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2,4-D茎葉散布の稲胡麻葉枯病発生に及ぼす影響-香川大学学術情報リポジトリ

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66 香川巣立厳科大学学術報告

2,4−D茎葉散布の稲胡麻菓鶴病畢生に現時す影響

内藤中人・高井省三

Effectof2,4−Dspraybnthedevelopmentof Helminthosp6riふmbli由tiniこice・plants

By Nak鱒tO NAITO and Sh6z6・TAKA工

(LaboI・加)工・yof Pbytopaぬ0logy) (Received Apri121,1954) 【一 緒

2,4−′D′を含む所謂値物ホル右シの簡類に及ばす影醸に就いそほ既把多やの報告がなぎれて甘く\るが,

之等の報告は学術的興味に立脚しだ見地よ、り出発したもめも′多いよサである′∴然し植ノ物漆ルヰ阜が除

草剤,発芽抑制剤と・して或いほ其伸の日掛で利用されるに・至ってから

、 した場合病害の発垂雨油なる影響を及ぼすか吏書う実際的な見施から蘭軸、れた報賢が可成り、あ

る・それら近よると植物ホ ものもあり,・病害の種雛より鼎るもゃ皐ようである・償に又囁近に於て畔横板斡桓之襲痕物永ノソ孝

ンを植物病学の細い、一一分野である申emot桓弾y(狭義の革碑P)モの逃場ネニ:り

れるに至った・′筆者等はかねてから之等の問題紅関心を抱いていね鱒■軍あるカ亨,

乗枯病の発生を減少せしめると言う山仲(70)の観察もあるので,′2.ゝ4、て9散布と.禰胡麻薬枯病′(Coc研0−

如J〝ざ′沼卓γα∂♂α刀がトとの関係叱/就き昭和28年2,8、の礎種試験な試叙た.∴そ.の結果若干の傾向が礪ら

れ・たように考えるので報曽・し,参考に供する次第である、.ノ尚実験に替乎サるに.⊥当り,▲珠彼の報名港出

来もだけ渉猟するの虹努力したので,原著を見る撃を得なかちた−もゐも多奴あ1如ミ,、・亘れら㌧の大要を

解介しておき長い/但し歯類に対する植物ホルモンの彩轡に就いてほ.ナ前線扁(,18)に於て既杜の大部

分をあげておいたので,此処では蚤複を避ける意味で特殊なものを除き省くこ養、宣し長・

■ 尚本研如朋帽科学助燐補助金?一部を堺て行つた′もあそ串挙撃を附告ぎ←,′予め琴助産対〔感謝

の患を表し・たい.

1植物病曹の発生に及ぼす植物ホルモン並顛似吻営め影響を論じた研党略虫

逸見等(2S)はα−ナフタレン醇酸及びβ−インドール耐酸で種籾又ほ苗を処理したものほ.,無処理の

ものに比べ成長後稲熱病及び稲胡麻葉枯病に対する抵抗性を幾分増大する傾向があり,ナフタレン酪

酸でほ0.00002%,インド−ル酪酸でほ0.00001%処理に.於て最も顕著な事を明らかに.した.IbI血im(=i3) (1951)は接種前後に除草濃度(1000p.p.m.)の2,4・Dを燕麦に散布サると,PαCCわzgαgγα沼わzf5 α飢鋸7αgによるさび病蔚夏胞子層が著しく減少する串・を報じ50∼500p。p..m.では本菌胞子は72時間 経っても発芽しない事から,2,4−Dが本薗の侵入に対して保護剤に.なるのであろうとした.Naulldorf 等(呵(1951)は玉萄黍の種子消毒に当り,(1)セメサン(2)セメサン・十α−ナフタレン酪酸 ¢)セメサ ン+2,4−Dの3区で試験したところ¢)の区が最も成紡よく,仕)(2)区が夫々18り2,25.2%の増収である のに対し,26.4%の増収を示し,且脂肪の含量が(1)区の2.1%であるのに対し14。9%迄上昇したと言

う.山仲(TO)(1952)ほ2,4・Dを水田除草に用いた場合,散布区ほ触散布区に比し稲胡麻葉枯病の発生

が減少する事を観察した.一ゝ方又本病原蘭を2,4−D添加培地で仲良させたところ,級処班の薗そう直 径62.7mmに“対し1,000倍区では23.5mm,3,000倍区でほ.39り2mmに抑制せられたが,水田除草に 用いる濃度ほ1,800ノ}2,700倍である事から,2,4−Dが直接蔚に.作用 してその発病を左右したとは考

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第6巻第1号(王・954) 67 え難く′,稲に対する影響を通じて間接的町費われた効果であろうとしたこ又赤井等(1)(1954)も粗種 を2,4−D液で処隠する、と稲葉の稲胡麻乗枯病に対する感受性を低下せしめる傾向があり,ヌ.それち永 稲の稔英度ほ良好となるようであると報じている.

Hartman等(27)(1950)は菜豆のSOuthernbeanmosaicに対してβ−naphthoxyaceticacid,2,41・D,

Para−Chlor’OphenoxyacetiGaCidが抑制的効力を有し,且此の効果ほ接種1日儀の処理でほ肩効であ、る が,接種15日後の処理でほ無効である事を明らかにした・Crowdyく8)(195、0)及Crowdy等(9)(1951) は2,A,6−tr’ichlorophenoxyaceticacid(T一C小Pl・A.),2,4,5,6−pentaChlorophenoxyacetic acid(P.C. P・A…),宰;3,4,5,6−PentaChlorophenoxyisobutyI・ic、aCid、(P.C.P..iB”卜等が蚕豆の赤色斑点病 (BotrこytisfabaeSardina)防除に有効であると.した.即根から吸収させた場合は10pニカ.m∴及び

