オープンイノベーション新時代
ネットワークで
推
進
一般財団法人 バイオインダストリー協会
Create the future
Mission
1 政策提言・政策対話 Policy Proposal and Dialogues 2 先端バイオ情報提供 Science Agora of the Information on Advanced Biotechnology 3 オープンイノベーション推進 Open Innovation by Grobal Network BioJapan2011 World Business Forum
バイオベンチャー&バイオクラスター支援 4 国際ネットワーク
International Network 5 発展基盤の整備
Establish the Infrastructure of Bioindustry Ⅰ 法規情報提供 Ⅱ 生物資源対策・開発途上国協力 Ⅲ 知的財産 Ⅳ 人材育成 Ⅴ 研究奨励
3
4
6
10
16
18
JBA Activity Report
2012
contents
代表理事 理事長永山 治
中外製薬 ㈱ 代表取締役会長 業務執行理事 専務理事塚本芳昭
元東京工業大学教授 元四国経済産業局長 1942 年設立の「酒精協会」が前身。財団法人発酵工業協会を経て 1987 年より財団法 人バイオインダストリー協会(Japan Bioindustry Association : JBA)と改称。 2011 年 4 月に公益法人制度改革法に基づき、一般財団法人バイオインダストリー協会 として移行・登記。 会員:企業会員 195 社(医薬・医療、食品、化学、化粧品、機械・機器) 公共会員 92 組織 個人会員 800 人(大学・企業研究者) 予算:5.0 億円(2012 年) 協会概要 20 世紀後半、分子生物学を基礎とした遺伝子のクローニングなどバイオテクノ ロジーの確立に伴って、新しいバイオ産業の勃興が期待されましたが、現実には必 ずしもその期待に応えるような大きな産業の流れにはなりませんでした。そもそも 新しい学問が新しい産業に結びつくには相当のタイムラグがあるのが一般的です が、この場合はあまりにも期待が先行したために、一部では逆にその熱意が失われ たのも事実でした。しかし、私の個人的意見ではありますが、21 世紀に入り、更 に 10 年以上を経た現在、ようやくバイオテクノロジーを基礎とした新しいバイオ 産業が発展する段階に、実際に、我々は入りつつあると思われます。 特に、生体内の分子反応の知識を生かした新しい医薬品の創出、個人個人の遺伝 的背景に基づいたより適切な医薬の投与、遺伝子組み換え、あるいはマーカー選抜 を基本とした新しい育種法による農業用植物の創造など、既にその成果が出ている ものも数多くみられます。更には環境問題への切り札としてバイオ燃料の開発など、 ようやくバイオ産業が一産業として離陸しようとしていることは明らかです。 幸いにして我が国は、発酵工業、高度な育種技術など、これらの新しいバイオ産 業の基礎となる技術が既に確立されています。従って、今後、予想される世界的な この分野での競争にも充分太刀打ちできると考えられますが、一方、アメリカなど の先進国と並んで、中国など新興国のこの分野への挑戦もあり、我が国のバイオ産 業にとって、今後の状況は必ずしも楽観は許されないと思われます。このような時 を迎えて JBA の役割は、今後ますます重要になるものと思われ、そのために私は 会長として微力を尽くす決心を新たにしているところです。 一般財団法人バイオインダストリー協会 代表理事 会長 大石道夫 代表理事 会長大石道夫
東京大学名誉教授 かずさDNA研究所理事長Mission
JBA は健康・環境・食料の分野で
バイオインダストリーと関連産業の発展に貢献します。
人類共通の課題解決のために、日本の高いバイオ基礎研究の成 果をスピーディーに活用する施策が必要です。したがって、成 果の活用を促進するために、科学をベースとした規制の見直し や産学政官の協同による戦略の推進など政策の提言が 1 つの重 要な活動です。 また、地球規模の問題である 気候変動、生物多様性などに関連 する諸課題の解決を目指した世界各国のバイオ関連団体との協 働体制も重要です。 サイエンスの発展は日々加速しており、産業化を促進するには オープンイノベーションが不可欠です。バイオベンチャーの育 成、バイオクラスターの形成促進のためにバイオジャパンを開 催しています。 JBA はこれらの活動に加え、バイオインダストリー発展の基盤 を整備することにより人々の暮らしの向上に貢献します。5
つの
action
政策提言、政策対話1
先端バイオ情報提供 シーズ発掘・産業化2
オープンイノベーション推進3
バイオインダストリー発展の 基盤整備5
国際ネットワーク形成、 国際的枠組みつくり4
「ライフ分野の新産業創出に向けた研究開発戦略・バ イオ産業政策と課題」に関するセミナー(2011.4.11) 「バイオ新産業(バイオ創薬・医療機器、再生医療等、 及び環境産業)創出に向けたバイオイ ノベーションの推進政策とその課題」 経済産業省製造産業局 荒木由季子(生 物化学産業課長) 「健康・環境に貢献するライフサイエ ンス研究戦略と産学連携」 産業技術総 合研究所ライフサイエンス分野研究統括 湯元 昇(理事) 「生物兵器禁止条約(BWC)と産業 界への係り」に関するセミナー
Policy Proposal and Dialogues
政策提言・政策対話
JBA は会員企業、大学、政府と協力してバイオ技術と産業の健全な発展に向けて さまざまな政策への提言、対話を行っています。 バイオの科学技術政策と産業政策への効果的提言を行うため に産業界の意見集約を日本バイオ産業人会議* 活動に協力し て行なっています。 また、パブリックコメント の発信、省 庁の政策立案責任者からの政策情報セミナーの企画、バイオ ジャパンにおけるセミナー企画等を通じて、意見集約と対話、 発信に努めています。1
*日本バイオ産業人会議 (JABEX) 1999 年 6 月に設立。現 在の会員数は 56 名。日 本の広範なバイオ産業の 代表者が結集し、バイオ 産業の健全な発展のた め、バイオ産業が抱える 課題解決に取り組み、提 言し、行動しています。 政策への反映 ← 政権内閣 意見集約 ビジネス環境 研究環境 整備・改善 パブリックコメント 発信JBA & JABEX
会員企業
学界 提言実績 -1
2010 年 6 月に閣議決定された「新成長戦略」と 2011 年8月に閣議決定された「第 4 期科学技術基本政策」 では、成長の柱として2大イノベーション(グリーン、ライフ)の推進が挙げられています。オープンイノ ベーションの推進は新たな技術や成長産業創出に繋がる重要な政策と考えられます。JBA ではこれらの 科学技術政策 ・ バイオ成長戦略に関する政策情報を各省庁の政策立案責任者から直接お話いただき、意 見交換するセミナーを企画しました。2011 年度は、8回実施しました。 action (2011.5.26) 「生物兵器禁止条約をめぐる最近の状況」 外務省軍縮不拡散・科学部 今給黎 学(生 物・化学兵器禁止条約室長) 「世界の Biosecurity の考え方、取り組 み事例と課題」 (独)科学技術振興機構社会 技術開発センター 古川勝久(フェロー) 「医療イノベーションの推進に向 けた政策と課題」に関するセミナー (2011.6.2) 「医療イノベーションの推進に向けた政 策と課題」 内閣府医療イノベーション推 進室 八山幸司(企画官)1.
2.
3.
