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年金制度の維持可能性

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Academic year: 2021

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(1)"。 ". 説. 年金制度の維持可能,性 木. L. 立. 力. 債務処理問題と 捉えることを 議論の出発点とし た方が実体が 見えやすいのではないだろうか.. はじめに. 厚生白書などでは「 (公的 ) 年金は世代と 世 代の助け合い」という 言葉が頻繁に 用いられ, 全人口に占める 引退者の比率が 今後急増する 近 い 将来に向けても ,現行の公的年金制度を維持. 年金制度が持続する 制度であ るように見せるこ とを通じて, もっと早期に 対策をとるべきだっ た 債務処理問題を 就労人口比率が 小さい時代に まで持ち越すという 政策の誤りが ,就労者一人. していく意志が 表現されている. しかし年金制 度が国民全体をカバーすると 言われる制度にな ったのは国民年金成立の 1961 (昭和 36) 年であ. 当たりの保険料負担を 重くするのであ って,人 口高齢化という 政策担当者の 責任外の原因によ って,将来世代の保険料負担が 重くなるのでは. って, たかだか一世代を 経過したにすぎない.. ない.誤解を恐れず 上ヒ 楡を用いれば 次のように. しかも未納者が 多く国民皆年金とはいえない 現状であ る.) 世界各国におけるその 成立を簡 略にいえば,主に恐慌,第二次大戦のさなかに. なろう・過去に 借金をした. (. J. 氏は現在壮年であ. る.加齢とともに所得は減少する 見通しであ る. が,借金返済を現在は軽く将来は 重く設計して. 就労 期 にあ った世代への 戦後の老後保障をきっ かけにしている 場合が多く, 日本も例外ではな. 将来の生活をなすすべもなく. い. これらの世代は 保険料を全くあ るいはごく. が憂 いの 原因なのではない.現在の返済を重く. わずかしか負担せずに 年金を受給したが ,そう. すれば よい のであ る.本稿の双半では以上のこ. することは年金制度の 目的そのものであ ったと 考えられる・ ところが現在は ,当時必要とされ. とを確認する.. た 公的年金制度のこの 点の意義は失われている. すなわち,公的年金とは「一つの 世代への一度 だけの移転」制度なのではないだろうか.制度 成立当初から 負担以上に受給した 世代がいるの だから公的年金制度の 財政問題は高齢化によっ て生じるのではなく ,. 当初より内在している. ( さらには昭和. い る・そのため ,今の生活にはゆとりがあ るが,. 憂 い ている.加齢. この支払い超過分があ るために年金財政は ,. 初から賦課方式の 要素が組み込まれている.. 当. す. なわち引退後の 給付は自らの 積立金ではなく 就 労世代の保険料で 賄われる部分を 有している.. したがって,ある世代が対処する 手段を失った 引退後に,予想に反して制度が 崩壊することは 最も避けるべき 事態であ る.年金制度はこの信. 48 年以降悪化させた ) 問題が高 齢化によって 露呈するにすぎない.単純化して いえば,現代における公的年金の財政問題とは 一つの世代に 関して既に生じた 支払い超過分を. 頼に耐えうるだろうか.. 現在以降の世代でどのように. が公的年金の 場合には予想に 反した収益率低下,. 分担ずるかという. いわゆるバブル 崩壊後. の金融機関の 問題は,予想に反した収益率低下 にもかかわらず ,預金者との契約を履行してい るために生じている ,. という面があ. る・. ところ.

(2) 24 (24). 横浜経営研究. 第℡巻. 第 1 号 (1997). 予想、を上回る少子化の 結果は,すでに提示した 将来計画を 5 年に一度一方的に 変更し給付を. これを避けるには 対処可能な早期に 債務処理 問題を顕在化させ 処理に着手するべきで ,団塊. 低下させ負担を 増大させることであ った. これ. の世代が引退する 前に保険料負担を 大幅に引き. を支えているのは 政府の強制力であ る. しかし. 上げることは ,有力な選択肢であ る・民営化に. この強制力は 言うまでもなく 国民の合意に 支え られたものであ り,それを支持する世代の利害. は将来収益のリスク 負担の主体を 明確にすると い. が変われば制度をも 一変させるのであ る.バブ. きることなどが 述べられる.. ル崩壊が明らかにしたのは. う. 意義があ ること,世代別保険料率を実現で. ,逆説的だが , これ. ほどのことがあ っても民間の 契約は政府の 計画 に 比べればはるかに 忠実に履行されるという 相 対的な信頼感ではないだろうか. 