1p.p.m.の濃寝でT,C.P.A,ほ夫々37%,45%,P.C…P.A.は∂3%∴22%,P.C.vP.iB∴は27%,

22%㊧病斑減少を示した.土壌に50p。p…m.液を接種前に3週間,100p.p.mハ液を2週間濯注した 場合も同様の傾向が見られたが上前者の場合程ほ著しくなかった.高波魔の濯注よりも低汲皮の方が よ′く,′滞注日数軋よる差異も余り∫見られず,又之等の化金物は植物体に.迅速に吸収されるが植物体内 に・苔観さ、れる番ほ余りない株であった.又土壌洩注後1401ヨで尚効果が見られ・る事かあ,.患墳中では 相当長期間効力が保たれる様であ、るとしたり 500p.p…m、のものを葉蘭散布した場合は病斑面積は著 しく減少したが,柄斑数の顕著な減少は見られず,ほ場試験でほT.C.P.A.500p。、p.m.散布によ′り 41%の発病減少を来し,3種の薬品は何れも薬害を示さなかつた.然して之等の薬品を浸透性殺菌剤 とした.Wain(81)(1951)もaryloxyalkylca士boxylicacidsな本病防除に./#用する研究を進めている. ∴1Marth等f42)(1950)!:はナブタL/ン酪酸のメチル.エス:flル,∴2,4,5−trichlorophenoxiaceticaCid・の メチル,エチル,イソプロピルエステルで馬鈴薯を処理すると馬鈴薯疫病伝播防除に有効であると し,^二Garber(19)(1950)はpent畠chlorophenoxyaceticacidが賂鈴雷瘡灘病菌(Sわ′qt,tO7TWCeSSCabies) の発育を抑制乃至阻止し,従って本化合物を・1エーカー当1−10封度の用量で土壌に.混じると発病を 著しく減じたノと香う∴川田く苧4)(i950)ゝもd・ナフタレン酪酸,イゾド・−ル酪酸処理でほ馬鈴薯萎縮病 の発病を防止する事は不可能であるが,発病の軽減化はあり得るのでほないかと述べている.’Augier 等く3)(Ⅰ948),、Ⅹ11tSky等(36)(1950)ほナフタレン酪酸が,K11tSky(37)′(1952)はインドール酪酸が煙 草モザイク病ビ∴ルスの煙草軸織中に於ける増殖を妨げる拳を報じた.Limasset等(3S)(1948)に/よ ると㌧ホワイトバ′レー一にビールスⅩを櫻種して ろio,000 2・mithyト4−Chlorqphenoxy声Ceticacidで処理 すると病徴が消え,2,4二D∴Na塩で処理するとピ−ルスの増殖を著しく妨げ,特にホルモン処理と同時 紅礎種を行った場合に著しかったと言う.又Nicb01s(叫51)(1952)は煙草紅ナフタレン酪酸又はイン ド・−ル酔顔を散布した、ところ煙草モザイク病の発生が遅延したのみならず病斑も軽微であり,然して 此め瘍合インドー・)L/酵酸の方が寄主に、占ttlnting(すくみ)1を起させずに此の作用を有する点に於て 優り,最も良い結果ほ毎日100mg/L或ほ5∼9日毎に500mg/Lを散布する事であった。然し煙草に全 然害を・与えずしてモザイク病を全く防ぐホルモニシの濃度ほなかっ’た一.D抑isく1望)(1952)は4−血lo工0−

3,5・・dimethyl−phenoxyethan01(l182)の16p.、p.m.を50mL宛10日間毎日 Nicoti’a:Iagluti:ZOSaを

植栽した土壌に施用した処理単モザイク病ピ−ルスに対する抵抗性を大いに増加し,病斑は棟準区の 約鴇に減じた.然して1182の200p.p小m..紅5日間曝してもど・−ルスの活性に.は変化がなかった事 から,発病の減少したのほ寄主の代謝作用に.変化が起った為であろうと述べている.H舶ebI㌫dt等(29、 (1952)はど・−ルスに侵された邦co抽ZJウαね∂αCα仰の組織を培養したが,ナフタレン酪酸100mg/L でほ病斑が梢々減少し,†Jリブトフアンの4,000mg/Lでは.標準区に比し30一−50一%少なかった.権藤 (21,2ヱ) (1953,1954)もナフタレン酪酸及び2;4−Dが煙草モザイク病々徽の発現を抑制する事を認め, 植物ホルモンに.より植物体内に於ける過酸化永素の生成が抑制された結果ピー/レス蛋白の生成も抑 制されるに至ったものでほないかとした.mvis(11)(1952)及びDavis等(14)(王953)によれほ5p.

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68 香川県立厳科大学学術報告 p.p…m.の2ら4−D■を接種10日酪,4日前,接種4日複葉に散布すると,トマ†の蓼凋痛が標準区の 0,12,78%に夫々減じ,同様の傾向がj−・フタレン酪酸,β・naphthoxyaceticacid,インドール酪酸, 2,3,5−triiodobenzoicacidに於ても見ちれた.然して処理.の効果ほ常に∴処理と接種との間の期蘭が長 い程著しく,且寄主の合永炭素含意等の代謝作用に及ぼす儲響も同様の傾向を示し,然も之琴の化合 物の薗に対する発育抑制力ほ比解約弱く,且上述の如く最大の効果を示す迄にほ一定の期間を必穿と する番より,之等の化合物が病害を減ずるのほ,直接菌に作用したり有毒物質を不活性に.するからで ほなく,之等の化合物が寄主に影響を及ぼす結果であろうとした.G11iscafre・Arrillaga(24)(1949)ほ

Pβク7icillium di女i’tatum及びPhomqPsis Curi薗によるオレンジのpostharvest decayが011ん;

