要旨 「男女雇用機会均等法」の制定からおよそ 30 年が経過し,この間女性の雇用者数,雇用者に占める女性の 割合は年々増加している。2016 年には「女性活躍推進法」も制定され女性の積極的採用や管理職への登用 を支援している。女性の活躍推進の目的は少子化の進展を踏まえての将来的な労働力不足への対応の他,男 性と異なる視点での新たなサービスや製品を生み出すことへの期待などである。しかしながら女性の年齢別 就業率は M 型と称されるように,特に都市部では結婚・出産で職業キャリアを中断させる例も多い。本研 究では全国に比べ労働力率が高い北陸地方(富山県・石川県・福井県)の女性就労に焦点を当て,労働力率 や管理職比率,就業への意識を分析し地方企業での女性就業の特質を明らかにするとともに,今後の女性活 用の方向性を考察するものである。 キーワード:女性就業,北陸 3 県,労働力率,管理職比率,就業意識
Ⅰ.はじめに
本研究は,2017 年度福井県地域貢献推進事業に採 択を受けた「地方企業での女性社員の育成とキャリア 形成に関する研究」の成果の一部である。「男女雇用 機会均等法」(雇用の分野における男女の均等な機会 及び待遇の確保に関する法律)の制定(1985 年)か ら 30 年以上が経過し女性の職場進出も増加している。 安倍内閣は今後の少子化の進展による労働力不足を補 う意味でも , 女性の就業拡大と女性の管理職比率を 3 割にするという目標を掲げ,「女性活躍推進法」(女性 の職業生活に関する活躍の推進に関する法律)を制定 した(2015 年)。女性の労働力率1)は上昇してきてい るが,第 1 子の出産を機に約 6 割の女性が離職する, 育児後の再就職は非正規雇用が多い,女性の管理職比 率は 1 割程度と男性に比べ低いなど,世界的に見ても 女性の活用が進んでいるとはいいがたい状況が存在す る。武石も男女雇用機会均等法の定着で,女性の就業 は進んでいるが男性との賃金格差や管理職比率の低さ が問題であるとしている(2006:武石)。 本稿では女性の就業率2),共働き率が全国的に上位 にある北陸 3 県(富山県・石川県・福井県)の女性就 業に焦点を当て,就業率や勤続年数,就業産業,就業 職種,管理職比率及び就業に対する意識を分析するこ とで,地方における育児・家事と両立した就業の方向 性を考察していく。Ⅱ.北陸地域の女性就業の状況
北陸地域は女性の就業率が高いことで知られるが, 全国の女性就業率 48.3%に対して福井県が 52.6%で全 国 1 位,石川県が 51.8%で同 2 位,富山県が 50.8%と 同 6 位を占めている(2015 年総務省「国勢調査」)(表 1)。日本の女性の労働力率は 5 歳ごとの年齢階級別に 推移を表示すると M 型になり,25 〜 29 歳の労働力率 が一番高く 30 〜 35 歳が谷になり 40 歳以降でまた上昇 する。結婚・出産時期に離職者が増えることは世界的 にも珍しく,この時期の離職がその後のキャリア形成 にも影響すると言われる。 近年は育児休業制度の普及や保育施設の整備など女 性の就業を支援する環境が整いつつあり,全国的にも地方企業での女性人材の活用
とキャリア形成
The Journal of Economic Education No.37, September, 2018A study of female human resources activation and female career development in local companies
NAKAZATO, Hiroho