厚生省が現在示している 公的年金財政の 将来. 2. ]994 年の年金財政計画の 内容 これまで 5 年に一度,厚生省人口問題研究所 では将来人口推計を 発表しそれに 基づいて年 金局では年金財政再計算をやはり 5 年に一度行. い 世代ほど公的年金の 収益率は私的年金の 収益. ってきた, 前回の将来人口推計は 平成 4 (1992) 年 9 月推計,それに対応するものは 平 成 6 (1994) 年 財政再計算と 呼ばれている. 厚生省年金局数理課 監修 (1995) に ょ れば 第 2 章「財政再計算の 機能」において ,次のよ うに述べられている. 「公的年金制度において は ,受給者にとって個人の責任で 対応できない 物価の上昇や 国民の生活水準の 向上に対応した 給付の改善などに 必要な財源を 後代の世代に 求. 率を大幅に下回る・そのため. めるという仕組み. 計画は ,た易く変更されるだけではない.早期 に 着手すべき債務処理問題を 先送りしているこ と,すなわち高齢化が原因ではないのに 高齢化 の到来に歩調を 合わせて保険料率を 徐々に上昇 させるという 返済計画は , 若い世代ほど 生涯保. 険料負担が重く ,生涯給付が低く,それゆえ 公 的 年金の収益率が低 い , という単純な 世代間所. 得分配構造を 提示しているに 等しい, また,若 ,年金制度の支持. ,いわゆる世代間扶養という. 基盤に関して ,若い世代ほど年金制度を縮小ま. 公的年金特有の 仕組みをとっている.. たは廃止しょうとするインセンティブを. て ,公的年金制度の財政運営においては. ,保険. いう,極めて単純な分布図を 描き出している.. 料の段階的な ・・・・・・ 引き上げを行うこととし , ・・・・. 少なく. 年金への支持率が 年齢だけの関数,つまり 時間 の経過に関する 単調減少関数になるような 政策 を 提示しているのであ る・過去に,保険料を上 昇させることなく 給付水準を高めた (特に昭和 48 年の ) 決定はそのときの 世代の利害に 支えら れていた・同じように ,将来は年金制度を廃止 するインセンティブを 持つ世代が制度の 方向に. とも. 被保険者数・ 受給者数の推計,給付費の推計等 を行って,長期にわたる財政見通しを 作成し その結果を踏まえて 制度改正を行 い ,給付と負. 影響力を持つのではないだろうか.. 担を均衡させる 拠出計画を作成することとして. 持つと. このような. 5. 年ごとに人口構造の 変化に. よ. したがっ. る影響,雇. 用構造や就業構造の 変化に よ る影響,賃金, 物 価 ,金利等の変動に よ る影響など社会経済情勢 の変化に伴. う. さまざまな要素を 考慮にいれて ,. 計画は将来の 引退世代に対して 時限装置を仕掛 けているようなものであ る.それは高齢化によ る不可避な問題ではない. こうした年金制度の. 引用部分よりも 前に制度開始に 際しては保険 料を支払わないで 受給する世代があ ったことを. 維持可能,性も 考慮した場合には ,. 述べている. 「したがって」という 言葉は,. 策案が長所をもっかについて. どのような政. ). こ. あ るいは検討されている 公的年金の民営化 案 を. の部分の内容をも 受けている. しかし保険料率 を段階的に引き 上げるべきことは 論理的に導か. も含めて代替案の. れず, また他の箇所でも 因果関係は説明されて. 上ヒ. ,近年各国で実施. いる.」 (傍点は筆者. 較 検討を本稿の 後半で行う.

(3) 年金制度の維持可能性. (木立. 力). (25) 25. ,以下では簡略化した. いない. 1994 年制度改正は 同書に基づいて 要約. 問題点を整理するために. すると次のような 内容であ る.. 次 式を用いることにしよう.. ①現在 60 オの 厚生年金の満額支給開始年齢を 2001 年度から段階的に 引き上げ 65 オ にする・② 60 ナ 代 前半の人には 現在の半額程度の 部分年金 を支給する.③在職老齢年金について賃金と年 金の合計が賃金増加の 1/2 ず つ 増加する よう にする.④年金支給額を1994 年 10 月分から平均 4 % 程度引き上げる.⑤厚生年金の 保険料 (現 在は平均標準報酬月額の ら. 16.5% にし 96 年から 17.35% に引き上げ,. はボーナスからも. 1. F. : 積立金. ,. : 積立金運用利回り. 、. (現在の一般会計の. 係があ る.. r,+R,(1千め 一 (輯1(1一め千咲 2)=F 什 l (1) また保険料収入は 次 式 のように表される. 財政状態. 合計特殊出生率の 低下 ), および平均余. (. 命の伸びなどに. : 一般会計からの 補助率. とすると,各時点 t における変数間には 次の関. のため,この案は見送られる よ うであ る ). 厚生省の従来からの 予測を上回る 80 年代の少 産化. 年金保険料収入総額. Bl: 基礎年金部分の 年金支出総額 B2: 報酬上 ヒ例部分の年金支出総額. % の保険料を徴収する.. また,基礎年金部分の 国庫負担率を 現在の 1/ 3 から 1/2 に引き上げることも 今後の検討課 題とされている ,. :. 