144条の4)と異なる基準を 定めることができる。なお、基準を「緩和する場合」においては、あらかじめ、国 土交通大臣の承認を得なければならない。 No. 2 解説 正答──3 1.3. 法43条1項ただし書、規則10条の2の2第一号。建築物の敷地は、原則として、 道路に2m以上接しなければならないが、周囲に公園等の広い空地を有するもので、 特定行政庁が認めて、建築審査会の同意を得て許可したものは、接しなくてもよい。 なお、接道義務の道路から自動車専用道路は除かれる (同項一号) 。 2. 法42条1項三号、法43条1項。法3章の規定が適用されるに至った際(都市計画区 域又は準都市計画区域に編入された時)現に存在する幅員4m(特定行政庁が指定す る区域内は6m)以上の道(地下におけるものを除く)は、建築基準法上の道路であ る。建築物の敷地は、原則として、道路に2m以上接しなければならない。したが って、建築基準法上の道路に2m以上接している敷地には、建築物を建築すること ができる。 No. 3 解説 正答──3 1.2. 法43条1項ただし書、規則10条の2の2第二号。建築物の敷地は、原則として、 道路に2m以上接しなければならないが、幅員4m以上の農道に2m以上接するも ので、特定行政庁が認めて、建築審査会の同意を得て許可したものは、接しなくて もよい。 3. 法42条2項、6項。特定行政庁による2項道路(幅員4m未満の道)の指定で、幅員 1.8m未満の道の場合は、あらかじめ、建築審査会の同意を得なければならない。 したがって、幅員2mの道を指定する場合においては、建築審査会の同意は不要で ある。No. 4 解説 正答──3 法43条2項。地方公共団体は、「特殊建築物、階数が3以上である建築物、無窓居室 を有する建築物、延べ面積が1,000m2を超える建築物」の接道義務における道路幅員、 接道長さ等について、条例で、必要な制限を付加することができる。 No. 5 解説 正答──3 1.4. 法44条1項二号。公衆便所、巡査派出所等の公益上必要な建築物で、特定行政庁 が、建築審査会の同意を得て、許可したものは、道路内に設けることができる。 2.3. 法44条1項一号。道路の地盤面下の建築物は、特定行政庁の許可を要しない。 No. 6 解説 正答──3 1.2. 法44条1項三号、令145条1項一号。地区計画の区域内の自動車専用道路、特定 高架道路等の上空又は路面下の建築物のうち、地区計画の内容に適合し、かつ、主 要構造部が耐火構造など令145条1項の基準に適合するもので、特定行政庁が認め るものは道路内に建築できる。 3.4. 法44条1項四号、2項。公共用歩廊、自動車専用道路に設けられる建築物である 休憩所など令145条2項で定めるもので、特定行政庁が許可したものは、建築する ことができる。なお、この許可には、建築審査会の同意が必要である。 5. 法44条1項四号、令145条2項二号。道路の上空に渡り廊下を設ける場合、主要構 造部が耐火構造又は不燃材料で造られ、かつ5階以上に設けられるもので、避難施 設として必要なものであれば、特定行政庁の許可を受けて建築することができる。 No. 7 解説 正答──3 法45条1項。私道の変更又は廃止によって、敷地が接道義務等に抵触する場合は、特 定行政庁は、その私道の変更又は廃止を禁止し、又は制限することができる。 No. 8 解説 正答──1 法46条1項。特定行政庁は、必要があると認める場合、建築審査会の同意を得て、壁 面線を指定することができる。この場合、あらかじめ、その指定に利害関係を有する者 の出頭を求めて公開による意見の聴取を行わなければならない。 No. 9 解説 正答──3 法47条。建築物の壁・柱、高さ2m超の門・塀は、壁面線を越えて建築できない。た だし、地盤面下の部分、特定行政庁が建築審査会の同意を得て許可した歩廊の柱等は、 壁面線を越えて建築できる。また、屋根、玄関のポーチ、ひさし...は、建築できる。 No. 10 解説 正答──3 1.~3. 法85条2項。災害があった場合に建築する停車場、官公署その他公益上必要な 応急仮設建築物又は工事現場の事務所等は、法3章の規定は適用しない。したがっ て、法43条(法3章)の接道義務はない。
