研究プロジェクト評価報告書 平成17年度
著者
東北大学未来科学技術共同センター
雑誌名
研究プロジェクト評価報告書
ページ
1-52
発行年
2006-03
URL
http://hdl.handle.net/10097/57458
研究プロジェクト評価報告書
平成 1 8 年 3 月
はじめに
東北大学未来科学技術共同研究センター:
NICHe
は、産業界など外部との連
携により大学の知的資源を有効に活用し、広く国内産業の活性化に資すること
を目的として平成 10 年 4 月に設立されました。その後、平成 12 年 2 月に本館
が竣工し、さらに平成 19 年 1 月には未来情報産業研究館、同年 9 月にはハッチ
ェリースクエアが開所して、それぞれのミッションを遂行すべく本格的な活動
を展開しております。
NICHe の開発企画部は専任の教員とコーディネータにより、プロジェクト企
画と推進調整業務を戦略的に進めるとともに、開発研究部に所属する各研究プ
ロジェクトでは本邦基幹産業の国際競争力を支え新産業分野創出に寄与するコ
ア技術開発を精力的に進めています。
研究プロジェクト評価はこの開発研究部活動を対象として
現在進行中の研
究プロジェクトについて、 NICHe のミッションとの適合性、学術的・技術的評
価ならびに産業応用の可能性に関する中間評価あるいは最終評価をするために
行っております。今回は最終評価 3 件と中間評価 2 件の計 5 研究プロジェクト
を対象として実施いたしました。
評価の手続きとしては、研究担当者による自己評価をベースとして、東北大
学以外の外部有識者による外部評価を書面審査と対面審査の 2 段階でいただく
という方式を採用しております。
本報告書は、評価の結果ならびにいただいた意見を要約したものであり、そ
の内容については今後のセンター運営に的確に反映させていきたいと考えてお
ります。ご多忙な中で多大な労力と時間を割し、て、本センター活動に対してい
ただいた貴重なご意見やご提言に対し、心から感謝申し上げるとともに、今後
さらなる努力をいたす決意であることを申し上げて結びと致します。
平成 18 年 3 月
東北大学未来科学技術共同研究センター長
中島一郎
目次
1
研究プロジェクト評価結果の総括及び評価
・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2
研究フ。ロジェクト評価書面審査表(まとめ)
・・・・・・・・・・・・・・・ 7
(
1
)最終評価プロジェクト
①細胞膜輸送機能に基づいた創薬・創剤技術の開発に関する研究(寺崎教授)
・・ 7
②ヒト脳高次機能(川島教授)
③生体分子聞の電子移動に基づく新医療技術開発(河野教授)
• 1
6
F h u つ山•
•
•
•
(2
)中間評価プロジェクト
①環境保全と強風災害低減技術の開発研究(植松教授)
・・・・・・・・・・ 31
②超広帯域コヒーレント光源の開発研究(横山教授)
• 36
3
研究プロジェクト評価委員会実施要項
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
4
研究プロジェクト評価委員会委員名簿
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44
5
研究プロジェクト評価委員会スケジュール表
6
研究プロジェクト評価委員会書面審査委員名簿
7
未来科学技術共同研究センタ一規程
8
研究プロジェクト評価委員会内規
9
研究プロジェクト評価要項
• 45
• 46
• 47
• 50
・ 511
研究プロジェクト評価結果の総括及び評価
未来科学技術共同研究センターが実施した 5 件の研究プロジェクトの研究
活動および成果の評価を、研究プロジェクトリーダーからの提出資料、および
平成 17 年 11 月 24 日に開催された研究プロジェクトリーダーのヒアリングと
書面審査委員の評価報告ならびにヒアリングを基に行い、その評価結果を以下
のように報告する。
本評価結果を各研究プロジェクトの今後の展開のために活用いただきたい。
平成 18 年 3 月
研究プロジェクト評価委員会委員長
池上徹彦
1-① 細胞膜輸送機能に基づいた創薬・創剤技術の開発に関する研究
(寺崎哲也プロジェクト (7 年目最終評価))
国際的に第一級と認められている学術的な成果は高く評価する。特に、 ln VIVO
の可能性を持つラット血液脳関門細胞株関連の研究は、中枢神経作用薬探索で
鍵となるスクリーニング系として注目されている。さらにリーダーは国内外の
製薬関連の研究所・企業と接触し、創薬のためのスクリーニング技術化の検討
を行ってきたが、現状では本格活用に至った例はない。
その理由の一つは、モデル動物細胞系で、はなくヒト細胞系を必要としている
現在の製薬企業のニーズ事,t育による。基礎研究としてのインパクトは評価する
ものの、創薬技術を狙った「新産業創出」を目標とするのであるなら、現状の
延長では極めて困難と判断する。特に、アルツハイマー病で、代表される脳治療
薬開発は膨大な方法が提案・検証されつつあり、本手法はその一部に過ぎない。
もし創薬を狙うなら、現体制の延長では無理で、あり、企業を主体とした連携
プロジェクトを開始するか否かの本センターの覚悟と判断が必要である。それ
が困難となれば、本センターから薬学部へ戻すことを前提にした学内調整を進
めることが適切である。
以上の点を評価したうえで、以下に委員会の補足意見を示す。
1
)
厳しい生存競争に晒されている企業の関心を得るには、膨大な時間と多
岐多様なツールが試されている中枢神経作用薬探索の一つのクリーニン
グツールとして売り込んで、いくのは有効ではないと思われる。むしろ、
現方法で有意差が期待できる対象を絞り込み、その結果をもって理解を
得るやりかたを勧めたい。
2)
ツール特許が創薬で、問題化されている現状で、本プロジェクトの 7 年間
で生まれた特許が 8 件とは少ない。また、民間への技術移転が無いこと
も、本センターの使命に照らし合わせると課題である。なお、これまで
連携してきた企業については、本プロジェクトの展開の視点で適切とは
思われないので、しかるべきアクションが必要で、ある。
3)
国際連携、人材育成については有効に進められている。
4)
研究リソースについては、 10 数名の研究グループ。が 7 年間で 9 億円を越
える外部資金を導入した実績は評価できるが、その大半は国のファンデ
イングとなると、提案した約束に見合う成果 (Out-come) が得られて
いるか否かが心配である。但し、国の競争的資金の約半分が広義の生命
科学分野に投入されているが、そのリスク内にあるとの理解が国民ある
2
-いはファンディング側にあるのであれば、今後の地道かっ研究者倫理に
基づいた研究の発展を期待したい。
今後の進め方については、薬学研究科にテーマを移管することを勧める。新
たな外部資金獲得に当たっては本センターの支援を期待したい。
② ヒト脳高次機能
。 11 島隆太プロジェクト (5 年目最終評価、 2 年間の継続を希望)
)
人間の脳内活動を可視化する脳機能イメージング手法を駆使し、単に画像解
析システムの改善に留まらず、社会が強い関心をもっ高齢者の認知症の課題、
子供の健全な発達を支援する教育システム改善を具体的に目標としてプロジェ
クトを推進し、十分な成果を生んできている。
脳活動の画像解析システムの研究開発については学会等でも実績を高く評価
されている。その具体的な応用についてマスコミの関心を喚起し、社会に大き
