Author(s)
金城, 一雄
Citation
沖縄大学紀要 = OKINAWA DAIGAKU KIYO(13): 131-149
Issue Date
1996-03-01
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12001/5813
大阪の人口動態と家族形態の変化
金城一雄 I・大阪府の人口動態 1・大阪府の人口の推移 大阪府の人口は、第1回の国勢調査報告が行われた1920年には259万人で あったが、以後都市部を中心に人口流入が続き、1930年には354万人と増加 し、また1930年以後は東京を上回る流入超過(1)が続き、1940年には第1回「国 調」時の185倍の479万人に増加した。しかしその後は、戦時体制が深化する につれて人口流出が進み、1944年には441万人(2)に減少した。 (1)総理府統計局『人口移動』幅和55年国勢調査モノグラフシリーズNO2),日本統計協会、1984年、8項。同10 ~11項の表1.21都道府県別流超過数と流出超過率」(大正9年~昭和30年)。 (2)総理府統計局「昭和19年人口調査、集計結果摘要j1977年、1項。終戦直後の1945年の人口I土、戦表,、大阪府の人口及び人口増加率の推移
争の影響により280万人と激減した が、戦後復興に伴い1950年には386 万人、1955年には462万人と戦前 後期の人口水準に回復した。以後は、 1950年代後半期からのいわゆる「高 度経済成長」に伴いほぼ1o年間にわ たって各年20万人前後の人口増加 が続き、1958年には500万人を超 え、1963年には600万人を、1967 年には700万人を超えた。しかし、 その後の人口増加は鈍化の傾向を示 し、1970年762万人、1975年828 万人、1980年847万人と推移し、 そして’988年の875万人をピーク 資料)総務庁統計局『国勢調査報告』 131 年次 人口総数 (人) 増加数 (人) 増加率 (%) 050505050 223344556 999999999 111111111 5 6 9 1 05050 77889 99999 11111 727468786905656 M筋ⅢⅣⅡ冊Ⅲ釦河川組肥判Ⅲ則 り2J2Jyj99y,2922 790720784708384 854990510527763 505278865662467 yy,922292222J22 233442345678888 5572891831519l 加川脂門川Ⅱ別捌判別判肥例佃 2922J2JJ,293J, I0752616238446 78599568565996 44749078196ll y2 2 11 1 27456772956338 ●●●●●●●●●●●●●● 85111799048220 1121431121に、翌1989年には戦後はじめて人口が減少した。以後は各年減少が続いてお り、1993年の大阪府人口は872万人である。 2.人口増減率 人口増減率の推移をみると、戦前期の1920年から1940年までの各5年間 は10%から20%を超える増加率であったが、1940年~1945年の5年間は戦 争遂行の影響により416%減と大幅に低下した。逆に終戦間もない1945年~ 1950年の人口増加率は、復員、海外からの引き揚げ等による人口流入と高婚姻 率、高出生率等により37.7%増と、東京都の80%増に次いで大幅に上昇した。 同期間の全国の人口増加率も156%と戦後期間において最も高い増加率であ り、またその理由も全国ほぼ類似的である。しかし、大阪府の場合は戦前後期 の疎開等の理由により流出した人口の還流の影響も大であったと考えられる。 1950年~1955年の人口増加率は197%で前期と比べて大幅に低下する。これ は前述の終戦関連に伴う大量の人口流入が鈍化したことによるものと考えられ るが、何よりも前期の特異な増加率が戦前後期の極めて少ない人口との対比に おけるものであったことによる。以後の人口増加率は、1955年~1960年が東 京都の205%に次ぐ192%、1960年~1965年が神奈川県の287%次いで 20.9%といずれも全国2位の高率であった。上述の1955年~1965年の期間は 周知のように高度経済成長期であり、東京、大阪等へ若年層を中心とした労働 者が大量に吸引された時期でもある。しかし、東京都への吸引力は人口動態で みると1955年~1960年期がピークであり、1960年~1965年期以降は神奈川、 埼玉、千葉等の首都外周県の人口増加率が顕著となり、東京都の人口増加率は 急激に低下した。同様に、大阪府の人口増加率も東京都程の急激さは伴わない が、1965年~1970年には145%増と前期比で6.4ポイントも低下し、以後は 1970年~1975年86%は増、1975年~1980年、1980年~1985年は共に23% 増にとどまり、人口増加率の伸びは急速に低下していった。1985年~1990年 の5年間の増加率はわずかに08%増であり、1989年以降の各年次の増加率は マイナスに転じている。 132
