集団の自己調整システム : フィールドフォワード とフィードバックの集団目標及び集団業績に及ぼす 効果(総括)
著者 太田 雅夫
雑誌名 金沢大学教育学部紀要 教育科学編 = Bulletin of
the Faculty of Education, Kanazawa University.
Educational science
巻 25
ページ 1‑16
発行年 1977‑01‑01
URL http://hdl.handle.net/2297/20618
1
集団の自己調整システム
-課題達成集団におけるフィードフォワードとフイードパック--
太田 雅夫
前回の報告で筆者は,集団がフィードバック によって集団業績を調整するとともに集団目標 をも調整する機構を内蔵することについて検討 を加えた。集団業績がフィードバック情報によ って調整を受けることは,これまでも種々の面 から検証してきたけれども,集団目標そのもの がフィードバック情報によって調整されること に関しては,検証が不十分であり,このことは 集団の要求水準の問題における達成差と目標差 との関連に係わる広範な集団の特性の一つと考 えられ,詳細に検討する必要が感じられたから である。そこで,集団目標に関する情報と,集 団業績が目標より逸脱することを示す逸脱量に 関する情報の与えられる事態と,集団業績が目 標より逸脱することを示す逸脱量に関する情報 の与えられた後に集団目標を設定する事態をつ
くり,両事態の比較を試みたのであった。
今回の実験においても,集団業績に関する情 報がフィードバックされると,集団目標および 集団業績がいかに調整されるかを再び問題にし,
集団目標の決定過程におけるフィードバック情 報の機能をとくに注目することにした。またさ らに,このフィードバック機能とともに忘れる ことのできないフィードフォワードの機能がい かに集団業績に効果を及ぼすかという点につい て,可能な限り解明しようとしたのである。こ のフィードフォワードの機能は,人間ないし人 間集団の目標追求にとって不可欠のものであろ う。それはフィードバック機能の作用しない状 況にあっても本来的に作用し,フィードバック 機能が作用する状況では,フィードバック機能
によって補完され,より目標追求の実を挙げる ようになるであろう。
実験手続 1)被験者の選出
被験者は,金沢市立長土塀小学校5年男子で 編成した各々5名ずつの3集団の成員であった。
前回の実験と同様,被験者の選出のため,0か ら9までの乱数系列に1から5までの数を20 secの問連続して加算する作業を10回行うと いう予備検査を実施した。成員別の平均作業量 は,Tablelの通りとなった。これらの集団は,
Tablellndividualperformance
1J
n u
36
9U 40
30 40
3-4(]
DC
EjC :(
*昭和51年9月16日受理
第25号昭和51年 金沢大学教育学部紀要
2
2)実験の実施
集団作業一実験で用いた作業は,予備検査 と同様,Oから9までの乱数系列の各々に1か ら4までの数を加算し,20secの間継続すると いうもので,2つの実験事態で各々12回ずつ試 行した。5名の集団成員のうち,実際に加算作 業を行う成員は4名で,その成員の中で加算速 度がもっとも遅い者は1を,その次に速い者は 2を加算するという具合に,各々別個の加算 作業をし,4名の作業量の合計を集団業績とし た。この種の作業はadditivetaskとみなすこ とができ,集団目標追求のためには反復試行の 過程でのフィードフォワードないしフィードバ ックの機能がかなり重要となる課題と考えられ た。集団成員のうちの残るひとりは,各成員の 期待する集団目標やフィードバック情報を作る ため個人業績を調べたり,決定した集団目標や 集団業績を成員に伝達する等の仕事を行った。
フィードバックの行われる実験事態での教示 は,およそ次のようであった。
「これから5人で簡単な作業をしてもらいま す。プリントされている数字にそれぞれ1から 4までの数を加えて,その答えを空欄に書いて いくという作業です。A君は1,B君は2,C 君は3,D君は4をいつも加えることにします。
この4人の仕事の量を全部集めたものが集団目 標に近づくように協力してやってください。集 団目標は,最初だけ45としますが,次からは皆 で自由に決めてくだきい゜ただし集団目標は25 から65までの間になるようにしてくだきい゜E 君は作業をしません.E君はストップウォッチ を使って作業開始と終了を皆に知らせたり,集 団目標,集団業績を示したり,皆が希望する集 団目標や個人の仕事の量を尋ねたりします。」
この他,作業の仕方に関する注意を'よtめ,
集団の目標決定,各成員の個人目標の設定,個 人業績の記録およびEへの報告の仕方に関す る説明を行った。Eと各成員との間のコミュニ ケーションは選局式インターホーン装置によっ て行った。その装置の取扱い説明や注意を十分 加算作業速度の遅い者から速い者までを各々含
