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マルチワーカー取扱説明書 Rev. 1.00A 2016/6/24 本製品をご利用になる前に ここに記載された注意事項をよく読み必ずお守りください 表示マークについて人が死亡または重傷を負う可能性が高いと想定される内容です 人が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容です 人が障害を負う可能性また

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全文

(1)

マルチワーカー取扱説明書

本製品をご利用になる前に、ここに記載された注意事項をよく読み必ずお守りください。

・異常な発熱や発煙時は、すみやかに電源を遮断してください。

・メモリカード挿入口や本体内部に金属や埃が入らないようにしてください。

・幼児の手の届く場所に置かないでください。

・危険電圧回路に接続すると感電のおそれがあります。

・ぬれた手でさわらないでください。

・通電中のACアダプタに長時間触れないでください。

・長時間直射日光の当たる場所や、熱器具の近くでは使用しないでください。

・落下の危険がある場所や、振動が加わる場所では使用しないでください。

・湿気、油、鉄分の多い場所や、埃っぽい場所では使用しないでください。

・水につけたり、雨にぬらさないでください。

 ・本製品をご利用前に必ず取扱説明書をお読みください。

 ・医療機器や人命に関わるシステムなど、高い安全性が要求される用途には使用しないでく   ださい。

 ・耐ノイズ性はユーザシステムにより条件が異なります。お客様で十分ご検討の上ご利用く   ださい。

 ・本製品は正しく利用していてもまれに故障することがあります。本製品が故障しても危険   が生じないようにユーザシステムを設計してください。

 ・本製品は仕様が公開されているSPIモードのみでメモリカードにアクセスしています。

  お客様の製品にMMCまたはSDのロゴを入れる場合は、MMCまたはSDそれぞれの管理団体から   使用許諾を得る必要があります。

 ・アクセスランプが点灯中にメモリカードを抜いたり電源を切らないでください。

 ・本製品の仕様および価格は予告なしに変更することがあります。

 ・本書の内容の一部または全てを当社に無断で転載することは禁止されています。

 ・本製品を使用した二次製品における過失に対し、当社は一切責任を負いません。

 ・本書に記載された商品名・製品名・社名等は、各社における商標または商標登録です。

 ・本製品は開発支援ツールとして使用されることを想定していますが、お客様の製品の一部   として組み込む場合には、当社窓口までご相談ください。

人が死亡または重傷を負う可能性が高いと想定される内容です。

安全上の注意

注意事項

Rev. 1.00A 2016/6/24

表示マークについて

禁止を示す内容です。

人が障害を負う可能性または物的損害の発生が想定される内容です。

人が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容です。

禁止

(2)

1. 概要

マルチワーカーは、汎用的なデータ通信端末として使用可能な、製品開発の補助ツールです。

マルチワーカーは、大きく分けて3つの動作モードを持っています。

各動作モードの内容を以下に示します。

1.1. 特徴

○ ユーザシステムとの通信は調歩同期式シリアル通信を使用

○ シリアル通信の電圧レベルを選択可能(TTL/RS232C)

○ 16桁×2行キャラクタLCD搭載

○ 12bit D/Aコンバータ搭載

○ 512Byte EEPROM搭載

○ CAN通信対応(将来の拡張用)

○ メイン電源の容量不足時に使える補助電源搭載

○ ファームウェアの更新機能を内蔵 説明

モード名称

プリセッタモード

ライタモード

規定のコマンドとレスポンスのやりとりによりユーザシステムと通信し、

外部からマルチワーカーの操作を行うことができます。

ユーザシステム側のプログラム次第で、パラメータ設定器やデータロガー として利用するなど、幅広い応用が可能です。

ジェネレータモード メモリカードに保存された信号ファイル(.csv)を読み取り、任意のパルス 信号あるいはアナログ信号を出力することができます。

メモリカードに保存されたモトローラSフォーマットファイル(.mot)を読 み取り、ターゲットマイコンに対してオンボードでプログラムの書き換え を行うことができます。

(3)

2. 基本操作 2.1. キー操作

マルチワーカー本体には、4つの入力キーが付いています。

各キーの主な役割を以下に示します。

名称 ITEM CURSOR

INC ENT

2.2. 動作モード選択

マルチワーカー本体上部のスライドスイッチが「NORMAL」側に設定された状態で 電源投入すると、メニュー画面が表示されます。

メニュー画面から動作モードを選択後、各モードの動作が開始されます。

※CURSORキーとINCキーを同時に長押しすると、各モードからメニュー画面に戻ります。

マルチワーカー本体上部のスライドスイッチが「MAINT」側に設定された状態で 電源投入すると、ファームウェア更新用の画面が表示されます。(7節参照)

