1-A 建学の精神
1-A-① 建学の精神が確立している。
1-A-①-a 建学の精神は短期大学の教育理念・理想を明確に示している。
【現状】
本学は、学校法人四天王寺学園が設置する短期大学である。学校法人四天王寺学園は、
聖徳太子の仏教精神に則り学校教育を行うことを理念としている。理念とは、聖徳太子が 四天王寺を創建された精神に基づき、教育基本法および学校教育法に則り、深く専門の学 術を研究教授し、職業または実際生活において必要とされる能力を授け、もって仏教精神 を修得して人々の幸福のために貢献し、豊かな教養とすぐれた知見をもち、我国はもとよ り国際社会に貢献しうる有為な人材を育成することである。したがって、本学においても、
聖徳太子の精神、すなわち、すべての衆生を救わんとする大乗仏教の精神に則った教育が 行われている。
聖徳太子は、推古元年(593年)に現在地に四天王寺を創建された際、四箇院の制を とられた。四箇院とは、敬田院、悲田院、施薬院、療病院からなる。敬田院は五重の宝塔 を中心とした七堂伽藍であり、その周囲に他の三院が建てられた。敬田院は、人々が仏に 帰依し、戒律を守って諸悪をなさず、善行を修め、仏の智慧をさとるところである。そし て、悲田院は身寄りのない子や老人を寄宿させ、施薬院は薬草を栽えて薬を調合施与し、
療病院は男女無縁の病人を寄宿させ療病するところであった。すなわち、これらは全ての 衆生を救い、真実の自己を追求せんとする大乗仏教の精神を形としたものである。
また、聖徳太子は、推古15年(607年)に遣隋使を派遣され、約120年ぶりに中 国王朝との国交を復活された。そして最新の学問と教えを求めて、多くの留学生や留学僧 を派遣され、長期間の留学を経て帰国した彼らは、新国家建設の礎となった。さらに太子 ご自身は生涯在家であられたが、著された三経義疏は、法華経、勝鬘経、維摩経の注釈か らなり、後二者は、仏教の深奥を窮めた在家の男女の事績を題材とする。そして、はじめ ての国法として十七條憲法を定められた。
このように、すぐれた国際感覚を持ち、進取の気風を備え、世俗に深く係わり社会的な 実践を行うことは、四箇院の制と同様、大乗仏教の精神の実践そのものである。四天王寺 が教学の追求を専らとはせず、広く貴顕や衆庶の信仰を集め、たびたびの罹災で伽藍を失 いながらその都度飛鳥時代の姿そのままに復興を遂げ今日に至るのは、一に世俗との交わ りを重んじる「信仰の寺」として、太子の精神を実践してきたからに他ならない。
本学は、このような聖徳太子の精神を学ぶ場として、「敬田院」の伝統を現代にまで継続す る短期大学なのである。本学に学ぶ者はこの聖徳太子の精神である大乗仏教の精神、すな わち全ての衆生を救う精神を体得し、真実の自己を追求することが大切であると教えられ る。このように、慈悲と共生を基本とする大乗仏教の教えは、本学の学園訓において、
一、和を以て貴しとなす 一、四恩に報いよ
四恩とは
国の恩 父母の恩 世間の恩 仏の恩なり 一、誠実を旨とせよ
一、礼儀を正しくせよ 一、健康を重んぜよ
と明示されており、また、時代の要請に応えて、この建学の精神を以下のような人材の育 成を教育の目的として掲げることで、聖徳太子の仏教精神を現代社会において活かすため の教育を行っている。
・己の利のみを求めず他者を尊重し調和する人材
・生活の糧を得る「知識」にとどまらず「智慧」による人間の完成を目指す人材
・人類愛を体し人種・宗教の枠を越えて我が国と国際社会に貢献する人材 以上3点を内包する人材の育成。
【課題】
特になし
1-A-①-b 建学の精神を学内外に表明している。
【現状】
本学の「大学案内」または「ホームページ」、「学生便覧」について、大学と短期大学部 で内容を共有している。それぞれに聖徳太子の教学の偉業である、敬田院事業を継承、発 展させることを使命とし、聖徳太子の仏教精神に基づく全人教育、すなわち本学の建学の 精神が明記されている。さらに学外へは、「コンセプトブック」を配付することで、本学の 建学の精神および使命・目的を周知している。
【課題】
特になし
1-A-①-c 建学の精神を学内において共有している。
【現状】
本学の建学の精神および使命・目的は学則に明確に定められ、在学生はもとより、新入 生や教職員に深く理解されていると判断できる。「大学案内」には大学の基本理念が明記さ れており、毎年 4 月に新入生や教職員に配付する「学生便覧」においても、建学の精神、
使命・目的が記載されている。また、学生と教育職員が出席する授業である礼拝(「仏教Ⅰ
~Ⅱ」)で読経や写経、仏教に関する講話を行っている。事務職員は毎日の朝拝にて般若心 経もしくは観音経を読経している。
【課題】
特になし。
1-A-①-d 建学の精神を定期的に確認している。
【現状】
学生と教育職員は授業である礼拝(「仏教Ⅰ~Ⅱ」)にて読経や写経、仏教の教えを理解 し、授業開始前の瞑想で心を集中させている。事務職員は毎日の朝拝にて般若心経や観音 経を読経し、就業前の心の集中に務めている。
このように本学では、建学の精神が日々問われており、研鑽を通じて必然的に建学の精 神を自然と体得しているものと考える。
【課題】
特になし。
【1-A.要約】
本学の建学の精神および使命・目的は学則に明確に定められ、在校生はもとより、新入 生や教職員に深く理解されていると判断できる。大学案内には短期大学部の基本理念が明 記されており、毎年4月に新入生や教職員に配付する学生便覧においても、建学の精神、
使命・目的が記載されている。また実践的には、学生と教育職員は授業である礼拝(「仏教
Ⅰ~Ⅱ」)にて読経や写経、仏教の教えを理解し、授業開始前の瞑想で心を集中させている。
事務職員は毎日の朝拝にて般若心経や観音経を読経し、就業前の心の集中に務めている。
このように本学では、建学の精神が日々問われており、研鑽を通じて必然的に建学の精神 を自然と体得しているものと考える。
