【論 文】 UDC ;624
.
072。
33:624.
014.
2:624.
072.
2 :624.
075.
2 :624.
042.
7 :620.
1 日本建築学 会 構 造 系 論 文 報 告 集 第 363号・
昭 和 61 年 5 月鋼 構 造
ラ
ー
メ
ン
架
構
の
強
震 時
弾
塑
性
応 答性 状
一
柱
/は り耐
力
比 と高
さ方
向耐力
分布
が応 答
に与
える影 響一
正 会 員寺
本
隆
幸
* 正 会 員北
村
春
幸
** §1
序高 層 建 物の耐震 設 計に おい ては
,
地震 時に ラー
メ ン架 構の柱は弾 性に と ど ま りは りのみ が塑 性 化す る は り降 伏 型の架構を目指して設計さ れ ること が多い。
この よ うな は り降伏型架 構の弾 塑 性 応答性状は,
せ ん断 系モデル で は応 答に寄 与する柱の耐力余裕を評 価で きず, 柱・
は り 部材の弾塑 性 特 性 を考 慮 して各時 刻ごとに剛性マ ト リク スを変化させて解 析す るモ デル (以 下 曲げ系モデル と略 称す る)に よ り詳細な評 価が可 能 とな る。
部材レ ベ ル の弾 塑 性特性を考 慮した ラ
ー
メ ン架 構の弾 塑性応答解 析に より,
は り降伏型 架 構は はりの み が全 層 にわ たっ て弾 性化し やすく,
特 定 層へ の損傷集 中が生 じ 難く,
各 層の塑性履歴エ ネルギー
吸収能 力が有効に利用 でき る耐 震 的に優れ た架構である と 言 わ れて い る1〕。
はり降 伏 型架構が成 立 するた め に 必要な柱 部 材 とは り 部 材の曲 げ 耐 力 比につ い て は
,
3層骨組につ い て の小 堀 等の研 究4〕,
5 層 骨 組につ い て の秋山の 研 究e)等が挙げ ら れ る。
小 堀等は, 部 材の剛 性 分 布を弾 性 限 層 間 変 形が各 層で等 し くな る よ う に し,
部 材の曲げ強 度 分 布が適正弾 性 限 層せ ん断 強度に等し く,
部 材 端に Bi−
Linear型 履歴 特 性の弾 塑性ジョ イン トを持つ3
層等高 等 張 間 架 構モ デ ル を用い て, 構造物の基 本 固 有 周期に対 応する周波数域 の加 速 度 power が卓越する cosine 波 および地 震外乱を 入力と して弾塑 性 応 答 解析 を行っ た。 そ の結 果,
は り強 度 和 を 柱 強度和よ り小さ く,
柱・
は り強 度比 をO.
5−
0.
7程 度に と ることに より,
柱の応答は は り の応答に比 較し て十分制御す ることがで き る と して い る。
秋 山は, 塑性化が部 材 端のみに生 じ完 全 弾 塑性 型復元 力 特 性の塑 性ヒ ンジ を持つ, 5層
1
ス パ ン の骨組モ デル (1次 固有周期 1.
0秒の無 減衰 振動 系 } を用い て,1968
年 十 勝 沖 地震 の 八戸 記 録EW
成 分を入 力とす る弾塑性 応答 解 析 を行っ た。
最 適 降 伏 層せ ん断 力 係 数か ら得ら れ る 材 端 応力に等しく各 部 材 端の降 伏モー
メ ン ト比 率 を設 定し た骨 組を基 本と し, 柱強 度 を一
律に増大 させ た骨 組 * (株 )日建 設 計 構 造 部 長・
工修 * * (株 〉日建 設 計 構 造 部・
工修 (昭和 50 年8月 9日原 稿 受 理 ) の弾塑性応答 性 状よ り, 柱に多 小の塑性化を許 容し,
第 1層 柱 脚 固 定の場合の第 1層 を 除い て柱で吸 収され るエ ネル ギー
が その層で吸 収 され るエ ネルギー
の 0.
1以下 と な る こ と をは り降 伏型 がほ ぼ成 立す る条 件 とし て設定す れ ば,
基 本骨組の柱 強 度に対す る比率が1.
3倍 以 上の柱 強 度 が あればよいと述べ ている。
実 際の高層 鋼 構 造 建 物におい て
,
高 さ方 向に部材断 面 を変 化さ せ る場 合連 続 的に部 材耐力を変える ことは難し く,
通 常3
層を1
節と して段 階的に変化させ てい る。
結 果と し て,
こ の よ うな建 物の高さ方 向の耐 力 分布は不 運 続なもの と な り,
耐 力 が 急変す る層に損 傷 が 集 申す る可 能 性が あ る。
本論文は主とし て上記の高さ方 向 耐 力分布が不 連 続な 架 構におい て
,
柱 /は り耐力比が応 答にどの よ うな影 響 を与え る かを検 討す る もの である。
検 討 対 象は,
鋼 構 造 lO階建ラー
メ ン架構と し,
柱 ノは り耐 力比を変化 させ は り降 伏 型 架 構の性 状 を示すに必 要な柱耐力 値を検 討する と ともに,
高さ方 向の耐力 分 布 を連続 的分 布に加え て実 際の建物に通常用い ら れ る耐 力分 布 を含めて検 討する。
解析モ デルとし て は, 各部 材ごとに弾塑 性 特 性 を与えた 曲げ系モ デルを 使 用す る。検 討に用いるパ ラメ
ー
ター
とし て は,
1
) 曲 げ系モ デル と せ ん断 系モ デル による差 異 2) 柱 /は り耐 力比3) 柱
・
は り耐 力の高さ方向分布 4) 入 力 地 震波 と する。
ラ
ー
メ ン架構の応 答 性 状の評価尺 度として は,
塑性ヒ ンジの発 生 状況,
層 間 変 形, 層お よ び部 材の塑性率,
各 層の履 歴エ ネルギー
に よるが, 特定の層で地 震応答が大 き くな り応 答が集 中する (いわ ゆ る特 定 層すべ り)現象 を評 価する ため, 層間 変 形 変 化 率・
層 履歴エ ネル ギー
分 担 率を定義し検 討 を加え る。
§2
架 構の モデル化対象架 構は
,
鋼 構 造10
階建の純ラー
メ ン骨 組と する。
架 構は,
均等ス パ ン (6.
