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家父長的立場の経済理論

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(1)Title. 家父長的立場の経済理論. Author(s). 亀畑, 義彦; 大嶋, 謙一. Citation. 北海道教育大学紀要. 人文科学・社会科学編, 52(1): 91-106. Issue Date. 2001-09. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/708. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 平成 13 年 9 月 September , 2001. 2巻 第1号 北海道教育大学紀要 (人文科学‐社会科学編) 第5. l i ) Vo i ences i aISc iぢofEducat 主由額doUni on (Htunani錠esをmdsoc lofHo .52 JounQa vers , No.I. 家父長的立場の経済理論 l i Econo出血 Theoryon P欲erna sm. 亀畑. 義 彦*・ 大 嶋. 謙 一**. *北海道教育大学旭川枝 社会学・経済学研究室 **北海道岩見沢高等養護学校. KeyWor ds 救貧法 家父長主義. 1. 収穫逓減の原則. 人口の原理. は じめ に. 「福祉国家」 の起源 を説明する経済理論について考察する‐ 大雑把に 「福祉国家」 の起源について 本論は ー 以 下 の よう に説 明 さ れてい る‐. ・. 「われわれが 「福祉国家」 とは何かと問うならば, われわれはこれを, その目的如何という点からとらえ 8 34年 て, 社会の中で暮している大多数の人々に対してほとんどなんの顧慮を払うことなく成長し, そして1 の救貧法制度に現われているような, 発展 は自然のなりゆきに任せよ, と説いた近代の経済制度がも たらし た現実の社会問題と害悪を矯正するするために, 長年にわたって積み重ねられた努力の集積であると, 答え るのが最も正しいであろう‐ 取り組まれねばならなかっ た多くの社会問題の素は, その下で, 近代産業が興 隆した状態そのものの中にあっ た. そのかぎりで, 「福祉国家」 とは, イギリスをさきがけとして, いま世 界中の国民が直面しなければならない, 産業の発展と大衆社会の現実問題に対する実際的な, イギリス流の 解 答 である‐」1. 「福祉国家」 の発展はエリザベス救貧法の義務が遂行さ れ, 「エリザベス期の立法者の予想もしなかっ た 48年に救貧法という概念それ自体を完全に消滅させるに至 状態の圧力の下で, 拡大, 修正されて, ついに19 る過程であり, また, イギリス人が初期エリザベス時代の意図と理想に対する義務を忘れることなく, 新た な社会的責任の体制 を確立 していく過程である.」2とされる. すなわち 「福祉国家」 の起源はイ ギリスの コe Poor Law) の歴 史 テ ュ ー ダ一 朝, 特 にエリ ザ ベ ス 救 貧法 にあ る とす る 考 え である. イ ギリ ス 救貧 法 (TI を 調 べ て いる と, イ ギリ ス 人 の 書 い た 経 済 史 の 中 で, 時々, 「働 か ざる も の 食 う べ から ず」 と いう 聖書の言 I Ma メu2ES7 1 具て翌 ん“7 tんedz#oれ‐ 秋田成就訳1984 『福 祉国家の歩 み 1綾 Comi明「oftんe WZLE U に lc eB 1mc el9682. イ ギリスの. 9 辿った途』 法政大学出版会p .2 ‐ 2 Ma血l c eB1mc el968. 鞄r翌 允はばんedl Zm. ≠ 綾 Com粥go鷲んe wlgLEZUZ瓦S21. 秋田成就訳1984 『福祉国家の歩み. イ ギリス の. 0 辿った途』 法政大学出版会p . .3. 91.

