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(1)

Unified Data Protection v6.5

Agent for Linux

トライアルガイド

インストールから復旧まで

90 分で評価できる自習ガイド

Rev: 1.2

(2)

2015/08 誤記修正および若干の情報追加 (Rev1.1) 2018/11 UDP 6.5 Update4 への対応(Rev1.2)

すべての製品名、サービス名、会社名およびロゴは、各社の商標、または登録商標です。 本ガイドは情報提供のみを目的としています。Arcserve は本情報の正確性または完全性に対して一切の責任を負いません。Arcserve は、該当 する法律が許す範囲で、いかなる種類の保証(商品性、特定の目的に対する適合性または非侵害に関する黙示の保証を含みます(ただし、これに 限定されません))も伴わずに、このドキュメントを「現状有姿で」提供します。Arcserve は、利益損失、投資損失、事業中断、営業権の喪 失、またはデータの喪失など(ただし、これに限定されません)、このドキュメントに関連する直接損害または間接損害については、Arcserve がその損害の可能性の通知を明示的に受けていた場合であっても一切の責任を負いません。

(3)

目次

1.

はじめに ... 3

1.1 本書の概要 ... 3

1.2 Unified Data Protection for Linux Agent とは? ... 3

2.

インストール前の確認 ... 5

2.1 動作要件 ... 5 2.2 評価環境の準備 ... 5 2.3 Linux サーバのインストールタイプの確認 ... 7

3.

インストール前の準備 ... 8

3.1 インストールメディアの準備... 8 3.2 インストール時の注意点 ... 8 3.3 ファイアウォール設定 ... 9 3.4 前提ソフトウェアの確認 ... 9 3.5 前提ソフトウェアのインストール ... 10 3.6 UDP 管理者の準備 ... 11

4.

UDP LINUX のインストールと環境設定 ... 12

5.

バックアップの実行 ... 14

(4)

5.1 バックアップ対象ノードの登録 ... 14 5.2 バックアップジョブの作成 ... 15 5.3 除外ボリュームの設定方法 ... 22

6.

ファイル単位のリストア ... 24

7.

ベアメタル復旧 ... 31

8.

製品情報と無償トレーニング情報 ... 38

8.1 製品情報 ... 38 8.2 トレーニング情報 ... 38 8.3 お問い合わせ ... 39

(5)

1.

はじめに

このガイドは Arcserve Unified Data Protection for Linux Agent (以降 、UDP Linux と記載)の製品評価 をスムーズに進行していただくことを目的に、環境構築からリカバリまでの手順をステップバイステップで 説明した資料です。手順に沿って作業を進めていただくことで、環境構築からリカバリまで主要な機能を一 通り評価いただけます。本ガイドを利用し、UDP Linux の簡単で手間のかからないバックアップ運用をご確 認ください。

1.1 本書の概要

本ガイドでは以下の主要機能をすべて評価いただけます。評価の所要時間は約 90 分です。 • 環境構築 • インストール • バックアップ • リストア • ベアメタル復旧

1.2 Unified Data Protection for Linux Agent とは?

UDP Linux は以下のような特長を持つ製品です。  詳細レベルのリカバリが可能なイメージ・バックアップ 任意時点の復旧ポイントからファイル・レベルでリストアを行えるため、迅速にかつ細かく復旧する ことができます。  ストレージ使用量を抑えるブロック・レベルの増分バックアップ 変更のあったブロックだけをバックアップすることで、保護対象サーバの負荷を軽減しつつ、バック アップ時間を短縮し、ストレージ使用量を抑制します。  異なるハードウェアにも対応するベアメタル復旧(BMR) OS、データを含めたシステム全体をすばやく復旧します。異なるハードウェアへの復旧機能も標準 で提供します。  簡単・手間いらずの環境構築で負荷とコストを削減 バックアップサーバ以外のインストール作業は不要なため、構築にかかる負荷とコストを削減できま す。バックアップサーバでバックアップ対象のサーバ登録とジョブ設定を行うだけで、各サーバの初 回バックアップ時にリモート・インストールを自動的に行います。

(6)