結婚・出産時期の労働力率の落ち込みは改善されてき ている。北陸 3 県の女性の場合図 1 のようにほぼ同じ ような労働力率推移のグラフになり,全国に比べ結 婚・出産時期の落ち込みが少ないという特徴を持つ。 また全国の場合,労働力率が一番高いのは 25 歳から 29 歳であるが北陸 3 県では 45 歳から 49 歳になるとい う特徴が見られる。子育て時期と言われる 25 歳から 44 歳の労働力率は,全国が 75.6%であるのに対し福井 県が 84.6%(全国 3 位)富山県が 84.0%(同 5 位)石 川県が 83.0%(同 9 位)と高い。 これは共働き世帯の割合が高いということにも裏付 けられており,共働き世帯は福井県 58.6%(全国 1 位), 富山県 55.9%(同 4 位),石川県 55.8%(同 5 位)とな る(2015 年総務省「国勢調査」)。他に共働き率が高 い都道府県は,山形県 57.9%(全国 2 位),島根県 56.5%(全国 3 位)と地方に多く,特に北陸地方は女 性の就業率も高く,共働き率も高いことが目立つ。山 形県の女性就業率は 49.9%で全国 13 位,島根県は同 50.2%で 11 位であるから,共働きが多い地域は全国の 中では就業率も高い地域になる。 労働力率が高いということは,女性が職場の中で活 躍していること,女性の能力が活用されていることを 必ずしも意味しない。このように女性の労働力率が高 い北陸地方であるが,管理職に占める女性の割合は全 国の 13.2%に比べ富山県 11.0%(全国 36 位),福井県 9.7%(同 42 位),石川県 7.9%(同 43 位)と極めて低 い状況にある(2012 年総務省「就業構造基本調査」)。 女性の管理職比率3)が低い理由について,福井県企 業を対象とした調査によれば「家事・育児の負担が大 きく責任ある地位を女性が回避するため」(64.8%) 「企業における女性の育成不足」(48.1%)と答えてい る(福井県立大学地域経済研究所調査 2004 年 有効回 答数 福井県内企業 357 社)。
Ⅲ.女性の管理職登用が進まない要因
北陸 3 県の女性就業において,管理職比率が低い要 因はどこにあるのか。一般的に正規雇用者の比率が少 ない場合,また勤続年数が短い場合に管理職該当者は 少なくなる。女性の場合,結婚・出産による離職の後 表 1 北陸 3 県の女性就業率 1970 年 1980 年 1990 年 2000 年 2010 年 2015 年 富山県就業女性 258,527 人 246,574 人 258,374 人 259,596 人 243,788 人 229,100 人 就業率 60.8% 54.9% 53.2% 51.5% 49.9% 50.8% 石川県就業女性 245,136 人 243,230 人 264,936 人 267,374 人 261,547 人 231,600 人 就業率 60.2% 54.5% 53.4% 51.3% 51.2% 51.8% 福井県就業女性 195,483 人 188,510 人 192,293 人 190,919 人 180,003 人 181,255 人 就業率 65.0% 58.7% 55.5% 52.6% 50.9% 52.6% 出所:総務省「国勢調査」より筆者作成 図 1 北陸 3 県の年齢階級別女性労働力率 出所:総務省「国勢調査」(2015 年)より筆者作成 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 15~19歳 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳 65歳~ 全国 富山県 石川県 福井県パート勤務による復職が多いと言われる。総務省の 「就業構造基本調査」によれば 2012 年の女性の正規雇 用者の比率は,福井県 53.9%(全国 2 位),富山県が 53.7%(同 3 位),石川県 52.5%(同 6 位)と極めて高 い。その分パート勤務者の比率は少なくなっている (表 2)。女性の正規雇用者率が高い都道府県は,山形 県 55.9%(全国 1 位),徳島県 53.6%(同 4 位),高知 県 53.5%(同 5 位)となり北陸地方と同様に地方県の 正規雇用率が高い。 勤続年数についてはどうか。全国的にも女性の勤続 年数は伸びており,2015 年には 9.4 年と 20 年前に比べ 1.5 年の伸長が見られる。北陸 3 県の場合もともと勤 続年数は長く 2015 年の調査では福井県が 11.3 年,富 山県が11.0年,石川県10.3年と全国に比べ長い(表3)。 北陸 3 県の女性は正規雇用者という安定した立場で就 業している女性が多く,その結果勤続年数も長くなる のであろう。 