2.3. バージョン情報

メニュー画面でITEMキーを長押しするとバージョン情報が表示されます。

(画面イメージ)

役割

ページの切り替え、入力キャンセル 入力桁の移動、入力数値の減少 入力数値の増加、メニューの選択 入力確定

M u l t i W o r k e r V e r s i o n 1 . 0 0

「Presetter Mode」を選択

「Writer Mode」を選択

「Generator Mode」を選択

「Setting」を選択 メニュー

プリセッタモード

(3節参照)

ライタモード

(4節参照)

設定

(6節参照) ジェネレータモード

(5節参照)

(4)

3. プリセッタモード

本節では説明文に制御文字を使用しています。

各制御文字の値と意味は以下の通りです。

制御文字 値

STX 0x02 ETX 0x03 ACK 0x06 NAK 0x15 3.1. 通信フォーマット

調歩同期式シリアル通信のフォーマットは以下の通りです。

ユーザシステムとマルチワーカー間の通信はフレーム単位で行います。

ユーザシステムからマルチワーカーへの通信フレームを「コマンド」と呼びます。

マルチワーカーからユーザシステムへの通信フレームを「レスポンス」と呼びます。

通信フレームの基本形は以下の通りです。

STX CMD ETX BCC

※DATA部の長さはコマンドにより異なります。

通信フレームの末尾には誤りチェックのため1ByteのBCCを付与します。

BCCの計算方法は以下の通りです。

① BCC初期値 = 0 参考)C言語による記述例

② BCCにCMDまたはDATA部の1Byte分を加算 bcc = 0

③ BCCの符号を反転 for (i = 1; frame[i] != ETX; i++) {

④ ②③をDATA部の末尾に到達するまで繰り返す bcc += frame[i];

bcc = -bcc;

}

STX CMD ETX BCC

ユーザシステムからのコマンドを受け付けるとマルチワーカーはレスポンスを返します。

コマンド正常時は、レスポンスは「ACK」または「STXから始まるフレーム」です。

コマンド異常時は、レスポンスは「NAK」です。「NAK」を返す条件は以下の通りです。

否定応答 肯定応答

通信フレームの終わり 通信フレームの始まり 意味

パリティ ストップビット データビット

なし 1ビット 8ビット

9600/19200/28800/38400/57600/76800/115200/128000 [bps]

(※76800bps, 128000bpsは約-2.3%の誤差があります。)

ビットレート

計算範囲

DATA (n Bytes) DATA (n Bytes)

コマンド失敗 タイムアウト BCCエラー フレームエラー

NAK種別 条件

EEPROMまたはメモリカードの読み書きに失敗

「STX」から1秒以内にフレーム受信が終わらない BCCが異なる

データ長が長い、または短い データが設定範囲外

CMDの値が異常

(5)

3.3. コマンド一覧

CMD 0x41 0x43 0x4c 0x53 0x4b 0x44 0x57 0x59 0x50 0x51 0x52 0x55 0x56 0x54

3.4. コマンド詳細

本項では、各コマンドの詳細内容について説明します。

' 'で囲まれた部分は「文字」を、" "で囲まれた部分は「文字列」を表します。

通信フレームのDATA部はすべてASCIIコードの「文字」になっています。

通信フレームのDATA部に制御文字が入ってはいけませんので注意してください。

3.4.1. 全画面クリア

■説明

LCDの画面に表示されている文字をすべてクリアします。

■フレーム

STX 0x41 ETX BCC ACK

3.4.2. カーソル種別指定

■説明

LCDのカーソル種別を指定します。

■フレーム

STX 0x43 TYPE ETX BCC ACK

■パラメータ

名称 長さ[Byte]

メモリカード EEPROM

D/A カテゴリ

LCD

キー

時刻取得

メモリカードファイル1行読み込み メモリカードファイル全読み込み メモリカード読み込みファイル指定 メモリカード書き込みデータ送信 メモリカード書き込みファイル指定 EEPROM読み込み

EEPROM書き込み D/A変換

キー設定 文字列表示 カーソル位置指定 カーソル種別指定 全画面クリア 機能

RTC

コマンド レスポンス

コマンド レスポンス

1

説明 範囲

'0' - '2' '0'=カーソルなし

'1'=アンダーバーカーソル '2'=点滅カーソル

TYPE

(6)