4m )均 等 階 高 (3.
8m
)とし,
負 担 重量 は単 位 床 面積 当た り 0.
6t/m2 と する。
一 57 一
NII-Electronic Library Service 魍 。,,
lfiEQQ16AQQI
R10967654321
図一
1 架 構モ デル 2−
1 無 限 均 等ラー
メ ン架 構モデル無限 均 等ラ
ー
メ ンを想 定すると, 水平力に対し て各は り は反 曲 点が中央 部に生じ,
柱に は軸 方 向 力は生じ ない。
この ため, 図一
1に示す よ う に 1スパ ンの 1/2架構を対 象と し て モデル化 するこ と が可能と なる。
解 析上の 自 由 度は,
各柱節点の水 平 移 動と回転角で あ り, 部 材 変 形は 曲 げ 変 形の み と し柱・
は り部 材の 曲 げ 剛性 (lc,
Ic)を 考 慮す る。 2−
2 部材の剛性・
耐 力検 討モデル に
一
般性を持た せ るた め,
部材の 断面 寸 法 を特 定 化す ること を避け, 新 耐 震 設 計 法による剛 性・
耐 力を曲げ剛性値・
曲 げ耐 力 値と し て持つ 部 材 を設 定 す る。
a 部 材 剛 性柱
・
は り部材の剛性は, 以 下の手 順に よ り求め,
表一
1
に その値 を 示 す。i
)架 構の必 要 層 剛性 (せ ん断バ ネ K‘)は,
設計層せ ん断 力 (
Q
‘)が作用 し た時の層 間 変 形 角が1
/200
に な るよ うに定め る。 表一
1 柱・
は り部材の剛性 床 位 置 〔Qit} 〔5L ) Ki (し!) 1じ/2 〔
4 } Iq 〔
り xlo4 ×10“ R 3
,
97 6、
51.
96、
8L.
99 lo 6.
31 10,
31、
91D.
83、
16 9 8.
25 13.
4 正.
91414.
13 8 9.
91 15.
11、
916.
94,
96 7 H、
33 18.
41、
919.
45,
67 5 1253 20,
31.
921.
46、
27 5 13.
51 22』 L923.
16.
76 4 L4,
35 23.
31、
924.
57.
19 3 14.
96 24.
31.
925.
67.
48 2 15.
39 25.
O1.
926.
37.
70 1一 58 一
表一
2 柱・
はり部 材の設 計応 力一
『
床位竃 (のWi Σ Wi 〔t )α
iAiCi’
Qi 〔の cM1 〔tm) GML 〔Im) R12.
5 12.
3 12,
50、
12.
580.
5166.
524.
6 1D12.
5 31.
8 25.
G0.
22,
05O.
41010.
339.
0 912.
5 45、
0 37.
50.
31.
790.
358 工3451.
0 812.
5 56.
1 50.
Do.
4L61.
32216.
16L2 712.
5 65.
6 62.
5O.
51.
4? 0.
29418.
47D.
0 512.
5 73、
7 75.
Oo.
6 旦.
36027220.
377.
4 512.
5 80.
4 97.
50、
71.
260.
25222、
083.
4 412、
5 86.
o lOO.
00.
81.
16O.
23223.
385.
6 312.
5 90.
5 1正2.
5D.
91.
080、
2艮524.
392.
4 212.
5125.
01.
0LO 旨0225,
095.
093,
7 1.
唱
ii
> 柱・
は り部 材の 断 面2
次モー
メン トを等 し く し て,K
‘を与え る部 材の曲げ剛 性を求め る。
b
部材耐 力柱
・
は りの降 伏 曲 げモー
メ ン ト(以 下耐 力と略 称す る〉 は,
以 下の手順で求め結 果を表一
2に示す。
i
) 新耐震設 計法の手 法に従いQ
‘を求め る。iD
柱の反 曲 点 を階 高 中央と して,
柱・
は り の設 計 曲 げモー
メ ン トC
。Mt ,
cM 、)を求め る。 【ii
) 必 要 保有 水 平耐力は,Ds
値 をo.
25 とする とQ
‘ の 1.
25
倍 とな る。
こ の事か ら,
最初に降 伏す る部 材 の耐 力はcMt・
cM 、の ユ.
25倍と する。
1階 柱 脚は 固 定 度を考 慮し て。M
、の1,
5
倍の耐 力とする。 以 上に より求め た部材を具 体 的な断 面に換 算す る と,
SS
41材で 中 層 部 は りWH −
700×200×12× 19,
柱ロー
500×500×16,
低 層部は りWH −
700×250×12×22,
柱 ロー
500×500×19程 度の断 面に対 応 する。
§3
解 析モデル 序で述べ た検 討パ ラ メー
ター
に従い, 表一
3に示 す 8 例の解 析モデル を設定す る。
3−1
せ ん 断系モ デル せん 断 系モ デル の置換せ ん断バ ネ (K
‘)は,
曲 げ 系 モ デル の設 計 荷 重 時 層 間変形 (δ‘)と層せ ん断 力 (Q
∂ よ り求め,降 伏 層せ ん断 力〔QSi
)はQ
‘の 1.
25倍と す る。 表一
3 解.
析モデル 耐 力の 分 布.
折勘 モ デ ル 架 構一
モ プ ル ・眦(
1黝
。
。
蹴1
梁 柱 梁酊 力 せ ん断系 M−
0 1.
25一
M−
1L251.
51.
2 連 続 的 曲げ系 M−
21.
251.
751.
5 M−
31.
51.
25o.
呂3 せ ん 断 系 M−
OA1、
25一
M−
IA1.
251、
5L2 1:デ1』
僕 状 rl柱げ 系 M−
2A1,
251.