むように編成されている。集団成員の1番から 5番になるにつれて平均値が増加する。しかし 集団全体では,各集団ほとんど同程度の作業を 行うことができると考えられるのである。加算 数別に平均作業量をみるとTable2のようにな る。加算数が異なると作業量も異なることは当 然であるが,この表でも加算数が増大するほど,
平均作業量が減少する傾向がうかがえる。
被験者の選出に際して,個人の作業速度を問 題にするとともに,ソシオメトリック・テスト の結果,集団内成員間の選択および拒否が,
可能な限り少なくなるよう努めた。集団内成員 の相互選択や相互拒否は避けるようにした。こ れは前回の実験と同様,交友関係の面で中性的 な集団をつくるためであった。実際,集団成員 として選出された者が,集団内成員に対して行 なった選択の平均数と,集団の内外を問わず行 った選択の平均数との比率は,集団1と2が 0.60、集団3が1.41であった。集団3の比率が 少々高いようであるが,各集団内の拒否をなる べく少なくするためにはやむをえないものであ った。集団内成員に対する実際上の拒否数は,
集団1が0,集団2が2,集団3が1という具 合であった。
Table2Individualperformancebythe
numbertoaddNumber
toadd M SD
Groups
1.73 2.43 2.12 2.89 3.28 18.30
15.90 14.10 13.20 12.80
12345’12345’12345
1
2.12 3.44 3.65 2.87 3.29 17.10
15.70 14.90 13.60 13.70 2
18.60 15.50 13.60 13.40 12.80
3.53 2.50 2.33 1.91 2.40 3
集団の自己調整システム
3行った。
実験事態一事態は集団目標に関する情報の 与えられるI事態と,集団目標および集団業績 に関する`情報の与えられるⅡ事態とであった。
両事態での最初の試行の集団目標は45と定め られていたが,2試行目からは,集団作業を行 う4名の成員が集団目標として期待する量の平 均(小数以下四捨五入)を用いることとした。
このため集団目標は成員の期待するところに応 じて変動した。ただ,集団目標の変動があまり 極端にならぬように,各成員の期待値の範囲を 25~65と決めておいた。前回の実験では,集団 目標に対する業績の逸脱する量,すなわちe(t)
(あらかじめ用意しておいた逸脱量)を示した のであるが,今回の実験では,集団業績そのも のをフィードバックした。したがって,e(t)は 直接成員に示されることはなかったのである。
実験期日一本実験の実施期間は,1976年7 月13日から同月21日までであった。実験は小学 校の放課後行った。1日に1集団の1事態の実 験を行い,各々に約1時間を要した。集団1は I事態,次にII事態の順序で,残りの集団はⅡ 事態,I事態の順序で実施した。個人の作業速 度を測定するための予備検査およびソシオメト
リック・テストは,7月12日に実施した。
実験結果
1)集団の自己調整システム
本実験の11事態において形成された集団の自 己調整システムは,前回の報告でブロック・ダ イアグラムとして示したものとほぼ同一のもの であった。そこにはフィードフォワードおよび フィードバックのループが含まれ,W,からW4 までのオペレーターが想定されていた。そこで これらのオペレーターをその入力および出力か ら推定することを通して,集団システムの特性 を調べ,フィードバックを含まないI事態のシ ステムと対比していくことにしよう。
両事態における集団目標(G(t))は,或る範 囲以内において成員が決定するものであった。
すなわち,作業に従事する成員が試行ごとに期 待するところを平均することによって決められ た。(G(t)=(1/、)三GAt),ここでG`(t)は,成員(‘)
が期待する集団目標,nは,作業に従事する成 員数。)
この集団目標は>課題として最初の試行に際 して与えられたβに,集団成員が変更を望む部 分が加わったものであり,この変更部分(β;)
は,フィードバック,情報によって影響を受ける のであり,w4によって示される変換の結果とみ ることができよう。そこで,t試行目の集団目 標のβからの変動がt-1試行目の集団目標に 対する業績の偏差(e(0兆およびt-2試行目 の偏差(E-le(t))の一次結合で表わされ,重み を重回帰係数で推定することにすると,結果は Table3の如〈になる。
t-1試行における業績が集団目標に達しな ければ,集団目標から業績を差し引いたe(t)の 値は正となるが,その場合t試行目の集団目標 は抑制される傾向のあることを5,の負の値は示 すものであろう。しかし,これらの値はきわめ て小さい。回帰に基づく分散と誤差分散を比較 し,分散比を調べるとTable4のようになる。
