Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College,
Available from http://ir.tdc.ac.jp/
URL
http://hdl.handle.net/10130/4891
Right
T
okyo Dental College News
292
号
2019
年2
月
・ 3
月
第124回卒業証書授与式挙行
第124回卒業証書・学位記授与式挙行
2018年度大学院歯学研究科修了式開催
第68回歯科衛生士専門学校卒業証書授与式挙行
本
号
の
主
な
内
容
ご挨拶 学内ニュース 大学院ニュース 海外出張報告 トピックス 学生会ニュース 図書館から 短期大学ニュース 歯科衛生士校ニュース 2019年度時間割 2019年度学年暦 人物往来 大学日誌 学位記授与 人事 規程第124回卒業証書・学位記授与式は、2019年3月 15日(金)午前10時より水道橋校舎新館血脇記念ホ ールにおいて挙行され、第 124期卒業生 127名が慣れ 親しんだ水道橋の学び舎を巣立ち、それぞれの道へ羽 ばたいて行った。 厳かな卒業式は、佐藤 亨学生部長の開式の辞が述 べられ開始された。 一戸達也副学長の学事報告に続いて、片倉 朗教務 部長から 127名の卒業生の名前が呼名され、舞台袖の テレビ画面に少し緊張した卒業生ひとりひとりの顔が 映し出された。井出吉信学長から、卒業生を代表して 小林嵩史君に卒業証書が授与された。 各賞の受賞は、学長賞に小林嵩史君、血脇賞受賞者 4名を代表して山下 悠君、井上 裕賞には近藤 周君、 精励賞受賞者 13名を代表して小林 裕君、卒業論文賞 受賞者 15名を代表して徳山 彰秀君が選ばれ、それぞ れに賞状及び金メダルが授与された。 その後、井出学長から卒業生へ告辞を述べられ、 澁谷國男同窓会会長から卒業生へ祝辞が贈られた。ま た、在校生を代表して大西眞実さん(第5学年)から 送辞が読み上げられ、これに応えて卒業生代表の 小林嵩史君が答辞を述べた。 最後に混声合唱部部長村上 聡准教授(臨床検査病 理学講座)指揮、小久保楓香さん(第 4学年)伴奏に より全員で校歌を斉唱し、第 124回卒業証書・学位記 授与式は閉式した。 引き続き記念品贈呈式が行われ、大学、同窓会、父 兄会からそれぞれ卒業生へ、卒業生一同から大学へ記 念品が贈呈された。 式を終えた卒業生は、血脇記念ホールで恩師と共に 記念撮影を終え、新館第 3講義室で卒業生一人一人と 各受賞者に橋本正次副学長から賞状及び金メダルが授 与され、全ての行事が終了した。 現在、本学に在籍する学生は、856名であります。 これらの学生の教育については、専任者として教授 58名、准 教 授41名、講 師76名、助 教104名 の 合 計 279名、このほかに臨床教員、客員教員、嘱託教員お よび非常勤講師の合計 686名、合わせて 965名が担当 しております。 本日、第124回卒業証書授与式において卒業証書を 授与される者は、前記在籍者のうち 127名でありま す。これを大学設置以来の卒業生と合わせますと 9,342名、専門学校設置以来の卒業生と合わせますと 15,355名となります。 なお、高山歯科医学院創立以来の卒業生を通算しま すと15,646名となります。
第 124回 卒業証書・学位記授与式挙行
東京歯科大学 副学長一戸達也
第 124回 卒業証書授与式学事報告
▲ 父兄会から金一封を手渡されるアルバム委員長の 塩谷麻衣さん ▲ 同窓会から金一封と同窓会会員章を手渡される 勉強対策委員長の山下 悠君 ▲ 精励賞受賞者13名を代表して小林 裕君が受賞 ▲ 卒業論文賞受賞者15名を代表して徳山彰秀君が 受賞 ▲ 卒業生を代表して卒業証書を授与される小林嵩史君(学長賞受賞者) ▲ 井上裕賞を受賞する近藤 周君 ▲ 血脇賞受賞者4名を代表して山下 悠君が受賞2 XXX号 20XX年XX月XX日発行 XXX号 20XX年XX月XX日発行 3 第124回卒業証書・学位記授与式は、2019年3月 15日(金)午前10時より水道橋校舎新館血脇記念ホ ールにおいて挙行され、第124期卒業生127名が慣れ 親しんだ水道橋の学び舎を巣立ち、それぞれの道へ羽 ばたいて行った。 厳かな卒業式は、佐藤 亨学生部長の開式の辞が述 べられ開始された。 一戸達也副学長の学事報告に続いて、片倉 朗教務 部長から127名の卒業生の名前が呼名され、舞台袖の テレビ画面に少し緊張した卒業生ひとりひとりの顔が 映し出された。井出吉信学長から、卒業生を代表して 小林嵩史君に卒業証書が授与された。 各賞の受賞は、学長賞に小林嵩史君、血脇賞受賞者 4名を代表して山下 悠君、井上 裕賞には近藤 周君、 精励賞受賞者13名を代表して小林 裕君、卒業論文賞 受賞者15名を代表して徳山 彰秀君が選ばれ、それぞ れに賞状及び金メダルが授与された。 その後、井出学長から卒業生へ告辞を述べられ、 澁谷國男同窓会会長から卒業生へ祝辞が贈られた。ま た、在校生を代表して大西眞実さん(第5学年)から 送辞が読み上げられ、これに応えて卒業生代表の 小林嵩史君が答辞を述べた。 最後に混声合唱部部長村上 聡准教授(臨床検査病 理学講座)指揮、小久保楓香さん(第4学年)伴奏に より全員で校歌を斉唱し、第124回卒業証書・学位記 授与式は閉式した。 引き続き記念品贈呈式が行われ、大学、同窓会、父 兄会からそれぞれ卒業生へ、卒業生一同から大学へ記 念品が贈呈された。 式を終えた卒業生は、血脇記念ホールで恩師と共に 記念撮影を終え、新館第3講義室で卒業生一人一人と 各受賞者に橋本正次副学長から賞状及び金メダルが授 与され、全ての行事が終了した。 現在、本学に在籍する学生は、856名であります。 これらの学生の教育については、専任者として教授 58名、准 教 授41名、講 師76名、助 教104名 の 合 計 279名、このほかに臨床教員、客員教員、嘱託教員お よび非常勤講師の合計686名、合わせて965名が担当 しております。 本日、第124回卒業証書授与式において卒業証書を 授与される者は、前記在籍者のうち127名でありま す。これを大学設置以来の卒業生と合わせますと 9,342名、専門学校設置以来の卒業生と合わせますと 15,355名となります。 なお、高山歯科医学院創立以来の卒業生を通算しま すと15,646名となります。
第124回 卒業証書・学位記授与式挙行
東京歯科大学 副学長一戸達也
第124回 卒業証書授与式
第124回 卒業証書授与式学事報告
3 292 号 2019 年 5 月 31 日発行 ▲ 卒業生を代表して卒業証書を授与される小林嵩史君(学長賞受賞者) ▲ 血脇賞受賞者4名を代表して山下 悠君が受賞 ▲ 井上裕賞を受賞する近藤 周君 ▲ 精励賞受賞者13名を代表して小林 裕君が受賞 ▲ 卒業論文賞受賞者15名を代表して徳山彰秀君が ▲ 同窓会から金一封と同窓会会員章を手渡される ▲ 父兄会から金一封を手渡されるアルバム委員長の 受賞 勉強対策委員長の山下 悠君 塩谷麻衣さん出
u l a t i o n s
