内政
1 2014年総選挙に向けて
(1)BDP,3選挙区で予備選挙再投票へ 与党ボツワナ民主党(BDP)は,昨年行った 党内予備選挙の選挙手続き・結果に対する党員に よる異議を審査した結果,ハボロネ中央,マディ ナレ,及びマハラペ西選挙区で再投票を3月1日 に行うことを決定した。党内予備選挙は,本年の 総選挙における各選挙区での党内候補者を決定す るものである。上記3選挙区のうち,マディナレ は昨年の予備選挙でソモレカエ保健副大臣が3票 差で敗北した選挙区であるため,注目を浴びてい る。(13日:メヒ紙)
(2)第2回有権者登録開催
総選挙の有権者登録第2段が21日に開始し,
3月2日まで行われる。昨年10月に開催された 有権者登録では,50万人弱のみの有権者が登録 を行い,独立選挙委員会(IEC)が目標として いる120万人の登録を遙かに下回ったため,改 めて有権者登録の機会が設けられた。(21日:デ イリー・ニュース紙)
2 サレシャンドBCP党首,野党代表に 先月行われたフランシスタウン西補欠選挙で当 選した野党ボツワナ会議党(BCP)のフボナ氏 の就任式が3日に国会において行われた。本就任 式は,同日行われたマタンボ財務開発計画大臣に よる財政演説に先立ち行われた。これまで同党及 び野党連合「民主改革のためのアンブレラ」(U DC)は7名ずつの議員を有し均衡していたため,
野党代表の座が空席となっていた。今回フボナ氏 の国会議員に就任したことによりBCPが野党の 第一党となり,ナシャ国会議長は4日,サレシャ ンド氏が野党代表となったことを国会で正式に発 表した。野党代表は,政府の重要政策に対し国会 で最初に反論することができ,その他にも他の国 会議員が有さない様々な権利・地位が与えられる。
(6日:デイリー・ニュース紙)
3 財務相,国会調査に関し国会議長を起訴へ マタンボ財務開発計画大臣は,ボツワナ開発公 社(BDC)汚職疑惑に係る国会調査報告書に関 し,ナシャ国会議長及び本件調査を行った特別調 査委員会の委員長を裁判で訴える考えを表明。同 報告書は,BDCのガラス工場建設プロジェクト
(於:パラペ)における汚職容疑に関し,国会の 特別調査委員会が調査した結果をまとめたもので あり,2012年10月に国会に提出された。報 告書内では,汚職容疑におけるマタンボ財務相の 責任が指摘されているが,同大臣は,調査におい て自身の見解を述べ身の潔白を証明する機会を与 えられなかったため調査方法が不当であったとし ている。(8日:ウィークエンド・ポスト紙)
国会議長等を起訴することを表明したマタンボ 財務相に対し,調査を行った国会特別委員会のケ スピレ委員長がボツワナ政府を代表してステート メントを発表。同ステートメントでケスピレ委員 長は,特別委員会が行った調査は,国会が法律に より与えられた権限内で行わせたものであるため,
国会議長等は民事・刑事訴訟の被告となり得ない とした。(19日:ガゼット紙)
ボツワナ月報 平成26年 2月
在ボツワナ日本国大使館
4 大統領,教育問題の調査を複数閣僚に命令 カーマ大統領は,教育技能開発大臣のみならず,
他の閣僚に対しても教育分野の問題に関し調査を 行うよう指示した。教育技能開発省が政府予算の 大部分を占めているにもかかわらず,先月発表さ れた中学卒業検定(JC)の平均成績が昨年に引 き続き低かったことが,今回の省庁横断的調査の きっかけとなったと見られている。(8日:ウィー クエンド・ポスト紙,9日:サンデー・スタンダ ード紙)
大統領命令を受け,マカト=マレス通商大臣は フランシスタウン高等学校を訪問し,学校経営者,
教員及びPTAと面談した。同大臣は,関係者と の面談後,プレスに対し,教育現場の問題につい て事実確認をすることができ,有意義な機会であ ったと述べた。(12日:デイリー・ニュース紙)
5 外国人在監者,ボツワナ政府を訴える ボツワナで収監されているHIV陽性の外国人 2名が,ボツワナ政府による外国人囚人への抗レ トロウィルス剤(ARV)の無料提供が無いこと を不服とし,NGOである倫理・法律・HIVボ ツワナ・ネットワーク(BONELA)から支援 を得て,裁判に訴えを提起した。ボツワナ政府は,
