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はじめに USB マネージャーは USB デバイスの管理および HP ThinPro が動作するデバイスのリダイレクトを行う有用なツールです VDI(Virtual Desktop Infrastructure) の機能強化に伴い ますます多くの企業が デスクトップコンピューターと同様の機能を提供す

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テクニカル ホワイト ペーパー

HP ThinPro

USBマネージャー

目次

はじめに ... 2 背景 ... 2 汎用USBリダイレクト ... 2 デバイス マッピング/仮想デバイス ... 3 手法の要約 ... 3 USBマネージャーの概要 ... 4 [Protocol](プロトコル)タブ ... 4 [Devices](デバイス)タブ ... 5 [クラス]タブ ... 5 一般的な使用方法 ... 6 大容量記憶装置の無効化 ... 6 特定のデバイスでのUSBRの使用強制 ... 6 ヒューマン インターフェイス デバイスでのUSBRの使用 ... 6 付録A:リモート プロトコルのUSBリダイレクト サポート ... 7 Citrixでサポートされるリダイレクト ... 7

VMwareでサポートされるリダイレクト(Horizon View 5.2 Feature Pack 2以降) ... 7

RDPでサポートされるリダイレクト ... 7

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はじめに

USBマネージャーは、USBデバイスの管理およびHP ThinProが動作するデバイスのリダイレクトを行う有用な ツールです。VDI(Virtual Desktop Infrastructure)の機能強化に伴い、ますます多くの企業が、デスクトップ コンピューターと同様の機能を提供するThin Clientへの移行を進めています。その機能にはUSBデバイスの使用 が含まれます。フラッシュ ドライブ、Webカメラ、スピーカーなどのUSBデバイスはIT環境の快適性や機能拡 張に必須で、多くのユーザーがこの機能を待ち望んでいました。このホワイト ペーパーでは、USBデバイスを 最大限に活用する方法について説明します。

背景

ユーザーがリモート セッションでUSBデバイスを使用できるようにするため、一般には、プロトコルで汎用 USBリダイレクト(USBR)およびデバイス マッピング(仮想デバイス)のいずれかを利用します。

汎用USBリダイレクト

USBRでは、サーバー側で仮想USBポートを使用して、リダイレクトされるUSBデバイスがリモート システムに 直接接続されているかのようにシミュレートします。この手法を使用するには、リモート システムにドライ バーがインストールされている必要があります。デバイスの名前が、[デバイスとプリンター]ダイアログおよ び各アプリケーションにそのまま表示されます。 つまり、そのデバイスがWindowsオペレーティング システムで動作するコンピューター上で正常に機能してい る限り、リモート セッションでも機能します。理論的には、デバイスは、ローカル デスクトップにある場合 とまったく同様に動作します。 ただし、このリダイレクト手法では、ヘッドセットやWebカメラなどのリアルタイム オーディオ/ビデオ デバ イスが原因で、ネットワークの輻輳の問題が発生する可能性があります。USBプロトコル スタックは長い遅延 やパケット損失に対応できる設計ではないため、一部のデバイスは、USBRを使用してリダイレクトするとパ フォーマンスが低下します(またはまったく応答しません)。たとえば、USBRを使用したCitrixセッションお よびVMwareセッションでは、Webカメラやオーディオ デバイスのパフォーマンスが大幅に低下する傾向があ ります。こうした問題を避けるため、多くのプロトコルでは、USBRではなくデバイス マッピング(仮想デバ イス)手法が採用されています。 仮想USB デバイス サーバーのVDIセッション USBプロトコル層 データ層 HP Webカメラが 接続されました。 ドライバーをイン ストールします... ...011010101010100111010101 0110101010101010... USBリダイレクト チャネル

Install USB device() displayPicture()

captureAudio() sendAudioData()