1・OL%2,4−D液に・3∼5分間浸漬する事により著しく減少すると報じた小南薗の分巷胞子発芽は同率 舷の液で抑制され又菌糸の伸羨も著しく抑制されたので,本病め発∴生の減少を直接病原菌紅対する抑 制幼果濫基くものとした.Gardner等(20)(1950)は p−ChlorophenoxyaceticaCidの 25{50p.pトm. 又ほα−ナフタレン酪酸の50∼100pnp.m.を用いた時はカカオの果実のCherellewi1tによRる被害が全 然なかったが,無処瓢でほ41.7∼66‖6%に達したと言う.MuI・akishi等(4わ)(1950)に.よればハワ イでほ鞄∫αグ・あ沼d毎祓妬‥椚独彫わ扉α如毎砿∴射ね相即・ね=成■の止鮎,CogJ¢ねgグ・わ鮎川針叩.等把 よるカーネ−ションの根ぐされが著しいが,ファー・メ・一千,ザ−・レートをインド叶/レ酪酸,インドニーー ル酢酸と混用して土壌処理に用いると.成紡がよく,特にフノー・メい・・・・・卜十インド」−ル酪酸区が最もよか つた..然し植物ホルモンと之等殺菌剤を単独に用いたものは無効であった. Nickell(㌻;2).(1950)ほ∴打∽循錯㍉飢畝紬朗才CビL−ルスに像された癌腫組織がインド−ル酪酸,2,4−D,

naphthoxyaceticJaCid,コルヒチンの1p.p.m.以上で,、2,3,5⊥triiodo−benzoic acidの、100JiO.01p.

p.m.で阻止されると.した. 以上あげた之等の報告ほ何れも病害の発生を減少せしめた例であるが,反対に病害の発生を多くし たか或は膨響がなかったと言う報告も可成り見られる.例えば′Sackston(叫(1948)は2,4・Dを亜麻 に散布したが,肋gαククゆざ0γα如才,CoJJgわわ′gCカ伽∽抽7ざ,昭γCα妙あαeグgJJα紡ご0ク′%沼による病害発 生に何等の影響がなかったと言い,Longchamp等(39)(1949)]ほ∴2,4−Dを小変,大麦,耗変に散布 すると作物虹害を与え,Cね成)頭0γゐ‘沼、ゐgγ∂αr〝仰紅よる病害とさび病とを多許せしめか、然し粉剤 を1へクタ−ルに2kg、の用量で肥料に混用した場合ほ除草の目的を適し,然も之等禾穀類に.は無害 であった.同じく Longchanp等(40)、(1951)は2,4−Dを除草剤とこして小麦に用いた場合ほ麦角・病が 多党したと言う.Hsia等(32)(19■51)は2,4−Dで処理された小麦は」鞄拍動離別動画■級別∴和励知㍑別 に対する感受性を著しく増し,その原因は2,4・・Dが病原菌に・影響したからではなく,寄主・に影響し たためであるとした.西門(叩等(1954)も2,4−DNa塩の200,2000,20000倍液を幼穂形成時にべ、 麦に散布した場合2,4・・Dの′J、安穏は濃度に比例して赤徹病の発生が多かった・Rowell(呵(、1949) は2,4−Dが下マtの輪紋病に.対サーる感受性を増す事を報じ 又GI−WeS(23)(1951)によれは前年サブ タレン酪酸を使用した梨紅はbユadこ工・Ot(勒〃わ頭〝β∂∂ね好〃)が激発したが,その原因ほ処理した 区でほ本病に侵ざれた幼果が落果せずして樹上に残り,これが本病菌の巣窟と.なり翌年の第一次発生 の;限源をなした為であると言う. 以上既往の報告の大略を述べたが,対象とされた作物も色々の種類に亘っており,之を通覧する紅

病害の発生を多くしたと言う報告よりも減少せしめたと言う例の方が多い様である.又研究の動機も

殺草剤,植物ホルモン剤と.して実用に供した場合発病に如何なる影響を及ばすかと言う見地より最初 ほ試験が進められて釆た観があるが,極く濠近に至って漸次植物病学の新らしい分野としての Chemotherapyの−・環として植物ホルモンのChemotherapeutic activityを追求しようとする傾向が見 られて釆た様である‖ 植物ホルモンとしての作用は命日尚不明であるが,種々の合成有機化合物に於 ても植物ホルモンと同じく Chemotherapeuticactivityを有するものが判明して釆たのと併せ考えて

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69 第6巻欝1骨(1954) (帆10,12,13〉将来注目すづき植物病学の新ら heI・apyの定義に就いて一・言触れておきたい..此の術語は学者によりその定義が必らずしも山致して ない様であるが,本論文では撃者等は狭義に解して,“或化合物を植物に用いた時,その化合物が植 物体中に侵入した後寄主或は病原体に.影響を及ぼして病害を減少せしめる様な場合此の処理方法を Chemotherq)yと名付ける”としたf‡orsfal1&Dimond(20・別)の授唱に従っておいた. それはともあれ此の様に.最近砥物ホルモンのCh∋mOthe‡■ape血antとして−の作用が海外に於て関心 事となりつゝあるが,日本虹於てほ之に.先立つ事数年即1944年既に逸見等(28)により先覚的な研究が 進められたと言う事ほ,その慧眼に対して筆者等の心からなる敬意を捧げ皮いと念ずるものである.

Ⅱ 実 験 方 法

直径15cmの素焼植木鉢に畑地土壌を入叫,1000Cで2時間蒸気君儲を行ったものに・,昇表そ裳 面鱒毒した稲の種子(品料名倉勧を特記したもの以外ほ約30粒廃播下し,甫が約25′−4pcm近嘩 した時に接種儀験を行った・培地傘紅約1ケ月培養した稲胡麻集枯病菌の分生胞子浮遊液を作り,駄 の大きさ紅応じ20∼25ccを2鉢宛稲常に散布した・接種匿用いた分生胞子浮遊液の洪簾ほ.顕微鏡