な影響を与え、国策でもある「健康な社会っくり J に積極的に貢献し、また、
身近なテーマにより若者の科学技術への関心を高めている。
成果を企業に移すことにより、既に多くの商品化が行われていることも、日
本では危倶されている大学と社会の間のギャップを埋めており、地域貢献を含
め東北大学の存在感の向上にも大きな貢献をしている。
リソースについては、提示された情報からは問題はなかった。
以上の点を評価したうえで、以下に委員会の補足意見を示す。
1
)
さらに踏み込んだ、バイオマーカとの関連のような「疫学的な根拠」が欠
けている。ツールの実証の際、「学術」へのこだわりもほしい。
2)
企業の市販商品に対する間接的な「権威ある認定 J となる「監修」に慎
重に対応のこと。
3)
I 新産業分野創出」については、積極的に取り組んで、いることを高く評
価するが、特許での実績がないことは疑問を抱かせる。取り組みの姿勢
の基本の点検が必要である。
今後の進め方については、脳機能イメージング装置の一層の差別化による商
品化も配慮した高機能化に加え、アンチ・エージング、脳機能解明を使った教
育システム開拓など社会が関心を寄せるテーマに挑戦することとし、上記の評
価委員会意見を十分に配意し、さらに高度な目標を加えることを条件に、継続
3
-することを提言する。
リソースに関連したリスクは、センターとして十分指導して欲しい。
③ 生体分子間の電子移動に基づく新医療技術開発
(河野雅弘プロジェクト(寄附部門 3 年目最終評価、 2 年新規として継続希
望斗
アレルギー(免疫疾患)を細胞内の電子伝達機構と捉え、活性酸素に注目し
た細胞膜に注目した生体適合性評価技術を確立しようとする試みは新鮮かっ高
く評価できる。特に、計測技術開発のレベルの高さは、リーダーのこれまでの
卓越した実績の負うところが大きい。研究開発の目標も信頼できる内容であり、
さらに本センターのプロジェクトとして継続することを勧める。
これまでの課題は、複数の企業からの外部資金のみで実績を積んできたため、
カスタマーで、ある企業の要求に的確に答える姿勢は素晴らしいが、それがため
に研究リソースが分散してしまい、本来のプロジェクトの長所の深化が疎かに
なりつつあることの危倶にある。これは、日本のファンディングシステムその
ものの新たな課題であり、可能な限り支援企業数を絞る努力と、これまでの成
果を基にストーリー化し、国のファンディング獲得をセンターとしても支援し
て欲しい。
以上の点を評価したうえで、以下に委員会の補足意見を示す。
1
)
目標達成は十分で、ある。
2)
若手研究者育成でも成功しているが、大学院学生の参加のパイプが細い。
これは、東北大学の制度に原因があるのではないか。
3)
技術移転あるいは特許活用策を含め、一般産業界に開いた営業活動が弱
い。これもセンター支援活動の再検討が必要で、あろう。
4)
診断機器を重点化し、スピンアウトの可能性に挑戦して欲しい。既存企
業とのミスマッチングがあるが、機能食品(予防)、創薬、セラピ一等へ
の展開は慎重に検討して欲しい。
今後の進め方については、頼りになるグループ。で、あり継続を勧めるが、上記の課題の克服に本センター内での戦略の再検討を進める。特に、センターとし
ての資金還流策も検討のこと。
-4 ー④ 環境保全と強風災害低減技術の開発研究
(植松康プロジェクト (3 年目中間評価))
建築の専門家によるプロジェクトであり、かつ、実質 2 年弱の活動期間での
評価のため、評価する側には戸惑いがあった。研究リソースでは、民間資金が
2
7
.
3 百万円、固から 3. 5 百万円と、 3 年間で 3 千万円の小振りであり、それを
考慮すると費用対効果は大きいといえる。
注目した点は、地域との連携を密に進めており、中小企業のコンサルティン
グ役を行うことにより、地域貢献が大きいところである。地域の技術水準の向
上の雛形として評価したい。
以上の点を評価したうえで、以下に委員会の補足意見を示す。
1
)
堅固な構造物を対象としていないのであれば、成果を挙げるにあたって
俊敏な対応が必要である。
2)
個別テーマの選択にあたり、地域企業等の多様多種な課題解決でいくか、
それらを総合化する試みまで行うかの判断をすること。
3)
技術移転、特許の取得マインドを強めることにより、技術の商品パッケ
ージ化を進めて欲しい。
4)
既に外部にある技術情報を活用するため、大学の持つチャネルをもっと
活用して欲しい
今後の進め方については、現在の基本姿勢をもとに実績を積み、いわばレバ
レイジ効果を狙う戦略をセンターでも支援して欲しい。なお、文部科学省も知
的クラスター創成事業に加え、新たに地域産業振興の人材育成のプログラムを
計画しており、その受け皿となることも積極的に検討して欲しい。
⑤ 超広帯域コヒーレント光源の開発研究
(横山弘之プロジェクト (3 年目中間評価)
)
光通信で大きな成功を収めてきた光エレクトロニクス研究開発は、その裾野
を広げつつある。光源の研究開発はその基本であり、光品質を維持した大出力
極短レーザー光発生装置開発への期待は大きい。
本フ。ロジェクトの目標は明確で、あり、また本センターの使命には整合してい
が、代替品もあるという厳しい挑戦の中にある。市場駆動の商品化に優先度を
5
-置き、研究はこれまでは順調に進んで、いると評価する。
バイオ・医療光計測を応用分野としていることは理解できたが、それらのサ
ブシステムあるいはシステム要求について十分な調査し、その要求を満たすデ
バイス開発を進めるというカスタム化の発想、もいれてほしい。
以上の点を評価したうえで、以下に委員会の補足意見を示す。
1
)
記載された目標性能をすべて満足できる見通しが現状では明確ではない。
特許の配慮、も現状では不十分で、ある。2)
ユーザーを絞り(たとえば
研究開発用)市場規模も展望した開発検討
も積極的に進めること。
3)
産業界からの人材流入は評価できるが、大学院学生が不在であることは
残念である。大学の使命である教育への貢献も加味できないか。
今後の進め方については、目的が明確で、あり、 2 年後に終了することも前提
にしっかりした計画に従って進めること。企業出身者のセンスを十分活かして
欲しい。
なお、全プロジェクト共通のセンター支援として、今後起こりうる可能性の
あるミスコンダクトへの配慮を含めた適切なアドバイス体制を整備することを
強く勧める。
以上
6
-研究プロジェクト評価書面審査表
〈まとめ〉(研究プロジェクト評価書面審査委員氏名:麻生良典、石川智久、原島秀吉)
プロジェクト名
|細胞膜輸送機構に基づいた創薬・創剤技術の開発に関する研究
プロジェクトリーダー名|寺崎哲也教授
1. プロジェクトの開発研究成果の社会(地域・日本・世界)、経済、産業への還元状況
1
民間企業への技術移転 I (優れている点)
進捗状況について -国内外の大手製薬企業約 10 社から試験的評価を受け、かっこの 2 年間では導入あるいは販売段階の交渉に到っている。 (A) ・条件的不死化細胞の開発研究の創薬研究への応用として、寺崎 教授はラット血液脳関門関連細胞株を樹立した。当該細胞株はi
n
vivo に近い特性を備えており、中枢神経作用薬探索における スクリーニング系を提供するものである。 Drugd
i
s
c
o
v
e
r
y
Today 9
,
