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2015 年 世 界 の 医 薬 品 メーカーランキング ~ 世 界 市 場 はドルでは 縮 小 ~ ここでは 各 社 の 決 算 発 表 資 料 や 年 次 報 告 書 等 から 医 療 用 医 薬 品 ワクチン 造 影 剤 等 の 売 上 をまとめており 大 衆 薬 (OTC)や 動 物 薬 検

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2015年世界の医薬品メーカーランキング

2015年世界の大型医薬品売上高ランキング

研ファーマ・ブレーンは15年以上にわたってまとめている「2015年世界の医薬品メー カーランキング」及び世界の大型医薬品をまとめた「2015年世界の大型医薬品売上高ラ ンキング」を公表した。これは各社が公表している決算の詳細に基づいて作成しており、 メーカーランキングは医療用医薬品とワクチンの売上で、大型医薬品ランキングは「創薬 したメーカーのオリジナルの製品が世界でいくらの売上となったか」を各社の売上合計か らまとめたもの。参考データとして、2014年版のランキングも掲載している。 2015年世界の医薬品メーカーランキング-決算期版 百万ドル 百万ドル 15順 14順 メーカー名 国 2015年 前期比 R&D費 全売上 2014年 1 2 ファイザー 米 44,547 -2.5% 7,690 48,851 45,708 2 1 ノバルティス スイス 43,415 -7.8% 8,426 49,414 47,101 3 3 ロシュ スイス 41,071 1.2% 8,711 50,124 42,636 4 4 サノフィ 仏 34,804 9.4% 5,638 38,324 38,095 5 5 メルク 米 34,782 -3.5% 7,180 39,498 36,042 6 9 ギリアド・サイエンシズ 米 32,639 31.1% 3,014 32,639 24,890 7 6 ジョンソン&ジョンソン 31,430 -2.7% 6,821 70,074 32,313 8 7 グラクソ・スミスクライン 英 27,754 -4.4% 4,339 36,578 29,482 9 8 アストラゼネカ 英 24,708 -5.3% 5,997 24,708 26,095 10 11 アッヴィ 米 22,859 14.5% 4,285 22,859 19,960 11 10 アムジェン 21,662 8.0% 4,070 21,662 20,063 12 12 テバ製薬工業 イスラエル 17,884 -2.7% 1,525 20,272 18,374 13 13 イーライ・リリー 米 16,778 -2.8% 4,796 19,959 17,269 14 15 ブリストル・マイヤーズスクイブ 米 16,560 4.3% 5,920 16,560 15,879 15 16 ノボ・ノルディスク デンマーク 16,049 21.5% 2,024 16,049 15,834 16 14 バイエル 独 15,925 14.0% 2,588 51,396 16,729 17 17 武田薬品工業 1603 日 13,681 2.1% 2,870 14,998 15,252 18 18 ベーリンガー・インゲルハイム 独 13,227 10.9% 3,333 16,418 14,288 19 19 アステラス製薬 1603 11,391 10.1% 1,873 11,391 11,783 20 20 アラガン(旧アクタビス) アイルランド 11,080 -2.6% 2,359 15,071 11,379 21 22 バイオジェン 米 10,764 10.9% 2,013 10,764 9,703 22 26 マイラン オランダ 9,429 22.1% 672 9,429 7,720 23 27 セルジーン 9,256 20.7% 3,697 9,256 7,670 24 21 大塚ホールディングス 日 8,612 -9.1% 1,668 11,992 10,787 25 24 第一三共 1603 日 7,742 7.0% 1,732 8,185 8,234 26 - ヴァレアント製薬Int'l カナダ 7,215 53.3% 334 10,442 4,705 36 33 エーザイ 1603 4,263 1.0% 1,424 4,546 4,806 37 36 中外製薬  4,139 8.2% 680 4,139 4,356 41 38 田辺三菱製薬 1603 日 3,551 4.2% 625 3,582 3,880 45 41 大日本住友製薬 1603 日 2,996 9.2% 673 3,346 3,124 47 47 塩野義製薬 1603 日 2,507 13.4% 413 2,572 2,516 51 49 協和発酵キリン 2,317 10.4% 401 3,023 2,390