本学の学生は、深遠なる知識と行動力を養う他に、授業である礼拝(「仏教Ⅰ~Ⅱ」)の 読経や写経、授業開始前の瞑想など、実践行を通じて体得した「慈愛の心」が広く社会か ら認められている。それは本学卒業生が企業において、このような観点から高い評価を受 けていることからも明白である。
従って、現在の努力を継続しつつ、本学が目指す「徳力」「知力」「コミュニケーション 力」を鍛え、心の中に備わっている「慈しみ」や「思いやり」を育み、「社会を動かす人材」
「時代をつくり上げる人材」を育てあげるという目標を、学外により一層広めていくこと が必要である。
【1-A.改善計画】
特になし
【1-A-1提出】建学の精神・教育理念についての印刷物
【1-A-2備付】創立記念、周年誌等
1-B 教育の効果
1-B-① 教育目的・目標が確立している。
1-B-①-a 学科・専攻課程の教育目的・目標を建学の精神に基づき明確に示している。
1-B-①-b 学科・専攻課程の教育目的・目標は学習成果を明確に示している。
1-B-①-c 学科・専攻課程の教育目的・目標を学内外に表明している。
1-B-①-d 学科・専攻課程の教育目的・目標を定期的に点検している。
【現状】
本学は聖徳太子の敬田院設立の精神を建学の精神とし、人格の形成と専門的な知識や技 能の修得を目的として、大学院・大学・短期大学部を設立し、学科・専攻を設置している。
短期大学部の各学科・専攻の教育目的・目標については、平成 25 年度より、ディプロマポ リシーを実現するため、履修系統図(カリキュラムマップ)を履修要覧に掲載し、各学科 の教育目的・目標を踏まえた教育課程編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)を記載 し、具体的に履修の方法、到達目標等を含めた学位授与方針を明確に示している。
「履修要覧」およびホームページに明示された“教育目的”“到達目標”の内容は、毎年 新学期に向けて、各学科・専攻の学科長に変更の有無を確認し、実際の教育状況への対処 や学科・専攻で検討された方針を反映させる機会を確保している。
学習成果については、卒業時点において学生が身につけるべき能力を、それぞれの科目 群における「知識・理解 思考・判断 表現・技能 関心・意欲 態度」の観点別教育目 標(教育研究上の目標)として掲げ明示している。
以下、「履修要覧」およびホームページに掲載されている各学科・専攻の〈教育目的(学 位授与方針)〉〈到達目標〉を掲げる。
[[[
[保育科保育科保育科]保育科]]]
〈教育目的(学位授与方針)〉
聖徳太子の仏教精神をもとにした仏教保育の理念と方法を体得し、人間性豊かで、受容 性と共感性に富み、保育実践および社会援助技術の基本を身につけた保育者を養成する。
〈卒業時において学生が身につけるべき能力(教育研究上の目的)〉
(1)〔知識・理解〕保育や幼児教育、福祉、また子どもや子育てに関する知識を理解して いる。
(2)〔思考・判断〕保育現場で生起する課題に対して、適切な判断を下し、コミュニケー ション能力を発揮して臨機応変に保育を展開しようとすることができる。また、自ら の保育実践を省みて、新たな課題を設定しようとすることができる。
(3)〔技能・表現〕子どもの表現活動・あそびにかかわる基礎的な技能を身につけると共
に、保育現場における適切な表現・援助方法を体得している。
(4)〔関心・意欲〕保育や子どもとそれらを取り巻く社会状況に関心をもち、保育技術の 向上や新たな知識の獲得に意欲的に取り組もうとすることができる。
(5)〔態度〕仏教保育の理念と方法を体得し、受容性と共通性に富む慈愛に満ちた保育の 実践者として、子どもの成長と共に自らの人格形成を目指す姿勢をもっている。
[ [[
[生活生活生活ナビゲーション生活ナビゲーションナビゲーションナビゲーション学科学科学科学科ライフデザインライフデザインライフデザインライフデザイン専攻専攻専攻専攻]]]]
〈教育目的(学位授与方針)〉
聖徳太子の仏教精神をもとに、本専攻では、豊かな教養と実務的な専門性を備えた社会 に貢献できるビジネスパーソンを養成することに主眼をおく。
本専攻では、生活全般からビジネスに至るまでの多彩な分野の授業を展開する。それぞ れの分野の授業は、色彩検定や医療秘書技能検定等の多くの資格と連携しているので、資 格取得にも努める。2年間を通した
学びの中から、仕事のイメージづくりや適職探しを行い、卒業後のライフプランとキャリ アデザインを自ら描けるようになることを目指す。
〈卒業時において学生が身につけるべき能力(教育研究上の目的)〉
(1)豊かな人間形成に努め、幅広い教養を身に付ける。
(2)目標を見つけ、そのためのライフプラン・キャリアデザインを描けるようにする。
(3)将来の仕事のイメージを描き、自分に適した仕事を見つける。
(4)卒業後に必要となるビジネス能力を身に付ける。
(5)それぞれのフィールドにおいて必要な基礎的知識や技術力を身に付ける。
(6)それぞれのフィールドにおける専門性を深める。
[[[
[生活生活生活ナビゲーション生活ナビゲーションナビゲーションナビゲーション学科学科学科ライフケア学科ライフケアライフケアライフケア専攻専攻専攻]専攻]]]
〈教育目的(学位授与方針)〉
本専攻は、聖徳太子が帰依された仏教精神にもとづく仏教介護福祉の理念と方法を体得 し、高齢者や障がい者に対して、介護を必要とする人のあるべき姿と生活を支え、全人的 ケアができる専門的知識と実践力を備えた人間の養成を目的に教育する。また、福祉に関 する教育だけに特化せず、実社会で求められるチームワークやコミュニケーション力など を育むことにも力を注いでいる。課外活動、校友や教育職員との交流なども積極的に実施 し、一人ひとりの学生が自分の将来について真剣に考え、目標達成に向けて意欲的に取り 組むことができるように建学の精神に基づいた「チームワークの重要性の理解」と「豊か な人間性」を備えた教育をする。このような教育目的は、平成19年に「社会福祉士及び介 護福祉士法」が改正された時に示された「求められる介護福祉士像12 項目」を基本に設 定した。