259(2004) にもその重要性を述べるコメント記事が 掲載されるなど、国際的には評価が高い口商品化に向けて検討 努力を進めてきたことは評価される。 (B) ・平成 12 年度から 17 年度にかけて、商品化が検討されたものが 13 件と多数あり、優れていると判断する。 (C) (不十分な点) ・不死化細胞による評価系は、一般的に創薬スクリーニングに適 していると思われる。しかし、大手製薬企業との交渉が開始さ れた年度が、 BBB 研究の大家である Dr. Pardridge の論文掲載 時期と連動しているように思われる。積極的な企業への接触が 不足していたのではなかろうか。 (A) ・商品化に向けて積極的に検討を進めてきたものの、民間企業へ の技術移転件数はゼロである。その理由として、現在の創薬現 場のニーズにマッチしていないことが挙げられる。製薬企業は、 ラット等のモデ、ル動物細胞系で、はなく、ヒト細胞系を必要とす る。また、 7 年間という比較的長い研究開発期間にもかかわら ず、 NICHe の目標である大学発ベンチャーに繋がっていなし '0(
B
)
(改善のポイント) -薬効および毒性の両面で創薬スクリーニングに活用される可能 性のある評価系であるため、中枢性疾患を戦略領域にする製薬 企業のみならず、広く食欲に技術紹介活動を行う。 (A) 評価: 他に優れる (C) 他に劣る (A) 普通 (B)7
-2. 発明、特許権その他の知 I (優れている点) 的財産権の状況につい|・不死化細胞評価系樹立とその応用、並びに ABC トランスポー て
│
ターの基質親和性検出方法は、創薬段階の薬効および毒性スク リーニングに用いられる可能性が高く、非常に有効な知的財産 権の取得である。 (A) ・条件的不死化血管細胞株の特許をはじめ、 トランスポーター活 性を有する新規ポリペプチドおよび遺伝子、アルツハイマー病 治療薬のスクリーニング方法等、ユニークな発明/特許申請を 行っている。今後創薬研究への応用が期待される。 (B) ・平成 12 年度から 17 年度にかけて年平均 2 件の特許を出願して おり、優れていると判断する。(C)
(不十分な点) ・出願件数が平成 16 年度までは年平均 2 件であり、毎年 10 数名 の研究員により、かつ 1 億円以上の研究費を投入する割には少 ないのではないか。 (A) ・特許申請は合計 8 件であるが、特許取得はゼロである。また、 NICHe プロジェクトに関係する実用新案、意匠権、コンビュー タプログラム等はゼロである。民間企業への技術移転件数ゼロ と並んで、、産業界への貢献において、この実績は残念な結果で ある。 (B) (改善のポイント) -企業との密なコンタクトは有効であろう。 (A) 評価: 他に優れる (C) 他に劣る (A) 普通 (B) 3. 各種表彰・賞・新聞報道、 I (優れている点) 招待講演の状況につい|・表彰・受賞・招待講演数および対象学会のレベルは申し分ない。 て I(A)
-条件的不死化細胞の開発研究の創薬研究への応用として、ラッ ト血液脳関門関連細胞株を樹立したことは非常にユニークであ り、学術的に高く評価されるべき成果である。そのため、 2003 年から 2005 年までに、寺崎教授をはじめ研究員が研究成果発表 に関する賞を 7 つ受賞している。このことは当該研究の独自性 と重要性を示すものである。また、国内外の学会での招待講演 も 60 を数える。 2000 年 6 月 16 日には条件的不死化細胞の開発 研究の創薬研究への応用として日刊工業新聞にも掲載されてい る o(
B
)
・権威ある学会から多数の賞を受賞しており、研究アクティピテ ィーの高さを反映していると思われる口(C)
8
-4. 論文・著書の状況 (不十分な点) ・マスコミに取り上げられた件数は 2 件であり、社会性や産業へ のインパクトが不十分と捉えられた結果と思われる。 (A) ・学会等の受賞に関しては、メジャーの学会賞がない。条件的不 死化細胞の技術は帯万教授の研究成果によるところが大きい。 従って、血液脳関門の条件的不死化細胞の開発研究以外の分野 において、寺崎教授の独自研究で高い国際的評価が望まれる。
(
B
)
(改善のポイント) -企業への積極的なアピールと、契約締結。 (A) 評価: 他に優れる (A)(
B
)
(
C
)
(優れている点) -論文・著書の数、および掲載された Journal のレベルともに申 し分ない。 (A) ・ 2001 年から合計 69 編の論文を発表しており(自己評価報告書 による)、そのうち 20 編は、 J. Neurosci. 、 J.N
eurochem. 、Mo
l
.
Pharmacol.など impactf
a
c
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o
r
4 以上の論文である。従っ て、薬剤学の分野において学術的評価は高いと判断される o(B)
・論文発表の質・量ともに非常に優れており、研究の独創性が高 く評価されていると判断する。 (C) (不十分な点) ・特になし。 (A) ・研究チームとして多くの研究者がし、る反面、本の編集や著書が 無いことは残念である 7 年間の比較的長い期間にあって、薬 物送達論などの著書があってしかるべきである口学生などへの 教科書や啓蒙書を書く努力が望まれる。 (B) (改善のポイント) 特になし。 (A) 評価: 他に優れる (A)(
B
)
(
C
)
9-総括 I 上記 1. -3. までの評価に基 づき、「新産業分野創出」に結び っく開発研究成果が出ているか (研究のアウトプット)、また現 実に「新産業分野の創出 J (研究 成果に基づく産業活動のアウト カム)に結び付いているか、を中 心に評価すること。 (優れている点) ・創出された新規評価系は、製薬企業の創薬段階のスクリーニン グおよび開発研究に有用である。 (A) ・条件的不死化細胞の開発研究の創薬研究への応用として、寺崎 教授はラット血液脳関門関連細胞株を樹立した口当該細胞株は ln VIVO に近い特性を備えており、中枢神経作用薬探索における スクリーニング系を提供するものである。 Drug
d
i
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Today 9
,
259(2004) にもその重要性を述べるコメント記事が 掲載されるなど、国際的には評価が高い。商品化に向けて検討 努力を進めてきたことは評価される。 (B) (不十分な点) ・本プロジェクトの目的および目標は、中枢性疾患及び眼疾患治 療薬の創出、特にアルツハイマー病の根本治療にあるため、薬 効研究に絞った成果導出及び知的財産の取得に限った点。目的 合致性はあるものの、他分野への活動も可能で、はなかったと思 われる。 (A) ・商品化に向けて積極的に検討を進めてきたものの、民間企業へ の技術移転件数はゼロである。その理由として、現在の創薬現 場のニーズにマッチしていないことが挙げられる。また、 7 年 間という比較的長い研究開発期間にもかかわらず、 NICHe の目 標である大学発ベ・ンチャーに繋がっていなし、。 (B) (改善のポイント) -毒性評価の観点を入れ、企業との接触、講演・論文投稿を行う こと。 (A) ・製薬企業は、ラット等のモデル動物細胞系で、はなく、ヒト細胞 系を必要とする。産業界のニーズに合った戦略が必要である。(B)
評価:1
.優れた研究成果を挙げ、かつ、「新産業分野創出 J に結びつく 成果をあげている。(C)
2. 優れた研究成果は挙げているが、「新産業分野創出」に結びつ くには課題を残す。 (A)(B)
3. 優れた研究成果を挙げているとは言えないものの、「新産業分 野創出」に結び付く可能性は高い。 4. 研究成果は他に優れたとは言えず、「新産業分野創出 J に結び つく成果も期待出来ない。-10-E. プロジェクトの研究費の実績
