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法政大学図書館一〇〇年史 : 第一編 図書館通史 : 第九章 三キャンパス体制への対応 二、工学部図書 館の歩み

著者 桜井 敏春

出版者 法政大学図書館

ページ 261‑267

発行年 2006‑03

URL http://hdl.handle.net/10114/6820

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図書館施設に関しては、’九六四年(昭和三九)八月に「工学部整備5ヶ年計画」が策定され、その骨子「設備

に関する事項」に図書館の増設計画、’九七二年(昭和四七)の「工学部長期計画委員会」で、教学改革の一環と

しての研究活動を推進するための諸施策として「図書館を小金井分館でなく独立図書館」とすることが挙げられ

た。以後施設の拡充として一九七五年(昭和五○)に体育館(|、’’’一一三㎡)が建設され、事務管理棟地下一階倉

庫を第一書庫(床面積一六㎡・書架一六連)に改築し、地下二階書庫(一○九㎡)の約半分に書架五六連が増設され が完成し移転した。新学部長士本義雄教授のもとで六月一○口に新校舎の竣工式が行われた。

図書館の施設面積は五八○㎡で、蔵書構成は和書七、四三四冊、洋書一一、四六九冊、和雑誌五六七冊、洋雑誌

九八三冊、合計一万一四六一一冊で、その年の館内閲覧者は六、九九○名である。学生数は一一、七七九名、専任教

員七○名、兼担・兼任教員一一○一|名、奉仕対象者数は合計三、○五一名、館員数は五名であった。事務機構も工

学部事務所が置かれ、総務課・学事課の二課が新設された。小金井分館長には引き続き池田弘教授がその任に就

工学部の教学改革により一九六五年(昭和四○)大学院工学研究科修士課程に機械工学専攻、電気工学専攻が設

置され、蔵書数が一万二九九八冊、’九六六年(昭和四一)建設工学科が土木工学科、建築学科の一一学科に改組され、蔵書数が一万四九九七冊となった。さらに一九六八年(昭和四三)電気工学科に電気電子専攻、計測制御専攻、大学院工学研究科博士課程に電気工学専攻が設置された。この改組および新設置で蔵書数もその都度増加し、二

いた。

(5)小金井分館から工学部図書館へ

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(6)蔵書の増加とオンライン情報検索サービスの展開

大学創立一○○周年にあたる一九八○年(昭和五五)には、記念事業の一環としてイオンピームエ学研究所が設

立された。この年工学部図書館は、施設床面積六七八㎡、蔵書構成は和書二万九五一八冊、洋書六、八九一一一冊、

和雑誌七、四七○冊、洋雑誌八、’一一一五冊、合計五万二○’六冊で館内閲覧数一○、五六一一一名、館外貸出数六、’一一一四名の利用者があった。奉仕対象者は学部生一一一、七四一名、大学院生七九名、専任教員一三一一名、兼担・兼

任教員一六九名、合計四、○’一一六名である。図書館の資料費予算は一九七九万五○○○円であった。 てはいたが、ら二年間、{ 会と事務部等の要請によって工学部附属図書館として独立することになった。事務機構も工学部事務部は、総務課、学事課、図書課の三課となる。この年から図書館長は教授会主任が担当し、電気工学科の岩村国也教授がその任についた。この二年前の一九七六年(昭和五一)に、工学部図書館は東京西地区大学図書館相互協力連絡会に加盟した。この図書館相互協力連絡会は一九七三年(昭和四八)に国際基督教大学、東京経済大学などの数大学図書館が地域大学図書館の相互協力ネットワークを目的に創設したもので、現在は国・公・私立大学を問わず様々な大学図書館が三六館参加している。法政大学多摩図書館も一九九四年(平成六)に加盟した。資料の相互貸借は、学術情報センター(現国立情報学研究所)の円Fでかなり一般的になっているが、当時は地域大学に限定されてはいたが、他大学図書館から資料を借用できる点で貴重であった。工学部図書館は、’九九七年(平成九)か 万○○一○冊までになっている。

本校図書館(市ヶ谷)の分館は小金井分館と川崎分館とされていたが、’九七八年(昭和五三)には工学部教授

実務担当者会議の副担当館を務めた。

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翌年になると書庫不足が深刻化し、音楽練習室の地下一一階の倉庫を第一一一書庫(一一一三㎡、書架一一○二連)として借用し、洋図書および和雑誌のバックナンバーを配架した。また、新着洋雑誌を展示するために研究閲覧室(L

