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遺伝的アルゴリズムの基礎学習とga2kのパラメータの検討

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Academic year: 2021

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60回 月例発表会(20037月) 知的システムデザイン研究室 遺伝的アルゴリズムの基礎学習と ga2k のパラメータの検討 宇野 尚子

1 はじめに

先月行ったことを以下に示す. • 遺伝的アルゴリズム(GA)の基礎学習 • コイン投げ実験による試行回数と解の信頼性の関係 の検討 • ga2k のパラメータの検討

2 遺伝的アルゴリズムの基礎学習

最適化手法の 1 つである遺伝的アルゴリズム(GA) と分散遺伝的アルゴリズム(DGA)の概要を調査した. GA は生物の進化を工学的に模倣したアルゴリズムで, 1 つの個体が 1 つの状態を表し,複数の個体で母集団を 形成する.個体に対して「選択」「交叉」「突然変異」と いった遺伝的操作を行い,環境に適した個体ほど次世代 に残されやすくすることにより,段階的に最適解を求め る.DGA では母集団を複数のサブ母集団(島)に分割 し,各島で GA を行う.評価や遺伝的操作は各島で独立 に行い,数世代間隔で移住という個体の交換操作を行う ことが特徴である.

3 コイン投げ実験

コイン投げ実験を通して試行回数と解の信頼性の関係 を検討した.実験はコイン投げを 20 人が 1 人あたり 100 試行,合計 2000 試行行い,表が出る確率を求めた.コ インを投げて表が出る確率の理論値は 0.5 である.Fig. 1 に実験結果を示す. Fig. 1 コインの表が出た割合の推移 Fig. 1 より以下のことがわかった. • 試行回数を増やすにつれて,表の出る確率が理論値 である 0.5 に近づく. • 1 人あたりの平均では 50 試行程度から 0.5 になっ ているので,全体では 1000 試行程度が信頼性のあ る結果の目安となる. 以上より,解の信頼性を高めるには,ある程度の試行 回数が必要であるということがわかった.

4 ga2k のパラメータの検討

分散遺伝的アルゴリズムプログラム ga2k のパラメー タの検討を行い,データ処理の仕方を学習した.検討 したパラメータは突然変異率で,対象問題は Rasrigin, Ridge,Griewank の 3 つの関数である.突然変異率を 0 ∼0.1 まで 0.01 きざみで変化させ,突然変異率によって 解探索能力にどのような影響があるのか検討した. パラメータは染色体長 100,設計変数 10,個体数 400, サブ母集団数 40,エリート個体数 1,移住率 0.5,移住 間隔 5,交叉率は 1.0 とした.また選択はトーナメント 選択を用い,トーナメントサイズは 4 とした. Fig. 2 に突然変異率を 0∼0.04 まで 0.01 刻みで変化 させた場合の各関数における 100 回試行の評価値の中央 値の推移を示す. Fig. 2 各関数の評価値の推移 Fig. 2 のように,Rastrigin,Ridge では突然変異率が 0.01 の場合に最も早く最適解に到達している.Griewank はどの場合も最適解に到達しなかったが,0.01 の場合が もっとも良い結果を示した.以上より,どの関数におい ても突然変異率が (1/染色体長) の場合が,もっとも良 い結果を示すことがわかった.

5 今後の課題

• 自作 DGA の作成(逐次版) • 自作 DGA の作成(MPI 版) 1

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