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72 芸術・文化の振興 豊島区基本計画|豊島区公式ホームページ

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Academic year: 2018

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■現状と課題

平成13年12月、「文化芸術振興基本法」が施行され、地域特性に応じた文化芸術振興施

策の実施が地方公共団体の責務であるとされました。

豊島区内で区民が身近に触れることができる芸術・文化の状況を見てみますと、池袋を

中心に、東京芸術劇場をはじめとして、劇場、演芸場、映画館、博物館、水族館など芸術・

文化を鑑賞するための施設が集積しており、各施設が鑑賞者に対し、魅力ある芸術・文化

を提供しています。

豊島区内の主な文化施設数

種 別 施設数 種 別 施設数

映画館 9 博物館 3

劇場・演劇スタジオ 10 資料館 4

演芸場 1 水族館 1

美術館 1 プラネタリウム 1

平成18年 文化デザイン課調べ

また、住民や各種団体が主体的に参加する芸術・文化関連の催しとして、「としま区民

芸術祭」、「池袋演劇祭」などがあります。

その他、日常的に行われる個人や地域団体の芸術・文化活動は、地域の公共施設等を活

動の舞台として従来から活発に行われてきましたが、その他に区の「文化芸術創造支援事

業」に代表されるような、専門性を有するNPO法人が地域に拠点を持ち、芸術活動を通

して区民と交流する取り組みも行われています。

芸術・文化活動団体数

分  野 登録団体数

絵画・彫刻・陶芸・手工芸・写真等 157

文芸・詩吟・歴史・文学・朗読・演芸等 76

書道・茶華道・囲碁・将棋・トランプ・マジック等 95

音楽・舞踊・演劇等 285

平成18年3月現在 豊島区社会教育関係団体名簿登録状況

このような個人や地域での芸術・文化活動を盛んにすることには、区民の自己実現を通

じた生きがいづくりを進め、日々の生活を豊かなものにするという側面と、活動を通じた

人と人とのつながりによって地域全体を活性化させるという側面があります。

そして芸術・文化を、区民一人ひとりの心豊かな生活の実現と、地域社会の活性化のた

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芸術・文化の振興

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造的な文化活動ができる環境を整備することが必要であり、区には文化関連団体(企業、

大学等)やNPO、地域活動団体などが連携する要としての役割を果たしていくことが求

められています。

また、地域での文化活動をより活発にしていくには、芸術・文化と区民をつなぐ橋渡し

役を果たす人材や、活動をリードする人材、そして地域に日常的な活動ができる拠点が必

要です。これまで限られた範囲で活動していたこれらの人材の登用、育成や、区の公園、

広場、通りを含む各種の公共施設を文化・芸術の活動空間として、いかに活用していくか

ということも検討すべき課題となっています。

■施策の方向

区民が日頃から芸術・文化に親しみ、楽しむ土壌づくりを進め、芸術や文化を活発化し、

文化の風薫るまちをめざします。

芸術・文化の担い手である区民の主体性を尊重しつつ、活動の意欲の向上や交流を支え

るとともに、より質の高い芸術・文化創造活動への展開をめざします。

❶芸術・文化鑑賞機会の充実

既存の文化施設や東池袋交流施設(仮称)を文化芸術創造の拠点としてより有効に活用

するための取り組みを積極的に図り、東京芸術劇場や民間の劇場、映画館等との連携を進

めながら、区民が優れた芸術・文化を鑑賞する機会を拡充します。

また、芸術・文化活動団体や文化人、アーティスト等との連携により、区民が身近に芸

術・文化に接する機会の拡充を図ります。

❷芸術・文化活動機会の充実 

重点施策

区民の自主的な芸術・文化活動が活発に展開できるよう、活動の場の整備・提供に努め

ます。

さらに、文化・芸術関連のNPOやアーティスト等が制作、創造を行うための環境を整

備するほか、地域の文化活動指導者等、多様な分野で文化を担う人材の育成を図ります。

※重点施策の選定理由

 区民の自主的、主体的な活動を支援し、引き出しながら、多様な分野でこれからの文化を担い、推進する人材の育 成を図ることが文化の風薫るまちの実現には重要であることから、「芸術・文化活動機会の充実」に重点を置くべき と判断し、選定した。