次に就業する産業や従事している職種が,管理職と して女性が能力を発揮しにくい産業,職種なのか。 総務省の 2015 年「国勢調査」によれば,産業別に 管理職に占める女性の割合が高い産業は,第 1 位:医 療・福祉業(女性の管理職比率 36.7%),第 2 位:不 動産・賃貸業(同 31.0%),第 3 位:宿泊・飲食サー ビス業(29.3%)となっている。この 3 業種は女性が 指導的立場につきやすい業種と考えられる。北陸 3 県 の女性はどのような産業に多く従事しているのか。 女性の就業する産業は年代により変化してきた。 1960 年代には農林漁業を中心とする第 1 次産業の従事 者が半数弱を占めていた。その後製造業を中心とする 第 2 次産業の従事者が増加し,2000 年以降には第 3 次 産業の従事者が増加してきた(図 2)。特に近年高齢 化社会の進展もあり,医療・福祉業の就業者が増えて いる。 1985 年当時は北陸 3 県では製造業に従事している女 性 が 多 く, 福 井 県 33.3 %, 富 山 県 29.8 %, 石 川 県 26.8%と女性の就業者が地域の産業を支えていた。 図3は2012年の「就業構造基本調査」を基に,全国 と北陸 3 県の女性が就業する産業比率を円グラフにし たものである。同年においては全国でも,北陸 3 県に おいても医療・福祉業の従事者が一番多くなっている ことが分かる。富山県,石川県,福井県の女性が従事 する産業割合はほぼ似ており,製造業に従事する比率 は,減少してきたとはいえ全国の 12%に比べ福井県 19%,富山県 18%,石川県 15%とかなり高くなって いる。 北陸 3 県の女性が従事する職種にはどのような傾向 があるのか。一番多くの女性が担当しているのは,事 務職で福井県 26.4%,富山県 24.3%,石川県 24.2%と なり,全国の 26.8%とそれほどの差は見られない。次 が看護師,教師などが該当する専門・技術職,販売職 になる。この比率も全国と差はない。しかるに生産・ 労務工程に従事する女性は福井県 15.7%,富山県 15.1%,石川県 12.3%と全国の 9.4%に比べかなり多く なっている(2012 年総務省「就業構造基本調査」) (表 4)。 以上より北陸地方では正規雇用で長期に働く女性が 多いが,製造業において生産工程を担当する割合が高 いことが女性の管理職比率が全国的に低位であること の一つの要因と言えるであろう。 表 2 北陸 3 県女性の雇用形態と比率 全 国 富山県 石川県 福井県 正規雇用者 パート 正規雇用者 パート 正規雇用者 パート 正規雇用者 パート 2007年 10,525,500 人 (44.7%) 7,940,000 人(33.7%) 124,200 人(55.7%) (29.2%)65,000 人 (52.5%)125,300 人 (29.7%)70,900 人 (55.3%)88,100 人 (27.4%)43,700 人 2012年 10,301,300 人 (42.5%) 8,546,500 人(35.2%) 114,300 人(51.9%) (31.2%)68,800 人 (48.0%)116,800 人 77,800 人(32.0) (51.2%)84,300 人 (31.6%)52,000 人 出所:総務省「就業構造基本調査」2007 年,2012 年より筆者作成 表 3 北陸 3 県女性の平均勤続年数 全国 富山県 石川県 福井県 1995 年 7.9 年 10.4 年 8.7 年 9.8 年 2005 年 8.7 年 11.5 年 9.6 年 10.6 年 2015 年 9.4 年 11.0 年 10.3 年 11.3 年 出所:総務省「国勢調査」1995 年,2005 年,2015 年より筆者作成