研ファーマ・ブレーン 永江研太郎の調査による ©K.Nagae/KEN Pharma Brain

※ここでの医薬品売上高は医療用医薬品、ワクチン、造影剤で、大衆薬(OTC)や動物薬、検査薬は除外 ※70億ドル以上の26社とそれに続く日本の20億ドル以上の6社を示した ※ドルへの換算値は年平均レート(15年のユーロは前年比▲16.5%、円は▲12.2%) ※メーカー名の後ろに1603とあるのは3月期決算、他は12月期決算 ※第一三共はランバクシーの売却に伴い、2014年度売上高を改定したため2014年ランキングの数字と異なる ※26位のヴァレアント製薬は2014年の数字を大幅に減額修正したため、2014年の順位は入れず

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■2015年世界の医薬品メーカーランキング

~世界市場はドルでは縮小~

ここでは、各社の決算発表資料や年次報告書等から医療用医薬品、ワクチン、造影 剤等の売上をまとめており、大衆薬(OTC)や動物薬、検査薬などを除外したもの。 2015年の為替レートは年平均レートで、ユーロは前年比で▲16.5%、円は▲12.2%とな ったため、決算通貨では増加しても、ドル換算では売上を減らしたメーカーが多い。 例えば4位のサノフィは、ユーロの決算では9.4%増加したが、ドル換算値は▲8.6%で 33.0億ドル減少して348.0億ドルだった。ドル以外の多くの通貨の2桁下落により、 2015年の世界の医薬品市場はドル換算では減少している。世界の医薬品売上高が2015 年に10億ドル以上のメーカー84社の合計額は、2014年の10億ドル以上のメーカー合計 額と比べ、▲3.1%の6914億ドルで221億ドルも減少した。なお、10億ドル以上の日本 のメーカーは15社ある。 2015年はファイザーがホスピーラの買収などでトップに返り咲いたものの▲2.5% の445.5億ドル、2位のノバルティスは降圧剤ディオバンのパテント切れで14億ドル以 上減少し、米国以外の売上の通貨安の影響も大きく▲7.8%の434.2億ドルだった。C型 肝炎薬や抗HIV薬で売上を大きく伸ばしたギリアド・サイエンシズ(社員数8000人、 16年1月末現在)は、77.5億ドル増の326.4億ドルで6位へ上昇した。ギリアド・サイ エンシズは1人当たりの売上生産性が408万ドル(前期は356万ドル)に達した。 10位のアッヴィは主力品の抗リウマチ薬ヒュミラの増加と米国の値上げで14.5%増 の228.6億ドル、15位のデンマークのノボ・ノルディスクは売上の大きい米国のインス リンなどの増加で21.5%増の160.5億ドルでドルでも増加したが、16位のバイエルは抗 凝固剤イグザレルトや黄斑変性症薬アイリーアを伸ばしたもののユーロで14.0%増の ためユーロの下落率に届かず、ドルでは8.0億ドル減の159.3億ドルだった。 日本でトップの武田薬品工業は円では2.1%増だが、ドルでは15.7億ドル減の136.8億 ドル、日本2位のアステラス製薬は前立腺がん薬イクスタンジの急増で10.1%増と2 桁伸ばしたが、円安のためドルでは3.9億ドル減の132.3億ドルで、順位は世界19位で前 期と同じだった。 20位のアラガンは、旧アクタビスが米アラガンを買収して社名をアラガンに変更し、 本社を法人税率が12.5%と安いアイルランドとした。売上が減少しているのは、12位 のジェネリック最大手テバ製薬工業(Teva Pharmaceutical Industriesの和訳)へジェネ リック事業を売却することになっており、そのジェネリック事業の63.8億ドルを非継 続事業として純利益だけしか計上していないためだ。そのジェネリックを加えると 174.6億ドルあり、順位はテバに続く13位となるが、その場合は2016年の売上高が急減 することもあって除外されている。 70~20億ドルにある日本の6社を示したが、自社で創製した抗HIV薬を大きく伸ば した47位の塩野義製薬を除き、5社は順位を落としている。 また、2014年のメーカーランキングは一般向けに公表していなかったため、参考ま でに2014年の世界の医薬品メーカーランキングも示した。なお、この2014年のメーカ ーランキングは、厚生労働省の「医薬品産業強化総合戦略」(H27.9.4公表)を始め、掲 載依頼のあった経済誌、新聞等で以前から広く使われている。