本日、ここに第124回の卒業証書授与式にあたり、 卒業生並びに今日まで深い愛情を持ってお育て賜った ご父兄の皆様に、東京歯科大学同窓会を代表して、心 よりお祝い申し上げます。 卒業生の皆様には、今日まで多くの試練を乗り越え てこられたことに心から敬意を表します。 歯科大学の置かれている環境は、今日の社会情勢 や、歯科医療体制等、大変厳しい状況が続いておりま す。その為、歯科大学の学生さんはもとより、教職員 の皆様にも多大な負担がかかっております。このよう な状況を見事に乗り越えられ栄えある卒業式を迎えら れました。 本日から皆様は、日本の歯科大学において最も長く 輝かしい歴史と伝統を誇る東京歯科大学同窓会の会員 となります。 東京歯科大学同窓会は124年前の明治28年、本学 の建学者である血脇守之助先生の「歯科医師は生涯に 渡る研鑽と、共に助け合い、人間性を高める必要があ る」として同窓会の前身となる「院友会」を創設され ました。以来多くの同窓会会員が日本の歯科界のリー ダーとして、多くの方面において活躍されておりま す。 東京歯科大学の前身である高山歯科医学院以来の卒 業生は15000余名となり、現在9100余名の会員が全 国すべての都道府県にある同窓会支部に所属し、地域 の人々の保健活動や我が国の歯科医療発展の為、大い に活躍しております。 同窓会は、旧水道橋校舎、千葉キャンパス、そして 新水道橋校舎と、それぞれ異なるキャンパスで学んだ 3世代の会員で構成されております。この3世代の会 員が連携を密にし、特に若手の会員や女性会員がより 参画しやすい同窓会の構築を目指しております。 卒業して5年目までの会員は「新進会員」となり、 新進会員のつどい、症例検討会、卒後研修セミナー等 を開催し、若手の会員の臨床研修の支援を行っており ます。 卒業生の皆様には積極的に同窓会活動に参画され、 歯科界を担うリーダーとして活躍されることを心から 期待しております。 卒業生の皆様の輝かしい未来と、母校東京歯科大学 の益々の発展、そして本日ご列席の皆様のご健勝とご 多幸を祈念いたまして祝辞といたします。 本日は誠におめでとうございます。祝 辞
東京歯科大学同窓会 会長澁谷國男
門
C o n g r a t
告 辞
東京歯科大学 学長井出吉信
第124期生のみなさん、卒業おめでとうございま す。また ご臨席のご両親はじめご家族の皆様におか れましては、今日の卒業式を無事に迎えることができ たことを心よりお祝い申し上げます。 皆さんも知っての通り、近年、再生医療やゲノム医 療、AIの臨床応用など医療分野の進歩はめざましく、 細胞移植治療なども臨床応用の段階となっています。 平成に続く新しい時代は、さらに大きな変化がやっ てきます。 そのような変革の時代に対応していくためには、専 門知識と技術力、そして、医師やコ・メディカルの他 職種とのチーム医療における、高いコミュニケーショ ン能力が求められます。さらに、栄養学や薬学などの 他分野の幅広い知識や連携も必要となります。 2020年に創立130周年を迎える本学においても、 このような医療の変革や、超高齢化社会に対応するべ く、常に変化し、未来へと進んでいく必要がありま す。 このような将来を見据え、本学では他大学には見ら れない、水道橋キャンパス、市川キャンパス、千葉キ ャンパスを有しておりますが、2020年の開校130周 年を目指し、さらに施設の充実を図っています。そこ では、最先端の歯科医学教育・全身疾患にも対応でき る歯科臨床、研究の拠点と成ります。 第124期生のみなさんは、大学に於いて歯科医学の 知識を学んできました。これから始まる全国の病院や 施設での歯科臨床の実践を通して、これまで得てきた 知識だけでは、いかに不十分であったかということを 実感するでしょう。これから大学で学んだ事を基礎と して、さらに自ら学び研修してこそ、歯科医師として の成長があると思います。 将来、周囲から信頼される歯科医師として自立した ならば、そこで得た豊富な経験と知識を、ぜひ大学に 還元し、後進を育てるために役立ててください。また 大学は将来にわたって研鑽する為の生涯教育の場でも 有ります。 校歌に謳われるように、東京歯科大学は、これから も皆さんにとって、「父なり、友なり、全き家なり」 なのです。このことを忘れないでください。 卒業おめでとう!C o n g r a t
第124期生のみなさん、卒業おめでとうございま す。また ご臨席のご両親はじめご家族の皆様におか れましては、今日の卒業式を無事に迎えることができ たことを心よりお祝い申し上げます。 皆さんも知っての通り、近年、再生医療やゲノム医 療、AIの臨床応用など医療分野の進歩はめざましく、 細胞移植治療なども臨床応用の段階となっています。 平成に続く新しい時代は、さらに大きな変化がやっ てきます。 そのような変革の時代に対応していくためには、専 門知識と技術力、そして、医師やコ・メディカルの他 職種とのチーム医療における、高いコミュニケーショ ン能力が求められます。さらに、栄養学や薬学などの 他分野の幅広い知識や連携も必要となります。 2020年に創立130周年を迎える本学においても、 このような医療の変革や、超高齢化社会に対応するべ く、常に変化し、未来へと進んでいく必要がありま す。 このような将来を見据え、本学では他大学には見ら れない、水道橋キャンパス、市川キャンパス、千葉キ ャンパスを有しておりますが、2020年の開校130周 年を目指し、さらに施設の充実を図っています。そこ では、最先端の歯科医学教育・全身疾患にも対応でき る歯科臨床、研究の拠点と成ります。 第124期生のみなさんは、大学に於いて歯科医学の 知識を学んできました。これから始まる全国の病院や 施設での歯科臨床の実践を通して、これまで得てきた 知識だけでは、いかに不十分であったかということを 実感するでしょう。これから大学で学んだ事を基礎と して、さらに自ら学び研修してこそ、歯科医師として の成長があると思います。 将来、周囲から信頼される歯科医師として自立した ならば、そこで得た豊富な経験と知識を、ぜひ大学に 還元し、後進を育てるために役立ててください。また 大学は将来にわたって研鑽する為の生涯教育の場でも 有ります。 校歌に謳われるように、東京歯科大学は、これから も皆さんにとって、「父なり、友なり、全き家なり」 なのです。このことを忘れないでください。 卒業おめでとう! 4 5告 辞
東京歯科大学 学長井出吉信
XXX号 20XX年XX月XX日発行 XXX号 20XX年XX月XX日発行 第124回 卒業証書授与式学長告辞・同窓会長祝辞
5 292 号 2019 年 5 月 31 日発行門 出
u l a t i o n s
祝 辞
東京歯科大学同窓会 会長澁谷國男