総括 nI
(優れている点) 外部資金の獲得状況と、その資|・固からの資金獲得が、毎年 1 億円強と定常的に継続され、論文 金が十分に活用されているかの 観点から評価すること。 数等の研究成果に効果的に活用された。 (A) ・研究費として、国から 7 億 6800 万円、民聞から 1 , 800 万円を獲 得したことは特筆に値する。積極的に外部資金を獲得するよう に努力したことは高く評価される。 (B) ・外部資金の獲得状況は、特筆に値する。研究の新規性、独創性 の高さを反映するものと判断する。(C)
(不十分な点) ・民聞からの獲得資金が年間 2 百万円程度と少なく、且つ経年的 に獲得件数が減少している。獲得資金に比べ、知的財産権取得 数が少ない。 (A) ・国からの研究費 7 億 6800 万円を考慮する時、しかしながら、そ の資金が産業への技術移転に有効に活用されたとは言いがた い。言い換えれば、当該研究によって 7 億 6800 万円相当の価値 を創出したとは言えないのではないだろうか口 (B) (改善のポイント)• i
n
vitro 評価系の企業へのアピール、並びに ln VIVO 評価系の改 善/確立に向け民間も含めた研究機関と共同研究を行う。 (A) 評価: 他に優れる (A)(C)
他に優れているが、活用方法には問題がある (B)E. プロジェクトの開発研究計画に照らした開発研究の進捗状況に係る評価等
1
開発研究の進捗状況(当 I (優れている点) 初の開発研究計画に照|・目標の 1 つである inv
i
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r
o
BBB 評価系の確立は、積年の課題を らした開発研究の進捗| 解決した画期的な業績である。アルツハイマー病と深く関連す 状況 るアミロイド蛋白を体内動態(輸送)面から生体内特性を明ら かにしたことは、本疾病治療薬の創出の可能性を高めた。 (A) ・条件的不死化血管細胞株の特許をはじめ、 トランスボーター活 性を有する新規ポリペプチドおよび遺伝子、アルツハイマー病 治療薬のスクリーニング方法等、ユニークな発明/特許申請を 千子っており、研究開発は順調に進行していると考えられる。 (B) ・順調に進行したと判断する。 (C) -E i(不十分な点) .BBB 透過及びアミロイド蛋白に関する研究は、高い成果を生み 出したものの、当初の目標に達していなし、。血液能脊髄/血液 網膜関門に関する研究は十分実施できなかった。 (A) ・研究開発は順調に進行しているものの、研究開発成果の社会/ 産業界への還元は不十分である。特許取得、実用新案、意匠権、 コンビュータプログラム等はゼロである。また、現在までにベ ンチャー設立に至っていなし、点が残念で、ある。 (B) (改善のポイント) -人的及び金銭的資源を勘案した適切な目標設定。 (A) ・寺崎教授は学問的に真撃な人間であり、学術研究に集中するこ とが最善であると考えられる。 (B) 2. 研究者の育成状況 評価: 他に優れる (A)
(
B
)
(
C
)
(優れている点) (各種研究員の受入れ状|・毎年 13-15 人の大学院生が研究スタッフとして在籍しており、 況等を含む。 修士号取得が 3-5 人、博士号取得が 1-2 人と、研究者の受 け入れ/育成/輩出の功績は十分である。 (A) ・条件的不死化細胞の開発研究の創薬研究への応用として、ラッ ト血液脳関門関連細胞株を樹立したことは非常にユニークであ り、学術的に高く評価されている。研究の質の高さと相関して、 これまでに質の高い研究者が多く育っていることは特筆に値す る。特に細谷健一氏(現在 富山医科薬科大学教授)は 1997 年 7 月から 2000 年 10 月までのほんの 1 年 3 ヶ月で、助手から 教授に昇進しており、その人事は異例の速さである。 (B) ・若手研究者が順調に成長しており、寺崎教授の優れた指導能力 を反映するものと判断する。 (C) (不十分な点) ・民間研究者の受け入れが少ない。 (A) ・なし。 (B) (改善のポイント) ・企業との積極的な接触。 (A) 評価: 他に優れる (A)(
B
)
(C)
円 L t, i3. 国際交流の状況 (優れている点) ・毎年、定常的に海外派遣及び海外研究者の受け入れを行ってい る。 (A) ・外国人研究者の長期受け入れは 17 件、外国人招待講演会は 12 件であり、積極的に国際交流を推進した。このことは高く評 価されるべきであろう。 (B) ・国際交流のアクティビティーも非常に活発であり、研究の独創 性を物語っていると判断する。 (C) (不十分な点) ・海外研究者の受け入れ件数が、この 2
-
3 年減少している。 (A) ・なし。 (B) (改善のポイント) -経年的な論文掲載数及び講演数と海外受け入れ研究者数は相関 していなし、。本プロジェクトの立ち上げ及び加速時に外部から の in-put が必要で、あり、この数年は out-put に集中した結果と 推測するため、特になし。 (A) 総括 E 評価: 他に優れる (A)(
B
)
(
C
)
(優れている点) 上記 1. -3. までの評価に基|・ inv
i
t
r
o
BBB 評価系の確立、並びにアノレツハイマー病治療薬の づき当初の開発研究計画の進捗| 創出の可能性を高めたことは、他の未達項目と比して余りある 状況を中心に評価すること。 功績である。且つ、研究者の輩出の面で社会貢献度は高い。 (A) ・条件的不死化血管細胞株の特許をはじめ、 トランスポーター活 性を有する新規ポリペプチドおよび遺伝子、アルツハイマー病 治療薬のスクリーニング方法等、ユニークな発明/特許申請を 行っており、研究開発は順調に進行していると考えられる。 (B) ・外国人研究者の長期受け入れは 17 件、外国人招待講演会は 12 件であり、積極的に国際交流を推進した。 (B) ・学術的に質の高い研究をしており、科学的な新発見に繋がるも のと期待される。 (B) (不十分な点) ・未達項目の達成度が低い。 (A) ・特になし。 (B) (改善のポイント) -資源を勘案した適切な目標設定を、産業界も巻き込んで行う。(A)
円〈 U 1 E AN. 総合評価 評価:
1
.大変良い(C)
2. 良い (A) 3. 普通 (B) (寺崎教授は学問的に真撃な人間であり、学術研究 に集中することが最善であると考えられる。) 4. やや不十分 5. 不十分総括 I-m を踏まえ、本プロジェクトを総合的に評価すること。
まずもって評価すべきは、積年の課題を大幅に改善した不死化細胞による inv
i
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r
o