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■<参考>

2014年

世界の医薬品メーカーランキング

■2015年世界の大型医薬品売上高ランキング

次に示したのは2015年の世界の大型医薬品売上高ランキングである。ここでは世界 で30億ドル以上の上位28製品の売上高を示した。 この大型医薬品ランキングは、メーカー各社が公表している医薬品の売上に基づき、 創製したメーカーの売上とロイヤルティ、導出(ライセンス)したメーカーの売上を 合計することにより、「オリジナルのメーカーが創製した医薬品が世界でどれだけの 売上を創り出したのか」という世界売上を過去15年以上にわたってまとめているもの。 ドル換算値は2015年の年平均レートで、上の表では、製品名にアミを掛けたものはバ イオ医薬品、一般名にアミを掛けたものは日本のメーカーの創製品である。減少した 2014年世界の医薬品メーカーランキング-決算期版 百万ドル 百万ドル 14順 13順 メーカー名 国 2014年 前期比 R&D費 全売上 1 2 ノバルティス スイス 47,101 -0.8% 8,581 52,180 2 1 ファイザー 45,708 -4.5% 8,393 49,605 3 3 ロシュ スイス 42,636 2.5% 9,169 51,928 4 4 サノフィ フランス 38,095 2.5% 6,412 44,884 5 5 メルク 米 36,042 -3.7% 7,180 42,237 6 7 ジョンソン&ジョンソン 米 32,313 14.9% 6,213 74,331 7 6 グラクソ・スミスクライン 英 29,482 -12.6% 5,359 35,733 8 8 アストラゼネカ 英 26,095 1.5% 5,579 26,095 9 19 ギリアド・サイエンシズ 米 24,890 122.2% 2,854 24,890 10 11 アムジェン 米 20,063 7.4% 4,297 20,063 11 10 アッヴィ 米 19,960 6.2% 3,297 19,960 12 12 テバ製薬工業 イスラエル 18,374 0.4% 1,488 20,272 13 9 イーライ・リリー 米 17,269 -17.6% 4,734 19,616 14 14 バイエル ドイツ 16,729 7.4% 2,496 56,140 15 13 ブリストル・マイヤーズスクイブ 米 15,879 -3.1% 4,534 15,879 16 17 ノボ・ノルディスク デンマーク 15,834 6.3% 2,454 15,834 17 16 武田薬品工業 1503 日 15,252 5.6% 3,922 16,795 18 15 ベーリンガー・インゲルハイム ドイツ 14,288 -6.7% 3,527 17,700 19 18 アステラス製薬 1503 日 11,783 9.4% 2,121 11,783 20 24 アクタビス アイルランド 11,379 52.1% 1,086 13,062 21 21 大塚ホールディングス 1401-12 日 10,787 10.3% 2,361 14,849 22 25 バイオジェン・アイデック 米 9,703 40.0% 1,893 9,703 23 23 バクスター・インターナショナル 8,831 5.8% 1,421 16,972 24 20 第一三共 1503 日 8,686 -14.1% 1,958 11,478 25 22 メルク・セローノ ドイツ 7,941 -1.4% 1,572 15,008 26 26 マイラン 米 7,720 11.7% 582 7,720 27 27 セルジーン 米 7,670 18.1% 2,431 7,670 33 29 エーザイ 1503 4,806 -9.2% 1,535 5,182 36 36 中外製薬  日 4,356 8.8% 763 4,356 38 39 田辺三菱製薬 1503 3,880 0.9% 658 3,921 41 41 大日本住友製薬 1503 日 3,124 -4.4% 674 3,509 47 44 塩野義製薬 1503 日 2,516 -5.4% 462 2,588 49 47 協和発酵キリン 2,390 -3.1% 416 3,150