誤差分散に比して回帰に基づく分散はあまり大 きくない。
Table3Multipleregressioncoefficientsof 0Xt)one(t)andE-1e(t)
Groups
C 6, 62123 -2.37
8.10 13.63
-0.16
-0.02
-0.02
0.02
-0.08 0.02
Table4Analysesofvariance
GroupslMS(Reg)MS(Error)F
123 3.00
1.45 0.13
4.16 24.16 8.32
0.72 0.06 0.02
第25号昭和51年 金沢大学教育学部紀要
4
81Kt),ど(t),E-le(t)の間の重相関係数は,
Table5に,これら変数間の偏相関係数は,Ta-
ble6に示されている。
決定された集団目標(G(t))の平均および標準 偏差を示したのが,Table7である。フィード バック情報を受けないI事態と,フィードバッ ク情報を受けたII事態とでG(t)の平均および標 準偏差を比較すれば,G(t)がβから偏る程度が わかるが,それはI事態と11事態であまり違っ ていない。このことは,フィードバックによっ て集団目標があまり大きな変化を受けないこと を示しているといえよう。
Table8Regressioncoefficientsof
Zgi(t)onG(tLandcoefficientsofcorrelation
β|Ⅲ錘Ⅲ
C
-31.45
-72.12 52.48
Groups
l 2 3
r|Ⅶ川川
Table9Analysesofvariance
4●⑰ 。
49.6 90
0.76 911
Table5Multiplecorrelationcoefficients ofDAt),e(t)andE-le(t)
TablelOMeansandSDsofZg八t)
Groups l 2 3
r|凹川⑩
M 42.40 65.90 70.90
叩一剰川型
Groups
l 2 3Table6Partialcorrelationcoefficientsof
8Xt),こ(t)andE~1s(t)
(t)の回帰係数をみるとTable8のようになる。
これによると,いずれも正の回帰係数を示し,
集団1および2で回帰に基づく分散が誤差分数 に比し有意である。
Ⅱ事態での個人目標の総計は,集団目標に応 じて決められるいわゆるフィードフォワードの
作用を受けるもの(亘緬)と,集団目標に対し,
フィードバックされる業績の示す偏差に基づく もの(三gXt))とから成るとみられる。各部分の うち前者はW2なるオペレーターの出力,後者 はw’なるオペレーターの出力である。I事態 でみられた直線回帰の関係がII事態でも成り立 ち,I事態における回帰に基づく推定値を11事 態でのフィードフォワードのオペレーターW2 の出力とすると,W1およびW2の出力はTable llのようになる。この表に示された各試行ごと の三9Mt)を用いて,それがこ(t)およびE-1e(t)に 対する回帰係数をみると,Tablel2の如〈にな る。集団によって結果は多少異なるけれどもc(t)
およびE-1e(t)の重みを示すα,およびα2はあまり
Ⅲ
[).04
】 LUZ
「)-04
【).06
Note:Suffixl,2and3meanOHt),E(t)andE-1C(t)
respectively、
Table7MeansandSDsofG(t)
I Ⅱ
Groups SD M
卯一川蝉麺
43.20 54.60 58.70 M
2.15 2.15 2.64
123 43.60 59.30 58.80
集団目標が決定された後,それに基づいて成
員が個人目標を設定することになるが,個人目
標の総計(二gAt))は,I事態では集団目標に
即応して決められるいわゆるフィードフォワー
ドの作用を受けるとみることができる。そこで
集団目標(G(t))から個人目標の総計がいかに決
められるかを調べてみよう。G(t)に対する二gi
集団の自己調整システム
infeedforwardTablellAmountsofoutput
andfeedbackloop 大ではない。また,Tabblel3の回帰に基づく分散
と誤差分散を比較すると回帰項に比して誤差項 が大である。このことは,フィードバック情報 によって個人目標があまり効果を受けないこと を意味することにもなるが,むしろフィードフ ォワードの効果が犬で,それを除くとフィード バック効果があまり残存しないことを示すとみ ることもできよう。しかしさらに基本的には,
I事態におけるフィードフォワードのオペレー ターが11事態においてもそのまま働くことを前 提とすることがどの程度妥当するか,同一集団 成員であってもI事態と11事態で,個人目標設 定の仕方に変化が生じないか等に関してさらに 詳細に調べる必要があろう。