ボツワナ国籍者に対し無料でARVを供給する政 策を採っており,ボツワナ国籍の在監者に対して もARVが無料で配付されているが,外国籍の囚 人についてはこの限りではない。そのためBON ELAは,ボツワナ政府が間接的にこれら外国人 在監者に死刑を科しているとして過去にも批判を 行っている。(10日:モニター紙)
6 ジュワネン市長,BDP加盟
ジャハナ・ジュワネン市長は,野党ボツワナ国 民戦線党(BNF)を離党し,BDPに加盟した と発表。同市長は,総選挙に向け昨年行われたB NFの国会予備選挙で,ングワケツェ西選挙区か ら出馬したが敗戦している。ジャハナ氏は,予備
選挙の手続きに不審な点があったとしてBNFに 訴えたが同党から誠意のある対応が見られなかっ たことを今回の移籍の理由として挙げている。(2 0日:メヒ紙)
7 フランシスタウン西選挙区:嘆願書問題 フランシスタウン西選挙区補欠選挙の延期を要 求する内容の嘆願書に関し,警察当局が捜査を開 始した。同嘆願書は,昨年11月に行われる予定 だった補欠選挙が本年1月に延期されたきっかけ の一つであり,当初はフランシスタウン住民が署 名したものと考えられていた。しかしその後,既 に亡くなっている人物の署名がある,同一人物に よる署名が散見される等,多くの問題が発見され,
問題となった。警察は,署名集めに関わった人物 を中心に,事情聴取を開始したと述べている。(2 2日:ウィークエンド・ポスト紙)
外交
1 ボツワナ,南スーダンを支援
南スーダンにおける治安情勢の悪化を受け,ボ ツワナ政府は,在ケニア・ボツワナ大使館を通じ,
南スーダン政府に対して医薬品及び食料品を供与 したと発表。(5日:デイリー・ニュース紙)
2 ジンバブエとの防衛合同委員会開催
ボツワナ政府及びジンバブエ政府は,10日か ら14日にかけて,第29回合同防衛・安全保障 委員会をカサネで実施。セレツェ司法・防衛担当 大臣が主催し,ジンバブエ側からも防衛担当大臣 が出席。(10日:モニター紙)
3 大統領,野生動物違法取引国際会議に出席 13日,カーマ大統領は,野生動物の違法取引 に関するロンドン会議に出席。同国際会議の参加 者は,象牙商用取引の禁止の継続,政府内での絶 滅危惧種製品の利用の禁止,密猟や動物違法取引
の厳罰化を行うことで一致した。さらに同会議は,
越境取引の取締り強化のための多国間協力や,野 生動物取引と汚職,テロ,組織犯罪との関係性に つき分析を進めることを提唱した。カーマ大統領 は,本国際会議で演説を行い,ボツワナにおける 野生動物と地元の人々の関わり方や,野生動物の 影響を受ける地域への教育活動について紹介した。
また,本国際会議のフォローアップ会合が明年ボ ツワナで開催される予定であり,そこで今回のロ ンドン宣言での約束事項の進展状況が確認される。
(11日:デイリー・ニュース紙,17日:デイ リー・ニュース紙,モニター紙,18日:メヒ紙,
21日:デイリー・ニュース紙)
4 ボツワナ,北朝鮮との間で国交断絶
19日,ボツワナ政府はプレスリリースを通じ,
北朝鮮との外交関係及び領事関係の断絶を決定し たと発表。ボツワナ政府は,北朝鮮による昨年3 月の核実験を受け,既に北朝鮮との経済協力関係 を停止していた。ボツワナ政府は,今回の決定が,
北朝鮮政府による深刻な人権侵害について詳述す る国連の北朝鮮人権調査委員会が今般発表した報 告書に基づくものであるとしている。(21日:
デイリー・ニュース紙)
5 初・駐カリブ共同体ボツワナ大使の誕生 ボツワナの在ブラジル大使のラテディ氏は,今 般,駐カリブ共同体大使に信任された。ガイアナ に本部を置き,15のカリブ諸国から成るカリブ 共同体(CARICOM)へのボツワナ大使はラ テディ氏が初である。(24日:デイリー・ニュ ース紙)
経済
1 経済指標
ボツワナ中央銀行の発表によると,1月のイン フレ率は4.4%となり前月より0.3%増とな った。教育費,医療費,外食・ホテル産業,アル コール,たばこ等の価格上昇が影響している。米 国の低成長及びEU諸国の景気停滞により,20 14年の世界全体のインフレ率は低い数値が続く と予想。(16日:サンデー・スタンダード紙,1 8日:メヒ紙)
2 2014/15年度財政演説
3日,国民議会においてマタンボ財務開発計画 大臣が,2014/15年度予算案を発表した。
予算案は政府歳入501.8億プラ,歳出488.