4. 法85条5項。特定行政庁は、仮設興行場等の仮設建築物について、1年以内の期間 を定めてその建築を許可することができる。この場合、法3章等の規定は、適用し ない。したがって、法43条(法3章)の接道義務はない。 No. 11 解説 正答──2 1.2. 法別表第二(い)項二号、令130条の3。第一種低層住居専用地域に建築できる店 舗兼用住宅は、延べ面積の1/2以上を住宅、かつ、店舗部分が50m2以下でなけれ ばならない。2.は、店舗の床面積が60m2 (160-100)なので、建築できない。 3.~5. 法別表第二(い)項。寄宿舎(三号)、高等学校、図書館(四号)は、第一種低層住 居専用地域に建築できる。 No. 12 解説 正答──4 1. 法別表第二(ろ)項一号、同表(い)項九号、令130条の4第二号。第二種低層住居専 用地域に、延べ面積600m2以内の老人福祉センターは、建築できる。 2. 法別表第二(ろ)項二号、令130条の5の2第一号。2階以下、延べ面積が150m2以 内の喫茶店は、第二種低層住居専用地域に建築できる。 3. 法別表第二(ろ)項二号、令130条の5の2第三号。作業場(出力0.75kW以下の原動 機を使用)の床面積が50m2以内で、延べ面積150m2以内の2階以下の自転車店は、 第二種低層住居専用地域に建築できる。 4. 法別表第二(ろ)項一号。第二種低層住居専用地域の保健所は、(い)項九号、令130 条の4の公益上必要な建築物に該当しないので、建築することができない。 No. 13 解説 正答──2 法別表第二(は)項七号、令130条の5の4第一号かっこ書。第一種中高層住居専用地 域に、5階以上の部分を税務署、警察署、保健所、消防署等の用途に供するものは、建 築できない。 No. 14 解説 正答──1 1. 法別表第二(に)項二号、令130条の6。作業場が50m2以内で、出力0.75kW以下の 原動機を使用するパン屋、豆腐屋等は、第二種中高層住居専用地域に建築すること ができる。原動機の出力が0.75kWを超えているものは、建築できない。 2. 法別表第二(に)項六号、令130条の7。畜舎は15m2以下ならば建築できる。 3.~5. 第二種中高層住居専用地域に、各種学校、延べ面積1,500m2以下、2階建以下 の自家用倉庫や事務所は、法別表第二(に)項各号に該当しないので、建築できる。 No. 15 解説 正答──5 1.~4. 法別表第二(ほ)項。第一種住居地域に、警察署、延べ面積3,000m2以下の物品 販売業を営む店舗、延べ面積3,000m2以下のホテル、延べ面積3,000m2以下の自動 車教習所は、(ほ)項各号に該当しないので、建築できる。
5. 法別表第二(ほ)項一号、(へ)項二号。第一種住居地域に、原動機を使用する工場 (自動車修理工場)で作業場の床面積が50m2を超えるものは、建築できない。 No. 16 解説 正答──1 1. 法別表第二(へ)項四号、令130条の8第一号かっこ書。第二種住居地域に、3階以 上の部分に附属自動車車庫を設けた場合は、建築できない。 2.~5. 第二種住居地域に、マージャン屋、カラオケボックス、消防署、警察署は、法 別表第二(へ)項各号に該当しないので、建築できる。 No. 17 解説 正答──3 1.2. 準住居地域に、自家用倉庫、客席部分の床面積が200m2未満の演芸場は、法別表 第二(と)項各号に該当しないので、建築できる。 3. 法別表第二(と)項二号かっこ書。準住居地域には、作業場の床面積が150m2を超え る自動車修理工場は建築できない。 No. 18 解説 正答──4 1.~3. 法別表第二(ち)項。近隣商業地域に、倉庫業を営む倉庫、作業所の床面積が 300m2以下の自動車修理工場、映画館は、(ち)項各号に該当しないので建築できる。 4. 法別表第二(ち)項二号。ダンスホールは、近隣商業地域に、建築してはならない。 No. 19 解説 正答──5 1. 法別表第二(り)項。