今給黎 学 氏 古川勝久 氏 荒木由季子 氏 湯元 昇 氏 八山幸司 氏「包括的経済連携を進める上での日本 の農林水産業政策現状と課題」 農林水 産省大臣官房政策 大坪正人(主席企画官) 「海外バイオの先端研究・技術開 発と政策課題」に関するセミナー (2011.9.22) 「海外における先端バイオ(GMO)の研 究・技術開発の現状とその政策課題」 茨城大学農学部地域環境学科 立川雅司 (教授) 「先端バイオの技術革新による食料生 産、環境・エネルギー等の利活用の 現状、その社会的課題の克服と貢献」 遺伝子組換え牧草(RRA)をめぐる訴 訟ー経過・展望・教訓ー 宮城大学食産業 学部フードビジネス学科 三石誠司(教授) 「農林漁業の6次産業化のとりす すめと課題」に関するセミナー (2012.1.11) 「農林漁業・農山漁村の成長産業化」 農林水産省食料産業局 新井ゆたか(元 産業連携課長) 「大阪府をはじめとする近畿管内の6 次産業化の取組について ∼6次産業 化プランナーの活動を通じて∼」 6 次産業化プランナー 下田佳男(志門特 許商標事務所所長) 「アカデミア創薬における商業化ギャッ プへの政策と課題」 内閣府医療イノベー ション推進室 岡本光弘(企画官) 「医薬品・医療機器・再生医療に おける審査の現状と課題」に関す るセミナー(2011.8.2) 「医薬品・医療機器の審査における現 状と課題」 (独)医薬品医療機器総合機構 重藤和弘(審議役) 「再生医療の審査における現状と課題」 (独)医薬品医療機器総合機構 三宅真二 (上席審議役) 「バイオマスの活用における現状 と課題」に関するセミナー (2011.8.5) 「バイオマスの活用推進政策における 現状と課題」 農林水産省大臣官房 西郷 正道(元バイオマス政策課長) 「藻類バイオ燃料の現状と課題」 筑波 大学大学院生命環境科学研究科 渡邉 信 (教授) 「包括的経済連携・TPP と新緑の 革命、農林水産政策」に関するセ ミナー(2011.9.1) 「我が国の経済連携の現状」 農林水産省 大臣官房国際部 野澤 聡(課長補佐) ① 「平成 23 年度科学・技術重要施策アクション・プ ラン(案)」に関する意見書提出 1)グリーンイノベーション(資源・炭素循環型社会実現) ・再生可能エネルギーの革新的技術開発と新産業の創出 ・ バイオマス・バイオケミカルズ技術開発 2)ライフイノベーション(健康大国実現、ライフサイエ ンス新産業創出) ・ 革新的診断・治療法の開発、再生医療、創薬・医療機 器開発 ・ ゲノムコホート研究と医療情報の統合による予防法開発 3)ライフ&グリーンイノベーション(食料生産) ・価値の高い地域農産物を育成・ブランド化、地域活性化 ・最先端作物育種技術の早期 実用化 4)科学技術アクションプランに対する意見 ・ 出口を見据えたオープンイノベーションを促進する ための新たな科学技術の総合戦略を策定する ② 北海道農政部「北海道遺伝子組換え作物の栽培等に よる交雑等の防止に関する条例」及び「遺伝子組換 え作物の栽培等による交雑等防止措置基準」に関す る意見書提出 1)開放系一般栽培の場合、許可制を届け出制に改定する、 又は廃止する。 2)交雑防止のために隔離すべき距離は GM 条例・知事告示 の安全率2を廃止して、農林水産省が独立行政法人の 試験栽培のために、第一種使用規程として定めた隔離 距離とする。 北海道は日本における重要な農業、食糧の生産・供給基地 であり、日本が世界に誇る高い植物バイオ技術(遺伝子組 換え技術(GM)等)の活用で、北海道の農業、産業の振興 を図り、日本・世界に貢献していただきたい。
実績 -2 政府政策に対するパブリックコメント表明
4.
7.
5.
8.
6.
三宅真二 氏 岡本光弘 氏 西郷正道 氏 重藤和弘 氏 渡邉 信 氏 野澤 聡 氏 三石誠司 氏 大坪正人 氏 新井ゆたか 氏 立川雅司 氏 下田佳男 氏国内外における バイオ最先端技術情報の収集、最新開発動向の 調査、新規産業につながる技術シーズの発掘を行い、講演会、セ ミナー等を通して、会員内での共有化を行っています。さらに、 産官学の協力の下に展開すべきプロジェクトコンセプトの提案 を視野に入れた活動を行っています。 2011 年度は各研究会の講演会、 セミナー、勉強会、見学会を合計 65 回開催し、238 講演(対前年 比 1.26 倍)、3718 名の方にご参 加いただきました。内容は、医薬・ 医療が最も多く、次いで環境・も のづくり、食品関連と基盤研究が ほぼ同数でした。 講演テーマは、会員各位の提案を もとに、時機を逸しない内容に なることを念頭に選択し、震災へ の対応や復興を目指したテーマも 多く取り入れました。大学発セミ ナーの充実、文部科学省の研究プ ロジェクト成果の実用化推進に役 立つ情報提供や、公的共用施設の 活用促進に向けた実地体験型セミ ナーも充実させました。
Science Agora of the Information
on Advanced Biotechnology
先端バイオ情報提供
JBA は会員企業、大学、政府と協力して バイオ技術と産業の新しい技術情報の提供、シーズ発掘、産業化に取り組んでいます。2
実 績
action 公募 ← 官庁 先端バイオ 技術情報 国家プロジェクト 提案 会員相互の共同研究開発 アライアンス JBA セミナー・勉強会会員企業
学界
産学官連携 研究プロジェクト推進環境
モノづくり
医療
医薬
食糧
健食
基盤
技術
先端バイオ技術
情報の提供
未来へのバイオ技術勉強会
アルコールバイオマス研究会
発酵と代謝研究会
バイオロジカルズ研究会
大学発選り抜きバイオセミナー
バイオエンジニアリング研究会
新資源生物変換研究会
糖鎖産業技術フォーラム
「日本再生アクションプラン・案」 日本「再創造」−プラチナ社会の 実現に向けてー(2011.6.16) 鉄鋼会館 参加者:67 名 三菱総合研究所理事長 前東京 大学総長 小宮山 宏(写真) 先端技術情報部会講演会 バイオロジカルズ(タンパク医薬)製造技術研究会 バイオエンジニアリング研究会講演会 第 23 回(2011.10.28) 参加者:89 名 「第 22 回欧州動物細胞工学会(ESACT2011 ウイーン)」 徳島 大学 大政健史
「"PREP 2011" 24th Intl. Symp., on Preparative and Process Chromatography(Boston)」 山口大学 山本修一 「バイオ医薬品のウイルス安全性について」 国立医薬品食品 衛生研究所 遊佐敬介 「フィルターによるウイルス除去」 旭化成メディカル㈱ 高原昌靖 「血漿分画製剤におけるウイルス不活化」 ㈱ベネシス、酪農 学園大学 柚木幹弘 パネル ファシリテーター:(独)産総研 本田真也 「ワクチン製造に関する最新のバイオエンジニアリング」 (2012.1.20) 東京大学工学部講堂 参加者:134 名 「ワクチン製造のレギュレーションと細胞培養法によるワクチン 生産の世界および日本の動向」 国立感染症研究所 板村繁之 「種々のワクチン製造プロセス」 ㈱ IHI プラントエンジニアリ ング 菅谷和夫 「細胞培養法によるワクチン生産プロセス 1∼ CHO 細胞培養 から細胞培養のポイントについて考える」 徳島大学 大政健史 「細胞培養法によるワクチン生産プロセス2∼マイクロキャ リアー培養法について」 (一財)化血研 菊池研 西山清人 「細胞培養法によるワクチン生産プロセス3∼昆虫細胞を用 2011年度 先端技術情報部会セミナー実績 講演者所属 講演内容の分野 238 講演 医薬 ・ 医療 44.1% 環境・ものづくり 29.0% 基礎 ・ 基盤 16.0% 食料 ・ 健康食品 10.9% 講演会、セミナー、勉強会、見学会:計 65 回開催 総演題数:238 演題、聴講者数:3718 名 【2011 年 5 月∼ 2012 年 3 月 25 日】 講師の所属 学界 61.3% 官庁 23.5% 企業 15.2% 0 10 20 30 40 50 60 70 80 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 2008 2009 2010 2011 32 39 46 65 