■成果指標

指 標 名 現  状 (平成前期目標22年度)(平成後期目標27年度)

1 池袋演劇祭の入場者数 30,000人 44,000人 47,000人

2 文化芸術創造支援事業における創造活動件数 50件

(平成17年4月) 70件 70件

※特に表記がない限り、現状値は平成16年度末のものである。

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【説明】

1  豊島区舞台芸術振興会が主催し、毎年9月に区内全劇場を会場として開催する演劇祭(区は経費を助成)の入場者数。

2  区とNPO法人が展開している舞台芸術の稽古場提供や子供向けワークショップ、地域交流などの活動件数。計画期間中 に実施拠点の変更等の可能性があるため、前期・後期目標は同数とした。

■計画事業

◎ 既存重要AA事業 ○ 既存重要A事業  施設建設事業  新規重要事業

施策の方向

事 業 名

1 芸術・文化鑑賞機会の充実 1   ◎ 「池袋演劇祭」助成事業

2   ○ 美術作品等展示・管理事業

3 芸術文化資料館(仮称)の整備

2  芸術・文化活動機会の充実

重点施策

1   ◎ 文化芸術創造支援事業

2   ◎ ジュニア・アーツ・アカデミー事業

3   ◎ 区民参加によるアート・ステージ事業

4   ◎ 「としま文化フォーラム」助成事業

5   ◎「としま区民芸術祭(区民参加による演奏会)」助

成事業

6   ○ としま区民芸術祭への助成事業

7   ○ 文化活動振興助成事業

8 公会堂の再構築

【参考】

○計画事業以外の事業

施策の方向

事 業 名

1 芸術・文化鑑賞機会の充実 1 としま区民芸術祭実施助成

2 芸術文化振興(池袋演劇祭舞台芸術振興)

3 芸術文化振興事業(としま未来シアター)

4 芸術文化振興事業(コミュニティまつり)

5 芸術文化振興事業(美術へのいざない・人形劇まつり)

6 芸術文化振興事業(区民鑑賞事業)

7 庁舎ロビーコンサート実施事業

8 舞踊鑑賞講座(財団事業助成)

2 芸術・文化活動機会の充実 1 南大塚ホール管理運営

2 豊島公会堂管理運営

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「池袋演劇祭」助成事業

【事業内容】舞台芸術をより多くの区民に親しみやすいものとすることを目的に、豊島区舞台芸術振興会 が主催する「池袋演劇祭」に対して補助を行う。

【今後の方向性】「劇場都市池袋」のイメージの定着と普及を目的に、今後とも事業を継続する。

前  期(平成18∼22年度)

事業量 池袋演劇祭実施 5回 事業費(百万円) 14

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美術作品等展示・管理事業

【事業内容】区施設に文化的潤いと親しみをもたせるとともに、来訪者の美術作品鑑賞機会を増やすため, 美術作品の借上げ展示等を行う。また収蔵美術作品の整理・保管・活用を図る。

【今後の方向性】通常の展示のほか、区有施設での美術展やインターネット美術館などの設置を検討する。 「池袋モンパルナス」をはじめとする区内の美術資料について調査・研究する。

前  期(平成18∼22年度)