14.5%) を法成立時か. その後 5 年ごとに 2.5% ず つ 引き上げ, 2025 年 には 29.6% まで保険料を 上昇させる.⑥95 年 か も. T. ただし各記号は 次の内容を表す. る人口高齢化, また特に 90 年. w. . 就労世代の平均賃金. 低下, を受けて 年. c. ' 保険料率. 余財政が悪化したために ,その対策として上記. e. . 年金加入率. の年金改革法の 内容となったと 述べられている. P": 就労世代人口. よ. 以降の積立金の 運用利回りの. また改正の目的としての. 2. (2). T, Ⅰ ゆ 。が, P ダ. 本の柱は①最終的. な保険料率を 少なくとも現行の 2 倍程度の 30% を越えないようにする.②希望すれば,少なく とも 65オ まで働き得るような 社会の仕組みをつ くりあ げる. としている. (1997 年 1 月には将 来人口推計の 結果がまとめられ 概要が公表され た.その結果は 6 月に公刊される.既に1999 年 のための財政再計算が 行われていると 新聞各紙 に報じられている.それによれば①予想を上回. る高齢化,資金運用の悪化により保険料率は. 最. また毎年の年金の 総給付額を. B( 二 Bl十 B2). と. おくと, それは 次式 で表される・ 反ミ二 %. ゆ耳 P 尹. (3). ただし各記号は 次の内容を表す h. :. 給付率 (replacementratio). P 。 : 引退世代人口 f. : 受給者比率. 大 34.3% に引き上げる.②所得に よ り給付制限. を取り入れる.③受給開始年齢の引き上げなど が 検討されている , とのことであ. る・ ). 3. 1994 年計画に表れる 目的 前節で述べた 厚生年金の財政改革についての. 以上に基づけば (1) 式の積立金 F がゼロの また,①各世代 場合が完全賦課方式となる・ (各人 ). について保険料支払い 額の割引現在価. 値が年金受給額の 割引現在価値に 等しく,かっ ②各世代 (各人 ) について保険料精工残高がす.

(4) 26 (26). 横浜経営研究. 第 1 号 (1997). 第℡ 巻. べて運用されている 場合が完全 積 立方式となる. 齢を 65 歳へ引き上げる 計画であ る.給付面につ. ところで積み 立て残高がゼロであ っても,条件. いては, この二つの点で 国際水準に合わせたこ と 自体は妥当なものと 考えられる.以上を単純. ①は成り立ちう る .. この意味で条件①だけの 場. 合,すなわち積み立て残高の 有無にかかわらず , 各人の年金受給と 負担を均等化させる 割引率が 市場収益率に 等しい場合を 小口・木村・ 八田 (1993) は市場収益率年金と 呼んでいる. 化して言えば ,給付水準は税引き賃金上昇率に 合わせる分やや 低下させ,積立金をゼロ以上に 維持すべく,将来の保険料率カーブを 調整した 改革であ る・積立金の 大きさ, 30% という保険. 厚生年金の場合, 1994 年の積立金残高 F は 同年の給付額 B の約 5.7 倍であ った.今後, 就 労音人口に対する 引退者人口の 比率 (Po/Py). 料を計画する 根拠はなにか ,漸次30% まで高め る 理由はなにかは. 明らかではない.全体の財政. 収支の改善は 目的においているが ,各世代の収 支 ,換言すると世代間の分配についての 配慮は. が 大幅に上昇するため ,現在の給付額をある 程. 度 維持すると, F/.B がしだいに低下する・ 厚 生省 年金局 (1995) で述べられる 通り, この 積. ほとんど見られる ぃ. 正金を将来もゼロにせず ,. 険 料率上昇の理由としているが. また,引退者人口比率が上昇することを , 保. ピーク時でも 保険料. , これが真の理. 率を 30% 以下にする よう に将来の保険料率が 計 画されている.年次別の保険料率の過去の 実際. 白 ではないことをここで 確認しておきた い. の値 および将来の 計画 値は ついては図. のよりも低下したことも 保険料率引き 上げを 必. 1. ( その他に運用利回りが 従来想定されていたも. に示さ. れている.積立金の減少を軽減するため 従来の 計画よりは保険料率は 若干早い時点から 引き上 げるよ う に計画されている.給付面では給付額 の上昇率を税込み 賃金上昇率から 税引き賃金上. 要とする要因とされている , ) かりに完全横上 方式であ れば,各世代ごとに積立金が維持され. 昇率にリンクするよう 改め,また,受給開始年. 就労世代の保険料負担増大と 関わるはずがな い. ているから,各世代の保険料と受給は. 他の世代. とはなんの関わりももたず ,引退者の増大が,. 保険料率の変化 O.3 0.25. 0.2. 0. 5. 斗蕪軽迷. O,. づ一. Ⅰ. 0.05. 保険料率. 0. 0 3 0 2. 20. O 2. O. 2. 0 Ⅰ. 00. 20. 0 8 9. 0 7 9. 0 6 9. 0 5 9. 1.