3.4.3. カーソル位置指定

■説明

LCDのカーソル位置を設定します。

■フレーム

STX 0x4c Y X ETX BCC

ACK

■パラメータ

名称 長さ[Byte]

Y 1

X 1

3.4.4. 文字列表示

■説明

現在のカーソル位置から文字列を表示します。

文字列表示後、カーソル位置は自動的に文字列末尾に移動します。

■フレーム

STX 0x53 TEXT ETX BCC ACK

■パラメータ

名称 長さ[Byte]

TEXT 1 - 16

3.4.5. キー設定

■説明

キーのリピート時間と長押し時間を設定します。

このコマンドで設定した時間に応じてマルチワーカーからキーコードが送信されます。

■フレーム

STX 0x4b RPT HOLD ETX BCC ACK

■パラメータ

名称 長さ[Byte]

RPT 1

HOLD 1 レスポンス

説明 範囲

長押し時間 [100ms] '1' - 'F'

リピート時間 [100ms] '1' - 'F' コマンド

説明 範囲

表示する文字列

コマンド

説明 範囲

列番号 '0' - 'F'

行番号 '0' - '1'

コマンド レスポンス レスポンス

(7)

3.4.6. D/A変換

■説明

D/A変換を行い、指定チャネルに0Vから5Vの間で出力します。

■フレーム

STX 0x4b CH VAL ETX BCC

ACK

■パラメータ

名称 長さ[Byte]

CH 1

VAL 3

3.4.7. EEPROM書き込み

■説明

EEPROMにデータを保存します。

■フレーム

STX 0x57 ADRS WDATA ETX BCC ACK

■パラメータ

名称 長さ[Byte]

ADRS 4 WDATA 1 - 480

■注意

アドレス0000~001Fは使用しないでください。(マルチワーカーの設定が保存されています。)

3.4.8. EEPROM読み込み

■説明

EEPROMからデータを読み出します。

■フレーム

STX 0x59 ADRS SIZE ETX BCC STX 0x59 RDATA ETX BCC

■パラメータ

名称 長さ[Byte]

ADRS 4 SIZE 4 RDATA 1 - 512

レスポンス

説明 範囲

書き込み先頭アドレス "0020" - "01FF"

書き込みデータ コマンド

説明

読み込みサイズ "0001" - "0200"

読み込みデータ コマンド

レスポンス

説明 範囲

読み込み先頭アドレス "0000" - "01FF"

範囲

コマンド レスポンス

出力チャネル('0'がch1) '0' - '3' 変換する値 "000" - "FFF"

(8)

3.4.9. メモリカード書き込みファイル指定

■説明

メモリカードのルートディレクトリのファイルを書き込みモードで開きます。

「新規」を指定すると、新しいファイルを作成します。

「追記」を指定すると、既存のファイルの末尾から書き込みを始めることができます。

■フレーム

STX 0x50 MODE FNAME ETX BCC ACK

■パラメータ

名称 長さ[Byte]

FNAME 1 - 12

■注意

「新規」を指定したときに同名のファイルがある場合、既存のファイル内容は消去されます。

「追記」を指定したときに既存のファイルがない場合、レスポンスはNAKになります。

ファイル名の小文字は大文字に変換されます。(例: FileName.txt → FILENAME.TXT)

3.4.10. メモリカード書き込みデータ送信

■説明

メモリカードに書き込むデータを送信します。

■フレーム

STX 0x51 CLOSE WDATA ETX BCC ACK

■パラメータ

名称 長さ[Byte]

WDATA 1 - 512

■注意

事前に「メモリカード書き込みファイル指定」コマンドを送信している必要があります。

512Byteを超えるデータの書き込みは、複数のコマンドに分割して送信してください。

3.4.11. メモリカード読み込みファイル指定

■説明

メモリカードのルートディレクトリのファイルを読み込みモードで開きます。

■フレーム

STX 0x52 FNAME ETX BCC ACK

■パラメータ

名称 長さ[Byte]

FNAME 1 - 12 コマンド レスポンス

説明 範囲

'1'=追記

ファイル名(8.3形式)

コマンド

書き込みデータ

コマンド レスポンス

説明 範囲

レスポンス

'0'=新規 1

MODE '0' - '1'

説明 範囲

CLOSE 1 '0'=書き込み後、ファイルを閉じない '0' - '1' '1'=書き込み後、ファイルを閉じる

ファイル名(8.3形式)

(9)