3.自然増加と社会増減 戦後の大阪府の人口動態を自然増減と社会増減に分けてその推移をみると、 1950年~1955年の自然増加数は25.8万人、増加率は67%、1955年~1960 年は自然増加数26万人、増加率は5.6%である。1950年~1960年の大阪の自 然増加率は全国的にみても必ずしも高くはない。これは、東京、大阪等を中心 とした都市圏において1950年代前半期よりすでに他地域に先んじて出生率、 死亡率等の低下(とりわけ出生率の低下)が進行していたことと関連する。し かし、1960年~1975年までの各5年間は、自然増加数は44万人、58万人、 66万人と増加し、増加率も80%、88%、86%と高位に推移する。この間の 大阪府の自然増加率は全国的にも高位に位置するが、これは大阪を含む都市圏 で結婚、出産適齢期の青年層の人口が相対的に膨らみ、非都市圏の地域では逆 に青年層が相対的に減少したことと関連する。1975年以降の大阪府の自然増加 率は、出生率の低下を反映して、1975年~1980年5.2%増、1980年~1985 年3.6%増、1985年~1990年2.6%増、1993年0.34%増と推移し、増加率の 幅は縮小し続けている。一方、社会増減の動向をみると、1950年~1955年76 万人、1955年~1960年89万人、1960年~1965年は115万人の社会増加が あり、増加率も130%、135%、12.9%と高位に推移した。 図1.人口増加率の推移一大阪府 (%)505050505050 443322LL00、仏 ]q万田W田田】mD61mB6466667B6919mnZB汎石乃77Bpm8081m8B84団86878889~ へ86へ57-$へ69へ60へ61へ巴へ63へ64戸咽5窃-67-58へ69へiDqiへTへB-\l-q5罰へWへ98二99-mへ81へ巴へBへ84二咽へ86へ87へ88へ89mm 資料)総務庁統計局『国勢調査報告』 -133-
これらの大幅な社会増加は主に若年労働力を中心とした生産年齢人口の大 量流入によるものである。このように、1950年から1965年までの15年間に おいては大阪府の人口は大幅な社会増加(流入超過)を示したが、しかし、1965 年以降その増勢は鈍化し、1965年~1970年の社会増加率は5.7%と大幅に降 下した。さらに第1次石油危機に遭遇した1973年には戦後初めて社会減少(流 出超過)に転じた。以降1993年までの各年次において0.13~0.62%の幅で流 出超過が続いている。 4.3大都市圏の人口 東京、大阪、名古屋の都市を中心とした半径50キロ圏内の人口動向を見る と、1955年の東京50キロ圏の人口は1,333万人、大阪50キロ圏は907万人、 名古屋50キロ圏は486万人であったが、1990年にはそれぞれ2,920万人、 1,621万人、843万人と増加し、35年間で東京50キロ圏が22倍、大阪50キ ロ圏が18倍、名古屋50キロ圏は1.7倍に増加している。全国の同35年間に
表2.3大都市50キロ固の都DからのロロIE別人口増瀬:(%)おける人口増は137倍である
から、3大都市圏での人口増加 が顕著であったことがわかる。 なお、各50キロ圏人口の相対的 比重の推移をみると、名古屋50 キロ圏を1とした場合、1955年 には東京50キロ圏が274、大 阪50キロ圏が187であったが、 1990年には東京50キロ圏が 346、大阪50キロ圏が1.92と 変化しており、東京50キロ圏に おいてより人口集積が進行した ことを示している。 1955年以降の5年ごとの増 加率の推移をみると、1955年~ 3大都市圏50KmO~10~20~30~40~ 年次圏計l0Km20Km30Km40Km50Km 資料)総務庁統計局『国勢調査報告』 -134- 3大都市圏、 年次 50Km 圏計 0~ 10Km 10~ 20Km 20~ 30Km 30~ 40Km 40~ 50Km 大阪50,闇 1955~60年 1960~65年 1965~70年 1970~75年 1975~80年 1980~85年 1985~90年 東京501m圏 1955~60年 1960~65年 1965~70年 1970~75年 1975~80年 1980~85年 1985~90年 名古屋50km圏 1955~60年 1960~65年 1965~70年 1970~75年 1975~80年 1980~85年 1985~90年 080160063984619927306 ■●●●P●■ ■●□●巳●D B●●●●●● 403933280526550219543 121 1211 111 762375744553791835391 加姐288℃幻⑬訓毛毛も瓠も四⑬62℃01 595527083091174255389 ●●■●●●● 田渕蛇p73195232332439944 221 1221 381246371672377207112 3052854犯如皿”9887695186 1222 1111 804202740692524455796 ●●●●●ロ● ●●●●■■● ●●■■●●● 745316459394887767433 111 13421 823144133661209938548 09572233892609幻036431 2 1 112111960年は東京50キロ圏が185%、大阪50キロ圏が135%、名古屋50キロ 圏が109%の増、1960年~1965年は東京50キロ圏197%、大阪50キロ圏 169%、名古屋50キロ圏129%増と高い増加率であったが、その後は各50キ ロ圏の増加率は低下の傾向を示し、1970年~1975年には大阪50キロ圏、名 古屋50キロ圏の増加率が10%を割り、さらに1975年~1980年には東京50 キロ圏も10%を割るなど急速に低下した。そして、1985年~1990年には東京 50キロ圏が49%増、名古屋50キロ圏が3.6%増、大阪50キロ圏は全国の人 口増加率を下回り2.0%の増加にとどまっている。 