(5) 年金制度の維持可能性. (木立. それは修正積立方式と 呼ばれる方式によって 制 度 が開始されたことによる. ( のちに述べるよ うに開始の仕方を 批判しているのではない・ ) その内容は①年金制度設立時にすでに 引退して. 力). (27). 27. 4, 1994 年改革が提示する 世代間分配 一一世代別内部収益率. 本節では 1994 年の年金改革に. よ. る世代間分配. い た世代にも給付が 行われた.②制度設立時の. の 状態を検討するために ,世代別の内部収益率. 保険料率が低かった.③制度設立時にすでに働. の計算結果を 述べることにする.結果は 表 1 に. き 始めて. 要約されている.計算にあ たっての前提の 詳細 は 木立 (1995) に記されている.対象は1934 年. い て,加入期間が短 い 世代についても. 満額の年金が 支給された.④保険料率が 引き上 げられないまま ,特に1973 年の年金改革におい. 生まれから 5 年ごとに 1974 年生まれまでの 9 つ. て 給付額がほぼ 現行水準まで 引き上げられた. 0 世代であ る. 主な前提は次の 通りであ る. これらの要因によってこれから 年金を受給 し よ. ① 2Q 歳から加入する 男子を対象とした. うとする世代の 支払い額が使われてしまったた めに,積立金およびそれの運用収入が失われて いることが真の 理由なのであ る.つまり今後受. ②保険料率は 労使双方の負担の 合計で,過去に ついては実際の 値を,将来については厚生省の. 給する世代は 既に受給開始している 世代以前の 世代への移転ために 支払い, さらに自分たちの. ③老齢年金は 1986 年改正以降,報酬比例部分と 基礎年金部分から 構成され,基礎年金部分は 夫. ために支払うために 保険料が高くなるのであ. と妻の分に分かれるが , ここでは妻の 分も含め. これを小ロ・ 木村・八田. 計画値を用いた. る. (1993) では「二重の. て 計算した.. 負担」とⅡ 乎 んでいる.人口高齢化と同時進行的. ④報酬上 ヒ例部分は加入期間と 本人の過去の 標準. に 保険料率が上昇するのは ,支払い不足だった. 報酬月額の平均値の 積に比例している. ここで. 世代の分の負担を 先送りした問題が 積立金の低. は 満額受給を満たす 加入期間 40 年を前提する ⑤ 1994 年の財政再計算では 今後の賃金上昇率は. 丁 とともに顕在化するにすぎない. 名目. 4. %, インフレ 率. 2. % としているが ,. 表 1. 内部収益率 賃金上昇 生年. 受給開始. 受給終了. 年余. 2 %. 必要平均. 賃金上昇. 4 %. 給付率 60%. 給付率 66% 。 給付率 60%. 給付率 66%. 保険料率. 年余. 1934. ㏄. 77. 9.03%. 9.51. 9.76. 10.23. 24.35@%. 39. 62. 78. 7.58. 8.04. 8.69. 9.14. 23.06. 44. 64. 78. 5.48. 5.95. 6.96. 7.42. 19.31. 49. 65. 78. 3.46. 3.97. 5.17. 5.67. 15.04. 54. 65. 78. 2.60. 3.10. 4.43. 4.93. 14.37. 59. 65. 78. 2.m. Ⅰ. 2.50. 3.92. 4.41. 14.45. 64. 65. 78. 1,54. 2.03. 3.50. 3.99. 14.70. 69. 65. 78. 0 86. 1.36. 2.83. 3.34. 13.99. 74. 65. 78. 0 61. 1.10. 2.58. 3.08. 14.07. ・. ・. ここ.

(6) 28 (28). 横浜経営研究. では,名目賃金上昇率が 2 %. と. 第℡ 巻. 4 % の二つの場. 合を計算している. 表 1 によれば,後の世代ほど高い 保険料率と 短かい受給期間に 直面するので ,内部Vx益 率は 低下するという 結果であ る, さらに実際はこれ よりも収益率は 低いと考えるべき 要因があ る. ①基礎年金の 妻の分を差し 引くことが妥当かも しれない. これにより受給額は 減少する. ②現在,基礎年金の 各年の受給総額の 1/3 は 一般会計から 補助を受けている. この分は世代 ごとに区分しがたいが , 税 負担を増す要因とな っている・. したがって保険料だけではなく ,年. 金制度が存在することによる 税負担も含む 全負 担はこの結果よりもかなり 大きいことになる. 1994 年の財政再計算では 積立金の運用利回り は仝後についても 名目 5.5% を想定している. これを妥当な 予想とすれば ,過去にはより高い 運用利回りであ ったから,有利な運用機会を逃 したという意味での 費用負担は 5.5% の率より も. 高かったことになる ,. したがって, この数値. ょり低 い 内部収益率の 世代は明らかに 負担が受. 益を上回るということになる.境目は1949 年生 まれ以前の世代と になる.. ,それ以降の世代ということ. 逆に,内部収益率5.5% を得るために ,就労 期間すべてにわたって 仮に一律の保険料率を 課 すとしたら, 何 パーセントの 保険料率が必要と されるのかを ,. これまでの想定のもとで 計測し. 第 1 号 (1997). となるだけであ るから,年金開始時に保険料を 支払わずに受給した 世代への移転分を 全く処理 していない料率であ る. したがって,現在の 17% 程度の保険料率では , この債務処理に 着手 していないことになる.それのみならず,現在 の 就労世代は 15% 以下の保険料の 時期を含んで いるから,移転を受けてさえいるのであ る・戦 争体験世代だけではなくそれ 以後の世代までが (30% の保険料率を 負担する ) 将来世代から 移 転を受けるべき 根拠がどこに 存在するのだろう か. (ただし実際には 基礎年金への 国庫補助部 分があ るので,保険料率が15% を上回ったとい うことは, ようやく債務処理が 着手され始めた といえるかもしれない ). 