5億プラ,結果13.3億プラの財政黒字を見込 む。歳入内訳は,南部アフリカ関税同盟(SAC U)からの関税・物品税収入が159.7億プラ
(31.8%),非鉱物資源収入が156.6億プ ラ(31.2%),鉱物資源関連収入が152.4 億プラ(30.4%)を見込む。経常予算は33 3.2億プラを計上し,教育技能省92.6億プ ラ(27.8%),保健省52.2億プラ(15.
7%),地方自治開発省49.0億プラ(14.7%)
を配分。開発予算は122.4億プラを計上し,
鉱物エネルギー水資源省が最も多い35.5億プ ラ(29.0%)で,そのうち,97.4%はボ ツワナ電力公社(BPC)関連に充てられる。(4 日:デイリー・ニュース紙,メヒ紙)
3 2014年の成長見通し
2014/15年度予算案に関し,2013年 の実質GDP成長率は5.4%,2014年は5.
1%を見込むと発表された。GDPに占める鉱業 の割合は,経済多角化が進んだ結果,2012年 において約20%である。(5日:メヒ紙)
4 ダイヤモンド・セクター
(1)デビアス社は,カット8採掘プロジェクト に対し,更に4.5億プラの設備投資を実施する と発表,ジュワネン鉱山の採掘年数が延長される 見込みである。総計30億プラが同プロジェクト に投資される。この結果,同鉱山は9,600万 トンの採掘及び1.13億カラットのダイヤモン ド産出を見込む。(18日:メヒ紙)
(2)Lerala 鉱山の再稼働
マントル・ダイヤモンド社から Lerala 鉱山を買 収したキンバリーダイヤモンド社(豪)は,20 14年中に操業を再開すると発表した。今後の生 産目標に関し,向こう6年間で40万カラットの ダイヤモンドを生産すると述べた。同鉱山は,ダ イヤモンド市況の落ち込みにより操業を停止し,
160人に及ぶ雇用が失われていた。(26日:メ ヒ紙)
5 電力セクター
(1)電力不足問題の発生
モルプレB石炭火力発電所は技術的な問題の発 生により,4つの発電機のうち稼働していた2機
(1号機,4号機)の発電がストップしたと発表 した。BPCによると,国内の電力供給は一時的 にオラパ発電所,マツェラハベディ発電所からの 供給及び南ア・エスコム社からの輸入のみとなっ た(16日までに同2機は回復)。(6日:メヒ紙,
9日:サンデー・スタンダード紙,14日:メヒ 紙)
(2)モルプレB工事の見通し
BPCは,国内電力需要が最大(600MW)
となる冬季までに,2機の発電機(2号機及び3 号機)の修復工事を終了させたいとしている。そ の他,新規鉱山事業,水資源開発事業における電 力需要の増加も見込まれており,電力不足が懸念 されている。(20日:メヒ紙)
6 農業セクター
ボツワナ北部のパンダマテンガ農業プロジェク ト地区の農業組合によると,十分な降雨が続き,
今年の作物の収穫量は大いに期待できると報告さ れた。同地区全体の6割は,既に作物が栽培され ている。2万ヘクタールに及ぶ農地は,自給率向 上に向けたボツワナの食料供給基地となる見込み。
(18日:デイリー・ニュース紙)
7 牛肉セクター
ボツワナ牛肉委員会(BMC)によると,ボツ ワナ北西部のンガミランド地区(口蹄疫のレッド ゾーン)からの生きた牛のアンゴラへの輸出は,
実現できなくなったと発表された。輸出が予定さ れていた 1 万 1 千頭の牛は,ジンバブエ及びコン ゴ(民)に売買される予定。(3日:デイリー・ニ ュース紙)
BMCの報告によると,11月の牛肉輸出額は 前月の8,460万プラから若干減少し,8,1 50万プラとなった。EUによる検査方法が厳し く設定された結果,輸出量が減少した。(21日:
ガーディアン紙)
8 水資源セクター
ボツワナ北東部のセレビ・ピクウェ近郊に位置 するディカトンダムは,昨今のまとまった降雨に て満水位に達していると報じられた。同ダムは国 内最大の貯水容量を有するが,ボツワナ中部及び 南部に水を供給するための導水管建設事業は未だ 途中であるため,水の活用には至っていない。同 事業は2016年に完成予定である。(12日:デ イリー・ニュース紙,13日:メヒ紙,14日:
ガーディアン紙)
9 経済多角化政策
ケディキルウェ副大統領は,セレビ・ピクウェ 地区の経済多角化を図るため,セレビ・ピクウェ 地区経済多角化ユニット,政府系鉱山会社BCL
