快適な空気環境を目指して
環境科学研究所の取組
応用研究部長 岩崎 好陽
快適な空気を人間の感覚から評価
視覚:浮遊粒子状物質 ダスト
→新車対策、
DPF
での解決 触覚:ヒートアイランド現象
→保水性舗装、屋上緑化
嗅覚:空気の美味しさ、東京の空気はまずい
→においの数量化、原因と対策の研究
五感以外:有害化学物質、
→ダイオキシン類対策、PRTR対応
逆転層 快晴
汚染
浮遊粒子状物質の発生源別排出量
自動車排気管 3 6 %
自動車道路粉じ ん
4 6 %
船舶 1 % 航空機
1 %
粉じん発生施設 1 %
業務 1 % 家庭
3 % 工場事業場
8 % 事業場 3 %
DPF:ディーゼル・パティキュレイト・フィルター
交互再生式DPF
(後付け型DPF:その1)
•
二つのフィルタで交互にPMを捕集 フィルター①
排気入口
フィルター②
排気出口
3種のDPFの低減効果
(後付け型DPF)
DPF種類 PM CO THC 交互再生式 60〜80%
連続再生(NO2) 80%以上 98% 92%
連続再生(酸化) 80%以上 80%以上 89〜94%
−
低減効果
快適な空気を人間の感覚から評価
視覚:浮遊粒子状物質 ダスト
→新車対策、
DPF
での解決 触覚:ヒートアイランド現象
→保水性舗装、屋上緑化
嗅覚:空気の美味しさ、東京の空気はまずい
→においの数量化、原因と対策の研究
五感以外:有害化学物質、
→ダイオキシン類対策、PRTR対応
東京における年平均気温の推移
12 13 14 15 16 17 18
1880 189 0
190 0
1910 1920 193 0
194 0
1950
1960 197 0
198 0
1990
2000
年
平均気温 ℃
東京における年平均湿度の推移
58 60 62 64 66 68 70 72 74 76 78
1880 1890 1900 1910 1920 1930 1940 1950 1960 1970 1980 1990 2000
年
平均湿度 %
東京の熱帯夜日数の変化(5年移動平均)
0 5 10 15 20 25 30 35
1960 1970 1980 1990 2000
年
年間あたりの日数
都土木技術研究所実験
ヒートアイランドに関する研究 (平成14〜16年度)
1.ヒートアイランドのメカニズムの解明 2.ヒートアイランド対策の効果の予測
快適な空気を人間の感覚から評価
視覚:浮遊粒子状物質 ダスト
→新車対策、
DPF
での解決 触覚:ヒートアイランド現象
→保水性舗装、屋上緑化
嗅覚:空気の美味しさ、東京の空気はまずい
→においの数量化、原因と対策の研究
五感以外:有害化学物質、
→ダイオキシン類対策、PRTR対応
3.短時間集中豪雨メカニズムの解明
空気のにおい
臭気濃度
そのにおいを無臭の清浄な空気で希釈した とき、丁度においが消えるときの希釈倍数 三点比較式臭袋法
1972:東京都で開発
1977:都公害防止条例で採用 1995:悪臭防止法で採用
三点比較式臭袋法
一般環境における空気のにおい
従来の方法では測定不可能
→濃縮による測定方法の開発
(平成3〜4年度)
→現在までに約100カ所測定
ガスメータ
ポンプ
支 柱 吸着剤 3種
テナックスGC ユニカーボンB カーボシーブSⅢ
0 2 4 6 8 10 12
北区宮堀 環七代田 大関横町 八幡山 柿の木坂 大原 初台 糀谷 国設東京 都環科研 調布 江戸川 東大和 八王子 品川 足立 小平 立川 田無 多摩 久我山 小河内 都民の森
臭気濃度
空気の快適さと臭気濃度
0 1 2 3 4
1 2 3 4 5
空気の快適さ
臭気濃度
快適と感じる 少し快適と感じる 特に感じない 多少良くないと感じる 良くないと感じる
環境臭気の発生要因に関する研究
(平成14〜16年度)
各種臭気発生源
自動車(デイーゼル車)、自動車(ガソリン車)、
塗装工場、印刷工場、屎尿処理場、下水処理場、
民生系(一般家庭)、化製場、食品工場 クリーニング業、その他
臭気排出量把握 → 環境への寄与率算出
一 般 環 境 道 路 沿 道 一
般 環 境 住 居 地 域
塗 装
・ 印 刷 作 業 環 境