今後, さほど高い経 済 成長が見込まれないとの 予想が一般的であ る のに,現世代が自らの将来受給分を 賄 う にも足 りない保険料で ,将来世代がその 2 倍近 い 保険 料であ るという根拠はあ るのだろうか. ここまで述べてきたことは ,現行の水準での 厚生年金を仮に 維持するとすれば ,就労世代人 口比率がまだ 高いうちに債務処理を 急速にすす めることが世代間分配の 観点から妥当と 考えら れるということであ る, しかし厚生年金の 水 準を維持すべき 理由があ るか否かを次節以降で 検討することにする.. 5. 公的年金制度の 意義 個人貯蓄や個人年金などがあ るにもかかわら. た .今後の名目賃金上昇率 4 % の場合であ る.. ず ,政府が年金制度を設けるのはなぜだろうか. 結果は表 1 の「必要平均保険料率」の 列に示し た. 1944 年生まれ以前の 世代では受給開始年余 が低いので 15% を大きく上回っている , しかし 実際には 渦 去の連用利回りは 5.5% よりも高か. Diamond. (1977) では,次の点が検討されて. いる.. ①世代間の所得再分配 ②世代内所得再分配.

(7) 年金制度の維持可能性 ( した ). 世代の一部はこうした 時代を経験して. きた世代と考えられる. また,産業構造変化に. (木立. 力). とは異なるが ,. (29) 29 インフレ率と 名目利子率に 高い. 相関があ ることは日本でも 観察されることであ る.私的年金においてもその運用収益率がイン. よる都市化・ 核家族化によって 家族 内 扶養が急、 速に消滅した 時期でもあ る. それを社会的に 代 替しようとしたことが社会保障の成立目的でも あ った・ ところが,現在は,ある範囲の世代成. フレ時には名目収益率が 上昇するという ,私的 年金で実現していることを 制度化しているにす. 員が総体として 十分な貯蓄ができない ,. ぎないと考えられる ,. という. 状態にはな い ため,過去に妥当した意義は 消失 したと考えられる.年金制度は厚生省がい うょ うな「世代と 世代の助け合い」ではなく. ,特定. 世代を対象とした ,一度限りの再分配政策とし ての使命を終えたと 考えられる. ②日本の厚生年金はいわゆる・ 2 階だてになって おり, 同一世代内で 所得再分配が 行われている 所得再分配自体の 意義は前提とするにしても. ,. その手段を累進所得税制以覚に 年金にも求める べきか否かは ,必ずしも明かではない・すくな くとも, 2 階部分の報酬比例部分に 所得再分配 機能がないことは 確かであ る. ③ Diamond はこの点を最も 強調している. モ ラル・ハザードに よ る保険の失敗の 問題とも関 連している・すなわち ,生活保護などの所得保 障政策を期待し. 若 い 時に貯蓄をしないという. 行動が生じうるからであ. る・. ところが,一定以. 上の額を引退後のために 貯蓄する. ょ. 6 強制する. フレ率に強く 相関していることをみると. , イン. この意味での 存在意義は. 意外に大きくはないと 考えられる. これ以外の意義についても 検討してみよう. ⑤公的年金は 終身年金であ. るが,民間で終身年. 金は成立しにくい.長寿の 人と短命の人との 間 で逆選択が生じるからであ る. ⑥予想、を上回る長寿化がこれまで 進行してきた. 3. 節では公的年金の 内部収益率を 計算したが,. 事前の意味での 期待収益率は ,就労開始時点で の期待余命を 考慮して本来は 算出すべきであ る. 表 2 では特定年齢以降の 平均余命が何年であ る か,の年次推移を男子について 示している. 本 稿の計算では 70 歳代後半まで 受給するという 想 定でり x 益 率を計算した. ところが, たとえば 1955 年において 20 歳からの平均余命は 48 年であ る. したがって, この時点で 20 歳の世代は期待 値 としては 68 歳まで受給すると 考えていたので はないか. この場合には 期待受給額は 大幅に低 下するため,本稿で計算したような 大きな値の. ことと,それを政府が管理・ 運用することとは. 予想内部収益率は. 別個の問題であ る. 自動車強制保険のように ,. の意味で評価すれば 保険料率はさほど 低すぎな. 加入を政府が 監視するだけの 制度であ ってもこ の機能は果たしうることになり ,現実にチリで の民営化された 年金では所得の 10% 規模の私的 年金への加入が 強制されている. ④公的年金では ,私的年金とは異なり, インデ クセーションが 行われている. ところで,名目. かったことになる.予想に反した長寿化が 進行 しため,事後的に後の世代から 再分配を行った. 算出されない.つまり,事前. ことになる.仝後の医療技術の進歩によって. ,. 現在の 20 歳の世代が何歳まで 生存することにな るかは,誰にもわからないといってよいだろう あ. るいはまた,何歳まで健康で就労可能であ. る. によって成り 立つ. 実質利子率が 実物経済で決. かもわからない.予想をこえて引退後の期間が 長い場合に,私的貯蓄によってすべてまかなう. 定されるような 古典派経済モデルの 想定が妥当. ことは困難であ. 利子率 二 実質利子率ナインフレ 率の関係が定義. する場合には ,. インフレ率の 分が実質利子率と. は独立に名目利子率を 上昇させる.つまり,. イ. ンフレが高いときにはその 分名目利子率も 高い ことになる.現実はモデルの抽象化された 想定. ると考えられる.. 以上の検討に 基づけば,公的年金の意義は, 過去において①③⑤⑥があ. り,今後は①の事後. 処理の問題とわずかに⑤⑥があ ると考えられる が,現状ほどの規模を支持するとは 考えられな.