商業地域に、病院は、(り)項各号に該当しないので建築できる。 2.3. 法別表第二(り)項二号かっこ書。商業地域に、日刊新聞の印刷所、作業場の床面 積が300m2以下の自動車修理工場は、建築できる。 4.5. 法別表第二(り)項四号、令130条の9第1項表(一)。商業地域に、50kg以下の火 薬、1万個以下の工業雷管の貯蔵に供する建築物は、建築できる。したがって、5. は3万個なので建築できない。 No. 20 解説 正答──4 1. 準工業地域に、老人ホームは、法別表第二(ぬ)項各号に該当しないので、建築できる。 2. 法別表第二(ぬ)項一号かっこ書、令130条の9の4第二号イ。準工業地域に、圧縮 ガスの製造のうち、内燃機関の燃料として自動車に充てんするための圧縮天然ガス に係るものは、建築できる。 3. 法別表第二(ぬ)項一号(十一)、令130条の9の5第一号。可燃性ガスの製造工場は、 準工業地域に、建築できないが、アセチレンガスの製造工場は除かれているので、 建築できる。 4. 法別表第二(ぬ)項一号(十七)。準工業地域に、肥料の製造工場は、建築できない。 5. 法別表第二(ぬ)項二号、令130条の9第1項かっこ書。地下貯蔵槽により貯蔵され る第二石油類は除かれているので建築できる。
No. 21 解説 正答──5 1. 法51条ただし書、令130条の2の3第1項三号チ。都市計画区域内には、卸売市場、 ごみ焼却場その他政令で定める処理施設は、都市計画でその位置が決定していなけ れば、新築・増築できないが、特定行政庁が許可した場合又は令130条の2の3の 範囲内である場合は除外される。工業地域、工業専用地域の廃プラスチック類の破 砕施設で1日当たりの処理能力が6t以下のものは新築することができる。 2.~4. 法別表第二(る)項。工業地域に、診療所、共同住宅、ボーリング場は、(る)項 各号に該当しないので、新築できる。 5. 法別表第二(る)項四号。映画館は、工業地域に新築できない。 No. 22 解説 正答──5 1.~4. 法別表第二(る)項。ぱちんこ屋、老人ホーム、スケート場、勝馬投票券発売所 は、(る)項各号に該当しないので、工業地域に、建築できる。 5. 法別表第二(る)項五号。学校は、工業地域に建築できない。 No. 23 解説 正答──4 1.2. 法別表第二(を)項七号、令130条の6の2。工業専用地域に、ゴルフ練習場、バ ッティング練習場は、建築できない。 3. 法別表第二(を)項八号。工業専用地域に、場外車券売場は、建築できない。 4. 診療所は、法別表第二(を)項各号に該当しないので建築できる。 No. 24 解説 正答──4 1.2. 法別表第二。保育所、公衆浴場(個室付浴場業に係るものを除く)、診療所、教会 等は、いずれの用途地域でも、規模のいかんによらず建築することができる。 3. 法別表第二(い)項各号は、(へ)項に該当しない。 4. 法別表第二(る)項二~七号は、準工業地域では建築できるが、工業地域では建築で きない。 5. 法別表第二(を)項に該当しないもので、(る)項に該当するものはない。 No. 25 解説 正答──2 No. 26 解説 正答──2 No. 27 解説 正答──3 (1) 容積率の限度 ・法52条1項、2項。前面道路の幅員が12m未満の場合は、前面道路幅員(前面道路が2以上の場 合は、その最大のもの)による容積率と指定容積率の小さい方とする。 〔近隣商業地域〕 ・指定容積率 50/10 ・前面道路の幅員(8m)による容積率 8×6/10=48/10<50/10 よって48/10。