(3) . 亀畑. 義彦・大嶋. 謙一. 葉が引用されていることに気づく 「エリザベス貧民法に関連した政策について論ずる場合 それが存在した大部分の期間にわたって 貧民 , , の, 児童・虚弱者・労働可能者への三分類がたえず行われていたことがかなりはっ. きりしている. 一般的に いえ ば, 児童に対して, そして老齢者と虚弱な人々に対しては好意的なものであっ た. しかし労働可能な窮 民は常々問題となっており, 貧民法制度が用意する施設の中で彼らに労働を課し 自らの生活を維持させる , ための多くの計画が提案されたのであっ た. これらの諸計画は貧民に対する厳格さの点で色々 であり 17世 , 紀後半ジョン・ベラーズにより提案されたきわめて構想力 に富むものから 明確に処罰的な型のものまで多 , 様であった‐ 労働可能な者の救済申請問題に対する最も単純な解決法は 「働かざるもの食うべからず」 と , いう聖書の格言を適用することであった.」3 「ヨブの友人たちのように, 個人主義は不幸のなかに 愛の懲罰をみず むしろ 罪にたいする処罰をみ , , た. その結果, どうなったかというと, 浮浪者に対する刑罰の方は倍ほどにもなっていながら 宗教思想の , 方では, 慈善の義務よりもむしろ労働の義務を強調し, また, かつては無慈悲な貧欲にむけて警告がだされ てい た の に, 今 では 浪費 と怠 惰 にむ か っ て いま しめ がお こな わ れる よう にな っ た の であ る この 感情 を は っ . きり 語 っ て いる の はミ ル トン の 友 人ハ ー トリ ブであ っ て 彼 はつ ぎの よう に い っ て いる 神 の 法 律 は 『働 ‐ , ,. かざるものは食うべからず』 といっ た. もし, 何人もそれだけの働きをしとげるま では食うことが許されな いとすれば, この法律はなまけ者には痛い天罰, きびしい鞭うちとなることだろう.」4 聖書といいい, 「神の法律」 というが, 「働かざるもの食うべからず」 という格言は以下に記述されている も のと推 測 さ れる5 .. 2THESS風 ON 酬 S3 CHAPTER3 1OForeven when wewere With you wegaveyouthi scommal ・d: , lfanyone頓 i l lnotwork lethi 7 IP noteat ‐ ,. テサロニケ人への第二の手紙. 第3章 10ま た, あ な た がた の所 にい た 時,. 「働こうとしない者は, 食べることもしてはならない」 と命じておいた.. 3 Bn z. li骨om RQαpe 1 をm Rodgersl9697%ぞβα#z rおm t Z. 27bwαrdsα 間e坊館e e 曙郷ま脂云Roりe 7 ひo o 丑”mαれ 元老ん侮 りo γ(. ) 美馬孝人訳1 s幻≠ 9 8 6『貧困との開い』 梓出版社p 7 e .1 ‐ 4R i ch訂dHe. Z名わルαれdRi t錫i s e ザ Cαpi sm 出口・越智訳1959 『宗教と資本主義の興隆 (下巻)』岩波文庫 pzyTamQeyl926元e. P‐ 193 ‐ 5 THENEWTBSTAM旧 M)R i ds i l l IVer Pgu戦 Ed evse t ldJapzmeseCo i i amdardVer i s onal t oqui a 9 6 s onB通じ 7 on 日本聖書協会1. 『新約聖書英語改訂標準訳日本語口語訳対照』p 9 1 ‐5 ‐. 2 9.

(4) . 家父長的立場の経済理論. 60 1年のエリ ザベス救 エリザベス朝の救貧法を支えた考え方とは 「家父長的立場」 というものであっ た. 1 貧法には以下のよう な立法目的が置かれていた. 「わが子を養えないと考えられるすべての両親の子 どもを仕事につける ために, 自分で生活できないと考 えられるすべての者を仕事につける ために, 生計の手段をもたず仕事もないと考えられるすべての者を仕事 ため につける ため に. 亜麻, 大麻, 綱, 糸, 鉄, その他, 貧民に仕事 をさせるための物 と材料を用意する 6 に. 不具者, 老齢者, 盲人, その他, 貧困で働くことのできない者に必要な救済のために」 救貧法を説明する資料を調べていると以下のような記述 がある. 「チューダ一朝の政府は家父長的立場に立って, 貧窮防止のための統制 と制限, 賃金, 雇用条件の規制, だ 雇用の維持, 飢鐘時の貧民への給食, 暴利の取締を図り, 救貧法については, 最後の手段ではあるが, し いに必要性 が高まるものと認識していた-」7 この文章に見る 「家父長的立場」 とはどのような考え方だったのだろうか. この問題を考察することが本 論の目的である. 本論は以下のように構成される. 第1節 は本論の目的である‐ 第2節で家父長的立場を説 ) の理論を紹介し, 彼がこの理論を否定して新たな理論と 3 6‐187 u t u (Jo S 明す る J 1n s釦鑓 Mi . 180 .Mi . uの福祉観について概観する. 第4節では家父長的立場 S して提出したものを検討する. 第3節で はJ . .Mi 旦の若干の回想を見る‐ 第5節 は, まとめとし S の経済理論 とこれに対する理論展開の根拠についてJ ‐ .Mi て家父長的立場の経済理論の背景にある古典派経済学の基本命題について考察し本論のまとめをしている. 次いで補論1として古典派経済理論8の基本命題および人口の原理について現代経済 学の立場 から検討す る. また補論2として現代経済学の代表的人口成長モデルを解説し古典派人口理論との差異を検討する. 2. 従属と保護の理論と自立の理論. S nは 「従属 と保護の理論」 として銘々 している. 