(8) 30 (30). 横浜経営研究. 表2. 第 1 号 (1997). 第℡巻. 特定年齢での 平均余命の推移. 1960. 49.08. 11.62. 1965. 50.18. 11.88. 1970. 5 Ⅰ. 26. 57. 02. 76 25 34 55. 975 ㏄ 9. Ⅰ. 靭弼. 1985. 4.56. 55.74. 15.52. 56.77. 16.22. 57.48. 16.74. ぃ ・現に自営業者などは 基礎年金だけの 水準で. の. 48.47 年. 命 余. り55 年. ムエ. 刀 歳からの余命. ら. Ⅱ. 8. カ. 邸. 歳. 時点. 蓄 額を調整する.期待した 公的年金が突然変更 されるならば ,引退後または引退直前の世代は. しかも,本稿では紙幅のため十分にふれ ないが,国民年金の未納者にのために 年金が. 事後的にこの 変化に対応することができない. 受給できない 者も含む らすれば, 国民全体を. 94 年の改革に基づく 前述の計算結果に ょ れば, 年金制度の存続に 否定的なインセンティブを 持. あ る・. ) ヵ. が 増加している 現状か バ ー するものとして 公. 的 年金は機能を 果たしていないのであ る,その 一方でサラリーマンや 公務員だけに 対して現在 の年金水準を 政府が維持すべきであ る, とすれ ば世代内の公平性の 点で現制度自体が矛盾その ものであ る. 6. 年金制度の維持可能性 と公的年金制度の 問題点 ここでは公的年金制度の 規範的意味での 存在. 意義をはなれ ,その制度が実際に維持可能かど うか,など公的年金が持っ問題点を 述べること にする.. 第 1 に短期的には ,政府は民間とは独立の権 限を持った主体として 機能しうるが ,明らかに 国民の総意が , 少なくとも長期的には ,そこに 反映される力があ ることを軽視してはならない. 有権 者の多数が,たとえば 半数以上が,個人貯 蓄よりも収益率の 低い公的年金に 直面すること. になる近い将来,年金制度自体が現状のような 規模で存在し 続けられるだろうか.公的年金の 額に応 @,て 各人は就労期から 年金以外の個人 貯. ,. つ 世代は,内部収益率が低い, より若い世代で. る, より若 い 世代,すなわち保険料をこれか ら支払う世代が 制度の存続を 望まない動機を 有 しているのであ る・すでに引退した 世代は就労 時に戻って貯蓄率を 高めることはできない.賦 課方式年金は 同時点の取引ではなく ,また契約 あ. でもない・引退世代は 一方的に変更を 計画され. てもなんらの 対抗措置もとりえない. 3. 節の計算結果によれば 1949 年生まれ以降の. 世代は公的年金の 収益率が市場収益率を 下回る. そこで,有権者のうちの中位数にあ たる世代が 何年生まれ世代であ るかを見てみよう. これを 表したのが表 3 であ る・これによれば 2000 年に は 早くも 1951 年生まれ以降の 世代,すなわち公 的年金の収益率が 市場収益率よりも 低 い 世代が 有権 者の過半数を 占めることになる. 第 2 に,年金のように長期でなくても ,時々 刻々変化する 株価など,経済環境への 将来予測 がはずれることは 日常であ る・ ところが,多く の場合それ自体は 問題視されない.民間経済主 体間では予測は 誤るという前提のもとで ,その.

