建築基礎構造に関する取扱い
神奈川県建築行政連絡協議会 平成 6年 1月21日決定 平成16年 3月18日改正(1)基礎の設計に関する基本事項
第1 地盤調査等の実施 建築物の設計に際しては、原則として当該敷地について地質・地盤等の調査を実施して、地層構 成及び地盤の状況等を把握すること。 第2 関東ローム層の許容応力度の確認 関東ローム層の許容応力度の確認方法については、次のとおり定める。 (1) qa≦50kN/m2(qa:長期許容応力度)の場合 設計者が必要と判断した場合に限り、平13 国交告第 1113 号第 1 に示された試験方法のうち適 切な方法により確認する。 また、建築主事等が過去のデータにより、関東ローム層の有無等を含め、地耐力に疑義がある と認める場合には、建築主事等が指示する方法で許容応力度の確認を行うこと(以下、(2)、(3) 項において同じ。)。 (2) 50<qa≦100kN/m2の場合 平13 国交告第 1113 号第 1 に示された試験方法のうち、設計者が適切と判断した方法により確 認する。 (3) qa>100kN/m2の場合 以下に示す地盤調査により確認をすること。 平板載荷試験 • • 一軸又は三軸圧縮試験(一軸又は三軸圧縮試験の場合は、原則として qa≦120kN/m2) 第3 土丹層の許容応力度の確認 土丹層の許容応力度の確認方法については、次のとおり定める。 (1) qa≦300kN/m2(qa:長期許容応力度)の場合 設計者が必要と判断した場合に限り、平13 国交告第 1113 号第 1 に示された試験方法のうち適 切な方法により確認する。 また、建築主事等が過去のデータにより、土丹層の有無等を含め、地耐力に疑義があると認め る場合には、建築主事等が指示する方法で許容応力度の確認を行うこと(以下、(2)項において同 じ。)。(2) qa>300 kN/m2の場合 以下に示す地盤調査により確認をすること。 平板載荷試験 • • 一軸又は三軸圧縮試験 また、原則としてqa≦1000kN/m2とする。 第4 良好な地盤 令第38 条第 3 項に規定する建築物の基礎ぐいは、堅固(N値が 50 以上)でかつ十分な層厚を持 つ洪積層に支持させなければならない。やむを得ず、中間層に支持させる場合は、原則として次の 事項を満足すること。 ① 支持層のN値は、30 以上とする。 ② 層厚は、くい先端からくい先端径の3 倍以上かつN値/10m 以上とする。 ③ 支持層の打ち抜き、支持層下層の圧密沈下の影響等を検討する。 第5 軟弱地盤等 5.1 地盤が軟弱な区域内における木造建築物の基礎の設計 令第42 条第 1 項における、地盤が軟弱な区域として特定行政庁が国土交通大臣の定める基準に 基づいて規則で指定する区域と同等な区域における木造建築物の基礎は、一体の鉄筋コンクリート 造とし、建築物の安全性を確保することが望ましい。 5.2 摩擦力を考慮できない軟弱な粘土質地盤等 平13 国交告第 1113 号第 5 及び第 6 の規定により、基礎ぐいとの摩擦力を考慮できない軟弱な粘 土質地盤等は、次の通りとする。 ① 沼沢、泥海等を埋め立てた地域で30 年を経過していないもの ② 沖積粘土層で標準貫入試験によるN値が5 以下の層 ③ 地震時に液状化するおそれのある地盤 5.3 地盤の液状化 (1) 飽和砂地盤等に建築物を計画する場合には、地震時に液状化する可能性を適切な方法により判
第6 傾斜地における基礎 傾斜地に建築物を計画する場合には、斜面の影響や傾斜した支持層の影響を考慮して、主に次の 検討を行う必要がある。また、計算による安全性の評価の精度が高くないため、設計に余裕を持た せ、十分な安全性を確保することが望ましい。 (1) 直接基礎の場合 ① 傾斜地のすべりの検討 ② 地盤の鉛直許容応力度の検討 ③ 建築物の滑動の検討 ④ 建築物の転倒の検討 (2) くい基礎の場合 ① くいの支持地盤の検討 ② 偏土圧によるくいの引抜力の検討 ③ くいの水平力に対する検討 ④ 支持層の傾斜によるくいのねじれの検討 第7 異種基礎の設計 7.1 適用の範囲 この取扱いは、建築物に異種の基礎を併用して設計する場合に適用する。 7.2 異種基礎の定義 異種基礎とは、次の①又は②のいずれかに該当するものをいう。これらに該当しない場合で③又 は④に該当するものは異種基礎と同等に取り扱うものとする。 ① 基礎の構造形式が異なる場合 ② 基礎の支持力機構が異なる工法の場合 ③ 支持地盤の沈下量に大きな差が生じる場合 ④ くいの長さが著しく異なる場合
7.3 令第 38 条第 2 項の規定の適用除外 次のいずれかに該当する場合は、令第38 条第 2 項の規定の適用を除外することができる。ただ し、水平荷重時の荷重分担を、くい等の変形特性を考慮して適切に配分し、検討する必要がある。 ① 当該部分にエキスパンションジョイントを設けること等により、上部構造に有害な変形を生 じさせないように設計した場合 ② 異種の基礎のそれぞれについて、載荷試験等によって支持力及び沈下量等を確認し、上部構 造に支障がないように設計した場合 ③ 直接基礎と支持ぐいを併用する場合(くいの長さが著しく異なる場合を含む。)で、土質試験 等のデータに基づき、学会規準等に示された適切な方法により沈下量を推定し、上部構造に支 障がないことを検討した場合(この場合においては、剛性の高い基礎梁等によって補強する事 が望ましい。)
(2)直接基礎
第1 適用の範囲等 (1) 適用の範囲 この取扱いは、独立基礎(独立フーチング基礎、複合フーチング基礎)、布基礎(連続フーチン グ基礎)、べた基礎その他で建築物の荷重を地盤に直接支持させる形式の基礎を設計する場合に適 用する。 (2) 直接基礎としてはならない場合 地盤の長期に生ずる力に対する許容応力度が20kN/m2未満の場合は、原則として基礎ぐいを用 いた構造としなければならない。 また、直接基礎の底面下の地層が、有害な圧密沈下を生じるおそれのある場合又は地震時に液 状化するおそれのある場合等においても、原則として基礎ぐいを用いた構造とし、良好な支持層 に支持させるものとする。 (3) 直接基礎の構造形式 直接基礎の構造形式は、令第38 条第 3 項に基づく平 12 建告第 1347 号第 1 により、地盤の長 期に生ずる力に対する許容応力度が20kN/m2以上30kN/m2未満の場合はべた基礎、 30kN/ m2 以上の場合はべた基礎又は布基礎としなければならないと規定されている。