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IRUCAA@TDC : Effect of Low-Intensity Pulsed Ultrasound on Bone-Healing Process in Murine Low-Turnover Osteoporosis Mod

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Academic year: 2021

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(1)

Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College, Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

Effect of Low-Intensity Pulsed Ultrasound on

Bone-Healing Process in Murine Low-Turnover Osteoporosis

Mod

Author(s)

吉田, 有智

Journal

歯科学報, 114(1): 82-83

URL

http://hdl.handle.net/10130/3242

Right

(2)

論 文 内 容 の 要 旨 1.研 究 目 的 高代謝回転型骨粗鬆症では,骨欠損に対する治癒遅延やインプラント治療の成功を妨げる因子であることが 報告されている。しかし,低代謝回転型骨粗鬆症においてはインプラン治療への影響はおろか,骨欠損に対す る治癒過程への影響も報告がなされていない。 一方,低出力超音波パルス(LIPUS)は,骨折の治癒促進に有効であることが知られており,インプラントの 骨結合促進や高代謝回転型骨粗鬆症における骨欠損の治癒を促進することが報告されはじめている。しかし, 低代謝回転型骨粗鬆症に対する LIPUS の効果はまったく報告されていないのが現状である。そこで本研究で は,低代謝回転型骨粗鬆症モデルマウス SAMP6を用いて,LIPUS 照射が低代謝回転型骨粗鬆症の骨欠損部 治癒過程に及ぼす影響を検討した。 2.研 究 方 法 SAMP6とコントロールマウス SAMR1に対して,大腿骨に骨欠損を形成した。術後7日後より,骨欠損 部に LIPUS 照射(1MHz,320mW,15分/日)を行なった群を LIPUS 照射群 P6LG(モデルマウス),R1LG (コントロールマウス)とし,非照射群を P6CG,R1CG とした。放射線学的評価は,術後0日と14日後に実 験動物用3D マイクロ X 線 CT で撮影を行ない,経時変化計測ソフトを用いて骨欠損部の骨量の増減を計測 した後,統計解析で評価した。組織形態学的評価として,H-E 染色標本から骨欠損部に形成された新生骨を外 側部・中央部・内側部に分割し,各領域における新生骨形成量の割合比較と免疫組織化学染色によるオステオ カルシン発現の局在性の検討を行った。 3.研究成績および結論 経時変化計測において,増加した骨量は,SAMR1群で照射による差がみられなかったのに対し,SAMP6 群の P6LG は P6CG と比較して有意に大きい値を示した(p<0.01)。また,減少した骨量においては SAMR 1群,SAMP6群ともに差はみられなかった。組織形態学的評価では,R1CG の新生骨は線維性骨であった のに対し,R1LG では,母床骨と類似した層板骨様の像を呈していた。一方,SAMP6群の新生骨はいずれ も海綿骨様構造を呈していたが,P6LG は P6CG と比較して外側性に新生骨の増生傾向がみられた。また, 欠 損 部 新 生 骨 形 成 量 の 割 合 は,SAMR1群 で は,R1LG が R1CG と 比 較 し て 中 央 部 で 有 意 に 高 く(p< 氏 名(本 籍) よし だ あり とも

(千葉県) 学 位 の 種 類 博 士(歯 学) 学 位 記 番 号 第 1956 号(甲第1202号) 学 位 授 与 の 日 付 平成24年3月31日 学 位 授 与 の 要 件 学位規則第4条第1項該当

学 位 論 文 題 目 Effect of Low-Intensity Pulsed Ultrasound on Bone-Healing Process in Murine Low-Turnover Osteoporosis Model

掲 載 雑 誌 名 Journal of Hard Tissue Biology 第22巻 3号 301−310頁

2013年4月 論 文 審 査 委 員 (主査) 矢島 安朝教授 (副査) 井上 孝教授 柴原 孝彦教授 吉成 正雄教授 阿部 伸一教授 歯科学報 Vol.114,No.1(2014) 82 ― 82 ―