 Windows 版同様の簡単操作による一元管理

Arcserve Unified Data Protection for Windows Agent と同じ簡単な操作で、Web ベースの管理 コンソールから複数サーバのジョブ設定、実行、状況監視、履歴、ログの集中管理が可能です。  クラウドストレージへの直接バックアップ Amazon S3 クラウドストレージに直接バックアップが可能です。 RPS(Windows マシン)も不要なため、オンプレミス環境への投資を抑えた、ファイルレベルリス トアや、オンプレミスの BMR(ベアメタルリカバリ)も可能にします。  バックアップデータの保全性の強化

UDP Linux v6.5 Update2 以前の”従来方式”ではターゲットサーバに作成したマウントポイント に、バックアップ先フォルダをフルアクセス権限でマウントしバックアップします。この方式ではバ ックアップ中のマウントポイントに誰でもアクセスできてしまうため、ターゲットサーバ側での誤操 作などによってバックアップ先フォルダ内のデータを削除する可能性がありました。

(従来方式)UDP Linux v6.5 Update2 以前 (新方式)UDP Linux v6.5 Update2 以降 そこで UDP Linux v6.5 Update2 以降の”新方式”では、データ保全の観点からバックアップ先フォ ルダをターゲットサーバごとにマウントせず、UDP Linux(バックアップサーバ)上でのみマウントし バックアップする方式に変更しました。この変更によりターゲットサーバ側での誤操作によるデータ 削除が防止し、バックアップサーバ側のマウントポイントを非表示とすることで誤操作によるバック アップデータ削除の危険も無くバックアップデータの保全性が大幅に向上します。 ネットワーク上に流れるデータ量の削減を優先するなどの理由で、従来通りのデータ経路でバックア ップ運用を継続する場合は、以下のパラメータを設定します。(Update2 以降) この設定により UDP Linux(バックアップサーバ)を経由せず、ターゲット サーバから直接共有フォ ルダ(CIFS,NFS)にバックアップデータを転送することができます。

(7)

「マウント方式によるバックアップ設定」変更手順 ① UDP Linux(バックアップサーバ)で以下のファイルにオプションパラメータを追加 - 修正対象ファイル: /opt/Arcserve/d2dserver/configfiles/server.env ※ ファイルが存在しない場合は新規に作成します - 追加パラメータ : export CRE_RPC_DISABLE=1 ② UDP Linux(バックアップサーバ)の再起動 - 再起動コマンド: ./opt/Arcserve/d2dserver/bin/d2dserver restart

2.

インストール前の確認

2.1 動作要件

UDP Linux は動作要件ページに記載された環境で利用できます。このガイドでは CentOS 7.5 x64(以降 CentOS と表記)環境での運用例で説明します。

Arcserve UDP エージェント(Linux)のシステム要件

2.2 評価環境の準備

このガイドでは UDP Linux をインストールした UDP サーバをバックアップ対象として、共有フォルダ にバックアップする構成で、バックアップからベアメタル復旧までの手順を説明します。本ガイドの説 明を実機で確認するには、UDP サーバ兼バックアップ対象の Linux サーバ 1 台と、バックアップ先の共 有フォルダを準備します。ベアメタル復旧の際は、復旧対象の UDPLinux サーバにアクセスするブラウ ザ環境が必要です。

※ CentOS ベースの LiveCD によるベアメタル復旧を行う場合、LiveCD 起動環境のデスクトップ上の ブラウザからベアメタル復旧ジョブを実行できます。

(8)

<本ガイドで説明する構成> <バックアップ先として利用可能な共有フォルダ> Windows CIFS 共有フォルダ Linux CIFS 共有フォルダ Linux NFS 共有フォルダ

※ UDP Linux でサポートされているディスクについては以下 URL を参照してください。

(9)

2.3 Linux サーバのインストールタイプの確認

このガイドでは CentOS 7.5(x64)を X-Window やブラウザを含む”Desktop”タイプで構成した場合 のインストール手順を例に説明します。 CentOS を”Desktop”以外で構成した場合、X-Window が含まれずローカルコンソールでは日本語を表 示させることができません。このような環境で UDP Linux が日本語環境をサポートするには、システム ロケールを日本語に設定後、日本語表示可能な SSH 対応のリモート端末(TeraTerm など)を使い、日 本語表示可能な環境でインストールします。 <参考:CentOS のインストールタイプの設定画面>

(10)

3.

