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社会・環境報告書2012

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(1)

SOCIAL ENVIRONMENTAL REPORT

2012 社会・環境報告書

(2)

顧客 ニーズ 応え、

環境 やさしい道づくり

M A E D A   R O A D

S O C I A L   E N V I R O N M E N TA L   R E P O R T   2 0 12

C O N T E N T S

経営者からのメッセージ 会社概要

東日本大震災 その後の対応

コーポレート・ガバナンス、コンプライアンス マネジメントシステムの推進

環境行動計画と目標 地球環境のために  CO2削減への挑戦  環境に寄与する開発  労働環境の改善

 省資源・資源循環の促進 コミュニケーション 第三者意見 

4 5 6 8 10 11 12 12 14 17 18 20 23

(3)

見通しに関する注意事項

本報告書は、前田道路株式会社の過去と現在の事実だけでなく、発行時点における計画や見通しにもとづく将来予測が含まれています。

この将来予測は、記述した時点で入手できた情報にもとづいており、将来の事業活動の結果や事象が予測と異なったものとなる可能性が あります。読者の皆様には、以上をご了承いただきますようお願い申し上げます。

発 行目 的

2007年から「環境報告書」を発行して、前田道路の環境関連への取り組みに関する情報をお伝えしてまいりました。2011年か ら社会的側面を加え「社会・環境報告書」と改め、多くのステークホルダーの方々に対して、自らの事業活動を報告すること を目的として作成しました。

報 告 対 象 組 織

前田道路株式会社

報 告 対 象 期 間

2011年4月1日 〜 2012年3月31日 当該年度以外の内容も一部掲載しています。

(4)

Top Message

これらを複合的に組み合わせ、CO2排出量の削減を図り、環 境負荷低減に取り組んでまいります。

本報告書では、企業の社会的責任の一環として、2011年度の 環境への取り組みと震災における支援活動を、引き続き報告し ています。

私たちの事業活動の原点は、社会の皆様からの信頼です。当 社は「ブロック経営」を会社経営の根幹としております。これは 地域社会に密着した経営体制であり、地域の人々と環境を大切 にし、信頼を勝ち得なければ事業は成り立ちません。

これからも先行き不透明な時代が続くと思われますが、これ までと変わることなく、社会からの信頼を最優先に、「安全、安 心、良い仕事」で、安定した豊かな社会の構築に貢献し、絆をゆる ぎないものにすることが当社の社会的責任を全うすることと確 信しております。

今後も社会に役立つ企業として、存続し、成長していくため に、当社の社会活動、環境保全活動の取り組みに、一層のご理解 とご支援をいただくとともに、忌憚のないご意見を賜りますよ うお願い申し上げます。

昨年は、東日本大震災や原子力発電所の事故、タイでの洪水と いった大災害が発生し、さらには欧州の債務危機問題や、中東の 情勢不安による原油価格の急激な変動など、世界中に衝撃を与 える出来事が頻発し、激動の年となりました。

特に東日本大震災は、甚大な物的被害をもたらしただけでは なく、私たち日本人の価値観を変えるほどの衝撃を与え、心に大 きな傷を残しました。

当社は、”道路”という重要なインフラ事業を担う企業として、

本年も引き続き震災の復興支援に全力を尽くすとともに、被災 された方々が一日でも早く、平穏な日々を取り戻すことが出来 るよう努力邁進していく所存でございます。

今、地球環境問題の深刻化が、世界共通の大きな課題となって おりますが、低炭素社会へ向けての取り組みについては、「人と 環境を大切にした事業活動」を推進するために、経営の理念、環 境理念を定めています。(下記参照)

この理念のもと、道路建設という社会性、公共性の高い事業を 行う企業として、以下の3項目を事業活動の柱としています。

1.地球温暖化防止策としてCO2排出量の削減 2.循環型社会形成を目指したリサイクル事業の推進 3.環境配慮型技術の開発

人と環境を大切にし、

社会に役立つ事業活動を

経営者からのメッセージ

前田道路株式会社 代表取締役社長 

経営の理念

わたしたちは、ひろく社会資本の整備に貢献し、地域社会の豊 かな生活の向上に寄与することを企業活動の使命と自覚する。

信義・誠実の原則のもと誇りと責任をもって、人と環境を大 切にした事業活動を推進し安全を第一として、より優れた技術

環境理念

わたしたちは、『経営の理念』の精神に則り、環境問題を企 業の社会的責務の中の重要な課題と認識し、 『人と環境にや さしい道づくり』のスローガンのもと、環境への負荷を低減し 持続的発展が可能な社会を形成することに貢献すべく、 環境

(5)

社     名  前田道路株式会社 

本 店 所 在 地  東京都品川区大崎1丁目11番3号 設 立 年 月 日  1930年(昭和5年)7月19日 資  本  金  193億5,083万円

決  算  期  毎年3月31日 株 式 上 場  東証第一部 従 業 員 数  1,780人

建 設 業 許 可  国土交通大臣許可(特19)第2313号 主要な事業内容  1.  土木建築工事の請負、設計ならびに監督     2.  土木建築工事の諸材料の製作ならびに販売     3.  産業廃棄物の処理およびその再生製品の

    販売ならびに土壌浄化

本     店  東京都品川区大崎1丁目11番3号

支     店  北海道・東北・北関東・東京・西関東・中部・

  関西・中国・九州・北陸・四国 そ  の  他  技術研究所・機械センター 事  業  所    4カ所

営業所・出張所    120カ所 総 合 合 材 工 場    2カ所 合 材 工 場    99カ所 破 砕 工 場    91カ所 乳 剤 工 場    12カ所 

■事業概要

■全国の事業所

会社概要 

(2012年3月現在)

● 売上高

● 経常利益

● 従業員数

Company information

0 50,000 100,000 150,000 200,000

2011 2007 2008 2009 2010

(百万円)

(年度)

176,181 175,157 176,060 173,184

197,579

0 5,000 10,000 15,000

2011

(百万円)

(年度)

7,217

13,030

2007 2008 2009 2010 9,201

15,026

8,904

0 500 1,000 1,500 2,000

2011  (人)

