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資料 3 事務局資料 第 2 回繊維産業のサステナビリティに関する検討会 供給構造 2021 年 3 製造産業局 活製品課

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Academic year: 2021

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(1)

第2回 繊維産業のサステナビリティに関する検討会

供給構造

2021年3⽉

製造産業局

⽣活製品課

資料3

【事務局資料】

(2)

1

1.背景

2.供給量増加の要因・影響

3.適量⽣産に資する取組

(3)

2

1.背景(市場規模)

1991年に14.7兆円だった国内市場規模は、2019年に10.4兆円まで減少。

出典︓ 「繊維⽩書」(⽮野経済研究所) 14.7 10.4 0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 (兆円)

国内アパレルにおける市場規模

(4)

3

1.背景(国内供給量)

1990年に約20億点だった国内供給点数は、2019年に約40億点へとほぼ倍増している。

出典︓ ⽣産動態統計、貿易統計、「⽇本のアパレル 市場と輸⼊品概況」(⽇本繊維輸⼊組合) 20.0 39.8 0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 (億点)

国内アパレルにおける供給量

(5)

4

1.背景(購⼊数量)

主な⾐料品の購⼊数量は、1990年代以降、減少傾向にある。

(注)⼆⼈以上の世帯(農林漁家世帯を除く)。 出典︓ 家計調査 0.267 0.138 1.164 0.521 1.336 0.571 1.863 0.921 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2 1.4 1.6 1.8 2 (着/枚)

主な⾐料品における

⼆⼈以上の世帯における平均年間購⼊数量の推移

背広服 ワイシャツ 婦⼈服 ブラウス

(6)

5

1.背景

2.供給量増加の要因・影響

(7)

6

2.供給量増加の要因・影響(繊維産業のサプライチェーン)

繊維産業のサプライチェーンは複雑な多段階構造となっている。

出所︓ ⽇本繊維産業連盟 テキスタイル産地 協⼒企業 顧 客 国内市場 海外市場 製織 ・ 製編 紡績 産業資材 インテリア等 原綿 ・ 原⽷ 紡績 撚⽷ 専⾨店 (SPA) 海外ブランド 専⾨店 (SPA) 原綿 ・ 原⽷ 撚⽷ 製織 ・ 製編 染⾊ 整理 産業資材 インテリア等 海外ブランド 縫 製 縫 製 染⾊ 整理 百貨店 量販店 専⾨店 顧 客 アパレル ・ 商社 ・ 問屋 ⾐料品市場

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7

2.供給量増加の要因・影響(アパレルを中⼼とした変遷)

1980年代のDCブランドブームの後、景気低迷により製造拠点の移転などを実施。

⼀⽅で、SPA型アパレルの拡⼤やECを始めとした新たなサービスが拡⼤。

1980年代  DC(デザイナーズ&キャラクターズ)ブランドブーム。 1990年代 多くのアパレル企業が、商品単価を下げるために、製造拠点を中国に移転。ユニクロが、⾸都圏初の都⼼型店舗を原宿に出店(1998年)。 2000年代  ZOZOTOWNの運営開始(2004年)。⼤規模⼩売店舗法の廃⽌(2000年)、郊外⼤型ショッピングセンターの出店拡⼤。  欧⽶ファストファッションブランドの進出(2008年、H&M⽇本初出店)。 2010年代  「メルカリ」サービス開始(2013年)。「airCloset」サービス開始(2015年)。  希望退職を募集。 2020年  新型コロナウイルス感染拡⼤により店舗への来客数が激減。ブランドを削減。  希望退職を募集。

(9)

8

2.供給量増加の要因・影響(⽣産拠点の移転)

多くのアパレル企業が、1990年代のバブル崩壊以降、中国等へ製造拠点を移転し、

⼤量⽣産を進めてきた。

バブル

単価引き下げのために

⼤ロット⽣産によりコストカットを

企図

⼤量⽣産

⼈件

費が安価

で⼤

ロット⽣産可能な

中国等に製造拠点

を移転

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9

2.供給量増加の要因・影響(⽋品を避ける商慣⾏)