以下はJ S ‐ ‐ 「家父長的立場」 を説明する考え方をJ - .Mi 以下の 9 を展開している 七章でこの理論 Mn lの記述の抜粋 である. 彼はその著書 『経済学原理』 第四巻第 . とおりである. 第七章第一節. 従属と保護の理論は近代社会の状態にもはや当てはまらない. e 6 Bn…逓 Rodgersl l 7 α「dsα 間e妖αr Z‐ 1霧r sm 加 圧α肋αれ R増れ燭 りo乙 2 恥u om pα錫per 9697 T脳 βα#蛇 鮮ずの 脂tpoひe汚γ ( UO st α蛇) 美馬孝人訳1986『貧困との闘い』 梓出版社 p. 14 . 7 Ma電l んed i Z 1 8 発“r 云 Z I元E S7 1 為7 t T れeComi明『off庇 WELE oれ‐ 秋田成就訳19糧 『福 祉国家の歩み el9682 ceB 1mc. イ ギリスの. 6 辿った途』 法政大学出版会p . .4 8 古典派経済学とよばれているものは 「通例. 8蛸年の 『国富論』 の出版 ( 6年、 従ってスミス自身が最初の人である) と1 1 7 7. ジ ョ ン ‐ ス チ ュ ア ー ト -- ミルの 『原理』 の出版との間の時期における主要なイギリスの経済学者たちである」 とシ ュ ンペー. thodengeschi cht e ターは述べている。 (Joseph‐A.Schmmpeter‐ 1914 Epocねen der Dog=Den- mid Me ‐ 中山・東畑訳1980. ) 9 1 『経済学史』 岩波文庫p ‐1 ‐ 9 JS Mi ≠あれst os osoc幻ZP膚Z cα opん夕‐ 末永茂喜1961 『経済学 i n1848pr o〃om〆 の沈んsom2of仇eかApメヱ iZ e sofpo#克cαZEc れc. ‐‐. p. 原理 (四) 』岩波文庫. 9 3.

(5) . 亀畑. 義彦・大嶋. 謙一. 「総生産物がその絶対量において増加するかしないかということは いやしくもある一定の分量が獲得さ , れるよう になっ たのちにおいては もはや立法者も博愛主義者も それに強い関心をいだく必要のない事柄 , , になる. これに反して, 総生産物がそれの分配にあずかるところの人たちの数に比較して相対的にも増加す 0「そしてこのことは最も人数の多い階級 るということが, この上もなく 大きな重 要性をもつことになる」1 の, すなわち筋肉労働者の, 意向および慣習によっ て定まるべきものである」1 I J S l lの関心は生産物の分配問題にある. 生産過程と分配過程の分離は以 降の経済学者の批判を浴びた ‐ ‐Mu ものであるが, 彼の思考はこれらを画然と区別する JSMmlは生産物の分配にあずかる階級として二つを ‐ .. 想定する. 一つは労働階級で, 二つは不労働階級である 不労働階級について次のように説明している . . 「労働しない階級というものをもっている社会状態 いやしくも人生の必要な労働の分担分を負担するこ , とを免れているような人間 (ただし労働する能力のない人たち あるは以前の労苦により正当 に休養をかせ , ぎ得た人たちを除く) がいるような社会状態は 私は公正なものとも また有益なものとも認めないもので , , 2 ある」1. S J lによれば, 不労働者階級=社会的大弊害ということになる. 次いで彼は 「筋肉労働者にとっ て望 . .Mn 3と述べる その一つは 彼が 「従属と保護 ましい社会的地位に関し, 二つの相対立する 理論が存在する」1 . , の理論」 と呼んだものである. 2ー1. 従属と保護の理論. 4とは以下のようである S J lによれば 「従属と保護の理論」1 ‐ .Mn ‐ ①. 貧しい人たちが自分たち自身のことを考えることを要求したり あるいはそれを勧奨したりしてはなら , ず, また貧しい人たちが自分たちの運命を決定する に当り自分たち自身の反省なり将来に対する予想なり に重きをおくよう に要求したり, あるいはそれを勧奨したりしてもならぬ ‐. ②. 貧しい人たちのために考慮をめ ぐらし, 貧しい人たちの運命について責任を負うことは上層階級の任務 である と 考 え ら れて いる.. ③. 上層 階級は良心的に遂行するよう用意をなし かつその態度の全体をもって貧しい人たちにこれに対す ,. 1 0 JS Mi 狂1848Pr i. ‐‐. Z競c郷 Ec れc中庭sofRO z oれom弘 明 仇someoたんe”Appz cα#o欄 云 osoc潟ZP毎Z o sopんッ‐ 末永茂喜1961 『経済学. 原理 (四) 』岩波文庫p 1 2 .1 . 1 I JS Mi n1848P1. ‐‐. Z Z克c錫 βcoれom% w誌ん 帥 m20鷲 厳か均P 7れc i e sofRO z pZ cα#o帖 幻 Soc幻ZP毎Z osop毎‐ 末永茂喜1961『経済学 pz. 原理 (四) 』岩波文庫p 2 1 .1 . 1 2 JS Mn l1848P i 7. .‐. 云た〆 瓦coねom% の沈んso刀解0鷲 庇おAppzにα云あれsわ Soc幻ZP膚Z れc中Z e sof目凋ま osqp毎. 末永茂喜1961 『経済学. 原理 (四) 』岩波文庫p 3 1 .1 . 1 3 JS Mm 1 848Pr i. ... Z Z ZmZEc例om“ w訪れsoれ解ofz厳かAppz t れc中Z es呼RO z z z cαf o欄≠ osocゐzpれz osop毎. 末永茂喜1961 『経済学. 原理 (四) 』岩波文庫p 1 3 .1 ‐ 1 4 JS Mi i Z Z ≠た〆 肥c だc牛Z e sofFO oれom必 w沈んs偏僻o鷲 脳かApメメ ‐‐ n1848Pr c鯛Z o欄≠ osoc幻ZP厩Z osop毎. . 末永茂喜1961 『経済学. 原理 (四)』岩波文庫 p . 114一115 .. 94.