L自習室併設)が教室棟二階に増設ざれ施設床面積八五四㎡となった。一九九○年(平成二年)には、さらに第四

書庫(旧第一ロッカー室)を増設し、図書施設面積は九一七㎡に増加した。しかし、第三書庫は、’九九五年(平

成七)に南館が完成し図書収容可能冊数が増加したこと、また、この書庫は大雨の時などには床と壁の境界一一一箇

所から、雨水が惨み出てきて書庫として収蔵不可能として、一九九七(平成九)年に工学部事務部総務課へ返還

多摩校地での授業開始に伴い、文部省の指導もあったので教授会主任を多摩担当とする措置がとられた。その

ため、図書館担当から外れることになり、工学部長が図書館担当(館長)を兼務する形となった。一九九○年(平

成一一)二月には教授会内規にあった教授会主任が図書館担当の条項は削られた。当時の工学部長は岩下秀男教授 資料については、多摩図書館で収集し利用させることになった。 多摩校舎が完成した一九八四年(昭和五九)四月からは、第一部経済学部、社会学部の一年次生の授業が開始された。’九八八年(昭和六三)には、工学部一年次生の授業が多摩工学部棟校舎で始まった。多摩工学部棟の自習室(一一二.九五㎡)には、一年次生の基礎的図書と参考図書等が配架された。工学部の一年次生用の主たる図書 一九八三年(昭和五人)には、日本科学技術情報センターの提供する科学・工学系では曰本最大のデータベースである]○扇システムによるオンライン情報検索サービスを開始した。これは通信速度一一一○○9mの音響カプラーを使用したもので、館員による代行検索の形態をとっている。 所から、された。

である。

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新図書館の開館に伴って利用者サービスも変更された。従来は閉架書庫に学生を入れなかったが、この年から

はカウンターで学生証を提示し、利用者が書庫に入って直接資料を探す半開架方式にした。また、この年より円扇

図書館システムの○三O端末による目録検索サービスを本格的に開始し、それと並行して和・洋図書の図書館シス

テムへの遡及入力を五年計画でスタートさせた。体制はアルバイト五名と和・洋図書係の館員と和書係の嘱託職

員であった。’九九七年(平成九)には遡及入力が五年を待たずに終了したので、その後継続してデータの校正 (7)図書館棟の完成と電算システム化一九九五年(平成七)、実験・実習・図書館棟(南館)が完成した。地下一階、地上七階、延べ床面積五、○○

○㎡の鉄筋コンクリートの建物で、図書館施設は一階に第二閲覧室五六九㎡、座席数一八一席、書架連数一一五、

書架棚数一五○、収容可能冊数一一一、七五○、収容冊数一一一、六八○、地下一階に書庫として六三一㎡、書架数九○

八連、収容可能冊数約一六万冊が建設され、ここに工学部図書館の中心が移転、旧図書館の開架閲覧室(第一閲

覧室)と併せて、工学部図書館施設は一一、四六一一一㎡となり、蔵書構成は、和書六万四九八一冊、洋書一万一一一三五

七冊、和雑誌一万八五一一八冊、洋雑誌一一万一一一五一一一冊で合計一二万○’一一八七冊で、施設、内容ともに改善が図ら

れた。図書資料の予算は一一一七二九万九○○○円である。 成四)より一一一年計画で工学部学科再編に伴う図書整備として、和書五、’八六冊、洋書一一一、四五四冊を受け入れることになった。購入額は四五五七万四○○○円である。 工学部の学科改組が一九九三年(平成五)に行われ、機械工学科、物質化学科、電気電子工学科、電子情報学科、システム制御工学科、土木工学科、建築学科、経営工学科の八学科に再編されたが、前年の一九九二年(平

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して吉田裕教授が参加した。報告書の中では「小金井図書館体制の確立に向けて」として課題が提起されている。

二○○○年(平成一一一)四月の新学部「情報科学部」の開設で、小金井キャンパスは一一学部体制になることをふま

え、教育、研究活動支援における図書館機能の一層の充実強化をはかり、三図書館の協力体制とバランスの取れ

た発展を支える必要があり、図書館長の専任化、図書館委員会の設置、「工学部図書館」名称の変更および事務組

織のあり方等の問題が指摘された。工学部図書館では一九九八年(平成一○)に工学部図書委員会が廃止されたが、図書委員会は一年任期で各学科から教員一名が選出され、図書館予算、収集と選書、また購読雑誌の検討など、

長い間図書館と利用者(教員、院生、学部生)の橋渡し役として図書館運営に関わってきた。 開館時間については、’九九七年度(平成九)から長い間の懸案だった延長を実施した。内容は、南館の第二閲覧室の開館を二時間延長して午後八時までとするもので、専任職員一名と臨時職員一名を配置した。その結果、前年度に比べて年間入館者数が約一万名増の一八万三○一○名となった。’九九八年度(平成一○)には、さらに約六、○○○名の増加があり、一八万八九一四名となっている。 と製本雑誌の遡及入力事業に入っている。また、インターネットを利用した外部データベースの利用を始め、国三の①弩呂や□旨一・mmの}の。(などと契約して、研究室・実験室などから資料の検索ができるサービスも一九九六年(平成人)から導入している。

(8)工学部図書館の新たな展開

一九九七年(平成九)’○月に法政大学図書館将来構想委員会が設置され、’○回の委員会を開催して図書館

の中期的課題について討議された。’九九九年(平成二)|月には報告書がまとめられたが、工学部から委員と

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参照

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 2013 年 4 月の時点で刊行されていた「図書館情報 技術論」の教科書となるような書籍は、『図書館情報技 術論(学文社:ベーシック司書講座)』 (注

一一三年の開館日数一一一四一一一日/閲覧者一万九一一一七○人/閲覧図書数一一一一万五一一一七四冊(|日の平均閲覧者五六人、

U工学(1工学一般・2 Q産業R商業

1956 83,000 42,000 67,237 3,184 1957 94,496 44,704 72,859 3,753 1958 157,000 43,000 78,672

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