〈卒業時において学生が身につけるべき能力(教育研究上の目的)〉
(1)〔意欲〕円滑なコミュニケーションの取り方の基本を身につける。
(2)〔知識・理解〕介護に関する制度、サービスを理解し対象の自立支援に向けたケアが できる。
(3)〔態度〕介護を必要とする対象の把握と尊厳を支える介護ができる。
(4)〔知識・技術〕介護実践に必要な知識・技術を習得し、対象の変化に応じたケアがで きる。
(5)〔表現〕実施した介護について的確な記録・記述ができる。
(6)〔連携〕他職種の役割を理解しチームアプローチの必要性を理解できる。
さらに、上記の「卒業時点において学生が身につけるべき能力(教育研究上の目標)」に 加えて、日本介護福祉士養成施設協会「卒業時共通試験」に合格し、卒業時に介護福祉士の 国家資格を取得することがあげられる。
【課題】
「履修要覧」およびホームページに掲げた“教育目的・目標”の記述内容には、学科・専 攻間で差が見られた。特に学習成果の内容を盛り込む意識が低かったため、平成24年度 より各学科・専攻間で差が生じないよう、必ず“学習の成果”を明確に記載するようにし た。また、平成25年度より、ディプロマポリシーを実現するため、履修系統図(カリキ ュラムマップ)を履修要覧に掲載し、各学科の教育目的・目標を踏まえた教育課程編成・
実施方針(カリキュラム・ポリシー)を記載し統一性を試みた。今後は目標と成果を関連 づけた定期的な点検を行うことが求められる。
1-B-② 学習成果を定めている。
1-B-②-a 学科・専攻課程の学習成果を建学の精神に基づき明確に示している。
1-B-②-b 学科・専攻課程の学習成果を学科・専攻課程の教育目的・目標に基づいて 明確に示している。
1-B-②-c 学科・専攻課程の学習成果を量的・質的データとして測定する仕組みを持 っている。
1-B-②-d 学科・専攻課程の学習成果を学内外に表明している。
1-B-②-e 学科・専攻課程の学習成果を定期的に点検している。
【現状】
前項で記したとおり、学習成果に関する内容については、「履修要覧」の「教育課程編成・
実施方針」の中で言及し、学内外に表明している。また、新学期に向けて各学科・専攻の 学科長に変更の有無を確認し、点検の機会を確保している。
学生個人の学習成果を記した成績表については、学生自身はIBU.net(学生ポ-タ ルサイト、以下IBU.net)で随時確認できるようにしている。また、学期末に保護 者宛に成績表の見方、相談窓口の案内など関係書類とともに送付して、学生の学修状況を 把握してもらうとともに、学修に対する家庭の協力を仰ぐような態勢を採っている。
学習成果の量的・質的データとして測定する仕組みについて、量的な面では、短期大学 部学則の第4章「授業科目および単位」、第5章「履修方法および課程修了の認定」におい て、卒業に必要な単位数、単位の計算方法、評価の基準について定めている。また質的な 面では、成績評価の国際標準にもとづくGPA制度を設け、その趣旨・意義・算定基準・
算定方法などを詳細に定めて「履修要覧」に明示するとともに、学期始めの学科・専攻別 オリエンテーションなどにおいても、単位の修得だけではなく優れた成果を達成する学修
を行うように指導している。以下、「履修要覧」に掲載されている各学科・専攻の「教育課 程編成・実施方針」「卒業時点において学生が身につけるべき能力(学習の成果)」を掲げる。
[ [[
[保育科保育科保育科]保育科]]]
〈履修の仕方〉
○1セメスター時の学修テーマ:「子ども・保育と出会う」
保育や幼児教育の基本的な考え方を学び、子どもに対する見方や保育観に触れること により、これからの学修への動機と見通しを確かなものにする。
○2セメスター時の学修テーマ:「子ども・保育を知る」
保育学の諸領域に触れ、将来の子ども理解や保育実践につながる基本的な知見を会得 し、子どもや保育をより実践的に見る視点を養う。
○3セメスター時の学修テーマ:「子ども・保育にかかわる」
計画-実践-省察という保育実践の基本に通じる演習を本格化するなかで、既習の保 育学諸領域の知識技能を確かめ、保育者としての実践知の基礎を吟味する。
○4セメスター時の学修テーマ:「保育者のたまごになる」
他者評価と自己省察を通して、子ども理解や保育理解の在り方を深め、保育者として の実践知を確かなものとしつつ、今後の自己課題を見極める。
なお、保育科では保育者養成プログラムの根幹として2年間4セメスターを一貫して
「保育実践演習」を展開している。修得した知識・技能と学外実習体験とを緊密に連 動させ、将来に活きる保育観や保育技量へつなげるもので、本科の最大の特色となっ ている。
〈学習の成果〉
本科で定めた学習成果の保証のため、「保育実践演習Ⅰ~Ⅳ」における学生の自己評価、
教育職員による学生評価および平成23年度より「保育・教職実践演習(幼稚園)」(2年 次生4セメスター開講)の履修カルテおよび評価を加え、学生の保育観形成を軸として質 的かつ総合的な検証に取り組んでいる。なお、平成23年度より一部の学習成果に関する 項目において量的な評価も試みたところである。
さらに、平成20年度より平成24年度まで5年間にわたり藤井寺駅前キャンパスにお いて公開研究報告会(「保育実践演習」報告会)を開催し、保育現場、保育者養成校関係者 にその評価を問う機会を設けた。
また、報告会と同時に『「保育実践演習」報告集』を平成20年度より平成25年度まで 毎年作成し、学習成果を学内外に公表している。
[ [[
[生活生活生活ナビゲーション生活ナビゲーションナビゲーションナビゲーション学科学科学科学科ライフデザインライフデザインライフデザインライフデザイン専攻専攻専攻]専攻]]]