インストール前の準備

3.1 インストールメディアの準備

UDP Linux の評価版モジュールは、無償トライアルダウンロード申し込みページより、入手してくださ い。 https://www.arcserve.com/jp/free-trial-selection/ インストールに必要なファイルをダウンロードします。(約 500MB) インストール後 30 日間ライセンス 登録不要で全機能を評価できます。30 日経過後に継続して利用する場合は製品ライセンスを登録するこ とで、製品版として利用できます。

トライアルを申し込んでいただき、以下の URL より Arcserve UDP Linux Update4 のモジュールをダ ウンロードしてください。 https://support.arcserve.com/s/topic/0TO1J000000I46zWAC/arcserve-udp-v65-product-downloads UDPLinux インストールファイル: Arcserve_Unified_Data_Protection_Agent_Linux_6.5_with_Update_4.bin ※ダウンロード手順については今後変更される可能性があります。

3.2 インストール時の注意点

(1) ログインユーザ

UDP Linux のインストール前の準備やインストールは、”root”権限を持つユーザでログインし実行 します。

(2) ロケール設定

UDP Linux は日本語環境として UTF8 環境のみをサポートします。ログオン環境が日本語表示可能 な環境であることを確認します。ローカルコンソールで日本語を表示できない場合には、日本語表示 可能な SSH 対応のリモート端末(TeraTerm など)からログオンしインストールします。

(11)

3.3 ファイアウォール設定

ファイアウォール越しに UDP Linux にアクセスする場合は、以下のポートをそれぞれ開放します。

<firewall ポート開放のコマンド実行例>

8014/tcp を解放する場合:

# firewall-cmd --add-port=8014/tcp --zone=public --permanent ポート開放の確認コマンド

# firewall-cmd --list-port --zone=public --permanent

8014/tcp 8016/tcp 8021/tcp 67/udp 69/udp…・(コマンドの実行結果)

3.4 前提ソフトウェアの確認

UDP Linux をインストールする際に必要なパッケージをインストールします。インストール状況を環境 毎に確認し、必要なパッケージを追加します。 <UDP Linux サーバに必要なパッケージ>  perl  ssh  genisoimage  squashfs-tools  cifs-utils <バックアップ対象ノードに必要なパッケージ>  perl  ssh

(12)

<バックアップ先に応じて必要なパッケージ> バックアップ先に応じ、以下パッケージのインストールが必要です。バックアップに際してパッケー ジ設定は不要なのでインストールの有無を運用開始前に確認します。すべてのパッケージを最初にイ ンストールしておくことも、バックアップ先や利用機能に応じて後から追加することもできます。 これらのパッケージはバックアップ先に応じてバックアップ サーバとバックアップ対象ノードの両方 にインストールして使用します。 <バックアップ先が CIFS 共有/復旧ポイントサーバの場合>  cifs-utils <バックアップ先が NFS 共有の場合>  nfs-utils <バックアップ先が AWS S3 の場合>  cifs-utils  samba 前提ソフトウェアの導入状況は、以下のコマンドで確認できます。実行結果が何も表示されない場合は インストールされていません。[3.6 前提ソフトウェアのインストール]手順を参考に必要なパッケージ をインストールします。 <インストール状況の確認例>

実行するコマンド: yum list installed | grep <パッケージ名> 実行例: yum list installed | grep perl

3.5 前提ソフトウェアのインストール

Linux サーバの標準設定では、最新パッケージをインターネット経由でインストールします。この場合 は、以下のコマンドを使用し各パッケージをインストールします。

<インターネットからインストールする場合> 実行するコマンド: yum install <パッケージ名> 実行例: yum install perl

外部ネットワークに接続せず DVD などのインストールメディアからインストールする場合は、以下のコ マンドでパッケージをインストールします。

(13)

<OS メディアからインストールする場合>

実行するコマンド: yum --disablerepo=\* --enablerepo=c7-media install <パッケージ名> 実行例: yum --disablerepo=\* --enablerepo=c7-media install perl

※ この実行例は CentOS のインストールメディアを/media/cdrom にマウントした場合の実行例です。 他のフォルダにマウントする場合は、/etc/yum.repo.d/CentOS-Media.repo の baseurl=パラメータ にメディアのマウントパスを追加してから実行します。