次に個人目標の設定に伴なう成員の業績の関 連について調べることにしよう。W3なるオペ レーターに関して,個人目標の総計(zgAt))
に対する個人業績の総計(二pi(t))の回帰係数 をみると,Tablel7のようになる。これによる と,個人目標に対して業績の関連がかなり強い ことが認められるであろう。集団3ではI事態 の回帰係数が高いけれども,他の集団では11事 態の方が高い。また,相関係数および回帰に基
づく分散はII事態で全般に高くなってしくる。こ
れらのことは,11事態で集団全体が自己の設定 した目標に即応する活動をする傾向を強くする ことをうかがわせるといえよう。
z倉(t Groups
m1 r ・laで1?】no几云FD(0 1lsZgXt
00230111736625699975●●●●●●●●●●44194222294443444433 00870999374474400024
●●●●●●●●●●57731364131
1 789,’123456789,’123456
41.90 41.90,
51.21 46.56 65.17 55.87 65.17 67.50 65.17 48.88
5.10 7.10 1.79 4.44 7.83 10.13
-8.17
-7.50
-12.17 9.12
-15.08
-15.02
-15.65
-4.27
-10.59
-9.27
-5.27
-13.27
-22.27
-7.96 2
82579777760062522229●●●●●●●●●●90011111106777777777
3 789m
Tablel2Regressioncoefficientsof二9Kt)
one(t)andE-1E(t)
Groups
C α1 α2123 6.43
-6.59
-11.71
-0.11
-0.37 0.11
107430
000|’
Tablel5Partialcorrelationcoefficientsof
二g;(t),ど(t)andE-le(t)Tablel3Analysesofvariance
GroupslMS(Reg)MS(Error)F
Groups
l 2 3r12.3
-0.19
-8iii
r13.2
0.57
-0.29
-0.07
r23.1
0.11
-0.38 0.12 20.34
41.31 3.00
123 11.23
71.95 37.66
1.81 0.57 0.08
Note:Suffixl,2and3meanZgl(t),ど(tハand E-le(t)respectively,
Tablel6MeansandSDsofzgMt)
Tablel4Multiplecorrelationcoefficientsof
Zgl(tハe(t)andE-1e(t)Groups
l 2 3『』
r|唖唖唖
u」4b
】[
第25号昭和51年
金沢大学教育学部紀要6
2)集団成員の自己調整システム
本実験での、事態における集団の自己調整シ ステムは,前回の報告で示した個人単位のブロ ック゛ダイアグラムとほぼ同一であったが,集 団過程は前回の場合と種々の点で相違していた から,集団成員の個人単位の行動にも当然変化 が生じるものと考えられる。
各成員は集団目標として各々希望するが,こ の各成員の期待するGAt)は,個人の目標到達の 程度に関係するとともに,、事態では集団機能 として提示されるt-1試行目のe(t)やt-2試行 目のE-lC(t)に関連するであろう。個人の期待する 集団目標がβから偏る程度が,フィードバック情 報からの偏差に関係する程度を重回帰係数でみ ると,Table20のようになる。出が負の値を示 す者はほぼ半数ずつ含まれていて,この影響が 集団目標の決定に対し加えられているのであろ う。E-1e(t)の符号も個人の期待する目標選択 の変化と逆になる者が多い。個人ごとに回帰に 基づく分散と誤差分散を比較すれば,Table21 に示す通り,回帰に基づく分散はさほど大では ない。重相関係数はTable22に,またこれらの 変量間の偏相関係数はTable23に示されている。
さて,G八t)の試行間の平均および標準偏差 を示したのがTable24である。成員が期待する
Tablel7Correlationcoefficientsand regressioncoefficientsof二Mt)on
二g八t)『】
139 49-03C
0.890.860.5C
920-84U 890.59C
DC
Tablel8Analysesofvariance
-J。、
「1 L」
Je
、、49
][
Ⅲ
【】
Tablel9MeansandSDsof二Mt)
00 8-408
DC
『』 。Z
58.ZO5.4b
〕06
Table20Multipleregressioncoefficientsof8Mt)one(t)andE-1e(t)