... リモートOS

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デバイス マッピング/仮想デバイス

デバイス マッピング、つまり仮想デバイスでは、仮想デバイスの概念を利用してUSBデバイスの種類ごとにパ フォーマンスを最大化します。USBデバイスはThin Clientとローカルに通信し、関連するデータだけが、そのデータ ペイロード専用に設計された仮想チャネル経由で転送されます。このようにして重要なデータのみを送信し、ハ ンドシェイク プロトコルの細かさを緩和することで、リアルタイム デバイスの遅延を減らし、パフォーマンスを 改善できます。多くのリモート プロトコルでは、スピーカー、ヘッドセット、Webカメラ、ディスク ドライブ、 プリンターなどのUSBデバイス用に、このリダイレクト手法を提供しています。USBデバイスがThin Clientで直接操 作されるため、リモート コンピューター側に特別なドライバーをインストールする必要はありません。 多くのデバイス マッピングでは、デバイスの中心機能(つまり、サウンド、印刷、データ保存など)のみを実 行するため、デバイスの機能が、当該デバイスと同じ種類のデバイスすべてに共通する基本機能に限定される ことがあります。たとえば、ヘッドセットのデバイス マッピング リダイレクトを使用すると、サウンドを聴く ことはできるが、音量キーや消音キーはすべて利用できない可能性があります。 同じように、デバイス マッピングでは多機能プリンターのスキャン機能を使用できない可能性があります。 一般にはこのリダイレクト手法が推奨されるため、デバイスの種類が対象になっている限り、デバイス マッピング が初期設定で有効になっています。サポートされる範囲は、接続の種類およびデバイスごとに異なります。状 況によっては、[USBマネージャー]または接続設定を使用して特定のデバイスの設定を調整し、特殊なボタン、 指紋認証システム、ドライブの暗号化などのデバイスの特別な機能をリモート セッションのUSBリダイレクト で使用するように強制する必要が生じる場合があります。

手法の要約

汎用USBリダイレクト(USBR) 長所 • ドライバーがWindowsサーバー側にあるため、デバイスをHP ThinProコンピューター上で直接利用できるよう にしなくても、リモート セッションで利用することができます。 • 通常のWindowsセッションで使用できるデバイスの全機能をリモート セッションでも使用できます。 • リモート デスクトップから実際のデバイスを認識して、ローカルの環境と同じ方法で操作できます。 短所 • 遅延および帯域幅の制約が原因で問題が生じることがあります。 • ネットワークの輻輳が起きやすく、ローカルCPUの使用率が上昇する傾向があります。 • CitrixセッションおよびVMwareセッションでは、Webカメラおよびマイクが正常に機能しません。 • XenApp 6.5以前および古いバージョンのRDPではサポートされていません。 デバイス マッピング/仮想デバイス 長所 • ネットワークの輻輳および遅延の問題が緩和されます。 • 一部のデバイスは、この手法でないと正常に機能しません。 • CitrixおよびVMwareで、リアルタイムのオーディオ/ビデオ デバイスの動作が改善されます。 短所 • HP ThinProシステムでデバイスがローカルにサポートされる必要があるため、業界標準に準拠したデバイスし か使用できません。 サーバーのVDIセッション ThinClient データ層 displayPicture() captureAudio() sendAudioData() ... 高レベルのWebカメラ リダイレクト チャネル 私の「仮想 Webカメラ」 デバイスを 使用中です。 リモートOS 仮想Web カメラ デバイス

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USBマネージャーの概要

[USBマネージャー]を使用して、リダイレクトの対象となるデバイス、およびリダイレクトの方法(プロトコル がそれに対応している場合)を設定することができます。[USBマネージャー]ですべてのデバイスのリダイレク トを無効にすることもできます。通常は初期設定のオプションを変更する必要はなく、ほとんどのUSBデバイ スが自動的に、できるだけ効率的な方法でリモート セッションにリダイレクトされます。ただし、トラブル シューティング時や特別な方法でデバイスを使用する場合には、このツールを使用して設定を調整することを おすすめします。