研ファーマ・ブレーン 永江研太郎の調査による ©K.Nagae/KEN Pharma Brain

※ここでの医薬品売上高は医療用医薬品、ワクチン、造影剤で、大衆薬(OTC)や動物薬、検査薬は除外 ※大塚ホールディングスは決算期変更のため、1~12月で計算

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ものは前期比にアミを掛けた。 2015年の大型医薬品売上高ランキングでは、米国で2013年12月の登場時に1錠1000 ドルという非常に高価な薬価を設定したC型肝炎薬の「ソバルディ」(84日服用で 84000ドル)およびその配合剤である「ハーボニー」(同じく84日で94500ドル)の売 上が2015年には世界で54%増の191.4億ドルとなり、世界最大の医薬品となった。 2位の製品はアッヴィのバイオの抗リウマチ薬「ヒュミラ」で、これは日本と一部 のアジアで販売しているエーザイの売上を加えたもの。ヒュミラは2012年~2014年に は世界最大の医薬品だった。(参考:2001年~2011年はファイザー/アステラス製薬の 高脂血症薬「リピトール」が世界最大の医薬品。) 2位のヒュミラから8位のハーセプチンまではすべてバイオ医薬品で、10位には肺 炎球菌ワクチンのファイザーの「プレベナー」が入り、上位10製品のうち8製品がバ イオ医薬品となった。2014年は7製品がバイオで、バイオ医薬品が世界の全医薬品売 上に占める割合は年々上昇している。ここでの表は30億ドル以上の28位までだが、上 位50製品で見ると、22製品がバイオ医薬品となり、50製品の売上合計に占める割合は 49.3%に達しており、2014年の47.5%を抜いて過去最大となった。また、ユーロは2014 年比で▲16.5%、円は▲12.2%と2桁下落した通貨が多かったため、上位50製品の売上 合計は2014年より▲0.2%と微減で、2267.8億ドルとなっている。なお、後ろに2014年 2015年世界の大型医薬品売上高ランキング (30億ドル以上) 百万ドル 15 製品名 一般名 薬効等 メーカー名 2015年 前期比 1 ハーボニー/ソバルディ ソホスブビル/レジパスビル 慢性C型肝炎 ギリアド・サイエンシズ 19,140 54% 2 ヒュミラ アダリムマブ 関節リウマチ/乾癬 アッヴィ/エーザイ 14,357 11% 3 エンブレル エタネルセプト 抗リウマチ他 アムジェン/ファイザー/武田 9,036 1% 4 レミケード インフリキシマブ 関節リウマチ/クローン病他 J&J/メルク/田辺三菱製薬 8,931 -10% 5 リツキサン リツキシマブ 非ホジキンリンパ腫 ロシュ/バイオジェン 8,675 -1% 6 ランタス インスリングラルギン 糖尿病/インスリンアナログ サノフィ 7,090 -11% 7 アバスチン ベバシズマブ 転移性結腸がん ロシュ/中外製薬 6,959 9% 8 ハーセプチン トラスツズマブ 乳がん ロシュ/中外製薬 6,807 10% 9 ジャヌビア/グラクティブ シタグリプチン/配合剤 2型糖尿病/DPP4阻害 メルク/小野薬品/アルミラル 6,324 0% 10 プレベナー 肺炎球菌ワクチン ワクチン ファイザー 6,245 40% 11 レブリミド/レブラミド レナリドミド 多発性骨髄腫 セルジーン 5,801 16% 12 クレストール ロスバスタチン 高脂血症/スタチン 塩野義製薬/アストラゼネカ 5,775 -9% 13 アドエア/セレタイド サルメテロール/フルチカゾン 抗喘息/COPD GSK/アルミラル 5,663 -14% 14 リリカ プレガバリン 神経性疼痛/てんかん ファイザー/エーザイ 5,044 -6% 15 アイリーア アフリベルセプト 加齢黄斑変性 リジェネロン/バイエル/参天 4,837 41% 16 ニューラスタ/ジーラスタ ペグフィルグラスチム 好中球減少症G-CSF アムジェン/協和発酵キリン 4,800 4% 17 ノボラピッド/ノボミックス インスリンアスパルト/混合 糖尿病/インスリンアナログ ノボ・ノルディスク 4,738 4% 18 グリベック イマチニブ 抗がん剤 ノバルティス 4,658 5% 19 ザレルト/イグザレルト リバーロキサバン 抗凝固/Xa因子阻害 バイエル・ヘルスケア/J&J 4,367 16% 20 コパキソン グラチラマー塩酸塩 多発性硬化症 テバ製薬工業 4,023 -5% 21 スピリーバ チオトロピウム COPD ベーリンガー・I 3,942 10% 22 シムビコート ブデソニド/ホルモテロール 抗喘息薬 アストラゼネカ/アステラス 3,704 -10% 23 テクフィデラ ジメチルフマル酸塩 多発性硬化症 バイオジェン 3,638 25% 24 ツルバダ エムトリシタビン/テノホビル 抗HIV薬/2剤配合剤 ギリアド・サイエンシズ/鳥居薬品 3,566 3% 25 ジレニア フィンゴリモド 多発性硬化症 田辺三菱製薬/ノバルティス 3,205 11% 26 ネキシウム エソメプラゾール 抗潰瘍剤/PPI アストラゼネカ/第一三共 3,180 -26% 27 アトリプラ (ツルバダ+BMSサスティバ) 抗HIV薬/3剤配合剤 ギリアド・サイエンシズ 3,134 -10% 28 イクスタンジ エンザルタミド 前立腺がん メディベーション/アステラス 3,035 80%