(6) . 家父長的立場の経済理論. る信頼の念を起こさせなけれ ばならぬ. ④. その結果, 貧しい人たちが, 一方においては彼らに対して設けられたもろもろの規則に対して受動的能 動的に服従 しながら, また同時にそれ以外のすべての点においても信頼しきっ た無関心状態に入り, 自分 たちを保護してくれる人たちの陰に安息するように しなければならない.. ⑤. それは温和 な, 道徳的な, また感傷的な関係, 一方の当事者には愛情に満ちた保護があり, 他方の当事 者には尊敬と感謝に満ちた服従がある ところの関係でなけれ ばならぬ. 富める人たちは, 貧しい人たちに対し, 親代 わりの地位に立ち, 彼らを子供のように導いたり叱っ たり. ⑥. しな け れ ばな ら ぬ.. ⑦. 貧しい人たちが自発的行動に出る という ことは必要ではない‐ 彼らが, ただ彼らの日々の労働 をなし, かつ道徳を守り, 宗教を信ずるなら ば, それ以上のことを彼らに求めて はならぬ‐ 彼らの道徳 と宗教と は, 彼らにとっ ても上位者に当たる人たちが彼らに与えなけれ ばならぬ‐. ⑧ 上位者に当たる人たちは, これに関する適切な教育が彼らに与えられているか否かを審査し, かつ彼ら に, その労働 と敬愛との代償として適当な食糧と衣料と住居と, 精神的教育 と邪気のない娯楽とを確実に 与えるために必要なことをなさなけれ ばならない‐ S nが挙げた論点である. これに対して彼は以下の よう 以上が 「家父長的立場」 の経済理論 と してJ ‐ .Mi に評価する.. 2ー2. l lの評価 S 「従属 と保護の理論」 に対するJ . .Mi. わ が 国 にお い て も, ま た他 の どの 国 にお い て も, そ の上層 階級 がこの 理論 にお い て, そ れ に割 り当 て ら. ①. れている役割に多少とも似通っ た役割を, かつて果たした時代は決して指摘するこ とができないのであ 5 る1 .. 現在の ごとき社会状態において, 人間にして通常の力量と勇気とをそなえているものが庇護を受ける代. ③. 償として, 最も熱烈な感謝と献身の心をおこすことを正当なものであるとするような事情が果たしてある 6 で あ ろう か1 .. ④. 保護を基礎においた諸関係が存続すべきものであるということは当然のことである といつまでも考え,. 保護者の役割や, それに付随する権力 を正当化する必要性がまったく存在しないにもかかわらず, それら 1 5JS Mm 1 ZP脳Z z Z Z Z Z Z亙coれom弘 wz仇som20凸 厳Z 8蛸 Pr α o sop勿‐ 末永茂喜1961『経済学 cα#鋤sz osoc z t rAロpZ i れc e sofpo cα pZ ‐‐. 5 1 原理 (四)』岩波文庫p .1 ‐ 6 JS Mi 1 i i Z Z数〆 亙c αZP膚Z os叩ん夕‐ 末永茂喜1961『経済学 u18蛸 Pr z偶中Z cα克oれ鋤osoc oれom% w誌ん 帥m20鷲 厳かAPPZ soヂRO e. ‐. 原理 (四)』岩波文庫 p. 117 .. 95.