3大都市50キロ圏の人口の全国人口に占める割合の推移を見ると、1995年 には東京50キロ圏が148%、大阪50キロ圏が、101%、名古屋50キロ圏が 5.4%であったが、その後はいずれの圏域においても割合は拡大し、20年後の 1975年には東京50キロ圏が22.1%、大阪50キロ圏が138%、名古屋50キ ロ圏が66%に増大した。しかし、1980年以降は大阪50キロ圏が若干縮小し、 名古屋50キロ圏が67~68%で横ばいに推移し、1990年の大阪50キロ圏は 13.1%、名古屋50キロ圏は68%である。一方、東京50キロ圏は1980年以 降も割合を高め続けており、1990年には23.6%に達している。全国人口の約 4分の1近くが東京50キロ圏内に住んでいることになり人口の東京(周辺域) -極集中化が進行し続けていることがわかる。 3大都市各50キロ圏の内部を中心から10キロごとの同心円地帯に分けて、 それぞれの地帯における人口増加の推移を見ると、1955年~1960年に最高の 増加率を示す地帯は、東京圏では10~20キロ地帯、大阪圏、名古屋圏ではO ~10キロ地帯であり、その外側では都心からの距離が遠くなるにしたがい、人 口増加率は低くなっている。1960年~1965年に最高の増加率を示す地帯は、 東京圏では20~30キロ地帯に、大阪圏と名古屋圏では10~20キロ地帯に移動 し、1965年~1970年には、東京圏では30~40キロ地帯に、大阪圏と名古屋 圏では20~30キロ地帯へと移った。また、各圏とも最高増加地帯の内側では 都心に近づくにしたがい、外側では都心から遠ざかるにつれ、増加率が低下す る傾向にあった。特に東京圏の都心O~10キロ地帯では1960年~1965年にす でに人口減少に転化していた。また大阪圏ではやや遅れて1970年~1975年に、 135-
名古屋圏においては1975年~1980年に減少に転じた。このように、3大都市 圏では、東京、大阪、名古屋と時間的なずれはあるが、いずれにおいても人口 増加率の最高地帯が年次の経過に伴い外延的に広がり、逆にその内側での増加 率は低下の傾向を示す、いわゆるドーナツ化現象や都心の空洞化現象が顕著な ものとなった。さらに、1985年~1990年においても上述の傾向に大きな変動 はないが、東京圏、大阪圏のO~10キロ地帯では、さらに減少が続いている。
特に東京圏の同地帯においては前期の-17%をかなり上回る6.9%の減少を示
しており、首都圏での都心地域の空洞化がさらに顕著になっていることがうか がえる。 5.年齢構造 1990年の大阪府の人口8735万人を年齢3区分別にみると、O~14歳人口(年少人口)が150.4万人、15~64歳人口(生産年齢人口)が6348万人、65歳
以上(老齢人口)が84.3万人であり、それぞれ総人口の172%、72.7%、97%
を占めている。 この割合を全国と比べると、年少人口割合が10ポイント、老年人口割合が 23ポイント低いのに対し、生産年齢人口割合は3.2ポイント高い。また東京 都と比べると、年少人口割合は2.6ポイント高いが、生産年齢人口割合は14 ポイント、老年人口割合は03ポイント低い。 表3.年齢(3区分)別人口及び割合の推移-大阪府 資料)総務庁統計局『国勢調査報告』 -136- 年次 O~14歳 15~64歳人口65歳以上(75歳以上) (75歳以上) 1945 1950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 884,1581,812,443104,357 1,240,9782,472,696143,149 1,376,3113,054,114187,829 1,408,7513,861,837234,158 1,526,8234,826,846303,520 1,820,5835,406,092393,805 2,120,9925,652,511500,674 2,067,5835,783,300613,361 1,850,1796,093,737716,579 1,503,8856,347,525843,024 23,405 31,255 48,338 62,875 79,490 102,899 142,793 194,316 261,912 333,993 7713620237 ●●●●●●●●◆● 3344456789 7112593337 ●●●●□●●●●● 4460208802 6667776677 6286996432 ●●●●●●●●●● 1295235417 3322222222 8801247308 ●●●●◆●●●●□ 0011111233次に、戦後の大阪府における年齢3区分別人口の推移について、それぞれの 動向をみてみよう。 (1)年少人口(O~14歳) 大阪府の年少人口は、終戦年の1945年には88.4万人であったが、1947年 ~1949年のいわゆる「ベビーブーム」期を経て1950年には125万人に増加す る(増加率404%)。1950年以後の年少人口は、出生率の低下傾向等に伴い 大筋では漸増ないしは低下の傾向を示し、1970年代半ばから1980年代前半に かけての「第2次ベピーブーム」の200万人~220万人台を除くと、大かた140 万人~180万人台の間で推移している。 1950年以後5年毎の年少人口の増減率の動向をみると、1975年までは24% ~19.2%の間でプラスに推移しているが、それ以後はマイナスに転じ、1985 年~1990年期は18.7%の減少である。