BBB 評価 系の確立であり、且つアルツハイマー病治療薬の創出可能性をアミロイド蛋白の体内動態面から 高めたことである。特に前者は学術界からの評価が高いことは当然であるが、これまでの製薬企 業からの評価が追随していなし、。しかしながら、この 1-2 年の企業との交渉状況は経済交渉段 階に到るものもあり、将来が期待される。 東北大学未来科学技術共同センターの趣旨には、産業界等との共同研究の推進を図ることが目 的の 1 つとされており、他の目的に比べこの点だけがやや見劣りする。本プロジェクトの目標で ある薬効に集中化した新薬スクリーニング系の開発および新薬シーズ発見は製薬企業にとって 非常に有用である D 加えて、毒性等の他の観点からも幅広く創薬スクリーニング/開発研究への 組み込みを、多くの企業との協議/共同研究することにより実用的な発展が可能になると思われ る。リーダーのより積極的で広範な渉外活動が、本研究成果をより価値の高いものにするであろ フ。 研究内容、論文、受賞および研究者の育成/輩出等のアカデミアの特徴とする面での業績およ び功績は非常に優れている。一方、本プロジェクトの最大の顧客である産業界(製薬および関連 企業)の満足度は決して高くないと推察されるため、期間およびコスト等を勘案の上、これまで 以上の企業への吹み込みが望まれる。 (A) 条件的不死化細胞の開発研究の創薬研究への応用として、寺崎教授はラット血液脳関門関連細 胞株を樹立した。当該細胞株は ln VIVO に近い特性を備えており、中枢神経作用薬探索における スクリーニング系を提供するものである。ラット血液脳関門関連細胞株を樹立したことは非常に ユニークであり、学術的に高く評価されるべき成果である。 研究の質の高さと相関して、これまでに質の高い研究者が多く育っていることは特筆に値す る。 また、研究費として、国から 7 億 6800 万円、民聞からし 800 万円を獲得したことは特筆に値 する。積極的に外部資金を獲得するように努力したことは高く評価される。 外国人研究者の長期受け入れは 17 件、外国人招待講演会は 12 件であり、積極的に国際交流を 推進したことは高く評価される。 条件的不死化細胞の技術は帯刀教授の研究成果によるところが大きい。従って、血液脳関門の 条件的不死化細胞の開発研究以外の分野において、寺崎教授の独自研究で高い国際的評価が望ま れる。 薬物送達論に関して、学生などへの教科書や啓蒙書を書く努力も必要であろう。-14-研究開発は順調に進行しているものの、研究開発成果の社会/産業界への還元は不十分であ り、今後の新展開に期待する。 (B) 研究の独創性、新規性が研究成果に結実し、多数の論文、著書、特許という形に現れている。 また、人材交流、育成の面からもこのことは実証されており、若手研究者が育ち、国際的にも高 く評価され、受賞数にも反映している。これらの結果は、プロジェクトリーダーの徽密な研究戦 略構想、高い先見性とともに、見識と人格を反映した結果と判断する。(
C)
(全体に対するコメント) 特になし。 (A) NICHe の運営に関して、提言をしたい。 第 2 条の目的については、社会/産業への貢献(技術移転)を現実的ゴールとすべきである。 「産業の創出を社会に提案し、先端的かっ独創的な研究開発をする」という努力目標では不十分 である。あくまでも社会/産業への貢献(技術移転)を以って研究プロジェクトを客観的かっ定 量的に(投資 vs 成果)評価すべきである。学術的評価は、科学研究費の申請や大学の中期目標 等に盛り込まれており、 NICHe の目標として独自性が弱い。現状のやり方で NICHe を運営す るならば、学術的に高度の開発研究の努力はしたが、社会貢献はゼロとし 1 う結果になりかねない。 そのことは、他に数多くある公的研究所との差別化が不鮮明となり、納税者である国民の期待を 裏切ることに繋がるであろう。 (B) 本プロジェクトの成功を基盤として、さらに大きな研究プロジェクトへと発展することを祈念 する。(C)
-
15-研究プロジェクト評価書面審査表
くまとめ〉(研究プロジェクト評価書面審査委員氏名:
厳島行雄、中村克樹、手島透)
プロジェクト名
|ヒト脳高次機能
プロジェクトリーダー名|川島隆太
I. プロジェクトの開発研究成果の社会(地域・日本・世界)、経済、産業への還元状況1
.民間企業への技術移転進 I (優れている点) 捗状況について│
本プロジェクトの優れている点は、人間の運動や、認知(言語・ 思考)、情動等の精神活動に伴う脳内メカニズムを明らかにし、そ の成果を以って社会的な還元ができる方法に着眼した点である。 脳の機能改善の方法を開発し、その成果を民間企業や非営利団体 や自治体にまで伝達し、幼児教育から高齢者の痴呆症状の改善に 役立つレベレに至るまで具体的に発展させた点は、予防医学的見 地からも、心理学的見地からも高く評価されてよい。これらの知 見がさらに技術移転されたことで、経済的な効果(図書発行・医 療保険料の圧縮)、人々のウエルビーイング等に大きな貢献をする ことが期待できる。 成果の具体例: (1)開発研究期間中に、 38 件も技術移転が実施されたことは他 に類例が無いと思う。快挙であると評価する。 (2) 関係した図書・書籍の発行総数が、 1 社で 300 万部突破する だけでも大変な成果であると思う。(一般産業での物造りと 対比して) (3) 地方公共団体への展開が期待されることは極めて有意義で ある 0 ・前頭前野の活性化。特に、教育に関連した分野など。 (学習療法の実践と普及) ・痴呆予防に「読み書き・計算 J ["音読の勧め」地方公共公益 団体と協調して老齢化対策を進めている。 -認知症の改善 ・脳の働き方をリアルタイムで画像で解析する方法 ・・・など (不十分な点)…
無し (改善のポイント) (1)インターネットを利用した一般への普及・利用策を考えては どうか? (2) 企業の独走性に対する歯止め・チェック策は考えなくても良 し 1 カ瓦? (3) 企業(研究資金投入者)のマナー or 意識調査の必要はない か?評価:
⑪五万"Ð/他に劣る
-16-2. 発明、特許権その他の知 I (優れている点) 的財産権の状況につい| 基本的に物理的な世界を対象とした研究と異なり、このプロジ て |ェクトは身体や心の動きなどと対応する脳機能の原理的解明を中 心に開発研究する性質の研究プロジェクトである。プロジェクト リーダーは、このタイプの研究には特許や知的財産権というもの にそぐわないことを暗に示唆している。しかし、物事の原理や機 能を発見し、それを応用して一定以上の社会的貢献をしている点 は評価されるべきである。すなわち、知的財産権は発生していな いが新聞・ TV ニュースなど、また出版図書・講演などにおいて 既に発明・特許権の創出以上の研究成果と普及・実用化に努め、 「認知症患者の脳機能のリハビリテーション方法」の開発などは 高度な発明と評価できる事象を発見した。 また、本プロジェクトは東北大学の名声を高めると共に社会に 貢献しつつあり、その貢献度は高く評価できる。 (不十分な点)
…
無し (改善のポイント) (1)物造り・製造販売の如き分野で登録する知的財産権・ノウハ ウは生まれていないが、当該研究成果から生まれた図書・書 籍発行効果は大成功と言える。 ここで言う知的財産権の取扱いと、当該研究成果の図書・ 書籍発行に伴う権利の如きとその取扱いをどう評価するか は今後の課題である。 (2) 本研究の成功により発生した研究成果の展開技術移転が、更 に次の重要な開発研究課題となることに要注目。要育成。評価:
⑨五万三)/他に劣る
3. 各種表彰・賞・新聞報道、 I (優れている点) 招待講演の状況につい| 本研究プロジェクトがもたらした脳機能の解明や、学習療法の て |確立が与えた社会的影響については、その新聞報道等の量からも 十二分に理解できる。また国内外における学会での招待講演、教 育機関や専門家集団での勉強会への招待講演等が多いことも、こ のプロジェクトによる成果に対する各領域の専門家集団からの関 心や一般社会からの関心の高さを示すものである。 具体例; (1)ユネスコ第 1 回世界 TERAKOYA 会議で研究発表。 文部科学省 山元振興局長、 JST 沖村理事長:出席 (2) 日本神経回路学会論文賞受賞H
.