(9) 年金制度の維持可能性 Ⅰ. ヰ @@ @. 吏. 3. '㏄ 。 年 成人に占める メディアンが 累積百分上 ヒ 属する世代 240. 348. O97II2. 999. 505776. 年年年. 生年 16I 766 999. オオオ. ---. 494 223. 050 223. オオオ. 27. 56 45. 50 55 99. 99. 年年. l@56-1960年 l35.85 I0. 利托. ㎎. 巧. オオ. --. 咄. ㏄. オオ. l35オー39 オ. 50 オ -54. オ. @41-1945. 年. 65.27. 55 オ @ 59 オ. 1936-19%. 年. 73.45. 60 オー 64 オ. 193l-1935. 年. 81.]6. @65 オ 以上. 2㏄ 5. (31) 31. 力). 成人の年齢指圧 別 構成比. 1 9 9 5年 年齢. (木立. -1930@@. O. 100.00. 年. 年齢. 累積百分上ヒ 1981-1985. 7.24. l成人に占め 刈. @ 積 百分比 20 オ @ 24 オ 25 オー29 オ. _______________I @0@--34@-. 044 86I. ヨ何. 05O. l986-1990 年 l981-l985 年. 11976-1980@. l. 13.47. l. Ⅰ. 72. 35 オ @ 39 オ. 1971-1975 年. 31.38. l966-1970 年. 39.89. @961-1965. 年. 47.65. 50 オー 54 オ. @56-1960. 年. 55.03. 55 オ @ 59 オ. @51-@55. 年. 63. 穏. 75.90. 60 オ @ 64 オ. @. 耶 -l950 年. 73.03. @@00万0. 65 オ 以上. 1941-1945@. @@. 100.00. I9. 77 56. 50. 穏オ 一名 オ O. メディアンが. l属する世代. 6.25. 45 オ @ 49 オ. ㎎. 766999. 76. 95l9%. 1941-1945 年 @ -1940 年. I生年. ". 23. 52. 55. 12. 87. 6l6665. 999. 年年 年年年 年年. 年 05. 99. 6I. 99. 49 55 --. 05 55. 60 オー 64 オ @65オ 以上. 77. ---. 佃も. 村名㎎. め. オオ オオオ オオ. --. 94. 23. 50. 23. オオ オオオ オオ. 20 オ @ 24 オ. 一. 2010 年. 成人に占める @ @7s-f7 @ Ti@ 年齢. 生年. O. 責任を明確化し. れている.一方現在60 歳で就労中の 世代は 20 代. その条件のもとで 自発的に契約が 行われている からであ る,公的年金は極めて長期のリスクに 直面しているにもかかわらず ,事態が展開した 場合の負担についての 契約が極めて 不明確であ. では 3 % の保険料率だった. これらの世代に 同. 世代別に生涯年金収益率を 調整し世代間分配を. る・年金の水準が 高ければ高 い ほど, なんらの. 調整する手段にそもそも. 場合の負担をどちらがもっかの. じ保険料率しか 提示できないという 極めて制約 された政策手段しか 持たない仕組みなのであ. 第. 契約もない年金制度に 引退後の生活を 委ねるこ とは危険であ. る・. い わゆるバブル 崩壊では,予. 4. る. 欠けている.. に経済成長論の 分析によると 賦課方式年. 金制度は資本蓄積を 低下させる.賦課方式から. 測がはずれた 分を主に金融機関が 負担したが, 公的年金では 加入者が一方的に 負担.している. 第 3 に所得分配を 考える際に公的年金は 私的 年金に上ヒべて ,調整できる変数が欠けている.. 積立方式. (積 立方式の私曲 9. 年金でも同じ. 公的年金ではあ る時点での保険料率はどの 世代 も 同一であ る・例えば,現在20 歳で働き始めた 世代は今後 30% あ まりの保険料率負担が 予定さ. ければならない. ところがこの 世代には将来世. ). に移. 付 すると長期的には 経済構成員の 効用は高まる. 問題は移行 期 であ って,ある世代は前世代のた めに払い, さらに自分のためにも 貯蓄を始めな. イ. 尤から適切な 移転政策をとることによって. 用を 7% 下させないようにできることが. ,効 -ンミュ.

