日本語取扱説明書
本 社 愛 知 県 あ ま 市 本 郷 三 反 地 ２ １ 番 地 TECH21 正規輸入販売代理
support@allaccess.co.jp
お問い合わせはこちらこの度は、TECH21 製品をご購入頂き、誠に有り難うございます。 本機の性能を十分発揮させると共に、末永くご愛用いただくため、必ずご使用前にこの取扱説明書をお読み下さい。お読みになった後は大切に保管して下さい。 ご使用になる前に、本機の性能をトラブルなく十分に発揮できる様、以下の説明を必ずお読み下さい。
■品質保証に関して
本機は、TECH21 日本総代理店 株式会社オールアクセスがご購入後１年以内の品質保証を行っております。修理の際は、購入時の保証書（購入期日及び販売店 捺印必須）を提示の上、ご購入の販売店に御依頼下さい。保証書の提示が無い場合、保証内であっても１年以内の保証の対象にはなりません。また、全ての商品 には、シリアルナンバーが登録されています。 本書に記載された文章、図版、作品は、全て「著作権」及びそれに付随する「著作隣接権」等の諸権利を保有しています。弊社では、内容を理解することを目的と する使用方法のみを許諾しております。▲警告：
安全のため、特に注意していただきたいこと
1. 異常があるときは、電源プラグをコンセントから抜いてご購入先もしくは、弊社迄ご連絡下さい。異常な音がしたり煙が出て異臭がした時などは、電源スイッ チを切るだけでなく電源プラグをコンセントから抜いて下さい。 2. 電気ショックを避けるため、本体を絶対に開けないで下さい。 本機は真空管回路を使用しており、高電圧が発生しているため危険です。内部に触ると感電する恐れがあります。内部の調整や修理は、弊社にご依頼下さい。また、 火事や感電を避けるために、湿度が非常に高い場所に置いたり、雨天の際に野外で使用することは避けて下さい。▲警告：
次のような場所での使用は出来る限り避けて下さい。
●湿度の非常に高い場所 ●砂やほこりが多い場所 ●台所、バスルーム、湿気の多い地下室など、水のかかりやすい場所 ●空気の循環を妨げる場所、ヒーターの近くなど、温度が高い場所■電源ソース
電源は、本体に表示された電圧に正しく接続して下さい。エアコン（エアコンディショナー、冷暖房機器）等の使用により、電圧が著しく低下する場合がありますから、 家庭用 100V 電源が正しく出力されているかどうかテスターで確認しましょう。また、長時間本機を使用しない場合は、本機の電源コードをコンセントから抜いて おきましょう。このセクションは、本機を使用する上で非常に大切です。必ず読んで指示に従って下さい。 100V/50Hz または、60Hz の電源に接続して下さい。 これから説明する電源極性と電源アースをセットすることが、本機を最良の状態で使用するために必要です。■電源極性
本機を AC 電源に接続する前に必ず電源極性をチェックして、本機の電源極性を合わせて下さい。家庭用 AC 電源は、2 本の電線の間を一定の周期（1秒間に 50/60 回） でプラス / マイナスが入れ替わりながら 100V AC を供給しています。負荷がかかっていないとき、その電源極性を調べることができます。極性のチェックはネオン ドライバーで判定できます。テスターを使用する場合は、電圧（AC）のモードにしてテスターの COMMA（黒）を自分の手で握ります。+（赤）をコンセントのどち らかに差し込んで、電圧が 0V に近いのがマイナス側です。グランドピンを上にして、電源プラグに向かって左側がネガティブ（マイナス：ー）です。■電源グランド
他の輸入品と同じように、TECH21 製品の電源プラグにも電源グランド用のピンが付いています。それを折らないようにして下さい。 スタジオやホールなどに備え付ける場合、この電源グランドは、水道パイプなど地面につながっているものにアースして下さい（または、アース線を地面に埋める）。 冷蔵庫などの電化製品のアース線をアースに接続したことがあると思います。この場合、コンピューター機器に使用する電源アースの付いたタップを使用すると良い でしょう。はじめに
■取り扱いについて
乾いた柔らかい布を使用して、外装をきれいに保ちましょう。 クリーナーやシンナーは使用しないで下さい。■マニュアルと梱包材
マニュアルと梱包材は大切に保管しましょう。 マニュアルの再発行は、一切行っておりません。■サービスについて
このマニュアルに記載されていない操作や取り扱いは行わないで下さい。記載外の使用方法で本機を使用されますと製品不良が発生する場合が考えられます。必 ず本書に基づいた使用方法で使用して下さい。 記載外の使用方法による破損や修理は、保証期間中の機器であっても保証対象外になります。本体の取り扱いは慎重に行って下さい。 万が一、負傷された場合でも弊社では一切の責任を負いません。 修理が必要な場合は、ご購入先もしくは、弊社へご依頼下さい。 Web：www.allaccess.co.jp Mail：support@allaccess.co.jp■本機の電源ケーブルについて