図 2 北陸 3 県の女性が従事する産業の推移 出所:総務省「国勢調査」より筆者作成 北陸女性の従業産業の推移 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2015年 第一次産業従業者 第二次産業従業者2 第三次産業従業者3 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 図 3 全国と北陸 3 県の産業別女性就業者 出所:総務省「就業構造基本調査」2012 年より筆者作成 医療福祉 製造業 卸小売業 宿泊飲食サービス 教育学習支援 金融保険業 建設業 農林業 その他 全国産業別女性就業構成比(2012 年) 20% 12% 18% 8% 6% 3% 3% 3% 27% 医療福祉 製造業 卸小売業 宿泊飲食サービス 教育学習支援 金融保険業 建設業 農林業 その他 石川県産業別女性就業構成比(2012 年) 21% 15% 19% 8% 6% 3% 3% 2% 23% 医療福祉 製造業 卸小売業 宿泊飲食サービス 教育学習支援 金融保険業 建設業 農林業 その他 福井県産業別女性就業構成比(2012 年) 20% 19% 17% 7% 5% 3% 3% 3% 23% 医療福祉 製造業 卸小売業 宿泊飲食サービス 教育学習支援 金融保険業 建設業 農林業 その他 富山県産業別女性就業構成比(2012 年) 20% 18% 16% 8% 6% 4% 3%4% 23%
Ⅳ.女性の就業意識と支援
北陸地域の女性は就労に対してどのような意識を 持っているのか。福井県立大学経済学部 1 年生の調査 によれば,「仕事と家庭を両立する」(女子 52.7% , 男 子 16.3%)「結婚出産で退職,その後家庭を主に仕事 は 従 で 働 く 」( 女 子 26.4 % , 男 子 46.5 %) と な っ た (2016 年 11 月実施,福井県立大学経済学部 1 年生 200 名)。男子の場合は配偶者の働き方で回答している。 若者の場合も特に男子に家事育児は主として女性が担 うといった意識が垣間見える。富山県の若者にも同じ ような考え方があるようだ。富山県知事政策局が 富 山県内の大学生に 2015 年行った調査によれば「仕事 よりも家庭や趣味を優先したい」を選んだ女子学生は この回答に近いも含むと,74%になる。 実際に働いている女性は,どのような観点で現在の 職場を選択しているのか。前述の地域経済研究所の調 査によれば「職場が近いから」(40.1%)「たまたま募 集 し て い た か ら 」(32.5 %)「 好 き な 仕 事 だ か ら 」 (19.5%)といった自己の都合を挙げる割合が高い。 「仕事を通じて自分を生かせるから」(14.3%)「自分 の能力を活かせるから」(9.0%)など仕事への意欲を 感じる回答は低位にとどまっている。 管理職への女性の昇進についてはどのような意識を 持っているのか。総務省や各都道府県では男女共同参 画に対する意識調査を数年おきに実施している。「管 理職に昇進するイメージ」についての回答では「責任 が重くなる」全国 65.7%,石川県 71.4%,「能力が認 められた結果である」同55.4%,56.2%,「仕事と家庭 の両立が困難になる」同 38.3%,53.0%とプラス面よ りもマイナス面のイメージを持つ女性の割合が石川県 は高いことがわかる。設問が少し異なるが福井県の場 合も「女性が管理職昇進を望まない理由」として「責 任が重くなる」79.4%,「やるべき仕事が増える」65.9%, 「自分には能力がない」63.4%と答えている(2015 年 「福井県民意識調査」)。石川県,福井県ともに育児・ 家事の負担を考えてか,管理職昇進を望まない女性の 姿が浮かぶ。 企業や職場は女性の活用をどのように支援している のか。男女雇用機会均等法では,過去の雇用慣行や性 別役割分担意識などが原因で男女労働者の間に事実上 生じている格差の解消を目的として,企業が自主的か つ積極的に行う取組(ポジティブ・アクション)の導 入が推奨されている。その内容は女性の採用拡大や職 域拡大,女性管理職の増加,勤続年数の伸長,職場環 境・風土改善などになる。また,厚生労働省は女性活 躍推進法に関する取り組みの実施状況が優良な企業を 認定し認定マーク「えるぼし」を付与している。女性 活躍の実績は①採用,②継続就業,③労働時間等の働 き方,④管理職比率,⑤多様なキャリアコースの 5 項 目で測られるが,全国の認定企業 92 社(2016 年度) の中で北陸地方の企業は,富山県 5 社,石川県 2 社, 福井県 3 社のみである(2018:中里)。女性の活躍推 進の体制整備がまだ遅れているのが実情ではないであ ろうか。Ⅴ.まとめ