(10) 32 (32). 横浜経営研究. レーションによって 示されている. (Aue,bach andKo Ⅲ koff (1987) 木立 (1994)). さらには 高齢化する移行 期 では賦課方式では 国内労働者 の賃金を財源とするのに 対して, 積 立方式では 国際資本移動を 通じて,結果的に 海外の労働者 と. 自国の貯蓄を. 結びつけることができる.. く. っ かの国では公的年金の 民営化が. 行われ, また,多くの国では民営化が 検討され ている. ここではチリの 年金民営化をめぐって Ⅱ amond. (1996) などで検討された 論点を紹. 介する. チリでは経済改革の 一環として 1981 年に年金 の 民営化が行われた. それ以前の賦課方式年金 から民営化されたのであ. る.給与の10% を強制. 貯蓄する確定拠出型の 13 の民営基金 (AFP) を設立させた. これら複数基金によって 競争が 行われている.新制度への 移行は選択制であ っ. たが 90% の就労者が新制度に 移行した.賦課方 式年金のために 既に支払った 保険料 分 (次世代 の給与から支払ってもらうはずだった 権 利分 ) については引退時に 満期が来る債券であ る,ec-. ognitionbond が与えられた , また,旧制度と 新制度で掛け 金が少ない人には 国の最低所得保 障が補完的に 用意されている. 経済成長理論が 教える通り資本蓄積がすすめ チリの経済成長を 支えているとの 見方が多い. Ko 伍 koff (1996) などのシミュレーション 研 究も民営化による 経済成長のメリットを 強調し たものであ る. チリでの問題点は 管理費が高いことで ,Ⅱ -. amond. (1996) によれば,徴収額 020% にも及. ぶ. また, チリでは改革時点で GDP. 5.5% の財政黒字があ り,国債発行はその分で賄えた・ 上ヒ. 積 立方式への移行によって 資本蓄積が進むと 言 われるが,当初に大量の財政赤字が 顕在化する ため,既に多くの財政赤字を抱える 国では導入 は困難かもしれない ,. と 述べられている・. 第. 1. 号 (1997). 林 (1996) によると 245 兆円と言われる・. 前に. 述べた,公的年金の未払い債務は 田遊・金子・. 日本. では国債残高が 高く , 新たにこうした 規模の国 債発行は難しい ,. という見方もあ. りうる・. しか. し国債と賦課方式年金は 将来の労働者の 税 支 払い. (保険料支払い ). をあ てにした貯蓄手段で. あ るという点で 理論的には等価であ. 7. 年金民営化論と 公的年金改革 近年, い. 第M 巻. る.公的年. 金制度の現状は 債務が国債の 形をとっていない だけであ って,民営ィヒ によって新たに 借金が増 えるわけではけっしてない. また,厚生省の年 , 金に関する将来計画はこうした 規模の隠された 国債残高を償還が 困難な,就労者比率が減少す る時代まで先送りしょうとしていることにまさ に等しいのであ る. したがって以上から 公的年金制度は ,存在意 義が大きくないので 最低所得保障部分に 規模を. 縮小すること.過去の 世代へ移転した 分を就労 者が多いうちにできるだけ. 早期に清算すること ,. が検討されるべき 政策と考えられる.現在の 厚 生年金の将来計画は 将来世代に廃止させるイン センティブを 抱かせる計画であ ると述べた.. こ. の文脈では,年金財政問題が未だ顕在化しない うちに保険料率を 引き上げるような 案に賛成す る インセンティブを 持つ世代があ るのか, とい う疑念が生じよう. そのためにはいくつかの 考 え方があ ると思われる ,一つはチリのように 国 債を発行して ,年金制度存立のリスクを 国債所 有のリスクに 変換することであ る. このときに. どの世代にどれだけの 国債を所有させるかを 決 定することを 通じて,世代間分配を調整し直す 機会が生じるという 重要な長所があ る. い ま一 つは 清算部分の年金制度を 残し仝すぐ保険料率 を高めることで ,将来の保険料率を低く押さえ, 将来世代が年金制度を 支持しないリスクを 減少 させることであ る.現在4, 50 歳代の世代は 自 らの引退後に 年金制度が削減されるリスクを 減 少させるために. ,将来を十分予見するならば 残. る 就労期間の保険料支払い. センティブがあ. るよ. う. 上昇に合意するイン. に思われる..

(11) 年金制度の維持可能性. 戸. oliり. ・. Cambrjdge. (1987). Unjversity. Press. Diamond, P. A. (1977), "A Framework. for Socia. Security AnaIysis", JOourn れ iai nⅠ Puぴ blic Econo 笏 ics,. Vo1.8,pp.275-298. Diamond, P. A. (1996), "Proposals to Restructure Social Security", よ 0 ぴ Vol. 0 , pp.67-88.. Ⅰ. れ召. Ⅰ. oⅠ E.{c0 れ 0 行ヒ ic Ⅰ ヒどア 下戸 ピ C 丘ァひ ㏄,. Ⅰ. Kotlikoff, Laurence. (1996) "P 「iVertizatton of Social Security: How it works and Why it matters," in James. MIT. Poterba, ed., 2 a エ Po ん ノ 目. Press. [ 日本の所得と 富の分配 ], 東 東大学出版会 木立 刀 (1994) 「人口高齢化のもとでのマキーン. 年金の再分配効果」,. Alan and KotIikoff, Laurence.. D ノ a れ % 加た力 5㏄Ⅰ. (33) 33. 力). 小ロ発見・木村陽子・ 八田達夫 (1994) 「日本の公的. 参考文献 Auerbach,. (木立. Ⅰ. d れメ. Ⅰ. ん. Ⅰ. E. Ⅰ. o れ 0 りせノ. ・. 政策」,「横浜経営所 矧 ・第 15巻,第1 号・. 木立 力 (1995) 「公的年金財政と 担 」,「保険学 雑言ま 」,第550号・. 世代別受益・ 負. 厚生省人口問題研究所 (1994) 円本の将来人口推 計」,厚生統計協会・ 厚生省年金局数理課 監修 (1995) 「年金と財 側 , 法研 .. 田遊栄治・金子能宏・ 林 文子 (1996)f年金の経済分 析 」,東洋経済新報社・ 野口悠紀雄 (1984),「公的年金における 受給・負担. 構造の世代間格差」,「季刊現代経済第 57号 Sp,ing, pp.4-17. ( きだちっと. む 青森公立大学経営経済学部助教授. ).

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参照

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