751,
5 M−
3A 1.
51.
250.
83 N工 工一
Eleotronio Library表
一
4 せ ん断バネ {M−
0) 咄1鷹 Qi (t) δi ( 〕 Ki 〔t!cm〕 Qyi 〔の δyi ( ) R6、
51.
504,
298,
11、
88 1010.
31.
716.
0012,
82.
14 913.
41.
787.
5515、
82,
22 816.
11.
呂18.
9020.
正 2.
26 7lS.
41,
8310.
0523,
D2.
29 620.
31.
85n.
0225,
42,
31 522.
o1,
861L8127.
42.
32 423.
3L8612.
5329,
12.
33 324.
3L8113.
4630.
42、
26 225.
01.
2320、
3539.
11、
92 1 R10987654 0 10 20 30 40 50 降 伏層せ ん断力Qyi
(t ) 図一2
せん 断系モデル の降 伏 層せん断 力 分布 R10 降 伏 時 層 間 変 形 (δys)はQy
ノκt とし て求める。
それ等 の値を表一
4およ び 図一
2 に示 す。 3−
2 曲 げ系 連続 的耐力 分 布モ デル2
−
2で求め た部 材 耐力の 高さ方 向 分 布は,A
,分布に 従い連 続 的に変化 す る。
この耐 力 分 布の モデル を曲げ系 連 続 的 耐 力分布モ デル と呼ぶ。
柱・
は りの耐 力 (cMyt・
cMVt )は,
表一
2の cMt・
cMt の 1.
25倍を 最 小 値 と して,
柱/はり耐 力 比 (a)に応 じ下 記の ご とく定め る。M −
1で は,
α=
12cMyi
;
1.
2 GMSt,
cMyt=
=
1.
25
cMi
M −
2で は,
α=
LscMVt
=1.
5cMyt,
GMyi=1曾
25
cMiM
−3
で は,
a=
0,
83 (=
ユ/1.
2)cMyt
=
=1‘
2
cMyt,
cMyi=
1.
25 cM tな お
,
各モ デル の剛 性は系の 違い による地 震入力の変 動を避け る た め,
すべ て表一
1に示した部 材剛性を与え る。
3−
3 曲げ系 階 段 状 耐 力分 布モ デル3層ごと に段階 的に部 材 耐 力 を変化させ た モ デル を作 成 し
,
曲 げ系 階 段 状 耐 力 分 布モ デル と 呼 ぶ。
柱 /は り耐 力 比は, 3−
2と同 じであ る が,
耐 力の高さ方向の値は,
柱で1〜
3階・
4−
6階・7〜10
階,
は りで は 2〜
4階・
5〜7
階・
8〜
R 階が,
各々の最下 階の耐 力 値を持つ。
0 50 100 15 梁端曲 げ 耐 力 cMyi (tm) 図一
3 R 10 9 8 7 6 5 4 3 20110゜
1 凵 「 I I 」 1.
へ 1.
M−
3 17 ■一
.
.
M−
1圏
’
ヤ M−
2 1・
.
・
F 旧『
.
T M−
3A一
cMi ‘5
11 1 1 M
−
1A 4.
M−
2A 「団
」 11、
I I、
一.
1 1 1一
50 100 150 200 柱 頭・
柱 脚 曲 げ 耐 力 ⊂Myi (tm) 曲げ系モ デル の部 材 耐 力分 布図
一
3に曲 げ系モ デル の部 材 耐 力を示す。
階段 状 耐 力 分 布モ デ ル の耐 力値は,
連 続的耐力 分 布モ デル の耐力に 外 接し て よ り大きい値 となっ てい る が,
2・
4・
7階で の 耐 力 値が急変して い る。
§4
入 力地 震波入力 地震波と しては
,
人工地 震 波と観 測 地 震 波の計 4 波 を 採用す る。
人工 地 震波は
,
位 相特性と して宮 城県沖地震 (1978・
6・
12 )の東 北 大 学の記 録NS
成 分 を 用い,
加速 度 応 答 スペ ク トル {h ;
O.
05)の形状が新 耐 震設 計 法の第 2種 地 盤R
,曲線に一
致するよ うフー
リェ 級 数 値を収れ ん計 算で調整して作 成し た。
人工地 震 波の加 速度値は,
標 準 せん 断 力係数C
。=
ユ.
0に対 応し た値と し てい る。入力地震 波 形に よる差 異を見るために, 観測 地 震 波3 波を 選 び検 討 する
。
観測地震 波の最 大 加 速度値は,
周 期 10秒hi=
0.
5の 1質 点 振 子の最 大 速 度 応 答 値が50kine
にな る よ うに定める。
表一
5に入力 地 震 波 概 要 を, 図一
4に応答ス ペ ク トル を示す。 §5
静 的 解 析 と固有周 期 5−
1 静 的解析連続 的 耐 力 分 布モ デル (
M −
1〜M −
3)を用いて静 的 弾 塑性解 析 を行 う。
解析は荷 重 増分法により, 設計荷重の 1/80
の増 加ス テッ プで設 計 荷 重に 比例し た荷 重 を考え る。 図一
5に終 局時の塑 性ヒ ン ジ 発生 位 置と塑 性ヒ ンジ 発 生 時 荷 重を設 計 荷 重に対す る倍率で示 す。
同 図よ り, 柱耐力の大きいM −1 ・
M−
2は, すべ て の はり部 材端が 降 伏し た後に 1 階柱脚が降伏し終 局状態に達する。
柱 耐 力の小さいM −
3で は,
数 層の柱頭・
柱 脚が降 伏して終 表一
5 入力地震波 番 号 地 震 波 1 〔gal ) 人加 [1速度 馴 斤時 間 〔sec ) No.
1 人工 地震波 434 20 No,
2TOKYO 141 EW 1968.
7.
1430 1正 No.
3TH O30 NS l978、
5.
12312 20.
INo 4 TAFT EW l952
、
7.
215 里4 20一 59 一
NII-Electronic Library Service Sv 〔cm /sec ) 500 200 100 50 100
.
l
O.