(年度)

1,734 1,749

2007 2008 2009 2010

1,802 1,829

1,780

経営者/会社概要

(6)

○ NEXCO東日本(東北自動車道) 災害復旧工事

震災から一年が経過し、厳しかった冬の寒さも和ら ぎ、被災地にも二度目の桜の季節がやってきましたが、

未だに多くの方々の行方がわからず、福島第一原発近 辺では放射能汚染の実態が取り沙汰され、改めてこの 震災の凄まじさを実感しています。

当社は、震災発生直後、本店に災害対策本部を設置、

4月1日には東北支店に震災復興本部を設置し、東北支 店管内のみならず、全国各支店からの応援を集結し、東 北復興への基盤づくりを進めてきました。

震災から一年が経過した現在では、物流の大動脈で ある東北自動車道や常磐自動車道の復旧工事、気仙沼 地区の膨大ながれきの一時処理などに重点を置き、各 地域の復興も徐々に進展しています。

また、被災地における仮設住宅の寒さ対策として、棟 間通路や駐車場の舗装工事に取り組んできました。現

地では居住者の皆様とコミュニケーションを図りなが ら、住環境を損なわないように気を配り、ご理解を頂き ながら作業を進めることができました。

さらに、復興支援の一環として、大津波で甚大な被害 を被った気仙沼市と気仙沼・本吉地域広域事務組合消 防本部に対し、消防ポンプ車1台およびRV車3台の購入 費を寄付しました。

今年度は、復旧から復興のステップへ移行する重 要な年になると思われますが、当社は改めて公共性 の高い事業を担う企業として、社会的責任を強く再 認識し、これからも被災地の復興支援に全力を尽く してまいります。

復旧から復興へ

東北支店 東日本大震災復興本部

篠崎 勉

  平 成23年3月11日 に 発 生した東日本大震災は、

広域的な人的、物的被害 をもたらしました。

 特に、災害廃棄物(がれ き等)の発生量は膨大で あり、岩手県、宮城県、福島 県3県で2,250万トン、気仙 沼市においては136万7千 トンものがれきが発生し ました。 

 被災地の復興には、こ の大量のがれきを早期に 撤去、処理する必要があ ります。

 私たちは、地元の企業 の方々と震災後すぐにが れきの処理をしてまいり ました。

 今後、沿岸部の地盤沈 下した部分を盛土するた め、処理した混合ゴミ(20

〜0)コンガラ(RC40)の再 利用や、その後の道路建設 等が見込まれ、当社の技術 力を活かし、力を結集する ことにより、一日でも早い 復興を全所員一丸となっ て目指していきます。

VOICE

当社は、地域に密着した「ブロック経営」を原点とし、地域社会に信頼される企業として、様々なニーズに 応えてまいります。道路建設という社会性・公共性の高い事業を担う企業として、復興に向け当社の現場 力の強みを発揮し、最大限の協力と支援を行ってまいります。

東日本大震災 その後の対応

(7)

○ 復興支援 消防ポンプ車等の寄付

○ NEXCO東日本(常磐自動車道) 災害復旧工事

○ 気仙沼地区のがれき処理 ○ 仮設住宅の寒さ対策工事

北関東支店 那珂作業所 加藤 善雄

 平成23年11月16日から 現地に入り、東海合材工 場の2階に現場事務所を 設け、今年1月から事前調 査、測量を始め、3月26日 から本線の施工に入りま した。

 当社の工区は常磐道の 那珂IC(茨城県)〜いわ き勿来IC(福島県)間の約 60Km、上下線で、その間 の23箇所(約11万㎡)の復 旧工事となりますが、追加 でプラス10万㎡の復旧を 依頼されており、本支店 のバックアップを受け、7 月から、職員26人舗装4班 体制で昼夜24時間、12月 完成に向けて施工してい ます。

VOICE

Great East Japan Earthquake 

2012年3月31日付けの三陸新報 に記事が掲載されました

日本大震災 の後の対

(8)

コーポレート・ガバナンス コンプライアンス

コーポレート・ガバナンスについては、株主をはじめ取引先、従業員および地域社会を含む全てのステークホルダーの利益 を考慮しつつ、継続的に企業価値を高めていく手段であると考え、経営上の最重要課題の一つと位置付けています。

 コーポレート・ガバナンス体制

 コンプライアンス  内部統制

全国に工事の拠点である営業所を設置し、また製品販売の拠 点である合材工場を適切に配置した「ブロック制」を採用した上 で、各ブロックによる「独立採算制」を導入しています。これは、

各ブロックがそれぞれの地域に密着した営業を展開し、小型工 事・小口合材の受注獲得を推進して収益を確保するといった、

当社独自の経営手法です。

建設事業の特殊性と製造・販売事業の多様性を理解しながら、

当社の特性を最大限に活かし事業を継続的に発展させるため、経 営責任を明確にし、経営の意思決定・監督機能の強化を図ると同 時に業務の執行機能を強化するため執行役員制度を採用して、そ れぞれの役割が有効かつ効率的に実施される体制を構築してい

事業活動の適正化を推進するため、本店および支店に倫理委 員会を設置するとともに前田道路倫理綱領を定めています。社 長は、内部統制部および監査室からの報告を受け、必要に応じて 重要事項について委員会に諮りその対応を決定します。倫理綱 領は、①経営の理念②行動規範③安全確保・環境改善④法令遵 守⑤決算の適正性の確保の5項目から成っており、これを基に管 理者研修、社内集合研修や諸会議の場を通じ全ての従業員を対 内部統制を徹底し適正な業務執行を確実にするために、内部 統制部が全社的なリスク管理の実施状況および内部統制の有効 性・効率性について、定期的にモニタリングを実施し、評価して

ます。また、経営の健全性の維持と環境の変化に迅速に対応する ため、取締役および執行役員の任期を1年としています。

監査役会は、3名の社外監査役を含む5名で構成されていま す。取締役会には5名全員の監査役が、執行役員・支店長会議に は2名の常勤監査役が出席して、職務の執行状況を監査し、経営 の監視を行っています。また事業所での内部監査および会計監 査人の監査業務にも立ち会い、法令遵守や業務の監査を行って います。3名の社外監査役は、弁護士、公認会計士および大学教 授であり、それぞれ企業法務、企業会計および生産環境工学の専 門家としての幅広い知識と豊富な経験によって、独立した立場 から当社の監査業務を遂行しています。