Limited 社,ボツワナ商工・人材会議所(BOC CIM)と連携することを提案した。3機関連携 による支援策は,同地区のビジネス・農業セクタ ーを活性化させると述べた。3機関は既に,同地 の持続可能な経済を創出することを目的に,商業 委員会の設立に取りかかっている。(3日:デイリ ー・ニュース紙)
10 ドライポート整備事業の遅延
ボツワナ政府がナミビアのウォルビスベイにて 開発を行っているドライポート整備事業は,4か 月スケジュールが遅れていると報告された。同港 における整備事業は,ボツワナ政府によって20 13年3月に開始され,2014年5月に完工を 予定していた。現在の進捗状況は,事業全体の6 0%程度である。ナミビア港湾局(Namport)職員 は,同港の整備によりSADC域内の回廊を通じ た貿易量が増加し,域内の貿易取引を促進させる と述べた。(12日:ガゼット紙)
11 ボツワナ航空への支援
政府はボツワナ唯一のフラッグ・キャリアであ るボツワナ航空への設備投資は行わず,本年度予 算案で示された予算は主にマネジメント評価に使 用されると説明した。一方,モレフィ運輸通信大 臣は,ボツワナ航空は新機体の購入が必要である と述べた。最近開催された観光セクターの会合に おいても,同セクター関係者は競争力を高めるた め,ボツワナ航空への支援を求めていた。(5日:
メヒ紙)
12 国内アルコール会社の経営難
国内飲料企業の Kgalagadi ビール社は,200 8年以降のアルコール税の増税により,厳しい経 営状況が続いていると報告した。同社の60%の 株を保有する Sechaba グループは,ボツワナ証券 取引所からの上場取り下げを検討している一方,
国内の高いアルコール税の見直しが行われること
を期待している。同社は南アへの移転も検討して おり,千人以上の雇用が失われる可能性がある。
(7日:メヒ紙)
13 新興国通貨下落の影響
南ア・ランド安の影響を受け,主要貿易通貨に 対してボツワナ・プラ安が続いている。南ア・ラ ンドは,金融危機以降に流動性が低くなり,現在 は投資先が米国に戻りつつある。米ドル高の影響 は,ダイヤモンド市場が改善するのであれば,ボ ツワナにとっては好影響となる見通し。(6日:メ ヒ紙,21日:ガーディアン紙)
14 南ア・石油価格の上昇による影響
南アの石油価格の上昇(13.96ランド/L)
を受けて,国内のエコノミストらはボツワナへの 今後の影響について警鐘を鳴らした。南ア・ラン ド安が続くようであれば,1Lあたり16ランド まで石油価格が上昇すると予想されている。ボツ ワナ政府は国家石油基金からの補助金で石油製品 価格の調整を行っているが,輸入価格の大幅な上 昇によっては国内販売価格が値上げとなる可能性 もある。(5日:メヒ紙,14日:ガゼット紙)
15 製造業の経営悪化
ボツワナ輸出・製造業連盟によると,南ア・ラ ンドに対しボツワナ・プラ高が続いているため輸 出額が高くなり,国内製造業は経営難に陥ってい ると述べた。以前より国内製造業の生産は落ち込 んでおり,国内の全輸出額に占める製造業及び衣 類・繊維産業の割合は4%程度である。既に南ア への供給契約を結んでいる輸出業者もおり,契約 違反はできない状況にあり,苦境に立たされてい る。(14日:ガーディアン紙)
16 公務員の賃上げ交渉
公務員の賃上げに関し,ボツワナ政府は201 4年4月から一律4%増とすることを労働組合に
対して提案した。政府及び労働組合の代表らによ る賃上げ交渉は,3月末まで続く予定。一方,労 働組合は一律の賃上げではなく,低賃金労働者へ の高い上げ幅を提案しており,労働者間の賃金格 差を減らしたい意向を示している。ボツワナ中銀 は公務員の賃上げ実施及び管理価格の増加によっ て,国内インフレ率の上昇が起こる可能性を示唆 した。(12日:デイリー・ニュース紙,14日:
ガーディアン,14日:メヒ紙)
17 貧困者支援に関する有益性
世界銀行及びボツワナ開発政策分析研究所(B IDBA)による共同研究結果によると,政府が 行う貧困者救済のための労働提供プロジェクト
(イペレヘン)は,セーフティーネットの役割を 果たしていないと報告された。同プログラムで支 払われる賃金は最低賃金より高く設定されており,