15Ⅹ×10Ⅹの視野で約5個の分生胞子の濃度のものを用いた.尚本実験に於ては2,4−Dの稲体散布に

及ぼす影響を主眼とした為2,4−D散布に・当って2,4−D が土壌中紅浸透するのを成る可く避ける為 に株と株との間に.締をつめで土壌の表面を覆い,散布後2,4−Dが乾いてから綿を取除いた.尚接種 後ほ縦56qm,横75cm,高さ70cmの硝子箱で季節に・より異やが16−20時間保ち5∼8日後に・形成 せられた病斑数並病蔑の大きさを調査して発病程度を比較した小又病斑の大きさは各区10株宛に.就き 病斑の長径を甲査したもので,測.定に・当ってほル−ぺで 0∼0・5,0・5∼1・0,loO∼1・5,i・5ノ}2・0, 2.d∼2.5mmの夫々の階級に属する病斑の数と各階級の中間伸0′25,1・25,1・75,2・・0,2・25と.か ら平郵政を求めて,標準寧.の病鑑ゐ大き 市販の日産化学製品で,供試製品はNa塩と.しての純蕨が88・86%であったので,本報告砿示す2,4TD の濃度ほ此の合靂を基準としたNa塩の合盈を以て表わした・実験方法の詳細は各実験毎紅述べる拳 とする.

朋 接種前2,ヰーD散布と発病との関係

1.此奴的低濃度のもの監散布した場合の発病との関係 0.000001,0.00001,0.000i,b.001,0.01%の2,4−D液を2鉢宛同時に30cc成る可く均一に亘る

様に1日1

回の合計平均は第1,第2,第3,第4衷の如くである. 第1表 地較的低濃度の2,4−D接種離散布と稲胡麻菜枯病発生との関係, 第1回接種試験結果 0∞ユ

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70 香川県立磨科大学率術報告 衡訝一※ほStudenttes七により5、%水準で,′装※ほ1%水準七有意の差を盛め扇写を示す、 ある 昭和28年6月26日播種,同年7′∃26日接種,同年7月31日調査 第2表 比較的低濃度の2,4−D接種前散布と稲胡麻葉枯病発生との関係, 欝2回接種試験結果 病斑の、大きさ 病 斑 数 平均総菓 畏(Cm) 区 別 謂望簸憎票諾謬1雷管叢 1ケ当病斑の=司対標準区 凍径(m王五)l指 1.19 0.86※※ 0.49※※ d..59※某 0.54猪※ 0リ46※※ 標 準 区 0”0〇0001%区 00000ユ.〝 0.CO01 〝 0COユ. 〝 d,01▲ 〝 乃 ¶〟棉〓鱒65刀 備考 昭和28年6月26日挿種,同年7月28日接種,同年8‘月3日調査 鱒3衷∵旦較的低濃度の2,4−D接種嗣散布と稲胡聯柴枯病発生との関係, 欝8回接種試験琴果 病 斑 数 病斑の大きさ 区 別 標 準 区 0…00CO01%区 0.000〕1′ 〃 0.000ユ 〝 0.COl ノケ 001 〝

トー.∴●・・・、:・−;ミ・‥.、;.−!∴・十

磁腎臓対讐讐最

備考 唱和28年8月11日播種,周年9月7日壌嘩,同年9月14日調査 発4衷 比較的低濃度の2,4−D揆程前散布と和明麻共枯病発生との瀾俸, 3画接種試験合計平均 病斑の大きさ 病 斑 数 平野草丈l平均総葵 区 別 凍(Cm) 91.68 81.99 83.66 90い5プ 9001 83.69 標 準 区 0.0∝瓜01%区 Ol0〇∝)1 〝 0.000⊥ 〝 0.001. 〝 0.01 〝 以上3回の実験結果を通覧するに,何れの実験に於ても2,4−D散布区ほ標準区:に比し病斑数が減少 している事に於ては凡て−・致している一・浪既と病度数との関係に二就いて見るに,0・01.%区が最も病斑 数が少い串は3回実験共一億しでi、、るが,その他の濃琵の区に於ては各芙験の成枚が必ずしも一・致し てないのでほ.っきりした判定を下し兼ねるが,大体の傾向としては0・001−0・000001.%の間iこ於ては

濃度による羞ほ大して見られないものゝ様であるい 次に廟斑の大きさに及ぼす2,4・D散布の影響で

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第6巻第1号(1954)

7▲1 あるが,0・01%区に於てほ.3回実験共梢々病魔の大きさが榛準区に∴比しで小さぐ3回平均に於て約1 割小となってし「扇, の様な結果が見られていないので,此の点に関しては尚詳細な実験を繰返す必要があると思考する これ以下の濃度のものでも3匝【の実験結果が必ずしも一致しておらず,之等の資料だけで判定を下す 事ほ渾計かと息喪する. 字・此奴的高濃度のもあ菱散布した場合の発病と′の醜係 0.、01,0.05,ご0.1,0.2,0.3%の2,4−D汲を酌試験と全く同一一・の方法で蓮続5日間散布し,翌日 接種試験を行ヰた・0叶01%区のみほ綿回の試琴と重複して¢〕るが,之ほ此較参照の積りや此の廟に設 計し転・3矧可一・わ試験を繰返した重宝∴そ・の実験結果並畠由の合計平鞄ほ第5,第軋第7,第8衷の 如くである. 第5衷 比較的高波贋の2,4・D接種蘭散布と秤胡麻栄枯病発生との関係, 欝1回接種試験結果 供試軍勢 (本) 病 斑 数

要語露1蘭雷管豪

平均革丈 (Cm)\ 平均松葉 艮−1(Cm) 病斑の大きさ

遠諾幣順服準最

15り9 12.18※※ 532済欝 4.43※※ 3∫.02;察※ 1.45※※ 4 9 っム.︹〇 、6 7▲ 7 6 区区 準%〝”〝 1 5 0 0▲ ﹁⊥ 2 標O n O O 0小フ8 0.由 0.72 0.フ0 0、64 0.56 03L 〝 ■■ ̄ 備考 昭和2寧年7月10 第6東灘較的高波筑の2ク4−D欒程前散布と稲胡麻栄枯嘩発生との関係, 罪2回接種試験結果 昭和28年7月亭OE】播種,、同年8月4日接種,同年8月8日調査 第7衷 比較的碍濃度の2,4−D接種前散布と稲胡麻薬枯病発生との関係, 欝3由接種奴験結果 標 準 区 0bl% 区 005 〝 01 〝 0…2 〝 65 03 〝 69