(7) . 亀畑. 義彦・大嶋. 謙一. のものを認めることは, かえっ て必然的に忠誠と正反対の感情を醸成せざるを得ないということを認識し 7 ないことは, 人間の性質に関するはなはだしい無知を証明するものである1 . ⑤ 貧しい人たちを愛育することを土台として その上に打ち建てようと企てられているところの 家父長 , , 制あるいは領主的勢力 の建造物なるものは 厳格な救貧法を励行しなければならぬという必要に直面し , 8 て, その 全 体 が微塵 に粉砕 さ れる であ ろう1 .. 結局, J S uの言説は労働者階級を教育することによって, その自制心を養う必要があるというもので . ‐Mi ある. この教育の目的とは 「貧しい人たちが自発的行動に出るということは必要ではない 彼らが ただ彼 . , らの日々の労働をなし, かつ道徳を守り, 宗教を信ずるならば それ以上のことを彼らに求めてはならぬ . , 彼らの道徳と宗教とは, 彼らにとっても上位者に当たる人たちが彼らに与えな けれ ばならぬ 」 ということ . にある. この指摘は後に経済理論の本則と呼ばれるものとなった考えを提示したのもである. それは 「働か ざる者食うべからず」 という 倫理観であった. 2ー3. 「自立の理論」. S J ‐ ‐Mmlは 「将来における労働者階級の福祉は主として彼ら自身の精神的教養に依存する」 として 「自立 の理論」 を展開する. 以下のとおりである. ① ある国民の福祉の拠って立つ基礎が個々の市民の正義感と自制とでなければならぬということ これは , 9 近代的諸国民がこれから学び覚えなければならぬ教訓となるであろう1 . 0 ② 彼ら (労働階級) が必要とするところの徳性は独立の徳性である2 . ③. 彼らが効力を認めてほしいと要求するものは, 他の人々が彼らのため に設けた規則ではなくて 彼ら自 , 1 身の意志であり, 彼ら自身の思想および提案である2 .. 3 J l lの福 祉 観 .S .Mi. J .S .Min は 労働 階級 観ま たは福 祉 観 につ いて, 以 下 のよう に述 べ て いる.. 7 JS Mi 1 fんsoれ叱oft厳かAppz z e sげ召屈ま#c餌 Eco肋m“ wz cα#o朋‘ osoc幻ZPたまわsqpゐ歩 末永茂喜1961『経済学 . u1848P埋れc中Z. 原理 (四) 』岩波文庫p 1 8 .1 ‐ 8 JS Mi 1 Z z z z#c硯 拶c んsoz解0鷲 厳かApのz i t z z 〃c e s げRo o ’のm% wi p cαz o間 z osoc幻ZP膚Z ‐. n18蛸 Pr osop毎. 末永茂喜1961 『経済学. 原理 (四) 』岩波文庫p 2 0 .1 . 9 JS Ma 1 l1848Pr i れ. ‐.. z z c i e sザ召屈ま#c錫 gcoルom% wZ仇so朋20鷲 厳かApのZ z メメ P脳Z cα oれsお Soc pZ osop毎‐ 末永茂喜1961 『経済学. 原理 (四) 』岩波文庫p 2 2 .1 . 2 0JS Mi n1848P7 1だ. .‐. z z#c餌 Ecomm必 w鷲んs鯛解oた 錠かAp力z z c中Z e soヂRo i c鯛おれs≠ osoc αzp厩z osop毎. 末永茂喜1961 『経済学. 原理 (四) 』岩波文庫p 2 2 .1 ‐ 2 1JS Mi iれc Z Z燐c餌 Ec z i e sofPO o〃om〆 w売れsom20凸 脳かAppz cα”鯛 鋤osoc幻ZP厩Z p osopん夕‐ 末永茂喜1961 『経済学 ‐‐ nl鋭8Pr. 原理 (四) 2 』岩波文庫p 5 .1 .. 9 6.

(8) . 家父長的立場の経済理論. 「労働階級のあいだに知能と教育と独立心とが増大するにつれて, それは当然にそれに照応した良識の成 長を伴い, この良識の成長は思慮深い行動の習慣となっ て現われ ざるを得ず, その結果, 人口は資本および 雇用に対して漸次逓減する割合を示すようにならざるを得ない, と私は思う」 人口は資本および雇用に対して漸次逓減する割合を示すようにならざるを得ない, という指摘は, 補論1 で考察するように古典学派の経済理論の一般的特徴である. ただし, この言説が成立するためには幾つかの 前提条件が必要となることは後に見るとおりである. J S lが描く経済社会の定常状態とは以下のようである . ‐Mn 「人生 に と っ て 最善 の 状態 は どの よう な も の かとい え ば, そ れ は, だ れも 貧 しい も の はお らず, その た め. に何人も, もっ と富裕になりたいと思わず, また他の人たちの抜け駆けしようとする努力によって押し返さ 2「より良き財産の分配というものは 個人個人の思慮およ び節 れることを恐れる理由もない状態である」2 , 倹と, ある個人の勤労の果実に対する正当なる請求権と矛盾しない範囲にお ける財産の平等を促進するよう な立法の一体系との共同作用 によ っ て, 到達し得る と 考えるこ とができる」 ぉ 「独立 して生計を営む術を もっている人, あるいはそれを稼ぎ出し得る人は, 男女を問わず, いずれも法律が与えることができ, また 4 与えるべき保護以外のいかなる保護をも必要とするものではない」2 若い頃のJ S . ‐Mmlの考えは, 貧民に とっ ての唯 一の望みは自発的な人口抑制に至る教育の必要性 を強調 する も のであ っ た. 