ロ
【】
F1
、、06 L」
LOC 、、00
【16
、、04
、.[
0.6 l( 、、79
90
rl
】.( u
22 128
【D-JI】
〔108 DU ]
、、C Zr
).(」
、、C
集団の自己調整システム
7Table21Analysesofvariance
【】
】⑱ u
3.66 J、64
J、0 L【Ⅱ
」』
U
mC
「1
山 16
【12(] J_(]
TabMWu嚇珊?1話紐四:篭「… 集団目標は,試行間平均が8と比べて各々偏り,
試行間の標準偏差も大小様々である。この点も 成員の個人差,集団過程における役割分担の相 違を表わすものであろう。’事態とⅢ事態で同 一成員の平均,標準偏差にあまり顕著な傾向が みられない。G‘(t)の集団成員間の平均および標 準偏差を各試行ごとにみたのがTable25である。
試行ごとにこれらの値が相当変化を示している が’’'事態では’事態に比し成員間の変動が大 となる場合が含まれており,集団目標決定に際 し,期待の仕方がⅡ事態で極端に異なる状況の 生じたことをうかがわせている。
、
139 10 168 0.28
n u rlu
0-39
、】
lZL 162 0.06
Table23Partialcorrelationcoefficients81(t),E(t)andE~'ど(t)
】・OL 、、39 、、0
0.0 、.O(】
1 【Ll8 rlL」
「1
L」 、、0
l【 、、4C 「1L」
】_ 、-5(] r1L」
l【 U F1L」
14【 0 L【Ⅸ
0 l(形
0.09 rlL」
、、04 D-C r1L」
第25号昭和51年
金沢大学教育学部紀要8
Table24MeansandSDsofG八t
、|ね巧茄沁一朋町肥叩一m的卯閉一弘町別而一卯沁詔Ⅱ|別加河肥
叩加如叩一ⅡNmml卯帥印加一別卯加Ⅱ|肌印印加一別伽ⅢⅢ j言6640
蛆岡帥筋一閃肛託
u0-0J一4666
Table25MeansandSDsofG八t Trials I
Groups
SD0.50 1.92 2.12 3.96 1.48 0.71 1.09 1.926.06 2.28 SD M
M
44.50 44.75 43.00 41.75 44.75 44.00 43.75 43.75 38.25 42.25
86409023722723451881●●●●●●■●●●2434201001
55005005002700755255●●●●●●●●巳●62585333324443444444
123456789m’123456789m’123456789m
1
4.15 9.60 9.72 14.08 8.20 7.63 8.20 8.41 8.20 14.38
55005050507705757575
●●●●■●●●●●88308489814455555555
8.49 6.16 2.49 9.76 8.32 2.95 8.66 8.25 8.17 8.66
00555500000077220050●CD●●●●●●●79249209805565566556
2
5.76 8.47 10.57 8.53 6.22 7.08 4.50 5.97 3.54 5.36
55555505057727725207●●●●●●●●■●25890090685555665665
08002227634325411747●●●●●●●CO■5432325231
55005005007255705200
●●●●●●●●●●64479280125555565666
3
集団の自己調整システム 9
Table26Regressioncoefficientsofg(t)onG(t)andcoefficientsof
ofcorrelations
皿
lhf 144 【]
、、16 0.15
0-30 0.6
,-4 L8
0 【148
「1 L」
0 0.1C
D-gQ
r1 u
lh卜
】_ソト D-4C
l;イト L).13 ,-0日
1J
Table27Analysesofvariance
「】
i-9t 、_唱
lle
nJ
「1 L」
nJ
L4f
、、413
、】
11F
、】
.U1コ 坐旧
次に,集団目標決定後の個人目標設定の過程 をみることにしよう。フィードバックの作用し ないI事態におけるG(t)に対するg‘(t)の回帰係 数および相関係数を示すとT1able26の如〈にな る。個人によっては,G(t)と逆方向の個人目標 を設定するようであるけれども,おおむねG(t)
と即応する。回帰に基づく分散が誤差分散に比 して著しく大きい成員も含まれていることが,
T1able26で明らかである。
Ⅱ事態ではフィードフォワードの作用とフィ ードバックの作用が成員に働らくと考えられる が,’事態における集団目標に対する個人目標 の回帰による推定値分は,’'事態においてもフ ィードフォワードによって加えられるとすると フィードバックによるものは,個人目標からフ ィードフォワードの推定値を除いた値となる。