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香川県立鹿科大学学術鞭舎 72 備考 昭和28年7月10日描種,同年8月6日接種,同年8月ユ1日調査 欝8表 比較的高濃度の2,4−D接種離散布と稲胡麻粟枯病発生との関係, 3回接極試験合計平均 区 別 以上3回の実験共2,4−D散布区は何れも標準区に放し病理数が著しく減少しており,然も濃度の 増すに比例して病理教が低下している・次に病斑の大きさに就いで見るに,8‥回実験共0.05%以上の 濃痩に於てほ散布区ほ何れも小さくなっている.然し0.05−0。3%の間に於ける各濃度間の差異は3 回の葵験が必ずし、も一・致していないのでほっきりした断定を下し得ないが,8回の実験の平均に於て はその間に.濃度班よる大した差異を見出し難い. 以上低濃度並高濃度2,4二Dを接種酪5回避統散布した場合の芙験結果を綜合してみるの紅,第1 図に明らかな如く,何れの濃度に於ても病斑数ほ槙準区軋比し減少し,然も大体に甘て一浪度の増すに 従い病斑数の減少も著しくなってこI、る・然し大体に・於て0・00001∼・0・01.%の濃度紅於ては各準度間鱒 於ける病斑数に.大 る・此の点に/関してほ考察の部に・於て一触れること・」する・尚0・05%以上の濃度に甘ては病蔑の大き さは明らかに標準区k比して小さくなつセいる・尚0・05%■以上の高濃度区に於ては下葉或いは其の 先端部に枯死するものが生じたが,之は接種箱より取出した後に主として現ゎれた事から考えて接種 箱内で飽和湿度の状態で艮時間保たれている間は2,4−Dが水溶液の状態濫.なっているため,植物体 内紅奴収される2,4−D.の最が急増したためではないかと想像せられる.次項で述べる接種後2,4−D 撒布の実験に於てほ此の様な葉の枯死が殆んど見られなかった事実も或程度此の考えを支持するも のと思う.

Ⅴ 接種簡2,4−D散布と発病との関係

接種副2,4−D液散布の場合と同様の方法で接種し,1回散布区服その翌日2,4・DO.05%液を散布, 2,4,5匝Ⅰ散布区ほ接種翌月より毎日1回夫々2,4,5日間遵統散布し,一定日数後発病の状態を 調査した.同一・実験を2回繰返したがその結果は第9・第10表の如くである.即2回の実験結果に相 欝9表 接種後0.05%2,4−D散布と稲胡麻葉枯病発生との関係 備考 昭和28年8月11日播種,同年9月3日接種,同年9月4日2,4−D散布開始,同年9月16日調査

(8)

第6巻一欝1号(19弘) 第10教 授穫後0.05%■こ2,4・D散布と稲胡麻葉枯病発生と.め関係 病斑の大きさ 病 斑 数 平 区 別 葺謡望簸1警嘉謡蒜f芝管叢 1ケ当病斑の 漠径(mm) 標 準 区 1甲散布区 2 回 〝 4 回 〝 5′回 ん 2.64 33フ※※ 2.35 1、96※猿 3=91鼓 8 5 フ 9 3 4 6 ︻b6 ノ6 95.フ9 10フ.71 115. 05 9ユ.13 ユ.0887 0.45 0.52 0. 42 0.51 0.47 当の差が見られるのではっきりした結論を出し難いが,搾種後散布でほ発病抑融の効果は余

釆ないのではないかと想像され特軋接種後5回散布の区ほ・2回共5割近く病斑数の増加を見、

Ⅶ 考

察 以上の実験結果より,2,4二Dを接種前に散布すれほ稲胡麻菓枯癖の病斑数な減少せしめる傾向を 有サる寮は明らかである∴此の事芙ほ山仲(;0)の報告を或程度裏書サーるものと書えよう.然して植物ホ ルモンにより発病が減ぜられる場合その主な原■因としでは■一・般に次の様な種々の場合年可像性が考 えられるであろう・第1に楢物ホルモンが寄主外部に存在する菌自体に胞子発芽を抑制する等の直接 的影響を与える場合,第2ほ寄主に吸収せられたホルモンが薗の生育を抑制する場合,第3はホルー・モ ンが寄主より出す詮索の発生を抑えるか之を無毒ならしめる場合,第4は寄主軋何等かの影響を及ぼ して寄主の感受性を変化やしめる場合等である・勿論之等の要因が単独に作問する事もあろうし,又

第1図 接種離散布に於ける稲胡麻実相病々斑数並稲胡 同時に作用する事も当然考えられみ先

′ T.I±1−し=hJ ′W一=t±ナイン/ナ、′JィE⊇・′/」β\ヽ′_ ヽ.、′ ヽ ‡痛感奴 訂菌糸の伸長〔(46)による〕 Guiscafre−Arr:ilaga,ノ(24)Garber(19)等の報 告が之に属するが,本英験の場合に於て も欝1図に示す如く儲の発育を抑制する 様な高波渡に於てほ急数に発病が減少し ている処から見て,高濃度に於てほ2,4−D が寄主外で直接薗庭作用した事が発病減 少の・一原因をなしている様に推察せられ る.事実筆者等ほ此の様な高濃度の2,4− Dを散布した菜に於てほ無発芽の胞子が 多数観察せられた.欝2の場合ぬ珍透隠 を有する場合でCrLOWdy等(8,9)により報 告せられた例があるが,Davis等く14)はそ の成掛こは疑問を有する旨を述一べて居 0・・… 甘510−イ10・ヲ10−ユ10一■l Z中一D 波浪 虔、(%) り,項在の処此の場合に属するものゝ存在ほ.はっきりしでないと眉えよう小筆者等(町7)の報皆した 実験蘭果を見ても,0い02.%で抑制効果の見られる蔚は24種類中数種を算えるに退ぎず・白・寄主内に・吸収 せられた場合はD餌is等(−1)がトマトの柴の場合に於て理論的に計辞した数値を出している如く,更