彼 はそ の 『自伝』 で書 い て いる‐. 「マ ルサス の 人 口 論 の原 理も わ れ わ れの 間で は, 特 に ベ ンタ ム の も の とい える どんな見 解 にも す こ しも 劣 ら ぬ 程 度 で, 旗 じる しの 一 つ であ り 一 致点 の 一 つ であ っ た. こ の偉 大 な 学 説 は, 本 来 は, 人 間界 の こ と は ど. こまでも改良できるものだという説に反対するための議論として提出されたのだが, われわれはそれを反対 の意味で非常に熱心にとりあげた. つまり, 労働人口の数が増さないよう に自発的に制限するこ と によっ て, 全労働者に高賃金での完全雇用を確保できれば, 人間の社会はどこまででも改良できるのであっ て, そ 5 れを実現させる 唯一の手段がここに示されていると解したわけである」2. しか しJ S . ‐Mmlは1848年以 降, こ れで は十 分 でない こ と に気 付 い た. そ して社 会 にお ける その 所属 階級 が. 何であれ 「働かざるもの食う べからず」 と説く理想主義的社会主義者となっ た. この考えを明確にしたのが 『経済学原理』 第四巻第七章であっ た‐ 以下のとおりである‐ 「働かざるも者食う べからずという旋が, 単に貧民だけでなく平等にすべてのものに適用される時代, 労 2 2JS Mn l18蛸 Pr顔c a をsoヂPo励ま c錫 Eco肋m. ‐‐. Z z ZP毎Z oz似 20鷲 厳かAPPZ cのあれ鋤osoc α O SOP毎‐ 末永茂喜1961 『経済学 % の鷲ゐs. p. 原理 (四)』岩波文庫 p ‐ 105一106 . 2 3JS Mi 848Pr u1 z れc中Z e sof目ひ励ま 餌 Ecom. c. ‐.. Z o堀 ≠ osoc幻ZP厩z sqp毎. 末永茂喜1961 『経済学 m〆 晒仇someげむ厳かAppZ c僻ま o. 0 原理 (四) 7 』岩波文庫p ‐1 ‐ 2 4 JS Mi n1848Pr z Z む iZ だc e sofR凋ま c餌 Ecoれom. ... p. ZP厩Z z Z z cαむ oれst osoc α o sqp毎. 末永茂喜1961『経済学 〆 卵仇some ザ云厳かAppz. 8 原理 (四) 1 』岩波文庫p . .1 2 5A“f Z Z 朱牟田夏雄訳1960 『ミ ル自伝』 岩波文庫 p Z 7嶋pリ ザ ゐんれSfααだ 嫉ま oも o 8 ‐ 96 .. 97.

(9) . 亀畑. 義彦・大嶋 謙一. 働の生産物の分配が, 現在非常な程度にまでそうであるのとはちがっ て, 生まれの偶然によって左右される の で は なく, す べ て の 人の 認 める 公正 の原 理 にも とづ く協 定 に よ っ て なさ れる 時代, 人 間 がせ っ せ と 働 い て. あげた利益が, 他を排して自分ら だけのものになるのではなく, 自分らの属する社会全体と共有されるとい 6 うことが,もはや不可能でもなくまた不可能と考えられもしない時代,そういう時代を待望したのである」2 「従属と保護の理論」 と 「自立の理論」 という二つの理論について. 4. 『経 済学原 理』 で述べ ら れた二 つ の 理 論 につ い て, 後年, J l l は以 下 のよう に語 っ て いる. ‐S .Mu. 「経済学原理の中で, 他のどの章にもまさって世論に大きな影響を与えた 「労働階級の将来の予測」 の- 章は, 完全に妻に負うものであって, 同書の最初の草稿にはあの章はなかったのである. ・サの章の比較的 概論的な部分, 労働階級の正当な生活条件に関する二つの相対立する説を述べてそれを評論しているあたり 7「私の著 は, 完全に妻の考えを解説したものであり, 時には言葉までが彼女の口から出たものであっ た」2 作, 特に経済学原理の中で, 従来社会主義者が主張して経済学者たちからは一般に猛烈な勢いで否定されて きたような未来のいろいろな可能性 を考察している各部分などは, 妻がいなかっ たとしたら全然書かれな かっ たか, あるいはもっとずっと小心で限定された形の暗示にとどまったであろう」 纂 この記述に見る 「妻」 の考え方についてはJ S uの人 となりを考察しな けれ ばならないが, 本論では ‐ ‐Mi 紙幅の関係で割愛せ ざるを得ない‐ まとめ. 5. 本論は 「家父長的立場」 の経済理論 をJ S ‐ ‐Mmlの言説を拠り所として説明してきた. 彼に 従えば 「家父 長的立場」 の経済理論は 「従属と保護の理論」 であるということになる. そして, この理論は労働階級を道 徳的に教育することで, その徳性や教養を高めることによって自ずと消滅する運命を担うものとして考えら れた. その結果, 自ずと要請されるのは 「自立の理論」 , すなわち 「働かざるもの食う べ からず」 という正 義と自制を基礎として労働階級の知能や教育が充実することに伴って要求される倫理観であっ た‐ これが独 立心と思慮深い行動を内包するものとして近代的社会発展の基礎理論とされなければならないとされる. ま ) から受 け継 た不労働階級=社会的大弊害であるとする見方はR. リカー ド (Dav i d Ri cardo . 