製品に電源ケーブルが付属されている場合は、同梱されている電気機器以外には使用出来ません。31.75 cm/587g の軽量＆コンパクトなボディに、コンプレッサー、ブースト、オクターバー、ファズ、フィルター、コーラス、更にトーンの要である SANSAMP をぎっ しり詰め込みました。パッチケーブルやバッテリー、ノイズに悩まされることもなく、この 1 台で大型ペダルボードに匹敵するサウンドがプレイできます。キラートー ンがコンパクトにまとめられているので、移動やセッティングにもストレスを感じません。 これ 1 台だけで安心してツアーに出かけることができます。PA やミキサーにダイレクトにライン接続できる SANSAMP を備えていますから、アンプなしでライブや レコーディングをこなすこともできます。 ■プリアンプまたはエフェクターとして
Bass Fly Rig は通常のエフェクターのように、アンプに直接接続して使用できます。アンプのサウンドキャラクターが強い場合は、本機をアンプの「ローゲイン入力 （Low）」へ接続し、アンプをできるだけクリーンに設定します。
また、多くのチューブアンプは、全ての EQ を最大にすると中域がカットされる「トーンスタック現象」を起こします。できる限りフラットなサウンドを得るには、 Bass と Treble が最小、Mid を最大にすることをお勧めします。どのチューブアンプもパッシブトーン回路ですから、この設定からスタートすると良いでしょう。 アンプのエフェクト・ループの「リターン」へ接続することも可能です。この接続はプリ部を通らないため、Bass Fly Rig 本来のサウンドが出力できます。
■ライン接続＆ダイレクト・レコーディング ライン接続に必要なトーン・シェイピングやキャビネット・エミュレーションは、SANSAMP セクションに組み込まれています。また、本機の出力はローインピーダ ンスに変換されるため、ミキサーやオーディオ・インターフェースのライン入力に直接接続できます。 ■ 1/4” フォーン入力 ＆ IN PAD（入力パッド）スイッチ ハイインピーダンス楽器入力（4.7M Ω）はピエゾ PU にも対応します。入力信号は一般的なエレキベースと同じ信号レベル（-10dBm/250mV）にして下さい。IN PAD は、 入力信号を -10dBm 減衰させます。出力レベルが高いアクティブ・ベースを接続する場合にオーバー・ロードを防ぎます。 ■ 1/4” フォーン出力 ロー・インピーダンスのアンバランス出力です。ハイ・インピーダンスのベースアンプ入力、ロー・インピーダンスのミキサーやオーディオ・インターフェース 入力、どちらへも接続できます。バイパス時の出力レベルは入力レベルと同じです（ユニティー・ゲイン）。出力インピーダンスが低いため、長いケーブルを使 用しても信号の劣化はありません。 ■バランス XLR 出力 ＆ XLR（グランド・コネクト） スイッチ ロー・インピーダンスのバランス出力です。ミキサーやオーディオ・インターフェースの接続に使用して下さい。XLR スイッチを押す（ダウン・ポジションにする） と、グランド（アース）が接続されます。また、このスイッチをアップ・ポジションにすると、本機のグランドがリフトされ（アースが切れた状態）、接続され ているミキサー等のグランドに接続されていない状態になります。
■ BASS FLY RIG のシグナル・フロー
■ユニティー・ゲインのレベル設定
バイパスとエフェクト時で、スピーカーやモニターから再生される音量を揃えるように、それぞれのエフェクト設定やレベルを調整します。次に接続されるエフェクター
BASS FLY RIG
製品概要
BASS FLY RIG
の使用方法
入出力
■ COMP（コンプ）セクション ■ BOOST（ブースト）セクション ■ SANSAMP（サンズアンプ）セクション
各部機能とコントロール
COMP（コンプ）： 圧縮量（コンプレッション）をコントロールします。非常にソフトなコンプレッションから、無限 のサスティーンを生み出すハードなコンプレッションまで幅広く設定できます。 TONE（トーン）： コンプレッションが効いてくると、サウンドは暗く抜けが悪くなる傾向があるため、この TONE で 2 ～ 3k をコンプレッション前にブーストしています。アタックやクリアーさを補い、低い設定 では丸みがありウォームなジャズ・トーンが得られます。 LEVEL（レベル）： COMP セクションの出力レベルを調整します。 BOOST： 最大 10dB までブーストできます。 PRE/POST （プリ/ ポスト）スイッチ：BOOST セクションが効く位置を、後述のSANSAMP セクションに対して、PRE（前）か POST （後）かを選択する事が可能です。 PRE（プリ - ブースト）SANSAMP セクションの前でブーストが効き、歪みが増します。 POST（ポスト - ブースト）SANSAMP セクションの後でブーストが効き、ボリュームを上げるためソロやフィル に使えます。 