5 1.
0 5.
O PERIOD (SEC ) 図一
4 入力 地 震 波の応 答ス ペク トル 局に至っ て い る。 終局時層せ ん断 力は,
設 計 荷 重に対す る 倍 率 で M−
1 が1.
28
倍,M −2
が1,
30
倍,
M −
3 が 1.
24
倍であ る。 柱 耐 力が大きい モ デ ル で は, 柱 耐力の 余 裕により若干終局 層せ ん断力が大き く な り,
柱耐 力が 小 さい場 合 は 柱 が 耐 力に達す る直 前のス テップで大 変形 を生じ て終局状態と なっ ている。
5−
2 固有周期 図一
6に せ ん断 系・
曲 げ系モ デルの 固 有 周 期 と 振 勤 モー
ドを示 す。 1次 固 有 周 期は1.
37
秒であ り,1〜3
次 の範 囲で は両モ デル の差は少ない。 な お,
曲げ系の各モ デル は同一
の部 材 剛 性を与えて いる た め 固有 周 期は同じ P’
1
−
3’
1E
「n1∵
9ri 、半
7−
↑一
.
,
…
6十・
.
1
,−
1
−
・
・
14
一
厂「
コ十・
!
・十
3.
8m1 ⊥.
M 1 荷祕 鱈’
1.
28倍 荷・
「11了・
ギ M−
2 M−
3 荷pfi倍 享 L.
30倍 iTfIT
,
1「1
、率 124T,
’
1
1.
175 1.
23ア5 1.
2375 1,
225。 ・
6
,{,。} Momen し 5_
亠
闇
」 図一
5 静 的解 析に よる終 局 時の塑 性ヒ ンジ 発 生状況一 60 一
2−
nd」
冖一
R3−
rd1
−
L1
−
st 10987 III一
.
.
一一
6.
一
一
=一
←一一一
一 .
一
_
一
一
」.
」
.
F
.
L
2仁II弄モ.
テ 5 IT=
1.
37II zT扁
0.
52 〔s郎 〕 41
,T=
D32.
3 鹽1・
lr:テ系r可」
匹
丁=
1.
371 2 zT=
D.
51 〔seじ〕 1 3T=
o。
31一
〇.
5 o。
o 0.
5 1』 1.
5u 図一
6 固有周 期・
振動モー
ド になる。
§6
弾 塑 性 応 答 解 析 §2,
3で述べ た 8 種類の解析モ デル を用い て弾 塑 性 応 答 解 析を行う。 振 動 自 由度は各 階 床 面 1自由 度と し, 10質 点 10自 由 度と す る。 せ ん断 系モ デル は,
Bi−
Linear型の復元 力特性の バ ネ を持つ もの とす る。
曲げ 系モ デルは,
各 架 構モ デルの部 材 剛 性・
耐力 を用い て各 時 間 刻み ご とに部 材の弾 塑 性 を 判 定し,
その結 果に応 じ 剛 性マ トリ ク スを作り か え,
部 材の弾 塑 性を考 慮し た弾 塑 性 応 答 解 析 を行 ゲ1−
9 〕。
な お,
部 材の曲 げモー
メ ン トー
材 端 回転 角の関 係は完 全 弾 塑 性 型 とし,
塑 性 域の広が りは 考 慮せ ず, 降 伏 耐 力 後の 2次 こ う配は弾 性 時の 1/loOと して い る。
ま た, 時 間 刻み は 1/100秒, 減衰は 剛 性 比 例 型 とし1次 固 有 周 期 に対して 2% と する。
入 力 地 震 波は 4波と す るが, 主と して人 工 地 震 波による各 架構モ デル の応答性状を検討し, 観 測 地 震 波につ い て は 階段 状 耐 力分布モ デル の応 答 計 算の みを行う。
6−
1 人工地 震 波による弾 塑 性 応 答 解 析 結 果 a 塑 性ヒンジの発 生 状 況と最 大 塑 性 率 図一7
に各 曲 げ系モデル の塑 性ヒ ンジの発 生 状 況,
各 部材 端の最 大 塑 性 率 (μm )およ び各層の最 大 塑 性 率 (μ) を示す。
図一
8に各 部 材の Ptthの分 布 を示す。
各 部 材の μ溝 は,
部 材 が 逆 対 称 変 形 と するとして求 め た曲げ耐 力 時の部 材 端回転 角に対する応 答 最 大 部 材 端 回 転角の 比率と し て算 定す る。
各 層の μ は,
曲げ系モデ ル で は厳 密に は定め難いが,
便 宜 的にせ ん断系モ デルの 降 伏 層 閤 変 形 (δ。∂ に対す る 応答 最大層間変形の比率 と して求めて いる。
連続 的 耐力分布モ デルM −
1〜M −
3の塑 性ヒンジ発 生 状況 をみ る と,
柱 耐 力 がは り耐 力 より大 きいM −
1・
M−
2で は は り端 部に塑性ヒ ンジ が 全層に わ た り生 じ て い る。 は り端の 塑 性 率 μm は, M−
1 で 1,
58−
3.
37,M −2
で1,74− 3.
50であり両 者の差は少な い。 柱 耐 力の 余 裕 度の少ない M−
1で は,一
部の層の柱脚 ま た は柱 頭 N工 工一
Eleotronio LibraryR ユo 9 L2 M
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351.
70−
tlr2〕 l z 図一
7 塑 性ヒ ンジの発 生 状 況 と塑 性 率 M−
2A ) ) L 4.
1.
1.
7.
1.
5.
