ANIORU’S CUP 2010
NOTICE of RACE
レース公示
0.開催目的
本大会は、全日本学生外洋帆走連盟所属各チームが日常の練習の成果を発揮し、互いに 切磋琢磨しつつ技術の向上を図ることが目的である。また、日ごろ交流の機会が少ない関 西と関東の参加大学がレースを通じて交歓に励むことも大きな狙いである。本大会は、毎年フランスで行われる学生ヨット世界選手権大会(Student Yachting World Cup)の国内予選を兼ねている。1 年生から 3 年生にとっては世界選手権をかけたこの大会 が、1 年間のクラブ活動の集大成である。また、4 年生にとっては今まで参加する側であっ たレースを管理、運営することにより管理者として責任を負い、一つの行事を成し遂げる 経験をすることにより学生セーラーの4 年間の活動の集大成としている。 海外においては盛んにおこなわれるヨット競技であるが、残念ながら日本においては、 セーラーの高齢化が進み日本のヨット界は衰退の傾向にある。日本ヨット界のわれわれ学 生セーラーに対する期待は非常に大きく、われわれ学生セーラーもこれからのヨット界を 繁栄させていこうという強い意志を持っている。ANIORU’S CUP の継続が学生ヨット界ひ いては日本ヨット界の繁栄につながることを願っている。
1.大会名称
ANIORU’S CUP 20102.共同主催
全日本学生外洋帆走連盟(ANIORU) JSAF 加盟団体外洋内海 神戸大学3.後援
社団法人関西ヨットクラブ 新西宮ヨットハーバー株式会社 14.大会役員
大会委員長 大河原昂広 東京大学 実行委員長 田村 直輝 神戸大学 レース委員長 野村 郁也 東京大学 プロテスト委員長 山岡 閃 JSAF 加盟団体外洋内海 大会顧問 猪上 忠彦 JSAF 連盟選出理事 小林 昇 JSAF 加盟団体外洋内海国際委員長5.規則
本レガッタは『セーリング競技規則 2009-2012』に定義された規則を適用する。6.参加資格
本レガッタには、以下の条件を満たす ANIORU 加盟団体のチームが参加できる。 (a) チームの乗員全員が ANIORU 会員であり、エントリー時において、同一大学の大 学生であること。 (b) 艇長は小型船舶操縦士免許 2 級以上を保持しており、且つ JSAF の会員であるこ と。又、艇長を含む乗員の半数以上が JSAF の会員であること。 (c) クルーメンバーは 5 人以下であること。 (d) クルーメンバーは登録リスト内で変更できる。 (e) 4年生が乗艇する学校は世界選手権への権利を放棄したものとする。7.申込方法
①1 月 18 日までに郵送かメールにて次の書類を送付すること。
・参加申込書 ・競技者登録書 ・誓約書 ・ワーカー登録書 ・チーム紹介登録書 ②1 月 18 日までに以下の費用を納入すること。 振込手数料は各自でご負担ください。 参加料 1 校 90,000 円 乗員登録料 1 人 2,500 円 パーティー費 1 人 3,500 円 記念品 1 人 2,000 円 (希望者) *参加料振込先 三菱東京UFJ 銀行 キャッスルタウン支店 店番:582 口座番号:1045733 タベイ ユミ 2
③参加申込先 【郵送】〒658-0013 兵庫県神戸市東灘区深江北町 3-4-8 3B 号 田部井裕美宛 【電子メール】 anioruscup2010@live.jp
8.艇
①新西宮ヨットハーバー株式会社所有の Y23‐Ⅱを 4 艇使用する。 ②使用艇は抽選により各チームに割り当て、毎日変更するものとする。 ③ヘッドステイ・サイドステイテンションの調整、ライフラインの取り外しおよび緩めること を含め改造は認められない。 ④艇の損傷が生じた場合には、その損傷について責任を負うチームが補償の責任を負 い、主催団体は一切の責任を負わない。 ⑤レース中はエンジンの取り外しは認められない。 ⑥艇に持ち込まなければならないもので、各校が用意しなければならないものは、工具、 リペアセット、コンパス、ウィンチハンドル、ボースンチェア、救急箱、懐中電灯、飲食 物、双眼鏡、もやい、セールタイ、抗議旗、RRS、筆記用具である。 レース委員会が用意するものは航跡入手用ハンディ GPS、無線機及び海図又は港湾 案内である。9.安全規定
①レース委員長の裁量により、危険と判断したらレースを行わない場合がある。 ②スピネーカーの使用はレース委員長の判断により制限されることがある。 ③乗員は出港から帰港までの間ライフジャケットを着用すること。なお、ライフジャケット は固形式及び自動膨張式のみを認める。手動膨張式のライフジャケットの着用は 認めない。 ④レース艇以外へは海上衝突予防法、海上交通安全法、港則法など関連法規を 遵守すること。 ⑤法令に関わりなく航行中は他の船舶との衝突予防に努めること。 ⑥レース中は常時、緊急通信手段を通信可能な状態にしておくこと。 ⑦艇長が危険と判断した場合、リタイアのうえ速やかにレース委員会に連絡すること。 ⑧アンカーとアンカーラインが常時、使用可能な状態であること。 ⑨レース海面のどこからでも帰港可能な量以上の燃料を搭載していること。 ⑩レースからリタイアした艇は、できるだけ早くレース委員会に伝えること。 310.日程