ただし、令第 38 条 第4 項に基づく平 12 建告第 1347 号第 2 に規定する構造計算(沈下等の影響を考慮した許容応力 度計算)によって構造耐力上安全であることが確かめられた場合はこの限りではない。 また、独立基礎は、原則として令第38 条第 4 項に基づく平 12 建告第 1347 号第 2 に規定する 構造計算(沈下等の影響を考慮した許容応力度計算)によって構造耐力上安全であることを確か めなければならない。 第2 設計の基本的要件 (1) 地盤の許容応力度の検討 直接基礎は、基礎設計による接地圧が「第3 地盤の許容応力度の算定」により求めた地盤の許 容応力度以下で、かつ、「第4 沈下量の検討」の許容沈下量以内になるように設計するものとす る。 (2) 支持地盤の設定 直接基礎の底面は、地形その他の条件によって支持地盤が変形、流失等の劣化をするおそれの ないような深さまで根入れするものとする。 (3) 水平カへの対応 直接基礎の底面に常時水平力が作用するときは、滑動等に対して安全であることを確認するも のとする(「(1)基礎の設計に関する基本事項 第6 傾斜地における基礎」参照)。第3 地盤の許容応力度の算定 (1) 地盤の許容応力度の算定方法 地盤の許容応力度は、次のいずれかの方法により求めるものとする。 ① 平板載荷試験により得られた数値に基づいて、平13 国交告第 1113 号第 2 の表中(二)項の 式により定める方法。 長期許容応力度は(2−1)式、短期許容応力度は(2−2)式による。 qa=qt+1/3(N ・γ′ 2・Df)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2−1) qa=2qt+1/3(N ・γ′ 2・Df)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2−2) ② 土質試験等により得られた地盤の粘着力及び内部摩擦角の数値に基づいて、平 13 国交告第 1113 号第 2 の表中(一)項の式により定める方法。 長期許容応力度は(2−3)式、短期許容応力度は(2−4)式による。 qa=1/3(ic・α・C・Nc+iγ・β・γ1・B・Nr+iq・γ2・Df・Nq)・・・・・・・(2−3) qa=2/3(ic・α・C・Nc+iγ・β・γ1・B・Nr+iq・γ2・Df・Nq)・・・・・・・(2−4)
③ スウェーデン式サウンディング試験により得られた数値に基づいて、平13 国交告第 1113 号 第2 の表中(三)項の式により定める方法。 長期許容応力度は(2−5)式、短期許容応力度は(2−6)式による。 qa=30+0.6Nsw ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2−5) qa=60+1.2Nsw ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2−6) ④ 令第93 条ただし書きの表の数値に基づき定める方法。 (2) 根入れ深さ(Df)の設定 前項に掲げる式における根入れ深さ(Df)の数値は、地形並びに地盤の状況及び土地の利用状 況等を考慮し、適切に設定するものとする。 第4 沈下量の検討 (1) 許容沈下量は、当該地盤の性状、基礎の形式及び上部構造の架構形式その他の条件を総合的に 考慮し、有害な不同沈下を生じないよう適切な数値を設定するものとする。 (2) 沈下量の計算 沈下量は、地盤の性状に対応して圧密沈下、即時沈下について算定する。
表2−2 許容相対沈下量(圧密沈下の場合) 構造種別 コンクリートブロック造 鉄筋コンクリート造 基礎形式 連続(布)基礎 独立基礎 連続(布)基礎 べた基礎 標準値(cm) 1.0 1.5 2.0 2.0∼(3.0) 最大値(cm) 2.0 3.0 4.0 4.0∼(6.0) 許容変形角(rad) 0.5∼1.0×10−3 1.0∼2.0×10−3 [注]( )内は大きな梁せいあるいは二重スラブ等で十分剛性が大きい場合 表2−3 許容最大沈下量(圧密沈下の場合) 構造種別 コンクリートブロック造 鉄筋コンクリート造 基礎形式 連続(布)基礎 独立基礎 連続(布)基礎 べた基礎 標準値(cm) 2 5 10 10∼(15) 最大値(cm) 4 10 20 20∼(30) [注]( )内は大きな梁せいあるいは二重スラブ等で十分剛性が大きい場合 表2−4 許容最大沈下量(即時沈下の場合) 構造種別 コンクリートブロック造 鉄筋コンクリート造 基礎形式 連続(布)基礎 独立基礎 連続(布)基礎 べた基礎 標準値(cm) 1.5 2.0 2.5 3.0∼(4.0) 最大値(cm) 2.0 3.0 4.0 6.0∼(8.0) 許容変形角(rad) 0.3∼1.0×10−3 0.5∼1.0×10−3 [注]( )内は大きな梁せいあるいは二重スラブ等で十分剛性が大きい場合 鉄骨造の骨組はこれらの構造物に比べて靭性に富み、大きな変形に耐えることができるが、仕上 材や配管等の損傷を防止する必要のある建物では、表2−2∼表 2−4 の値を準用する。
(3)くい基礎
第1 共通事項 1.1 適用の範囲 この取扱いは、基礎ぐいを用いて建築物に作用する荷重及び外力を地盤に伝える構造方法の基礎 に適用する。 1.2 適用する規定 打込みぐい、セメントミルク工法による埋込みぐい、場所打ちコンクリートぐい等及び異形摩擦 ぐいは、それぞれ「第3 打込みぐい」、「第4 セメントミルク工法による埋込みぐい」、「第5 場 所打ちコンクリートぐい等」及び「第6 異形摩擦ぐい」に定める規定を適用する。その他の基礎ぐ いにあっては、「第2 特殊な基礎ぐいの取扱い」に定める規定を適用する。 また、設計上の留意事項として、「第7 くいに作用する負の摩擦力」及び「第8 くいに作用す る水平力」に定める規定を、全ての基礎ぐいに適用する。 1.3 くい体に用いる材料 くい体に用いる材料は、次の(1)及び(2)に該当するものとする。 (1) 平12国交告第1446号第1に規定される指定建築材料にあっては、同告示の別表第1に定められる 日本工業規格若しくは日本農林規格に適合する材料又は法第37条第2号の規定による大臣認定を 受けた材料 (2) 平13国交告第1113号第8に許容応力度が定められた材料又は公的機関の評定等を取得している 材料 第2 特殊な基礎ぐいの取扱い 特殊な基礎ぐいは、以下の「第3 打込みぐい」から「第6 異形摩擦ぐい」までに定めていない 種類の基礎ぐい、及び「第3 打込みぐい」から「第6 異形摩擦ぐい」までにそれぞれ定める「適 用の範囲等」に該当しない基礎ぐいとする。