また'950年を基点に1990年までの40 年間の増加率をみると、年少人口の増加率は121%(1.21倍の増加)に止まっ ており、生産年齢人口(257%)、65歳人口(589%増)の増加率に比べて極 めて低いことがわかる。 人口総数に占める年少人口の割合の動向をみると、1950年322%、1970年 239%、1990年17.2%と推移し、前述の第2次ベピーブーム期を除くと低下 の傾向を示している。これを全国の動向と比べると、大阪府の年少人口割合は 1950年以降1970年までは全国の割合を4.6~0.1ポイント下回って推移してい たが、1975年、1980年には全国割合をそれぞれ18,09ポイント上回った。 しかし、1985年と1990年には再び下回り、全国割合よりそれぞれ02,10 ポイント低い。また東京都と比べると、大阪府の年少人口割合は1950年以降 1990年までの各年において0.5~38ポイント高く推移している。 (2)生産年齢人口(15~64歳) 大阪府の生産年齢人口の動向をみると、1950年247万2696人、1960年386 万1837人、1970年5406万人、1990年634.8万人と推移し、40年間で257 倍に増加している。 1950年以降5年毎の増加率をみると、1950年~1955年、1955年~1960 年、1960年~1965年の各5年期は、それぞれ23.5%、26.4%、25.0%と高位 137
に推移していたが、1965年~1970年は120%へと大きく降下し、さらに1970 年~1975年期には46%と-桁台に、1975年~1980年には戦後最低の23% に降下した。1980年~1985年は54%増と若干上昇するが、1985年~1990 年期には再び降下し42%に止まっている。 人口総数に占める生産年齢人口の割合の動向を5年毎にみると、1950年か ら1965年までは641%から725%の間で漸次上昇していたが、1970年は 709%、1975年には683%へと降下した。1980年は横ばいの683%・’985 年、1990年はそれぞれ70.3%、727%と再び上昇の傾向を示している。この 大阪府における生産年齢人口割合の年次動向は全国、東京都等と基本的には同 様の傾向を示しているが、大阪の場合には全国と比べると各年89%~39%の 間で高く推移し、東京都と比べると各年11%~33%の間で低く推移している。 次に、大阪府人口の約7割前後を占めてきた生産年齢人口を、15~29歳、 30~44歳、45~64歳に3区分して、それぞれの生産年齢人口に占める割合の 動向をみてみよう。15~29歳層の割合は1950年の445%から漸増し1960年 には483%とピークに達し、1965年には若干低下し480%であった。以後1980 年の32.4%まで低下の途をたどったが、1985年には320%と低下の度合いが 図2.生産年齢人口増加数に対する年齢区分別の寄与率の推移一大阪府 (%) 0000000000 0505 50505 211 一1122 』一一一 1955年1960196519701975198019851990年 資料)総務庁統計局『国勢調査報告』 -138-
鈍化し、1990年には第2次ベピーブーム世代がこの年齢層に移行したため、 337%と上昇に転じた。30~44歳層の割合は1950年の313%から漸減し1960 年には286%へ降下したが、以後は上昇を続け、1980年には第1次ベピーブ ーム世代がこの年齢層に移行したために390%と3区分では最も高い割合と なった。しかし、その後は反転し、1985年には35.8%、1990年には30.1%へ と低下し、3区分で最も高い割合となった。 なお、生産年齢人口の増加に対する上述の各年齢層の寄与率をみると、1950 年から1965年までは15~29歳層に因るところが大であったが、1965年~ 1975年期は30~44歳層が、1975年から1990年までは45~64歳層が最も大 きく寄与している。 (3)老年人口(65歳以上) 大阪府における65歳以上の老年人口の動向をみると、1950年14.3万人、 1960年23.4万人、1970年394万人、1980年613万人、1990年843万人 と推移し、1950年以降40年間で589倍に増加している。なお、75歳以上の 後期高齢者の人口も1950年の3.1万人から1990年には334万人に増加し、 40年間で10.68倍に伸びており、その増加率は老年人口総体の伸び率の2倍近 くに及んでいる。これは大阪府における高齢化がより深化していることを示唆 している。 人口総数に占める老年人口の割合の動向をみると、大阪府の場合は1950年 3.7%、1960年43%、1970年5.2%、1980年72%、1990年97%と推移し、 漸次高くなっている。老年人口割合の漸高化は全国的傾向であるが、大阪府の 割合は全国に比べて常に1.2%~23%低く推移し、年代を経るにつれてその差 は若干開く傾向にある。また東京都と比較すると1965年までは大阪府の割合 が03%~0.6%高かったが、1975年以降は逆に大阪府の割合が03%~08% 低くなっている。一般に老年人口割合は過疎iUlj或を多く抱える県で高く、大都 市およびその周辺県において低いのであるが、大阪府の場合もその傾向性が適 合する。 次に、老年化指数の動向をみると1950年115,1960年166,1970年216, 1980年297,1990年561と急速に高くなっている。全国の動向と比べると -139-