に濃度が稀薄に.なるものと考えられるので,発病減少の原周とは余り関連がないものゝ様匿考えられ

る… 稲胡麻菓枯病菌ほ筆者等(16)の指摘した如く,2い4−DO・02%では菌糸の仲良が全く抑制せられない のみならず,それ以下の稀薄な濃度では寧ろ促進効果が見られる串から考えて,本実験の場合でも稀

(9)

香川県立厳科大学学術報告 74 蒋な浪庭の2,4−D を散布した場合寄主体内に吸収せられた2,4・Dがそのまゝの形で本薗の生育を

抑制したとほ全く考えられない・更に・Chemotherapeuticac呵tyとfungicidalactivityとは無関係

である は既に病原菌が義弟を出す挙が知られているので,2,4一・D散布妃より毒素¢分泌が抑軸せられたり, 無毒化される革も当然考えられる処であるが,此の■方面の研究は尚未開拓の分野が多いので此処では 省略する.次に第4の場合である為ミ,多くの植物ホルモンが革等植物の生化学的過程濫著しく影響を 与わ含水炭素,Ⅴ血nin,無機成分等か変化し,特に利用態含永炭素の減少とN成分の蓄積が著しい 場合が多いと書う報告が多数ある.(附丁八叫岬)

又Rhodes等(56)ほ4申lo紆2一馳tb血benoxyac申C

add鱒塩は本剤に最も軌、アブヲナに対してはKの代謝作用に著しく影響を・与え,トマトに対して ほN友びⅩの合星に著しい影響を与えたと言う.従つて植物ホル車ン処理龍よる寄主代謝作用の変 化の結界として寄主の感受性に・変化が起ったのではなし、かと奮う事も当然考えられて来るわけで, Da,is,く1岬)Davis等(13,1りの報告ほ何れも此の説を支持する様な若干の実験を行っている.又W喝gOne妄 等(83)はマレイン酸ヒドラ汐ツドをトマトの実に散布すると,肉眼的の変化はないが寄主のP含鼠を 減じ,その為に萎凋病に対する感受性を著しく増した事を報じた.特にChemotherape血icactivityを 有する之等植物ホルモン或は類似物貿ほ,処理と接種の期間が長い程効力が著しい夢が判明しでいる ので,(甲■11■1$) 此の点でほ欝4の場合ほ相当可能性が多い様に考女られる.即植物ホルモンは処理後数 時間で吸収されると音う畢が証明せられているから,く18−57,58,65)植物ホルモンが保護剤としてヌ服毒索 不活性的物質として作用するものとすれば,接種と処理の期間の短い方がその病蓉抑制作用ほ著しい 筈である∴若し植物ホル、モソの処理が寄主の代謝作用に影響を及ぼして,寄主の感受性を変化さ痘た と言う解釈をするならば,寄主の栄費状態と発病との関係は夫々の病害に於で特殊性のあるものセあ ろうから,第2填で述べた如く植物ホルモン処理により発病を促進したり抑制した牒する場合のある 事も当然であろう. 尚植物ホルモンと病害発・生とに開聯して,mmOnd等(16)も償摘している如く、エチレン 新しく注目されて釆ている.耳チレンほ周知の如くepinasty,蕗菜,落果等を原因するか.此のエ レンが衝からも又植物からも放出され且植物の場合は傷を受けた際或は病原菌の侵入を受けた時著 しい事が知られている.即Williams血(即)は黒屋病に侵された薔薇鱒英と穿孔病紅侵された桜の英は 健柴庭・比して相当多崖のエチレンを放出するが,之は病原菌に も、ので,病原菌白身が生産したものではなく,且此のエチレンが之等病害の特徴である処の落共を原 因するとしている.又Miller等〈さ8)もstemendr・Ot(月紺戒瀦揉㍍乃d毎ゆ〃′〟鯛)に願った柑橘果英は 普通の果実よ.りも多塩のエチレンを放出する事を報告している・Ⅰ玉m?虎等(15)も財γCO坤ゐαβ†β肋 砲弾肋扉αを接種したボンボン萄ほエチレンを多品放出したが,健全な組織は形威しなかった.Hdl (26)も同様の事を証明している・一つ別丙原蘭紅よるエチレン琴生の例としてほ純血3r■SOn(58)がβお才一

07nyCeSdermatidisbS,又Williamson(6フ〉,Young等(71)も′、Penicilliumdなitatumが揮発性物質

としJてエチレンを発生する事を報じている・其後Hall(25)はぺクチン及び多数の含水炭素を分解してエ チレンを発生する酵素を一鈍感成仏購dな批由醐及び林檎の汁液より分離しているが,Dimond等 (16〉ほ.恐らく此の酵素が雁病組織中で作用するものとしている.Hall(26)は“普通の其の離層のオ・−キジ ンの愚は一億であるが,古くなるか害を受けるとなくなる,然して離層細胞の成熟度及び落葉はその か−キシ十ンとエチレンの濃度の比に左右されるりと言う仮説を立証する実験を行っておる.即エチレ ンの作用ほインド−ル酪酸に.より抑制せられ,その程蔭はエチレンのイントール酪酸に対サーる分子数 の比に左右されるものとした.此の様に病原菌或ほ躍病組織よりのエチレンの発生が証明せられてい る一し方,柄原菌が植物ホルモンを形成すると言う事も観察せられており,(2,6,ノ4,う誉,併) 且植物ホルモン を始め多くの化学物質がdlemOtherapeuticactivityを有する事が知られている(芦一♪,1O・u・12・13J4)等の事

(10)

