STU型 サクションフィルタ
取 扱 説 明 書
お願い
この説明書は、実際にご使用になられる方の お手元にも必ず届くようにお取り計らい下さい。
大生工業株式会社
〒170-8428 東京都豊島区南大塚3-53-11 今井三菱ビル6F TEL 03-6912-9922
FAX 03-6912-5921
オイルフィルタを安全にお使いいただくために
この度は、弊社製品をご採用いただきましてありがとうございました。
この取扱説明書には、オイルフィルタを正しく使用するための必要事項が記載されています。
機器の知識、安全の注意事項のすべてについて習熟してからご使用下さい。
お読みになった後は、お使いなる方が、いつでも見られるところに必ず保管して下さい。
この取扱説明書には、安全注意事項を【注意】として区分してあります。
注意
:取扱を誤った場合に、危険な状況が起こりえて、中程度の傷害や軽傷を受ける 可能性が想定される場合、および物的損害だけの発生が想定される場合。なお、状況によっては重大な結果に結びつく可能性がありますので、
記載内容は必ず守って下さい。
《 目 次 》 1.品 名・・・・・・2 2.型 式・・・・・・2 3.主 仕 様・・・・・・2 4.製 品 概 要・・・・・・2~4 5.輸 送・・・・・・4 6.保 管・・・・・・5 7.据 え 付 け・・・・・・5~6 8.運 転・・・・・・6 9.保 守 ・ 点 検・・・・・・7 10.予備品・消耗品・・・・・・8
1.品名:STU型 インジケータ付サクションフィルタ
(サクションライン用)
2.型式:添付の標準一覧図をご参照ください。
注意
* エレメントの目詰りを圧力計、又は圧力(差圧)スイッチ等で監視し、エレメントの破損防止 を行うこと。
* E型インジケータを御使用の場合、通常負荷型で微少負荷の使用は出来ません。
また、微少負荷型で通常負荷は出来ません。
必ず、御使用条件に合った電気定格のE型インジケータを御使用下さい。
3.主仕様
注意
* 本製品は構造上、エアが抜けない形になっております。
エアの混入が問題とならない回路のサクションにおいてのみ、御使用下さい。
最高使用圧力:0.5MPa ブースト圧による正圧時
使 用 流 体:一般作動油(リン酸エステル系作動油及び水グリコ-ル系作動油をご使用の場合には、
一般作動油のものと材質その他が異なります。)
使 用 温 度:-10~90℃
但し、流体記号がFの場合は以下の通りです。
目 視 式 イ ン ジ ケ ー タ :-10~130℃
電気接点式インジケータ:-10~90℃
設 置 居 場 所:地上、屋内
4.製品概要
4-1 構造図:添付の標準一覧図をご参照ください。
4-2.製品の構成・原理
本器は大別して①本体、⑰インジケータと③リリーフ弁を装着した②カバー、④エレメント、⑤板バネ、
⑩ドレンプラグ等により構成されております。
ポンプによって油入口に送り込まれた流体は、器内のフィルタエレメント外側から内側に流れてろ過さ れ、油出口に至ります。
ろ過時、フィルタエレメントろ過面に蓄積される流体中の汚れがろ過面を目詰まりさせ、油入口側と油 出口側との差圧を増やし、ポンプに悪影響を及ぼします。
本器には、この差圧を外部より明確に知ることの出来る⑰インジケータ(U4-02)と危険を未然に防止する
③リリーフバルブが標準装備になっています。
4-3.差圧式インジケ-タ
注意
* インジケータが赤シグナル、又は電気信号を出した場合、速やかにエレメントの交換 又は洗浄を行って下さい。
そのままエレメントを目詰まり状態のまま使用しますと、リリーフ弁が開き、フィルタ下流に コンタミが流出してシステムの故障原因となりますのでご注意下さい。
差圧インジケータにより、フィルタエレメントの目詰まりによる交換、又は洗浄時期を知ることが 出来ます。
シグナルは可変容量ポンプご使用の際の容量変化時、又ポンプ運転停止時にも、エレメントの目詰まり 状態が、指示出来るようになっています。
差圧式インジケ-タには、フィルタエレメントの1次圧(油入口側)と2次圧(油出口側)の圧力差を 検出し、設定値以上になるとポップアップシグナルの赤色が飛び出す、標準装備の目視式インジケ-タ
(U4-02型)と、電気信号を出すオプションの電気接点式(E4-02,E4-02D型)があります。
※ リリーフ弁はインジケータ作動後、差圧 0.023 MPa にて開きます。
■ シグナルとエレメントの関係
シグナル 〈U4-02〉 → 赤色シグナル シグナル無
〈E4-02,E4-02D〉→ 電気信号 エレメントの状態 ろ過面良好 ろ過面目詰