〔準住居地域〕 ・指定容積率 20/10 ・前面道路の幅員(8m)による容積率 8×4/10=32/10>20/10 よって20/10。 (2) 延べ面積の計算 ・法52条7項。敷地内の用途地域ごとに、最大限度を求めて、それを合計する。 ・敷地面積には、令2条1項一号により、法42条2項の規定によって道路とみなされる部分(道路 境界線から1m後退した位置)の敷地は算入しない。 〔近隣商業地域〕 20m×25m×48/10=2,400m2 〔準住居地域〕 20m×(15-1)m×20/10=560m2 よって、2,400m2+560m2=2,960m2 No. 28 解説 正答──3 No. 29 解説 正答──4 No. 30 解説 正答──3 ・法52条1項、2項、9項、令135条の17。前面道路の幅員が12m未満の場合は、前面道路幅員に よる容積率と指定容積率の小さい方とする。また、建築物の敷地が特定道路からの延長70m以内 の部分にあるので、前面道路の幅員を割増す。 Wa= 70 70 12-W )( -L) ( r = 70 35 70 6 12- )( - ) ( =3m、前面道路幅員は、9m(=6m+3m)。 ・前面道路の幅員による容積率:9×6/10=54/10、指定容積率:80/10、よって、容積率は54/10。 ・延べ面積の最大=(20m×15m)×54/10=1,620m2 No. 31 解説 正答──3 No. 32 解説 正答──3 No. 33 解説 正答──4 ・法53条2項。建ぺい率の異なる2以上の地域にわたる場合は、それぞれの地域について計算して 得た数値を合計したもの以下とする。 ・法53条6項。防火地域の内外にわたる場合は、敷地内の全部が耐火建築物であるときは、すべて 防火地域にあるものとみなす。 ・法53条5項一号。建ぺい率の限度が8/10の地域、かつ、防火地域にある耐火建築物は、建ぺい 率の制限を受けない。 20m×20m=400m2………近隣商業地域 ・法53条3項。建ぺい率の限度が8/10の地域外、かつ、防火地域の耐火建築物なので1/10を加算、 特定行政庁が指定する角地なのでさらに1/10加算し、8/10となる。 15m×20m×8/10=240m2 …………準住居地域 ・建築面積の最大=400m2+240m2=640m2
No. 34 解説 正答──2 No. 37 解説 正答──1 No. 35 解説 正答──3 No. 38 解説 正答──4 No. 36 解説 正答──4 No. 39 解説 正答──2 近隣商業地域では、道路斜線制限、隣地斜線制限が適用され、このうち最も厳しいも のが高さの限度になる。 〔道路斜線制限〕 1) 2以上の前面道路(法56条6項、令132条1項) の緩和により、A点は、東側(8m)道路境界 線から幅員の2倍以内かつ35m以内にあるの で、北側道路の幅員は8mとみなす。 2) セットバック(法56条2項)の距離は、北側道 路が3m、東側道路が5m、A点から各前面 道路の反対側の境界線までの水平距離は、 〈北側道路〉6m+3m+8m+3m=20m 〈東側道路〉3m+5m+8m+5m=21m となり、厳しい方の北側道路の斜線制限を検討する。 3) 適用距離(法56条1項一号、法別表第三(は)欄)にお いて、A点は、同表の最小値である20mの範囲内に あるので、明らかに道路斜線制限の適用を受ける。 4) 商業系地域の斜線勾配(法56条1項一号、法別表第三 (に)欄)は、「1.5」であり、道路斜線の最高限度は、 20m×1.5=30m…… ①である。 〔隣地斜線制限〕 商業系地域の隣地斜線(法56条1項二号)は、31mを 超える部分に適用されるので、道路斜線の結果①か ら、検討しなくてよい。 ●したがって、地盤面からのA点における建築物の高さの最高限度は、30mとなる。
No. 40 解説 正答──1 No. 44 解説 正答──1 No. 41 解説 正答──3 No. 45 解説 正答──2 No. 42 解説 正答──2 No. 46 解説 正答──3 No. 43 解説 正答──2 中高層住居専用地域では、道路斜線制限、隣地斜線制限、北側斜線制限が適用され、 このうち最も厳しいものが高さの限度になる。 〔道路斜線制限〕 1) 2以上の前面道路(法56条6項、令132条1項)の緩 和により、A点は、西側(8m)道路境界線から幅 員の2倍以内かつ35m以内になく、東側道路中心 線から10mを超える区域にもないので、東側道路 の幅員は6mである。 2) A点は明らかに東側道路による斜線制限の方が厳 しくなる。