〈履修の仕方〉
8つのフィールドは26のユニットからなり、1つのセメスターで授業はユニットごと に開講される。1つのセメスターで2ユニット、2年間で最大8ユニットを履修すること ができる。ユニットごとに授業科目を履修して専門性を高めることが望ましいが、学びた
い科目のみの履修もできる。半年ごとに履修科目の見直しができるため、途中で興味や関 心が変わったときにも柔軟に変えることができる。
1年次では、本学と専攻での必修科目を履修するとともに、8つのフィールドから自分 の進路を模索し興味に合わせて授業を履修する。2年次では、卒業後の進路決定に向けて 専門性を高めつつ、資格を取得できるように授業を履修する。
〈学習の成果〉
本専攻が設置する各フィールドは、それぞれが独立しているのではなく、点が結びつき 線になり、さらには面になるように卒業後は複数のフィールドを学んだ経験を生かして社 会に貢献できる学生を輩出することが学習の成果である。その1ステップは、資格取得と いう形によって示される。また、授業の開始前に瞑想の時間を持つように心がけることで、
本学の建学の精神である仏教精神の体得に努めていることや、「ライフデザインゼミナール
Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」を2年間通しての必修科目として学修することにより、より充実した成 果を得ることができるよう努めている。
[ [[
[生活生活生活ナビゲーション生活ナビゲーションナビゲーションナビゲーション学科学科学科ライフケア学科ライフケアライフケアライフケア専攻専攻専攻]専攻]]]
〈履修の仕方〉
2年間の履修の仕方としては、「人間と社会」「介護福祉」「心と身体(からだ)のしくみ」
「医療的ケア」の4つの領域を幅広く学習する。さらに、これらの領域を総合的に学修す る場として「介護福祉実習」がある。これらの領域学修では、学修成果を建学の精神に基 づき明確に示している。特に、1年次の夏学期、「ライフケア概論」では、介護福祉士資格 取得へのアイデンティティを醸成するため、先輩や卒業生との交流をはじめとして、障が い当事者との学習会など、多面的に福祉への関心を醸成するプログラムを設定している。
また、「日常生活援助技術」の授業では、認知症など高齢者等の心身の状況に応じた自立・
自立支援や介護など、日常生活を援助する技術を理論と実技両面で学ぶ。1年次の冬学期 には、これまでの学びで身につけた知識や技術を活かした学外の「介護福祉実習」が設定さ れている。福祉サービスの利用者とのふれあいを通じて学内で学習したことの理解を深め る。2年次の夏学期では、学外の「介護福祉実習」において対象者を決定し、対象者の個 別介護計画の作成・実施・評価を実習課題として設定している。2年次の冬学期では、個 別介護計画を深める学習として事例研究を設定している。これらの学習によって質の高い 介護福祉サービス提供が行える能力を身につけることができる。
〈学習の成果〉
学習成果の量的・質的データとして測定する仕組みについて、量的な面では、卒業に必 要な単位数、単位の計算方法、各教科の評価の基準について定めている。また、卒業年度 の2月には、介護福祉士全国共通卒業試験を実施している。質的な面では、学生と担任教 員による面接を随時実施している。また、学外社会福祉施設での介護実習後は、施設から の評価、実習巡回担当教員による評価、学生自身による自己評価を揃えて、学生と実習巡 回担当教員との面接を必ず実施している。
ライフケア専攻の課題として、学外社会福祉施設での介護実習後、学生と実習巡回担当
教員との面接を実施しているが、定期試験後の成績結果等に関する学生と担任教員との面 接は、成績が不良であった学生に限定されている。今後は、成績等に関する学生と担任教 員との面接内容の検討と必要性を検討し、必要であると判断した場合、面接する対象を在 籍学生に拡大することが求められる。
【課題】
本学の「履修要覧」に掲げた「教育研究上の目的(学習の成果)」「教育課程編成・実施方 針」について、学科・専攻間で記述に多少差があり、また履修順序など履修の在り方に重 きを置いた記述に傾いている向きもある。平成25年度は改善を行ったが、今後もこれら 必要な事項について学生に理解されやすいような記述の検証を進める。
1-B-③ 教育の質を保証している。
1-B-③-a 学校教育法、短期大学設置基準等の関係法令の変更等を適宜確認し、法令 順守に努めている。
1-B-③-b 学習成果を焦点とする査定(アセスメント)の手法を有している。
1-B-③-c 教育の向上・充実のためのPDCAサイクルを有している。
【現状】
本学は、学校法人四天王寺学園が設置する短期大学であり、「聖徳太子が四天王寺を創建 された精神に基づき、教育基本法および学校教育法に則り、深く専門の学術を研究教授し、
職業または実際生活において必要とされる能力を授け、もって仏教精神を修得して人々の 幸福のために献身し、豊かな教養とすぐれた知見をもち、我国はもとより国際社会に貢献 しうる有為の人材を育成することを目的とする」と学則第2条に定めている。
更に、文部科学省通知文19文科高第281号「大学設置基準等の一部を改正する省令 等の施行について」に沿い、教育研究上の目的の公表等について学則第2条2項に定めて いる。更に、「前条の目的および使命を達成するため、本学における教育研究活動等の状況 について、本学において自ら不断に点検および評価を行い、その教育研究水準の向上を図 るものとする」と学則第3条に定めている。
更に、教育研究に携わる者が、社会の信頼と負託を得て主体的かつ自立的に学術研究を 進め、科学の健全な発展を促すとともに、学術研究の信頼性と公正性を確保することを目 的とした「研究活動上の行動規範」を定めている。
前述したように、学校教育法や短期大学設置基準等の関係法令を順守し、その変更など を適宜確認するよう努めている。