1300 2599 3408 3718 参 加 人 数 イ ベ ン ト 数 年度 演題分野 演題分 演題分題分題分野野野 基礎・基盤 16.0% 環境・ ものづくり 29.0% 医薬医療 44.1% 食糧・健食 10.9% 講演者演者者所所属所属 官 23.5% 産 15.2% 学61.3% いたウイルス様粒子ワクチンの生産∼」 神戸大院 山地秀樹 「ワクチンの精製プロセスについて∼課題とソリューション∼」 GE ヘルスケア・ジャパン㈱ 福澤時秀 「ワクチン製造プロセス開発に関する改訂無菌操作法指針の 要件」 ザルトリウス・ステディム・ジャパン㈱ 原芳 明 「ワクチン製造各工程におけるシングルユーステクノロジー について」 メルク㈱ 元木公秀 アルコール ・ バイオマス研究会講演会 「バイオマス研究が日本を元気にする∼キーワードは「糖化 技術」とサステイナブルエネルギー∼」(2012.2.1) 東京大学 農学部弥生講堂 参加者:114 名 「世界におけるバイオエタノールの利用状況」 ㈱三井物産戦 略研究所 宇野博志 「国内の稲わらをはじめとするソフトセルロース収集につい て」 東京大院 芋生憲司 「担子菌による CBP バイオエタノール変換技術の開発」 食総研 金子 哲 「草本系バイオマスからのエタノール一貫生産技術開発」 バイオエタノール革新技術研究組合 三橋秀一 「北海道でのバイオエタノール製造・販売への取り組み−事 例報告」 北海道バイオエタノール㈱ 高木清隆 「世界に広がるサケマーケット! 日本人以外に好かれる日本 酒」 きた産業 喜多常夫 発酵と代謝研究会講演会 「酵母で拓く復興への道」 (2012.2.29) 参加者:79 名 協賛:日本生物工学会 「ストレス応答における mRNA fl ux と翻訳制御」 京都工芸 繊維大院 井沢真吾 「パン酵母の高次元表現型データからわかること」 東大院 大矢禎一 「ミトコンドリアをターゲットとした清酒酵母の育種とその 実用化」 佐賀大学 北垣浩志 「出芽酵母におけるゲノムのワードプロセッシング技術の開
Science Agora of the Information on Advanced Biotechnology
先端バイオ情報提供
2
大学発・選り抜きバイオセミナー 未来へのバイオ技術 勉強会 京都大学発・新技術セミナー第 2 回(2011.8.4) 京都大学 東京オフィス(品川) 参加者:152 名 「福島県下の土壌汚染の現地調査と合理的な放射性核種除染 手法の検討」 京都大学生存圏研究所 上田義勝 「土壌中におけるセシウムの挙動」 京都大学地球環境学堂 渡邉哲弘 「京都大学のサイエンスの世界と社会貢献」 京都大学産官学 連携本部 井上國世 「環境中放射性物質の各種吸着材を用いた収着特性∼天然鉱 物および下水処理活性汚泥を中心として∼」 京都大学原子炉 実験所 福谷 哲 「産学官連携による放射線蛍光プラスチックの開発∼安価で 高性能な探知機から癌診断装置まで」 京都大学 原子炉実験所 中村秀仁 ■ 文部科学省革新的細胞解析研究プログラム「セルイノベー ション」勉強会 第 1 回 セルイノベーションと現代疾患 「神経細胞機能に着目した、ミトコンドリア呼吸鎖異常を起 こす遺伝子変異の系統的な探索」 埼玉医科大学 岡崎康司 「網羅的スプライシング暗号解析に基づく RNA 病の解明と 治療技術の探索」 京都大院 萩原正敏 「肺がん原因遺伝子の発見と治療への展開」 自治医科大学 間野博行 ■ 第2回 セルイノベーションデータ解析拠点における研究 動向 「セルイノベーションの全体像」 東京大院 菅野純夫 「データ解析拠点の構築と情報研究開発」 国立遺伝学研究所 五條堀 孝 「オミックス統合解析による高精度センシング技術の開発お よび、イメージ解析のアノテーション DB 構築への対応」 (独)理研 豊田哲郎 ■第3回 セルイノベーションの次世代シーケンサー拠点 (独)理研 横浜研 中央棟 C212 「セルイノベーションの次世代シーケンサー拠点」 林崎良英 「次世代シーケンサーとシーケンス拠点」 (独)理研 河合 純 「シーケンスライブラリを作製する自動化技術(一分子シーケ ンサーのための CAGE ライブラリ)」 (独)理研 伊藤昌可 ■ 第4回 セルイノベーションにおける革新的研究 「次世代シーケンサーによる性ホルモン標的分子の探索とそ のがんにおける役割」 東京大院 井上 聡 「簡便な作成と安定発現が可能となった FRET バイオセン サーは何をもたらすか?」 京都大院 松田道行 「初期発生における雌雄染色体動態制御」 東京大学 白髭克彦 ■ 文部科学省委託事業「ターゲットタンパク研究プログラム」 勉強会 第3回 復興への鍵を握る食品、環境への産業応用 オーガナイザー:明治大 中島春紫 「花咲かホルモン(フロリゲン)を利用して植物を改造する」 奈良先端大学 島本 功 「新規炭酸固定系を構成する酵素群の構造機能解析と機能改良」 京大院 跡見晴幸、立命館大学 今中忠行、京大院 三木邦夫 「乾燥耐性作物の育種をめざして」 東京大院 田之倉 優 「微生物由来多糖分解酵素の構造と機能」 京都大学 橋本 渉、 三上文三、村田幸作 ■ 第 4 回∼東京大学創薬オープンイノベーションセンター 見学と講演会 ∼大規模化合物ライブラリーをオールジャパ ンの創薬研究に生かす! オーガナイザー:長崎大院 植田弘師 「アカデミア創薬研究の幕開け」 東京大院 長野哲雄 「核酸およびレドックス調節パスウェイを標的とする抗寄生 虫薬の開発」 京都工芸繊大院 原田繁春 「創薬イノベーションセンター利用説明」 東京大学 小島宏建 ■ 第 5 回 高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究 所見学と講演会 構造生物学研究の解析拠点はここだ! 「高難度タンパク質をターゲットとした構造生物学の現状と 展望」 物質構造科学研究所 若槻壮市 「抗マラリア新薬の開発を目指して」 昭和大学 田中信忠 ■ 第 6 回(独)理研 横浜研 NMR 施設 見学と講演会∼生命シ ステムの解明から創薬シーズの提案まで∼ 「生命システムの解明から産業応用まで」(独)理研 横山茂之 「無細胞タンパク質合成システムを用いた超分子複合体(V1 -ATPase)の発現精製と構造解析」 千葉大院 村田武士 「NMR 施設の外部解放事業の利用方法について」(独)理研 手嶋 孝 新資源生物変換研究会シンポジウム 「セルロソームとセルラーゼの新たな展開: シュガー・プ ラットフォーム の構築に向けたクロストリジウム」 (2012.3.25) 京都女子大学 参加者:108 名 「セルロース系バイオマスの酵素糖化をどのようして効率化 するか」 東大院 鮫島正浩 「セルロソーム研究の基礎から応用:Clostridium thermo-cellum」 JIRCAS 小杉昭彦 「セルロソーム研究の基礎と応用:Clostridium cellulolyticum」 CNRS Henri-Pierre Fierobe 「セルロソーム研究の基礎と応用:Clostridium cellulovorans」 三重大院 田丸 浩 「セルロソーム形成機構解明への新手法の展開」 京大院 植田充美 発と応用−微生物育種工学のパラダイムシフト−」 大阪大院 原島 俊 「分裂酵母ミニマムゲノムファクトリーを用いた組換えタンパク 質生産システムの改良とその応用展開」 旭硝子㈱ 東田英毅 「おいしさの鍵を握 るビール酵母の尽 きせぬ魅力」キリン ビール㈱ 善本裕之 「異文化との衝突に よる洗練∼世界に 広げる日本酒大吟 醸の魅力」 旭酒造㈱ 櫻井博志 交流会■ 第 39 回(2011.5.31) メタボロミクス オーガナイザー:福崎英一郎(大阪大院) 大阪大学工学研究科サントリーメモリアルホール 「メタボロミクスで描くバイオ産業の未来」 ヒューマン・メ タボローム・テクノロジーズ㈱ 大橋由明 「CE-MS メタボロミクスが解き明かす生命科学」 慶應大学 曽我朋義 「メタボリックプロファイリングの精密表現型解析への応 用」 大阪大院 福崎英一郎 ラボ・ツアー(大阪大学福崎研究室) ■ 第 41 回(2011.6.23) バイオで浄化∼大気・水・土壌を 植物・膜・光合成細菌で浄化する 