指示差圧 0.02 MPa
4-3-1.目視式インジケータ(標準装備)/型式:U4-02
〈1〉エレメントの清浄時には、(図1)のように赤色のシグナルが飛び出ていない状態です。
〈2〉エレメントの目詰まりにより、差圧が 0.02 MPa に達した場合、赤色のシグナルが飛び出します。
なお、油温が低い場合及び大容量での運転でも同様の現象があります。
(図2)この状態でポンプを停止しますと赤色のシグナルはそのままとどまります。
〈3〉エレメント洗浄又は交換後は、(図2)の赤色シグナルを指で押し、復帰させた後ポンプの運転を 開始して下さい。
・ U4型インジケーターは、作動後ポンプが止まっても 表示しています。
・ リセットは、赤シグナルを指にて押し込んで下さい。
・ 赤シグナルが出ましたら早目にエレメントを洗浄して下さい。
・ 水平360゜どの方向からでも作動が確認出来ます。
図 2 図 1
赤 シグ ナ ル
赤シグナル
4-3-2.電気接点式インジケータ(オプション)/型式:E4-02・★E4-02D
★ 微少負荷(100mA)以下の場合は、E4-02Dを使用します。
・ E4型インジケータは自動復帰型です。
・ 配管取出し口はDINコネクタ方式で、G1/2プリカチューブも取付可能です。
・ DINコネクタは配線取出し出口を90゜ずつ、各方向にセット出来ます。
・ DINコネクタ規格 : IEC529(EN60529) IP65適合品
・ DINコネクタ内には、端子台が内蔵されています。
・ インジケータ結線及び端子No.
・ マイクロスイッチ電気定格 負荷の種類
抵抗負荷 誘導負荷 定格電圧
AC 250 V 3A 2A DC 30 V 3A 2A
微少負荷電気(100mA以下)
※〈E4-02Dの場合〉適応範囲(目安)
電 流 電 圧 最小範囲 1.0 mA 5 V DC 最大範囲 100 mA 30 V 最小範囲 0.07 mA 100 V AC 最大範囲 100 mA 125 V
5.輸送
注意
* ワイヤ-掛け吊り上げ作業は資格を持った人が行うこと。
* 輸送時は、転倒、転落、危険回避を行うこと。
(1)固定用のワイヤーは、本体に掛けるようにして下さい。
(2)輸送時は、雨水が掛からないように処置して下さい。
(3)転倒、転落、大きな衝撃は与えないで下さい。
適 用 表 ( 電 圧 - 電 流 線 図 )
使用不可領域
標準特性領域 微少負荷領域
φ14 G1/2
(90゜づつ回転可)
DINコネクタ
6.保管
オイルフィルタをすぐに御使用にならない場合には、下記の点に注意して保管して下さい。
6-1 一時的に保管する場合
(1)清潔で乾燥した室内に保管して下さい。
(2)屋外や湿気のある場所に保管する時は、密閉してビニ-ルシ-ト等で覆いをして下さい。
6-2 長期間保管する場合(一般作動油の場合のみ)
(1)当社出荷時の防錆処理・・・NP-10錆止め油を内面に塗布しています。
(2)出荷後の防錆有効期間は乾燥した室内保管で2~3ヶ月間です。
これ以上長期間保管する場合は2~3ヶ月ごとに②カバ-を開けて、NP-10系の錆止めを行って下さい。
(3)分解及び1年以上保管した製品を御使用になる場合は、最高使用圧力で耐圧試験を行い、
異常のないことをご確認下さい。
7.据え付け
7-1.フィルタの据え付け
注意
* 配管は、油の漏洩がないよう完全に締結すること。
* フィルタには、絶対に乗らないこと。フィルタの破損や、けがの恐れがあります。
据え付け、運転、保守点検の作業は、専門知識のある人が実施のこと。
油の漏洩、けがの恐れがあります。
(1)据え付け場所周囲条件
設 置 場 所:屋内(塵埃の少ない水のかからない場所。火気のない場所。)
雰囲気温度:0~80℃
(2)接続配管は必ず出入口を確認の上、正しく接続して下さい。
必ず、流体の流れ方向に間違いのないことを確認して下さい。
(3)配管接続の際は、配管に強い力がかからないように注意して下さい。
強い力が掛かかり過ぎますと破損する場合があります。
(4)据え付けは、メンテナンスの場合を考慮の上、十分なスペ-スを確保して下さい。
特にエレメント交換時に必要なエレメント抜き代を、必ず確保して下さい。
(5)配管は、ポンプからリザーバータンクまでの中間に、本器をフランジで接続し、
その位置はリザーバータンクからからポンプまでの間隔を考慮して決定して下さい。
(本器は主としてポンプのサクション側に取り付けるのを標準として出来ています。)
相フランジは、「相フランジ用ボルト推奨締付トルク」に従い、確実に締め付けて下さい。