そのセットバック(法56条2項)の距離 は、4mなので道路の反対側の境界線までの水平距離は、 4m+6m+4m=14m となる。 3) 適用距離(法56条1項一号、法別表第三(は)欄)において、A点は、同表の最小値で ある20mの範囲内にあるので、明らかに道路斜線制限の適用を受ける。 4) 住居系地域の斜線勾配(法56条1項一号、法別表第三(に)欄)は、「1.25」であり、 14m×1.25=17.5mが東側道路の中心からの高さの限度である。 5) 前面道路と敷地に高低差がある場合(令135条の2 第1項)、地盤面が前面道路より1m以上高い場合、 緩和を受け、その前面道路は、高低差から1mを 減じたものの1/2だけ高い位置にあるとみなされ る。設問の高低差は、2mなので、(2m-1m) ×1/2=0.5mとなり、地盤面と道路面とは、2 m-0.5m=1.5mの高低差となる。 道路斜線の高さの算定(令2条1項六号)は、道路 の中心からなので「地盤面から」は、 17.5m-1.5m=16m ……… ① である。 〔隣地斜線制限〕 住居系地域の隣地斜線(法56条1項二号)は、20m を超える部分に適用されるので、道路斜線の結果①から、検討しなくてよい。 〔北側斜線制限〕 設問の北側斜線(法56条1項三号)は、真北方向の水平距離×1.25+10mであり、セ ットバックの緩和はない。 4m×1.25+10m=15m ……… ② ●したがって、地盤面からのA点における高さの最高限度は、②の15mとなる。
No. 47 解説 正答──2 1. 法56条の2第1項。敷地境界線からの水平距離が5mを超える範囲において行う。 2. 法56条の2第1項、法別表第四。準住居地域では高さが10mを超える建築物が、日 影規制を受ける。したがって、高さ8mであれば規制を受けない。 3. 法56条の2第1項、法別表第四(い)欄。対象区域として、商業地域は指定されない。 4. 法56条の2第1項ただし書。日影による中高層の建築物の高さの制限に適合しない 建築物について、特定行政庁が土地の状況等により周囲の居住環境を害するおそれ がないと認めて建築審査会の同意を得て許可した場合は、新築することができる。 5. 法56条の2第4項。対象区域外にある高さが10mを超える建築物で、冬至日におい て、対象区域内の土地に日影を生じさせるものは、その対象区域内にある建築物と みなして、日影規制が適用される。 No. 48 解説 正答──5 〈特定道路による幅員の割増し〉 法52条9項。建築物の敷地が特定道路からの延長70m以内の部分にあるので、前面 道路の幅員を令135条の17より、割増しする。 Wa= 70 L) Wr)(70 (12 = 70 35) (70 ) 6 (12 =3m (1)容積率の限度 法52条1項、2項。前面道路の幅員が12m未満の場合は、前面道路幅員(前面道路 が2以上の場合は、その最大のもの)による容積率と指定容積率の小さい方とする。 〔商業地域〕 ● 指定容積率 10 60 ● 前面道路の幅員(6m+3m)による容積率 9× 10 6 = 10 54< 10 60、よって 10 54と なる。 〔準住居地域〕 ● 指定容積率 10 30 ● 前面道路の幅員(6m+3m)による容積率 9× 10 4 = 10 36 > 10 30 、よって 10 30 と なる。 (2)延べ面積の計算 法52条7項。敷地内の用途地域ごとに、別々に延べ面積の最大限度を求めて、それ を合計する。 〔商業地域〕 20m×20m× 10 54 =2,160m2 〔準住居地域〕 20m×15m× 10 30 =900m2