[Protocol](プロトコル)タブ

USBデバイスで2つの異なるリモート プロトコルを同時に使用することはできません。[Protocol]タブでは、シス テムに接続されたUSBデバイスを制御するリモート プロトコルを選択します。[Local](ローカル)オプション を選択すると、USBデバイスのリダイレクトが全面的に無効になります。 HP ThinPro 5.2以降のシステムでは、接続開始時にこの設定が自動的に変更されます(異なる種類の接続を実行 中の場合を除く)。[リモートUSBプロトコルを自動的に切り替える]チェックボックスの選択を解除すると、こ の動作を無効にできます。

Web Browser接続をCitrix、RDP、またはインターネットでの使用に限定できます。この設定は、Web Browser接続 開始時の自動切り替えを制御するために使用します。

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[Devices](デバイス)タブ

[Devices]タブでは、システムに接続されているUSBデバイスのリダイレクト手法を制御します。当該USBデバイ スが属するデバイス クラスの標準設定よりも、ここでの設定が優先されます。この設定は、Thin Clientを再起動 しても維持されます。Citrix接続またはVMware接続でUSBRを使用するようにUSBデバイスを強制するには、デバ イス名の左にあるチェックボックスを選択します。RDP接続の場合、[USBマネージャー]では、USBデバイスをリ ダイレクトするかどうかの設定のみが可能です。リダイレクト手法の変更は、RDP接続の設定で行います。

[クラス]タブ

このタブはHP ThinPro 5.2以降で表示されます。特定のデバイス クラスのCitrixまたはVMwareリモート セッション でUSBRを有効にするには、デバイス クラス名の横にあるチェックボックスを選択します。[Devices]タブで、こ こでの設定をデバイスごとに変更できます。この設定は、Thin Clientを再起動しても維持されます。 システムのマウス、キーボード、タッチスクリーンなどが意図せずにリダイレクトされないよう、[Human

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一般的な使用方法

大容量記憶装置の無効化

USBフラッシュ ドライブなどの大容量記憶装置は、ユーザーによってはセキュリティ上のリスクとなります。 これらのUSBデバイスがリダイレクトされないようにするには、以下の操作を行います。 1. [クラス]タブで、[Mass Storage](大容量記憶装置)チェックボックスの選択を解除します。 2. 大容量記憶装置をローカルのHP ThinProシステムからアクセスできないようにするには、[Protocol]タブで [デバイスのマウントを許可]の選択を解除します。

特定のデバイスでのUSBRの使用強制

USBデバイスがデバイス マッピングで正常に機能しない場合、USBRを使用してみることをおすすめします。特 定のデバイスのCitrix接続およびVMware接続でUSBRの使用を強制するには、以下の操作を行います。 1. デバイスをThin Clientに確実に接続します。 2. [USBマネージャー]を起動し、[Devices]タブを選択します。 3. デバイス名の横にあるチェックボックスを、右側の列に"USBR"、チェックボックスにチェックマークが表示 されるまでクリックします。 4. 接続を再起動します。 特定のデバイスのRDP接続でUSBRの使用を強制するには、以下の操作を行います。 1. [USBマネージャー]で、そのデバイスが[Redirected](リダイレクト)に設定されていることを確認します。 2. [クラス]タブで、当該デバイスのクラスがリダイレクト対象になっていることを確認します。 3. RDP接続マネージャー内の[ローカル リソース]設定で、デバイス クラスのリダイレクト手法を選択します。 たとえば、オーディオ デバイスの場合、デバイス マッピング(高レベル)またはUSBR(低レベル)を使用 するように設定できます。個々の接続ごとにデバイスを無効にすることもできます。