「環境浄化植物「サンパチェンス」の 浄化能力と実践、および機能性植 物資源探索」 サカタのタネ 小杉波 留夫・鴨川知弘 「光合成細菌成分による放射性核種 の除去と海水の浄化」 広島国際学 院大院 佐々木 健 「RO 膜法による海水淡水化処理と都市下水の再生処理によ る飲料水や工業用純水製造プラントへの適用」 日東電工㈱ 岩堀 博 「植物が重金属を蓄積するメカニズムを解明する∼汚染土壌 の浄化を目指して」 東京電機大学 保倉明子 ■ 第 43 回(2011.7.25) バイオと元素戦略2∼震災で見直 されるベースメタル供給とバイオテクノロジー 「バイオマイニング技術を用いた低品位硫化銅鉱の湿式製錬 プロセス開発」 JX 日鉱日石金属㈱ 三浦 彰 「海底熱水鉱床鉱石のバイオリーチング」 東北大院 須藤孝一 「ナノジオサイエンスからみたヒ素含有銅鉱石のバイオリー チング」 九州大院 笹木圭子 ■ 第 44 回(2011.8.29) 塩害対策とバイオテクノロジー 「佐賀大学発アイスプラント「バラフ」の塩類土壌修復作用と 商品開発」 佐賀大学 野瀬昭博 「塩生植物の耐塩性関連遺伝子を利用した植物の耐塩性強化 技術の開発」 東京農工大学 山田晃世 「物理的な除塩法による塩害農地の修復」 鳥取大学 猪迫耕二 ■ 第 45 回(2011.9.14) 「放射線障害予防とバイオサイエンス」 オーガナイザー:京都大学 佐治英郎 「放射線防護剤、障害治療剤および放射性物質排出促進剤研 究の現状」 放射線医学総合研究所 石原 弘 「福島の放射線環境と将来における放射線の影響リスク」 長崎大学 松田尚樹 ■ 第 47 回(2011.10.24) 「テラヘルツ技術研究の夢と将来 展望∼講演と(独)情報通信研究機構見学会 オーガナイザー:早稲田大学 大川 令 「宇宙やリモートセンシング、医療、イメージングなど幅広い応用 が可能なテラヘルツセンシング技術」 未来 ICT 研究所 寳迫 巌 「テラヘルツ波が拓く夢の仕事∼文化財の非破壊調査を中心 に」 電磁波計測研究所 福永 香 ■ 第 48 回(2011.11.8) 免疫寛容のしくみと応用 オーガナイザー : くらしとバイオプラザ 21 主席研究員 佐々義子 「オープニング:花粉症治療米に期待する」 佐々義子 「花粉症緩和米とは」 (独)農業生物資源研 高岩文雄 「腸管免疫のしくみと応用」 東京大学 清野 宏 「マウスの経口免疫寛容の分子作用機構∼画期的な食物アレ ルギー治療の可能性へ」 (独)理研 佐藤克明 ■ 第 51 回(2011.12.5) 放射性診断薬開発と個別化医療 ∼腫瘍と脳の診断を中心に 「放射性医薬品の開発・体内動態制御と個別化医療」 金沢大学 川井恵一 「アミロイド診断薬の開発現状とアミロイドイメージングに よる脳の診断」 (地独)東京都健康長寿医療センター研究所 石井賢二 ■ 第 53 回(2011.12.13) 美白にまつわるエトセトラ 「美白はどこへ向かうのか−国内外化粧品メーカーの動向、 アジア市場を踏まえた戦略」 ㈱矢野経済研究所 浅井潤司 「異なる作用メカニズムをもつ美白剤の開発」 ㈱カネボウ化 粧品 井上紳太郎 「チロシナーゼの三次元構造と酒粕由来のチロシナーゼ阻害 剤」 広島大院 的場康幸 ■ 第 54回(2012.2.6) 食総研は宝の山(第 1 回) 司会・オーガナイザー:(独)農研機構 食総研 顧問 長島 實 「食の科学技術−頭で食べ より健康に」 食総研 所長 林 清 「機能性は食べなければわからない?−抗アレルギー機能を 検索できる実験系確立をめざして−」 後藤真生 「DNAマイクロアレイを用いた機能性評価−生活習慣病軽 減及びアレルギー・炎症抑制効果の評価−」 小堀真珠子 「フィトエストロゲン腸内代謝を向上するアンチエイジング 食品素材」 田村 基 「抗酸化能評価法の標準化 ORAC 法の開発現状と今後の展 望」 渡辺 純 ■ 第 55 回(2012.3.22) 寝たきりにならないバイオ:ロコ モ対応食品の真価 「ロコモ対応食品の科学的エビデンスを評価する∼コラーゲ ンは食べて効くのか」 東京農工大学 野村義宏 「グルコサミン含有食品は軟骨代謝を改善して膝関節痛を和 らげる」 順天堂大学 長岡 功 研究開発プロジェクト ■ 分子動力学抗体創薬技術研究 がん細胞を特異的効率的 に殺す高機能抗体医薬開発 (独)学振 2009 年∼ 2012 年度、児玉龍彦(東京大学 教授) 世界最大級のモノクローナル抗体ライブラリーから、がん の治療抗体リードを選び、熱力学的に分析し、結晶構造を 検討し、それらをもとにコンピューターシミュレーション 技術を開発し、精密設計による抗体医薬品の製造技術を確 立する。 ■ バイオマスエネルギー等高効率転換技術開発/ 酵素糖化・ 効率的発酵に資する基盤研究 NEDO 2008 年∼ 2012 年度、森川康(長岡技術科学大学 教授) 日本独自の代替エネルギーの確立を目指す。セルロースを 原料としたバイオエタノール生産の基盤研究を行う。 佐々木 健 氏
【テーマ】 1) ライフ ( 医療・創薬、医療機器、機能性 食品、化粧品)、2) グリーン(バイオリファイナリー、 バイオマスプラスチック、環境、食料)、3) バイオク ラスター&ベンチャー 【主催】バイオ関連 8 団体による BioJapan 組織委員 会および日経 BP 社 (JBA、㈶ヒューマンサイエンス振興財団、㈳農林水産先端技術 産業振興センター、(一財)バイオ産業情報化コンソーシアム、日本 バイオ産業人会議、日本製薬工業協会、NPO 法人近畿バイオイン ダストリー振興会議、㈶地球環境産業技術研究機構) 【協賛・後援】 横浜市、神奈川県、川崎市他 67 組織
BioJapan
2011
World Business Forum
バイオ成長戦略で世界を変える
Open Innovation by Grobal Network
オープンイノベーション推進
JBA は会員企業、大学、政府と協力して バイオ技術と産業の発展に寄与する連携の場を提供しています。 各関係先のアライアンスの促進、 オープンイノベーション の機会創出などビジネスの基盤構築に有効な手段として、 国際バイオ総合イベント= BioJapan* を開催しています。 また、 全国バイオ団体交流会議や全国バイオクラスター交流 会等を通してバイオクラスターのハブ拠点として機能するこ とで、バイオクラスター間のネットワークを形成し、相互協 力によりバイオベンチャーの活性化を目指しています。3
*BioJapan 1986 年に始まったバ イオ全般の発展に寄 与するわが国で最も 歴史のある国際バイ オ総合イベント。 2004 年以降、毎年開 催。展示会、商談会、 大学・ベンチャーによ る技術プレゼンテー ション、テーマセミナー を行っています。 【来場者】 延べ 20,600 名。 【展示会】 国内外の 327 社の企業と団体による技術 や製品の紹介が展示会場で行われました。 【ビジネスパートナリング】 オープンイノベーション を実現する場として、Web マッチングシステムの活 用により個別面談・商談などの件数は 1,643 件とな りました。 【アカデミックシーズ】 20 の大学・公的研究機関の成 果発表により、59 件の研究成果が発表されました。 企業との共同研究形成の場となっています。実 績
actionBioJapan
機会提供・支援主催者挨拶 大石道夫氏 BioJapan 組織委員会 会長 新産業の展開にはバイオは必 須な基盤技術。国内外のバイ オ関係者のネットワークを活 かし、バイオ産業が力強く成 長を続けることを願っている。 来賓挨拶 北神圭朗氏 経済産業大臣政務官 イノベーション実現のため、技 術を商品化し、産業へとつなげ ることが必要で、民間企業の役 割が重要である。BioJapan が オープンイノベーション実践の 場となり、経済成長に大きく貢 献することを期待する。 展示会場
開 会 式