(3)

0.05),SAMP6群では P6LG が P6CG と比較して,外側部(p<0.01)および内側部(p<0.05)で有意に高い 傾向がみられた。骨芽細胞の分化マーカーであるオステオカルシンは,P6CG では,外側部に限局して発現 しているのに対し,P6LG では外側から骨髄側の全領域に陽性細胞が散見された。 低代謝回転型モデルマウス SAMP6における骨欠損の治癒遅延に対して,LIPUS 照射は正常な骨膜からの 新生骨形成を促し,低下した骨髄側からの骨形成を補完し治癒を促進する可能性が示唆された。 論 文 審 査 の 要 旨 本研究の目的は,低代謝回転型骨粗鬆症の骨治癒過程における低出力超音波パルス(LIPUS)が与える影響を 検討することである。低代謝回転型骨粗鬆症モデルマウス SAMP6とコントロールマウス SAMR1の骨欠損 部に LIPUS 照射を行い組織学的および放射線学的評価を行なった。その結果,低代謝回転型モデルマウス SAMP6における骨欠損の治癒遅延に対して,LIPUS 照射は正常な骨膜からの新生骨形成を促し,低下した 骨髄側からの骨形成を補完し治癒を促進する可能性が示唆された。 本審査委員会では1)LIPUS による骨治癒促進の機序はなにか,2)経時的な増加骨量が SAMP6で高い 結果を示した根拠について,3)重ね合わせ画像解析における手技による誤差の有無について,4)0日例7 日例との比較の必要性についてなどの質疑があった。これらの質疑に対して1)LIPUS はメカニカルストレ スの一つであり,細胞活性亢進を引き起こすと考えられている。LIPUS はサイトカインを増加させること で,骨芽細胞の分化を促進し,骨吸収さらには血管新生をも促す。その結果,骨のリモデリングを活性化させ ることで骨形成に促進的に働くことが報告されているが,細胞レベルでの活性化の機序については一定の見解 はなされていない。2)本研究での計測方法は,増加した骨梁を示す red area の表面積を数値化して行なっ ている。SAMR1に比較して SAMP6の骨梁は未熟で骨の治癒遅延を示した。SAMR1では新生骨は既に成 熟し,仮骨の幅径が狭まっていたのに対し,SAMP6では未だ仮骨形成期であったために新生骨が広範囲にわ たり存在していたと考える。その結果,新生骨の表面積は SAMP6で高い値を示したものと考えられる。 3)重ね合わせ像において欠損部以外の外周部にみとめられる増加像(red area)がズレによるものであれば, その反対側において減少像(blue area)がみとめられるはずである。従って欠損部以外にみとめられる増加像 は成長によるものと考えられる。また同所見をみとめたものは一例であり,各群につき一個体から10枚の像を 抽出し統計解析を行っているため,その誤差は十分に補正されていると考えられる。4)マイクロ CT 所見で は仮骨形成が所見として抽出されてこないため本研究では除外とした。また,一般に仮骨形成が最も盛んとさ れる7日例の H-E 所見では,SAMR1と比較して SAMP6の欠損部は肉芽組織に富み,仮骨の形成に乏しい 傾向をみとめた。この結果から LIPUS の介入の有無に関わらず,SAMP6の治癒の遅延が示された。今回は 欠損形成直後から14日までの経時的に増減した骨量を検討しているため,提示する組織標本は0日と14日のも のとした。との説明が行われ,概ね妥当な回答が得られた。また英文の表記,図表の修正,参考文献の整理に ついて指摘がなされ,訂正が行なわれた。 以上より,本研究で得られた結果は,今後の歯科医学の進歩,発展に寄与するところ大であり,学位授与に 値するものと判定した。 歯科学報 Vol.114,No.1(2014) 83 ― 83 ―

参照

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