大阪府の方が常に低く推移してきたが、その差は年々開く傾向にある(1950 年-24,1970年-78,1990年-10.1)。これは上述の老年人口割合の相対 的低さと同様に大阪府の老年化状況の低さをストレートに証左するものでは必 ずしもない。大阪府の老年化速度は、1960年~1975年には全国より遅かった が、1975年~1980年期に速度を速め、以後は全国を上回っている。1990年の 大阪府の老年化速度は74であり、全国より09ポイント高く、また大阪府よ り常に高めに推移してきた東京都と並ぶものである。 II・大阪府における家族形態の変化 1.大阪府の世帯数の変化 戦後の大阪府の普通世帯数は、1950年87万世帯、1960年124万世帯、1970 年211万世帯、1980年260世帯、1990年294万世帯と推移し、1950年~1990 年の40年間で3.4倍に増加している。 1950年以降、5年毎に普通世帯数の増加率の推移をみると、1950年~1955 年は13.2%増、1955~1960年257%増、1960年~1965年は戦後最高値の 356%増であった。しかし1965年以降1980年までの各期の世帯増加率は、そ れぞれの前期比で10ポイント以上降下し、1965年~1970年は25.6%増、1970 表4.世帯数.世帯増加率・平均世帯人員の推移(大阪府) 世帯増加率 (普通世帯) 世帯増加率 人口増加率 世帯当 たり人員 普通世帯数一般世帯数 資料)総務庁統計局『国勢調査報告』 -140- 年次 普通世帯数世帯数一般世帯数 世帯増加率(普通世帯) 世帯増加率人口増加率 1世帯当たり人員 1920 1930 1940 699 952 029 ■夕ログ● 255 663 570 1 j % く 44 ■● 65 33 1.0 1.0 (%) 4.42(人) 4.49 4.46 1950 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 489866370 894547580 216799944 J0J999J,, 169001467 783816063 892614679 1122222 950116 992063 490598 9J,,9 270339 158583 546780 13,,‘ 122223 27666822 35556566 12321 73789578 ■●●●巴●■0 01111227 084703659 341642108 ●■●●●●●●● 444333332
年~1975年16.6%増、1975年~1980年は58%増と大幅な低下傾向を示した。
1980年~1985年、1985年~1990年は若干上昇し、それぞれ6.2%の増加率
である。 なお、世帯増加率と人口増加率の動向を対比すると、1950年~1955年は人 口増加率が65ポイント高かったが、1955年以降1990年までの各期間においては世帯増加率の方が常に高く推移している。世帯増加率と人口増加率が最も
高いのは1960年~1965年期であり、人口増加率209%に対し世帯増加率は
35.6%と14.7ポイント高い。これは同期における若年者を中心とする大量の労
働者流入に伴う単独世帯や関連世帯の創設に因るところが大であった考えて
よいだろう。1965年以降の人口増加率と世帯増加率の大幅な低下傾向、とり
わけ’980年代以降の-桁台への降下については既述のとおりであり、人口増
加率と世帯増加率の実数値のポイント差は縮まりつつあるが、しかし、両者の
増加率の相対比重においては世帯増加率の方が常に高く、経年毎にその傾向は
強まりつつある。これは上述の1960年代前半の原因とはやや異なり、主要に
若年及び高齢者の単独世帯の増加と出生率の大幅な低下に因るものと考えら
れる。 2.世帯規模の変化 (1)世帯人員別の世帯数曰本では、戦前期の1920年から戦後間もない1950年までは人員別世帯規模
の全てにおいて世帯数が増加していたが、1960年代に入ると小規模世帯が急
増を始めると共に規模の大きな世帯から順に世帯数が減少に転じ始めたこと
が報告(3)されている。 (3)総務庁統計局『世帯樹成とその地域特性』(BEI和60年国勢調査モノグラフシリーズNb9)日本統計会、1990 年15項。大阪府はどうだろうか。1955年の普通世帯の中でそれぞれの人員別世帯数の
占める割合をみると、最も多い(高い割合)のは4人世帯で188%、以下、3人
世帯、5人世帯、7人以上世帯、2人世帯、6人世帯(12.6%)の順であり、最
-141-も少ないのは1人世帯で割合も42%と極めて低い。しかし、1960年には7人 以上の世帯数は減少し、その割合も11.7%に低下する。しかも先述の報告のと おり、10人以上~7人世帯まで世帯人員の多い程にその減少率は高い。以下、 6人世帯、5人世帯も世帯数は増加するがそれぞれの割合は低下する。逆に4 人以下の世帯では、いずれの規模においても世帯数、増加率ともに上昇する。 とりわけ1人世帯の前年比増加率は著しく955%の増である。1970年代に入 っても3人世帯、2人世帯の普通世帯数に占める割合は横ばいであるものの5 人以上の各規模の世帯数割台は引き続き低下したが、新たに4人世帯の割合も 低下に転じ始めた。逆に2人世帯の割合は上昇し、1人世帯の割合は依然とし て上昇を続けた。3人世帯の割合は80年代に低下し、以後横ばいの数値であ る。これらの1人及び2人の小規模世帯の割合の上昇化と5人以上の相対的に 大きな世帯及び4人世帯の割合の低下傾向は1990年にも引き継がれ、世帯の 小規模化はますます進行しつつある。