「日本の成長戦略」 長谷川閑史氏 武田薬品工業㈱ 代表取締役社長 我が国の目指すべき方向は、 先 進 国 と し て の 蓄 積 し た 知 識、途上国の成長への援助、 日本独自の価値観(自然との 共 生 )を も っ て、 水・ 食 糧・ エネルギー・貧困撲滅・温暖 化といった人口増がもたらすグローバルな課題に貢 献することである。 「生命科学と材料科学でバイオ 経済を実現する」 Stephan Tanda 氏 Royal DSM Managing Board of Directors DSM 社 の ミ ッ シ ョ ン は、 現 在の人々のみならず将来世代 の人々の生活を明るくするこ と。人口増加と高齢化社会に 対応するために、生命科学と材料科学に立脚した持 続可能な製品を提供している。持続可能性こそが成 長のキーである。ビジネスパートナリング
基 調 講 演
オープンイノベーション推進のため、全 88 件のビ ジネスパートナリングプレゼンテーションを実施し、 新技術やアイデアが紹介されました。そのうち首都 圏バイオネットワーク主催によるアライアンスプロ モーションでは、全国のバイオベンチャー 33 社によ る 50 セッションが実施され、延べ 1,171 人の来場 者がありました。 また、アライアンスパートナー探しや事前の面談日程 調整に効果的な、Web マッチングシステムを利用し た個別面談も前回に引き続き有効に利用されました。 横浜市長 林 文子氏 神奈川県知事 黒岩祐治氏 川崎市副市長 三浦 淳氏「アジア‒太平洋における
オープンイノベーション: 成長のためのパートナー リング」
Greg Wiederrecht 氏 (Merck & Co., Inc. Vice president
& Head) オープンイノベーションでは、 目的を持って知識を流入・流 出させ、内部のイノベーション を加速し外部の市場を拡大す ることである。自社開発かど うかもこだわらず、社外の専 門家を活用するとともに自社 の研究開発能力も維持する。 バイオ・アジア連携構想」 山崎達美氏 (JBA 運営会議 議長) JBA ではアジアの強みをバイ オイノベーションにつなげるこ とを考えてきた。JBA、 Korea (KoreaBio)、China(Beijing,
Shanghai, CAS)、Taiwan(ITRI) で 構 成 す る 統 合 的 な 協 議 会 (Council of the Asian Bio-industry Associations)を設置 してバイオ産業の発展のため のイノベーションを企画した。 「日中ヘルスケア産業連携の 可能性」 Hao Yan 氏
(EPS Co., Ltd. President & CEO)
「アジアヘルスケアの変化: アジアゲノム情報の影響」 Jonghoon Choi 氏 (Korea Bio-Economy Research
Center Chief Researcher)
Open Innovation by the Network
オープンイノベーション推進
3
Life innovation
Summit
アジアにおける製薬企業とバイオベンチャー・アカデミアの連携 モデレーター 手代木 功氏 (日本製薬工業協会 会長) 米国ではアカデミア・ベンチャー由来の医薬品が多 い。基礎研究では日本や欧州も優れていると認識し ているが、産業化に関しては明確な差がついている。 我々も創薬力を上げて、どう すれば良いかを考えることは 意義深い。 Greg Wiederrecht 氏 パネル討議の様子主 催 者 セ ミ ナ ー
アカデミックシーズ発表会
卓越した大学等研究機関の技術シーズを基礎に産学 協同研究および技術移転の加速を図るため、20 の大 学・研究機関による全 59 のプレゼンが 4 つのプレゼ ン会場にて行われました。企業との個別ミーティン グを積極的に行い、技術導入、共同開発、共同研究、 投資等を生むバイオ事業のチャンスを掴む場として 活用されています。中には、3 日間で 17 件の個別ミー ティングを行った機関もありました。 山崎達美氏 Hao Yan 氏 Jonghoon Choi 氏 モデレーター 手代木 功氏Cluster Summit
バイオクラスターのグローバル連携Green Innovation
Summit
Ulf Åberg 氏 藤吉建二氏 モデレーター 湯川英明氏 鈴木茂樹氏 Colin Michinson 氏 Steen Riisgaard 氏 Karimah es Sabar 氏 Ulf Åberg 氏(Invest in skåne Senior Business Development Manager) Medicon Valley は日本企業と のつながりが活発化してきた。 デンマークのバイオ企業は増 加しており、現在約 160 社で開 発パイプライン数も多い。 Copenhagen Capacity では無償 でパートナリングを支援する。 Karimah es Sabar 氏
(Center for Drug Research and Development SVP Business & Strategic Aff airs)
CDRD は約 5 年前に設置さた オープンイノベーション型の 非営利官民団体である。大学 の シ ー ズ 開 発 を、POC study 研究費助成などにより支援す る。創薬に成功すると CDRD -Venture inc. に 引 き 渡 さ れ、 ベンチャー企業業等と協働し 商業的な開発を開始する。 池田敬史氏 (久留米リサーチ・パーク バイオ事業部 バイオ産業振興プロデューサー) 久留米では韓国、中国、オース トラリアと MOU を締結してい る。オーストラリア MOU で難し かったのは、日本では医師主導 治験と企業の治験が別れている など、制度の違いの面であった。 モデレーター 坂田恒夫氏 (大阪大学 特任教授) Mario Pennisi 氏 (Life Science Queensland
Limited Chief Executive offi cer)
Andy Gearing氏 (Biocomm Scuard CEO) 三木 孝氏 (神戸市役所 企画調整局 医療産業都市 推進本部 本部長) 藤吉建二氏 (日本化学工業協会 会長) ライフサイクルアセスメント (LCA)評価手法による化学品 や化成品全般の全生涯に渡っ た枯渇性資源使用量及び温室 化効果ガス(GHG)排出量の定 量的評価結果を示した。 鈴木茂樹氏 (トヨタ自動車㈱ 常務役員) 最近は草本系非食用バイオマ スからのバイオ燃料製造を目 指して極めて効率的なバイオ 触媒の開発に成功している。 モデレーター 湯川英明氏 (㈶地球環境産業技術研究機構(RITE) 理事) バイオ燃料は実用化のフェイ ズに入っているが、今後はむ しろバイオ化学品へ向かって いる。その規模は 2020 年に はおよそ 20 兆円で、この中 でバイオ化学品は 6 兆円に達 する見込みである。 Colin Michinson 氏
(Genencor Biomass Application Director) バイオポリマー、特にポリイ ソプレンをバイオ合成ゴムと して使用した「バイオタイヤ」 の実現を 2016 年に想定して おり、工業界へのインパクト は大きいものとなろう。 Steen Riisgaard 氏
(Novozymes A/S President & CEO) セルロース由来エタノールの 工業生産は、2012 年にヨー ロッパ地区、2013 年に北米 および中国、2014 年初頭に 南米での開始が見込まれる。 背景には、バリューチェーン を構成する企業・業界の連携 活発がある。 池田敬史氏
全国バイオ団体交流会議
「地域活性化に資するバイオ産業ネットワーク形成事 業」の一環として各地域の主要な産・学・官連携バイオ 団体が毎年集まり、ネットワーク強化、情報の共有化、 および今後の方針を検討し、協力し合える体制を作っ ています。 【日 時】 2012 年 1 月 16 日(月)15 : 00 ∼ 17 : 30 【場 所】 バイオインダストリー協会 会議室 【参加者】 経済産業省製造産業局生物化学産業課、北海道経済産業 局、関東経済産業局、福岡県商工部、北海道バイオ産業振興協会、 木原記念横浜生命科学振興財団、しずおか産業創造機構ファルマ バレーセンター、近畿バイオインダストリー振興会議、千里ライ フサイエンス振興財団、㈱久留米リサーチパーク、琉球大学、沖 縄県産業振興公社、(独)中小企業基盤整備機構新事業支援部、日本 貿易振興機構機械・環境産業部、(一財)バイオインダストリー協会バイオクラスター交流会