1
6
.
1
0
(3) 招待海外講演: 19 件/国内講演: 89 件 専門分野における関心の高さがわかる。(
4
)
5 年間の研究期間中、 1 ヶ月平均 1 件の発表は評価できる。 上記により判断するに、研究開発の進行と共にかなりハードな 招待講演に対処し、その普及に努めた。実績ならびに努力は各分 月i t E i4. 論文・著書の状況 野に渡り、そのインパクトの大きさを高く評価できる。 (不十分な点)
…
無し (改善のポイント) 報道関係の発表記事とその内容については、報道の一方的かっ 興味本位で執筆する傾向がある口発表内容をより相応しく報道す る為には研究者のリーダーシップの必要を認める。 なかなか難しい事であるが、留意すると良い口評価:
征百三)/他に劣る
(優れている点) 国際的に評価の高い専門誌への論文掲載が多く認められてい る。短期間に密度の濃い研究論文が複数の研究領域に渡り掲載さ れていることは、高く評価できる。 (1)研究期間中、研究内容がこんなに取り上げられ報道されたこ とは珍しい。また図書書籍が数多く発刊されたのもすばらし し、。 物造り産業分野から評価すると大ヒット商品の新技術開 発であると言える。 (2) 文部科学省・ JST の採用した研究プロジェクトとしても的 確であり、大成功の研究成果と評価されているであろう。 (3) 研究成果の技術移転の代表例として図書出版を挙げれば、そ の産業効果は発行部数 500 万部が予想される。 1 冊 @1000 円とすれば、短期間で大きな産業効果を生んでいる。 (4) 英語で研究成果を発表するかたわら、自ら編者として数多く の著書を一般の人々に広く還元したことは特筆に値する。 (5) 放送では NHK ・民放に取り上げられ、お茶の間のニュース にまでなった成果は大きいと評価できる。 (不十分な点) 認知的側面に関するものが多く、情動的・感情的側面の研究が 少ないように見受けられる。あってもよい。 (改善のポイント) (1)面白おかしく一方的な出版内容・報道内容も散見される。軽 率に走り勝ちな企業も存在する可能性には要注意。要指導。 発明者に取って困難な事でもあるが、今後はこの辺りの選 択にも留意する必要があるのではないか? (2) 人気が高まるのは喜ばしい事であるが、読者をして誤解を招 かないよう配慮する事、編集者を指導する事も必要か? ・・・要留意 (3) 心理学の古くからの区分では、認知、感動、動機が大きなカ テゴリーである。是非、研究テーマにもある情動領域にも研-
18-究を展開し、未知の領域の解明を推進したい。
評価:
領事~/他に劣る
総括 1 (優れている点) よ記 1. -3. までの評価に基| 高齢者ならびに子どもの脳機能の維持および向上のためのプロ づき、「新産業分野創出』に結び|グラムの開発研究で、科学的発見に基づき、今までに例を見ない つく開発研究成果が出ているか|新産業分野に創出の展開を見せている。脳科学という、元来、産 (研究のアウトプット)、また現|業界との結び、っきの少ない領域における出来事としては、画期的 実に「新産業分野の創出 J (研究|であると言平イ面できる。 成果に基づく産業活動のアウト(1)脳機能の働き方をリアルタイムで画像解析するシステムを カム)に結び付いているか、を中| 開発し、具体的にその働き方を実証した事は高く評価できる。 心に評価すること。 I (2) 世界に先駆け、一般市民に[見易く、わかり易く]脳機能を実 証し、前記(1)と共にその普及に努め、実社会にその成果を 展開した意義は極めて大きい。 (3) すでにかなりの産業効果を生み、協力者・理解者を得つつあ る。 (4) 本プロジェクトのもたらすであろう成果の本番はこれから である。特に「高齢者社会における福祉」、「痴呆症・認知症 の予防・改善策」ならびに「子ども教育システム開発」にか かる期待が大きい。 (不十分な点)…
無し (改善のポイント) (1)教育的な視点を考えると、発達の生涯性ということと相侠っ て、まだまだ脳科学が解明すべき領域は多い。是非、脳科学 から心の発達を解明する画期的研究を行って欲しい。 (2) 子どもの脳機能の健全な発達に関しては、自己評価にあるよ うに反響の大きさに比べ研究の進捗度合いが他と比較して 劣るような気がする。頑張って欲しい。 (3) 地方公共団体、公益団体と強力な連携のもと、本プロジェク トの研究開発を一層強力に進めて欲しい。 (4) 東北大学は、本研究プロジェクトを更に強化し推進すべきで ある。国家的に、近未来に極めて有益な研究成果をもたらす ことが予想される。 評価:(
1
)優れた研究成果を挙げ、かっ、「新産業分野創出」に結びつく 成果をあげている。(
2) 優れた研究成果は挙げているが、「新産業分野創出」に結びつ│
くには課題を残す。 3. 優れた研究成果を挙げているとは言えないものの、「新産業分 野創出」に結び付く可能性は高い。 4. 研究成果は他に優れたとは言えず、「新産業分野創出 J に結び つく成果も期待出来ない。-19-E. プロジェクトの研究費の実績
総括 nI
(優れている点) 外部資金の獲得状況と、そ| 開発研究が進展するに従って外部協力者が多くなってきた点は、研 の資金が十分に活用されて|究内容の質の向上と共に当事者の普及活動の努力によるものと認め いるかの観点から評価する|る。 こと。 (不十分な点) 外部資金導入に当って、共同研究企業との契約内容を明確化してい るか否か?研究の目的・内容と共に、普及実用化の責任範囲を明記し ておくと良い。 (改善のポイント) (1)前記、不十分な点と同じ。 (2) 外部資金導入の 1 件平均 183 万円を 2'"'"'3 倍程度にしても良い。 また、初期契約者と後続契約者の聞に格差をつけたらどうか? 初期契約者に優先権的なメリットがあるのか、否か? 将来の研究課題であると思う。評価:
領五万~/他に劣る
m. プロジェクトの開発研究計画に照らした開発研究の進捗状況に係る評価等1
.開発研究の進捗状況(当 初の開発研究計画に照 らした開発研究の進捗 状況) 2. 研究者の育成状況 (優れている点) 本プロジェクトの実施に当って、開発研究の目的・目標に掲げ た大きな 3 本柱のそれぞれに対して、着実な進捗が認められる。 特に①に掲げられた高齢者や認知症の高齢者の脳機能改善への貢 献には本フO ロジ、ェクトの演じた役割が高く評価でき、社会に貢献 することが予想される。既に、かなりの研究成果を挙げつつあり、 その努力は高く評価できる。 (不十分な点)…
