本報では、高吸水性ポリマー添加による改質について報告する
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(2) VII-292. 30. 料 1、試料2はグアガム系、試料3は、合成ポリマー系、. 25. に比較して試料 1、試料 4 の方が少量の添加割合でスラン. 20. プ値が低くなる。この結果から、粘性土よりシルトの方が 少量の高吸水性ポリマーで流動性を抑えることができる. スランプ値. 試料4はデンプン系のポリマーを用いた。試料 2、試料 3. 試料1 試料2 試料3 試料4. 15 10. と考えられる。いずれの試料も高吸水性ポリマーを土の乾. 5. 燥質量の 1%添加したとき、スランプ値は、最小値を示す 0. が、高吸水性ポリマーによりみかけの間隙水が減少してい. 0.3. るため、特殊固化材を混合するのに困難となる。概観か. 0.5. 0.7. 0.9 1.0. ポリマー添加割合(乾燥質量比). 図2. ら判断して、スランプ値が 10 程度のとき流動性が抑えら. (%). ポリマー添加によるスランプ試験結果. れ、ある程度の水分が間隙に残っているのではないかと考え られる。したがって、スランプ値が 10 程度になるときを、. 表 2 コーン貫入試験条件 ポリマー. 高吸水性ポリマーの最適添加割合とする。. 添加割合. 図 3 に表 2 のような条件で供試体を作製して行った、コー ン貫入試験の結果を示す。試料 1 および試料 2 では特殊固化 材を土の乾燥質量の 5%混合したとき、試料 3 では 3%混合し たとき、改質基準であるコーン指数 200kN/m2 以上に達した。. 養生期間. (%) 試料 1. 0.5. 石灰系固化材. 1日. 試料 2. 0.7. 石灰系固化材. 1日. 試料 3. 0.7. セメント系固化材. 1日. 試料 4. 0.3. 試料 4 に関しては、養生期間 2 時間で試験を行ったが、特殊 固化材を 6%混合することによって改質基準に達した。他の試. 選定した固化材. セメント・石灰複合固 化材. 2 時間. 料と同様に1日養生で行った場合、さらに少量の混合割合. 図 4 に試料 1 の長期養生による一軸圧縮試験結果を示す。 水中養生では、特殊固化材のみと高吸水性ポリマーを添加 したもので一軸圧縮強度にあまり差が見られない。空中密 封養生では、特殊固化材のみを混合した場合、1 年養生と 3. コーン指数(kN/m2). 500. で 200kN/m2 以上になると考えられる。. 400. 試料1 試料2 試料3 試料4. 300 200 100 0. 年養生で、強度がほとんど変化しておらず安定しているが、. 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 固化材混合割合(乾燥重量比) (%) 図 3 コーン貫入試験結果. 高吸水性ポリマーを添加した場合、1年養生から3年養生 にかけて大きく増加している。これは、高吸水性ポリマー によって水が吸収されているため、固化材が反応しにくい. 空中密封養生 ポリマー:0.5% 固化材:18% 空中密封養生 固化材:18% 水中養生 ポリマー:0.5% 固化材:18% 水中養生 固化材:18%. ためではないかと考えられる。しかし、3 年養生では高吸 水性ポリマーを添加したものも固化材のみの場合の値に近 づいていることから、耐久性には影響がないと考えられる。 4.まとめ 4. まとめ 高吸水性ポリマーをスランプ値が 10 程度になる割合で添 加し、特殊固化材を土の乾燥質量の 3〜5%混合することに より、コーン指数 200kN/m2 以上に改質できる。 粘性土よりシルトの方が少量の高吸水性ポリマーで流動 性を抑えることができる。 高吸水性ポリマーを添加することにより強度増加が遅く. 一軸圧縮強度(kPa). 2500 2000 1500 1000 500 0. 7日. 180日 1年 養生期間. なるが耐久性に影響はないと考えられる。 図4. -585-. 3年. 長期養生による一軸圧縮試験結果(試料 1). 土木学会第56回年次学術講演会(平成13年10月).
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