象に啓蒙活動を行っています。2011年度は、全ての事業所等に おいて管理者研修を2回実施しました。また、内部統制部による コンプライアンス教育を社内集合研修、全支店での内部統制研 修等において延べ35回実施しました。全事業所を対象にアン ケート形式による第4回コンプライアンス実態調査を行い、業務 の健全性、関連法令の理解度・浸透度の把握に努めました。

います。また、監査室が内部監査として会計監査および業務監 査を実施しています。

Corporate governance and compliance

(9)

環境法規制の遵守は、営業所・合材工場への巡回点検、本支店 実施の環境パトロールや内部監査等で監視を行い、適正に処理 するよう努めています。

株主総会

取締役会 取締役

代表取締役社長

倫理委員会 監査室

内部統制部

会計監査人 監査役会

監査役

選任・解任 選任・解任

選任・解任

指示・監督 報告

指示 連携

連携

報告 連携

連携

監査

監査 モニタリング

指導 報告

報告 選任 解任 監督

報告 提案

指導 監督 報告

指示 経営監視 報告

報告 選任・解任

事業所・営業所・工場

子会社・関連会社 本支店各部門

執行役員・支店長会議 執行役員       支店長     連携

【コーポレート・ガバナンス構成図】

Corporate governance and compliance

 環境法規制の遵守

環境パトロールの様子

コーバナンプライ

(10)

【当社のマネジメントシステム】

人と環境にやさしい事業活動を目指し、産業廃棄物問題をはじめ、資源・エネルギー問題における環境保全活動を事業活動 のあらゆる場面で採り入れながら、持続可能な社会の構築に向けて積極的に取り組んでいます。

Management System

品質、労働安全衛生マネジメントシステム 環境マネジメントシステム

「顧客のニーズに応え、人と環境にやさしい道づくり」を全社基 本方針として、環境マネジメントシステムの他にも、顧客と地域 社会に信頼感・安心感を与える品質を提供するために、品質マネ

※1 適用規格/ ISO9001:2008(JIS Q 9001:2008)

    組織上の適用除外:製品部門(合材工場含む)管理部門、営業部門

※2 適用規格/ ISO14001:2004(JIS Q 14001:2004)

    組織上の適用除外:管理部門、営業部門

※3 適用規格/ OHSAS18001:2007     組織上の適用除外:管理部門、営業部門

※   上記の内容は、2012年3月現在のものです 2011年度は東北支店を対象に㈱マネジメントシステム評価

登録センターによる再認証審査が行われました。軽微な指摘は ありましたが、認証を維持することが妥当であると評価されま した。他の7支店についてもサーベイランス審査が行われまし た。アスファルト合材製造において様々な運転条件での重油消 費量を定常的に監視・測定することで、燃費に与える特性を分

ジメントシステムおよび労働安全衛生マネジメントシステムを 本支店毎に運用しています。

析し燃費向上の成果を上げていることが高評価を受けました。

また、内部監査は認証8支店延べ256部門において、目標の達 成度、法規制等の遵守評価、教育の有効性等を監査しました。

各支店で個別に認証を受けていた当システムについて、より 環境への取り組みを徹底するために、全社を網羅した統一シス テムを構築し2012年度中の認証を目指しています。

組織の名称 ISO9001(品質) ISO14001(環境) OHSAS18001(安全)

登録番号※1 登録番号※2 登録番号※3

本店 MSA-QS-1375 ̶ ̶

北海道支店 MSA-QS-375 MSA-ES-230 ̶

東北支店 MSA-QS-1751 MSA-ES-183 MSA-SS-11

北関東支店 MSA-QS-154 MSA-ES-136 MSA-SS-15

東京支店 MSA-QS-1022 MSA-ES-91 MSA-SS-8

西関東支店 MSA-QS-334 MSA-ES-140 ̶

中部支店 MSA-QS-183 MSA-ES-259 ̶

関西支店 MSA-QS-1802 MSA-ES-250 ̶

中国支店 MSA-QS-1801 ̶ MSA-SS-52

九州支店 MSA-QS-130 ̶ MSA-SS-16

北陸支店 MSA-QS-351 MSA-ES-229 ̶

四国支店 MSA-QS-457 ̶ MSA-SS-29

マネジメントシステムの推進

(11)

2011年度における環境行動計画の実績は、下記の通りです。2011年度実績の評価をもとに設定した2012年度目標を達成 するために、環境保全活動のさらなる改善に継続的に取り組んでいきます。

Environmental Action Plan and Targets

環境目的 対象部門 2011年度目標 コメント 結果 評価 2012年度目標

CO2排出量の 削減

製品部門

バイオマス燃料 使用工場 新規3工場

バイオマス燃料使用工場の設置は、1工場にと どまりました。2012年度は全国で5工場の設 置を目指します。

1工場

設置

バイオマス燃料 使用工場

新規5工場

ハイブリッド 油圧ショベル 12台導入

震災による需要増と被災により納期が遅れ、目 標を達成できませんでした。2012年度も積極 的に導入を進めます。

7台

導入

ハイブリッド 油圧ショベル

10台導入

工事部門

エコモード フィニッシャー

10台導入

目標を達成しました。2012年度もエコモード 仕様のアスファルトフィニッシャーの導入を 進めます。

10台

導入

エコモード フィニッシャー

10台導入

オフィス 部門 (本支店)

前年度比5%削減

(オフィスの 使用電力量)

エレベーター利用を控える、窓ガラスに遮熱 フィルム貼り付ける、オフィス照明のLED化を 図るなどの節電対策を行い、主に夏場の電力量 が前年を大きく下回りました。

18.8%

削減

前年度比

5.0%削減

(オフィスの 使用電力量)

リサイクル資材 の有効利用

製品部門

(合材工場)

前年度比3%増加

(再生品の製造)