3.4.12. メモリカードファイル全読み込み

■説明

「メモリカード読み込みファイル指定」で指定したファイルの内容を全て取得します。

■フレーム

STX 0x55 ETX BCC

STX 0x55 RDATA ETX BCC

■パラメータ

名称 長さ[Byte]

RDATA 1 - 512

■注意

事前に「メモリカード読み込みファイル指定」コマンドを送信している必要があります。

512Byteを超えるファイルは、複数のレスポンスに分割されます。

3.4.13. メモリカードファイル1行読み込み

■説明

「メモリカード読み込みファイル指定」で指定したファイルの内容を1行だけ取得します。

■フレーム

STX 0x56 LINE ETX BCC STX 0x56 RDATA ETX BCC

■パラメータ

名称 長さ[Byte]

LINE 8 RDATA 1 - 512

■注意

事前に「メモリカード読み込みファイル指定」コマンドを送信している必要があります。

512Byteを超える行は、複数のレスポンスに分割されます。

改行コードがCR+LFまたはLFであるファイルに対してのみ使用可能です。

レスポンスの中に改行コードは含まれません。

3.4.14. 時刻取得

■説明

時刻を取得します。

■フレーム

STX 0x54 ETX BCC

STX 0x54 YEAR MONTH DAY WEEK HOUR MIN SEC ETX BCC

■パラメータ

名称 長さ[Byte]

YEAR 2 MONTH 2

DAY 2

WEEK 1 HOUR 2

MIN 2

SEC 2

コマンド レスポンス

説明 範囲

読み込みデータ

コマンド レスポンス

説明 範囲

読み込みデータ

行番号 "00000000" - "FFFFFFFF"

コマンド レスポンス

説明 範囲

月 "01" - "12"

年("00"が2000年) "00" - "99"

日 "01" - "31"

曜日('0'=日, '1'=月, ..., '6'=土) '0' - '6' 時 "00" - "23"

分 "00" - "59"

秒 "00" - "59"

(10)

3.5. キーコード

プリセッタモードでキーを押すと、押されたキーのキーコードがレスポンスとして送信されます。

「リピート」はキーを押し続けている間、一定時間毎に繰り返し送信されるキーコードです。

「長押し」はキーを押し続けて一定時間経過後に1度だけ送信されるキーコードです。

リピート間隔と長押し間隔は「キー設定」コマンドにより変更が可能です。(→3.4.5 キー設定)

リピート間隔の初期値は300ms、長押し間隔の初期値は1000msです。

■フレーム

STX 0x4b KEY FLAG ETX BCC

■パラメータ

名称 長さ[Byte]

KEY 1

※KEYの値は下表を参照してください。白丸は押されたキーを表します。

ITEM CURSOR INC ENT KEY

○ '1'

○ '2'

○ ○ '3'

○ '4'

○ ○ '5'

○ ○ '6'

○ ○ ○ '7'

○ '8'

○ ○ '9'

○ ○ 'A'

○ ○ ○ 'B'

○ ○ 'C'

○ ○ ○ 'D'

○ ○ ○ 'E'

○ ○ ○ ○ 'F'

例)

リピート間隔300ms、長押し間隔1000msの設定でENTキーを押し続けた場合

キー情報 '1' - 'F'

FLAG 1

'0'=キーを押した瞬間

'0' - '2' '1'=リピート

'2'=長押し

説明 範囲

時刻[ms] 900 1000

KEY '8'

FLAG '1'

キーON

キーOFF

1200 '8' '1' '8'

'0' '1' '1' '2'

600 300

0

'8' '8' '8'

(11)

3.6. LCD使用例

例1)全画面クリア

STX 0x41 ETX BCC ACK

(画面イメージ)

例2)カーソル種別をアンダーバーカーソルに変更

STX 0x43 '1' ETX BCC ACK

(画面イメージ)

例3)カーソル位置をひとつ右に移動

STX 0x4c '0' '1' ETX BCC ACK

(画面イメージ)

例4)文字列"Multi Worker"を表示

STX 0x53 ETX BCC

ACK

(画面イメージ)

"Multi Worker"

コマンド レスポンス

コマンド レスポンス

コマンド レスポンス

コマンド レスポンス

M u l t i W o r k e r

(12)