無し (改善のポイント) (1)子どもの脳機能の健全な発達支援は、全世界的な期待の寄せ られる目標である。この領域における更なる研究が強く望ま れる。 (2) 脳の健康度を評価する基礎的データの収集は行われている ように見受けられるが、この評価のための基礎的なモデルも しくは理論の提出が望まれる。 (3) 本プロジェクトの研究成果は特に我が国の福祉・厚生面に 大きく貢献する事が予想される重要な国家的研究課題であ る。 東北大学はこの開発研究領域に一層の注力を計り、アプロー チするべきである。評価c1!萱~/ 他に劣る
(優れている点) -20 ー(各種研究員の受入れ状| 招待講演・学会論文発表など多岐にわたる活動の中で、 98 名に 況等を含む。及ぶ後進の指導育成ならびに文部科学省・ JST の推進プロジェク トを完遂している。この業績評価は「すばらししリの一語に尽き る。 更に、東北大学の名声を高めたと評価すると共に、今後の一層 の努力を期待する。 (不十分な点) 相当に苦労の多い仕事であるが、優秀な後輩を育てるというこ とも今後の発展と繁栄のために重要な課題であり、是非、学位の 授与にも更に努力して欲しい。 (改善のポイント) …前記(不十分な点)と同じ 3. 国際交流の状況
評価
c声高友~/他に劣る
(優れている点) 国際学会の招待講演が 19 件と多いことも評価に値するが、自ら 国際シンポジウムや国際学会を主催してきた点は特筆に値する。 また、外国人スタッフを有し、常に国際的な場で発表を心掛けて いる点も評価できる。 (1)ユネスコ第 1 回世界 TERAKOYA 会議(於:京都国際会議 場)では、ゲスト発表した。 当会議には文部科学省より山元振興局長、 JST より沖村理 事長が参画され、 1300 名程度の参加者があった。 (ω2幻)H.B 国際セン夕一)では運営に当つて組織委員長を務め、盛大か つ有意義に終了したO 参加者は 1500 名であった。 (3) 発表論文総数 41 編中、代表的な 20 編は英文。 著作編集書籍では、 4 冊が英訳されている。 (4) 近く、「くもん」グ、ループは米国を中心として「教育シリー ズト」を発行し、米国内の子どもの教育指導に導入する計画で 国際展開を進める模様。国際的に我が国が進めた「脳科学と 教育」の技術移転が、米国内の子ども教育の分野でも進行中 であると言える。 (不十分な点)…
無し (改善のポイント)…
気が付かない 総括 E評価:
価五珍/他に劣る
(優れている点) 上記 1. -3. までの評価に基| 研究代表者もコメントしているように、本研究プロジェクトの づき当初の開発研究計画の進捗|性格上、特許等の知的財産権の取得は困難であるが、基礎研究を 状況を中心に評価すること。 I 積み重ね、更にそれから得られた脳機能の活性化の結果を生かし、 -E i ワムW. 総合評価 これらを新しい産業創出にまで至らしめつつある功績は大いに評 価されるべきである。 (1)国内での開発研究ならびに技術移転・普及・学会発表と多忙 にもかかわらず、よく国際交流の展開に努めている。 (2) 特に、[ユネスコ第 1 回世界 TERAKOYA 会議]での発表なら びに仙台に於ける [H.B.M.2002 第 8 回人脳機能マッピング 国際学会]の運営委員長を務めた事は高く評価できる。 (3) 海外から講師を招待してゲスト発表するなど国際化にも努 めた。 (不十分な点) 子どもの脳機能の健全な発達を支援するシステム開発について は、他のアイテムと比較すると幾分遅れていると思う。現在進行 中と判断するが、一層の注力と成果を期待する。 (改善のポイント) 高齢者の脳機能のさらなる維持増進研究と共に、子どもの脳機 能の健全な発達を支援するシステムの開発にさらなる努力を傾注 して欲しい。 評価:
r
1
)大変良いI
2. 良し、 3. 普通 4. やや不十分 5. 不十分総括 I-m を踏まえ、本プロジェクトを総合的に評価すること。
本プロジェクトの目標は、脳科学の最先端の技法を駆使し、運動、認知(言語/思考)、 感情等の脳機能を解明し(そしてその研究成果を以って)、①高齢者の精神活動の維持や改善 方法を構築し、それを新しい技術として産業界にまで応用可能な技術として展開すること、 ②子どもの脳機能の健全な発達を支援する教育システムの構築、③脳機能のダイナミクスを 解明する画像解析システムの開発にある。 その結果、「脳の健康 J I脳を鍛える」というブームを巻き起こし、その効果を多くの場で 実証した。今や、多くの企業や自治体等がその利用・応用を実践もしくは導入し評価しつつ ある。「予防医学J の実現に大きく道を聞きつつあることは喜ばしい。特別な環境や装置を 必要とせず、日々、実践できる点が本研究成果の特に優れた点である。 社会還元ばかり目についているが、学術研究においても多くの成果をあげており、より優-22-れた理論、実践法へとつながっていくことが期待できる。 今後は、発達障害児や健常児を対象とした教育指導法への研究に重点指向し更なる成果を 期待したい。子どもを対象とする場合は、「現状維持」ではなく、「より良く伸ばすこと」が 肝要となる。是非、この点での配慮、を願いたい。 前述の如く、今後一層強力に本プロジェクトを発展的に推進してもらいたい。この領域の コントロールこそ、人聞が様々な紛争から解放されることが期待されるからである。 また、我が国の少子高齢化社会の到来に対する有効なる国家施策の一助となることも考えら れる。 1. 文部科学省・ JST の推進した国家プロジェクト「脳科学と教育」は研究期間中にもか かわらず大きな研究成果を挙げ、市場では大人気を博した。この様なプロジェクトの成 功例は他に類例が無い。当研究の中心的メンバーは日立の小泉氏と東北大学の川島教授 であるが、「学習療法」による[高齢者の脳機能の活性化] [子どもの脳機能の健全化と教 育システム]そのほとんどは、東北大学川島グループO の研究成果で、ある。この提言と普及 効果・技術移転は極めて大きな功績と評価できる。 また、我が国の老齢社会の到来に福音をもたらすであろう開発研究成果の提言が重要 視され見逃すことが許されない。そして、将来が期待される。
2.