(JBA 共催)
全国で先進的な取組みを行っているバイオクラスター 間での交流、連携を深めることにより、各地域が持つ 研究成果やビジネスシーズの産業化、共同研究の促進 を図り、ライフサイエンス関連産業のさらなる振興と 集積、バイオベンチャーの創生支援を目的として、全 国バイオクラスター交流会を開催しました。 【日 時】 2011 年 10 月 6 日(木)18 : 00 ∼ 20 : 00 【場 所】 パシフィコ横浜 展示場2階「リストランテ アッティモ」 【参加者】 日本全国のバイオクラスター・バイオベンチャー 関係者 62 名バイオベンチャーの海外展開支援
および JETRO との協調
全世界のバイオクラスターとの意見交換、 交流の機 会創出は閉塞になりがちなバイオベンチャーの事 業環境を打破する有効な手段となり得ます。した がって、海外の有力なバイオクラスターとの連携強 化に努めることでバイオベンチャーと海外企業等 とのマッチングを支援しました。また、活動を多面 的、効率的に成果に結び付ける意味で、日頃より関 係の深い JETRO の活動との一層の協調を図り、BIO International Convention、BIO-Europe などへの参 加でバイオベンチャーの支援を行っています。また、 BioJapan では海外のクラスターとの相互の有機的な 活動により、より密接な補完関係ができつつあります。バイオベンチャー&バイオクラスター支援
JBA は全国のバイオ団体・クラスター等とのネットワークを軸 に産学官および企業間連携を積極的に推進し、バイオベンチャー の支援・育成及びバイオクラスターの形成を目指した各種事業を 実施しています。実 績
「地域活性化に資するバイオ産業ネットワー ク形成事業」の一環として全国バイオ団体交 流会議を実施してきました。「オールジャパ ン」の協議の場として、全国のバイオ団体と ネットワークが形成され、JBA は全国のブ ロックごとのバイオクラスターの活動拠点・ まとめ役として、活動報告と情報交換を担っ ています。活動は様々で、新規バイオ振興プ ロジェクトの発掘、ブロック間連携を実施し ています。また、近年海外バイオ団体との交 流活動を強化しており、世界規模のバイオイ ベントである BioJapan での、世界のバイオ クラスターとの意見交換・交流の場として、 クラスターサミットを継続的に開催してい ます。 全国バイオ団体交流会議 ベンチャー統計調査 バイオクラスター交流会 ベンチャー企業概要 首都圏バイオネットワーク バイオベンチャー海外展開支援Open Innovation by the Network
オープンイノベーション推進
3
近畿バイオ インダストリ 振興会議 ㈶木原記念 横浜生命科学 振興財団 しずおか ファルマバレー センター 企業概要 作成支援 国内外展示会 出展 展示支援 マッチング 支援広 報
フォローアップ サポートイメージ首都圏バイオネットワーク活動
バイオベンチャー統計・動向調査 ベンチャーダイレクトリー作り
バイオベンチャー統計調査
■JBA では 2011 年 1 月時点で、日本全国のバイオベ ンチャー等に関するアンケート調査を実施し、従来 の都道府県別・カテゴリー別バイオベンチャーの分類、 統計分析を実施しました。その結果を「2011 年バイ オベンチャー統計・動向調査」に取りまとめました。 ■バイオベンチャーは 534 社で、昨年に引き続き減 少傾向にあります。この 1 年に新規に把握されたベ ンチャー(2009 年以前に設立した企業の新規把握を 含む)が 21 社ある一方、解散、吸収 合併等企業が 19 社、本調査における バイオベンチャーの定義から外れた企 業が 17 社となり、全体として減少す る結果となりました。 ■また、バイオベンチャーを取り巻く 動向も合わせて掲載した。バイオベン チャーと大手企業の共同研究、ライセ ンス契約等はこの1∼ 2 年の間に急速 に増えており、契約額が高額なものも みられるようになりました。 ■また、一橋大学との共同研究も継続 して実施しており、「バイオベンチャー の成長への課題 −提携と代表者の交 代を中心にー」として一橋大学イノベーション研究セ ンターの HP に掲載されました。ダイレクトリーの作成
■オープンイノベーションに伴う、相互の情報の共有 手段として、 会員最新情報の整理、資料化が重要です。 今後とも、首都圏バイオの情報の更新にとどまらず 拠点機能を有効に活用し全国のバイオベンチャーの ダイレクトリーの作成を進めます。当面は、創薬関 連バイオベンチャー情報の整備を急ぐ方針です。 広域関東圏は我が国の 50% 以上のバイオベンチャー 企業及びバイオ関連の高度先端技術を有する研究機 関、大学等が多数所在するバイオ関連産業の一大拠 点である。この強みを活かし、バイオベンチャーの 発展に寄与するため密度の高い人的ネットワークの 構築並びに多様な分野のプレーヤー間の連携を推進 することを目的に、JBA は産業クラスター計画の一 環として 2002 年 7 月「首都圏バイオネットワーク」 の発足以来、事務局となり、活動してきました。 現在、大手製薬企業とバイオベンチャーとのアライ アンスの促進、技術移転、海外展開の振興に注目し、 アライアンス支援・ベンチャーの抱える課題解決の ためのセミナー等の活動を実施し、創薬研究開発お よび事業化を振興する施策を検討しました。 製薬企業トップセミナー 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 20022002 2003 20042005 2006 2007 2008 2009 2010年 企業数 600 500 400 300 200 100 0 534 ベンチャー企業数推移International Network
国際ネットワーク
JBA は会員企業、大学、政府と協力して バイオ技術と産業発展のための国際情報を提供しています。4
action * *JPMA 日本製薬工業協会 STAFF ㈳農林水産先端技 術産業振興センター JBA では国際活動として、 ① 海外バイオ関連情報、バイオイベントの会員向け紹介・発信 ② 日本のバイオ産業についての情報発信 ③ 国際的課題に対する日本のバイオ団体としての意見発信 ④ 国際バイオイベントへの参加を通しての海外バイオ団体との交流 ⑤ Bio Japan への参加招請を遂行し、会員企業の意向を汲みながら、 個人、 一企業では達成し難い業務を遂行しています。■ Medical and Pharmaceutical Commercial Association, All-China Federation of Industry and Commerce (MOU:2012 ∼)
海外バイオ団体との文書による協定
■ 米国BIO(BIO、BioJapan、Bio-Asia で相互協力:2004 ∼)■ Swiss Biotech Association
(Memorandum of Understanding:2005 ∼) ■ 上海市生物医薬産業協会(協力覚書)相互協力(2005∼) ■ Russian Biotechnology Society
(Cooperation Agreement:2009 ∼) ■ CLIB2021(ライン川地区バイオクラスター)
Cluster Bioindustllie Biotechnologi (Letter of Intent:2009 ∼) ■ドイツ化学工業会/DECHEMA ( Letter of Intent:2010 ∼) ■ KoreaBIO(MOU:2012 ∼)
実 績
国際ネットワーク構築
海外バイオ情報の収集・提供
機関紙『B&I』による海外の政策と産業動向の発信 海外各国のバイオ団体、日本国内大使館、地域、州 政府機関と情報交換を行い、一企業では入手しがた い海外の政策、投資環境、産業動向、研究開発状況 などの情報をセミナー開催の支援や「B&I」誌等を通じ て会員に提供しています。 【交流のある海外のバイオ団体等】 アメリカ州政府協会 /ASOABiotechnology Industry Organization/BIO(米) BIOTECanada