本日、ここに第124回の卒業証書授与式にあたり、 卒業生並びに今日まで深い愛情を持ってお育て賜った ご父兄の皆様に、東京歯科大学同窓会を代表して、心 よりお祝い申し上げます。 卒業生の皆様には、今日まで多くの試練を乗り越え てこられたことに心から敬意を表します。 歯科大学の置かれている環境は、今日の社会情勢 や、歯科医療体制等、大変厳しい状況が続いておりま す。その為、歯科大学の学生さんはもとより、教職員 の皆様にも多大な負担がかかっております。このよう な状況を見事に乗り越えられ栄えある卒業式を迎えら れました。 本日から皆様は、日本の歯科大学において最も長く 輝かしい歴史と伝統を誇る東京歯科大学同窓会の会員 となります。 東京歯科大学同窓会は124年前の明治28年、本学 の建学者である血脇守之助先生の「歯科医師は生涯に 渡る研鑽と、共に助け合い、人間性を高める必要があ る」として同窓会の前身となる「院友会」を創設され ました。以来多くの同窓会会員が日本の歯科界のリー ダーとして、多くの方面において活躍されておりま す。 東京歯科大学の前身である高山歯科医学院以来の卒 業生は15000余名となり、現在9100余名の会員が全 国すべての都道府県にある同窓会支部に所属し、地域 の人々の保健活動や我が国の歯科医療発展の為、大い に活躍しております。 同窓会は、旧水道橋校舎、千葉キャンパス、そして 新水道橋校舎と、それぞれ異なるキャンパスで学んだ 3世代の会員で構成されております。この3世代の会 員が連携を密にし、特に若手の会員や女性会員がより 参画しやすい同窓会の構築を目指しております。 卒業して5年目までの会員は「新進会員」となり、 新進会員のつどい、症例検討会、卒後研修セミナー等 を開催し、若手の会員の臨床研修の支援を行っており ます。 卒業生の皆様には積極的に同窓会活動に参画され、 歯科界を担うリーダーとして活躍されることを心から 期待しております。 卒業生の皆様の輝かしい未来と、母校東京歯科大学 の益々の発展、そして本日ご列席の皆様のご健勝とご 多幸を祈念いたまして祝辞といたします。 本日は誠におめでとうございます。寒さも徐々にやわらぎ、日増しに春めいてきました。 本日は、私たちの卒業証書授与式に、ご来賓ならび に諸先生方をはじめ、多数の皆様のご臨席を賜わり、 卒業生一同心より厚く御礼申し上げます。 只今、井出学長の告辞、そして澁谷同窓会会長をは じめご来賓の皆様より励ましのお言葉を頂き、身の引 き締まる思いであります。また、在校生からは心温ま る送辞を頂き、ありがとうございました。 今、東京歯科大学で過ごした日々を振り返ると、本 当にいろいろな事が思い出されます。 この6年間の学生生活で、私たちは学問のみなら ず、多くの貴重な体験をして参りました。 私たち124期一同は、団結心が高く笑いが絶えない 学年であり、また全員一丸となって勉学、実習を行っ てきました。 2年生からの基礎科目、そして3年生からの臨床科 目においても、多くの人が自分のみならず他の人へ気 を配りながら全員で壁を乗り越えてきました。 5年生の登院実習において、未熟な私たちではあり ましたが、先生方や患者様からの暖かくも厳しいお言 葉に支えられながら、そして皆が皆を支えあいなが ら、一致団結して実習を行ってきました。 6年生になると、卒業試験全員合格という目標に向 かって斬新な制度を設け、楽しみながらもより一層勉 学に励みました。 そして124期一同を3年時から父のように支えてい ただいた学年主任の笠原先生をはじめ、副主任の先生 方とともに過ごしたこの6年間は、かけがえのないも のとなりました。 これらの機会を与え、温かく見守り、支えてくださ った、父兄会、同窓会並びに家族の皆様にも、深く感 謝いたします。 これまでは、卒業、国家試験合格という、共通の目 標に向かって努力してきました。 しかしこれからは、127名それぞれが、自分で決め た道を歩むことになります。どの道も決して平坦では なく、様々な困難が待ち受けていることと思います。 平成最後の年という節目を迎え、これからの輝かし い未来へ向かって、そして私たちが経験し学んだ事、 そしてともに歩んだ同級生との思い出を胸に、一歩一 歩日々歩んで参りたいと思います。 最後になりますが、これまでご指導、ご支援してく ださった諸先生方、職員の方々、家族、そして私たち の大学生活に関わってくださった全ての方々に、改め て深く御礼申し上げます。それぞれの道へ旅立つ私た ちではありますが、どうかこれからも温かく見守って いただければと思います。 これからも変わらぬご指導、ご支援の程、よろしく お願いいたします。 私たち卒業生一同、これからも皆様の期待に応えら れるよう、日々努力することをお約束し、また、東京 歯科大学の更なる発展を祈念して、答辞とさせていた だきます。
答 辞
第124期卒業生代表小林嵩史
送 辞
在校生代表大西眞実
寒さもようやく和らぎ、温かい春の訪れを感じる今日こ の頃となりました。 桜もまさにほころび始める今日の佳き日に東京歯科大学 をご卒業されるみなさま、ご卒業、誠におめでとうござい ます。在校生を代表して心よりお祝い申し上げます。 卒業というこの旅立ちの日に先輩方は大学生活での様々 な出来事や場面をどのように振り返っておられるでしょうか。 新生活に期待や不安を抱えながら迎えた入学式の日か ら、様々な出会いや経験をされてきたことと思います。 日々の講義や実習において精力的に学びを深めたこと、 部活動、課外活動で出会ったかけがいのない仲間たちと語 り合った日々、これらは何ものにも代えがたい財産となっ たかとおもいます。 さいかち坂校舎で、初めてお会いしたあの日から授業、 実習、試験、部活動。私たちの大学生活のすべてに先輩方 の支えがありました。先輩方は常に私たちの一歩前を行 き、その背中は私たちの憧れであり誇りでありました。 これから先輩方は、歯科医師としての人生がはじまりま す。歯科医師の道は、決して楽なことばかりではなく、時 に困難や、大きな壁にぶつかることもあると思います。 しかし、ここ東京歯科大学で様々な経験をし、数多の困 難を克服してこられた先輩方に、乗り越えられないものは ないと確信しております。 先輩方がご卒業されるのは嬉しくもあり、寂しくもあり ますが先輩方から引き継いだ本学の素晴らしい伝統を、後 輩たちへとつなぐためにも、在校生一同、懸命に努力して まいります。 私たちはこの東京歯科大学で素晴らしい先輩方に出会え たことをとても幸せに感じています。 最後になりましたが人生の新たな門出をお祝い申し上 げ、今度のさらなるご活躍とご多幸を心からお祈りし、送 辞とさせていただきます。6 XXX号 20XX年XX月XX日発行 XXX号 20XX年XX月XX日発行 7 第124回 卒業証書授与式
在校生代表送辞・卒業生代表答辞
寒さもようやく和らぎ、温かい春の訪れを感じる今日こ の頃となりました。 桜もまさにほころび始める今日の佳き日に東京歯科大学 をご卒業されるみなさま、ご卒業、誠におめでとうござい ます。在校生を代表して心よりお祝い申し上げます。 卒業というこの旅立ちの日に先輩方は大学生活での様々 な出来事や場面をどのように振り返っておられるでしょうか。 新生活に期待や不安を抱えながら迎えた入学式の日か ら、様々な出会いや経験をされてきたことと思います。 日々の講義や実習において精力的に学びを深めたこと、 部活動、課外活動で出会ったかけがいのない仲間たちと語 り合った日々、これらは何ものにも代えがたい財産となっ たかとおもいます。 さいかち坂校舎で、初めてお会いしたあの日から授業、 実習、試験、部活動。私たちの大学生活のすべてに先輩方 の支えがありました。先輩方は常に私たちの一歩前を行 き、その背中は私たちの憧れであり誇りでありました。 これから先輩方は、歯科医師としての人生がはじまりま す。歯科医師の道は、決して楽なことばかりではなく、時 に困難や、大きな壁にぶつかることもあると思います。 しかし、ここ東京歯科大学で様々な経験をし、数多の困 難を克服してこられた先輩方に、乗り越えられないものは ないと確信しております。 先輩方がご卒業されるのは嬉しくもあり、寂しくもあり ますが先輩方から引き継いだ本学の素晴らしい伝統を、後 輩たちへとつなぐためにも、在校生一同、懸命に努力して まいります。 私たちはこの東京歯科大学で素晴らしい先輩方に出会え たことをとても幸せに感じています。 最後になりましたが人生の新たな門出をお祝い申し上 げ、今度のさらなるご活躍とご多幸を心からお祈りし、送 辞とさせていただきます。送 辞