1722一1823. S いだものであり, この階級を否定するとJ nの分配問題 は一階級間の生活資料配分問題へと転換され . .Mi る. こ れは立 法 によ っ て保 障さ れね ばな らな い とさ れる. 9で以 下 の よう に述 べ て いる シ ュ ンペ ー ター は 「古 典 学派 理論 の外面 的輪 郭」 という 節2 ‐ 2 6Aαf Z 1肌辺 朱牟田夏雄訳1960 『ミル自伝』 岩波文庫 p 7 oも ogrαp毎oずJ流れStαα . 202 . 7A”z 2 Z Z 朱牟田夏雄訳1 3 9 0『ミル自伝』 岩波文庫p 1 6 oもめgr呼んッo兎あれ刀S棚α元 MZ .2 . 2 8A“z Z Z 朱牟田夏雄訳1 0『ミル自伝』 岩波文庫p 9 6 oもめgrαかもofよoんれ 鮎”αだ 嫉ま . 215 2 9J t rD ose hA Schmm e erl914E oc膨れde. p. -203 ‐. 9 8. ‐. p. p. ’〆 Me物ode sc毎c肋e. 中山・東畑訳1980『経済学史』岩波文庫 p‐ 189 z拶e 噌 肋e〃“.

(10) . 家父長的立場の経済理論. 「古典学派経済学の指導原理は自利心の原則であった. 単に少数の著者のみがこれを-しかも種々の形態 ) やミ ル の ごと く である‐ こ で ‐ 明 白 に規 定 した, 例 え ばシー ニ ヨ ァ (Nassau wimam Seni or1790-1864. ) では経済を営む者の基本的な動機として示された‐ れ は最 初, ア ダム ・ス ミス (Ada皿 Smi h17 2 3一179 0 t 後になってこの原則はその性格を変じて一定のタイ プの行動を性格づけるような仮定となるか, あるいはそ 0 の内容を変じて 「経済の本則」 となるのである」3. 古典学派の経済学において 「自利心」 は経済を営む本則的動機の一つとされたのである. 古典学派経済学 ]e law の特徴はこの本則 と, 他の二つの命題からその体系を形成していた. その一つは収穫逓減の法則 (TI 2で 1と 他 の 一 つ はこの 法則 の 応用 であ る 人口 の原 理 (四コelaw ofpopul i )3 imi turns ofd at on)3 ni sh血gre ,. ある. 収穫逓減の法則は技術的事実を, また人口の原理は人間の自然史の一点を規定したものであり純粋に 経 済学 理 論 と はい え ず, そ の意 味 にお い て は 経 済理 論 に と っ て は 不 可 欠の も の で はな い と 言 える. この こ と. は 「自利心」 についても同様に当てはまる‐ しかし, この考え方から導出された古典派経済理論の帰結は以 下 の とお り である.. 命題1. 生産方法が同一に止まるかぎり, 土地に対する同一量の資本・労働投下の増加は, それぞれますま す少ない租収益および純収益をもたらすはずである. (収 穫 逓 減 の 法 則). 命題2. 良質の土壌の数量の被制限性とあらゆる土壌における増加生産の逓増的困難とは, 結局のところ生 産改善の可能性を打ち破り, 生活資料の生産の増大もついには破り難いような制約に突き当たるで あろう. (規 模 に 関 す る 収 穫 逓 減 と い う 仮 定). この命題を人口 (原理) に適用する と 「自利心」 という 経済本則 (徳目) が導かれる.. 3 0 Jose h p. A. SchU 91 4 Epoc庇乃 der Do umpeter l e scんZ cんta 中山・東畑訳1980 『経済学史』 岩波文庫 g7粥九 ”れd M沈んode殺す. P‐ 193‐. 3 1 収穫逓減の法則とは 「固定された或る投入の不変量にたいして或る可変の投入の同一の追加量がつぎつぎと加えられた場合 に得られる追加的産出が次第に少なくなる、 ことを意味する」。 または 「一部の投入を固定しておいて或る投入を増加させ ると、 産出量合計は増加するが、 しかし或る一点を過ぎると追加的投入を同じずつ加えていくことから得られる追加的産出 量 はだんだん少なくな っ ていく可能性 が強い。 追加的収穫 がこのよう に減 っ て いく の は、 その 量 を変える 資源 の新 しい一 定 量ずっ とい っ しょ に利用 される固定資源の量が次第に少なくな っ ていく という 事 実の結果 である」 と 説 明さ れている。 PauI A.Sa 976亙COWO捌口CSIO 云んEdi tあれP‐ 45一48 j G Duel sonl . 3 2 人口の原理はマルサス ( 1 bomas Robert Ma l ) による ものである が、 そ れは 「人口はも し抑制されなけれ ば T th 1器1766一1834. -世代ごとに二倍になるような幾何級数的成長を示す傾向がある」 というものである。 ところが、「この増えていく人口の 一 人一 人 が利用 しう る 自然 資源や土地 は だんだん減 っ ていく だろう から、 収穫 逓 減 によ っ て 所 得 は次 第 に下 がる 傾 向 をも ち、 ついには飢餓や疫病の最低水準 に特徴 づ けら れた安定人口の状態なっ て しまう ほ ど低くなる」という(Pa匝 A‐SamQue l son l976ECONOMICSI叱れ Edz すわれ 都留 重人訳1977 『サム エル ソン経 済学上 [原 書第10版]』岩波書店 p )。 これは収穫逓減 . 66 の原則の応用例である。. 9 9.