3.7. メモリカード使用例

例1)ファイル"DATA.TXT"を新規作成し、データ「ABCD」を書き込み

STX 0x50 '0' ETX BCC

ACK

STX 0x51 '1' ETX BCC

ACK

例2)ファイル"DATA.TXT"にデータ「EFGH」を追記

STX 0x50 '1' ETX BCC

ACK

STX 0x51 '1' ETX BCC

ACK

例3)ファイル"DATA.TXT"を全読み込み

STX 0x52 ETX BCC

ACK

STX 0x55 ETX BCC

STX 0x55 ETX BCC

例4)ファイル"AAAA.TXT"を新規作成し、"XXX...X"を1030バイト書き込み (512バイトを超える書き込み)

STX 0x50 '0' ETX BCC

ACK

STX 0x51 '0' ETX BCC

ACK

STX 0x51 '0' ETX BCC

ACK

STX 0x51 '1' ETX BCC

ACK

例5)"XXX...X"が1030バイト書き込まれているファイル"AAAA.TXT"を全読み込み (512バイトを超える読み込み)

STX 0x52 ETX BCC

ACK

STX 0x55 ETX BCC

STX 0x55 ETX BCC

STX 0x55 ETX BCC

STX 0x55 ETX BCC

コマンド レスポンス

"DATA.TXT"

コマンド レスポンス

"ABCD"

コマンド "DATA.TXT"

レスポンス

コマンド "EFGH"

レスポンス

コマンド レスポンス

"DATA.TXT"

コマンド

レスポンス "ABCDEFGH"

コマンド "AAAA.TXT"

レスポンス

コマンド "XXX..." (1-512) レスポンス

コマンド "XXX..." (513-1024) レスポンス

コマンド "XXXXXX"

レスポンス

コマンド "AAAA.TXT"

レスポンス コマンド

レスポンス "XXX..." (1-512)

"XXX..." (513-1024)

"XXXXXX"

(13)

4. ライタモード

ライタモードは以下のマイコンで使用できます。該当しないマイコンでは使用しないでください。

○ RX220、RX621、RX62T、RX631

○ SH7137、SH7216、SH7286

○ H8SX/1527

4.1. メモリカード準備

ライタモードでは、書き込みファイル(.mot)と書き込み設定ファイル(.ini)が必要となります。

ファイル名は8.3形式にしてください。

motファイルとiniファイルは、メモリカードの「\MOTFILES」フォルダ内に保存します。

iniファイルは、以下のフォーマットに従いテキストエディタ等で作成してください。

行番号

3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13

例)

(CPU名記述例)

・CPU=RX220

・CPU=RX621

・CPU=RX62T

・CPU=RX631

・CPU=SH7137

・CPU=SH7216

・CPU=SH7286

・CPU=H8SX1527 IDCodeL=

エンディアン ユーザエリア 1

2

CPU=

CPUシリーズ名

指定しない場合は'='以降に何も入力しない ユーザエリアに書き込むmotファイル名

IDコード 上位8バイト IDコード 下位8バイト 0=Low, 1=High 0=Low, 1=High 小数第2位まで入力

9600 / 19200 / 38400 / 57600 / 76800 / ...etc ASync=

Boot=

Endian=

9600 / 19200

IDCodeH=

項目

ユーザブートエリア

0=LittleEndian, 1=BigEndian 記述方法

UserArea=

UserBootArea=

IDコードH IDコードL

モード端子WR-IO1 モード端子WR-IO0 周辺クロック逓倍比 システムクロック逓倍比 周波数

書き込み時ビットレート 接続時ビットレート

WR-IO1=

WR-IO0=

CKP=

CKM=

Xtal=

備考

指定しない場合は'='以降に何も入力しない ユーザブートエリアに書き込むmotファイル名

(14)

4.2. 画面構成

4.3. 画面操作

ITEM, CURSOR, INC, ENTキーの役割は「2.基本操作」を参照してください。

4.3.1. iniファイル選択

書き込み設定ファイルを選択します。

(画面イメージ)

4.3.2. motファイル確認

書き込みファイルを確認します。

表示内容が正しければENTキーを押し、書き込みを開始します。

表示内容が正しくなければITEMキーを押し、iniファイル選択へ戻ります。

(画面イメージ)

※iniファイルで指定されたmotファイルが見つからない場合、motFile NotFoundと表示されます。

4.3.3. 書き込み実行

ターゲットマイコンにプログラムを書き込みます。

下記画面が表示されたら書き込み完了です。

(画面イメージ)

. M O T

. M O T O K ユーザエリアファイル名

ユーザブートエリアファイル名

C o m p l e t e !