在校生代表大西眞実
7 292 号 2019 年 5 月 31 日発行答 辞
第124期卒業生代表小林嵩史
寒さも徐々にやわらぎ、日増しに春めいてきました。 本日は、私たちの卒業証書授与式に、ご来賓ならび に諸先生方をはじめ、多数の皆様のご臨席を賜わり、 卒業生一同心より厚く御礼申し上げます。 只今、井出学長の告辞、そして澁谷同窓会会長をは じめご来賓の皆様より励ましのお言葉を頂き、身の引 き締まる思いであります。また、在校生からは心温ま る送辞を頂き、ありがとうございました。 今、東京歯科大学で過ごした日々を振り返ると、本 当にいろいろな事が思い出されます。 この6年間の学生生活で、私たちは学問のみなら ず、多くの貴重な体験をして参りました。 私たち124期一同は、団結心が高く笑いが絶えない 学年であり、また全員一丸となって勉学、実習を行っ てきました。 2年生からの基礎科目、そして3年生からの臨床科 目においても、多くの人が自分のみならず他の人へ気 を配りながら全員で壁を乗り越えてきました。 5年生の登院実習において、未熟な私たちではあり ましたが、先生方や患者様からの暖かくも厳しいお言 葉に支えられながら、そして皆が皆を支えあいなが ら、一致団結して実習を行ってきました。 6年生になると、卒業試験全員合格という目標に向 かって斬新な制度を設け、楽しみながらもより一層勉 学に励みました。 そして124期一同を3年時から父のように支えてい ただいた学年主任の笠原先生をはじめ、副主任の先生 方とともに過ごしたこの6年間は、かけがえのないも のとなりました。 これらの機会を与え、温かく見守り、支えてくださ った、父兄会、同窓会並びに家族の皆様にも、深く感 謝いたします。 これまでは、卒業、国家試験合格という、共通の目 標に向かって努力してきました。 しかしこれからは、127名それぞれが、自分で決め た道を歩むことになります。どの道も決して平坦では なく、様々な困難が待ち受けていることと思います。 平成最後の年という節目を迎え、これからの輝かし い未来へ向かって、そして私たちが経験し学んだ事、 そしてともに歩んだ同級生との思い出を胸に、一歩一 歩日々歩んで参りたいと思います。 最後になりますが、これまでご指導、ご支援してく ださった諸先生方、職員の方々、家族、そして私たち の大学生活に関わってくださった全ての方々に、改め て深く御礼申し上げます。それぞれの道へ旅立つ私た ちではありますが、どうかこれからも温かく見守って いただければと思います。 これからも変わらぬご指導、ご支援の程、よろしく お願いいたします。 私たち卒業生一同、これからも皆様の期待に応えら れるよう、日々努力することをお約束し、また、東京 歯科大学の更なる発展を祈念して、答辞とさせていた だきます。定年退職のご挨拶
臨床検査病理学講座井上 孝
平成が終わる 2019 年3月末、41 年間勤務した大学を定 年退職致しますので、ご挨拶申し上げます。亡き父親から 貰った 「怒るな働け、全て良きに解釈」 を座右の銘とし、師 事した3人の教授の言葉を胸に、自分の理想とする教室を作 りました。その結果、振りかえってみれば、原著等 331 編、 総説・解説論文等 258 編と歯科関連文書(解説・辞書等を含 む)512 編を執筆することができました。また、留学生 16 名の指導を行い、国際活動を行うこともできました。よい大 学生活であったと感謝しております。 東京歯科大学の教員は、外部からの大きな評価を獲得する ことに奔走するべきです。大学の名声を残すことが使命であ ると思います。教授は、高い臨床力と卓越した研究を指導 し、准教授・講師の先生は、大学の仕事に終始するのではな く、自分の研究分野を確立し、海外へ発信するべきです。助 教の先生は、積極的に外の研究者、教育者、臨床家との接触 を試みて、自分のビジョンを作るべきです。研究ができれ ば、教育力はおのずとついてくると信じています。 大学院生の先生は、貪欲に文献を読み、学会に出て、著者 や演者に接し、研究の引き出しを増やすことが大切です。 現在の社会の流れを考えれば、国家試験の合格率に拘るこ とは仕方のないことかも知れませんが、次世代の東京歯科を 担う先生方には、研究・教育・臨床に対して多く語らい、教 授会で意見を述べ、東京歯科の未来を開いて頂くことを期待 して筆を置きたいと思います。 略 歴 1978 年 3 月 東京歯科大学卒業 1982 年 4 月 東京歯科大学講師(病理学第二講座) 1983 年 9 月 カナダ・トロント大学歯学部客員助教授(1985 年 8 月まで) 1988 年 6 月 東北歯科大学非常勤講師 病理学講義担当 1991 年 7 月 東京歯科大学助教授(病理学) 1994 年 1 月 アラバマ大学歯学部客員研究員(同年 4 月まで) 1994 年 4 月 九州大学歯学部非常勤講師(インプラント学) 1995 年 6 月 東京歯科大学千葉病院臨床検査室長 1998 年 4 月 新潟大学歯学部非常勤講師(解剖学) 1998 年 6 月 東京歯科大学千葉病院臨床検査部長 2001 年 5 月 東京歯科大学教授(臨床検査学・病理学) 2002 年 4 月 広島大学歯学部非常勤講師(臨床検査学) 2003 年 4 月 岡山大学医学部非常勤講師(生化学) 2004 年 4 月 日本大学歯学部非常勤講師(歯内療法学) 2004 年 6 月 東京歯科大学千葉病院副病院長 2008 年 4 月 東京歯科大学口腔科学研究センター副所長 2009 年 1 月 鄭州大学口腔医学院名誉院長、同研究所名誉所長 2009 年 4 月 東京歯科大学口腔科学研究センター所長 2010 年 6 月 東京歯科大学大学院研究科長 2011 年 4 月 東京歯科大学教授(臨床検査病理学講座:講座統合による) 2011 年 4 月 大阪大学歯学部非常勤講師(病理学) 2012 年 1 月 東京理科大学客員教授(総合研究機構) 2013 年 6 月 東京歯科大学千葉病院病院長 2013 年 6 月 東京歯科大学歯科衛生士専門学校校長 2016 年 4 月 広島大学客員教授 所属団体 東京歯科大学学会(理事) 日本口腔検査学会(理事長) 日本臨床口腔病理学会(理事) 日本再生歯科医学会(理事) 日本病理学会(評議員) FDI(教育委員会委員・学術委員会委員・現理事(アジア太平洋地域代表)) 日本歯科医師会(学術委員会・国際交流委員会副委員長) 日本歯科医学会(副会長) 全国歯科衛生士教育協議会(関東支部副会長) 日本歯科医学会連合(副理事長) 歯科専門医機構(理事)ご挨拶 11 292 号 2019 年 5 月 31 日発行 歯科矯正学講座
末石 研二