教育の質保証に関しては、学則に定める教育理念および教育目標実現のために「教育開 発推進本部」を設置し、全学的教育システムの企画・開発、教育の内容・方法と授業改善
(ファカルティ・ディベロップメント(以下「FD」という))に関わる企画および推進、
教育効果の評価方法の改善および実施、教育の社会的貢献に関する企画運営および実施、
教育職員人事評価制度の研究開発といった事項等を審議している。
このように教育開発の推進活動を行い、全学的な教育施策の企画・開発、並びに教育活
動の継続的な改善を行うための学科または専攻毎の教育目標を実現するよう努めている。
また、教育開発推進本部の目的を達成するための審議機関として「FD専門部会」を設 置し、授業内容・方法および評価、授業の改善、教育課程の改善、学生自立支援といった 事項等について企画立案している。更に、これらの円滑な審議・推進を図るために「FD 委員会」を設置し、FD活動を実施している。
これら委員会活動により、教育の質向上と充実のためのPDCAサイクルを確保してい る。学習成果を焦点とする査定については、FD委員会において「学生アンケート」を毎 年継続的に実施しているが、更なる授業改善を図るべく、学生が学習する上で求められる 行動や考え、状況を確認するためのリフレクション・ペーパーを配付・回収し、データの 収集と蓄積を行うことで授業改善、質の向上に役立てている。アンケート項目には、授業 時間以外の学修時間を問う設問を新たに設けることにより、学生の実態を調査している。
授業相互参観については、学科・専攻内での参観を主体として実施し、参観終了後に合評 会を開催し教員の教授力向上に役立てた。また、その成果を 2 月の新規研修会「FSD全 体研修会」で報告・情報共有を行った。
また、教育の質保証のための手段の一つとして教育職員の人事評価が挙げられるが、本 学においてはいまだ導入しておらず、導入する場合はその方法や教育職員の授業や研究業 績をどのように人事評価に反映するかといった基本的な制度の研究開発が必要である。
この他に、教育開発推進本部を中心に、平成22年度は生活ナビゲーション学科の1学 科・2専攻において名称を変更し、更に平成24年度はケアの本質を深く追求した学びを 実践するため「生活福祉専攻」を「ライフケア専攻」に名称変更した。各学科・専攻のカ リキュラムを見直し、学生のニーズに沿う改編を行っており、教育の質の保証は以下に示 すとおりである。
[
[[
[保育科保育科保育科]保育科]]]
学校教育法、短期大学設置基準等の関係法令の変更などを適宜確認し、教務課と連携し ながらカリキュラム変更を行うなど法令順守に努めている。
特に、平成23年度は、保育士資格の科目の変更が厚生労働省から示されたことを受け、
カリキュラムの変更だけではなく、学外実習の参加要件についても見直しを行った。
また、学習成果の検証のため、保育科所属の専任教育職員間により定例化している学科 会議および「『保育実践演習』検討会」において、学生の動態について話し合うとともに、
学習成果向上の核となっている「保育実践演習Ⅰ~Ⅳ」の評価についても随時検討を加え ている。特に、評価の際は、さまざまな記述をまとめた学修ファイルや取組みの動画記録 等を活用し、多角的・総合的に学生の学習成果をアセスメントするようにしている。なお、
平成23年度より「保育・教職実践演習(幼稚園)」と連携し、2年次生の一部の項目につ いては数値化による評価も実施した。
さらに、学生の学習成果を評価すると同時に、「保育実践演習Ⅰ~Ⅳ」についての学生へ の授業アンケート等をもとに、シラバスやカリキュラムの見直しを行い、次年度の「保育
実践演習Ⅰ~Ⅳ」のシラバスや保育科全体のカリキュラムに丁寧に反映させている。平成 26年度のシラバスも、平成25年度の授業アンケートをもとに改善し実施されている。
また、1年間の授業実践については、毎年3月にまとめる『「保育実践演習」報告集』など を通して学外にも広く成果を伝えている。
平成25年度は保育士養成協議会全国研究大会での発表も3年目となり、前年度にも増 して、多くの保育士養成校から意見をいただいた。これらの活動で得られた意見も、教育 の向上や充実のため、平成26年度のシラバスに反映させている。このようなPDCAサ イクルを毎年積み重ね、教育の向上・充実を心がけている。
〔
〔〔
〔生活生活生活ナビゲーション生活ナビゲーションナビゲーションナビゲーション学科学科学科学科ライフデザインライフデザインライフデザインライフデザイン専攻専攻専攻専攻〕〕〕〕
ビジネスパーソンとして社会に貢献できる学生を輩出することが目標であり、その1つ のステップとして、学習の成果は資格取得という形によって示される。例えば、「インテリ ア設計士」の資格試験前には、受験に必要な科目の対策講座を集中講義形式で開き、合格 率アップにつなげており、学生の卒業後のキャリア形成に役立つよう指導に努めている。
さらに、学生のニーズに応じて、志望する各種資格取得に向けての個別指導も行い、資 格試験合格へと導いている。特に平成25年度では、外部講師を招き経済産業省の提唱す る「社会人基礎力」養成のための講座を設け、就職活動を効果的に行い、卒業後のキャリ アデザインを自ら考えることのできる人材育成に努めた。
[[[
[生活生活生活ナビゲーション生活ナビゲーションナビゲーションナビゲーション学科学科学科ライフケア学科ライフケアライフケアライフケア専攻専攻専攻]専攻]]]
介護福祉士養成施設として厚生労働省より認可されており、社会福祉士および介護福祉 士法、短期大学設置基準等の関係法令を適宜確認し、教務課と連携しながら法令順守に努 めている。