EuropaBIO
Swiss Biotech Association/SBA(スイス)
Spanish Bioindustry Association/ASEBIO(スペイン) ドイツ化学工業会 /DECHEMA(独)
Cluster Industrielle Biotechnologie/CLIB2021(独) Russian Biotechnology Society(ロシア) KoreaBIO
上海市生物医薬産業協会(中国)
Development Center for Biotechnolopgy/DCB
Industrial Technology Research Institute/ITRI(台湾) 等
OECD(経済協力開発機構)の科学技術政策委員会下 のバイオテクノロジー作業部会(WPB)では、医療・ 医薬品、工業・環境・エネルギー、農業・食料の幅 広い分野におけるバイオテクノロジー、ライフサイ エンスの研究開発、産業化に関する政策課題を検討 しています。JBA は、WBP とのパイプを通して、情 報収集、意見交換を行い、政府の活動支援を行い、 多岐にわたる政策課題の検討状況を会員に情報提供 しております。例えば、バイオテクノロジーの規制・ 活用に関する国際的ハーモナイゼーションにかかわ るガイダンス文書など、いろいろな調査研究を通し て、会員に紹介しております。
OECD 活動への協力
海外大使館・地域・州政府機関等会員/31 機関 アメリカ、イギリス、エストニア、オーストラリア、 オランダ、カナダ、韓国、スイス、スウェーデン、 スペイン、チリ、デンマーク、ドイツ、ニュージーランド、 フィンランド、マレーシア、米・アイオワ州、米・オハ イオ州、米・ジョージア州、米・ノースカロライナ州、米・ ペンシルベニア州、米・ミズーリ州、豪・クィーンズ ランド州、豪・ビクトリア州、カナダ・アルバータ州、 カナダ・オンタリオ州、カナダ・ケベック州、カナダ・ ブリティッシュコロンビア州、スコットランド、ベ ルギー・フランダース地域、ベルギー・ワロン地域オープンイノベーションのための 2011 年イベント活動
■ The 5th China Summit Forum on IndustrialBiotechnology Development(青島 5.25 ∼ 5.27)、 上海周辺バイオパーク、
北京CAS 訪問(『B&I』69 (5), 413)
■ Global Bio & Medical Forum 2011(ソウル6.8 ∼ 6.9)
■ Korea BIOとの MOU 締結(『B&I』69(5), 418)(写真) ■ BIO International Convention 2011(ワシントン 6.26 ∼ 7.2)(『B&I』69(5), 408)
■ Bio-Europe 2011(デュッセルドルフ 10.31 ∼ 11.2)
■ The 15th Beijing International Healthcare Industry Forum (北京 11.1 ∼ 11.3)
■ BIO-Asia(大阪 1.31 2.1)
「カルタヘナ議定書のリスク評価、及びカルタ ヘナ法の運用に関する説明会」の開催 (2012.1.24、2.1、2.2) 経済産業省から遺伝子組換え生物のリスク評価とリス ク管理の考え方、及びカルタヘナ議定書のリスク評価に 関する国際的な議論動向に関する説明と会員からの意 見集約を行いました。また、カルタヘナ法の産業使用に 関する留意点についても説明と相談会を開催しました。 生物テロ対策に関するセミナーの開催 2011 年 12 月に生物兵器禁止条約(BWC)の国際会 議が予定されており、検証制度導入に関するアンケー トによる意見集約、及び啓発と意見集約のための関 連セミナーを開催しました。 ①「生物兵器禁止条約をめぐる最近の状況と産業界と の関わり」(2011.5.26) ・「生物兵器禁止条約をめぐる最近の状況」 外務省生物
Establish the Infrastructure of Bioindustry
発展基盤の整備
JBA は会員企業、大学、政府と協力して バイオ技術と産業の発展の基盤整備に取り組んでいます。 食品分野や環境分野におけるバイオインダストリーの様々な法的規 制の策定過程や運用に関して情報を収集すると共に説明会の開催、 産業界としての意見収集、意見具申等を行っています。 また、JICA を通じた開発途上国の人材育成支援、研究組合運営によ る研究国家プロジェクトの推進、明日を託す若い力の育成、研究奨 励などバイオインダストリー発展の様々な基盤整備を行っています。 「カルタヘナ法の運用に関する説明会」の開催 (2011.5.19 ∼ 20) 経済産業省から、カルタヘナ法(遺伝子組換え生物等 の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する 法律)に基づく産業第二種使用等の際の注意点、立入 検査の実施状況、GILSP 告示の解釈等の説明、及び 大臣確認申請の手続きについての説明会を開催しま した(写真)。特に大臣確認申請・承認プロセスが改善 され、スピーディな 確認申請・承認が行 われることが期待 されました。説明 会終了後に個別相 談会も行いました。5
actionⅠ
法規制情報提供
「遺伝資源へのアクセス及びその利用から生じる利益 の公正かつ衡平な配分に関する名古屋議定書」につい て、JBA 日本語訳を作成し、印刷物の配布およびウェ ブ・サイトへの掲載により、その普及を行っています。 「遺伝資源へのアクセス手引」の作成と普及 生物多様性条約(1993 年 12 月発効)、ボン・ガイド ライン(2002 年4月採択)の原則をベースに、我が 国の海外遺伝資源ユーザー(企業・研究機関)を対象 とした「アクセス手引」を 2005 年 3 月に発行しまし た。さらに名古屋議定書の採択を受け、議定書に盛 り込まれた条項を追加するなどの改訂を行い、2012 年3月に「アクセス手引(第 2 版)」を発行しました。 JBA は全国主要都市でオープンセミナーを継続的に 開催し、遺伝資源を利用する関係者に留意点の説明 を行っています。 海外遺伝資源アクセスに関する相談窓口業務 「アクセス手引」の作成と同時に、海外遺伝資源アク セスに関連した課題・問題点を個別に相談できる相 談窓口を開設しました。相談は守秘条件下、無償で 行っており、2011 年度末で約 380 件の個別相談に 応じています。最近では企業関係者のみならず大学・ 公的研究機関からの相談も増加しています。 また、企業・研究機関からの依頼に対応して、出張 (出前)セミナーも行っており(写真)、CBD、ボン・ガイ ド ライン、名古屋 議定書の原則から 海外遺伝資源アク セスに関する留意 点を説明しており、 好評を得ています。 開発途上国の人材育成支援 1998 年度から開発途上国のバイオ関連技術者・行政 官等を対象に、バイオインダストリー集団研修を実 施し、人材育成支援に協力しています(JICA 委託事 業)。これまでに 30 カ国から総計 200 名の研修員を 受け入れており、研修員の多くは自国のバイオ産業の 発展に貢献するとともに、我が国とのパイプ役として も活躍されています。 CBD、ABS に関する国際交渉支援 生物多様性条約(CBD)の締約国会議、遺伝資源への アクセスと利益配分(ABS) に関する作業グループ会合 等の場に、政府代表団の一 員として継続的に参加し、 我が国政府の対応を支援し ています。 2010 年 10 月に愛知県名 古屋市で我が国が主催した CBD の 第 10 回 締 約 国 会 議(COP10)で採択された 植物遺伝子操作 (理研植物科学研究センター) 微生物分離(北里大学) 兵器・化学兵器禁止条約室長 今給黎 学 ・「世界の Biosecurity の考え方、取り組み事例と課題」 JST フェロー 古川勝久 ②「バイオセキュリティー観点からの安全保障輸出管 理制度」セミナー(2011.8.4) (一財)安全保障貿易情報センター 輸出管理アドバイザー 森本正崇 ③「ライフサイエンス研究におけるデュアルユース (両用)技術のリスク管理」