1979 年(昭和 54 年)に東京歯科大学を卒業し、矯正学講 座に入局してから 40 年間にわたり本学に在籍しておりまし たが、2019 年3月末日をもって、定年退職いたします。歯 科矯正学講座の諸先生を始め、臨床、基礎を問わず、学内の 多くの先生にご指導、ご鞭撻とご支援を賜り、深謝申し上げ ます。 瀬端正之教授の下、卒後研修課程で臨床の研鑽を水道橋に てスタートしました。その後、稲毛への大学移転に始まり、 今回の水道橋の移転を含め、計6回の異動を経験しました。 一色泰成教授、谷田部賢一教授、山口秀晴教授のそれぞれの 必要に応じたためと言えます。多くのことを学ぶことができ ました。 前任の山口教授の下では、医局長と学年副主任を経験し、 井出吉信先生の教授室に矢島安朝先生、古澤成博先生、 橋本貞充先生、久永竜一先生とともに相談に伺い、多くのご 教示をいただきました。教授になってからも、人事等で相談 に行くと、井出先生には教室の運営から教授のあるべき姿ま で多くのご指導を賜り、本当に感謝しています。 学生教育では 117 期生を担当し、河田英司教授の指導を 仰ぎながら高い合格率というよい結果を得ることができまし名誉教授の推薦について
2019 年3月 22 日(金)開催の第 689 回教授会において、 本学名誉教授規程に基づき、本年3月 31 日付で定年退職さ れる井上 孝教授と眞木吉信教授を名誉教授に推薦すること た。それ以後、好成績が続いており、学生と教員がともに努 力するという意味で、本学のよい伝統となったと思います。 1975 年に山本義茂教授の下で開設された歯科矯正学の専 門研修課程では計 360 名あまり、私の代でも 80 名ほどを 修了させ、良質な歯科矯正治療を提供できる人材の育成とい う意味での社会貢献が継承できたことに安堵しております。 最後に本学と歯科矯正学講座のますますの発展を祈念し て、退職の挨拶とさせていただきます。 略 歴 1979 年 3 月 東京歯科大学卒業 1979 年 4 月 東京歯科大学特別研究生(歯科矯正学講座) 1982 年 4 月 東京歯科大学助手(歯科矯正学講座) 2002 年 4 月 東京歯科大学講師(歯科矯正学講座) 2005 年 3 月 東京歯科大学助教授(歯科矯正学講座) 2005 年 4 月 東京歯科大学助教授(口腔健康臨床科学講座) 2007 年 4 月 東京歯科大学准教授(口腔健康臨床科学講座) 2007 年 10 月 東京歯科大学教授(歯科矯正学講座)・講座主任 所属学会 東京歯科大学学会(評議員) 日本矯正歯科学会(代議員) 東京矯正歯科学会(理事) 日本口蓋裂学会(理事) 日本顎変形症学会(評議員) が了承された。これを受け、2019 年3月 28 日(木)開催の 第 716 回理事会において 2019 年4月1日付の推薦が承認 された。第3回水道橋病院ロビーコンサート開催
▲ロビーコンサートの様子 ▲演者記念撮影 2019 年1月 19 日(土)午後2時 30 分より、水道橋病院 待合ロビーにおいて、第3回水道橋病院ロビーコンサートが 開催された。 呂 正博さん(1979 年卒・soprano&alto sax)、青木 聡さん (1986 年卒・guitar)、荒井美咲さん(2011 年卒・bass)、 御木惇史さん(2011 年卒・drums)、小田由香里さん(2011 年卒・piano)で構成される TDC OB Band に、内海安希子さ ん(vocal)を Guest に迎え「Jazz Live」が公演された。コン サートは2部構成で、「Sun singer」「愛のためいき」「糸」 等の名曲が披露された。 当日は 60 名以上の方々が集まり、盛大かつ和やかにコン サートは終了した。2018 年度第8回水道橋病院教職員研修会開催
▲説明をする松浦准教授 ▲説明をする久木留助教 2019 年1月 24 日(木)午後6時より、水道橋校舎本館第 1講義室において、2018 年度第8回水道橋病院教職員研修会 が開催された。今回は、「医療機器安全管理について」と題し た医療機器安全管理委員会委員長の松浦信幸准教授による講 演、「医療ガス安全管理について」と題した医療ガス安全管理 委員会委員長の久木留宏和助教による講演が行われた。 講演は、はじめに松浦准教授から医療機器安全管理指針の 説明や医療機器安全使用のための情報収集方法として 「PMDA」活用の推奨説明があった。続いて医療機器安全管 理委員会委員の神長紀子主任看護師から手術室・病棟におけ る日常の医療機器点検について、実際の点検表を用いた具体 的な点検方法の説明がなされた。 次に久木留助教による酸素ボンベの取扱いや中央配管シス テムについての説明があり、当院の医療ガス設備について理 解が深まった。 今回の研修会では、医療機器および医療ガスに関する取扱 いについて、教職員が正確に認識することにつながる大変有 意義な研修会となった。学内ニュース 292 号 2019 年 5 月 31 日発行
第178 回歯科医学教育セミナー開催
▶講演される川口先生 2019 年1月 28 日(月)午後6時より、水道橋校舎本館第 1講義室において、第 178 回歯科医学教育セミナーが開催 された。当日はテレビ会議システムで市川総合病院、千葉校 舎にも中継された。 今回は、大妻女子大学家政学部食物学科教授の川口美喜子 先生(本学非常勤講師)による「『 地域・在宅に栄養食事支援 を根ざす』を目標とした管理栄養士卒後教育の立ち上げ」と 題した講演が行われた。 2018 年6月、本学と大妻女子大学は、両大学の教育・研 究において相互に交流を深め、連携し、学術活動を推進する ことを目的とした連携交流に関する協定を締結した。川口先 生は、摂食嚥下リハビリテーション研究室(大久保真衣准教 授)と第4学年「地域包括ケアと高齢者の歯科診療」のなか で、高齢者のための栄養学、多職種連携、チーム医療等の講 義をご担当いただいている。 大妻女子大学の管理栄養士スキルアップセンターは、地域 における栄養ケアや在宅傷病者・高齢者への訪問栄養指導が できる管理栄養士の実践的応用力の育成機能を果たす役割を 有するとともに、潜在有資格者の管理栄養士の育成および情 報の発信機能をもち、さらに栄養問題にかかわる研究の推進 とその成果を社会に還元することを目的として設立された。 本センターを活用いただくことで、歯科医師と管理栄養士と の連携をはかり、健康長寿への貢献ができる旨の説明があっ た。質疑応答も活発に行われ、大変有意義なセミナーとなっ た。一般入学試験(Ⅰ期)・大学入試センター利用試験(Ⅰ期)実施
2019 年度一般入学試験(Ⅰ期)・大学入試センター利用試 験(Ⅰ期)が、2019 年2月2日(土)午前9時より、水道橋校 舎本館および TKP 新大阪ビジネスセンター、TKP 博多駅前 シティセンターの3会場において実施された。Ⅰ期は、一般 入学試験 391 名、大学入試センター利用 185 名、併願者 166 名、合計 557 名(実数 410 名)の志願者があった。一般 入学試験志願者には英語、数学、理科の3科目の学力試験、 小論文、面接を実施した。大学入試センター利用試験志願者 は、1月 19 日(土)、20 日(日)に実施された大学入試セン ター試験において本学が指定した科目を予め受験してもら い、2月2日(土)に水道橋校舎および大阪会場、福岡会場に おいて小論文、面接試験を実施した。 一般(Ⅰ期)、大学入試センター利用(Ⅰ期)ともに2月6日 (水)夕方に本学ホームページにて合格者が発表され、合格者 に合格通知が発送された。 132018 年度水道橋病院臨床研修歯科医症例報告会開催
