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IRUCAA@TDC : 要介護高齢者に定期的に実施した摂食・嚥下機能評価から考察される栄養摂取レベルの変化について

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

要介護高齢者に定期的に実施した摂食・嚥下機能評価か

ら考察される栄養摂取レベルの変化について

Author(s)

東, 壽一郎; 内宮, 洋一郎; 大久保, 真衣; 杉山, 哲也;

石田, 瞭

Journal

歯科学報, 112(4): 548-548

URL

http://hdl.handle.net/10130/2918

Right

(2)

目的:認知症や脳血管障害など摂食・嚥下障害を併 発する疾患を有する高齢者は多いが,嚥下機能低下 の進行に対応できず,機能低下前の誤嚥リスクの高 い食物を摂取し,誤嚥・窒息他重篤な合併症を生じ ている。適正な栄養摂取レベルの評価をするための 一法として VE の必要性を統計学的手法を用いて検 討することを目的とする。 方法:平成22年1月から平成24年3月までに千葉県 内の某特別養護老人ホーム入所中,VE 検査を受け た20名を対象とした。VE 検査シートから必要事項 を抜粋し,後向きに調査した。施設で出される嚥下 調整食のレベルに合わせた検査食を用意し,その検 査中誤嚥又は誤嚥を引き起こす可能性が疑われる所 見が認められた場合,被験食レベルは不適当と判断 し,1レベル下の栄養レベルが適正と評価した。な お 評 価 に は FOIS(Functional Oral Intake Scale) を用いて,検査シート上の試験食品にレベル1から 7の7段階にスコアをつけ,処理をした。 成績:20名すべての被験食レベルを FOIS で評価 し,同一被験者における VE 検査前後の FOIS の変 化 に つ い て Friedman 検 定 を 用 い て 検 定 し た。 Friedman 検 定 で,同 一 被 験 者 で は,VE3回 目 (1年6ヶ月)までは FOIS の変化は認められず, VE4回目以降(2年以降)で FOIS の変化が認め られた。VE による経過観察開始後,1年6ヶ月と 2年との間で栄養摂取レベルの変化が出現する結果 を我々は得た。 考察:6ヶ月に一度定期的に VE 検査を実施してい るが,検定結果より同一被験者では,VE3回目(1 年6ヶ月)までは FOIS に変化が認められず,VE 4回目以降(2年)で FOIS に変化が認められた(α =0.01)。これは,嚥下機能低下の進行を経時的に 経過観察するには,2年以上の長期間継続する必要 があることを示唆している。変化の認められる2年 以降も継続して VE 検査を実施することが,被験者 の適正な栄養摂取レベルの評価につながり,ひいて は未然に誤嚥・窒息などの偶発症防止に有用と考え られる。 目的:上顎結節部は,インプラント治療における フィクスチャーの埋入に一般的に利用されており, その有用性が示唆されてきた。過去,同部位におい て,Brånemark System を用いた生存率の検討,上 顎結節部を通過し翼突窩まで埋入する Pterygoid Plate Implant についての臨床経過報告などがなさ れている。しかし顎骨内部形態を含めた上顎結節部 の構造に関するバリエーションについては報告が少 ない。また,上顎結節部周囲には眼窩下神経の分枝 である後上歯槽枝が分布し,その一部の神経線維が 歯槽孔に入る事が知られている。しかし口腔内から の3次元的な神経分布の位置関係の臨床解剖学的な 報告は少ない。そこでインプラント治療を想定した 上顎結節部に焦点をあて,上顎結節部の内部構造を 含めた形態,さらには後上歯槽枝の分布形態に関す る局所解剖学的な検索を行った。 方法:試料は東京歯科大学解剖学教室所蔵,10%ホ ルマリン固定ヒト男性屍体のうち臼歯部が欠損して いる上顎骨を片側1件として10体用いた。各標本の 後上歯槽枝の剖出は,歯槽孔進入部までとし,その 走行形態の観察を行った。さらに HIP 平面から最 下方の神経歯槽孔進入部までの位置を垂直距離で計 測した。また同試料をマイクロ CT で撮影したの ち,得られたスライスデータを用いて3次元骨梁構 造計測ソフトウェアにて骨形態計測を行った。計測 項目に関しては,⑴上顎結節部と翼状突起,錐体突 起の付着最上点から上顎洞底部最下点の垂直的距 離,⑵上顎骨後方部における前後的幅径・頬舌的幅 径を計測した。 成績および考察:後上歯槽枝は全て歯槽孔内に侵入 しており,2本の分枝を出していた標本が4例,3 本の分枝を出していた標本が6例観察された。距離 計測においては HIP 平面から最下方の神経歯槽孔 進 入 部 ま で の 垂 直 距 離 の 平 均 は18.0±1.5mm で あった。骨形態計測では上顎結節部と翼状突起,錐 体突起の付着最上点から上顎洞底部最下点の垂直的 距離は18±0.9mm であった。前後的幅径は上部, 中部,下部の順に値が増加し,頬舌的幅径では中部 が最も大きい値を示した。これらの結果から,上顎 結節部のインプラント埋入に際しては上顎結節の変 化および後上歯槽枝の走行形態を考慮し,治療計画 を立てることが重要であると考えられた。

№23:要介護高齢者に定期的に実施した摂食・嚥下機能評価から考察される栄養摂取

レベルの変化について

東 壽一郎,内宮洋一郎,大久保真衣,杉山哲也,石田 瞭 (東歯大・千病・摂食・嚥下リハ)

№24:ヒト上顎結節部顎骨形態と神経分布に関する局所解剖学的研究

大峰悠矢1),木下英明1),坂 英樹1),上松博子1),伊藤太一2),矢島安朝2),井出吉信1) 阿部伸一1)(東歯大・解剖)1)(東歯大・口腔インプラント)2) 学 会 講 演 抄 録 548 ― 92 ―

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