因みに1990年の大阪府の各世帯規模の 割合は、1人世帯246%、2人世帯210%、3人世帯185%、4人世帯23.9%、 図3.人員別世帯数の割合の推移 (%) 30 一一一一一「 ̄--- ̄T-----T-----エーーーーーT---- ̄可一一一一一可 人人人人 1423 25 一一一一一F-----十一二グー一一十一一一一一一r------I-----可一一 20 -----+----------+----- --+------1--- _ヨ 15 -し-----し-----十--- -----1-----ヨーーーーーヨ 10 -----L、ミ---L、ミ _上一一一一一」--= ̄= ----J 5人 5 6人 7人 1955年1960196519701975 注) 1975年までは普通世帯数に占める割合 1980年以降は一般世帯数に占める割合 資料)総務庁統計局『国勢調査報告』 -142- 198019851990年
5人世帯85%、6人世帯26%、7人以上の世帯10%であり、1人及び2人
の小規模世帯の割合は45.6%に及び、5人以上の比較的大きな世帯の割合は
11.2%に過ぎない。なお世帯の小規模化は全国的傾向であるが、1990年の大
阪府の各世帯規模割合は、全国と比べると4人以下の規模においていずれも全
国より高く、逆に5人以上の規模ではいずれも全国より低い。一方、東京都と
比べると、1人世帯の割合は東京都が113ポイントも高いが、他の世帯規模
ではいずれも大阪府の割合が高い。したがって大阪府での世帯の小規模化は全
国よりは進んでいるが、東京都程には進んでいないとみてよい。
(2)1世帯当たり人員1950年以降1990年までは大阪府の普通世帯1世帯当たりの人員の推移をみ
ると、1950年から1955年にかけては430人から448人へと018人増えた
が、以後は1960年414人、1970年340人、1980年316人、1990年289
人と漸次減少しており、世帯小規模化の進行が明確にうかがえる。1950年~
1955年の1世帯人員の増加については、先述のように同期間においては人口
増加率が世帯増加率を上回っていたことなどを思科すると、いずれも統計的に
は首肯しうる。大阪府の普通世帯1世帯当たり人員は、1950年以降1990年まで一貫して全
国より少ない人数で推移してきた。しかし東京都と対比すると、1955年まで
は東京都の世帯人員が若干多かったが、それ以後は大阪府の世帯人員の多い年
次が続いており、その差は開く傾向にある。したがって、ここでも上述(1)の
項と同様の指摘がなしうる。なお、1世帯当たり人員の減少化は後述の家族類型別の大方の世帯において
も進行しており、世帯の小規模化が広範に深化していることがうかがえる。
3.世帯の家族類型別動向(1)-股世帯の家族類型型
1960年から1990年までの30年間の大阪府における家族類型別の世帯動向
をみると、親族世帯は1149万世帯から2283世帯へと2倍に増加し、非親族
世帯は6.5千世帯から81千世帯へと1.3倍に、単独世帯は35万世帯から748
-143-…篝
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に)灘
万世帯へと21倍に増加している。3世代世帯は211万世帯から192万世帯 へと減少し(倍率09倍)ている。これらの各世帯の増加倍率を全国の30年間の 倍率と比べると、親族世帯と非親族世帯は大阪府の方がそれぞれ0.3,02ポイ ント高く、単独世帯では大阪府が0.5ポイント低い。 それぞれの家族類型別世帯の一般世帯に占める割合、そして各世帯増加率等 をもう少し詳しくみてみよう。 親族世帯の一般世帯に占める割合は1960年763%、1970年74.0%、1980 年779%、1990年75.1%と推移し、さほど大きな変動はない。しかし、親族 世帯の増加率は1960年~1970年582%、1970年~1980年17.9%、1980年 ~1990年6.5%と大きく低下している。これは世帯総数の鈍化傾向と単独世帯 の増加傾向に因る相対的な割合の低下と捉えられる。なお、全国の動向と比べ ると、一般世帯に占める割合は大阪府の方が低く推移し、増加率は1970年代 中頃までは大阪が高かったが、それ以後は大阪府の方が若干低く推移している。 親族世帯を核家族世帯と「その他の親族世帯」に分けてその動向をみると、 核家族世帯の一般世帯に占める割合は1960年以降545%、598%、660%と 上昇したが、1990年には65.1%と若干低下している。一方、「その他の親族 世帯」の割合は1960年以降218%、142%、119%、10.1%と推移し、1990 年まで低下し続けている。1960年以降5年毎の増加率をみると、核家族世帯 の増加率は1960年~1970年には79.0%と高かったが、以後は236%、89% と大きく低下している。その他の親族世帯の増加率は1960年~1970年には 62%増加したが、以後は世帯実数が減少し、増加率も-59%、-69%と低下 し続けている。しかし,「その他の親族世帯」の変動は必ずしも大きなものでは ない。したがって、先述の1960年から1990年までの30年間での親族世帯数 の増加は、前半期においては核家族世帯の増加に因ることが大であったが、 1970年以降においては核家族世帯の増加率の低下が親族世帯の増加率の低下 が大きく作用しているとみてよい。なお家族類型別親族世帯数の増減率の推移 を全国の動向と比べると、核家族世帯の増加率は1960年~1965年には大阪府 が185ポイント高かったが、以後全国との差は漸次縮小し続け、1975年~1980 年には逆転し大阪府の方が27ポイント低くなった。この傾向は1990年まで -145-