賃金を22%減らすことを推奨している。貧困者 のうち約3%しか,同プログラムの恩恵を受けて いないという結果も報告された。また,政府によ る孤児への支援金支給額も減らすべきであると言 及された。(16日:サンデー・スタンダード紙,
17日:モニター紙)
18 家計ローンの増加
商業銀行から借り入れを行っている家計ローン が上昇しており,クリスマス・年末年始を控え,
2013年11月は約6億プラに及び,計229 億プラに達したと報告された。(7日:メヒ紙)
19 新硬貨の導入発表
27日,カーマ大統領はボツワナの新硬貨の使 用開始を発表した。新しい硬貨のデザインは,既 に2013年12月に発表されており,今後6カ 月をかけて新硬貨との交換を行っていく。新硬貨 のデザインは,犯罪防止及びボツワナの豊かな自 然を象徴するものとなっている。(28日:メヒ紙,
デイリー・ニュース紙)
20 ハボロネ市の予算配分
ハボロネ市議会は,本年度予算の要求額より配 分額が少ないことに関し,ダイヤモンド・シティ としてハボロネ市内を整備していくための十分な 予算が充てられていない旨述べた。ハボロネ市は 現在,道路メンテナンス計画事業の遅延,ごみ処 理施設等の課題を抱えている。(14日:メヒ紙)
21 南アのSACU脱退の可能性
南アがSACUを脱退することは無いと見られ ているが,SACU関税収入分配方式協定の見直 しに関し,これまで以上に南アからの強いコミッ トメントがあると予想されている。また,南ア・
ランド安により,SACU共通歳入プールへの収 入は減少し,その結果ボツワナ政府が得るSAC U収入にも影響が及ぶ可能性がある。2014年 4月に閣僚級レベルにて同協定の見直しに関する 協議が行われる予定。(6日:メヒ紙,7日:ガー ディアン紙)
日本関連報道
1 マイニング・インダバへの出席
モカイラ鉱物エネルギー水資源大臣は,ケープ タウンで開催されるマイニング・インダバ201 4に出席するため,ボツワナを出発した。モカイ ラ大臣は,日本の磯崎経済産業大臣政務官との2 国間会談を予定している。同イベントは,百カ国 から7千人以上の参加者が見込まれている。(3 日:モニター紙)
2 一村一品運動の導入呼び掛け
ショション地区選出のマカレメレ国会議員は,
日本の村落開発のモデルである「一村一品運動」
をボツワナに取り入れ,地方コミュニティの開発 を行うよう提案した。1979年に日本で開始さ れた同モデルは,地方経済の活性化に大きく貢献
している。(8日:ウィークエンド・ポスト紙,1 1日:メヒ紙,デイリー・ニュース紙,12日:
ガゼット紙)
3 草の根無償資金協力の署名式
20日,ボツワナ北西部のノースウエスト郡に おいて,「マバベ村幼稚園建設計画」の署名式が行 われた。小林駐ボツワナ大使は,幼児教育の重要 性について説明し,ボツワナ政府の幼児教育充実 化に向けた動きに賛同しており,同プロジェクト は地域の教育に大きく貢献できると期待を述べた。
コミュニティ開発財団理事長は,同プロジェクト が地域のニーズに即し,草の根レベルに裨益する 教育プロジェクトになると述べた。また,教育省 関係者及びノースウェスト郡教育事務所関係者は,
ボツワナ政府は幼児教育の重要性を強く認識して いると述べ,同プロジェクトの支援を行う日本政 府に対し謝意を示した。(25日:デイリー・ニュ ース紙)
4 草の根無償資金協力の引き渡し式
21日,ボツワナ北西部のノースウエスト郡に おいて,「コミュニティ開発のためのカジキニ・キ ャンプサイト整備計画」の引渡し式が実施された。
同地区は,隣接する野生動物管理区域における狩 猟権販売を主な収入源としてきたが,政府による 狩猟禁止を受けた後,観光産業へのシフトを検討,
コミュニティ開発支援を必要としていた。小林駐 ボツワナ大使は,本プロジェクトにより観光者向 けテント型宿泊施設2棟を建設,観光客による宿 泊費用が地域開発事業に充てられる仕組みについ て期待を述べ,観光推進事業及び地域における雇 用創出やエンパワメントにつながる点について言 及した。ラムゼイ国会議員は,同地区の自然環境 を観光資源とし,日本の支援によるテント型宿泊 施設が大いに活かされるであろうと感謝を述べた。
(24日:デイリー・ニュース紙)