第−6\巻第1一号(1954) 75 央薩⊥働庭関齢を許し七心恵ノもめ\とも思われ,Dimond等(16)一も述べでいる如く,柄奮発壁絶対するi 甲申1−etbyleneのバランスや問題は今後注目すべき問題の一つであろうu

Ⅶ 摘

要 (1)了本論文は稲の茎葉に.′2,4−D液を散布した場合の稲胡麻菜枯病(仇吻助伽血=両脚如卿鰯 発病との関係に就き,接種試験の結果を記したもノ′のである. (勿∴0∴00000;OJOOOOIJOゝ′001;・0.01,0.05,0.1,0ハ2,0・3%の2;4iD液を毎日1回避兢ふ許間 稲箇茎葉紅撒布し,翌菅稲胡麻菓枯病菌を接種し;発病との関係を調査した二 何れの磯度に於でも榛 準区庭・比し病斑数ほ減少し,然も大体に於て濃度の増すと共に痛覚数の減少も大どな1ろヤい、為1尚 0.05%以一上の臥そは痛覚め大きさも標準区に.放し梢々小きくなる傾向が見られた. ■′)′ 場合の費病と?関係を鱒査㌧キ処,発病抑制の効果はあまり見られなカモら’た・特拉5匝1散華区やほ却 っ七病謹奴の増加を見た. 叫.琴穣鮒2,4・D液を散布した場合発病の減少し串原因忙就いて考ネるに,稀薄な輝度に㈲て.は

】∴n 寄主の政抗睦を増加させた為であり,高濃度の場合は之に加えて或程度保護剤として作庸し尭為と考

えられる・ (1)・凝井重払ノ正子朔‥稲粗の・2・4−D波浪処理と水稲成葉の胡麻琴枯病発生,農業及園芸ノ29(一1、);▲瓜T42,昭 和29年 (2)A饉L叩,ノH・:tUberdieTumoIbildungdurchheudo7nOnaSlumqfdcilensunddurchheteI・OauXまnanLBuianfhus α乃乃〝鍬′BiolJZbllご 70(9−10):452†469,1951・1〔:in Rev・App1.∴Myc.31(7):321,1952〕

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(11)

香川県立腰科大草学術報告 76 (1、6) 43(5),229−・235,1953・ (17)ERTCXSON,L EりS郡LEY,C.Ⅰ”,andXLAGES,k.且‥Effictof2パト」)upontheproteinconte㌫of Wheats…Jour・Amer一Soc・Agron・4p:659−・660,1948・1 (18)FANG,S.C・,E.・G.JAWORSKI,AlV:LoGAN,V小=I

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∴⊥・322,1952 ノ

(27)ⅡAR川AN,R・L andW”C:PRICE:・SynergisticeffectofplantgIO☆thsubstancesand Southernもean mOSaic咄帆 Amer・い.TolユⅠ・∴、Bot37:′(10):820⊥・828,1950

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(29)・へHILDEBRANDr,:A′C,AlJ小 RIKER、and−J′ むWATBRTOR(Ab抽、):Gro☆仕上and viIuS∴actiせity、iri tobaccbrtissue cultureswitlinaphthaleneatetid acidortryptbphan′PhytopathF、42・(9):467,1952

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(12)

欝6巻第1号(1954)

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aムdsur寸iv左lofCarnationtuttin岳sgrownin′natdra11yidfさ畠tedsoil… Proc。Arher∴ Sぬ1′hoi七Sとii,56: 485−490,1950〔inRev.Appl.Myc,30(8):417,1951。〕 ノw i 香川贋科大学々術研究報告,3(3),昭和27年 (47)内藤中人,谷和⊥諸痘痕物病庶歯々林ゐ仲島並分生晦子革帯核形堺匿及ぼす2,4一二D濃度ゐ藤 川選科大学々術研究報告,4(1),昭和27年

(娼)内藤中人,谷和一‥オジニ・グ舶病菌々綿の発育に及ぼす2,4二Dの抑制効果と葡萄糖浪済並水系イオン浪靡と

山ヽJ′ の関係に就て,香川農科大学々術研究報告,5 (49)NAUN占oRF,G・andSBRANO,C∴Contribムci6n asegurarlacosechyaいUnprocesonuevocombinadode董ertilizaciop,desinfecclOpy埠O叩9再Z癖6rl・Acta )tヽ agron.,Palmira,監Ⅰ(2):87L∼92,1951.〔二inRev。ApplMyc.31(3)‥113,i952二) (50)NICHOLS,CW:Theinhibitionof tabaccomosチic.sympfomsbyapp王icationofcertainplanthormones (Abstrh)Phytopatb42(9):517,1952

(5甘典C甲L声,Cり.Wl;:.Th9retardingpeffect of・’certain plant rhormQneSlon∴tObaccor、mOSaiヒ・S∫TmZ5toms Phアヤ9卵坤・撃(Il):‥579rT580,1952”

(52)NICX乱L,LGr:Effectof certainplanthormonesand coIchichine on the growthanす亨■甲頑殖9?■・Of ミ ヽ Vi川Stu禦0工tissuefIOmR鱒meXaCeiosa AmeI小一ouIBot137(10):寧29−835,1950・ (53)NICKERSoN・W′′J:Ethylen9aSaITletqbo!icpro4uct9fthepathogerlic,f叩寧uS・BlasiomyF?5勲matidlS 坤由ム。bem17(2)‥22苧1−2甲,194.〔inBi。1.Abstり23(亭):8832,1

(54)南門義一・,舞上威信:小麦赤無病薗紅及ばす植物ホルモγの影響(予卿,.昭和冥9年定日本噂物病理学会詩膵

▲.ノ′ヽ′ヽ・、ユ (55)RABIDEチU,G・Sl:Thein董1uenceoftimandtemperatureontheproductionof Rhi2bius品in㌫∴Proct Mihn由6taAcムdり1Stit13‥131−15,19姐〔inBiollAもst:25(4):1i94B;■1顛〕 (56)、R嚢oDES′,A,W小G・TEMPLEM・lN,andM∵NTmius−0ふ:TheeffeCtof theplantgrowth:i:占如Ia鱒・, 4二chloro−2…methylphenoxyacetit acid‘on themineraland nit工Ogen、c6ntentsof plantsAnn:JB6tanダri4

(54):181・−・198,1950 i

(13)

78 香川鼎思慮科大学学術報告

B9t qaZ.、109:′∂01−304,194声.