▲式終了後に古澤研修管理委員長、春山副委員長を囲んで 2019 年2月6日(水)・7日(木)両日の午後6時 30 分よ り、水道橋校舎本館 13 階第1講義室において、2018 年度 水道橋病院臨床研修歯科医症例報告会が開催された。この会 は、1年間の臨床研修の総括として、臨床研修歯科医自らが 治療を行った症例について学会形式で報告するものである。 第 16 回目となる今回は、水道橋病院の臨床研修歯科医が持 ち時間5分の口頭発表により2日間にわたって症例報告を 行った。 報告会は水道橋病院の教職員の他、協力型臨床研修施設の 指導医の先生方にもご臨席いただき、活発な質疑応答が行わ れ、今後の診療に役立つアドバイスもいただいた。 なお、各発表は「内容の理解度」「プレゼンテーション能 力」「診断および治療計画の立案」等複数の項目で評価され、 評価を集計の上、優秀な発表者 3 名を研修修了式にて表彰 する。また後日、全ての発表内容をまとめた報告書も作成予 定である。 研修修了を間近に控えた臨床研修歯科医にとって、この症 例報告会は 1 年間の研修の集大成であり、その締めくくり に相応しい会となった。2018 年度 口腔科学研究センターワークショップ開催
2019 年2月 26 日(火)午後4時より、水道橋校舎新館血 脇記念ホールにおいて、口腔科学研究センターワークショッ プが開催された。 村松 敬研究機器管理部長の司会で開会し、井出吉信学長 よりご挨拶を頂いた後、東 俊文口腔科学研究センター所長 から、ワークショップの概要について説明が行われた。引き 続き、文部科学省「私立大学研究ブランディング事業」の進 捗・成果報告が、プロジェクト推進委員長の山口 朗客員教 授(口腔科学研究センター)と各グループリーダーである東教 授(生化学講座)、石原和幸教授(微生物学講座)、後藤多津子 教授(歯科放射線学講座)、阿部伸一教授(解剖学講座)から行 われた。次に、学長奨励研究助成採択者の小野寺晶子講師 (生化学講座)から研究成果報告が行われた。最後に、口腔科 学研究センターコア研究部門主任の松永 智准教授(解剖学講 座)、石井武展講師(歯科矯正学講座)、菊池有一郎講師(微生 物学講座)から研究成果報告が行われ、笠原正貴実験動物施 ▲挨拶される東先生 設管理部長の閉会の辞により終了した。 当日は多数の方が参加し、活発な論議が繰り広げられた。学内ニュース 292 号 2019 年 5 月 31 日発行
2018 年度 第9回水道橋病院教職員研修会開催
2019 年2月 28 日(木)午後6時より、水道橋校舎本館第 1講義室において、2018 年度第9回水道橋病院教職員研修 会が開催された。 今回は、「手洗い講習会」と題して感染予防対策チーム委 員会副委員長の辻野啓一郎講師による講演が行われた。 まず、手洗いの種類について洗浄剤を配合した手洗用消毒 薬を使って流水で洗い流すスクラブ法と、アルコール擦式製剤 を手掌にとり、乾燥するまで擦り込んで消毒するラビング法に ついての説明があった。現在はアルコール擦式製剤の使用が 推奨されており、手が目に見えて汚れているときは石けんと流 水で手を洗うべきであると説明があった。また、手指衛生の原 則として「一処置一手洗い」を挙げ、遵守しやすい環境を作 ることが大切であると説明があった。講演の最後は参加者全員 でラビング法での手洗いの仕方について確認を行った。 今回の講演では日常手洗いの重要性について再認識できる 大変有意義な研修となった。第12 回千葉歯科医療センターロビーコンサート
2019 年3月2日(土)午後2時より、千葉歯科医療セン ター1階待合ロビーにおいて、プロのヴァイオリニストの 高橋 渚氏、高橋 梓氏を演奏者に迎えて、第 12 回ロビーコ ンサートが開催された。 コンサートでは、バッハの「無伴奏ヴァイオリンソナタ第 1番」やモーツァルトのオペラ「魔笛」より組曲、シューベ ルト歌曲「魔王」などが演奏された。集まった 50 名もの観 衆はその美しい音色に聞き入り、盛大な拍手によるアンコー ルが行われ盛況に終了した。 ▲説明をする辻野講師 ▲ロビーコンサートの様子一般入学試験(Ⅱ期)・大学入試センター利用試験(Ⅱ期)・編入学試験B、
学士等特別選抜B実施
2019 年3月9日(土)午前9時より、2019 年度一般入学 試験(Ⅱ期)・大学入試センター利用試験(Ⅱ期)が水道橋校舎 において実施された。一般入学試験では 259 名、大学入試 センター利用 27 名、併願者 25 名、合計 286 名(実数 261 名)、また、編入学試験B、学士等特別選抜Bも同時刻に水 道橋校舎で開始され、11 名の志願者があり、小論文、小テ ストおよび面接試験が行われた。一般入学試験(Ⅱ期)、大学 入試センター利用試験(Ⅱ期)は、どちらも3月 12 日(火)夕 方に合格者が発表された。編入学試験Bの合格者は、来年度 の第2学年に、学士等特別選抜Bは第1学年に入学する。な お、合格者には3月 12 日(火)に合格通知が発送された。 15市川市との合同医療救護活動訓練報告
2019 年3月2日(土)午後2時より、市川総合病院にて、 地震などの大規模災害に備え、市川市との医療救護活動合同 訓練が実施された。 当院は千葉県の地域災害拠点病院に指定されており、災害 時には多数の負傷者が押し寄せることが予測される。市川市 は当院敷地内に医療救護所を設営する予定で、医師会から派 遣された医師が負傷者の応急手当てと病院内への搬送の要否 判断などを実施することになっている。 訓練は東京湾北部を震源とする最大震度6弱、マグニ チュード 7.3 の地震が発生、市内沿岸部は液状化し、市内中 心部は建物の倒壊などで多くの負傷者が出たとの想定で始 まった。 当院の役割は、市川市および市川市医師会と相互に連携を 図り、すみやかに医療救護活動を実施し、後方病院の機能を 果たすというものである。当院が患者で溢れ、重傷者への対 応など本来の役割が損なわれてしまう可能性があるため、市 川市により当院正面に仮設救護所が設営され、市川市医師会 の医師によるトリアージが実施されることとなっている。軽 微な負傷患者は仮設救護所で治療して帰宅させ、院内での治 療が必要となる重症患者を判別して後方病院である当院へ搬 送する。一方、当院側では仮設救護所から搬送されてくる重 症患者を受け入れ、院内で二次トリアージを実施して重症患 者の処置を行うという、それぞれの役割が予め決められてい る。訓練は、そうした役割分担を想定して行われた。 当日は市川市職員や市川市医師会・歯科医師会・薬剤師 会・千葉県接骨師会市川浦安支部、当院教職員ら約 300 名 が参加した。 訓練内容としては、本部の動きを重点課題とし、また例年 に比べて多数の傷病者の想定で行ったが、滞りなく進行し、 人の動きや各種オーダーなどの流れを確認することができ た。しかしながら、今後の課題となる問題点も数多くあり、 実際に災害が発生した際に受け入れ能力を超えた多数の被災 者が来院した場合には、対応が不可能になるという現実も想 像される。全体的には、災害医療対応の基本を理解できる訓 練であったが、医療資源の枯渇やライフラインの途絶などに よる病院機能が低下した場合の対応についてなど、災害時の 基本的な考え方や、流れを理解する上でも災害に対する意識 がより高まった訓練となった。 ▲一次トリアージ風景 ▲災害対策本部風景 ▲救急隊による搬送風景 ▲院内における傷病者処置風景292 号 2019 年 5 月 31 日発行