3 月 11 日 (木) 08:00 受付 ~16:00 公式練習 3 月 12 日 (金) 08:00 受付 ~15:00 公式練習 15:00 コンディションチェック 17:00 海事科学部繋船池着艇 17:30 大会受付 18:00 開会式 18:30 RRS 講習会 21:00 艇長会議 3 月 13 日 (土) 08:00 艇長会議 09:55 第 1 レース予告信号 着艇後 新西宮 YH へ移動 18:00~20:00 パーティー(会場:KYCダイニング ユーカリ) 21:00 艇長会議・翌日の出艇申告 3 月 14 日 (日) 08:00 艇長会議 09:55 第 1 レース予告信号 着艇後 艇長会議・翌日の出艇申告 3 月 15 日 (月) 08:00 艇長会議 09:55 第 1 レース予告信号 着艇後 艇長会議・翌日の出艇申告 3 月 16 日 (火) 08:00 艇長会議 09:55 第 1 レース予告信号 着艇後 艇長会議 3 月 17 日 (水) 08:00 艇長会議 09:55 第 1 レース予告信号 18:00 表彰式(神戸大学) 4① 3 月 13 日~16 日の 4 日間は予選日とし、各校は抽選によって決定された 2 日間に 出場する。 ② 3 月 17 日は決勝日とし予選日の上位 4 校が出場することが出来る。 ③ 各校 1 レース以上成立することで、本レガッタは成立するものとする。 ④ 予選日の 4 日間で、レースが行えない日がある場合はレース委員長の裁量でレー ス日程を変更を行う可能性がある。 ⑤ 各日 1 日 4 レースを予定している。
11.帆走指示書
帆走指示書は 2 月 1 日以降に各校担当者に郵送される。12.開催地
神戸大学海事科学部 レース海域は、大阪湾北部、阪神港内海域とする。13.コース
① インショアコースは風上/風下コースとする。 ② 15 日 16 日にはショートディスタンスレースを行う可能性がある。14.得点
得点は付属文書Ⅰによる。15.停泊
大会期間中の係泊場所は新西宮ヨットハーバーまたは神戸大学海事科学部内の、レー ス委員会が指定した場所とする。16.上架の制限
すべての艇は 3 月 12 日 18 時からレガッタ終了までの間、緊急の場合を除き上架して
はならない
17.潜水用具とプラスチック・プール
3 月 12 日 18 時からレガッタの終了までの間、水中呼吸道具、プラスチック・プールおよ びそれらに類するものは、艇の周辺で使用してはいけない。 518.無線通信
各艇はレース委員会が用意した無線機を搭載し、出港から帰港までの間、常に聴守し ておくこと。無線機は、本部艇、マークボート、警戒船、競技艇及び陸上待機者がそれぞ れ1つ以上所持することとする。ただし、競技艇は緊急の場合を除き、他の艇が利用で きない無線通信を行ってはならない。この制限は携帯電話にも適用する。19.GPS の搭載
艇はレース委員会が用意した GPS を搭載しなければならない。ただし、レース中はこの GPS の画面の読み取りを禁止する。20.賞
本レガッタ 1~3 位の艇に賞が与えられる。21.世界選手権
本レガッタ優勝校には学生ヨット世界選手権大会の出場権が与えられる。ただし、 ANIORU 会員でない者が乗艇した校には出場権が与えられない。なお、出場権が放棄 される場合、出場権は本レガッタ次位の校へ繰り下げられる。放棄の旨は全日本学生 外洋帆走連盟に申し出るものとし、放棄の期限は 3 月末日までとする。22.責任の否認
このレガッタの競技者は自分自身の責任で参加する。RRS4「レースをすることの決定」 参照。主催団体は、レガッタの前後、期間中に生じた物理的損害または身体障害もしく は死亡に対していかなる責任も負わない。 6付属文書1:得点 ①参加校のシリーズの得点は、『低得点方式』を用い、その学校が参加した全レースの合計得点 をその学校が参加したレース数で割ったものとする。ただし、その学校が参加したレースとは、そ の学校が自らの判断で参加しなかった、もしくはリタイアしたレースも含む。 ②決勝レースの得点係数は 1.2 とする。 ③タイの場合 ①でタイの場合は以下のようにしてタイを解く。 (a)直接対決がある場合 直接対決したレースのみを RRS.A.8 を用いてタイを解く (b)直接対決がない場合 (ⅰ)レース数が同じ場合、RRS.A.8 を用いてタイを解く。 それでもタイが解けない場合は引き分けとする。 (ⅱ)レース数が異なる場合、レース数が少ない学校は、不足分をその学校の参加した レ―スの平均点を加え、RRS.A8 を用いてタイを解く。 それでもタイが解けない場合は引き分けとする。 ※(b)において引き分けの場合で、決勝に進出する校を決めなければならない場合は、 コイントスを行う。 ④レガッタ終了後、複数の校が同率1位の場合は、ANIORU’S CUP2010 は複数校優勝とし、競 技結果による世界選手権への出場権の決定は行わず、決定方法は当該校同士の協議によるも のとする。 7