研ファーマ・ブレーン 永江研太郎の調査による ©K.Nagae/KEN Pharma Brain

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の30億ドル以上の大型医薬品売上高ランキングも示しているが、2014年は30億ドル以 上が32製品で、2015年の28製品より4製品多く、為替の影響が出ている。世界的大型 品は世界中で販売されており、米ドル以外の多くの通貨が2桁下落したためだ。 日本のメーカーによる創製品は、2015年の30億ドル以上では、塩野義製薬が創製し た12位の高脂血症薬「クレストール」(ロスバスタチン)、田辺三菱製薬が創製した 25位の多発性硬化症薬「ジレニア」(フィンゴリモド)の2製品だけとなった。大塚 製薬創製の抗精神病薬「エビリファイ」は2014年に世界12位だったが、米国でパテン ト切れてジェネリックが登場したため急減し、28位内に入らなかった。クレストール も2016年5月に米国でジェネリックが登場し、表で18位の白血病薬でノバルティスの 「グリベック」も2016年2月に米国でジェネリックが登場したほか、26位の抗潰瘍剤 「ネキシウム」も欧米ではジェネリックが増えており、これらは2016年の上位の大型 品からは消える見込み。これにより、化学合成による低分子薬の大型品は今後さらに 減少する。なお、28位にはアステラス製薬が米メディベーションからライセンスして 世界的に販売している前立腺がん薬「イクスタンジ」がランクインした。 2015年の大きな変化として、4位の抗リウマチ/クローン病などのバイオ医薬品で ある「レミケード」には英仏独などヨーロッパ主要国でもバイオシミラーが登場し、 それにユーロ安も加わってレミケードは▲10%の89.31億ドルと初めて2桁減少した。 このようなトップ10に入るバイオ医薬品が2桁減となったのは初めてで、今後はバイ オシミラーが登場すれば、以前の予想より影響が拡大する可能性が高まってきた。日 本でもレミケードと6位のインスリンアナログの「ランタス」にバイオシミラーが登 場しており、世界の医薬品業界は大型品のパテント切れなどによる上位製品の入れ替 わりで転換期に入っている。 2015年にはランキングを公表していなかったので、参考データとして2014年の世界 で30億ドル以上の大型品ランキングも後ろに示した。なお、この2014年のランキング データも厚生労働省の「医薬品産業強化総合戦略」(H27.9.4発表)で使われている。 <2015年世界の医薬品メーカーランキング/大型医薬品売上高ランキングについて> 「2015年世界の医薬品メーカーランキング」「2015年世界の大型医薬品売上高ラン キング」についてさらなる詳細をまとめたデータは、「新ファルマ・フューチャー」 2016年6-7月号(新創刊号)に掲載しています。メーカーランキングでは世界の3 億ドル以上の139社、大型医薬品ランキングでは世界で3億ドル以上の346製品 をまとめて分析しています。なお、これらのデータはすべて公表されている売上を元 に、研ファーマ・ブレーンが独自にまとめたもので、他社の調査データとは一切関係 がございません。 この情報誌についてのご案内は下記を参照下さい。 「新ファルマ・フューチャー」2016年6-7月号 ランキング特集特別号 (目次の詳細も掲載しています) http://shop.risfax.co.jp/products/detail.php?product_id=426 新ファルマ・フューチャーは隔月刊誌で、割安の定期ご購読もあります。 トップページの「www.risfax.co.jp」からもリンクされています。

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<研ファーマ・ブレーンについて> 研ファーマ・ブレーン 代表 の永江研太郎は、元(株)ユート・ブレーン取締役。 1996年、ユート・ブレーンより海外医薬品業界情報誌を創刊。1999年3月には厚生省 (当時)から委託を受けた「先進諸国の医薬品産業及び医療環境について」(全340頁) の調査報告書をまとめており、20年にわたって海外の医薬品産業に関する調査・執筆・ 講演活動を行っており、毎年秋には「海外医薬品市場セミナー」を開催してきた。 2016年5月に「研ファーマ・ブレーン」として独立し、海外医薬品情報誌「新ファ ルマ・フューチャー」を6月末に創刊した。隔月刊誌として執筆・編集発行する傍ら、 現在も大手製薬企業での講演や業界誌、経済誌等で執筆を行っている。 このリリースに関するお問い合わせ、引用・掲載依頼等のご連絡は、 [email protected] へお願いします。