(58)RzESS,K′,T・T・EARLE,andJいHIDALGO:Tracer studies on alli!qtOr

阜m寧干

(一59)FoLV幣,Jり早:T中epatDogenicityofAlieYnaYi−aDauciflSOlanilPhn D”th甲料二UnivetSityof坤nふ− esota

(99)薫禦禦0㍗,W・,En‥Theeffectof写,4−D?nSOmediseases?‖1axlPl叫Pi号・鱒epor隼 387,‥1?48・〔’ipBiol・Abst23(6):19795,1949り.〕

(61)SELL,HM,LEUCKE,R・W,TAYLOR,Bい M・,and HAMNE警,C

??誓PO坤On9葦.sterpso董Iedkidney匝planモ早tIeatedwith軍,4ヤや呵Siol24!29声IT亭9PJ9?9 (92)^$甲‡r竺?F・ごG.,fIAMNER,?l、L・叫CARLSON・RF:Ch叩geSinfood蔓e苧erYeS

Ofbindweed tissues accompanyingherbicid?1action of2,4−dichlorpph印0Ⅹy声Cetic耶叫.Plant pbysiol

22:58−65,Ⅰ947.

(牌WヰG?0?ア鱒,PElネ叫41E・DIMOND‥甲桓t pf stun叫g、a脚tS,嘩5ギア物如留β坤 aleic

hydrazide,uPOnphosphoIuSdistributionintomatol(Abstr)Phytopathl・乍軍;(1):2軍,、19苧2 冊、)W押,鱒′′L守Plantg享OW恥r甲叫ing aci斡J∴Sc責1/Foo4lAgricl写(3)‥191rlO¢,、I95I∵・〔in鱒ev”App・甲yギ・墾(5)∴買5Q,斗鱒2∴〕 (95)WE空YER,RJ:S?甲eムs竿SOfactivateqc牟Zb9nincon叫toxif坤On?fpIant Gazい110:300−・312,1948. 牌卜幣LER・L・寧l,鱒:Ⅴ・[vEギ′KE,C′[1tIAMNERチnふH・叫llSELLミCh鞘軍学 恥1e?アeSaqdr禦SOfredkidneybea?,Plantsl,treateqWith2,4−ヰich10工OP擁幣9Xya9車 25:289−293,1950

(67)lWz岬叩ON,C・E・:LEthy19ne,ameta叫ic.prpduct of・diseased orinju工・ed映準・Phylfopath/4P:

205」−208,1950. (68)WoLぎ,、F・T・上:Prodqctionofindol?チCeticaCidbyUsiilagoFeae・呵itspossibl?軸nificanc? fムⅠ・ふょtion∴(Abst王)Pb吏topatム42(1):24,1952. (69)WoRT,D・J・‥Fffectsofnon−1?thalcon?entrationsof2,4」D onbu?kwheat・?lantphysi?l・,′宰6(”‥ 50こ58,1951. (70)山仲巌‥稲胡麻薬枯病の発単に及ぼす2,4−Dの藤響鹿浜要曽)・植・柄・報・16(2):96,1952 (71)血N:c・こ痘・EIHKhatt,andJ・BrBiale:工dentificationofethyleh占ataYOlatilepIOd這ct・ofthe fun如岳一露わ∠ぐj肋桝dよ紳あf読沼.Plantphy畠iol..26(2)ご3b4・−310,1由1 R e s11m e

l,InthepresentpaperthewL・iters′describether・eSultsoftheexperiments dn theL士も1ati。n

Of2,4・DspraytotheoutbreakofHelminthosporiumblightinriceplantscausedby Cわ云hliobolus

鋤如伽如お.

2・2,4−I)wasspraサedonleav畠sandlstemsofricepl血tsL曹0童〉r6ventchemi由160ri血ninati。n

tq)Ohth占姉∴\thericepotswerepreviously七OVer・edwith云ottonbet壷entheba畠alp呵?fplants

untilthethoroughdrynessof2,4−D.Twoexperiments wereperformed,intheムneiI10Culati。n

PreCedingthe2,4−Dsprayandintheotherinodulationfollowingtreatment・

3・hthefirst寧ⅩPeriment,ri9eplantsweresprayedeveryd?yWith2,4−D{、indiluQon苧LSudl

asP・000001,0,000010‖0001,0・・001,0・01,OnO5,0・/1,0・2,0・3%for5daysbeforein9・gllatipp・

PlantssprayedYith2,4−DalwayshaqfewefIlesionsperunitlengthoftheleafthanthecontr。I

plants,eSpeCial1yintheconcentrationsexceedingO.05%.Thelesionsofplants treatedwiththe

above O・05%2,4−Dwereal$O Slightlysmdlerin sizethanthoseof control.

(14)

79 欝6巻第1号(1954)

4.neauthorshavealready reported that^the mycelialgrow血ofthe causalfunguSin

culture media was stimdatedinlower concentrations−than O.02.%,retardedin concentrations

aboveO.05%.Thisfactaswellasthepre岳entresdt,Sugge$tthat2,4r・Dihlowerconcentration$

alteredthe$uSCeptibilityofhost、plants,andalsothatinhigherFOnCentr・ations2,4・Dhadbesides

this actionthe fungistatic action.

5.Inthe2ndexperimentriceplants weresprayed withO・05%2,4−D everyday for5,4,2

day$Orldayafterinoculation,howeverinthiscasethenumberoflesion$WerenOtappreCiably

reduced belowthose ofthe control.

参照

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