また、その許容支持力は、原則として載荷試験の結果 に基づき求めることとする。第3 打込みぐい 3.1 適用の範囲等 この取扱いは、平13 国交告第 1113 号第 5 の打込みぐいに適用する。 くい体に用いる材料等は、原則として以下の規定による。 (1) 既製コンクリートくいにあっては、平 13 国交告第 1113 号第 8 に規定する「遠心力鉄筋コンク リート(RC)くい」又は「遠心力高強度プレストレストコンクリート(PHC)くい」に適合す るものを用い、くいの中心間隔はくい頭部の直径の2.5 倍以上かつ 75cm 以上とする。 (2) 鋼管ぐいにあっては、JIS A 5525「鋼管ぐい」に適合するものを用い、くいの中心間隔はくい 頭部の直径の2.0 倍以上(閉端ぐいの場合は 2.5 倍以上)かつ 75cm 以上とする。 (3) くいの直径(d)は、600mm 以下とする。 (4) くいの長さ(L)は、10d 以上かつ 4.5m 以上とする。ただし、載荷試験により確認する場合又 は支持力を適切に低減する場合はこの限りでない。 (5) 遠心力鉄筋コンクリート(RC)くい、遠心力高強度プレストレストコンクリート(PHC)く い及び鋼管ぐいの長さ径比(L /d)は、それぞれ 90、110 及び 130 以下とする。 3.2 設計の基本的要件 (1) フーチング及び基礎梁等の設計においては、打込みぐいの施工性を考慮し、くい心のずれを適 切に設定する。また、施工後に設定した値を上回った場合は、実況により補強の検討を行う。 (2) 地震力等の水平力によりくいに引抜き力が作用した場合に、その抵抗力としてくいの周面摩擦 力を見込むことができるのは洪積層に接する部分のみとする。この場合において、くい体、くい の接合部、くい頭の接合部等は引抜き力に対して十分な耐力を有していなければならない。 (3) 鋼管ぐいを使用する場合にあっては、酸性化学物質の生産・処理等の工場跡地その他の敷地で、 鋼管の腐食が著しく進行するおそれのある場合には、別途、土質調査等によって検討し、必要に 応じ適切な防食対策を行うものとする。
3.3 長期許容支持力 打込みぐいの長期許容支持力は、次の(1)又は(2)に掲げる方法により求めた数値以下とする。 (1) 載荷試験を行う場合は、次の①から③により得られる数値の最小値。 ① 載荷試験による降伏荷重の1/2 ② 載荷試験による極限荷重の1/3 ③ 表2−5 又は表 2−6 に掲げるくい体の長期許容耐力 (2) 載荷試験を行わない場合は、次の①及び②により得られる数値の最小値。 ① 次の(2−7)式又は(2−8)式により求めた地盤の長期許容支持力。ただし、やむを得ず付 近の地盤調査等を利用する場合は、原則として(2−8)式によるものとする。
Ra=1/3{300N ・Ap+(10Ns ・Ls/3+qu ・Lc/2)φ}・・・・・・・・・・・(2−7) Ra=1/3(300N ・Ap)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2−8) ② 表2−5 又は表 2−6 に掲げるくい体の長期許容耐力 表2−5 既製コンクリートくい体の許容耐力(kN) くいの直径 (mm) くい体の種類 300 350 400 450 500 600 長さ径比によ る低減率(%) 長さ径比 の限度 長期 450 550 700 800 1050 1400 遠心力鉄筋コンクリートくい(RC くい) (F≧40 N/mm2 ) 短期 長期の2 倍 L/d−70 (L/d≦70 は 低減なし) 90 長期 700 800 1050 1300 1650 2250 A種 (σ=4 N/mm2 ) 短期 1600 1850 2400 2950 3750 5100 長期 650 850 1050 1300 1650 2300 B種 (σ=8 N/mm2 ) 短期 1500 1850 2350 2850 3600 4950 長期 600 750 900 1150 1450 2000 遠心力高強度 プレストレスト コンクリートくい (PHC くい) A種(F≧80 N/mm2 ) B・C種(F≧85 N/mm2 ) C種 (σ=10 N/mm2 ) 短期 1450 1750 2200 2700 3400 4650 L/d−85 (L/d≦85 は 低減なし) 110 [記号]F:設計基準強度(N/mm2 )、σ:有効プレストレス量(N/mm2 )、L:くいの長さ(m)、d:くいの直径(m) ※ 継手による低減率は平13 国交告第 1113 号第 8 第 2 項による
表2−6 鋼管ぐい体の許容耐力(kN) 許容耐力(kN) F* 値 (N/mm2) 長期 くいの 直径 (mm) 厚さ (mm) 有効厚 (mm) 有効断 面積 (mm2) 先端閉鎖 断面積 (×1/100m2) SKK400 SKK490 SKK400 SKK490 短期 長さ径比に よる低減率 (%) 長さ径比 の限界 6.9 5.9 5757 209 290 805 1113 318.5 10.3 9.3 8975 7.86 222 307 1330 1839 6.4 5.4 5907 205 284 810 1121 7.9 6.9 7515 210 291 1056 1460 355.6 11.1 10.1 10899 9.82 221 306 1608 2224 9 8 9801 211 292 1382 1911 400 12 11 13373 12.44 220 304 1964 2716 9 8 9962 211 292 1402 1939 406.4 12 11 13594 12.84 219 304 1992 2755 9 8 12315 206 286 1697 2348 12 11 16829 213 295 2399 3318 500 14 13 19807 19.47 218 302 2885 3991 9 8 12516 206 285 1723 2383 12 11 17105 213 295 2434 3366 508 14 13 20134 20.1 218 301 2927 4048 9 8 14828 203 281 2013 2784 12 11 20285 209 289 2833 3919 14 13 23891 213 295 3399 4702 600 16 15 27473 28.08 217 300 3981 5506 長期の 1.5 倍 L/d−100 (L/d≦100 は低減なし) 130 [記号]L:くいの長さ(m)、d:くいの直径(m) (a)表中の有効厚さ、有効断面積の数値は開端ぐいの腐食しろとして外側 1mm の肉厚を引いた数値である。 (b)鋼管ぐい体の長期許容耐力は、有効断面積に次式で求めた F*値を乗じ、1.5 で除した値である。 F*= F・(0.8+2.5t/r)・・・0.01≦t/r≦0.08 の場合 F*= F・・・・・・・・・0.08<t/r の場合 F:基準強度(N/mm2)、t:腐食しろを除いた鋼材の厚さ(mm)、r:くいの半径(mm) (c)鋼管ぐいのくい材の許容応力度は、下表に示す値である。 許容応力度(N/mm2) 圧縮 引張り 曲げ せん断 長期 F*/1.5 F/1.5 F*/1.5 F/1.5 3 短期 長期の1.5 倍 (c)継手による低減率は平 13 国交告第 1113 号第 8 第 2 項による。