相フランジ用ボルト推奨締付トルク 取り付け略図 口径 ボルトサイズ 締付トルク(N・m)
03B・04B
M8 16~22 06B・08B
10B・12B M10 30~40 16B M12 50~70
7-2.電気接点式(E4型)インジケータ(オプション)の据え付け
本体には、差圧インジケ-タを取り付ける為の、ネジ加工がされています。
このネジ穴には、標準品は、目視式(U4型)インジケータが付いていますが、オプションの 電気接点式(E4型)インジケータと交換することが出来ます。
電気接点式(E4型)インジケ-タ付で購入した場合には、本体のインジケ-タ用のネジ穴には、
ポリキャップが付いています。
(電気接点式(E4型)インジケ-タは、運搬中の破損防止の為、別梱包です。)
必ずキャップを外し、1ヶ所の“O”リングが付いていることを確認の上、電気接点式(E4型)
インジケ-タをねじ込んで、必ず所定の締付トルクで締め付けて下さい。
インジケータねじ込み締付トルク:50~60N・m
(1)取り付け方向のセット方法は、インジケ-タを取り付けた後に⑥セットスクリュ-の片側を緩め、
希望する方向に②スイッチカバ-をセットし、手で十分にスイッチカバ-を押さえ付けながら
⑥セットスクリュ-を締め付け、固定して下さい。
(2)コネクタ-には、DIN規格のコネクタ-を使用しておりますので、⑤固定ビスを外し③端子台に セットすることにより、90゜ずつ4方向にコネクタ-を向けることが出来ます。
(3)配線用⑦グランドパッキンの内径は、一種類のパッキンで3種類の内径に換えることが出来ます。
(4)配線取り出し口は④G1/2メスネジになっておりますので、プリカチュ-ブ等の金具が直接接続 出来ます。
8.運転
注意
* 使用圧力(圧力変動を含めた最大使用圧力)が0.5MPa以下であること。
破損の恐れがあります。
* 運転中は、かなり高温になる場合があります。手や体を触れないこと。
火傷の恐れがあります。
E4型インジケータ結線図 3
2
6
1
4 7
5
9.保守・点検 9-1.日常点検
(1)インジケータにより、エレメントの目詰まりを定期的にチェックして下さい。
(2)油の汚れ具合によって、計画的なエレメント交換を行って下さい。
そのままエレメントを目詰まり状態で使用しますとリリーフ弁が開き、フィルタ下流にコンタミが 流出し、システムの故障原因となりますのでご注意下さい。
(3)④エレメントは金網式ですので、[9-3.金網式エレメントの洗浄方法]により、洗浄再使用が 可能です。
9-2.フィルタエレメントの交換
注意
* 油圧装置を止めフィルタ圧力が0になったことを確認の上作業を行うこと。
* 作業時は絶対に火気を近づけないこと。
(1)油圧装置を止め、フィルタ圧力が0になったことを確認してから、⑩ドレンプラグを外し、本体内の 油を完全に抜いて下さい。
(2)②カバーをしめ付けている⑪六角穴付ボルトを外し、②カバーを横に抜くと、④エレメントと⑤板バ ネが同時に引き抜けます。
(3)④エレメントを②カバーから、外して下さい。
(4)④エレメントは金網式ですので、「9-3.金網式エレメントの洗浄方法」により、洗浄再使用が 可能です。
(5)⑬⑭⑮"O" リング及び、⑯パッキンを必ず新品に交換して下さい。
又、シ-ル面の傷の有無、及び内部の汚れを点検し、不具合のある場合は修正して下さい。
・ 本体内壁、本体底の汚れはドレン孔から外へ洗い流して下さい。
(6)⑤板バネと④エレメントを②カバーに入れ、(3)(2)(1)を逆の手順で行って下さい。
⑪六角穴付ボルトは、「カバー用ボルト推奨締付トルク」に従い、確実に締め付けて下さい。
(7)⑩ドレンプラグをしっかりと締付トルク40N・mにて、締め付けて下さい。
カバー用ボルト推奨締付トルク 口径 ボルトサイズ 締付トルク(N・m) 03B・04B
M8 16~22 06B・08B
10B・12B M10 30~40 16B M12 50~70 20B・24B
28B・32B M16 80~90
(8)U4-02型インジケータを御使用の場合、赤シグナルを指で押し込んでリセットしてから、運転を 開始して下さい。
9-3 エレメントの洗浄方法
汚れたエレメントは軽質油(灯油、軽油等)で下記のような方法で洗浄して下さい。
(1)軽質油に浸して、上下左右にふり洗いします。
10.予備品・消耗品
下記部品を準備しておき、必要に応じて交換できるようにして下さい。
またエレメント交換の際、⑬⑭⑮"O" リング及び、⑯パッキンは必ず新品に交換して下さい。
・予備エレメント
・"O"リング・パッキン類
詳細は添付の標準一覧図をご参照ください。