MF3A tO 連 続 的1耐 力 分布 はり端 RO9876543誕
℃ 1 部 材の塑「
ltl率μ m I箸∫殳オ犬1旬’
t プ, 分Aゴ 6よ @ト)端
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一
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剥 ゙の 塑 性 率 μm図
一8
@ 続的 力 布 柱 ・ . Oge7654 32to 20 4D 60 巳0
部 の塑 率 m 段 耐 分 頭 柱 脚 RlO9 7 6543 2
2
ρ
4 ρ
O
巳
0
剥 Y
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− 3A<TAB><TAB>.<TAB>〕 一一<TAB>
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−
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’一’ 、<TAB><TAB><TAB>
各材端 の 塑 性率 分布 に
塑
性
ヒン
ジが発生
し て いる
が,柱 端 の 性 率Pm
は1
.25
〜2 .39 とはり 端幽 に比 しや 小さ な値 とな
っ て い る 。 柱 耐力の大 きい( α=
・1
5
)M
− 2 で は, 柱 は弾 性 域 にあり 塑 性ヒ ン ジ は生
て いな い。 柱耐
力 がはり
耐力
よ り 小 さ いM
−3で
は,1 階 頭 を除き全 層の 柱頭・柱 に 塑 性 ヒ ン ジが 発生 し,
はりは
弾性
に と どまって い る 柱端 の μ 鎚 は,
L25
〜5 .36
で あり下層 部の
2
6 階
で4
以 上 の 値となっ て い る。階段状耐力分 モ デ
ル
M
−IA
〜M− 3A の 塑性ヒン ジ 発生 状況を
ると
,柱耐力が
は り耐力よ り大 き いM
− lA ・M
−2
ナ
はは り 端 の塑 性ヒ ン ジ は2
−9
階に
生じて お り,材 塑 性率Pmは
両モ
デル共
同程
度の値である 。 M −IA
で は,
4
所 の柱頭また は柱 脚に
塑性ヒンジ
が発 生 している が そ の勘はL〜
2
.35
で あり は り端の 値(
μm
・ =1 .51
−3
82
)に
比しやや小さ
な 値である 。柱 耐 力に 余 裕のあ M −2A
で は,柱に塑
性ヒン ジは 生じ てい
ない
D 柱耐 力が はり 耐力 より 小 さい
M−3A
で は,
1階柱
脚お び 2〜
8階の 柱頭 ・柱脚 に塑
性ヒ ン ジが発
生しており, はり
弾 性域 にある 。 特に耐 力 が急 変 する2
・4 ・7
階に いて 柱端のμm
が 大き
く,
2階
柱脚で5
.88
,4
階 柱 脚 で7
.43 ,
7
階柱
脚で
4.15 で
あ る 。これ 等の 階で
は柱頭柱
脚とも に 同程 度の塑性率 で あり ,ほか の 階 では μ ヘネ 下 の値と小さ く,2
・4
・7
階の
塑 性 化 が進 行し たこ とがわ か る 。 ま た ,M −IA
−M
−3A
に共 通し て9
− 階 では, 層と して の耐 力余裕が大き く,性
ど
NII-Electronic Library Service
b
履 歴エ ネルギー
によ る評 価 多 質 点 系にお け る 運動方程式 は 次 式の よ うに書ける。
[
M
]{謝十[C
]i
訟}十IF
.]}=一
[M
]11
}X
α,〕 こ こ に,
[M ]:質 量マ トリ クス [C ]:減 衰マ トリ クスIF
.“:層の復 元 力ベ ク トルlxl
:質 点の水 平 変 位ベ ク トル Xαm :入力地震 動の加速 度 である。
上 式の両 辺に1
制碗 を乗じ て積分す るこ と に よ り,
時刻t
に お けるエ ネル ギー
バ ランスを示す式が得られ る。
す な わち,blSt
[鵬 ・ズ
聞
・]keldt
+∬
剛 漱一
イ
剛 醒]騰 ・d
ε 上 式 中の各 項は 以下の よ うに解 釈され る。 左辺第 1項 :運 動エ ネル ギー
(叺 ) 左 辺 第2項 :粘性減 衰に よ り消 費され た減 衰エ ネル ギー
(w
,) 左辺第 3項 :塑性 履歴エ ネル ギー
(嫣 〉と弾 性ひず みエ ネル ギー
(肌 )との 和で ある履 歴 エ ネル ギー
(肱 =Wp
+ 耽) 右辺 :地 震 動に よ る系へ の入力エ ネルギー
(E ) 肱 につ い て は,
時刻t
にお ける弾性ひずみ エ ネル ギー
を含ん でいる が, こ こで は近似的に履歴エ ネルギー
を表す もの と み な し,
以降に おい て履 歴エ ネル ギー
と呼 ぶ。 履 歴エ ネル ギー
は,
各 層の復元 力と層 間変形よ り計 算し,
そ の和を系全体の履 歴エ ネルギー
と す る。
上 記エ ネル ギー
諸量 を計 算し た結 果を,
時刻 歴 と して 図一
9に示 す。 図 中 下よ り減 衰エ ネル ギー
, 履 歴エ ネル E:T 凶,
.