⽋品による機会損失を避けるため、各店舗ごとに様々なサイズ・カラーでの在庫確保

を実施。

そのため、全体として⼤量供給をする必要がある状態に。

店舗A

店舗B

店舗C

各店舗に様々なサイズ・カラーを供給するため、1つの商品に関しても⼤量に⽣産する必要がある。 各店舗において、多くの商品、サイズ、カラーが充実。そのために各店舗で在庫を多く保有する必要がある。

(11)

10

2.供給量増加の要因・影響(企画から販売までの期間)

多くのアパレルでは、商品企画から⼩売での販売まで、⻑い期間がかかる。

そのため、企画段階では販売時期のトレンドや気候などを予測することが難しい状態

にある。

 企画段階では、暖冬や冷夏などの気候、トレンドなどの予測が難しい。  あまり購⼊されない商品を⼤量に⽣産する可能性もある。 約2年前 ⼩売店での 商品展開 コレクション発表 /展⽰会発表 素材の⽅向付け (プルミエールヴィジョン など⽣地の展⽰会) ファッショントレンド の⽅向付け 約1年半前 約1年前 約半年前 実売期 トレンドカラー の⽅向付け (国際流⾏⾊委員会)

商品の企画から販売までの流れの例

⼩売店での 商品展開 商品企画 (参考)ファストファッションの商品企画サイクル例 次のトレンド を検討 約半年前 約2〜 実売期 3ヶ⽉前

(12)

11

2.供給量増加の要因・影響(売れ残り)

⼤量⽣産した商品を店舗に供給することにより、正価販売による売れ残りが増加する

循環となっている可能性がある。

正価販売による 売れ残り増加 売れ残りを 値引き販売 消費者が値引き 販売を待つように ⼤量⽣産  正価で販売した商品が売れ残った場合、値引き販売(セール)を⾏って売り切るのが典型的なパターン。  消費者は予めセールを予期・期待し、正価での購⼊を控えるため、正価販売による売れ残り商品が更に 増加。またセールを繰り返すといった悪循環が⽣じている。

(13)

12

1.背景

2.供給量増加の要因・影響

(14)

13

3.適量⽣産に資する取組(2次流通)

「メルカリ」はスマートフォンに特化した個⼈間取引(CtoC)のためのマーケット

プレイスとして拡⼤。

⾐料品、バッグ、アクセサリー等で構成されるレディース、メンズの全体に占める

割合は40%弱。2020年7⽉のメルカリによる発表では、3年連続で最も取引された

ブランドはユニクロとのこと。

※FY2020.6.3Q時点のメルカリJP事業におけるGMVの⽐率。 出典︓ 株式会社メルカリ ホームページ https://about.mercari.com/press/news/articles/20200702_infographics/

メルカリ⽇本事業におけるカテゴリー別シェア

※1 GMV︓ Gross Merchandise Value(流通取引総額) ※2 MAU︓ Monthly Active Users(⽉間アクティブユーザー) 出典︓ 株式会社メルカリ ホームページ

https://pdf.irpocket.com/C4385/HTFv/KxNM/avgD.pdf

メルカリ⽇本事業の推移

GMV MAU

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3.適量⽣産に資する取組(サブスクリプションの活⽤)

⾐料品のサブスクリプション・サービスの展開も進んでいる。

購⼊による所有ではない、⾐料品の使⽤の在り⽅が広がる可能性がある。

airClosetの例

 着⽤シーン、好みのスタイル、職業、 サイズ感、お悩み体型、スタイリストへ の要望などを⼊⼒。  スタイリストが服をセレクト。  セレクトされた服が届く。  着⽤の感想を次回スタイリングに反映。  洗濯の必要はなく、返却。  気に⼊った商品は購⼊可能。 出典︓ airCloset ホームページ https://www.air-closet.com/

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3.適量⽣産に資する取組(需要予測)