3.4 短期許容支持力 打込みぐいの短期許容支持力は、次の(1)又は(2)に掲げる方法により求めた数値以下とする。 (1) 載荷試験を行う場合は、次の①から③により得られる数値の最小値。 ① 載荷試験による降伏荷重 ② 載荷試験による極限荷重の2 /3 ③ 表2−5 又は表 2−6 に掲げるくい体の短期許容耐力 (2) 載荷試験を行わない場合は、次の①及び②により得られる最小値。 ① 地盤の長期許容支持力の2 倍の値 ② 表2−5 又は表 2−6 に掲げるくい体の短期許容耐力 3.5 許容支持力の低減 (1) 支持地盤の層厚が十分でない場合は、下部の軟弱層の影響を考慮して「3.3 長期許容支持 力」及び「3.4 短期許容支持力」で求めた許容支持力を適切に低減する。 (2) くいを単ぐい(1 本打ち)とする場合は「3.3 長期許容支持力」及び「3.4 短期許容 支持力」で求めた許容支持力を20%低減する。 3.6 施工管理 (1) くいの打ち止めの管理は、原則として下式によって行い、設計で想定した支持層に十分根入れ するとともに、くい体に過大な応力が生じないように適切な打撃貫入量をもって打止める。 Ra≦F / (5S+0.1) ・ ドロップハンマーの場合 F= WH・H ・ 油圧ハンマー及びディーゼルハンマーの場合 F=2WH・H (2) 打ち抜きが困難な固い中間層がある場合には、オーガーを使用する等の適切な措置を講じてお くものとする。ただし、この場合においては、支持力式のうち摩擦力の項を低減する等の措置が 必要である。
第4 セメントミルク工法による埋込みぐい 4.1 適用の範囲等 この取扱いは、平13 国交告第 1113 号第 5 のセメントミルク工法による埋込みぐいに適用する。 くい体に用いる材料等は、原則として以下の規定による。 (1) くい体には、平 13 国交告第 1113 号第 8 に規定する「遠心力鉄筋コンクリート(RC)くい」 又は「遠心力高強度プレストレストコンクリート(PHC)くい」に適合する先端が閉端である既 製コンクリートくいを用いるものとする。 (2) くいの中心間隔は、くい頭部の直径の 2 倍以上とする。 (3) くいの直径(d)は、600mm 以下とする。 (4) くいの長さ(L)は、原則として 10m 以上かつ 10d 以上とする。ただし、くいの長さが 5m 以 上10m 未満の場合は、「4.5 許容支持力の低減」により許容支持力を低減する。 (5) 遠心力鉄筋コンクリート(RC)くい及び遠心力高強度プレストレストコンクリート(PHC) くいの長さ径比(L /d)は、それぞれ 90 及び 110 以下とする。 4.2 設計の基本的要件 (1) 調査の結果、透水性の大きな透水層がある場合や高い被圧水がある場合については、施工計画 を十分検討する。 (2) フーチング及び基礎梁等の設計においては、埋込みぐいの施工性を考慮し、くい心のずれを適 切に設定する。また、施工後に設定した値を上回った場合は、実況により補強の検討を行う。 (3) 地震力等の水平力によりくいに引抜き力が作用した場合に、その抵抗力としてくいの周面摩擦 力を見込むことができるのは洪積層に接する部分のみとする。この場合において、くい体、くい の接合部、くい頭の接合部等は引抜き力に対して十分な耐力を有していなければならない。 (4) ここに定めのない事項については、(財)日本建築センター「埋め込みぐい施工指針−セメント ミルク工法−」及び「基礎指針−2001」等によるものとする。
4.3 長期許容支持力 埋込みぐいの長期許容支持力は、次の(1)又は(2)に掲げる方法により求めた数値以下とする。 (1) 載荷試験を行う場合は、以下の①から③により得られる数値の最小値。 ① 載荷試験による降伏荷重の1/2 ② 載荷試験による極限荷重の1/3 ③ 表2−5 に掲げるくい体の長期許容耐力 (2) 載荷試験を行わない場合は、次の①及び②により得られる数値の最小値。 ① 次の(2−11)式又は(2−12)式により求めた地盤の長期許容支持力。ただし、やむを得ず 付近の地盤調査等を利用する場合は、原則として(2−12)式によるものとする。
Ra=1/3{200α・N ・Ap+(10Ns ・Ls/3+qu ・Lc /2)φ}・・・・・・・(2−11) Ra=1/3(200α・N ・Ap) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2−12) ② 表2−5 に掲げるくい体の長期許容耐力 4.4 短期許容支持力 埋込みぐいの短期許容支持力は、次の(1)又は(2)に掲げる方法により求めた数値以下とする。 (1) 載荷試験を行う場合は、次の①から③により得られる数値の最小値。 ① 載荷試験による降伏荷重 ② 載荷試験による極限荷重の2/3 ③ 表2−5 に掲げるくい体の短期許容耐力 (2) 載荷試験を行わない場合は、次の①及び②により得られる最小値。 ① 地盤の長期許容支持力の2 倍の値 ② 表2−5 に掲げるくい体の短期許容耐力 4.5 許容支持力の低減 (1) 支持地盤の層厚が十分でない場合は、下部の軟弱層の影響を考慮して「4.3 長期許容支持 力」及び「4.4 短期許容支持力」で求めた許容支持力を適切に低減する。 (2) くいの長さを 5m 以上 10m 未満とする場合、長さ 1m あたり 5%以上の値を低減する。 4.6 施工管理等 (1) くいは原則として支持層中に 1.0m 以上、かつ、くいの直径の 2 倍以上を埋め込み、根固め液