震災復旧が行われている東北支店管内では、前 年対比で63.0%の増加でしたが、東北支店以外 の地域は、前年対比4.6%増となり、全国平均で は、前年対比13.4%の増加となりました。

13.4%

増加

前年度比

3.0%増加

(再生品の製造)

オフィス廃棄物 の削減

オフィス 部門 (本店)

前年度比8%削減

(事業系一般廃棄物)

前期:19.6t、今期:20.8tで6.1%の増加となり ました。今までは、オフィス内で紙を使う必要 性を見直すことがありませんでしたが、今後は 会議資料における「ペーパーレス化」を再度徹 底し、紙の使用を削減します。

6.1%

増加

前年度比

6%削減

(事業系一般廃棄物)

環境に配慮した

工法の提案営業 技術部門

提案件数60件

(環境に配慮した 工法)

官民問わず積極的な提案を展開し、新たな工法 も開発中です。社会のニーズを取入れた環境 工法の提案を進めて参ります。

58件

提案件数

60件

(環境に配慮した工法)

環境に配慮した

工法の受注確保 技術部門 受注率50%

(提案件数比)

震災による影響で環境関連工事は低調傾向に ありますが、導入の効果を的確にアピールして いきたいと考えています。

43%

受注率

50%

(提案件数比)

環境に配慮した

工法の研究開発 技術部門 技術開発件数 2件以上

● 機械式発泡系中・施工性改善型アスファルト 混合物「LEAB(Lagg Energieas Asfalt Beton)

● 薄層舗装「スマートコート」

2件

技術開発件数

2件以上

達成 概ね達成 達成できなかった

環境行動計画と目標 (2011年度実績と評価)

ステムの推進/環境行動計画

(12)

CO 2 削減への挑戦

 CO 2 削減目標

 当社は、エネルギー使用量削減に係わる中長期計画に基づき、CO2削減目標を設定しました。

削減目標 2014年度 対2009年度比 12.5%減 2020年度 対2009年度比 25.0%減

排出基準 2009年度 CO2排出量 294,678t-CO2

対象 エネルギー

道路舗装材製造に係わるエネルギー、

工事・製品・管理部門のオフィスに係わ るエネルギー

(舗装材運搬の車両燃料は含みません)

2011年度使用量・CO 2 排出量

2011年度、各種燃料の排出量については、各エネルギー毎のCO2排出係数により算出(環境省資料より引用)し、電 力については、当該電気事業者の実排出係数より算出しました。

A重油 灯油 軽油 都市ガス LPGガス 電力

63,283㎘ 3,444㎘ 9,117㎘ 13,049千㎥ 343t 116,286kWh

CO

2

排出量  282,247t-CO 2

当社が排出するCO2の98%は、アスファルト合材や再生路盤材等の舗装材製造に起因します。2011年度はアスファ ルト合材の製造が増えたためにCO2排出量の総量が前年度よりも上回る結果となりましたが、今後も引き続いて合 材工場におけるCO2排出量の削減を中心に取り組んでまいります。主な取り組みについては、次頁より紹介します。

(万t-CO2

(年度)

(基準年度)

0 5 10 15 20 25 30

2009 2010 2014 2020 12.5%減

25.0%減 27.0

2011 29.5 28.2

● CO

2排出量の推移と目標

地球環境のために

FOR THE EARTH

(13)

 バイオマス燃料の活用によるCO 2 削減

 本店社屋:遮熱フィルムの施工と照明のLED化によるCO 2 削減

2007年度から、合材製造に必要な化石燃料の代替と してバイオマス燃料(木くず、木質タールおよびグリセ リン)を活用してきましたが、2011年度は、約18,000tを8 工場(常設6工場、高速用2工場)で利用しました。その結 果、8工場でCO2を約4,000t-CO2削減することができま した。木くずは東京総合合材工場に設置してある「木質 バイオマスコージェネレーション施設※」を介して、アス ファルト合材製造プラントに熱および電気エネルギー

を供給しています。

また、木質タールは間伐材・剪定材など森林系の廃材 を利用したバイオマス発電から発生する副産物であり、

グリセリンは、使用済みの植物油からバイオディーゼル 燃料を製造する過程で発生する副産物です。当社では、

今後、バイオマス燃料の中でも特にグリセリンの活用を 推進していきます。

東京電力管内では、震災の影響による夏場の電力不足が予想されたため、企業や家庭において節電対策が求めら れていました。当社では、平成23年6月〜7月にかけて、本店社屋の窓ガラスに遮熱フィルムを貼り、また館内の照明 もLED管に交換して、使用電力の削減に努めました。その結果、2011年度のCO2排出量は、前年比で95t-CO2の削減 ができました。

FOR THE EARTH

バイオマス燃料活用合材工場

仙台合材工場

東京総合合材工場 穂別作業所

福岡合材工場

香川合材工場

富士西作業所

北海道支店

東北支店

北関東支店 北陸支店

西関東支店 中部支店

四国支店 九州支店

東京支店 凡 例

福井合材工場

西東京合材工場 木くず

木質タール

グリセリン 関西支店

中国支店

0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000

30,000 6,000

5,000 4,000 3,000 2,000 1,000

2007 2009 2010 2011 0

バイオマス燃料使用量︵

㎘︶

t‒

CO2CO削減量2

22,142

2008 13,091

4,790

18,263 18,823 バイオマス燃料使用量

CO2削減量

322 1,780

2,646

3,975 3,973

※木質バイオマス  コージェネレーションとは

「 木 質 バ イ オ マ ス コ ー ジェネレーション」とは、

木くずを直接燃焼させず に、可燃性ガスであるバ イオマスガスと炭化物を 発生させる間接加熱式熱 分解ガス化炉を採用し、

アスファルト合材の製造 に必要なエネルギーを製 造するシステムです。

地球環境

※CO

2 

削減量には、グリーン電力認証分が含まれてい

ません。

(14)