本稿では北陸地方を例にとり,地方企業における女 性の就業とキャリア形成について考察した。 北陸 3 県,富山県・石川県・福井県の女性は,いず 表 4 北陸地方女性の主要職業別就業割合 1985 年 1990 年 1995 年 2000 年 2005 年 2015 年 [富山県]専門的・技術的職業 10.3% 11.4% 12.6% 14.2% 15.6% 17.7% 事務従事者 23.6% 26.1% 27.2% 27.9% 27.1% 25.8% 販売従事者 12.2% 11.8% 12.3% 12.1% 12.0% 11.6% 生産工程・労務作業者 32.5% 32.6% 29.7% 27.9% 25.3% 21.4% [石川県]専門的・技術的職業 10.9% 11.7% 13.2% 14.7% 15.8% 16.3% 事務従事者 23.7% 25.9% 27.1% 28.1% 27.7% 24.5% 販売従事者 12.5% 12.2% 12.9% 12.7% 12.5% 13.0% 生産工程・労務作業者 30.1% 30.1% 26.9% 24.9% 22.6% 19.7% [福井県]専門的・技術的職業 9.4% 10.3% 12.0% 13.6% 15.1% 17.7% 事務従事者 21.9% 24.5% 26.1% 27.2% 26.8% 25.9% 販売従事者 10.9% 11.0% 11.3% 11.1% 11.1% 11.0% 生産工程・労務作業者 34.8% 34.1% 30.8% 29.2% 26.3% 21.6% 出所:総務省「国勢調査」より筆者作成れも労働力率,就業率が全国の上位にある。しかも都 市部と異なり有配偶者の就業率が高く,共働き率も全 国の上位にあるため,結婚・出産時期の労働力率の低 下があまり生じていない。全国と比べて正規雇用率も 高く,勤続年数も長いため職業キャリアの形成に寄与 すると思われるが,職業能力を発揮しやすい管理職の 比率は ,3 県ともに全国の下位にある。 管理職比率が全国の低位にある理由として,まず北 陸地域の女性が製造業や生産工程の職種に就業してい る比率が高いことが挙げられる。次に,女性の意識の 問題がある。就業女性自身が管理職への昇進を望まな いこと,その理由として「家事・育児の負担が大き い」ことを挙げている。 大沢によれば,都市部の大手企業で管理職として活 躍する女性は配偶者を持たない,または子供のいない 女性が多いという(2015:大沢)。2015 年制定の「女 性活躍推進法」では大手企業に女性の採用数や管理職 への登用状況の公表を求めた。積極的な女性の採用, 活用を義務付けられた形になるので女性の意識の問題 と片付けることなく,家事・育児と両立できる職場環 境を整備することで女性の管理職志向も上昇すること を望みたい。住宅環境や通勤,保育施設の整っている 地方においてこそ,単に就業するだけでなく女性の能 力を発揮できる働き方が可能なのではないか。 註 1) 労働力率とは 15 歳以上の労働人口に対する就業者と完全 失業者の合計の割合である。 2) 就業率は同じく 15 歳以上人口に対する就業している者 ( 休 業者を含む ) の割合である。 3) 管理職の登用を考える場合に,企業や団体の管理職に占 める女性の割合(管理職比率)と「国勢調査」が示す女 性の中で管理的職業(校長,教頭,院長,公務員の部長 級等)についている比率がある。後者の場合は全国で 0.9%位である。 参考文献 [1] 大沢真知子著『女性はなぜ活躍できないのか』東洋経済 新報社 2015 年 [2] 武石恵美子著『雇用管理システムと女性のキャリア』勁 草書房 2006 年 [3] 中里弘穂「北陸地方の女性就業とキャリア形成」『データ でみる北陸の 50 年』北陸地域経済研究所 2018 年