University of Exeter(England)Professor Brian Rappert 先端バイオ技術の規制と政策 ①「海外におけるバイオの先端研究・技術開発の現状 とその政策課題」 セミナー開催(2011.9.22) 米国、欧州、中国の GMO 開発現状と規制、及び米 国の GMO 訴訟事例に関する話題提供と質疑・議論 を行いました。 ・「先端バイオ GMO の現状と政策課題」 茨城大学農学 部 教授 立川雅司 ・「先端バイオ、その社会的課題の克服と貢献」宮城 大学 教授 三石誠司 ②「微生物の環境利用における技術開発と規制・課題」 セミナー開催(2011.10.25) 長岡技術科学大学 教授 福田雅夫 先端バイオ技術を用いて微生物を環境中(開放系)で 利用する技術開発と規制等の課題に関するセミナー を開催した。 北海道 GMO 条例に対する意見書提出(2011.11.10) 北海道 GMO 作物の交雑防止条例に意見書を提出しました。
Ⅱ
生物資源対策・
開発途上国協力
名古屋議定書の CBD 事務局発行の冊子(左)と JBA 日本語訳(右)Establish the Infrastructureof Bioindustry
発展基盤の整備
5
バイオ産業の研究開発促進と産学連携を柱とする オープンイノベーション推進の観点から、バイオ領 域における知的資産・知的財産権強化の活動を行っ ております。 会員企業からの意見聴取を元に、首相官邸・政策会議・ 知的財産戦略本部に知的財産推進計画に関する意見 答申を毎年行うとともに、日本製薬工業会(製薬協)、 日本食品・バイオ知的財産権センター(JAFBIC)等とバ イオ領域における知的財産問題を協議しております。 会員企業の専門家の皆さんから構成される知的財産 委員会では、機能性食品の用途特許保護の問題とバ イオ領域における産学連携・知的財産権の問題を協 議しています。機能性食品の用途発明の特許問題に 関しては、グローバル化の中での中国事例検討を行 うと共に、 機能のみで特定される食品発明 の国内 特許保護の空白化問題に関して弁理士会バイオライ フサイエンス委員会と協議を行いました。弁理士会 ではこの意見も参考にして同問題に関する特許庁へ の意見表明を行っております。また、産学連携と知 的財産権に関しては、会員企業の大学との研究協力 に関する意見を元に、バイオ領域における円滑な推 進のため、医学系大学産学連携ネットワーク協議会 (medU-net)等と協議を重ねております。 さらに、バイオテクノロジーの柱は微生物や動物細胞 で、その保 護が産業活動に極めて重要であるため、特許 微生物寄託機関の活動に協力するとともに、特許微 生物の寄託問題に関する知的財産研究所の研究委員 会に JBA から微生物の専門家が委員として出席し問 題を検討しております。 また、日本製薬工業協会との共催で 「ライフサイエン ス知財フォーラム」 を毎年開催しており、ライフサイ エンスやバイオインダストリーに関連した知財の課 題について議論を行っています。 ■「知的財産推進計画」策定への意見提出(2011.1、2012.1) ■「日本の大学との研究協力及び大学における大学研究 成果の特許出願」に関する企業へのアンケート実施(2011. 1 ∼ 2011.4) ■上記アンケート結果の公表(大学発明に関して/2011.3 (medU-net 総会)、2011.6(知的財産学会)、大学との研究 協力に関して/2012.3(medU-net 総会)) ■「機能で特定される食品用途発明に関する特許庁への 意見報告」(2010.11(JAFBIC と共同)、2012.3(弁理士会 意見報告へのオブザーバー参加))Ⅲ
知的財産
■「特許微生物寄託の一元化」に関する説明会の開催と 刊行物での開示(2011.12 ∼ 2012.3) ■「ライフサイエンス知財フォーラム」の開催(2011.2、2012.2) ■「イノベーションの科学的源泉とその経済効果の研究 (一ツ橋大学等との研究協力)」(2012.1 ∼ 2012.3)1
バイオリーダー特論
講義内容と講師陣
バイオ産業の様々な領域と国際動向」 宮田 満(日経 BP 社) 「バイオ産業、研究開発型企業において求められる人材」 西山 徹(味の素㈱) 「知財戦略」秋元 浩(知的財産戦略ネットワーク㈱) 「バイオベンチャー創業の実例」 河邊拓己(㈱キャンバス) 「統計学の医薬品開発への活用」小宮山靖(ファイザー㈱) 「抗体医薬品の研究開発、次世代技術開発:技術革新によ るブレークスルー」 設楽研也(協和発酵キリン㈱) 「長時間作用型インフルエンザ薬ラニナミビルプロド ラッグの研究開発」山下 誠(第一三共㈱) 「開発プロジェクトの経済価値評価法」北原康富(インテグ ラート・リサーチ㈱) 「ものづくりバイオとリサーチプランニング」 小泉聡司、 矢ヶ崎 誠、米谷良之(協和発酵バイオ㈱) 「バイオベンチャー起業シミュレーション」 松本 正(㈱ レクメド) 東京工業大学を基幹として、他大学の博士課程 学生も対象に企業講師のご協力による少人数 制のコースカリキュラムを提供しています。(
)
JBA は会員企業、大学、政府と協力してバイオインダ ストリー発展に貢献する人材育成に取り組んでいます。Ⅳ
人材育成
産学人材育成パートナーシップ
バイオ分科会活動
大学が育てる博士像と企業が求める博士像と のギャップを解消するために企業参加型教育 プランの作成と実証を行っています。 バイオ産業オーバービュー 産業の基礎知識 事例研究 演 習2011 年はより現実的な研修とするために、㈱東京 大学 TLO から紹介していただいた実際の特許を技術 シーズとして、その事業化を企画する研修を行いました。 日時:2011 年 8 月 1 日∼ 3 日 場所:幕張セミナーハウス(千葉県習志野市) 研修プログラム構成 1.大企業トップによる講演 (講師との交流会) 2.事業化企画演習 (グループワーク) 3.事業化企画をサポートする講演・講義 (会社設立、特許に関する事前学習ビデオ) 技術シーズ 1.幹細胞から特定細胞への分化誘導と大量調製 技術 2.ゲノム DNA の網羅的メチル化測定技術 3.ゲノム DNA 上の部位特異的脱メチル化技術 参加者 ■ 企業若手社員 9 名 旭化成ファーマ、味の素、 第一三共、田辺三菱製薬、 中外製薬、帝人、帝人ファー マ、富士フイルム、三菱化 学科学技術研究センター ■ 大学院生 21 名 大阪大学、京都府立大学、 千葉大学、東京医科歯科大学、 東京工業大学、東京大学、 東北大学、北海道大学 「グローバルネットワー ク活用による研究開発 戦略と求められる人財」 山崎達美氏 中外製薬㈱ 取締役副社長 執行役員 「ライフサイエン スにおける産学 連携とオープン イノベーション 」 山本貴史氏 ㈱東京大学 TLO 代表取締役社長 「エピジェネティッ クスと未来の医療」 桜田一洋氏 ㈱ソニーコンピュー タサイエンス研究所 シニアリサーチャー ● サポートレクチャー ● ● トップレクチャー ● 修了証を手にして修了式(前列中央左・松本 正㈱レクメド社長、 右・齊藤 群経済産業省製造産業局生物化学産業課長)
講 演
ビジネスプラン作成
2
JBA バイオリーダーズ研修 2011
オープンイノベーション時代の事業化企画研修
経済産業省委託人材育成モデル事業の一環として行ってきた 「インターカレッジ・バイオリーダーズ」は 2011 年より JBA で自立継続事業として実施しています。(
)
各グループからユニーク なビジネスプランが企画 されました。 ● 「輸血用血液の供給」 「血小板供給+止血絆創膏・ 美容品の開発」 「結婚相性診断・マッチン グサービス」 「宇宙農業、環境耐性作物」 「肺がん等の予防治療薬」 「自家毛母細胞の最適化に よる植毛」 企業参加者 「もし学生時代に参加していたら人生が変わったか もしれない」 「会社でも研修を受けたが、こちらの方が役に立つ」 「勉強になった。参加して良かった。成長できた」 「実際の特許を使っているところが良かった」 大学院生 「グループメンバーが様々で普段は経験できないす ばらしい発見があった」 「企業の方々と話ができ、貴重な経験となった」 「もう一度参加したい」 <参加者の声>化学素材 研究開発振興 財団記念基金