3 種類の二枚貝を用いたアオコ除去能の検討
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(2) VII‑021. 土木学会西部支部研究発表会 (2015.3). 3 結果及び考察. 泄速度はアオコ濃度によって変化する 1)が、ヒレイケチ. 3. 1 3 種類の二枚貝におけるろ過速度. ョウガイの排泄速度が最も高かった。. ドブガイ、ヌマガイ、ヒレイケチョウガイのろ過速度 の経時変化を図 1 に示した。実験開始時から 4 時間後の. 15.0 排泄速度(μg·L-1). 間にすべての貝において Chl.a が減少し、その中でもヒ レイケチョウガイのろ過速度が最も大きく、17.2 mL·g-1 FW·h-1 に達し、ヌマガイが最小であった。本実験ではヒ レイケチョウガイ、ドブガイ、ヌマガイの順にアオコの. 10.0 5.0 0.0. 除去効果が認められた。. ドブガイ. ヌマガイ. ヒレイケチョウガイ. ろ過速度 (mL·g-1FW· h-1). 供試貝 30.0. ドブガイ ヌマガイ ヒレイケチョウガイ. 20.0. 図 3 二枚貝の排泄速度の平均値. 3. 4 3 種類の二枚貝における同化率. 10.0. 各二枚貝の排泄物の有機物含有量から求めた同化率. 0.0 1.0. 2.0. 3.0. の平均値を図4に示した。実験開始から12時間後の同化. 4.0. 時間 (h). 率はドブガイが37.2%、ヌマガイが15.3%、ヒレイケチョ. 図 1 二枚貝のろ過速度の経時変化. ウガイが52.1%にそれぞれ達しており、ろ過速度と同じ ような傾向が認められた。ろ過速度が大きい程、同化作. 3. 2 3 種類の二枚貝における呼吸速度. 用も上昇したことが分かった。すなわち、本実験で用い. ドブガイ、ヌマガイ、ヒレイケチョウガイの呼吸速度. た二枚貝は、アオコ除去能に比例して、アオコの要因と. の平均値を図 2 に示した。今回の実験において呼吸速度. なる藻類やシアノバクテリアを消化、吸収し、栄養源と. -1. -1. -1. -1. はドブガイが23.9 μg·h ·g 、ヌマガイが19.3 μg·h ·g 、 -1. して利用していた。. -1. ヒレイケチョウガイが 17.1 μg·h ·g であった。呼吸速度. 60 同化率 (%). は湖沼などの自浄作用に寄与し、本実験ではドブガイ、 ヌマガイ、ヒレイケチョウガイの順に呼吸活性が高かっ たことが示された。. 40 20 0. 呼吸速度(μg·h-1·g-1). ドブガイ. ヌマガイ. ヒレイケチョウガイ. 供試貝. 30.0. 図 4 二枚貝の同化率の平均値. 20.0 10.0. 4 結論 本研究では、3 種類の二枚貝によるアオコ除去能の比. 0.0 ドブガイ. ヌマガイ. ヒレイケチョウガイ. 較を行った。その結果、3 種類の二枚貝全てにアオコの. 供試貝. 摂食効果があったが、ヒレイケチョウガイ、ドブガイ、. 図 2 二枚貝の呼吸速度の平均値. ヌマガイの順にアオコ除去能が高かったことが示され た。また、ろ過速度が大きい程、排泄速度及び同化作用. 3. 3 3 種類の二枚貝における排泄速度 ドブガイ、ヌマガイ、ヒレイケチョウガイの排泄速度 の平均値を図 3 に示した。実験開始から 12 時間後の間 に排泄速度はドブガイが 11.4 μg·L-1、ヌマガイが 9.70 μg·L-1、ヒレイケチョウガイが 13.2 μg·L-1 であった。排. も大きくなることが分かった。 引用文献: 1)Liu Y.X. et al.: The Evaluation of Sinanodonta Woodiana Application Feasibility as A Microcystis-blooming Removal Tool in Microcosm Experiments, 土木学会論文集 G(環境), 69(7), pp.45-53, 2013.. ‑744‑.
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