このようにして各成員の試行ごとのフイードフ
Table28MeansandSDsofg八t)
8-6(】
4.4C
89C 411
】-M
166
50 1.0【
5-40 J、3(
「1J rl
L」 []
オワード.ループの出力(grTT)),およびフ
ィードバック・ループの出力(9Mt))を算出す るとTable29およびTable30の如〈になる。
集団単位の場合のように,11事態のフィード
バック・ループにおけるW,`なるオペレーター
を推定するため,gXt)を用いてそれがど(t)およ
第25号昭和51年
10金沢大学教育学部紀要outputinfeedforwardloop Table29Amountsof
66246999541127166687
1109100079
3 1 2
123456789m
TGroups
9.76 9.76 8.53 7.91 9.76 9.15 9.15 9.15 5.45 7.91
22032666836631644441●●●●●●●●●●44444444341111111111
44624000622239288819●●●●●●●●●●9987988867
1
55024843418846717675●●●●●●●●●●882074787111111111
22222222222280262129●●●●●●■●●●55454444441111111111
66246065639957838281●●●●●●●●巳●117450575611111
88775650528841373533●●●●●●●●●●55667677761111111111
123456789,’123456789m
2
11111111110000000000●●●c●●●●●●0000000000
43958555527136766665●●ロ●●●●●●●89999999991111111111
83954555570297177773■●●●●●●●●●89901000001112222222
08270777750160800003■●●●●●●●●●87665666661111111111
3
outputinfeedbackloop Table30Amountsof
4
-2.16
-4.16
--5.22
-6.74
-8.16
-6.69
-6.69
-7.69
-5.85
-5.74 6.15 1.15 2.60 9.38 2.26 5.82 2.26
-3.63
-2.74 8.49 447945555922828828224395255558224028885022107328297133233664
62025320165440000110||||’
880784442733783555582334555565
1
123456789m123456789m123456789m
TGroups
66486000487760722280●●●●●■●□の●78910111321111111
1
44864065670042178288●●●■●●●●●●81204452581一|’
8877565052082307377588413735330169209003 22334322213411201663
2
11111111110000000000●●●●●●●●●●44444341111111111111
-6.08
-6.23
-8.99
-5.75
-12.14
-7.75
-6.75
-1.75
-10.75
-1.37 3
集団の自己調整システム
11Table31Regressioncoefficientsofg;(t)one(t)andE-1e(t)
、侍
0 、_(]
【)_0月 ].[
可.【ル
、、0
).03
,,6
90 ].(]
)_(]
10
] lZI
0 0.2 0.0
〕_Z(
J・q」●
0-96 J・OZ
D-O9
Ⅱ
Table32Analysesofvariance
】・IIL 【】
J6 j、46
_Hf j・Z
〕・C l3 0.9
6-0 40.44
-42 0-9
〈_H【
).19
ぴE-1e(t)に対しいかなる回帰を示すかをみると Table31のようになる。成員の中にはα,が正の 値を示す者すなわち集団目標に対し業績が達し ないときに,個人目標を増加させる者が数名ず つ集団内にいる。そしてα2についても同様であ る。しかしその値はあまり大きくはない。Ta-
ble32によって,回帰に基づく分散と誤差分散 を比較しても,回帰項の分散はかなり小さい。
これらの変数間の重相関係数および偏相関係 数を示した表がTable33および34である。
個人目標に対する個人業績の関連をI事態お よび'1事態別に調べるため,個人目標(g`(t))