●法52条6項。容積率の算定の基礎となる延べ面積には、共同住宅の共用の廊下等 の床面積は算入しない。したがって、共同住宅の共用の廊下及び階段の部分の床 面積(280m2)は、容積率を算定する場合には算入しない。 ●令2条1項四号イ、同条3項一号。延べ面積は、建築物の各階の床面積の合計に よる。ただし、容積率の算定の基礎となる延べ面積には、自動車車庫等の部分の 床面積は、敷地内のすべての建築物の各階の床面積の合計の和の1/5を限度と して算入しない。床面積160m2の自動車車庫は、明らかに限度内であるので、容 積率を算定する場合には算入しない。 (3) 延べ面積の最大 ●延べ面積(建築物の各階の床面積の合計)には、「共同住宅の共用の廊下及び階段 の部分の床面積(280m2)」「自動車車庫(160m2)」を、算入する。 したがって、2,160m2+900m2+280m2+160m2=3,500m2 No. 49 解説 正答──4 法53条2項。異なる用途地域からなる敷地であるので、それぞれの地域ごとに計算し、 合計する。また、令2条1項一号により、法42条2項によって道路の境界線とみなされ る線と道路との間は、敷地面積に算入されない。 〈近隣商業地域〉 (1) 建ぺい率の決定 緩和措置の条件には該当しない。 8/10 (2) 建築面積の計算 敷地面積 ×建ぺい率=建築面積 20×20 × 8/10 = 320m2 〈準住居地域〉 (1) 建ぺい率の決定 緩和措置の条件には該当しない。 6/10 (2) 建築面積の計算 敷地面積 × 建ぺい率=建築面積 (16-1)×20× 6/10 = 180m2 建築面積=320+180=500m2 〈注意〉敷地面積不算入部分:2m道路の中心線から2mの線。つまり、敷地側に1 mの部分
問題 50 解説 正答──3 敷地が2以上の用途地域にわたる場合(令130条の11)、「適用距離」は前面道路の面 する方向にある敷地(設問の場合、南側道路は近隣商業、東側道路は第一種住居)の適用 を受け、「斜線勾配」は敷地ごとの用途地域の数値となる。A点は、第一種住居地域に あるので、道路斜線制限、隣地斜線制限が適用され、このうち最も厳しいものが高さの 限度になる。 〔道路斜線制限〕 1) 2以上の前面道路(令132条1項)の緩和により、A点 は、南側(15m)道路境界線から幅員の2倍以内かつ 35m以内にあるので、A点に対する東側(4m)道路 の幅員は、15mとみなす。なお、東側(2m)の道は、 法42条2項により、道路中心線から2mの線を道路 境界とみなし、東側道路の幅員は、4mである。ま た、前面道路幅員が12m以上あるので、法56条3項、 4項の住居系地域の緩和を検討する。 2) A点は明らかに東側道路による斜線制限の方が厳しくなる。そのセットバック(法 56条2項)の距離は、1mなので道路の反対側の境界線までの水平距離は、1m+ 15m+1m+3m=20m となる。 3) 適用距離(法56条1項一号、法別表第三(は)欄)において、A点は、同表の最小値で ある20mの範囲内にあるので、明らかに道路斜線制限の適用を受ける。 4) 住居系地域の斜線勾配(法別表第三(に)欄)は、 「1.25」であるが、前面道路12m以上の緩和に より、水平距離(3項はセットバック無し、4項 はセットバック有り)が道路幅員(4項はセット バック距離の2倍を加える)の1.25倍以上の範囲 は、勾配「1.5」の適用となる。 〈法56条3項〉道路幅員の1.25倍は、15m× 1.25=18.75m。セットバックを算入しないA点 までの水平距離は、19m(=15m+1m+3m) で1.25倍以上の範囲なので、「3項による勾配は 1.5」となる。 19m×1.5=28.5m ……… ① 〈法56条4項〉勾配が1.5となる範囲は、セッ トバックを算入した(1m×2+15m)×1.25= 21.25m以上となり、A点までの水平距離は、2) より20mなので、「4項による勾配は1.25」と なる。 20m×1.25=25.0m ……… ② したがって、①の28.5mが道路斜線制限の最高限度となる。
〔隣地斜線制限〕 住居系地域の隣地斜線(法56条1項二号)は、(隣地境界線までの 水平距離+高さ20mを超える部分の後退距離) ×1.25+20mで あり、西側より北側の方が明らかに隣地斜線制限が厳しくなる ので、 (3m+2m+2m)×1.25+20m=28.75m ……… ③ が隣地斜線の最高限度である。 ●したがって、地盤面からのA点における建築物の高さの最高限度 は、道路斜線制限による、①の28.5mとなる。