大学院
ニ ュ ー ス第444 回大学院セミナー開催
▶講演される尾尻先生 2019 年1月 16 日(水)午後6時より、水道橋校舎本館第 1講義室において、第 444 回大学院セミナーが開催された。 今回は東京慈恵会医科大学放射線医学講座教授の尾尻博也先 生をお招きして、「見慣れない・聞き慣れない頭頸部病変・ 所見」と題して講演をいただいた。 頭頸部領域は解剖学的構成要素が多く複雑であるため疾患 の種類も多い。そのため、比較的遭遇する機会の少ない疾患 や症候群、新しい疾患概念として定義された病態のみなら ず、新しい術式や医療器具など、画像診断医にとって見慣れ ない・聞きなれない病変や所見が必然的に多くなる。本セミ第445 回大学院セミナー開催
2019 年1月 30 日(水)午後6時より、水道橋校舎西棟ラウ ンジにおいて、第 445 回大学院セミナーが開催された。今回 は東京歯科大学市川総合病院放射線科客員教授の青柳 裕先 生をお招きして、「癌の放射線治療」と題して講演をいただ いた。 口腔がんの治療においては、歴史的にも手術療法と放射線 療法が根治的治療法として競合してきた。近年、高齢者の患 者が増加していること、多種多様な価値観のなかで治療法を 患者が選択する機会が増えたことも関係し、ある程度の進行 がんでも根治的放射線治療を施行する機会が増加してきてい る。本セミナーでは、放射線の定義、放射線生物学といった 基礎的な内容や、放射線治療計画、放射線治療の役割などに ついて説明され、また期待以上の治療効果をもたらす可能性 があるアブスコパール効果を含めた最新の治療法について紹 介された。 質疑においては、放射線治療に伴う組織障害に関する内容 や、アプリケーターなどを用いた効果的な放射線照射に関す ナーでは、慢性の鼻閉感や耳下部の腫脹、咽喉頭の異常感な ど、歯科医師も目にすることが多い臨床所見を呈する症例を 多数ご提示いただき、実際の診断と文献的考察を含めたお話 をいただいた。また、代表的な美容整形術後の画像所見もご 紹介いただき、たとえ患者からの申告がなくても術後所見を 正しく診断することの重要性について強調された。 質疑においては、最近行われている内視鏡でのアプローチ による上顎洞根治術について活発な討議が行われた。今後臨 床および研究において活躍する本学の大学院生のみならず、本 学に勤務する歯科医師にとっても大変有意義な時間となった。 ▲講演される青柳先生 る活発な討議が行われた。本セミナーは放射線治療が行われ ている現場をより身近に感じることのできる貴重な機会であ り、大学院生をはじめ本学で勤務する歯科医師にとって学び にあふれたものとなった。 17第446 回大学院セミナー開催
◀講演される山城先生 2019 年2月5日(火)午後6時 30 分より、水道橋校舎西 棟ラウンジにおいて、第 446 回大学院セミナーが開催され た。今回は大阪大学大学院歯学研究科顎顔面口腔矯正学教室 教授の山城 隆先生をお招きして、「最近の口唇口蓋裂の基礎 と臨床」と題して講演をいただいた。 これまで、口唇口蓋裂の基礎研究と臨床との間には大きな ギャップがあり、基礎研究の成果が臨床への応用されること は少なく、その逆も難しかった。しかし、基礎研究と臨床の 双方の発展により、口唇口蓋裂の治療において進展が予見で きるようになってきている。 山城教授らは、Runx1 経路の解析を通じて、口蓋の癒合大学院入学試験(Ⅱ期)実施
2019 年3月2日(土)午前9時 30 分より、水道橋校舎新 館第3講義室において、2019 年度大学院入学試験(Ⅱ期)が 実施され、外国語(英語)試験および志望講座における主科目 に 関 わ る 新 た な 分 子 機 構(Runx1-Stat3-Tgfb3 signaling network)を明らかにし、さらに、Runx1 遺伝子改変動物で 生じる口蓋裂を tail vein injection により薬物的に解消する ことにも成功している。また、ライブイメージングを用い て、口蓋の癒合における上皮の癒合の新たな細胞機構を明ら かにしているとのことであった。臨床においては、上顎骨の 部分的骨延長術を口蓋裂患者に応用して、良好な成果を挙げ ている。研究と臨床の融合の重要性は周知の事であるが、そ れを実践し成果を挙げられているとても刺激的なご講演で あった。 試験・面接が行われた。今回は、志願者7名が受験し、3月 8日(金)正午に合格者の発表が行われた。大学院ニュース 292 号 2019 年 5 月 31 日発行
2018 年度大学院歯学研究科修了式開催
2019 年3月 15 日(金)午前 10 時より、水道橋校舎新館 血脇記念ホールにおいて、2018 年度大学院歯学研究科修了 式が、第 124 回卒業証書授与式と合同で行われ、大学院修 了生 39 名がアカデミックガウンと帽子を装い出席した。修 了式では、修了生代表として釘宮嘉浩大学院生(老年歯科補 綴学講座)に櫻井 薫大学院研究科長から修了証が授与され た。式終了後、水道橋校舎新館第1講義室で全員に修了証 が授与された。その後、大学院同窓会長賞の表彰が行わ れ、釘宮大学院生、山下慶子大学院生(歯周病学講座)の2 名が澁谷國男同窓会会長より大学院同窓会長賞を授与され た。2018 年度大学院学生会主催 大学院修了の喜びを分かちあう会開催
▲修了証を授与される釘宮大学院生 ▲大学院修了の喜びを分かちあう会集合写真 2019 年3月 15 日(金)午後1時より、水道橋校舎西棟ラ 科長をはじめとした多くの大学院の指導教授も出席し、盛会 ウンジにおいて、大学院学生会主催の大学院修了の喜びを分 のうちに終了した。 かちあう会が行われた。井出吉信学長、櫻井 薫大学院研究 19長期海外出張報告
パーシャルデンチャー補綴学講座 講師 田坂彰規 この度、ドイツ連邦共和国のハイデルベルグ大学附属病 院・補綴科に 2018 年4月1日より 2019 年3月 31 日まで の1年間、長期海外出張をさせていただきましたので、その 概要についてご報告いたします。ハイデルベルグ大学は 1386 年に創立されたドイツ最古の大学であり学術研究活動 に対して極めて高い評価を得ており、ドイツ国内でもっとも 多いノーベル賞受賞者を 56 人輩出しています。日本での ノーベル賞受賞者が全体で 24 人であるため、比較するとそ の多さに驚かされます。大学は 450 人の教授が 12 学部で 教鞭をとり、30,000 人以上の学生が学んでいます。学生の 中で 5,000 人以上が外国人で構成されています。 ドイツと日本の教育制度は大きく異なり、歯科医師を目指 す場合、10 歳の時点で8年制のギムナジウムという長期教 育課程に進学し、大学歯学部に入学するにはアビトゥアとい う全国統一の最終卒業試験に 1.0 から 1.5(合格点:最高点 1.0 から最低点 4.0)を取らなければなりません。また、その 試験は難易度が高く、試験内容は論述式筆記、口頭試問であ り、2回まで受験することは可能ですが、一度合格点に達す ると再試験を受けることができません。よって、各大学個別 の入学試験は実施されることはありません。