に対する個人業績(い(t))の回帰係数および相 関係数を示すとTable36のようになる。g八t)に 対してpAt)が負の相関を示す者が若干含まれて いるが,それは成員の個人目標が業績の調整に むしろ逆の効果を及ぼしていることを示してい
る。このような傾向が何故生ずるか,pAt)が個 人目標以外のいかなる要因に依って変化するか 等についてはさらに詳細に検討すべきであろう。
個人目標に対する個人業績の回帰項が誤差項に 比して大となる場合は,γの値が殆んど正のと
Table33Multiplecorrelationcoefficients ofgl(t),e(t)andE-1e(t)
Ⅱ」
0-48
0.26 ).08 ).30 169 L46 )_65 0.22 066
金沢大学教育学部紀要 第25号昭和51年
12E(t)andE-1e(t Table34Partialcorrelationcoefficientsofgl(t
Groups
OMembers r12.3 r13.2 r23
0.41 0.34 0.440.08
1234’1234’1234
0.03 0.05 0.240.33
0.01 0.02 011 0.03 1
0.23 0.07 0.09 0.68
0.20 0.04 0.30 0.43
0.35 0.32 0.33 0.50 2
0.27 0.56 0.21 0.56
0.37 0.41 0.06 0.45
0.00 0.14 0.10 0.17 3
Table35MeansandSDsofgHt
M SD
Members
Groups
1234’1234’1234
10.75 4.87 6.45
-5.91
1.62 1.23 3.18 1.67 1
2.90 2.56 1.06 3.17
0.81 5.65 3.69 4.12 2
-1.83
-6.76
-1.58 13.01
3.05 3.27 2.24 1.34 3
Table36Correlationcoefficientsandregressioncoefficientsofpi(t)ong八t
CMembers
Groups γ|川ⅢⅢ’ rlMMMl
1234l1234l1234l1234l1234’1234
9.90 6.60 10.46 1
29.18 10.03
-4.41 22.27
0.21 0.73 0.59 0.03 0.59
0.42 1.72 0.02 I
2
17.74 24.83 11.33 0.67
0.20 0.18 0.44 1.07
0.18 0.11 0.32 0.55 3
0.03 0.75 0.39 13.50
47.76 9.82
0.02 1.76 1 0.39
0.67 0.53 0.88 0.12
0.18 0.57 0.58 0.17 8.50
6.58 6.03 21.40
、 2
0.63 0.47 0.34 0.36 5.17
11.98 12.59 3.59
0.68 0.43 0.32 0.78
集団の自己調整システム
13Table37Analysesofvariance
MS(Reg) MS(Error)
Members F
0.60 5.85*
1.62 Groups
1234l1234l1234l1234l1234’1234
1.63 2.63 20.67 0.97
15.38 33.54 1
1.54 71.22 75.62 0.04
4.17 7.20 18.05 5.30
0.37 9.89*
4.19 0.01 2
I
1.34 0.64 4.44 50.47
5.13 6.59 4.95 14.48
0.26 0.10 0.90 3.49 3
2.51 3.53 14.66
0.00 10.16*
1.41 0.01
35.87 20.73 1
4.26 43.80 93.30 1.54
16.72 11.39 23.59 6.61
0.25 3.85 3.96 0.23
II 2
5.400t 2.27 1.02 1.19 39.04
19.38 6.61 10.89
7.23 8.53 6.47 9.15 3
Table38MeansandSDsofp八t
SD M
Members
Groups
1.18 1.91 4.46 1.20
1234l1234l1234l1234l1234’1234
12.00 14.40 14.10 10.50 1
1.87 3.59 4.69 2.06 18.90
16.90 20.00 22.60 I
2
2.06 2.32 2.10 4.08 14.40
21.20 20.00 16.40 3
1.42 2.53 3.72 2.01 13.70
13.70 15.70 4.40 1
3.72 3.67 5.31 2.33 17.70
13.10 18.00 19.40
Ⅲ 3
3.11 2.96 2.42 2.90 15.10
17.80 18.40 13.70 4