ヒューマン インターフェイス デバイスでのUSBRの使用

ヒューマン インターフェイス デバイス(HID)はUSBデバイス クラスの1つです。マウス、キーボード、タッチ スクリーン、タッチパッドなどのデバイスがこれに含まれます。HP ThinPro 5.1以前の初期設定では、このデバ イス クラスはUSBRを使用してリダイレクトされます。ただし、上記のデバイスはローカルでの使用時に最適に 動作するため、通常はリダイレクトされません。そのため、ThinPro 5.2以降の初期設定では、このデバイス ク ラスはリダイレクトされないようになっています。タブレット ペン、ジョイスティック、補助キーパッド、ソ フトウェア ライセンス トランシーバーなどのデバイスもHIDとして表示される可能性がありますが、これらは USBRでリダイレクトされても性能がそれほど低下しません。それらのデバイスでUSBRの使用を強制するには、 デバイス クラスではなくデバイスごとに有効に設定します。「特定のデバイスでのUSBRの使用強制」を参照し てください。 VMwareでは、初期設定でHIDクラスのUSBリダイレクトが有効になります。デバイスの使用をローカルに限定す るには、[Devices]タブを使用します。

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付録A:リモート プロトコルのUSBリダイレクト サポート

Citrixでサポートされるリダイレクト

デバイスの種類 リダイレクト手法

ディスク ドライブ/USBフラッシュ ドライブ ドライブ マッピング

Webカメラ Citrix Webカメラ仮想デバイス

プリンター プリンター マッピング

オーディオ デバイス Citrix仮想オーディオ デバイス

デスクトップ オペレーティング システムが動作するCitrix XenDesktop上の他のUSBデバイス

低レベルUSBR

VMwareでサポートされるリダイレクト(Horizon View 5.2 Feature Pack 2以降)

デバイスの種類 リダイレクト手法

Webカメラ VMware Real Time Audio(RTAV)

プリンター Thinprint仮想プリンター デバイス オーディオ デバイス RTAV 他のUSBデバイス 低レベルUSBR

RDPでサポートされるリダイレクト

デバイスの種類 リダイレクト手法 ディスク ドライブ/USBフラッシュ ドライブ/大容量記憶装置 デバイス マッピング プリンター デバイス マッピング オーディオ デバイス デバイス マッピング 最近のRDPサーバー上の他のUSBデバイス 低レベルUSBR

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詳しい情報について

HP ThinProについて詳しくは、以下のWebサイトにアクセスしてください。 • HP ThinProホーム ページ:http://www.hp.com/go/thinpro/(英語サイト) HPサポート センター:http://www.hp.com/go/hpsc/(お使いのThin Clientモデルで検索し、[マニュアル]ページ から情報にアクセスしてください) 最新情報をお届けします(英語サイト) http://hp.com/go/getupdated/

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CitrixおよびXenDesktopは、Citrix Systems, Inc.またはその子会社の登録商標であり、米国特許商標庁およびその他の国において登録されている 可能性があります。MicrosoftおよびWindowsは、米国Microsoft Corporationおよびその関連会社の米国およびその他の国における商標または登 録商標です。VMwareおよびHorizon Viewは米国またはその他の地域におけるVMware, Inc.の商標または登録商標です。

本書で取り扱っているコンピューター ソフトウェアは秘密情報であり、その保有、使用、または複製には、HPから使用許諾を得る必要があ ります。FAR 12.211および12.212に従って、商業用コンピューター ソフトウェア、コンピューター ソフトウェア資料、および商業用製品の 技術データは、ベンダー標準の商業用ライセンスのもとで米国政府に使用許諾が付与されます。 本書の内容は、将来予告なしに変更されることがあります。HP製品およびサービスに対する保証は、当該製品およびサービスに付属の保証 規定に明示的に記載されているものに限られます。本書のいかなる内容も、当該保証に新たに保証を追加するものではありません。本書に 記載されている製品情報は、日本国内で販売されていないものも含まれている場合があります。HPは、本書に記載された情報の技術的また は校正上の誤り、欠落に対して責任を負いません。 初版:2015年7月

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