3.6 UDP 管理者の準備

UDP Linux サーバをインストールする場合は、root 或いは、同等の権限を持つユーザを作成しインスト ールしてください。(root を利用する場合、下記の手順は不要です。) これまでエージェント画面からバックアップ対象ノードを追加する際に、root 或いは同等のアカウント での操作が必要でしたが、Update4 より sudoers を定義することで、特定の一般ユーザアカウントへ UDP 関連の権限を譲渡しリモートノードの追加やバックアップができるようになりました。 これによりバックアップ対象のリモートサーバ上で root アカウントや管理者権限を持つアカウントでの 運用が不要となり、よりセキュアなバックアップ運用が行えるようになります。 ここでは、アカウント(udpadmin)を追加します。 UDP Linux 管理者アカウントを作成し、パスワードを設定 # useradd udpadmin # passwd udpadmin

sudo コマンドで root の代わりに実行させるユーザを定義します。ここでは udpadmin に権限を追加し ます。

/etc/sudoers の設定例

# visudo

Defaults: udpadmin !env_reset

udpadmin ALL=(ALL) /bin/ln,/usr/bin/d2d_ea

(14)

4.

UDP Linux のインストールと環境設定

(1) インストールする環境に root(或いは同等のユーザ)でログインします。 (2) インストールに使用するファイルを、/tmp ディレクトリにコピーします。 Arcserve_Unified_Data_Protection_Agent_Linux_6.5_with_Update_4.bin インストール用ファイルを root ディレクトリ以外にコピーして実行することもできます。この場合 はコピー先のパスに"a-z"、"A-Z"、"0-9"、"_"以外の文字が含まれていないことを確認します。 (3) "Arcserve_Unified_Data_Protection_Agent_Linux_6.5_with_Update_4.bin"ファイルの実行権 限と所有者を確認し、実行権が無い場合は以下のコマンドで実行権を追加します。 実行するコマンド:chmod 755 Arcserve_Unified_Data_Protection_Agent_Linux_6.5_with_Update_4.bin (4) インストールを開始するには、インストールファイルのコピー先ディレクトリで、 Arcserve_Unified_Data_Protection_Agent_Linux_6.5_with_Update_4.bin を実行します。 実行するコマンド: ./Arcserve_Unified_Data_Protection_Agent_Linux_6.5_with_Update_4.bin [参考:インストールの開始画面]

(5) ファイルが展開され、インストールに使用する言語の選択が表示されます。"2) Use system setting language"を選択すると、以降のインストール中のメッセージが日本語で表示されます。

"2"を入力し、Enter キーを押します。

(15)

(6) ライセンス許諾のメッセージが表示されるのでスペースキーを押して読み進め、ライセンス許諾に同 意する場合は"y"を入力し Enter キーを押します。

(7) 本体のインストールが開始後、続けてリストアユーティリティのインストール、BMR メディアとし て使用する"Live CD”の ISO イメージが自動生成され、インストールが完了します。

(8) LiveCD の ISO イメージは/opt/CA/d2dserver/packages ディレクトリに作成されます。この ISO イメージをメディアに書き込んでおき、メディア起動したサーバに Linux サーバのシステム全体を迅 速に復旧できます。

※ ISO イメージをメディアに書き込むには、別途ライティングソフトが必要です。

[参考:インストール完了時画面]

(9) インストール後、UDP Linux サーバにログイン可能なユーザとしてP11で作成した UDP Linux 管理者 アカウントを利用する場合、管理者の登録設定が必要です。 ※root を使用する場合は、この設定は不要です。 登録方法例(ここでは udpadmin を管理者として登録 1) /opt/CA/d2dserver/configfiles/server.cfg ファイルを新規作成 2) 作成したファイルに以下の 1 行を追加し、保存 allow_login_users=udpadmin

y

n

(16)

5.

バックアップの実行

5.1 バックアップ対象ノードの登録

(1) UDP Linux の管理者と管理者のパスワードを入力し、UDP Linux へログインします。

ノードを登録する際に、UDP Linux サーバ以外のインストール作業は不要です (2) UDP Linux のメインページから、[ノード]の追加アイコンをクリックし、ドロップダウンメニューか ら[ホスト名/IP アドレス]を選択します 。 (3) 追加ノードのホスト名と、UDP 管理ユーザ名とパスワードを入力します。複数のノードを登録する 場合は[追加して続行]をクリックします。ここでは[追加して終了]をクリックし、ノード登録を終了 します。

(17)