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o0 2 46 6 10 12 14 16 18 20 1嗣E 匸5ec , 図一
9 各 解析モデル のエ ネルギー
の時 刻 歴 ギー,
運 動エ ネルギー
を示 し,
和の形で入 力エ ネルギー
を表 現して いる。 同 図に は,
3タ イプの架 構モ デル の 値 を 重ね書 き して い る が,
M−1 ・
M−
2お よ びM −
1A・
M−
2A に は ほ と ん ど差が な く,
点線で表示し たM −3
お よ び M−
3A が多 小の差 を 生 じて いる 程 度で あ る。
ま た,
高 さ方 向 耐 力分 布 形の違いに よる差 も少ない。 系へ の入 力エ ネル ギー
につ い ては,
系の1
次 固有周 期,
総質量,
最 小 降 伏せ ん断 力 係 数が等 しい場合に は一
定 値であ る と いわれて いる が5〕,
本 解 析に おいて も各モ デル に よ る 入 力エ ネル ギー
は ほ ぼ同一
であ り,
この事が認め ら れ る。
図一
10に階 段 状 耐 力 分 布モ デル M−
IA〜M −3A
にっ い て, 履 歴エ ネルギー
の時 刻 歴 応 答を各 層で分 担す る層 履 歴エ ネルギー
に分 割して示す。
前述の よ うに,
各モデ ル とも 全 体の履 歴エ ネルギー
は ほ ぼ等し い が,
柱 /はり 耐力 比の違い に よ り各 層へ の履 歴エ ネルギー
の集 中 度が 異なっ ている。M −
3A で は,
耐 力が急 変 する2・
4・
7階 の履 歴エ ネルギー
が他 層に比 し大き く, 他 層で の値はM −IA ・M −2A
に比し小さ く なっ ている。
こ の傾 向 を把 握す る た め, 最 終 時 刻にお ける各 層の履 歴エ ネル ギー
の全体に対する分担率を求め図一
11に示 す。
柱耐 力が は り耐 力よ り大きいM −
1・M −
2・M −
IA・
M−2A
は,
柱 /は り耐 力比・
耐 力分布形によ らず同様の 傾 向を示 している。 柱 耐力が は り耐 力よ り小さい場 合に は,
連続 的耐力 分布M −
3で は, 2階の値が 25% と 大き く上 層へ い くに従い減 少して い る。 階 段状耐力分布のM −
3A では,2 ・
4・7
階の分担率が大き く, こ の3
層に 全 体の履 歴エ ネルギー
の約 70 % が集ま り,
これ等の層 に損 傷が集 中 する こと が判る。 c 最 大 層 間 変 形,
最大塑性 率, 無次元化 履 歴エ ネル ギー
弾 塑 性 応 答 解 析において一
般 的に用い られ る評価尺度 で あ る層 間 変 形・
塑 性 率に加えて,
各 層の履 歴エ ネルギー
を無次元化し て評 価を行う。 最 終 時 刻で の 各 層の履 歴エ ネル ギー
(駄‘)を各 層の弾 性 限ひずみ エ ネル ギー
(W 。t)で除し た もの を 無 次 元 化 履歴エ ネル ギー
(μ。)と定 義し,
με= 肱 ノ2Wei
と する。
W
。tは, 便 宜 的に せ ん断 系モ デル の 降伏 層せ ん断 力 (Qyt
)と降 伏 層間 変 形 (・・. ,)・ ・
鑑 一
弖
Q
轟 とし て求め る。 前述の ご と く履歴エ ネル ギー
に は弾 性 限ひずみ エ ネル ギー
を 含めて い る ため,
μ。の値は 厳 密な 塑性履 歴エ ネルギー
に対して はO・
−O.5
の誤 差 を含む もの であ る。
一 62 一
N工 工一
Eleotronio LibraryENERG 、
「
「TM ] 20 10 OENERGY 〔TMl 20 10 M.
IAii−L−.
一.
.
.
一
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5 10 15TIME 〔SEC )20 FFF F ド FF 7654 3 21 ENERGY {
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10 FFFFFFF 765 4 32 !噐
罪
3F2F 正F 5 田 15TrME〔SEC)20 各層の履 歴エ ネルギー
の時 刻歴 図一
12に 最大 層間 変 形,
図一
13に層の最大 塑性 率 (μ), 図一14
に無 次 元 化 履 歴エ ネルギー
(μe)を示す。
これ等の図 中,
(a)は連 続 的 耐 力 分 布モ デル,
(b
)は 階 段 状 耐 力分布モ デルを示して いる。
図一
12〜
14に お い て, 柱 耐 力が は り耐 力よ り大き いM −
1とM −
2,M −
1 A とM −
2A は,
高さ方 向の耐 力 分 布 の影 響に よる多 少の差 異は あるもの の応 答 性 状の差は少 な い。
ま た,
せ ん断系モ デル と柱 耐 力が は り耐 力より小さい モ デル,
特に M−
OA とM−
3A は良く似た応 答性 状と なっ ている。
これ は,
せ ん断 系モ デルが各 層 独 立に降 伏す る 10 「e.
.
型粒1.
.
IIコ1ノ∫.
、
・
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.
.
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、
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鵬 川、
昜9
図一
11 全 体に対 する各 層の履 歴エ ネルギー
の牙担 率 タイプの モデル であり,
柱 降 伏 型 架 構 と同 様の特 性 を有 してい ること か ら当 然の こと といえ る。
連 続 的 耐 力 分 布モ デル で は,
最 大 層 間 変 形・
層の最 大 塑 性 率ともに,
すべ て の層で安 定し た (上 下 層 間での応 答 量の差 異が少ない)応 答 を示し て い る。
無 次 元 化 履 歴 エ ネル ギー
応 答で は, せ ん断 系モ デルM −
Oと柱降伏 型 モ デル M−3
が, 2階に おい て塑 性 域 応 答の繰り返 し に 起 因すると思われ るμ。
の値の増 大が見ら れ る。
階 段 状 耐力分 布モ デル で は,
柱 耐 力がは り耐力 より大 きい M一
ユA ・
M−2A
は連 続 的 耐 力 分 布モ デル と同 傾向 R 〔己
月IE続的1耐丿吩 A」
0 2 4 6 B lO l’
200 1/10D 1〜50 ‘〕 〔a}連緩的副 丿乃旆 1
・
110 D 12 3 4 5 〔a }連 統 的 耐 力 分 布 RlO 0 2 4 6 8 10 12 10 〔国 階段 快 耐 力 分一
h,
4 6 8 ]O l,
,
200 1ilOO 1/50「
〕 図
一
12 最 大 層 間 変 形 〔h}階 段 状 面け丿うナ布 1{ 1〔レ
0 1 2 3 4 図一
13 最 大 塑性 率 5 〔ト) 階 段 状 耐 力 分 竈1 RlO 0 2 B lO 12 図一14
無 次 元 化 履 歴エ ネル ギー
一 63 一
NII-Electronic Library Service 2
.
0 層 1.
5 間 変 LO 形 変 化0,
5 率 30 各 25原
羅
・・景
宰
15丿
)1。盆
率 (% ) 0.
83 1、
0 1.
2 1.
5 M−
3A M−
1A M・
2A 柱 /梁 耐 力 比 α 図一
15 層 間変形 変 化 率 RIo uR1 冂 1 2 3 亅o 5 R m 1 2 3 2 4 6 S 10 1 O.
