学力別クラス編成が中学生の学校適応感に及ぼす影響
2
0
0
全文
(2) 皿 結果と考察. それほど低くはなかったが、根本的な学力不足と. 3回にわたる学校適応感調査の推移を分析した. いう問題牟あり、進学校ではその支援が重要と考. 結果、『課題・目的の存在』・『居場所の実感』・『被. えたので本研究の個別支援の対象とした。支援内. 受容・信頼感』の3因子が抽出された。しかし、. 容は学習時間と部活動時間の調整を試み、両立を. 郡ごとの違いは『被受容・信頼感』因子において、. はかるものであったが、根本的な解決には至らな. 群の交互作用で傾向差が見られるのみであった。. かった。. 一方、部活動や学校行事における係・委員を勤め. 1V 総合考察. た状況を郡ごとに分析すると、成績上位から下位. 今回の研究では中学1年次から2年次に進級す. への移行群と下位クラスから移行なし群の得点が. る生徒に対して適応感調査をおこなった。その結. 有意に少ないという結果が得られた。さらに、学. 果、学力別クラス編成は生徒の適応感に大きな影. 校行事への積極適な参加状況を遠足・文化祭・体. 響を与えないという結果となった。しかし、中学. 育祭で比較すると、より多くの活動時間を要する. 1年次・2年次は少しの努力で成績が大きく変動. 文化祭への積極的な参加が特に低くなっていた。. し、次年度のクラス編成も容易に変更が可能な段. このことは、学習活動を優先事項ととらえる生徒. 階である。反対に中高一貫の高校生は成績やクラ. が、時間的負担の大きい学校行事を避ける気持ち. ’スの固定化がすすみ、一般的に努力がすぐに成績. が生じていると考えられる。このことから、学校. ・クラス編成に繋がらないと言えよう。そのよう. 適応感の向上を目指す支援は、学習活動の問題点. な段階の生徒に対して、クラス編威の影響は今回. を解決すると同時に、学校のさまざまな活動に積. の調査結果とは異なるのではないかと考える。. 極的に参加するための時間管理をすすめることが. また、個別支援を通して、学校行事への積極的. 重要であると考えられる。. な参加を促進するためには、学習活動時間との調. 個別の支援の方策を検討するため、当該学年か. 整が重要である。今回の研究では、問題のある生. ら3名のそれぞれ違った問題を持っ生徒を対象に. 徒を対象とする第三次的支援をおこなったが、ク. 支援をおこなった。A男は時間管理を中心に効率. ラス単位での第二次的支援方法も今後検討される. 的な学習方法の確立をめざし、部活動に参加する. べき課題である。. ことができた。B男は学校の諸活動に対し無気力 な姿勢があり、個別の面談の中で興味関心を示す. 主任指導教員 浅川潔司. ものを探した。それぞれの支援の結果、適応感得. 指導教員 秋光慶子. 点で上昇が見られた。C女は適応感調査の得点は. 一77一.
(3)
関連したドキュメント
[r]
It was shown clearly that an investigation candidate had a difference in an adaptation tendency according to a student's affiliation environment with the results at the time of
高校生 (直営&FC) 大学生 中学生 (直営&FC)..
[r]
小学校 中学校 同学年の児童で編制する学級 40人 40人 複式学級(2個学年) 16人
3 学位の授与に関する事項 4 教育及び研究に関する事項 5 学部学科課程に関する事項 6 学生の入学及び卒業に関する事項 7
①中学 1 年生 ②中学 2 年生 ③中学 3 年生 ④高校 1 年生 ⑤高校 2 年生 ⑥高校 3 年生