○概要

近年、コンクリート発生材の受け入れ数量は若干減少 傾向にありますが、全国で約1,000万t/年と依然高い水 準にあります。しかし、最近の舗装工事は切削オーバー レイが大半を占めており、路盤の打換え工事はそれほど 多くない状況であるため、コンクリート発生材から製造 される再生路盤材が余剰傾向にあります。当社では再 生路盤材の有効利用方法として、セメントアスファルト 乳剤安定処理(CAE)路盤への適用性について検討した 結果「マイルドベース」を開発し、室内試験、試験練り、試 験施工等を経て実用化に至りました。

CAE工法は、一般的に路上再生工法で行われています が、粉塵、騒音等の理由により都市部ではほとんど行わ れていないのが現状です。そのため、マイルドベースは、

定置式あるいは移動式のプラントで製造する「中央混合 方式」としました。

○特徴

マイルドベースは中央混合方式で製造するため、路上 再生工法の場合と比べて混合性が良く、製造時および施 工時の状況に応じて材料の種類や配合を設定できるた め、高品質な路盤材です。また骨材に他産業再生資材の 使用が可能なためリサイクル性にも優れている上、アス ファルト合材のような製造時の加熱も不要で、CO2排出 量が少なく、環境にもやさしい材料です。

舗設したマイルドベースは、セメントによる剛性とア スファルト乳剤によるたわみ性を兼ね備える特徴を有 しているため、他の路盤材に比べて耐久性や荷重分散性

に優れています。そのため、高耐久・長寿命化舗装およ び交通量の増加により支持力不足が発生した舗装の路 盤材として用いられます。また、施工厚さが軽減できる ことから、掘削、運搬土量の多い工事にも有効的です。

○減災効果の検証

再生路盤材の有効利用を目指してマイルドベースの 実用化に関する検討を行っている最中、東日本大震災が 発生しました。この震災では、埋め立て沿岸部等の地域 で発生した液状化現象により、路床、路盤の支持力低下 に伴う路面の不等沈下、亀裂、波打ち等が生じるなど、車 両の通行に支障をきたすような被害が各地で見られま した。マイルドベースは耐久性および荷重分散性に優 れていることから、液状化現象に伴う舗装被害の軽減、

災害時の緊急輸送用仮設道路としての役割が可能であ ると考え、その効果を検証するための実証実験を行いま した。

実証実験は東京電機大学が所有する大型の振動実験 装置を用いて、粒状路盤材、セメント安定処理路盤材お よびマイルドベースの3種類について同一条件(震度5弱 相当)で振動実験を行い、加振後の路盤材の破壊状況を 確認しました。振動台の上に砂層および路盤層を構築 して振動による液状化が発生しやすい状況を作り出し、

震度5強から6弱に相当する振動を加えて各路盤材の破 壊状況を確認しました。路盤材の振動実験は道路舗装 業界初の試みです。

実験を行った結果、粒状路盤材は液状化の発生に伴 い、路盤上面まで水が噴き出し、材料自体が非常に緩ん

振動実験状況 振動実験装置の外観

本店 技術研究所

清水 泰成

「マイルドベース」は、

2010年5月から研 究 開 発 を進めてきました。室内 試験・試験施工を経て、 究開発が一区切りを迎え た頃、東日本大震災により 多くの地域で液状化被害 が発生しました。

 そのような状況で、「マ イルドベース」が液状化被 害に対して何らかの効果 があるのではないか、と考 えて実施したのが「大型振 動台による液状化実験」

でした。

 室内実験としては、これ まで経験したことのない 大規模な実験でした。ほ とんどが人力による作業 ということで多くの労力 を要しましが、液状化被害 の軽減策として有効であ ることを確認することが できました。

 今後、高耐久型路盤材と してはもちろん、高付加価 値型路盤材としても販売・

普及を進めていけるよう に更なる検討を行ってい きたいと考えています。

VOICE

FOR THE EARTH

マイルドベース (中央混合方式セメントアスファルト乳剤安定処理路盤材)

環境に寄与する開発

※路上再生工法とは  既設の舗装を現位置で 破砕し、同時にセメントや アスファルト乳剤等の添 加材料と既設舗装材料を 混合、締固めて新たに舗装 をつくる工法です。

(15)

だ状態となり、路盤の支持力が完全に失われました。セ メント安定処理路盤材については水の噴き出し等は見 られないものの、加振を続けると砂層の沈下に伴って路 盤層に空洞が発生し、版にひび割れが発生しました。こ れに対し、マイルドベースは水の噴き出しやひび割れ等

は全く見られず健全な状態でした。このように、マイル ドベースを路盤材として使用することは、液状化に起因 する舗装体の破壊や、それに伴う通行車両への影響を軽 減することが可能であり、道路舗装の減災対策として有 効であることがわかりました。

○災害復興への取り組み

 マイルドベースは、路盤材以外に簡易舗装や工事用の 仮設道路への適用も可能です。

 東日本大震災では東北地方を中心とした広い範囲で 甚大な被害を受けました。その中でも、宮城県気仙沼市 の沿岸部では、地震の影響による地盤沈下と地震後に発 生した大津波によって道路が冠水した状態になりまし た。さらに、震災によって大量に発生した災害廃棄物の 処理を行うため、工事車両等の円滑な通行を確保するこ とが急務でした。気仙沼市内における震災復興工事用 仮設道路には、比較的安価で路面の破損、粉塵、降雨によ るぬかるみ等を防ぎ、長期にわたり大型車走行に耐える

ことのできる材料が求められました。そこで、当社では、

高い支持力、骨材飛散抵抗性および防塵性を有するマイ ルドベースを提案し、2011年10月に約1,000㎡を施工し ました。近隣にはマイルドベースを供給できるプラント がなかったため、施工現場付近の土場に移動式の製造機 器を設置してマイルドベースを製造しました。供用後に 骨材飛散、わだち掘れ、ひび割れ等が発生せず発注者か らの評価も良かったため、同年12月、新たに約6,000㎡の 施工を行いました。