( P r e s s a n y k e y ) ライタモード

CURSOR+INC長押し

←書き込み完了後 ENT

「Writer Mode」

motファイル 確認

書き込み実行 ENT→

ENT→

メニュー

iniファイル 選択

W r i t e r / TTL or RS232表示

S e l e c t [ iniファイル名 ]

(15)

4.4. エラー

IDコードチェックエラーが発生しました。

Command Error コマンドエラーが発生しました。

Undefined Error 未定義のエラーが発生しました。

IDCode Error

IDコードの設定を確認してください。

Not Erase Error 未消去エラーが発生しました。

Program Error プログラムエラーが発生しました。

Select Error 選択処理エラーが発生しました。

Data Len Error データ長エラーが発生しました。

Address Error アドレスエラーが発生しました。

不正なmotファイルを書き込もうとしたときに表示される場合があります。

Erase Error 消去エラーが発生しました。

CKM or CKP Error 逓倍比エラーが発生しました。

Clock Mode Error 動作周波数エラーが発生しました。

Block No. Error ブロック番号エラーが発生しました。

Clock Mode Error クロックモード不一致エラーが発生しました。

Bitrate Error ビットレート選択不可エラーが発生しました。

Xtal Error 入力周波数エラーが発生しました。

Checksum Error チェックサムエラーが発生しました。

Device Error デバイスコード不一致エラーが発生しました。

Comm Error 通信エラーが発生しました。

Verify Error ベリファイエラーが発生しました。

ターゲットマイコンとの接続に失敗しました。

motFile NotFound motファイルが見つかりません。

motファイルが正しい場所に保存されているか確認してください。

iniFile NotFound iniファイルが見つかりません。

iniファイルが正しい場所に保存されているか確認してください。

ファイルアクセスに失敗しました。

Boot Error

モード端子の設定が誤っている可能性があります。

File Access Err

画面表示 説明

Storage NotFound メモリカードが挿入されていません。

メモリカードを挿入して再度ライタモードに入りなおしてください。

(16)

5. ジェネレータモード

ジェネレータモードでは、特定のピンから任意のデジタル信号あるいはアナログ信号を出力 します。デジタル信号は0V~ユーザVccレベルで、アナログ信号は0V~5Vで出力します。

各ピンの用途を以下に示します。

5.1. メモリカード準備

ジェネレータモードでは、CSV形式で記述された信号ファイル(.csv)が必要となります。

ファイル名は8.3形式にしてください。

csvファイルは、メモリカードの「\SIGFILES」フォルダ内に保存します。

csvファイルは、以下のフォーマットに従い表計算ソフト等で作成してください。

①1行目にはピン名称を記述します。

②2行目以降には出力する値を記述します。

 (デジタル信号の場合は0~1、アナログ信号の場合は0~4095の範囲内)

※出力データは最大1024行まで有効です。

例)

5.2. 画面構成

用途 AOUT1

アナログ信号出力 AOUT2

用途 名称

デジタル信号出力

AOUT3 AOUT4 名称

WR-TXD WR-IO1 WR-IO0 WR-RES

ジェネレータモード

CURSOR+INC長押し

※ITEM長押しでジェネレータメニューに戻る メニュー

ジェネレータ メニュー

出力設定

ファイル選択

/出力

「Setting」

「Output」

「Generator Mode」

(17)

5.3. 画面操作

ITEM, CURSOR, INC, ENTキーの役割は「2.基本操作」を参照してください。

5.3.1. ジェネレータメニュー

ジェネレータモードのトップ画面です。

「Setting」または「Output」を選択すると該当ページに遷移します。

(画面イメージ)

5.3.2. 出力設定

ジェネレータモードの設定画面です。

(画面イメージ)

項目 説明

OneShot 信号ファイルの始まりから終わりまでのデータを1回だけ出力します。

Loop 信号ファイルの内容を繰り返し出力します。

Time 信号ファイル1行分のデータの出力時間です。

5.3.3. ファイル選択/出力

ファイルを選択しENTキーを押すと出力を開始します。

出力を停止するには、もう一度ENTキーを押すかITEMキーを押します。

(画面イメージ)

※出力中は画面右下に「run」、停止中は「stop」と表示されます。

Mode

F i l e =

( )

csvファイル名

出力状態 G e n e r a t o r / TTL or RS232表示

S e l e c t [ メニュー ]

M o d e =

T i m e = ○ ○ ○ ○ 0 u s OneShot または Loop

(18)