r リアルタイム J で「脳機能を画像解析したシステム」を以って一般市民にわかり易く 説明し、普及に努めた努力は高く評価できる。 3. 最先端の開発研究成果の技術移転をスムーズに行い産業化もしくは事業化を実現する に当って、本学はもとより、スポンサーの理解と協力を得るために川島教授自らが実施 した、目に見えて、わかり易く、やさ L く説明しながらその普及に努めたことは、成功 の秘訣であると私は確信する。 4. 私の信念「偉大な発明者は偉大なセールスマンたれ」、この実践こそが技術移転に最も 重要かっ成功の近道で、ある。川島教授はよく実践されたと評価する。 (全体に対するコメント) 《はじめに》 川島プロジェクトリーダーが掲げたプロジェクト名「ヒト脳高次機能」の開発 研究の成果の全体をコメントするならば、本プロジェクトの掲げた目的・目標は野心的な内 容である。というのは、直接プロジェクトで、は謡っていないものの、脳機能から見た心の解 明という野心が研究プロジェクトの背景にあるものと推察される。 このプロジェクトの特長は、基礎は基礎として研究を行いながら、応用可能性の視点を常 に失わず、その連続性を保った開発研究を進めている。この点は研究者の資質が問われると ころである。本プロジェクトリーダーは、そういう視点を持つ人物だと判断される。 本プロジェクトの研究成果には、これまで、に無かった脳の研究データに基づいた「脳機能 を高める」方法を世間に解り易く発表・普及し、その実践を努めてきた。市場の評価は、近 年あまり見られない 経験しない、優れた開発研究の成果であると高く評価できる。 特に、高齢者や子どもの脳機能の健全な発達と保全のための「システム作り」に大いに期 待したい。そして、基礎研究に裏付けられた応用ほど心強し 1 ものはない。 その主な成果ならびに期待するところを列挙するならば、下記の如し。 1. 本研究開発の目的目標・実施方法・研究活動は計画に対し、忠実かっ効果的に実施した と評価する。 2. 期間中に挙げた研究成果を総合的に評価するならば、極めて良質であり、大成功を納め つつあると言いたい。私の経験する産学官の共同研究で、本開発研究の如く、開発研究期 円ぺ U q ,,中間中に研究成果が技術移転・産業化し、このように実現した事例は知らない。近い将来、 更に大きな展望が期待できる研究成果を生んだことは特筆すべき事例である。 3. 国際活動、国際学会などでも積極的に展開した。 特に、日本に於いて、期間中二度にわたり国際会議(学会)を主催したことは高く評価 できる。 4. 本研究プロジェクトの主要な研究成果「学習療法」ならびに「脳機能の画像解析システム」 による「脳活動の画像表示と定量評価」などを総合した「高齢者認知症」の脳機能の改善・ 維持・向上システムへの普及展開、また子どもの脳機能の「健全化」や「教育システム」 の改善など、我が国の近未来に及ぼすであろう貢献度・期待度に大きいものがあり、これ からも引き続き極めて重要な開発研究課題である。 《まとめ》 前述の如く、本研究プロジェクトを採用し育成した東北大学 未来科学技術共同 研究センター各位の功績は極めて大きいと評価できる。また、本研究プロジェクトは引き続 き東北大学 未来科学技術共同研究センターの重点研究テーマに採用し、育成すべき重要研 究課題であることを確信する。 その期待する成果の一つは、子どもの健全な脳機能の発達と育成はもとより、老齢化社会 の到来と共に、我が国の医療・福祉・厚生面にかかわる国民医療費の節減の可能性を秘めて いる。健康と幸せの増進など、我が国のみならず世界各国にとって共通かっ極めて大きな貢 献をもたらすであろう開発研究課題であると予測される。 最後に、本開発研究の如き重要な研究プロジェクトに対する評価の機会を得たことは、極 めて有意義かっ光栄で、あり感謝する。 以上
-24-研究プロジェクト評価書面審査表
くまとめ〉(研究プロジェクト評価書面審査委員氏名:尾形健明、具嶋弘、箭内博行)
プロジェクト名
|生体分子聞の電子移動に基づく新医療技術開発
プロジェクトリーダー名|河野雅弘
I. プロジェクトの開発研究成果の社会(地域・日本・世界)、経済、産業への還元状況1
.民間企業への技術移転進 I (優れている点) 捗状況について |本プロジェクト研究を推進したことでアレルギーあるいは免疫疾 患に関係する細胞内での電子伝達機構の解明がなされ、活性酸素 の生成(生体内での電子伝達機構)とゲノム・プロテオーム等の 生体情報の組み合わせによる生体適合性評価技術を確立してい る。また、活性酸素測定法を高度に利用した機能性食品や機能性 化粧品開発など産業界への技術移転を進めており社会還元も進ん でいる: (不十分な点) 民間企業への技術移転の作業が進んでいなし、。 (改善のポイント) 新医療技術開発のため、電子スピン共鳴装置、化学発光計測装置、Gene
Chip や LC-TOF などを用いたアレルギー診断法の確立、ガン診断法、血液成分を計測することによる酸化ストレス測定法な どの成果が論文や特許としてまとめられている。今後は、新規開 発した新医療技術を社会還元する仕組みを構築する必要がある。 アレルギー診断法自体が、高価であるため、実用化に結び、っきに くいので、この技術を基盤にしてより低コストな診断法を開発す る必要がある。
評価:
任市珍/他に劣る
2. 発明、特許権その他の知 I (優れている点) 的財産権の状況につい|スギ花粉症に関係するアレルギー診断技術に関わる特許 3 件、魚 て の品質評価方法および評価装置 1 件など 8 件のオリジナルな特許 申請をしており、将来、新規事業への展開が期待できる。 (不十分な点) 民間企業との共同研究による発明が主体で、プロジェクト独自の 発明、特許申請が少ない。また、方法特許として単独で申請して いるものがあるが、できるだけ最終製品を特許として申請したほ うがよい。 (改善のポイント) -25 ー知的所有権の民間移転を積極的に図り、その成果物を還流するこ とによるプロジェクト研究推進が図れるように長期的な展開を図 る必要がある。
評価:
領五右~/他に劣る
3. 各種表彰・賞・新聞報道、 I (優れている点) 招待講演の状況につい|新聞報道等に取り上げられているように社会的なニーズに応じた て 4. 論文・著書の状況 研究開発を推進しており、社会的なインパクトのある研究成果を 発表していることからも評価できる。 (不十分な点) 国際的に評価され、取り上げられるような新規の研究成果がほし し、。 (改善のポイント) 国内のみでなく、海外に向けて研究成果を発表するよう積極的な 取り組みが必要である。評価:
価五~/他に劣る
(優れている点) 企業との共同研究契約上、公開できない研究が多い中、投稿中の 論文が受理されれば、短い研究期間でまとめられた論文としては 一定の数を確保している点は評価できる。 (不十分な点) 論文数も必要ではあるが質的な評価が重要で、、特にバイオ関連論 文の充実を図る必要がある。 (改善のポイント) 研究内容をバイオに特化することで特許とのバランスをとり、イ ンパクトの高い論文発表してほしい。評価:
頓高宗室)/他に劣る
総括 1I
(優れている点) 上記 1. -3. までの評価に基|外部資金を導入したプロジェクト研究で、新産業創出を視野にお づき、「新産業分野創出」に結び|し、た研究開発を推進しており、あらたな産業創生のための基盤研 つく開発研究成果が出ているか|究の成果が報告されている。 (研究のアウトプット)、また現実に「新産業分野の創出 J (研究 I (不十分な点)
成果に基づく産業活動のアウト|新医療技術開発に限定した評価技術を構築するための基盤研究の カム)に結び付いているか、を中|域を脱しておらず、新産業創出は、今後の展開しだいである。 心に評価すること。 (改善のポイント)-26-新医療技術開発のような長期間を要する基盤研究および応用研究 を進めるためには、公的資金の導入及び現共同研究以外の企業と の連携など組織構成あるいは運営方法などを改善する必要があ る。 評価: 1. 優れた成果を挙げ、かつ、「新産業分野創出」に結びつく成果 をあげている。