需要予測が難しいと⾔われる中で、AIを活⽤した需要予測が始まっている。

ニューラルポケット株式会社の例

 これまで⼈の感性に依存してきた商品企画にAIの解析技術を加えた新しい商品企画の形を提案。  SNSやショッピングサイトなどの膨⼤な情報をAIを使って解析。ファッショントレンド予測を提供。  多くの企業で定価での販売率が10%以上改善するという成果が上がっている。 出典︓ ニューラルポケット株式会社 ホームページ https://www.neuralpocket.com/services_detail/fashion.html

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3.適量⽣産に資する取組(マスカスタマイゼーション)

個々の好みや体型等に応じた個別の受注と、従来の⽣産システムを IoT 等で連携し、

オーダーメイドの⼀点物を⽣産・販売するマスカスタマイゼーションが始まってい

る。

納品 発注

⼩売店・ショールーム等

消費者

アパレルメーカー

素材メーカー

納品 発注 発注 納品

縫製⼯場

(海外or国内)

初回来店 (採⼨等)

マスカスタマイゼーションの流れ

 アパレル分野におけるマスカスタマイゼーションの導⼊については、スーツ分野が先⾏ して取組が進んでいる。  受注⽣産を前提としたビジネスモデルにより、適量⽣産に資する取組と⾔える。

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3.適量⽣産に資する取組(インディテックスの取組)

ZARAなどを展開するインディテックスは、短期間で商品づくりをし、迅速に各店舗に

配送するため、数々の取組を実施。

出典︓ インディテックス ホームページ https://www.inditex.com/how-we-do-business/our-model/logistics https://www.inditex.com/how-we-do-business/our-model/sourcing https://www.inditex.com/how-we-do-business/our-model/design https://www.inditex.com/how-we-do-business/our-model/customers

店舗

1週間に2度、世界中の各店舗の商品

を更新。48時間以内に商品を配送。

デザイン

デザインから店頭に商品を並べるま

で、多くの場合3週間で実施。

縫製

⼯場の54%は本社に近い、スペイ

ン、ポルトガル、トルコ、モロッコ。

RFID

商品管理のために、RFIDを導⼊。

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3.適量⽣産に資する取組(ユニクロの取組)

ユニクロは、企画・計画・⽣産・物流・販売までのプロセスを⼀貫して⾏うビジネス

モデルを実施。

有明プロジェクトとして、「情報製造⼩売業」への転換を掲げている。

リードタイム削減

コア商品の⽣地を予め⼯場に備蓄しておくことで、 素材⼿配のリードタイムを短縮。

RFID

全ての商品にICタグ(RFID)を導⼊しているた め、有明倉庫での商品の搬⼊、仕分け、ピッキン グ、 検品などの作業プロセスほぼ無⼈で実施可 能。

在庫コントロール

週次ベースで各店舗の販売状況と在庫⽔準を確認。 シーズン終盤には、商品を完全に売り切るために、 売価変更のタイミングを調整。 出典︓ 株式会社 ファーストリテイリング ホームページ https://www.fastretailing.com/jp/ir/library/pdf/ar2018_04.pdf https://www.fastretailing.com/jp/ir/library/pdf/ar2019_06.pdf

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3.適量⽣産に資する取組((参考)販売⽅法の推移)

委託仕⼊は、1950年代当時、百貨店には商品毎に⼀定の予算があり、予算の壁を

破って⼤量に納⼊するために発案された制度。

1990年代以降、多くの百貨店アパレルが消化仕⼊を導⼊。

項⽬ 拡⼤時期 概要 買取仕⼊ - 百貨店がアパレルから在庫を買い取る(原則、返品なし)。 委託仕⼊ (委託取引) 1950年代以降 百貨店が⼀度アパレルから買い取るが、売れ残った場合には、アパレルに返品。 消化仕⼊ 1990年代以降 アパレルが百貨店で販売活動を実施。消費者の購⼊時に、百貨店は売上、仕⼊を同時に計上。

参照

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