(4) ノードが追加されたことを確認します。

5.2 バックアップジョブの作成

(1) ノード一覧からバックアップ対象ノードを選択し、[バックアップ]アイコンのドロップダウンメニュ ーから[選択したノードのバックアップ]を選択します。 (2) バックアップウィザードが開始されるので、UDP Linux サーバ名を確認し、[次へ]をクリックしま す。

(18)

(3) バックアップ対象 ノードが追加されていることを確認し[次へ]をクリックします。

<複数のバックアップ対象ノードの登録方法>

バックアップジョブに複数のバックアップ対象を追加する場合は、[追加]をクリックしてノードを 追加します。追加されたバックアップ対象ノードは、同じバックアップ設定で同時にバックアップ されます。追加するバックアップ対象ノードへのソフトウェアのインストール作業は不要です。

(19)

(4) バックアップ先を指定します。下図の例では[CIFS 共有] を選択し、ここでは保存先とし て ”//win2012r2/linux” を指定しています。設定内容を確認し[次へ]をクリックします。

(20)

<バックアップ先の指定方法> UDP Linux では 3 種類のバックアップ先をサポートします。共有フォルダをバックアップ先とする 場合、バックアップ対象ノードから、バックアップ先共有フォルダへの書き込み権限が必要です。 ・NFS 共有 ジョブに登録したバックアップ対象ノードを NFS 共有フォルダにバックアップします。 NFS 共有フォルダをバックアップ先に指定する場合は、以下の形式で共有フォルダを指定します。 <NFS サーバ名:/共有フォルダ名> ・CIFS 共有 ジョブに登録したバックアップ対象ノードを CIFS 共有フォルダにバックアップします。 Linux/Windows どちらの共有フォルダにもバックアップすることができます。 CIFS 共有フォルダをバックアップ先に指定する場合は、以下の形式で共有フォルダを指定します。 <//ホスト名/共有フォルダ名> ・ローカル(ソースローカル) バックアップ対象サーバの、それぞれのローカルストレージパスにバックアップします。指定した ローカルディスクのパスが存在しない場合にはディレクトリが作成されます。ローカルストレージ がバックアップ先の場合、バックアップ先フォルダが存在するボリューム(パーティション)全体が バックアップ対象から除外されます。バックアップ先以外のボリュームを除外する場合は、 [5.3 除外ボリュームの設定方法]を参照します。 ・RPS ジョブに登録したバックアップ対象ノードを RPS(復旧ポイントサーバ)にバックアップします。 ホスト名、ユーザ名、パスワード、データストアの情報が必要となります。 ・Amazon S3 バックアップ先に AmazonS3 を選択している場合は、以下の形式でバックアップ先を指定します。 //S3_Region_ID/S3_bucket_name

AmazonS3 バケットを CIFS 共有としてエクスポートする場合は、[CIFS クライアントアクセスを 有効にします]チェックボックスをクリックします。

(21)

(6) スケジュールを設定します。スケジュールタイプは、[なし]と[カスタム]が選択できます。ここで は[カスタム]設定によるスケジュール設定例を説明します。スケジュールタイプで[カスタム]を選 択するとデフォルトのスケジュール設定が表示されます。 スケジュールタイプで[カスタム]を選択すると、以下のスケジュールでバックアップが実行されま す。 • [開始日]: ウィザードを起動した日付 • [バックアップの種類]:月~木曜 増分バックアップ、金曜 フルバックアップ • [時刻]: 午後 10:00(22:00) • [繰り返し実行する]: ”実行しない” ※ フルバックアップを取得する曜日や日付を変更できます。

(22)

(7) 保持するバックアップ世代数を指定するため、[保存する復旧セットの数]を指定します。 ※ 保存する復旧セット数について 指定したセット数を超えた場合は古いセットを自動的に削除しセット数を維持します。削除後に指定セッ ト数を維持する動作となるため、最大で “指定セット数+1“のバックアップデータが保持されます。デ フォルトのカスタムスケジュールでは毎週金曜日にフルバックアップが取得され、フルバックアップの開 始直前に、古いバックアップセットが削除されます。

(23)

(8) バックアップジョブのサマリ画面が表示されます。内容を確認し[サブミット]をクリックすると 設定が保存され、同時にバックアップジョブがスケジュールされます。