■<参考>

2014年

世界の大型医薬品売上高ランキング

2014年世界の大型医薬品売上高ランキング (30億ドル以上) 百万ドル 14 製品名 一般名 主な薬効/クラス メーカー 2014年 前期比 1 ヒュミラ アダリムマブ 関節リウマチ/クローン病 アッヴィ/エーザイ 12,902 17% 2 ソバルディ/ハーボニー ソホスブビル/レジパスビル 慢性C型肝炎 ギリアド・サイエンシズ 12,410 NEW 3 レミケード インフリキシマブ 関節リウマチ/クローン病 J&J/メルク/田辺三菱 9,909 2% 4 エンブレル エタネルセプト 関節リウマチ/クローン病 アムジェン/ファイザー/武田 8,927 2% 5 リツキサン リツキシマブ 抗がん剤/抗リウマチ ロシュ/バイオジェン 8,744 -2% 6 ランタス インスリングラルギン 糖尿/インスリンアナログ サノフィ 8,432 12% 7 アバスチン ベバシズマブ 転移性結腸がん ロシュ/中外製薬 7,021 6% 8 ハーセプチン トラスツズマブ HER2乳がん ロシュ/中外製薬 6,865 7% 9 アドエア/セレタイド サルメテロール/フルチカゾン 抗喘息/COPD GSK/アルミラル 6,620 -24% 10 クレストール ロスバスタチン 高脂血症/スタチン 塩野義/アストラゼネカ 6,372 -5% 11 ジャヌビア シタグリプチン/配合剤 2型糖尿病/DPP4 メルク/小野薬品/アルミラル 6,355 1% 12 エビリファイ アリピプラゾール(経口) 統合失調症 大塚製薬/BMS 5,928 17% 13 リリカ プレガバリン 神経疼痛/てんかん ファイザー/エーザイ 5,389 12% 14 レブリミド/レブラミド レナリドミド 多発性骨髄腫 セルジーン 4,980 16% 15 ノボラピッド/ノボミックス インスリンアスパルト/混合 糖尿/インスリンアナログ ノボ・ノルディスク 4,871 3% 16 グリベック イマチニブ 抗がん剤/白血病 ノバルティス 4,746 2% 17 ニューラスタ/ジーラスタ ペグフィルグラスチム 好中球減少症G-CSF アムジェン/協和発酵キリン 4,599 5% 18 プレベナー 肺炎球菌ワクチン 肺炎球菌ワクチン ファイザー 4,464 12% 19 ネキシウム エソメプラゾール 抗潰瘍剤/PPI アストラゼネカ/第一三共 4,310 -3% 20 スピリーバ チオトロピウム COPD/抗喘息 ベーリンガー・I/ファイザー 4,302 -9% 21 ルセンティス ラニビズマブ 加齢黄斑変性症 ロシュ/ノバルティス 4,302 1% 22 コパキソン グラチラマー塩酸塩 多発性硬化症 テバ製薬 4,237 -2% 23 シムビコート ブデソニド/ホルモテロール 抗喘息/COPD アストラゼネカ/アステラス 4,113 10% 24 ディオバン/エックスフォージ バルサルタン/配合剤 降圧剤/ARB ノバルティス/UCB/イプセン 3,770 -25% 25 ザレルト/イグザレルト リバーロキサバン 抗凝固/Xa因子阻害 バイエル/J&J 3,754 73% 26 アトリプラ (ツルバダ+BMSサスティバ) 抗HIV薬/3剤配合剤 ギリアド・サイエンシズ/BMS 3,470 -5% 27 ツルバダ エムトリシタビン/テノホビル 抗HIV薬/2剤配合剤 ギリアド・サイエンシズ/鳥居薬品 3,460 6% 28 エポジェン/エスポー エポエチンα 腎性貧血 アムジェン/J&J/協和キリン 3,292 -2% 29 アイリーア アフリベルセプト 加齢黄斑変性 リジェネロン/バイエル/参天 3,282 52% 30 セレブレックス/セレコックス セレコキシブ 抗炎症剤/Cox2阻害 ファイザー/アステラス 3,095 -8% 31 ベルケイド ボルテゾミブ* 多発性骨髄腫 武田薬品/J&J 3,061 16% 32 アボネックス インターフェロンβ1a 多発性硬化症 バイオジェン 3,013 0%

研ファーマ・ブレーン 永江研太郎の調査による ©K.Nagae/KEN Pharma Brain

※製品名のアミ掛けはバイオ医薬品、一般名のアミ掛けは日本のメーカーの創製品、前期比のアミ掛けは減収を示す ※この2014年大型医薬品ランキングは厚生労働省の「医薬品産業強化総合戦略」(H27.9.4発表)でも使われています。

参照

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