第5 場所打ちコンクリートぐい等 5.1 適用の範囲等 この取扱いは、次の(1)から(3)に該当する場所打ちコンクリートぐい等に適用する。なお、原則 として、設計径の最小値は700mm とする。 (1) アースドリル工法、リバースサーキュレーション工法又はオールケーシング工法による場所打 ちコンクリートぐいで、設計径が4 .0m 以下のもの。 (2) BH 工法又はミニアースドリル工法による場所打ちコンクリートぐいで、設計径が 1.5m 以下 のもの。 (3) 深礎で、設計径が 4 .0m 以下のもの。 5.2 設計の基本的要件 場所打ちコンクリートぐいの設計については、原則として次の各号によるものとする。 (1) くいの中心間隔(l)は以下による。この項において、d はくい頭部の直径で、D はくい先端 拡底部の直径とする。 〔一般のくい〕 l≧2d かつ l≧(d+1.0) 単位(m) 〔 拡底ぐい 〕 ≧(d+D) かつ ≧(D+1.0) 単位(m) l l (2) 基礎フーチングの外端からくいの表面までの距離は 20cm 以上とする。 (3) 鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、10cm 以上とする。 (4) くいのコンクリート全断面積に対する主筋の全断面積の割合は、0.4%以上とする。また、くい の上端から5d の部分については、地下階を有する場合を除き、0.6%以上とする。 (5) 帯筋の間隔は 30cm 以下とする。ただし、くいの上端 5d 以内の部分については 15cm 以下と する。 (6) 地震力等の水平力によりくいに引抜き力が作用した場合に、その抵抗力としてくいの周面摩擦 力を見込むことができるのは、原則として洪積層に接する部分のみとする。この場合において、 くい体、くいの接合部、くい頭の接合部等は引抜き力に対して十分な耐力を有していなければな らない。 (7) 深礎の先端拡底部は、立ち上がりを 50cm 以上とし、鉛直面に対する傾斜角を 30 度以下とす る。拡底部の傾斜面の土質が砂質土等の場合は、掘削時の安定に十分留意して傾斜角を設定する。
5.3 長期許容支持力 場所打ちコンクリートぐいの長期許容支持力は、次の(1)又は(2)に掲げる方法により求めた数値以 下とする。ただし、深礎の長期許容支持力は、「5.6 深礎工法の許容支持力」による。 (1) 載荷試験を行う場合は、次の①から③により得られる数値の最小値。 ① 載荷試験による降伏荷重の1/2 ② 載荷試験による極限荷重の1/3 ③ 表 2−7 に掲げる「長期許容圧縮応力度」に「くい体の最小断面積」を乗じて求めたくい体 の長期許容耐力 (2) 載荷試験を行わない場合は、以下の①及び②により得られる数値の最小値。 ① 次の(2−13)式又は(2−14)式により求めた地盤の長期許容支持力。ただし、やむを得ず 付近の地盤調査等を利用する場合は、原則として(2−14)式によるものとする。
Ra=1/3{150α・β・γ・λ・N ・Ap+(10Ns ・Ls /3+qu ・Lc /2)φ}−W ・・・・(2−13) Ra=1/3{150α・β・γ・λ・N ・Ap }−W ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2−14) ② 表 2−7 に掲げる「長期許容圧縮応力度」に「くい体の最小断面積」を乗じて求めたくい体 の長期許容耐力。 表2−7 コンクリートの許容応力度 長期許容応力度 (N/mm2) 短期許容応力度 (N/mm2) 許容応力度 コンク リートの打設状況 設計基準 強度 (N/mm2) 圧縮 せん断 付着 圧縮 せん断 付着 長さ径比に よる低減率 (%) 21 5.25 0.52 1.57 24 6.00 0.54 1.73 27 6.75 0.57 1.82 30 7.50 0.59 1.91 33 8.25 0.61 2.00 掘削時に水若しくは泥水を 使用しない方法によって打設 する場合又は強度、寸法及び形 状をくい体の打設の状況を考 慮した強度試験により確認で きる場合 36 9.00 0.63 2.09 21 4.66 0.46 1.40 24 5.33 0.53 1.60 長期 の 2 倍 長期の1.5 倍 L/d−60 (L/d≦60 は 低減なし)
5.4 短期許容支持力 場所打ちコンクリートぐいの短期許容支持力は、「5.3 長期許容支持力」で求めた長期許容支 持力の 2 倍以下の値とする。ただし、深礎の短期許容支持力については、「5.6 深礎工法の許 容支持力」による。 5.5 許容支持力の低減 (1) 中間層等に支持させる場合 支持地盤の層厚が十分でない場合は、下部の軟弱層の影響を考慮して「5.3 長期許容支持 力」、「5.4 短期許容支持力」又は「5.6 深礎工法の許容支持力」で求めた許容支持力を 適切に低減しなければならない。 (2) 隣地境界に近い場合 隣地境界からくいの外周面までの距離が1m 以内、かつくいの直径以内の場合で掘削される恐 れのある場合には、「5.3 長期許容支持力」、「5.4 短期許容支持力」又は「5.6 深礎 工法の許容支持力」で求めた許容支持力を10%程度低減すること。ただし、くいの長さ径比が掘 削のおそれのある地層の深さを引いてもなお10 以上であるときは、この限りではない。 5.6 深礎工法の許容支持力 深礎工法の許容支持力は、以下の(1)及び(2)により求めた数値の最小値とする。ただし、N値 50 未満の地盤に支持させる場合及びくい長が5m 未満の場合は別途検討が必要である。 (1) 表 2−8「深礎の許容支持力の上限値」に「くい体の最小断面積」を乗じて求めた許容支持力。 (2) 表 2−7 に掲げる「許容圧縮応力度」に「くい体の最小断面積」を乗じて求めたくい体の許容 耐力 表2−8 深礎の許容支持力(kN/m2)の上限値 長期 支持地盤 平板載荷試験を実施しない場合 平板載荷試験を実施する場合 短期 土丹、砂礫 1500 2000 砂 1000 1500 長期の2 倍 の数値