DRIVE（ドライブ）： ゲインやオーバードライブ（歪み）レベルを調整します。音量を上げた時のチューブアンプ出力 段のサチュレーション効果が得られます。最小～ 12 時方向までは、歪みと音量が一緒に上昇し ます。 CHARAC（キャラクター）： 全トーンレンジに変化を与えるコントロールです。更に、周波数特性、アタック、ドライブにも 影響を与えます。そのため、キャラクター・コントロールの設定によっては、ゲインやトーン設 定を調整する必要があります。 ・CHARAC コントロールが 12 時以下： 70 年代のパワフルなサウンド。 ・CHARAC コントロールが 12 時付近： スタジオで定番のクラシック・サウンド。 ・CHARAC コントロールが 12 時以上： クランチ、モダンロック・サウンド。 ・CHARAC コントロールが最大： 限界まで歪ませた過激なディストーションサウンド。 - チューブアンプのエミュレーション - 本機の出力から、ミキサーやオーディオ・インターフェースに直接接続することが可能です。本機の SANSAMP セクションは、 チューブアンプのクリーン・サウンドの特徴を再現できるようにデザインしました。歪みは、DRIVE、CHARAC コントロールを上げ、更に歪みを加えたい場合には、 OCTA セクションの FUZZ や BOOST セクションを PRE に設定してオンにして下さい。もちろん、それら全部をオンで使用する事もできます。それぞれの異なる個 性の歪みが試せます。
この SANSAMP セクションの重要なポイントである「スピーカー・シミュレーション」は、キャビネットに複数のマイクを立てて集音した時の、レスポンスが良く、 ピークやディップの少ないスムーズなサウンドが得られます。このシミュレーションは、再生用のキャビネットのサウンドには影響しません。全体のサウンド補正は、 EQ コントロールで行って下さい。
LOW, MID, HIGH（ロー、ミッド、ハイ）：
ほとんどのアンプやエフェクターのトーン・コントロールは、パッシブ・タイプのため特定周波数帯をカットするだけですが、本機のトーン・コントロールは± 12dB のカッ ト / ブーストが可能なアクティブ・トーン・コントロールを採用しています（ポスト・プリアンプ）。12 時のポジションでフラットになります。各コントロールは、以下 の周波数をコントロールします。
LOW： 80Hz（± 12dB） MID： 1kHz（± 12dB） HIGH： 3.2kHz（± 12dB） LEVEL（レベル）： SANSAMP セクションの出力レベルを調整します。調整レベルのレンジが広いため、様々な機器との接続に対応できます。 BITE（バイト）スイッチ： オンにするとプレゼンスが強調されます。歪みサウンド時はタイトになり、クリーン・サウンド時は各ノートがより明瞭になります。 ■ OCTA（オクタ）セクション： OCTAFILTER（オクターブ・フィルター）： 新しく設計されたこのセクションは、Minimoog® シンセ・サウンドからファンクの王道サウンド まで、幅広い可能性を秘めいています。各コントロールが同時使用できるため、ダイナミックのフィ ルタリングのクリーンから、ファズ、オクターブ、組み合わせたオクターブ・ファズまで鳴らす事 ができます。Q が最小時、RANGE はハイカット・フィルターリングになり、異なるサウンドが 得られます。MIX でダイレクト信号をミックスする事も可能です。更に COMP を加えると、キー ボードのような無限のサスティーンが得られます。 OCTAVE（オクターブ）スイッチ： オンにすると、80 年代のようなサブ・オクターブのエフェクト効果が得られます。 FUZZ（ファズ）スイッチ： オンにすると、ファズ効果が得られます。 RANGE（レンジ）： ダイナミック・フィルターの周波数レンジをコントロールします。その効果は、楽器からの信号レベルやピッキングの（アタックの）強さに影響を受けます。最小値 設定で音声には変化が現れません。最大値設定では、入力信号の変化でフィルターがスイープします。 Q（キュー）： ダイナミック・フィルターの鋭さを設定します。最小値設定ではスムーズな効果になり、Range が高域をカットするトーンのような働きをします。最大値設定では、 ダイナミックなフィルター効果になり、過激なサウンドを操れます。 MIX（ミックス）： ダイレクト信号とエフェクト信号のミックスを調整します。 最小値（7 時方向）： ダイレクト信号のみ。 中間値（12 時方向）： ダイレクト信号とエフェクト信号が 1：1 の割合いでミックスされます。 最大値（5 時方向）： エフェクト信号のみ。 ■ OCTA セクションのシグナル・フロー それぞれの効果が得られるセッティングは、 説明書巻末の付録 サンプルセッティングの OCTA REFERENCE をご参照下さい。
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