6. 設定 6.1. 画面構成

6.2. 画面操作

ITEM, CURSOR, INC, ENTキーの役割は「2.基本操作」を参照してください。

6.2.1. ビットレート設定

プリセッタモードでの通信速度を設定します。

9600, 19200, 28800, 38400, 57600, 76800, 115200, 128000 の8段階から選択します。

ENTキーを押した時点で設定が反映されます。

(画面イメージ)

範囲

TTL / RS232C ON / OFF 0 - 99 [min]

9600 - 128000 [bps]

内容

時刻表示/設定 UART信号線設定 ボタン確認音設定 バックライト設定 ビットレート設定

ページ

時刻を表示または設定します。

シリアル通信の電圧レベルを設定します。

ボタン確認音のON/OFFを設定します。

LCDバックライトの点灯時間を設定します。

プリセッタモードでの通信速度を設定します。

1 . B i t r a t e [ b p s ] 変更前の値 → 変更後の値

設定

ITEM

ITEM

ITEM

ITEM長押し または ITEM

CURSOR+INC長押し

「Setting」

メニュー

ビットレート 設定

バックライト 設定

ボタン確認音 設定

UART信号線 選択

時刻表示

/設定

(19)

6.2.2. バックライト設定

LCDバックライトの点灯時間を設定します。

マルチワーカーを無操作の状態で設定時間が経過すると、LCDバックライトが消灯します。

0分に設定すると常時消灯、99分に設定すると常時点灯します。

ENTキーを押した時点で設定が反映されます。

(画面イメージ)

6.2.3. ボタン確認音設定

ボタン確認音のON/OFFを設定します。

ENTキーを押した時点で設定が反映されます。

(画面イメージ)

6.2.4. UART信号線設定

シリアル通信の電圧レベルを設定します。

ENTキーを押した時点で設定が反映されます。

(画面イメージ)

6.2.5. 時刻表示/設定

ページ遷移直後は時刻を表示します。

ENTキーを押すと時刻の設定を開始します。

(画面イメージ)

設定は「年」→「月」→「日」→「時」→「分」→「秒」の順で行います。

ENTキーを押すとカーソルが次の項目へ移動します。

「秒」の位置でENTキーを押すと設定が反映されます。

ITEMキーを押すとカーソルが前の項目へ移動します。

「年」の位置でITEMキーを押すと設定をキャンセルします。

2 . B a c k l i g h t [ m i n ] 変更前の値 → 変更後の値

3 . K e y p a d S o u n d 変更前の値 → 変更後の値

4 . U A R T L i n e 変更前の値 → 変更後の値

Y Y / M M / D D ( W W W ) h h : m m : s s

(20)

7. ファームウェア更新 7.1. メモリカード準備

弊社HP(http://www.hdnet.co.jp/catalog_multiworker.htm)からファームウェアファイル

「VER○○○.ROM」を入手し、メモリカードの「\ROMFILES\CLOVER」フォルダ内に保存します。

ファームウェアファイルの準備ができたらマルチワーカー本体にメモリカードを挿入します。

7.2. 更新

マルチワーカー本体上部のスライドスイッチが「MAINT」側に設定された状態で 電源投入すると、ファームウェア更新用の画面が表示されます。

(画面イメージ)

INCまたはCURSORキーで目的のファイルを選択し、ENTキーで更新を開始します。

下記画面が表示されたら更新完了です。

なお、更新後に各種設定が初期値に戻ることはなく、更新前の設定のままお使いいただけます。

(画面イメージ)

7.3. エラー

画面表示 説明

フラッシュメモリ関係のエラーが発生しました。

ベリファイエラーが発生しました。

ファイルリードに失敗しました。

ファイルオープンに失敗しました。

ファームウェアファイルが正しい場所に保存されているか確認してください。

ファームウェアファイルが見つかりません。

メモリカードを挿入して電源再投入してください。

メモリカードが挿入されていません。

Error: 数値 Verify Error File Read Error File Open Error Storage NotFound

File NotFound

F i r m w a r e U p g r a d e S e l e c t [ V E R ○ ○ ○ ]

C o m p l e t e !