第6 異形摩擦ぐい 6.1 適用の範囲等 この取扱いにおける異形摩擦ぐいとは、くい体に三角形、多角形及び円形等の突起が設けられた 基礎ぐいを言い、主として地盤との摩擦力により支持させるものをいう。 (1) この取扱いの対象とする建築物の規模等は、原則として高さ 13m 以下かつ延べ面積 3000m2 以下で、建築物に作用する荷重が最下階の床面積1m2につき100kN 以下のものとする。ただし、 (財)日本建築センターの評定等を受けたくい(以下、「評定ぐい」と言う。)を用いる場合には、 原則として評定で定められた階数及び規模以下で、かつ、階数(地階を除く)5 以下とする。 (2) この取扱いの対象とする異形摩擦ぐいは、評定ぐい又は従来より用いられ施工実績のある良好 な品質の三角ぐい等(「6.4 くい体の品質の確認」により品質が確認された三角ぐい等)とす る。 6.2 構造計画の基本事項 構造計画にあたっては、原則として次の各号によるものとする。ただし、建築物に有害な不同沈 下等を生じさせないよう、地盤の性状及び建築物の構造に対応した検討を行った場合はこれを適用 しない。 (1) 平面及び立面の形状はなるべく整形なものとすること。 (2) 著しい荷重の偏在がないものとすること。 (3) 地中梁の剛性は上部構造の剛性に対して十分に高いものとすること。 (4) 塔状建築物に該当しないものとすること。 (5) くいはバランスよく配置し、その間隔は表 2−9 の異形摩擦ぐいの配置によること。 表2−9 異形摩擦ぐいの配置 くい長 4.0 ,5.0 ,5.4m 6.0m以上 くいの間隔 1.0m以上 1.1m以上
6.3 許容支持力等 (1) 長期許容支持力 異形摩擦ぐいの長期許容支持力は、シーリング工法並びにセメントミルク、生石灰等を用いる 埋込み工法による場合は、表2−10 による数値以下とする。 (2) 長尺ぐいの長期許容支持力 長さが8m を超え 12m 以下のくい(長尺ぐい)は載荷試験により支持力及び不同沈下等に関す る安全性を確認することとし、許容支持力は、表2−11 による数値以下とする。また、長尺ぐい に用いるくいは、原則として評定ぐいとする。 (3) 短期許容支持力 短期許容支持力は長期許容支持力の2 倍以下の数値とする。 (4) N (くいの周囲の地盤の実測N値の平均値)<1 の軟弱な地盤においては、載荷試験により支持 力及び不同沈下等に関する安全性を確認することとし、くいの周面積あたりの許容支持力は 9.0 (kN/m2)程度とする。 (5) 比較的地盤が良好な場合で、載荷試験により支持力及び不同沈下等に関する安全性を確認した 場合は、表2−10 の数値を超えて許容支持力を設定することができる。ただし、数値の設定にお いては、同種地盤における既往の載荷試験結果に基づき慎重に検討して定めること。 表2−10 長期許容支持力(kN) くいの長さ(m) 地盤の種別 土 質 4.0 5.0 5.4 6.0 7.0 8.0 N ≧10 砂、細砂 80 90 100 110 120 140 粘土質砂 60 70 80 90 100 120 10>N ≧1 砂質粘土 40 50 60 70 80 100 表2−11 長尺ぐいの長期許容支持力(kN) くいの長さ(m) 地盤の種別 土 質 9.0 10.0 11.0 12.0 N ≧10 砂、細砂 160 180 200 220 粘土質砂 140 150 170 180 10>N ≧1 砂質粘土 110 120 130 140
6.4 くい体の品質の確認 くい体の品質は次の各号により確認しなければならない。 (1) 工事監理者及び工事施工者は、くい体の品質について、製造者の発行する性能証明書等(図 2 −11)により確認し、必要に応じて強度、配筋状態、寸法形状等を試験を行い検査する。 (2) 性能証明書等は、くい体の強度、寸法、形状その他くい体の基本的な性能を証明できる内容を 記載したものとする。 (3) 設計者、工事監理者及び工事施工者は、くい体の製造者が行なっている品質管理・検査の状況 について調査し、建築主事等が必要と認めたときは、速やかに報告しなければならない。 (4) 工事監理者及び工事施工者は、くい工事にあたってくい体の状態を検査し、有害なひび割れそ の他の不具合を有するくいは使用しないものとする。 図2−11 くいの性能証明書等の例
品質保証書
商 品 名 : △△三角パイル 当社製品の △△三角パイル は、建設省・住・指 発245 号(S−53−11−7 改正)に記載の「振動詰め 鉄筋コンクリートぐい」に準じて製造され、別紙に 記載の如く各項目につき品質管理され、且つ社内規 格にも適合する製品である事を証明致します。 平成 年 月 日 製造工場 : △△工場 所在地 : △△県△△市△△7 番地 製品種別 : L=4.0m,5.4m,5.5m,6.0m,7.0m,8.0m △△コンクリート株式会社 代表取締役 ○ ○ ○ ○ 社 印 (注)上記「品質保証書」には、次項に掲げる試験成績表(例)が添付されている。△△三角パイル 試験成績表(例) 種 別 納 入 業 者 商 品 名 規 格 セメント ○○セメント(株) 普通ポルトランドセメント JIS−R−5210に適合 細骨材 (株)○○○○ コンクリート用砕砂 JIS−A−5004に適合 粗骨材 (日本工業規格表示工場) コンクリート用砕石(2005) JIS−A−5005に適合 骨 材 財団法人 建材試験センター,中央試験所(骨材のアルカリ性反応試験−化学法)を年3回実施 ○○○○電機製鋼(株) 鉄筋コンクリート用棒鋼 鉄 筋 ○○○○製鋼(株) SD−295A・D-16・D-13・D-10 JIS−G−3112に適合 鉄 線 ○○○○製鉄(株) 4.0mm なまし鉄線 JIS−R−3532に適合 ○○○○(株) ポゾリスNL−4000(一種) 混和材 ○○○○(株) FF-24(一種) JIS−A−6204に適合 主 要 資 材 脱 材 ○○○○(株) モールドコート −
強度 ロット(注1) No. No. No. No.
28日強度(標準養生) N/mm2 N/mm2 N/mm2 N/mm2 28日強度(杭体同等養生) N/mm2 N/mm2 N/mm2 N/mm2 圧 縮 強 度 脱型時強度(杭体同等養生) N/mm2 N/mm2 N/mm2 N/mm2 (注2) 規 格 供試体の作り方 JIS−A−1132,圧縮強度試験方法 JIS−A−1108 年 月 日 平成 年 月 日,上段は試験値を示す(ただし軸力は0),下段は計算値 強軸 ひび割れモーメント (26.4kN) 破壊曲げモーメント (37.4kN) 試験結果 弱軸 ひび割れモーメント (16.1kN) 破壊曲げモーメント (25.5kN) 試験体 配筋 3-D16,3-D10 コンクリート設計基準強度 40N/mm2 曲 げ 試 験 試験機関 財団法人建材試験センター,中央試験所 試験方法 JIS−A−5310
杭 種 強度 ロット(注1) No. No. No. No.