教育の質保証に関しては、厚生労働省告示による介護福祉士養成教育職員の講習会制度 がある。本制度は、介護サービスの中核を担う介護福祉士の資質の一層の向上を図るため には、介護福祉士の養成に携わる教育職員についても、その教育指導方法の向上を図るこ とが求められている理由によるものである。本専攻の専任教育職員4名は既に当該講習会 を修了している。その他の教育職員においても現在受講中である。また、本専攻では、日 本介護福祉士養成施設協会に加盟し、介護福祉士養成校としての自己点検・自己評価を全 国的に実施するとともに、教員研修事業に参加している。さらに、本専攻の専任教育職員 は、日本介護福祉教育学会に所属し、介護福祉士の養成に関わる教育内容および教育技術 の技術向上を志向し、会員相互間の学問的交流を図っている。学内においても、FD委員 を中心にFD活動を実施している。PDCAサイクルを確保し、教育の質向上と充実に努 めている。学習成果の評価は、平成25年度は各学期2回ずつ「学生アンケート」を実施 し、アンケート結果に対して教員はリフレクション・ペーパーを作成し、授業改善につな げた。さらには、教育職員相互の授業参観では、学外社会福祉施設の介護実習のための「介 護実習指導」に焦点を当て、参観後の合表会では、該当科目の改善のみならず、教育職員 個々の授業改善には役立った。平成26年度も、継続的な教育職員相互の授業参観および 参観後の合表会を予定している。
【課題】
今後は教育の質保証と更なる向上のために、教育職員相互の授業参観で高い評価を得た 授業の全学的な公開や、外部講師の招聘などによる教育の方法・技術研修会の実施検討と 開催、極端に低い評価を得た教育職員の問題点の洗い出しと改善への指導を行うなど、教 育職員個々の教育能力を高める方策を検討するとともに具体化を図る必要がある。
これら教育の質保証と向上のために個々の教育職員の教育能力を高める取組みは、教育 開発推進本部を中心とした各種委員会において検討すべき課題であり、検討するだけでは なくその速やかな実施が求められる。
当面の課題としては、第一に、学生アンケートの全学的な活用が挙げられる。授業担当 者による授業計画(Plan)、授業の実施(Do)、学生による授業アンケート評価(C heck)、次年度の授業の改善(Action)というPDCAサイクルによる授業改善 を行ってはいるが、現状では教育職員それぞれに、それぞれの授業アンケート結果しか開 示していない。教育職員の個人批判とならないよう注意を必要とするが、データの蓄積と 全学的な開示、活用が重要である。
第二に、学生の個性を理解し、教育的なニーズを考慮した取組みの一つに、障がいをも った学生への学習支援が挙げられる。たとえば、現在、聴覚障害や視覚障害をもつ学生へ は、ノートテイカーやテキストの点字化を行うなど教務部と学生支援センターが連携して 学習支援を推し進めているが、発達障害や学習障害、コミュニケーション障害などの障が いをもつ学生や、その可能性の高い学生への理解や学習支援が充分かどうか全学的に検討 する必要がある。
第三に、学科・専攻単位での教育の質保証と向上のための取組みが挙げられる。個々の 教育職員のみならず、学科・専攻会議において教育方法について協議できる体制づくりな ど、学科・専攻長を中心に学科・専攻単位での教育の質保証と向上のための取組みも必要 となる。他に、初年次教育による学生の大学への適応促進への取組みや、あるいは学科・
専攻毎に掲げている到達目標達成のための具体的な取組みが、これまで以上に推進され成 果を示すことが求められている。
【1-B.要約】
建学の精神に基づく実践行および教養教育により、人格の涵養に主体的に取り組み、ま た、短期大学部の各学科・専攻において専門的な能力を養い社会に貢献すること、これが 本学の学生に求められる教育的課題である。
本学では、これら建学の精神、それを具体化した学園訓(教育の方針)および教育目標 に則り、教養教育、専門教育を展開している。厳粛な礼拝を重ね、毎授業開始時の瞑想を 日常的に行うことにより、自ら社会に活かせる善さを見出し、その善さの実現に取り組む 自覚が学生のうちに醸成される。仏教精神によって育まれた徳力、それを基礎とした専門 的知識、社会の中で自他の善さを実現するコミュニケーション力、これらの総合力である
「和の精神」を身につけた本学学生は、卒業後も広く保育や福祉をはじめ、各界から高い
評価を得ている。
【1-B.改善計画】
後述のように、各学科・専攻では仏教精神を教育の根幹に据え、教育の目的・目標にお いてそれを明示して、特色ある専門知識・技術の涵養を図り、その結果、学内外から評価 を得ている。今後もこれまでの基本的な方向性を維持展開する。それとともに、平成24 年度より本学仏教文化研究所より年二回発行の仏教教育機関紙「ウパーヤ」誌上に、仏教 教育に関わる学生の声を反映させたり、全学的な必修科目「仏教Ⅰ・Ⅱ」の講話において 各学科・専攻の教育職員から順次、仏教と専門教育との橋渡しになるような身近な話題を 提供してもらったりするなど、建学の精神と各学科・専攻の専門教育とを有機的に結びつ けるような取り組みを計画中である。
【1-B-1提出】教育目的・目標についての印刷物
【1-B-2提出】学生が獲得すべき学習成果についての印刷物
1-C 自己点検・評価
1-C-① 自己点検・評価活動等の実施体制が確立し、向上・充実に向けて努力している。
1-C-①-a 自己点検・評価のための規程及び組織を整備している。
1-C-①-b 日常的に自己点検・評価を行っている。
1-C-①-c 定期的に自己点検・評価報告書等を公表している。
1-C-①-d 自己点検・評価活動に全教職員が関与している。
1-C-①-e 自己点検・評価の成果を活用している。
【現状】
1 11
1-C--C--C-①-C-①①①----aaaa