 今後、「状況に応じた材料・製造方法の選定が可能」

というマイルドベースの特長を活かし、災害廃棄物の有 効利用にも役立てていきたいと思います。

施工現場付近での製造状況 アスファルトフィニッシャによる施工状況

粒状路盤材 セメント安定処理路盤材 マイルドベース

東北支店 一関合材工場

倉岡 隼人

 気仙沼地区の沿岸部で は、震災後に地盤沈下が発 生し冠水した状態になっ ていました。震災で発生 した大量の災害廃棄物の 収集、分別および処理を行 うため、工事用車両等の円 滑な走行環境を確保する 必要がありました。マイ ルドベース施工後は、粉塵 やくぼみも発生せず、車両 が何ら問題なく通行でき るようになりました。今 後も、引き続きマイルド ベースの減災効果および 災害復旧への効果を検証 し、安全、安心なまちづく りに貢献していきます。

VOICE

FOR THE EARTH

振動実験後の各路盤材の破壊状況

地球環境

(16)

アクアプラ工法に自然給水を付加した“雨水利用システム”

○“雨水利用システム”とは

アクアプラ工法は、高強度のプラスチック構造体を組立て埋設 し、その空間に雨水を一時貯留させる従来工法ですが、そのアクア プラ工法に雨水利用機能を付加し、一時的に貯留した雨水を有効 利用し、無動力で緑地へ灌水するシステムが“雨水利用システム”で す。毛細管作用を促す特殊な吸上げシートと緑地帯全体へと拡散 させるシートを組み合わせることにより、土壌を常に湿潤状態に保 ちます。様々な実証実験を経て、“雨水利用システム”は都市にお ける過酷な環境条件の中でも、植物が良好にかつローメンテナンス で生育できるシステムとして都市環境の改善に貢献します。

○自然給水機能の実証

給水機能の実証として含水比をもとに検証した結 果、雨水利用システムが無い箇所と比較し、含水比が平 均で20%程度の差があり、同時に土壌を常に湿潤状態 に保つことも裏付けられました。

吸上げ量について、夏季には最大64ℓ(箇所/10日)、 冬季には53.5ℓ(箇所/10日)の実績があり、水質につい ては濁りもなく良好な状態を維持しています。

○植物への灌水効果

植物への灌水効果についてpF値をもとに検証を行っ た結果、夏季2週間まったく降雨がなくても雨水利用シ ステムにより、pF値はほぼpF1.5〜2.2(正常生育域)を 示し、植物の生育状況は大変良好です。

一方雨水利用システムの無い植栽帯においては、pF 値が乾燥域となるpF2.2を超え、生長不良の固体も見受 けられました。

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模式図

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FOR THE EARTH

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詳細断面図 ǢǯǢȗȩᲢȗȩǹȁȃǯನᡯ˳Უ

雨水利用システムなし 47.5%

10.0% 30.0% 50.0% 70.0% 90.0%

含水比調査結果

71.9%

雨水利用システムあり

雨水利用システムなし

スナゴケの生育状況比較

雨水利用システムあり

“雨水利用システム” 実証実験

 左写真は植栽帯上部に屋根を設置 し、軒下の条件下を想定したエリア です。夏季3カ月間全く雨水を与え 土浦テクノセンター寮

※pF値とは

「pF値」とは、土中の水 が土の毛管力によって引 き付けられている強さの 程度を表す値のことです。

土の湿り具合を表す値で もあります。  一般的に圧 力の単位の一つとして用 いられます。

 十分に水を含んでいる 土の場合pF値は低く、植 物の根が水を吸いやすい ことを示しています。逆 に土が乾燥してくるとpF 値は高くなり、水を吸上げ るには高い力が必要とな ります。

 一般的にpF値はpF1.5〜

2.2が正常生育域の目安と され、これ以下では水分過 多となり、これ以上では水 分不足となります。

本店 技術営業部

前川 洋介

 本店技術営業部では「環 境貢献」をテーマに「アク アプラ工法」を活用した

“雨水利用システム”  の開 発に取り組んできました。

 動力ポンプ等を使用せ ず、溜めた雨水を無動力 でどのように有効利用で きるのかを模索し、様々 な実証実験を重ね、よう やくこのシステムが良好 に機能することが確認で きました。

 つくばテクノセンター の皆様をはじめ、社内外た くさんの方々にご協力い ただきました。

 今後実用化に伴い、行 政や企業に営業展開を図 ることにより、環境貢献を 果たしていきたいと思い ます。

VOICE

(17)

施工性改善型アスファルト混合物(LEAB) で高気温作業対策

2009年に開発した常温施工型合材「マイルドミッ クス」に引き続き、アスファルト合材の製造および施 工温度を低減することを可能にした「施工性改善型ア スファルト混合物(LEAB:レアブ)」を開発しました。

「LEAB」は、高温・高圧のアスファルトに水を添加 し膨張させることでアスファルトの粘度を一時的に 低下させます。これにより、混合時の骨材への被膜 性を向上させるとともに施工時にはアスファルト中 に分散した微細泡のベアリング効果によって施工性 を向上させ、従来の中温化技術と同様に混合、施工温 度を30℃程度下げることを可能としました。これに

より、製造時のCO2排出量を削減できるとともに、夏 季の熱中症対策に有効であることから、労働環境を 十分に改善できるものと考えられます。また、施工 後、時間経過に伴って温度が低下すれば、泡の影響は 無くなり通常のアスファルト合材と同程度の品質が 確保されます。

「LEAB」は現在、川崎合材工場で出荷しています。今 後、出荷可能なプラントをさらに増やして、官公庁や自 治体に対する認知度の向上を図り、「マイルドミック ス」とともに労働環境の改善に努めていきます。

LEAB用アスファルトの発泡状況 LEABの施工状況

FOR THE EARTH

ヒートオフペイブ(低臭型遮熱性舗装) をさらに改良

労働環境の改善

遮熱性舗装はヒートアイランド現象の抑制対策工法 のひとつとして採用されています。しかし、施工量の 増加に伴って施工(遮熱材塗布)時に発生する臭気に対 し、近隣住民からの苦情が発生したことから、東京都な どでは遮熱材に臭気対策を施すことが義務付けられま した。当社でも2010年に低臭型遮熱材を開発・実用 化し、昨年度はさらに高い臭気低減効果が得られるよ うに改良しました。