杭長 (±3%) m m m m 重量○○○N以上 N N N N L=4.0m 頭部径0.31m (-5mm+15mm) m m m m 杭長 (±3%) m m m m 重量○○○N以上 N N N N L=5.4m 頭部径0.31m (-5mm+15mm) m m m m 杭長 (±3%) m m m m 重量○○○N以上 N N N N L=6.0m 頭部径0.91m (-5mm+15mm) m m m m 杭長 (±3%) m m m m 重量○○○N以上 N N N N L=7.0m 頭部径0.33m (-5mm+15mm) m m m m 杭長 (±3%) m m m m 重量○○○N以上 N N N N L=8.0m 頭部径0.33m (-5mm+15mm) m m m m 塩分量測定計(モール法)により工場にて月1回測定 塩化物量の測定 試験方法 JASS5T−502(フレッシュコンクリート中の塩化物量の簡易試験方法) (注1) ロットの大きさは150m3 ,(注2) 圧縮強度は供試体3本の平均値
第7 くいに作用する負の摩擦力 7.1 適用の範囲等 この取扱いは、地盤沈下を生じている地域及び地盤沈下の可能性のある地域で、負の摩擦力を考 慮する必要がある地域内の建築物の基礎ぐいに適用する。 「負の摩擦力を考慮する必要がある地域」とは、沖積粘性土の下層面が地盤面下 15m 以深で以 下の①∼③を除く地域である。 ① 地盤沈下がほぼ停止した地域。 ② 地盤の層序が比較的一様で沖積層の沈下量が年々減少傾向にあり、最終測定年度で2cm/年以 下の地域 ③ 将来とも地下水のくみ上げによる地盤沈下を考慮する必要のない地域 7.2 適用する基準 設計にあたっては、「負の摩擦力を考慮したくいの設計指針(「技術基準解説書」5.2.4)」による ものとする。 第8 くいに作用する水平力 8.1 適用の範囲等 この取扱いは、構造計算を要する建築物の基礎ぐいに適用する。 8.2 適用する基準 設計にあたっては、「地震力に対する基礎指針」によるものとする。
8.3 その他の取扱い (1) 水平力及び鉛直力を受けるくいの応力度が、くい体の許容応力度を超えないように設計する。 (2) 水平力を受けるくいの設計は、原則として弾性支承梁としてのくいの解析(Y.L.Chang の解析) による。 (3) 水平力を受けるくいの検討にあたっては、βL による長いくい、短いくいの判別、くい頭の固 定度及びくい先端の境界条件等を適正に考慮すること。 (4) 水平力によるくいの変位が上部構造に有害な影響を及ぼさないようにすること。 (5) 地盤が液状化するおそれのある地層では、その影響を考慮して水平力に対する検討がなされて いること。 (6) 設計に採用する水平方向地盤反力係数の算出にあたっては、土質試験、水平載荷試験等の試験 に基づいて得た数値によることが望ましい。 (7) 埋め立て地、軟弱地盤等の負の摩擦力を考慮する必要がある地域において、建築物の建設後に 周囲地盤の沈下によりくいが露出するおそれのある場合には、露出部分は突出ぐいとして、水平 力によるくいの変位及び応力等の検討を行うものとする。
(4)地盤改良
第 1 地盤改良工法 改良された地盤(以下、「改良地盤」という。)に建築物の直接基礎を支持させる場合における地 盤改良工法は、原則として「第2 深層混合処理工法」又は「第3 浅層混合処理工法」とする。そ の他の工法による場合は、建築物の要求性能や当該工法の使用実績、改良地盤の耐久性等を考慮し て個々に判断することとする。 第2 深層混合処理工法 2.1 適用の範囲 原地盤にセメント系固化材をスラリーとして添加し、機械により攪拌混合する深層混合処理工法 によって地盤改良を行い、改良地盤を建築物の直接基礎の支持地盤とする場合に適用する。 2.2 敷地・地盤条件 (1) 改良する原地盤は、砂質地盤、粘性土地盤、ローム層地盤等とし、埋め立て地盤、ゴミ地盤 及び腐食土等の特殊な地盤や地震時に液状化のおそれのある地盤であってはならない。 (2) 改良地盤の下部にある地盤(以下「下部地盤」という。)は、原則として、建築物を支持する ため沈下や液状化等のおそれがない良質な地盤であり、著しく傾斜していない(傾斜角20°程 度以下)こと。 2.3 建築物の規模 高さが31m以下の建築物で、かつ当該建築物の基礎に作用する長期荷重が基礎スラブ底面におい て300kN/m2以下の建築物に適用する。 2.4 品質管理上の施工実績の有無 品質管理については、以下の(1)及び(2)の条件を満たす場合は品質管理上の施工実績を有するも のとし、それ以外の場合は施工実績が不足するものとして本取扱いを適用する。 (1) 現場強度から設計強度を推定することができる。 現場強度と設計強度のバラツキ(変動係数)を評価するための一定のサンプル数(25 個以上) があり、統計上の強度分布が正規分布であることの確認がされている。2.5 設計のフロー 建築物の規模 下部地盤が「良質な地盤」 改良体の設計基準強度の設定(≦1500kN/m2) 鉛直支持力の検討 常時及び中地震時の水平支持力の検討 H/B(塔状比)≦4 高さが20m 以下の建築物 高さが20m を超え 31m 以下の建築物 高さが31m を超える 建築物 設計者判断 設計者判断 任意の技術評定 (1) 割り増した大地震時の検討 (2) 偏土圧を受ける場合の検討 (3) その他の検討 (1) 大地震時の検討 (2) 偏土圧を受ける場合の検討 (3) その他の検討 No (ただし、H/B≦6) Yes No Yes 300kN/m2以下 改良体の形式 施工実績有 施工実績無 地盤改良指針に 準拠した改良体形式 ブロック形式 改良幅(b)≧基礎幅 改良長(Lc)≦5m かつLc/b≦3 品質管理上の施工実績無 (小規模な建築物) 改良体間隔1.5D 以下(単独可) 改良幅(b)≧基礎幅 改良長(Lc)≦5m かつ Lc/b≦5 基礎形式の変更 300kN/m2超 基礎に作用する長期荷重 法第6 条第1 項第2・3 号建築物 法第6 条第 1 項 第2・3 号建築物以外 構造計算不要 END START
2.6 品質管理上の施工実績が不足する場合の改良形式等 品質管理上の施工実績が不足する場合にあっては、原則として改良形式、改良幅及び改良長は次 の事項を満足すること (1) 改良形式 改良形式はブロック形式とし、改良コラムは相互に重ねて一体となるように改良をする。 (2) 改良幅(b) 改良幅は基礎幅以上とする。 (3) 改良長(Lc) 改良長は、基礎下を全面改良した場合にあってはLc /b≦3 かつ 5m 以下とし、基礎下に未改良 部分を残した場合は、Lc /b≦2.5 かつ 3m 以下とする。 2.7 改良体の設計基準強度 改良体の設計基準強度は、改良体の一軸圧縮強さを基本とし、その値は原則として 1500kN/m2 以下とする。また、改良体の設計基準強度は、室内配合試験、現場施工試験、既存の資料等から実 績を考慮して適切な値を設定すること。 2.8 鉛直支持力の検討 鉛直荷重に対し、以下のとおりとする。 (1) 基礎スラブ底面における設計用接地圧が改良地盤の許容鉛直支持力度以下であること。 (2) 基礎スラブ底面に作用する荷重により改良体に生じる圧縮応力度が、改良体の許容圧縮応力 度以下であること。 (3) 長期荷重に対して、改良体に引張り応力が生じないこと。 2.9 常時及び中地震時の水平支持力の検討 偏土圧及び中地震時の外力に対して、改良体を以下のとおりとする。 (1) 改良体に生じる圧縮応力度及び引張り応力度が、改良体の許容圧縮応力度及び許容引張り応 力度以下であること。 (2) 改良体頭部に生じるせん断応力度が、改良体の許容せん断応力度以下であること。 (3) 改良体が、中地震時の外力に対して、有害な残留変形を起こさないこと。