自己点検・評価を大学・短期大学運営における重要事項と位置付け、公教育機関として の社会的使命を果たすためにも、既存の組織において自ら点検・評価するため、平成4年 から本学学則第3条に「・・・本学における教育研究活動等の状況について、本学において自 ら不断に点検および評価を行い、その教育研究水準の向上を図るものとする。・・・」と規定 し、大学・短期大学の“質向上”を目的とした自己点検・評価の実施について明確に定め ている。また、平成5年には「自己点検・自己評価委員会規程」を整備し、自己点検・評 価を実施する組織について次のとおり定め、これらの委員を中心に大学・短期大学の既存 組織による全学を挙げての自己点検・評価に継続的に取り組んでいる。(自己点検・評価の 組織図は、*3-2に掲載)
委員長 ・・・・・・・・・・・・ 常務理事 教学推進委員長 ・・・・ 学長 管理推進委員長 ・・・・ 事務局長
教学推進委員 ・・・・・・ 副学長、各部長、センター長、館長、副部長、副センター長、
副館長(教育職員)
管理推進委員 ・・・・・・ 各課長(事務職員) 委員会事務局 ・・・・・・ 総務課 111
1-C--C--C-①-C-①①①----bbbb
本学の自己点検・評価は、自己点検・自己評価委員会を中心とした全学的な体制で、年 度ごとに継続して実施し、各部局において現状と課題の把握に日常的に努めている。さら に、平成24年度からは、自己点検・自己評価委員会を年4回定期的に開催し、各部局が 評価項目について自己判定した上で、目標を設定し、目標へ向けた取組みを推進すること で、各部局において教育研究、学生指導、管理運営、施設設備等の改善向上を図っている。
また、各教育職員においては自己点検・評価の一環として、「教員個人調書」「教育研究 業績書」を委員会事務局へ毎年提出しているが、平成23年度自己点検・評価からは、従 来の専任教育職員に加えて、新たに非常勤教育職員も提出することとした(「教育研究業績 書」については、専任教育職員は過去10年分、非常勤教育職員は過去5年分)。教育職員 は各自の研究活動状況を継続的に自ら確認し把握することにより、研究活動の活性化と向 上を図るとともに、本学のカリキュラム・ポリシーに基づいた教育活動への質向上にもつ なげていくよう努めている。
1 11
1-C--C--C-①-C-①①①-c-c-c-c
自己点検・評価の結果については、毎年、「自己点検・評価報告書」の冊子を事務局各部 局と全専任教育職員へ配布し、本学の現状と課題等についての認識の共有化を図ると同時 に、ホームページへ同報告書全文を掲載することによって、本学教職員、学生、保護者な どの関係者はもとより、広く社会へ本学の自己点検・評価を公表し、その説明責任を果た している。更に、平成23年度からは、各専任教育職員の「教育研究情報」をホームペー ジで公表し、教育研究活動の一層の透明化を図り、その活性化と向上に努めている。
1 11
1-C--C--C-①-C-①①①----dddd
「自己点検・自己評価委員会規程」において、委員長である常務理事のもと、学長(教 学推進委員長)、事務局長(管理推進委員長)、副学長、各部長・センター長・館長・副部 長・副センター長・副館長(教学推進委員)、各課長(管理推進委員)を委員会の構成員と 定め、自己点検・自己評価委員会を全学的体制による委員会としている。また、全体の調 整は委員会事務局の総務課が行っている。各推進委員を中心として、多くの教職員が全学 的な取組みとして自己点検・評価に関わり、その自己点検・評価の過程において教職員各 自が本学の現状や課題を把握し、自己点検・評価の結果を本学の改革・改善につなげてい くよう努めている。毎年の自己点検・評価はこの委員会組織を中心として実施している。
また、自己点検・評価の一環として、各専任教育職員は「教員個人調書」「教育研究業績 書(過去10年分)」を毎年提出しているが、平成23年度からは、非常勤教育職員につい ても「教員個人調書」「教育研究業績書(過去5年分)」を提出することとした。このよう に、教育研究活動等を中心として本学の運営全般の質向上を図るべく、事務局各部局並び に各教育職員が自己点検・評価に積極的に取り組んでいる。
1 11
1-C--C--C-①-C-①①①----eeee
自己点検・評価の結果については、冊子やホームページにおいて公表しており、各部局、
各教育職員において、本学の現状と課題等について理解を深め、認識の共有化を図る上で 役立っている。平成24年度からは、自己点検・評価の更なる実質化を図るべく、自己点 検・自己評価委員会を年4回定期的に開催している。自己点検・自己評価委員会では、各 部局において評価項目を自己判定し、その結果に基づいて目標を設定し、目標へ向けた取 組みを推進する。このように、自己点検・自己評価委員会を改革・改善のプロセスとして いくよう努めている。
【課題】
本学学則および「自己点検・自己評価委員会規程」に則り、本学の教育研究、学生指導 および管理運営など各方面における改革・改善に資するよう、今後も全学的かつ継続的に 自己点検・評価を実施していく。
【1-C.要約】
自己点検・評価については、学則にその実施を規定し、「自己点検・自己評価委員会規程」
にその実施体制等を定めている。自己点検・自己評価委員会を中心とした全学的な体制で、
教育研究、学生指導、管理運営、施設設備等の短期大学運営に関する広範な領域における 質向上に向け、毎年継続的に自己点検・評価を実施している。年4回に開催する自己点検・
自己評価委員会では、各部局が評価項目について自己判定した結果に基づいた目標設定、
取組み、結果を報告するとともに、「自己点検・評価報告書」の作成に向けた認識を深めて いる。
作成された「自己点検・評価報告書」は、各管理部門、全専任教育職員へ配布し、本学 の現状と課題等の認識の共有化を図り、短期大学運営全般に関する改革・改善に資するよ う努めており、ホームページへ同報告書を掲載することによって、広く社会へ公表してい る。