ボ イ ラ 燃 焼 排 気 臭 気
ガ ソ リ ン 車 排 気 臭 気
清 掃 工 場 排 ガ ス 臭 気
塗 装
・ 印 刷 関 係 臭 気
オ フ セ ッ ト 輪 転 印 刷
デ イ
| ゼ ル 排 気 臭 気
屎 尿 処 理 場 臭 気
ク ラ フ ト パ ル プ 臭
10
100
1000
10000
100000
臭 気 濃 度 尺 度快適な空気を人間の感覚から評価
視覚:浮遊粒子状物質 ダスト
→新車対策、
DPF
での解決 触覚:ヒートアイランド現象
→保水性舗装、屋上緑化
嗅覚:空気の美味しさ、東京の空気はまずい
→においの数量化、原因と対策の研究
五感以外:有害化学物質、
→ダイオキシン類対策、PRTR対応
都内二酸化硫黄濃度の経年変化
0 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 0.06 0.07
1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005
年度二酸化硫黄濃度 ppm
都内一酸化炭素濃度の経年変化
0 1 2 3 4 5 6 7
1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005
年度
一酸化炭素濃度 ppm
都内浮遊粒子状物質濃度の経年変化
0 0.02 0.04 0.06 0.08 0.1 0.12
1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005
年度
浮遊粒子状物質濃度 mg/m3
都内二酸化窒素濃度の経年変化
0 0.005 0.01 0.015 0.02 0.025 0.03 0.035 0.04
1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005
年度
二酸化窒素濃度 ppm
都内ダイオキシン類濃度の経年変化
0 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9
8 9 10 11 12 13 14
年度
ダイオキシン類濃度 pg- TEQ/m3
有害化学物質の都内排出量の推定
過去の詳細な調査における
一般環境濃度と都内排出量との関係から
都内におけるその有害化学物質の年間排
出量を推定
都内年間排出量と環境濃度との関係
y = 0.0032x
0.942相関係数 = 0.9944
0 .0 0 0 0 0 0 1 0 .0 0 0 0 0 1 0 .0 0 0 0 1 0 .0 0 0 1 0 .0 0 1 0 .0 1 0 .1 1 1 0 1 0 0 1 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0
0.00001
0.0001 0.001
0.01 0.1 1 10 100 1000 10000
100000 100000010000000
100000000
都内年間排出量 t/y
一般環境濃度−BG μg/m3
(Dioxins 1997)
Hg 1998
SO2 1995
SO2 1976NOx 1995 NOx 1976 CO 1995
CO 1976
CO2 1995
都内における年間排出量推定値
(平成10年度)0.11 0.0001
0.0005 ベンゾ(a)ピレン
0.92 0.001
0.004 クローム
1480 0.8
3.9 ホルムアルデヒド
190 0.03
0.49 1,3-ブタジエン
3500 0.1
7.1 ジクロロメタン
85 0.04
0.25 1,2-ジクロロエタン
210 0.1
0.6 クロロフォルム
55 0.05
0.19 塩ビモノマー
170 0.1
0.5 アクリロニトリル
1070 0.2
2.5 テトラクロロエチレン
2800 0.1
5.8 トリクロロエチレン
1860 t/y 0.9 μg/m3
4.7 μg/m3 ベンゼン
都内排出量 BGレベル
一般環境濃度 化学物質
快適な空気環境を確保するには
ディーゼル車のダスト対策・ NO x対策
排熱量の削減、保水・緑化の推進
自動車排ガス臭気の削減