学費は無料で、 ▲ハイデルベルグ城と大学街 大学は夏学期・冬学期の2ゼメスター制をとっており、歯学 部の学生は合計 10 ゼメスターの5年間の歯学教育を受け、 6か月間かけて実施される技能および口頭試問による国家試 験に挑みます。 私が在籍した補綴学教室は主任教授の Peter Rammelsberg 先生を筆頭におおよそ 30 人の歯科医師、30 人の歯科衛生 士・助手、10 人の歯科技工士および3人の歯科材料学の技 ▲ CAD/CAM 技術を用いたテレスコープ義歯のデザイン ◀筆者と Rammelsberg 教授海外出張報告 21 292 号 2019 年 5 月 31 日発行 術者で構成されています。もちろんそのほとんどがドイツ人 ですが、ドイツが移民国家といわれるだけあり、様々な国の 移民のバックグラウンドを持つ人も多数在籍しています。ド イツでは補綴学教室は1教室であるため、総義歯、クラウン ブリッジ、局部床義歯および口腔インプラントの教育、臨床 および研究のすべてを担当します。 教育では、学生は口腔内スキャナーを使用して印象、 CAD/CAM を用いた補綴装置の設計および製作を臨床基礎実 習の時点で学修します。臨床実習では学生は2人ペアで半日 3~4人の患者を治療し、残り半日で技工作業をします。国 家試験では学生はクラウンブリッジ2ケース、有床義歯1 ケースを実際の患者で治療および技工することで評価されま す。その試験は一斉技能試験であり、2週間以内に終了させ なければなりません。ドイツでは最終義歯はクラスプ義歯で はなく、テレスコープ義歯を選択するのが一般的であり、そ の難易度は高いとされています。その治療を試験で一斉に 行っている現場を目の当たりにしたとき、改めて学生の技能 レベルの高さに驚かされました。 臨床では、天然歯とインプラントを組み合わせたブリッジ およびテレスコープ義歯が多く治療に活用されており、これ までの多くの臨床研究を通じて、その実績が証明されていま す。また、日常的に CAD/CAM が用いられており、歯科技 工室では3台のミリングマシーン、2台の 3D プリンタが常 に稼働しており、従来の鋳造はほとんど行われていない状況 でした。かつて職人技が必要とされてきたテレスコープ義歯 も CAD/CAM で製作されており、その技術力の高さに感動 しました。私もその技術を習得する機会を得ることができま したので、今後の教育、臨床および研究に役立てたいと考え ております。 研究では、① CAD/CAM を用いた新規材料によるテレス コープクラウンの開発、②金属積層造形した局部床義歯フ レームワークの精度および維持力、③インプラント周囲骨欠 損に対する Low-dose CBCT の診断精度、④根管ポスト除去 のための 3D ガイドの開発、⑤ CAD/CAM 加工用のグラス ファイバー強化型レジンとコンポジットレジンの接着強度に 関する課題に携わりました。①と③の研究内容に関してはカ ナダのバンクーバーにて開催される 2019 年 IADR General Session &Exhibition で発表を予定しております。 ベルリンの壁崩壊、冷戦終結から 30 年を迎えようとして いる中で、第二次世界大戦の負の遺産をめぐる機会もあり、 世界近代史について振り返り、考えさせられることもありま した。また、海外から日本を見つめることで改めて日本の素 晴らしさに気付かされました。今回の出張で得た多くの経験 をもとに日本人として誇りを持って、これから本学の発展の ために活動して行く所存であります。 最後にこのような機会を与えていただきましたことを、 関係各位ならびに井出吉信学長、齋藤 淳国際交流部長、 山下秀一郎講座主任教授に厚く御礼申し上げます。また、出 張中すべての面でご支援いただきましたパーシャルデン チャー補綴学講座の皆様に重ねて御礼申し上げます。 ▲研究中の筆者 ▲筆者による最終講演
鬼谷 薫大学院生が第 37 回日本口腔腫瘍学会総会・学術大会で
優秀ポスター賞受賞
2019 年1月 24 日(木)から 25 日(金)まで、長崎県の長 崎ブリックホールにて開催された第 37 回日本口腔腫瘍学会 総会・学術大会において、口腔顎顔面外科学講座の鬼谷 薫 大学院生が優秀ポスター賞を受賞した。本賞は事前抄録を審 査後、学術大会における発表内容で審査した上で授与される ものである。 受賞演題名は「次世代シーケンサーを用いた血中循環腫瘍 細胞(CTCs)によるリアルタイムモニタリング」である。腫 瘍は治療介入により変化するため、最適な治療選択のための リアルタイムモニタリングが必要である。CTCs は非侵襲的 な採血で捕捉可能であり原発巣や転移巣を反映し得る。今回 の研究では微小流路分離システム(MFA)により CTCs を捕捉 し、頭頸部がんと消化管がんの遺伝子変異プロファイリング 及びリアルタイムモニタリングを行った。コホート A では 頭頸部がん、消化管がん患者共に CTCs 変異を捉えることが き、遺伝子変異プロファイリング技術を確立することができ た。コホート B では消化管がん患者の化学療法治療前と病 期進行時に CTCs を採取し、病期進行時に化学療法耐性を示 唆する遺伝子変異を捉えることができた。これらのことか ら、MFA を用いた CTCs によるリアルタイムモニタリング であるニボルマブ治療経過中の頭頸部がん患者より CTCs を の可能性が示唆された。現在、免疫チェックポイント阻害薬 採取しており、今後解析を行う予定である。井出吉信理事長・学長に日本歯科医学会会長賞
▶授賞式後の記念写真 2018 年度の日本歯科医学会会長賞(教育部門)を井出吉信 理事長・学長が受賞した。2019 年2月 19 日(火)、日本歯 科医師会大会議室で行われた授賞式において、住友雅人会長 よりメダルや楯が授与された。 井出理事長・学長は、長年に亘り解剖学の教育と研究に邁 進し、特に形態解剖学の教育に早期から ICT を活用し、CD-ROM による画像・動画教育素材を数多く制作された。これ は単に基礎科目としての解剖学教育にとどまらず、口腔外 科、補綴、摂食嚥下、口腔インプラントなど、広い範囲の臨 床基礎医学の基本となる臨床解剖学の教育のために大変有用 である。その成果は、歯学部教育のみならず歯科衛生士教育 や一般歯科医師の生涯研修において多大な貢献を果たし、ま た、超高齢社会に向け、歯科医学教育が「高齢者」をター ゲットとして「摂食嚥下」という概念を教育で体系化して いった時期に、主導的な立場で様々な面から教育体系の構築 に参画された。学生教育においては、IT 環境を活かした学 習プログラムの構築や教育用 WEB サイトの開設により質の 高い歯学教育を目指すと共に、高い倫理観を持った人間性豊 かな医療人を育てるよう心の教育にも力を注がれてきた。 日本歯科医学教育学会では、解剖学分野の理事として指導 ▲授賞式終了後の記念撮影 的立場で学会を率い、日本私立歯科大学協会では会長を務 め、私立歯科大学 17 校の取りまとめと教育機関としてのレ ベルアップに貢献された。また日本歯科医学会においては、 副会長、顧問、学術研究委員会委員などを歴任し、会務の健 全な運営に尽力された。 今回の受賞は、これらこれまでの教育への取り組みや実績 が高く評価されたものであり、本学にとっても大変名誉なこと である。トピックス 292 号 2019 年 5 月 31 日発行