更に、各部門による自己点検・評価のほか、すべての専任教育職員および非常勤教育職 員は「教員個人調書」「教育研究業績書(専任教育職員は過去10年分、非常勤教育職員は 過去5年分)」を自己点検・自己評価委員会へ毎年提出し、各自の研究活動状況の把握と向 上に努め、更には本学のカリキュラム・ポリシーに基づいた教育活動の質向上にもつなげ ていくよう目指している。
【1-C.改善計画】
自己点検・自己評価委員会が機能しPDCAサイクルが確立した一方で、社会に対する 説明責任の重要性も比例しており、ホームページでの公表は大きな意味を持つといえよう。
ホームページでの公表は、自己点検・評価報告書や教員の教育研究情報をはじめとした 教育情報の公開がその柱となっているが、今後はホームページの内容、掲載方法等を見直 し、よりわかりやすく情報発信するように努めていく。
【1-C-1提出】自己点検・評価を実施するための規程
【1-C-2備付】過去3年の間にまとめた自己点検・評価報告書
【1-C-3備付】第三者評価以外の外部評価についての印刷物
1-◇ 基準Ⅰについての特記事項
1-◇-① 以上の基準以外に建学の精神と教育の効果について努力している事項。
【現状】
本学の建学の精神である敬田院設立の精神を実践的に体得できる科目として 1 セメスタ ー次より「仏教Ⅰ・Ⅱ」「仏教概説」を全学科必修科目とし、3セメスター次では建学の祖 である聖徳太子の教えを学ぶ目的として「聖徳太子概説」「仏教実践演習」「現代社会と仏 教」を共通教育科目の教養(基礎)に配置している。
また建学の精神を教育に効果的に反映する目的をもって、保育科においては、1セメス ター次より「保育実践演習Ⅰ~Ⅳ」を、生活ナビゲーション学科ライフデザイン専攻にお いては1セメスター次より「ライフデザインゼミナールⅠ~Ⅳ」を、生活ナビゲーション 学科ライフケア専攻においては1セメスター次に「ライフケア概論」を開講している。こ れらの授業では、全学科の複数教育職員が少人数の学生に行き届いた学習を展開できるよ うに配慮している。その教育内容は、必修科目の「仏教Ⅰ」と連動して建学の精神に関す る理解を深める授業を盛り込むとともに、高校時代までにほとんど経験のなかった「自ら 課題を発見し、自ら学ぶ」学習姿勢や、レポートの作成方法など、さまざまな学習スキル を身につけられるように計画されている。これにより、学科・専攻での学びを着実なもの とし、充実した大学生活を送って、卒業後に理想とする自分の姿に近づけるような内容と なっている。
【課題】
短期大学部の全学科の教育職員により、本学の建学の精神である敬田院設立の精神を実 践的に体得できる科目を1セメスター次より学修し、学科・専攻ごとの独自性を取り入れ た教育を行っているが、建学の精神とそれにもとづく各学科・専攻の特色ある授業内容と をいかに有機的に結びつけ、具体的な各種免許、資格等の取得の成果に反映できているか の不断の検証が必要である。これについては、学内研修会や各学科専攻のFD報告書を通 じて報告し、各学科・専攻の教職員が相互に検証し参考にしつつ、建学の精神と教育の効 果とを向上させていくことが課題となる。
1-◇-② 特別の事由や事情があり、以上の基準の求めることが実現(達成)できない 事項。
特になし。
【基準1.要約】
本学では、聖徳太子の仏教精神すなわち「帰依渇仰 断悪修善 速證無上 大菩提處」
を建学の精神とし、また学園訓(教育の方針)として以下を定めている。
一、和を以て貴しとなす 一、四恩に報いよ 四恩とは
国の恩 父母の恩 世間の恩 仏の恩なり 一、誠実を旨とせよ
一、礼儀を正しくせよ 一、健康を重んぜよ
その理念は、従来から「学生便覧」に掲げているが、平成22年度から、平易で明快な 表現で解説し、学生が己を省みその実現に活かせるようにした。建学の精神については、
以下のように教育の場における意義を説明した。
他者や物事の内に潜む善さを信じ、その実現を心より願うところに自己の善さの実現も 可能となる(帰依渇仰)。そのためには人々や物事の善悪を深く思慮し、相互に省みること で悪を断つとともに、善の実践に努めなければならない(断悪修善)。そのなかで、速やか に共々の善さを実現することが可能となるのだ(速證無上)。社会への貢献とは相互の善さ を具現化する営みに他ならない。思慮と省察を積み重ねることによって、他者と共に己の 計らいを超えた生命のもとで生きる意味を覚りゆくのである(大菩提處)。
善さとは、本来の姿、真実の在り方。「諸悪莫作、諸善奉行」とは、自分の感情や欲望へ の執着に囚われた自我に気づき、それを超えて本来の自己の善さを実現しようとする行為 は、他者や物事の本来の良さの実現を願い、関わろうとする行為と一体のものである。
また、学園訓についても、建学の精神と同様、意味内容を平易なことばで解説した。
例えば、「和を以て貴しとなす」は次のとおりである。
私たちは、自らを超えた生命の流れの中に生まれ、かつ繋がれてゆく、かけがえのない 存在であり、私たちの真の善さは、生きとし生きるあらゆる生命の善さの実現と共にのみ 可能なのである。
更に、上記の建学の精神・学園訓(教育の方針)に基づいて、人間教育の全学共通の教 育目標を次のように定め、「学生便覧」に掲げている。
○ 自らの善さを社会の中で活かすことができる。
○ 自ら課題を発見し、善さの実現に向かって協同して取り組むことができる。
○ 自らを振り返り、思慮深く学びなおすことができる。
○ 自らを超えた生命の存在と繋がりに気づき、畏敬できる。
本学では、これら建学の精神・学園訓の理念を実現するために、全学を挙げて次のとお り、「授戒」「礼拝」「授業時の瞑想」を行っている。
○○○
○ 授戒授戒授戒授戒
入学時の学生全員に対し、四天王寺(大阪市天王寺区)において本学名誉学長である 四天王寺管長が戒師となって戒(仏の教え)を授ける。これは信徒となることを強要 するものではなく、学生は聖徳太子の仏教精神に基づいて学んでゆくことを誓うもの で、建学の精神にもとづく本学の実践行の出発点をなすものである。