事業量 借上げ展示 65点 事業費(百万円) 8

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芸術文化資料館(仮称)の整備

【事業内容】郷土資料館の機能及び区民の芸術文化作品の展示機能を併せ持つ芸術文化資料館(仮称)の 設置を検討する。

 現在の郷土資料館は、芸術文化資料館(仮称)に移設する。

2

 芸術・文化活動機会の充実 

重点施策

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1

文化芸術創造支援事業

【事業内容】文化・芸術活動の活発化を図ることにより、地域社会の活力向上と文化的な環境を整備する ために、旧朝日中学校をアート系NPO法人に貸与し、演劇・ダンス等の稽古場として活用する。

【今後の方向性】文化・芸術の創造・発信及び地域の活性化を推進するという観点から今後も事業を継続 する。

前  期(平成18∼22年度)

事業量 利用団体 300団体程度 事業費(百万円) 20

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ジュニア・アーツ・アカデミー事業

【事業内容】東京音楽大学等の協力を得て、子どもを対象に声楽、楽器演奏をはじめ、多様な文化・芸術 経験の機会を提供する。

【今後の方向性】次世代の文化を担う人材の育成という観点から事業を継続する。本事業はとしま未来文 化財団が主体となって実施する。

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前  期(平成18∼22年度)

事業量 練習 75回、公演 10回 事業費(百万円) 16

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3

区民参加によるアート・ステージ事業

【事業内容】東京音楽大学及び東京芸術劇場と連携し、区民やジュニア・アーツ・アカデミーの子どもた ちが参加するオペラを公演する。公開リハーサル、ワークショップなど区民参加の機会を提供する。

【今後の方向性】オペラ公演への参加という貴重な経験を通して参加者の豊かな心と感性を育てることが 地域コミュニティの活性化に効果的であり、今後も事業を継続する。本事業はとしま未来文化財団が主 体となって実施する。

前  期(平成18∼22年度)

事業量 公演 5回、ワークショップ 5回 事業費(百万円) 34

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「としま文化フォーラム」助成事業

【事業内容】文化創造の担い手を育成することを目的に、としま文化フォーラム実行委員会が、著名な文 化人を講師に招き、開催している「としま文化フォーラム」に対する補助を行う。

【今後の方向性】フォーラムを受講した区民により、地域における文化・芸術創造活動の活発化と豊かな 地域社会が形成されることを目的として、今後とも事業を継続する。

前  期(平成18∼22年度)

事業量 フォーラム開催 75回 事業費(百万円) 5

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「としま区民芸術祭(区民参加による演奏会)」助成事業

【事業内容】「第九」などを演目とする「区民参加による演奏会」参加者を区民から公募し、東京音楽大 学等の協力のもと年末に東京芸術劇場大ホールで演奏会を上演する、としま未来文化財団の事業へ補助 を行う。

【今後の方向性】区民が文化・芸術の創造・発信に直接参加する機会を提供するものであり、区民の文化 活動を促進させる効果的な事業として継続する。

前  期(平成18∼22年度)

事業量 演奏会 5回 事業費(百万円) 31

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としま区民芸術祭への助成事業

【事業内容】区民の交流と、文化芸術に対する理解と創造意欲を促進することを目的に、豊島区管弦楽団・ 吹奏楽団の演奏会、美術・書道・華道総合美術展、区民文化祭からなる「としま区民芸術祭」を実施する、 としま未来文化財団への補助を行う。

【今後の方向性】芸術祭に参加、鑑賞することにより区民が主体的に文化活動と文化を通じた交流を図る 貴重な機会を提供する事業として、今後も継続する。

前  期(平成18∼22年度)

事業量 としま区民芸術祭実施 5回 事業費(百万円) 91

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【事業内容】区民または団体の優れた文化・芸術活動の育成と、地域固有の文化の発見・保存を奨励する ために、当該個人または団体が実施する事業に対し補助を行う。

【今後の方向性】地域に根ざした文化・芸術活動を奨励するものであるので、今後も継続する。

前  期(18∼22年度)

事業量 補助対象 25件程度 事業費(百万円) 5

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公会堂の再構築

【事業内容】新庁舎整備の検討を行う中で、あり方を含め検討する。

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