(9) ホーム画面から[ジョブステータス]タブをクリックすると、ジョブの登録状況や実行中のステータ スをリアルタイムに確認することができます。

(24)

5.3 除外ボリュームの設定方法

以下の手順で、任意のボリュームをバックアップ対象から除外できます。 (1) バックアップウィザードの[選択したノードのバックアップ]から、ボリュームを除外するノードを選 択し [検証]をクリック、ドロップダウンリストから[選択したノードの検証]を選択します。 このときノードへのアカウント入力画面が表示された場合はアカウントを入力します。 その後、表示された[ボリュームのフィルタ]欄のボリュームアイコンをクリックします。

(25)

(2) 除外ボリュームの設定画面が表示されます。バックアップ対象のボリュームを確認し[OK]をクリッ クします。下図の例では “/data”ボリュームをバックアップ対象から除外しています。

※システム復旧に必要なボリューム(”/”、”boot”)をバックアップ対象から除外すると復旧できな くなるため 注意が必要です。

(26)

6.

ファイル単位のリストア

UDP Linux のバックアップデータは復旧ポイントとして管理されます。ここでは復旧ポイントからファ イル単位のリストア手順を説明します。 (1) WEB GUI 画面から[リストア]アイコンをクリックし、ドロップダウンメニューから[ファイルのリス トア]を選択します。 (2) リストアウィザードが開始されるので、[次へ]をクリックします。

(27)

(3) [接続]をクリックし、復旧ポイントが保存されているストレージに接続します。下図の例では[セッ ションの場所]として、CIFS 共有フォルダを指定しています。

(4) リストアしたいファイルのバックアップ元サーバを指定します。複数サーバの復旧ポイントを持つス トレージの場合はドロップダウンリストから選択します。

(28)

(5) 復旧ポイントの[時刻]で日時を確認し、どの時点のファイルをリストアするか復旧ポイントを選択し ます。

(29)

(7) 左側のウィンドウでフォルダを展開しリストア対象が含まれるフォルダを選択します。次に右側のウ ィンドウでリストアしたいフォルダまたはファイルを選択、緑色のボックスが塗りつぶされているこ とを確認し、[OK]をクリックします。ここでは ”test.txt” ファイルを選択します。 <”udisks2 サービスが実行されています”と表示される場合> リストアファイルの選択画面が表示されず”udisks2 サービスが実行されています”と表示される場 合、リストア対象サーバ上で udisks2 デーモンを停止してから再度(6)手順以降から実行します。 リストア完了後に udisks2 サービスを再開できます <udisks2 停止コマンド 例>

systemctl stop udisks2.service <udisks2 開始コマンド 例>

(30)

(8) [リストアするファイル/フォルダ]欄に、リストアするファイルやフォルダが追加されていることを 確認し、[次へ]をクリックします。

(9) リストア先を指定します。[別の場所にリストアする]を選択する場合は、[ターゲットマシン設定]の [ホスト名/IP]、[ユーザ名]、[パスワード]を入力し、[参照]をクリックします。ここでは[別の場所 にリストアする]を選択します。

(31)

(10) [ファイル ディティネーションの選択] 画面でリストア先フォルダを選択し、[OK] をクリック します。ここでは”/home/udpadmin/ドキュメント/restore”フォルダを選択します。

(11) [デスティネーション]にリストア先フォルダが登録されたことを確認し、[次へ]をクリックしま す。

(32)

(12) リストア スケジュールを指定します。[今すぐ実行]を選択すると、サブミット後に即座にリス トアジョブが実行されます。設定後[次へ]をクリックします。

(33)

(14) 対象のファイルがリストアされます。

7.

ベアメタル復旧

UDP Linux では復旧対象の サーバを Live CD で起動し、ブラウザ経由で LiveCD 環境にアクセスしてベ アメタル復旧を行います。

(1) インストール時に作成した LiveCD の ISO イメージから復旧対象のサーバを起動します。DHCP 環境 の場合はリモートのブラウザからアクセスするための URL が自動で画面に表示されます。この URL を使用し LiveCD にアクセスします。

(34)

DHCP 以外の環境では、以下の方法で IP アドレスを設定します。

<参考:LiveCD で固定 IP を指定する方法>

③ LiveCD の起動画面で[Enter]キーをクリック後、Shell モードに入り、以下のコマンドを実行し ます。

実行するコマンド: ifconfig <NIC デバイス名> <IP アドレス> 実行例:ifconfig eth0 192.168.10.160

④ コマンド実行後、[exit]と入力すると Shell モードを抜け、元の画面に戻ります。表示された URL を使いリモートのブラウザ経由で LiveCD にアクセスします。