続いている。「その他の親族世帯」の増加率は1965年~1970年期までは大阪 府の方が高かったが、その後は1990年まで全国を下回って推移している。こ れらのことは、1950年後半から1970年代初頭にかけて大阪府の婚姻率が全国 値を大きく上回り、また全国上位で推移していたことなどを考慮すると、1960 年代及び'970年代前半期の大阪府において世帯分離や結婚等に伴う世帯創設 がより促進されていたことの証左として捉えうる。 大阪府における親族世帯、核家族世帯等の全般的動向は上述のとおりである が、次に核家族世帯の内訳世帯の動向をみてみよう。 「夫婦のみ世帯」の一般世帯数に占める割合の推移をみると、1960年86%、 1970年104%、1980年121%、1990年152%と漸高しながら推移している。 また世帯実数も1960年の約13万世帯から1990年の463万世帯へと30年間 で36倍(増加率258%)に増えている。これは各家族類型別世帯数の増加率の 中で最も高い。「夫婦と子供から成る世帯」の世帯数は1960年581万世帯、 1980年1308万世帯と増加したが、1990年には若干減少(80年比-22%)し 127.9万世帯である。両者の5年毎の世帯増加率をみると1960年~1965年期 図4.核家族世帯U、増嗣M:〔に対する寄与尋K(ブ。!冗府) (%) 100 80 60 40
三11
20 0 ■(1)夫婦のみの世帯 ■(2)夫婦と子供から成る世帯 ロ(3)男親と子供から成る世帯 ロ(4)女親と子供から成る世帯 -20 -40 1960~65年1965~701970~751975~80 資料)総務庁統計局『国勢調査報告』 -146- 1980~85 1985~90年が最も高く、それぞれ8.3%、3.6%にまで落ち込んだ。1980年以降は「夫婦 のみ世帯」の世帯増加率は166%、198%と上昇したが、「夫婦と子供から成 る世帯」の増加率は-02%、-20%と引き続き低下している。単親世帯の「父 親と子供から成る世帯」の世帯実数は1960年の18万世帯から1990年の38 万世帯へと30年間で2.1倍に増加している。同世帯の一般世帯に占める割合 は12%~0.9%の間で推移しており、大きな変動はない。世帯増加率も1970 年代以降は158%~17.5%の間で大きな変動なく推移している。「母親と子供 から成る世帯」の世帯実数は1960年の9.2万世帯から漸増を続け、1990年に は19.8万世帯となり、30年間で21倍に増加している。一般世帯数に占める 割合は1960年代の6%台から1979年代、1980年前半期には5%前後へと若 干降下したが、1990年には65%と若干高くなっている。世帯増加率は1960 年~1965年期には206%と高かったが、1965年~1970年7.9%、1970年~ 1975年7.7%へと大きく降下した。その後1985年には184%上昇したが1990 年には132%へと再び降下する。 1960年以降5年毎の核家族世帯の増加に対する各類型別世帯の寄与率をみ ると、核家族の増加は、1980年までは「夫婦と子供から成る世帯」の増加に よることが大であったが、以後は「夫婦のみ世帯」の増加に因ることが最も大 きくなっている。この「夫婦のみ世帯」の核家族世帯増加に対する寄与率の高 まりには、後述の高齢者の「夫婦のみの世帯」の増加が関与しているものと思 科される。また、世帯実数が最も多く核家族世帯の73%~64%を占めている 「夫婦と子供から成る世帯」の増加率が1985年以降マイナスに転じ、併せて同 世帯の核家族の増加に対する寄与率が1985年以降-23%、-165%とマイナ スに転じたことが、世帯数の少ない「父親と子供から成る世帯」や「母親と子 供から成る世帯」及び「夫婦のみ世帯」等の世帯増加率の高まりや核家族世帯 増加への寄与率の高まりをはるかに超えて、核家族世帯の増加率の低下傾向に 大きく関与していることは看過できないことである。 (2)高齢者世帯の家族類型 大阪における65歳以上のいる一般世帯(ここでは以下、「高齢者親族世帯」 という)数は、1975年39.7万世帯、1980年479万世帯、1985年548万世帯、 -147-
1990年628万世帯と推移し、漸次増加している。世帯増加率は1975年~1980
年206%、1980年1985年144%、1985年~1990年148%と推移し、一般
世帯総数の増加率をそれぞれ17.9,9.5,9.4ポイント上回っている。また、一
般世帯数に占める割合も1975年148%、1980年174%、1985年19.0%、1990
年20.7%と推移し、漸次高まっている。なお、全国においても急速な人口高齢
化を反映して一般世帯に占める高齢者親族世帯の割合が高まっているが、1990
年の大阪府の同割合は全国で4番目に低い。高齢者親族世帯を家族類型別に分けて、核家族世帯、その他の親族世帯、単
独世帯および3世代世帯等の動向をみてみよう。核家族世帯は1975年の14万
世帯から1990年には268万世帯に増え、15年間で19倍に増加している。ま
た、単独世帯は45万世帯から13.3万世帯へと同上15年間で約3倍に増加し、
類型別世帯の中で最も高い伸びを示している。一方、65歳以上の高齢者が子供