写真は、東京都で採用された低臭型遮熱性舗装の施 工状況です。施工箇所は、店舗が建ち並び、歩道も狭く 人通りも多いことから、施工時の臭気対策が最重要課 題でした。施工時の臭気は、東京都で定められた基準 の範囲内であり、店舗が多く隣接するなど施工が難し い条件にもかかわらず、近隣からの苦情もなく、また作

業員からも臭気を気にせず集中して作業できると好評 で、問題なく施工を完了することができました。

低臭型遮熱性舗装の施工状況(東京都品川区)

本店 技術研究所

山本 富業

 樹脂系の材料をベース にした遮熱性塗料は、施 工時に特有の刺激臭が発 生するため、沿道住民およ び歩行者等に対して臭気 対策が必要でした。そこ で当社では、消臭剤とマス キング剤を組み合わせた 特殊な臭気低減剤を含有 させた低臭型の遮熱性塗 料を開発し、実用化しまし た。遮熱性舗装は、店舗 が隣接していたり、人通り が多い箇所で施工する場 合が多いことから、低臭型 のニーズはさらに高まっ ていくものと思われます。

今後、改良を重ねて遮熱性 舗装施工時の作業環境を 改善していきたいと思い ます。

VOICE

地球環境

(18)

ウォームミックス (中温化合材)の出荷数量

他産業副産物入りアスファルト合材の出荷数量

アスファルト合材の中温化技術とは、製造時に特 殊添加剤を加えることで、混合温度を約30℃低減す ることができるものです。中温化合材は2010年にグ リーン購入法に基づく特定調達品目に追加されたこ とから、今後は普及がより加速すると考えられます。

当社では、この中温化合材を高速道路や一般国道 などの大規模な工事で積極的に採用しています。

当社では、他産業で発生した副産物を受け入れ、性状 を確認した上でアスファルト合材の材料として活用し ています。2011年度に受け入れた副産物の数量は、前 年度と比べて減少しました。特に、下水汚泥焼却灰は 原子力発電所事故の影響で受け入れができなくなった ため、下水汚泥焼却灰入り合材の出荷数量は、前年度よ り大幅に減少しています。

他産業副産物の受け入れについては、いくつかの制 約が生じていますが、今後も資源循環型社会の構築に 寄与できるように、限られた資源の有効活用を積極的 に推進していきます。

(t)

0 (年度)

10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000

2011 79,197

2007 32,572

2008 41,348

2010 66,664

2009 50,717

2009 10

20 30 40 50 60 (万t)

0 (年度)

2011 2007

3.8 13.2

5.1 1.6 廃ガラス

2008 2010

溶解スラグ

下水汚泥焼却灰 石炭灰

9.8

13.8 5.2 0.9

11.3

12.2

14.2 2.7

14.6

28.4

8.2 2.8 8.8

24.3

2.6 1.7

FOR THE EARTH

省資源・資源循環の促進

●ウォームミックス

(中温化合材)の出荷数量

●他産業副産物入り合材の出荷数量

※グリーン購入法とは 環境への負荷の少ない持 続的発展が可能な社会の 構築を図るため、循環型 社会形成推進基本法の個 別法のひとつとして平成 12年5月に制 定され た 法 律です。

当社のウォームミックスは「粘弾性調整系」および「滑剤系」の2つのタイプがあります。「粘弾性調整系」は中 温化剤が高温域で液体となり、骨材を被覆しているアスファルトの表面部分の粘弾性を低下させるものです。

「滑剤系」は中温化剤の融点以上になるとアスファルトに溶融して、アスファルトと骨材の界面における潤滑を 高めたものです。

また、2011年に開発したLEABは、アスファルトモルタル内に微細な泡を発生・分散させて混合性および施 工性を向上させるものであり、これは「発泡系」に分類されます。

このように、ウォームミックス、LEABともに通常の加熱合材よりも混合、施工温度を30℃下げることが可能

ウォームミックス (中温化合材) とLEABの違い

Column

(19)

再生アスファルト合材製造比率の推移

建設副産物のリサイクル状況

ハイブリッド油圧ショベルの導入

省資源・資源循環の促進を目指し、各合材工場では 再生アスファルト合材の製造に積極的に取組んでい ます。

2011年度における再生アスファルト合材の製造数 量は全アスファルト合材製造数量のうち80%を占めま した。

今後も、再生アスファルト合材に使用する再生骨材 の製造設備の能力アップを計画的に実施し、品質管理 の徹底と工場の周辺環境に十分配慮しながら再生アス ファルト合材の製造に取り組んでいきます。

循環型社会の構築に向け、天然資源の枯渇抑制と消 費量の削減を目指し、特に建設副産物を有効利用して、

再資源化への取り組みを推進しています。

具体的な取り組みとして、工事現場から排出される アスファルト塊やコンクリート塊などのがれき類を受 入れ、破砕して再生骨材、再生路盤材として製品化し、

全国101カ所の合材工場で再生アスファルト合材、再 生路盤材として製造・販売しています。

ハイブリットシステムは、旋回減速時に発生するエ ネルギーを電気エネルギーに変換蓄電して電動モータ を活用し燃費削減するシステムです。

製品部門では、2009年から燃料消費量を減らすこ とでCO2排出量の削減につながるハイブリット油圧 ショベルを導入して、2011年度は全国で7台導入し通 算で22台になりました。燃料消費量を旧型機と比較 すると倉敷合材工場で43%削減できたのをはじめ、導 入工場平均で30%の削減ができました。

2012年度も10台の導入を予定しており、今後も順次 環境負荷の少ない建設機械を積極的に活用すること

72 74 76 78 80 82 (%)

70 (年度)

2007 72.3

2008 74.1

2009 73.8

2010 75.2

2011 80.0

(万t)

600 (年度)

650 750 700 800 850 900 950 1,000

2011 959

2007 755

2009 794

2010 806

2008 777

減速時に電気エネ ルギーとして回収

エンジン加速時電動 アシストとして活用

●再生アスファルト合材製造比率の推移

●再生品の製造・販売数量

※再生アスファルト  合材製造比率とは 全アスファルト合材製造 数量(新材、再生材)のう ち、再生アスファルト合材 製造の割合です。

FOR THE EARTH

地球環境

(20)