• 固定 IP を設定するコマンドの実行例

(35)

(2) バックアップサーバを復旧する場合は(1)手順で表示された URL にアクセスしてベアメタル復旧を開 始します。この場合のバックアップサーバ(画面左)は [livecd]と表示され、[概要]タブの OS バージ ョンも [Live CD]と表示されます。バックアップサーバ以外を復旧する場合は、稼働中のバックアッ プサーバに接続し、次の手順からベアメタル復旧を開始します。 (3) [リストア]アイコンをクリックし、ドロップダウンリストから [ベアメタル復旧(BMR)] を選択しま す。 (4) リストアウィザードが開始されるので、[次へ]をクリックします。

(36)

(5) リカバリに使用する復旧ポイントを選択します。ここでは CIFS 共有にバックアップされた復旧ポイ ントを指定します。LiveCD から接続する場合は、IP アドレスで UNC パスを指定します。入力後[接 続]をクリックします。

(37)

(7) バックアップ元のサーバを選択します。複数サーバの復旧ポイントが保存されている場合は、ドロッ プダウンリストから選択します。

(38)

(9) [MAC/IP アドレス]に LiveCD 画面に表示されている IP アドレスを入力し、[ターゲットマシン設定] の各情報を入力します。オリジナルと違う値に設定した場合、復旧後のサーバ設定を変更できます。 設定を変更しない場合は、オリジナルと同じ情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(10) ベアメタル復旧の実行スケジュールを設定します。すぐに実行するには[今すぐ実行]を選択し [次へ]をクリックします。

(39)

(11) ベアメタル復旧設定のサマリ画面を確認し、[サブミット]をクリックします。

ベアメタル復旧ジョブが実行され、ジョブ完了後は復旧対象のサーバが自動的に再起動します。復旧 対象サーバにログインし、手順(9)で指定した設定内容で復旧対象サーバが復旧されていることを確 認します。

(40)

8.

製品情報と無償トレーニング情報

製品のカタログや FAQ などの製品情報、動作要件や注意事項などのサポート情報については、ウェブサイト より確認してください。

8.1 製品情報

製品情報 https://www.arcserve.com/jp/data-protection-solutions/arcserve-udp/ FAQ https://www.arcserve.com/wp-content/jp/uploads/2017/12/udp-v65-faq.pdf 製品マニュアル https://documentation.arcserve.com/Arcserve-UDP/Available/V6.5/JPN/Bookshelf.html その他のサポート情報 https://support.arcserve.com/s/topic/0TO1J000000I3pdWAC/arcserve-udp?language=ja

8.2 トレーニング情報

 無償トレーニング 機能を速習する Arcserve シリーズの無償ハンズオン(実機)トレーニングを毎月実施しています。ど なたでも参加いただけますので、この機会にご活用ください。(競業他社の方はお断りしておりま す。) https://www.arcserve.com/jp/jp-resources/seminar/

(41)

 セルフ トレーニング ビデオ(参考資料)

Arcserve 製品のご紹介と、インストールから、バックアップ運用、ベアメタル復旧までの実機操作 を、ビデオを見ながら学習できます。

<Arcserve UDP Linux 概要編>

https://www.youtube.com/watch?v=i2b8BrAjbZY

<Arcserve UDP Linux 実践!運用のヒント前編>

https://www.youtube.com/watch?v=HA-kCF-732o

<Arcserve UDP Linux 実践!運用のヒント後編>

https://www.youtube.com/watch?v=ouJM1jDhFuM

8.3 お問い合わせ

本ガイドに関するご質問やお問い合わせ、製品ご購入前のお問い合わせはジャパン・ダイレクトまでご 連絡ください。 Arcserve ジャパン・ダイレクト連絡先 フリーダイヤル:0120-410-116 E-mail : JapanDirect@arcserve.com 営業時間:平日 9:00~17:30 ※土曜・日曜・祝日・弊社定休日を除きます。 URL: https://www.arcserve.com/jp/about/contact/call-me/ ※ Facebook ページ(Arcservejp)でも受け付けています。

参照

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