83 1,
0 1.
2 1.
5 M−
3A M−
1A M−
2A 柱/梁血」力比 α 図一
16 各層の履歴エ ネルギー
分担率 10 の応答を示し ている。 せ ん断系モ デルM −
OA と柱 耐 力 が は り耐力よ り小さいM −
3A モ デル は,
耐 力が急 変す る2 ・
4・
7階におい て最 大 層 間 変 形・
層の最 大 塑 性 率と も に大き く な り,
履歴エ ネル ギー
も集 中し,
これ等の層 に損傷が集 中す ること を示 し て い る。
d
層 間変形変化率・
層 履 歴エ ネル ギー
分 担 率 階段 状耐力 分 布モ デル につ い て,
特 定 層へ の損 傷の集 中度合が柱/は り耐 力 比に より どの よ うに異な る か を見 る た めに, ある層の層間 変 形とそ の上下 層の層 間 変 形の 平均値との比率 (層 間 変 形 変 化 率と呼ぶ )および各 層の 履 歴エ ネル ギー
分 担 率を,
横 軸に柱 /はり耐 力 比を と り 図一
15・
16に示す。
図一
15 よ り, 柱 /は り耐 力 比が 0.
83か らL2
に変 化 する と層 間 変 形 変 化 率は大き く変 化 するが,
1.
2と1.
5 で の値は 1近 傍に あり変 化が少な い。
図一16
よ り, 柱 /は り耐 力 比が0、83
か ら1.2
に変 化 すると, 特 定 層 (2・
4・
7階 〉へ の エ ネル ギー
集 中 度が 減 少し,
L2 と1.
5の間で は変 化が少な い こと が判る。 これ等よ り,柱ノは り耐 力 比 が 1 よ り 小 さい モ デル (柱 降 伏 型 架 構 )で は,
耐 力が急 変する層に損 傷が集 中 する 傾 向が あり,
柱 /は り耐力 比 がL2 よ り大き い モデル (は り降 伏 型 架 構 )で は,
柱の耐 力 余 裕が特 定 層へ の 損傷 集 o 1 2 3 5 図一
17 観 測 地 震 波 に よ る 最 大塑性 率 Rlo2 46810L2 [, 24581012 図一
18 観 測 地 震波に よ る無次 元 化 履 歴エ ネルギー
中を妨 げ,応 答が平均 化され て い るこ と が う か が わ れ る。
ま た, 特 定 層の 損 傷 集 中 度 を 見る上で は層 間変形変化 率・
層の 履 歴エ ネル ギー
分 担 率と もに同様の 傾 向を示 し, 有効な評価尺度と な り得る と思わ れ る。 6−
2 観 測 波に よ る弾塑 性 応 答解析 観 測 地 震 波3波 を入 力 波 とす る弾塑性応 答解析を,
階 段状 耐力 分布モ デル につ い て行う。
a 入力エ ネルギー
の比較 人工地 震 波 を基 準と し た各 観 測 波の 入力エ ネル ギー
等 表一
も 人 工地震波を基 準と し た観 測地 震 波の入力エ ネル ギー
の 比 率 sv 人力エネルギー
履歴工勾レギー
SA!G (〆s〕 (%〕 (%}
Wh
〆
一
2We 〔% ) 人工地震波 0.
94 TOKYO 141 EW O.
88 THO30 NS
旨
0.
661
TAFT EW I O.
43 202188142921¢094i7046一
E〆2We4.
533,
382,
55L35 10075573013
.
29 10D2.
42 731.
53 50 。.
68…
21 ・ ・w・−
2.
ミ
去
・
Q・・・
…−
693・
5・・
SA〆G,
Svは T−
1.
37sεc の ときの応答スベ ク ト
,
Lfihロ
一
一
64
一
N工 工一
Eleotronio Library2
.
5 層 2.
0 間 変 形1.
5 変 化1・
0 率 o.
5 o一_
2nd FlQor へ、
一
4th F]oor \一一一一
7thFlOor N
黙
H r 怒 \ oTOKYO 141 ELS,\
△TH °3°讌
1
.
一
一
一一
l
i
強
こ・
図一
19 O.
S3 1.
0 1.
2 1.
5 M−
3A M−
IA M−
2A M /.
1」
さ1司 力比 α 観 測 地 震 波によ る層 間 変 形変化 率 の比率を表一
6に示す。 架 構モデル の 1次 固 有 周 期にお け る各入力波の応答ス ペ クトル値は,
人 工 波 を基 準 とし て TQKYO 141 波0,
94,
TH O30 波0.
70 ,TAFT
波0.
46で あ る。 系へ の 入 力エ ネル ギー
(E
) を弾 性 限ひ ずみエ ネルギー
(We)との比 率 (E/2
W。
)で表す と,
人 工波で は 4,
53で あり, 観 測 波で は人工波よ り小さ く 応 答ス ペク トル値に比して入 力 波 間の差が大きい。ま た,
履 歴エ ネルギー
は入 力エ ネル ギー
の傾 向と似て いる。
各 入力 波は,TOKYO
l41波 を除い て20 秒間の応 答であ り,
TQKYOl41
波のみ11
秒 間の応答を行っ て い る が,
入 力エ ネル ギー
等は観 測 波中TOKYO
141 波が最 大と なっ て い るeb
最 大 塑 性 率,
無 次 元 化 履 歴エ ネル ギー
図一17
に層の最 大 塑 性 率, 図一
18に無 次元 化 履歴エ ネル ギー
を示す。
TOKYO 141波は, 人 工 波 と 似 た 応答 性 状を示し,
入力エ ネルギー
が大きい た め ほ かの観 測 波 より塑 性 化が進 んでい る。TH
O30
波とTAFT
波は,
高 次 振 動モー
ドが影 響した と思われ上層部の応答量 が大 きいが,
応 答 値 自体は小さ い。
柱 /はり耐 力 比の影 響 を見ると, 柱 耐 力の大きいM −
1 A・
M−
2A に比 較して, 柱 耐 力の小さい M−
3A で は明 ら かに 2・
4・
7階での塑性化が多く, 人工波の場 合と同 様の応 答 性 状 を示して いる,
c 層 間 変 形 変 化 率 図一
19に,
層 間 変 形 変 化 率と柱/は り耐 力 比の 関 係を 示す。 同 図 より,
どの観 測 波において も柱/は り耐 力 比 が0.