Communication

四国支店 宇良 成泰

 四国八十八箇所の札所 を歩いて参拝するお遍路 さんは、今でも後を絶ちま せん。しかし、大型車両も 通る国道脇の歩道が遍路 道になっている箇所もあ り、心身ともに決して楽な 行程ではありません。そ んなお遍路さんたちに少 しでもお役に立てればと 思い、休憩所を設置するこ とにしました。

 約半年間の設置期間で したが、その間、多くのお 遍路さんとの出会いがあ り、御記帳ノートにも喜び の声を数多く寄せていた だきました。

 こうした方たちとの出 会いや、またお役にたてた ことが、工事を進めていく 上で、自分自身への励みに もなりました。

VOICE

コミュニケーション

 

『三原やっさ祭り』にエコサポーターとして参加  【広島県 三原市】

 『お遍路さん休憩所を設置』 【高知県 四万十町】  

毎年8月に広島県三原市で 開催されている「三原やっさ 祭り」に、エコサポーターと して参加しました。 これは、

祭りの会場で発生するゴミ を減らすためのボランティ ア活動で、参加した団体が いくつかのブロックに分か れ、ゴミの分別やドリンク用 カップのリユースなどを行 うものです。当社は、三原駅 前に設けられた分別ステー ションで来場者にゴミのリ サイクルを呼びかけ、会場美 化のお手伝いをさせていた だきました。

2011年7月から施工した「替坂本舗装外工事」

は、現場事務所が遍路道に接していましたので、

環境にやさしいバイオトイレが備わった休憩所 を設置し、通行されるお遍路さんに利用していた だきました。休憩所内にはテントやテーブル、ベ ンチ、手洗い場を配置し、救急用品をはじめ夏期 はコールドスプレーや熱中症対策用の飴を用意 し、冬期にはマスクやカイロを備えるなど季節に 応じた備品の充実化を図りました。また、ご利用 されたお遍路さんにはお茶のサービス等のおも てなしも提供させていただきました。  

ゴミ分別ステーションでエコサポーターとして参加

現場事務所の敷地内に設けたお遍路さん休憩所

地域貢献活動

(21)

Communication

 小学校で「出張授業」 【福岡県 上毛町】

国土交通省発注・国道4車線化工事 の「福岡10号唐原地区外舗装工事」で は、地域貢献の一環として、2011年2 月27日、現場近くにある上毛町立唐原 小学校で出張授業をさせてもらうこと になりました。一年生を対象に「道路 とはらたく車」と題した授業で、通学時 に子どもたちが舗装現場の横を通って 見た機械の写真を使用して説明しまし た。後日、子どもたちから「どうろ名人 のおじさんありがとう」と題した感想 文集をいただきました。

子どもたちからの感想文

九州支店 横田 耕一

 今回の出張授業では、

舗装用の機械を見た子ど もたちから『見たことある

〜』や『知ってる〜』など、

元気な声が聞こえた事が 非常に印象に残りました。

 また授業の最後には、 イルドパッチを使用した 舗装体験を行いましたが、

興味深々な子どもたちは、

元気いっぱい自分達の足 で転圧していました。後 日、子どもたちからもらっ た感想文を読んで、思わ ず涙腺がゆるんでしまっ たのは、言うまでもありま せん。今回の授業を通し て、改めて伝える事の難し さと自分の勉強不足を感 じましたが、先生方や子ど もたちとの交流は大変有 意義な体験でした。

VOICE

出張授業の様子

ケーシ

(22)

Communication

 

「特定非営利活動法人フリージア」の活動に協力

この団体は、2004年に設立されたNPO法人で、養護学校等、学校教育課程修了後の障害者の方たち、および中途障 害者の方たちの就労支援を目的とした職場づくりに関する事業を行っています。

2006年から『移動パン工房』による販売を開始し、主に荒川区内での販売活動を行っています。2010年11月から は毎月1回、当社玄関前でも販売しており、社員・近隣の方々に購入していただいています。

 ペットボトルキャップの収集活動

2011年度も引き続き、「NPO法人Reライフスタイル」が行う ペットボトルキャップの収集活動に参加しています。

集められたペットボトルキャップは、樹脂メーカーに引き取られ、その対価が「認定NPO法人 世界の子どもにワ クチンを日本委員会(JVC)」を通じて世界の子どもたちにワクチンが届けられます。ペットボトルキャップをリサ イクルすることによって、ワクチンを贈るという環境にもやさしい活動です。

※ 「NPO法人Reライフスタイル」についての詳細は、Webサイトからご覧ください。http://www.re-lifestyle.com/

 Kid's ISO 14000プログラム

「キッズ ISO14000プログラム」は、NPO法人国際芸術技術協力機構(通称ArTech)が開発し、日本国内および世界に 対して展開している子どもの環境教育プログラムです。このプログラムは、子どもが環境への気づきから環境マネジ

社会貢献活動

地域環境美化活動(東京支店)

東京支店では、港区に移転した2001年4月から地域環境美化 活動の一環として支店近隣道路の清掃を続けています。毎週 水曜日に支店周辺の歩道・道路際・植栽の中・横断歩道の清掃 と空き缶・吸い殻・雑草除去を行っています。小さな活動 ですが、通行される方々に感謝の言葉をかけていただくことも あります。

近隣道路の清掃活動の様子 本店 工務部

加治木 祐太

 被災地でのボランティ アでは、初日にがれき撤 去を行っていると、食器や ぬいぐるみなど、生活の 跡がわかるようなものが 出てきて、元気だった新 入社員も段々物静かにな り、黙々と作業を進めてい ました。

 2日目の舗装実習では、

道 路 取 付 け 部 を10人1班 で不陸整正から舗装まで 人力で行いました。ダン プアップの合図やプレー ト、サイドローラでの転圧 等、研修センターでも実 習していましたが、実践は みんな緊張して施工して いました。翌日には地元 新聞にも取り上げられ、と ても良い経験になったと 思います。

VOICE  被災地でのボランティア活動

新入社員研修の一環として被災地に赴き、がれき撤去のボランティアとアスファルト舗装を行いました。

がれき撤去の様子 アスファルト舗装の様子

参照

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