夫婦や孫などと同居しているなどの「その他の親族世帯」は、世帯数は最も多
いものの増加率はかなり低く、21万世帯から226万世帯へと同上15年間で
72%の増加にとどまっている。3世代世帯も15.1万世帯から157万世帯へと
同上15年間で41%の増加である。5年毎の増加率をみても「その他の親族世
帯」と3世代世帯は低下し続けており、1985年~1990年にはそれぞれ-33%、
表6.65歳以上の親族のいる-HHI錦数.増減率・割合(大阪府) 注)()内の数値は、一般世帯数に占める割合。 資料)総務庁統計局『国勢調査報告』 -148- 世f帯の家族類型 1975 1980一般 i端数 1985 1990 11 75~80 鍼率(, 80~85 6) 85~90 割合(%) 1975 1980 1985 1990 総数 ■■■●、●●●●●●●pbc■■■ロ●■●●●●●●●●●●●の。■●●●●'二二●●Ⅱ 錫i雛鰯……….……….…… 核家族tii帯 夫婦のみの世帯 うち夫婦ともに65歳以上 夫婦と子供から成る世帯 単親と子供から成る世帯 その他の親族11滞 夫婦と親から成る1tb帯 夫婦子供と親から成る世帯 …そ。(U9Pq親i馳篭…….……… ヲ 且 F親族t世帯 償独世帯 396,827478,643547,586628,378 (14.8)(17.4)(19-0)(、-7) 351.006406.096448871494 216 140,401180,281215,355268,456 64,60191,297116,540151,409 47,29764,66091,677 42,71546,94548,15655,971 33,08542,03950,65961,076 210,605225,815233,516225,760 14,95519,21122,61326,081 131,633152,758156,736146,137 64.01753.84654.167詞.542 100671.0509881 019 44,75471.49797.727133.143 20.614.414.8 15.710.510.1 798263382 ●●●●●●●●● 型羽似胎印8応も乱 567654766 ●●●●●●●●● 凹酊鉛2別3Ⅳ20 43912509 ●● ●●●●●● 泌虹9〃7朋阻脂 -16-5.93.1 59 836.736.2 100.0100.0100.0100.0 RRRjndRロワ、7HlR 71697923R ●●●●●●●● 狸以腔89稲4四尺 338836160 ●●●●●●●● 91189狸4班0321 71988209, ●●●●●●●●一 79998卿4ⅢⅢ31 430831821 ●●●●●●●●| 妬旧0m8岡3羽順 0.30.2020.2 11.314.917 821.2 (参考)3世f、世帯 151,376169,768170,761157.527 12 10.6-7.8 38.135.531.225.1-7.8%の増加率となりマイナスに転じている一方、単独世帯の1975年以降5 年毎の増加率は59.8%、367%、36.2%とかなり高率に推移し、また核家族の 増加率も同期間28.4%、19.5%、247%と高率に推移している。核家族の中で は「夫婦のみ世帯」の増加率が最も高く、同世代の1985年~1990年の増加率 は299%であるが、就中「夫婦ともに65歳以上」世帯の増加率は著しく418% である。なお、1985年~1990年の各類型別高齢者親族世帯の増加数が同類型 別の一般世帯増加数に占める割合(高齢者親族世帯の一般世帯に対する寄与率) をみると、単独世帯354%、夫婦のみ世帯466%、核家族世帯684%である。 次に上述の各類型別世帯が高齢者親族世帯に占める割合をみると、核家族世 帯は1975年の354%から年次毎に漸高し1990年は427%である。また「夫 婦のみ世帯」の割合も漸高し1975年の16.3%から1990年は24.1%となって いる。両世帯の割合を全国の動向と比べると、核家族世帯が9.7~7.9ポイント、 「夫婦のみ親族世帯」が32~38ポイント、それぞれ大阪府の方が高く推移し ている。「その他の親族世帯」の割合は1975年の531%から漸次低下し、1990 年には359%に降下している。全国と比べると、同世帯の割合は上記2世帯の 場合とは逆に、大阪府の方が常に120~13.3ポイント低く推移している。単独 世帯は1975年の11.3%から漸高し1990年には211%となっている。全国と 比べると、同世帯割合は大阪府の方が常に22~63ポイント高く推移している。 これらのことは、高齢者親族世帯において、世帯人員の少ない「単独世帯」や 「夫婦のみ世帯」そして「核家族世帯」の割合は大阪府の方が常に全国より高く、 逆に世帯人員の比較的に多い「その他の親族世帯」の割合は大阪府の方が常に 全国より低いということを意味している。しかし、このことにより大阪の都市 性をストレートに物語ることは、やや早計である。なぜならば、高齢者親族世 帯の「単独」化や「核家族」化は、人口の高齢化の場合ほどには地域特性が明 確でなく、やや地域バリエーションに富んでいるからである。 (最後に、紙幅の関係で言及することはできないが、65歳以上の親族のいる 一般世帯の住宅の所有関係をみると、民営借家の割合は大阪府が最も高く 21.8%、さらに単独世帯の男性では516%が、女性では416%が民営の借家に 住んでおり、いずれも全国で最も高い数値であることを付記しておきたい。) -149-