83か ら1.
2に変ると大き く変化 す る が,
1.
2と1.
5 の間には大きな変 化が な い。
この傾向も,
人 工波による 場 合と同 様で ある。
§7 結 論新 耐震 設 計 法 に基づ い て部 材 断 面 性 能を定めた鋼 構 造
10
階 建架構モ デル の,
部 材の弾 塑 性 特 性 を 考 慮し た弾 塑 性 応 答 解析を行っ た。 主た る検 討パ ラ メー
ター
は,
は り降 伏 型および柱降 伏 型の 降 伏 特 性を与える た め の柱 / はり耐 力 比,
高さ方 向の耐 力分布形と して連 続 的 分 布・
階 段 状 分 布の 2種類, 入力 地震 波 4 波であ る。 本 解 析で対 象と し た架構は, 等ス パ ン等 階 高の 10階 建のみであり,
建物目重の影響を無視し,
地 震 時 柱 軸 方 向力も考慮して い ない等の限ら れ た条 件の モ デルで はあ る が, 弾塑性応答解 析の結 果よ り以 下の よ うな結 論 を得 た。
1} 柱 /は り耐力 比柱 /は り耐 力 比が 1
,
5の場 合には, 柱 材に は塑 性ヒ ン ジが発 生せず,
完 全な は り降 伏 型架 構と な る。
柱 /は り 耐 力比 が1.
2の場 合に は,一
部の柱頭・
柱 脚に は塑 性ヒ ン ジ を生ずる がその塑 性 率は小さ く,
層 間 変 形 変 化 率・
各層の履 歴エ ネル ギー
分 担率は柱/は り耐 力 比が 1.
5の モ デル と同 程 度である。
こ れ等よ り,
柱の耐 力 がは りのL2
倍 以上 あ れ ば,
架 構は は り降伏型性 状 を 示すとい え る。 し か し な が ら,
本 解 析では考慮して い な い要 素 (例 え ば,
柱 軸 方 向 力の変動, 鉄筋コ ン クリー
トスラブの効 果に よ る はり耐 力の上 昇, 斜め方 向地 震 入 力による 2軸 応 力,
シャー
パ ネル部 耐 力の影 響等 )は別 途に評 価 され る 必要が ある。
2} 耐 力の高さ方向分布耐 力の高さ方 向 分布が
Al
分 布に比 例して連 続 的に変 化する場 合に は, 応 答が特 定 層に集 中す ること な く安定 し た応 答 性状を示す。 こ の傾 向は, せん断系モ デル・
は り降 伏 型モ デル・
柱降 伏 型モデル に共通 して い る。
そ の 理由は,A
,分 布が最 適 層せ ん 断 耐 力 分布に近 似し たも の で あ り, 各層が ほ ぼ一
様に塑 性し架構全体でエ ネル ギー
消 費が行わ れる た め と思わ れ る。
実際の建 物を想定し た階 段 状に高 さ方 向 耐 力 が 分 布す る場合に は, 耐力が不 連 続な層に応 答が集 中する傾 向が ある。
はり降伏型架構で は,
柱 耐 力の余 裕に よ り応 答の 平 滑 化が行わ れ,
連 続 的 耐 力 分 布に比し や や応 答 量は大 きい も の の全体と しては ほ ぼ安 定 した応 答 性 状 を示す。
一
方,
柱 降伏型 架 構では特 定 層の増 大する変 形 を止め る 要素が な く,
耐 力が不 連 続な層の応 答が大き く な る。3
} 層 間変形変化率・
層 履 歴エ ネル ギー
分 担率特 定 層に損 傷が集 中す る応 答を評 価する手 法と して
,
層 間変形変化 率 (その層の 最 大 層 間 変 形の上 下 層平均値 に対す る比)お よ び層 履歴エ ネルギー
分 担 率 (その層の 履 歴エネル ギー
の全体に対する比)を定 義し,
検 討を行っ た。
両者と も似た傾向を示し,
特に層 間 変 形変化率は簡 便で有 効な手段で あ る と思わ れる。 以 上,
限ら れ た解 析 例で はあるが,
鋼 構 造 中層ラー
メ ン架 構の降 伏 性 状の 検 討と応 答の安 定 性 評 価につ いて,
一
つ の試み を行っ た。な お
,
本 研 究 を進め る に あ た り(株 )日建 設 計 東 京本社 構 造 部の諸 氏に御 協 力を頂い た。 こ こ に記して感 謝の意 を 表 す る次 第である。
一
65
一
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UDC :624
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072.
33 :624.
014,
2:624.
072.
2 :624.
075.
2 :624.
042.
7:620.
1
THE
INELASTIC
RESPONSE
OF
STEEL
FRAMES
SUBJECTED
TO
STRONG
GROUND
MOTION
− Effect
of the column /girder
ratio and verticaldistribution
of strength一
by TAKAYUKI TERAMOTO
,
Chief Strucヒural Enginee 【,
Nikken Sekkei Ltd
.
and HARUYUKI KITAMURA,
St【uctuial Engineer
, Nikken Sekkei Ltd
,
,
Members ofA
,
1,
J,
The
inelastic
response of lO story steelframes
designed
according to theJapanese
Building
Standard
Law
wascarried out
.
when subjected to strong ground motion.
In
the analysis,
the elasto−
p置astic propertY of each columllor
beam
Was takeninto
account.
The
parameters of the analysis were the column /beam strength ratio (strong col ロmn /weakbeam,
or inverse)and the verticaldistribution
of each membe ゼs plastic moment capacity.
Using
the results of the analysis
,
the yie互ding
property of steelframes
and the stability of response values wereexamined