P l e a s e P o w e r O f f

(21)

8. ハードウェア 8.1. ハードウェア仕様 項目

プロセッサ メモリ

D/Aコンバータ EEPROM RTC 圧電ブザー 電源 外形寸法 重量

8.2. 入出力レベル

VCC(V) MIN TYP MAX 3.30 3.15 3.30 3.45 5.00 4.75 5.00 5.25

3.30 2.00 - -

5.00 3.85 - -

3.30 - - 0.80

5.00 - - 1.65

WR-RES WR-IO0

WR-IO1 4.75 3.76 - -

3.15 2.80 - -

4.75 4.30 - -

WR-RES WR-IO0

WR-IO1 4.75 - - 0.44

3.15 - - 0.20

4.75 - - 0.20

(注1) VDDとは基板内でVCCから昇降圧レギュレータで作っている内部動作用電源電圧。

ROM:256K RAM:64K 説明

32ビット

外部I/F

使用環境 表示

湿度 20~80%(結露なきこと)

温度 5~35℃

CAN通信 RS-232C通信

ロジックレベルシリアル通信

他励振式

ボタン電池使用 電池寿命:約1年 512Byte

12bit 4ch

ポジティブタイプ液晶 バックライト付き 16桁x2行 キャラクタLCD

約200g

90(W) 140(D) 34(H)mm DC3.3VまたはDC5V

PARAMETER TEST CONDITION Ta=+5~+35℃

UNIT

Supply Voltage V

High Level

Input Voltage V

Low Level

Input Voltage V

WR-RXD

High Level Output Voltage

IOH= -12mA V

WR-TXD IOH= -100uA V

- -

2.46 3.15

Low Level Output Voltage

IOL= 12mA V

WR-TXD IOH= 100uA V

0.44 -

- 3.15

VDD (注1) V D/A Zero Scale

Voltage (0h) - 0.00 - V

D/A Full Scale Voltage (FFFh)

50kΩ Load時 -

VDD-0.3 VDD-0.1 AOUT1 - 4

(22)

8.3. 消費電力

VCC(V) MIN TYP MAX

3.30 - 57.70 -

5.00 - 36.00 -

3.30 - 75.20 120 5.00 - 46.20 80

3.30 - 0.25 -

5.00 - 0.23 -

8.4. ピン配置

8.5. 接続例

 記載している回路は接続の一例です。実際は、お客様の用途にあわせて回路設計してください。

Power

Consumption W

通常動作+バックライト点灯

PARAMETER TEST CONDITION Ta=+5~+35℃

UNIT

VCC Supply Current

通常動作 mA

mA

ピン番号 名称 ピン番号 名称

1 WR-RES 8 232-TX

2 WR-IO0 9 232-RX

3 WR-IO1 10 CAN+

4 WR-RXD 11 AOUT1

5 WR-TXD 12 AOUT2

6 GND 13 AOUT3

7 VCC 14 AOUT4

15 CAN- 機能 機能

CAN- BUS 3.3V/5.0V

相手が入力 相手が出力 CAN+ BUS モード設定0

モード設定1 相手が出力 相手が入力 GND リセット

D/A出力 12Bit分解能 0-5V

(23)

8.6. 注意事項

8.6.1. 補助電源について

 ・本体駆動電源はユーザシステムから5Vもしくは3.3Vを供給します。ユーザシステムの電源供 給能力が不足している場合や、消費電力の大きいメモリカードをご使用の場合のみ付属のAC アダプタを補助電源としてご利用ください。ACアダプタを補助電源としてご利用される際でもユ ーザシステムのVCCは接続してください。

8.6.2. シリアル通信の信号線について

 ・信号名称の先頭が"WR-"の5本については通常の5V/3.3Vロジック回路となっています。シ リアル通信を行う場合は付属のケーブル長(1000mm)を超えない範囲でご利用ください。付属 のケーブル長を超えて通信を行う場合はRS-232C規格の信号をご利用ください。

 ・WR-TXDピンの接続先ICのファンアウトは1ですのでご注意ください。

 ・メニュー画面の表示中にもシリアル通信の送信ポートから電圧が出力されます。シリアル通信 の送信ポートとはWR-TXDピンまたは232-TXピンのことを言い、UART信号線の設定により一方 が有効になります。

8.6.3. D/A出力について

 ・D/A出力はデータを波形化してオシロスコープ等で監視することが主な目的のため、ドライブ 能力は極端に低い設計となっています。オシロスコープのような高インピーダンス回路に接続 してください。

 ・ジェネレータモード時にD/A出力とロジック出力を混在させたときなど、クロック的な信号の エッジに同期したノイズがアナログ出力に乗ることがあります。

その様なときはユーザー側回路にてフィルター処理を行ってください。

ターゲット信号側(D/A出力ピン)だけでなくクロック側に数百ピコファラッドのコンデンサを 入れた方が効果が大きいことがあります。

8.6.4. RTCについて

 ・電池が切れたら本体裏面からケースを開け電池交換してください。

参照

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