2.10 大地震時の検討 塔状建築物(H/B>4)及び高さが 20m を超える建築物は、地震動を適切に評価し、大地震時の 外力に対して、以下の検討を行う。また、その他の建築物にあっても、大地震時の検討を行うこ とが望ましい。 (1) 改良体が転倒しないこと (2) 改良体に生じるせん断応力が改良体のせん断強度を超えないこと (3) 改良体底面が滑動しないこと 2.11 偏土圧を受ける場合の検討 建築物あるいは改良地盤が偏土圧を受ける場合には、以下の検討を必要に応じて行う。 (1) 改良地盤底面が滑動しないこと (2) 改良体間原地盤が抜出さないこと (3) 改良地盤底面における地盤反力が下部地盤の許容鉛直支持力を超えないこと。 2.12 その他の検討 スベリ破壊及び沈下の検討を、必要に応じて行う。 2.13 斜面地等における設計上の留意事項 斜面地や擁壁等が近接している場所で地盤改良を行う場合は、改良地盤が周辺地盤の効果を期待 できないおそれがあるので十分な検討が必要である。 2.14 限界耐力計算 上部構造を令第86 条の 6 及び平 12 建告第 1457 号の限界耐力計算による場合の地盤増幅率(Gs) の算定については、同告示第7 第二号により算定する。 2.15 品質管理 (A) 調査・試験 施工に先立ち、現場周辺の環境調査、現場の施工環境調査等の事前調査を実施するとともに、標 準貫入試験等の地盤調査を行う。
(B) 配合管理 配合強度は、同一の配合量において発現強度が最も小さい地層を設計対象層とし、以下により 設定すること。また、原則として、配合条件を決定するために配合試験を実施するものとする。 (1) 設計基準強度の 2 倍(2.0Fc)以上の設定とすること。ただし、品質管理上の施工実績が不足 する場合は2.5 倍(2.5Fc)以上の設定とする。 (2) 品質管理上の施工実績を有する場合は、上記(1)によらず次式とすることができる。 Xf =αt・Fc Xf:配合強度(kN/m2) αt:割増係数(変動係数Vd及び抜取ヵ所数を基に、合格率を80%又は 95%とするため の割増係数) Fc:設計基準強度(kN/m2) (C) 改良体の連続性の調査 改良体の連続性を、コア採取率(サンプラーの掘進長に対する採取されたコアの固化部分の割 合)により調査する。連続性の判定は、全長に対しては砂質土で95%以上、粘性土、ローム、有 機質土及び高有機質土で90%以上のコア採取率、かつ、1m 当たりに対してはそれぞれ 5%を減じ た値以上のコア採取率の確認により行う。 なお、コア採取率による調査は、検査対象群毎にボーリングコアを1ヶ所以上行うものとする。 (D) 合格判定 合格の判定は、次のいずれかの方法により、検査対象群ごとに行うものとする。ただし、品質 管理上の施工実績が不足する場合は、(1)又は(3)によるものとする。 (1) 簡便に合格の判定を行う方法 (2−15)式及び(2−16)式を満足することを確認する。 N X ≧XL=2.0 Fc(品質管理上の施工実績が不足する場合は2.5 Fc)・・・(2−15) Xi≧Fc ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2−16) (2) 改良体の品質のバラツキが把握されている場合の「検査手法 A」による方法 (2−17)式を満足することを確認する。 N X ≧XL=Fc+ka・δd ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2−17) (3) 改良体の品質のバラツキが想定できない場合の「検査手法 B」による方法
(E) 抜取検査における補足 抜取検査は、以下の事項に留意して実施する。 (1) 頭部コアの採取径は50 から 100mm が一般的であるが、75mm 程度が望ましい。 (2) ボーリングコアの採取径は50 から 100mm が一般的であるが、100mm 程度が望ましい。 (3) コアの採取位置は、原則として図2−13 による。 (4) 検査手法 B を適用する場合のコアの採取位置は、検査対象層内の平面方向、深度方向におい て偏ることがないようにすること。また、頭部コアとボーリングコアの関係についても同様とす る。 (5) 合格判定に使用するコア強度の材令は28 日とする。 (6) 28 日以前に採取したコアの養生条件は 20℃±3℃の湿空養生とする。 (7) 一軸圧縮試験は原則として、「土の一軸圧縮試験方法(JIS A 1216)」又は「コンクリートの圧 縮強度試験方法(JIS A 1108)」に準じて行う。 (8) 28 日コアの一軸圧縮試験は、原則として公的試験機関によること。 検査対象群 粘性土 有機質土 頭部コア 頭部コア ボーリングコア ボーリングコア 砂質土 検査対象層 検査対象層 検査対象層 (設計対象層) (設計対象層) 1調査ヶ所 (1m当りコア供試体 検査対象層 3個を目安とする) 図2−13 コア採取位置 検査対象群
第3 浅層混合処理工法 3.1 適用の範囲等 本取扱いは、建築物の直接基礎の支持地盤として使用する浅層混合処理工法について規定し、適 用の範囲等については以下のとおりとする。 (1) 小規模建築物の支持地盤として使用するものとする。 (2) 改良地盤の下には十分な支持層があること。 (3) 建築物の基礎下を全面改良すること。 (4) 原地盤にセメント系固化材を用いる工法であること。 (5) 施工は「原位置混合方式」と「粉体方式」の組み合わせとし、改良深さは 2 層以上に分けて 改良することを条件として原則2m 程度までとする。 3.2 改良地盤の設計基準強度 浅層改良による改良地盤の設計基準強度は以下のとおりとする。 (1) 改良地盤の設計基準強度は、一軸圧縮強さを基本とする。 (2) 改良地盤の設計基準強度は、強度のバラツキを考慮して、室内配合試験、現場施工試験、既 存の資料等から適切な値を設定する。 3.3 鉛直支持力度の検討 鉛直支持力度は以下を満足するものとする。 (1) 基礎スラブ底面に作用する最大接地圧が、改良地盤の許容支持力度を超えないこと。 (2) 下部地盤に作用する最大接地圧が、下部地盤の許容支持力度を超えないこと。 3.4 室内配合強度 室内配合強度X1は、地盤条件、施工条件等を考慮して以下の式によることを原則とする。 Xl=quf /d1 3.5 合格判定 改良地盤の品質検査は任意に選定した位置において検査を行う。検査結果の合格判定は以下の式 によるものとする。なお、品質検査における検査区は建築物規模、改良規模、地盤条件、施工条件