(11) . 亀畑. 理. 原. 義彦・大嶋 謙一. 人口は食糧以外にはなんの制約をも持っていなくて, 常にこれを越えようとする傾向がある (人口 の原理) .. 本 則. 「自利心」 という本則) (徳目) 働かざるもの食うべからず( .. 以下, 補論1で検討するように, J S .Mmlの想定した経済社会では利潤率はゼロ, 実質賃金は生存するの . にぎりぎりの水準まで低下し, また人口増加は限りなく増えて経済成長は静止してしまう という帰結をもた らす. 収穫逓減ということに思いが拠らぬうち, またはその応用としての人口原理が登場しなかっ たエリザ ベス時代では 「従属と保護の理論」 でやっていけた. すなわち, 家父長的立場の経済理論は経済が成長して いる間にもたらされた労働者庇護の理論と見ることができる. しかし, この理論の背景にはいずれ経済成長 は停 滞する だ ろう という 予 測 が入 っ て いる. こ の こ と を理論 化 したの がリ カ ー ドや マ ルサス であ っ た. そ の. 立論の根拠は収穫逓減ということである. そしてこの危機感を補強するために要請された経済倫理が 「働か ざる者食うべからず」 という 「自立の理論」 を強調することであった. これを理論化したのがシーニョアや ミ ル の 経済 理 論 で はな か っ たの だろう か. 古典 学 派の 経 済学 は ア ダム ・ス ミス はも ちろ んの こ と, リ カ ー ド l お よ びマ ルサス (T I コomas Robert Ma thus . 1766一1834) によ っ て発展 さ れた. そ れらの 成 果 を 集大 成 し たの がミ ル であ っ た と 言 わ れる. と り わ けア ダム ・ス ミス の描 い た 陽性の 経 済社 会 はリ カー ドや マ ルサス に. よって陰性なそれに変えられたと指摘される. 以下 の説 明 は R‐ ハイ ル ブロ ー ナー による も の である‐. 「彼ら二人 (リカー ドとマルサスのこと) は, その時代の視点を楽観論から悲観論へと変えてしまった. もはや人間の世界を, 社会の自然の力が働いて必然的にすべての人によりよい生活をもたらす舞台として見 ることができなくなってしまったのである. それどころか逆に, かつては調和 と平和 を世界にもたらすと目 的論的に仕組まれていたかに見えた自然力が, いまや悪意と脅威に満ちているものに見えた. そしていずれ にしても, 進歩のための長い闘争の結果は, 陰惨な状態になるであろう‐ そこでは, 労働者はほとんど生存 ぎりぎりの生活をし, 資本家は自らの努力 をだまし取られ, 地主は, 労せずして得たものであり絶えず増 え ていくものである掠奪品をさも満足そうに眺めているのだった. 社会をそのまま放置しておけば不条理で悲 惨な終末へと向うだろうことを, マルサス とリカー ドは示したのである. 社会改革家たちが, それなら ばわ 3 れわれは社会の自然傾向に抗して戦うべくつとめるであろうといっ たのも不思議なことではない」3 S 1 1を加えることは妥当であろう‐ この説明文にある 「社会改革家」 の一人としてJ ‐ .M6 論1. 補. いま, 命題1, 命題2および人口の原理について現代経済学による説明を見る. 命題1. 生産方法が同一に止まるかぎり, 土地に対する同一量の資本・労働投下の増加は, それぞれますま す少ない租収益および純収益をもたらすはずである.. 3 3 RobertL Henb osopんer. 八木 roner . 1986の隣 間or扇妙 P毎Z ‐. 6 p . 115一11 .. 0 0 1. 甫 監訳1989『入門経済思想史世俗の思想家 たち』 印BJ出版局.

(12) . 家父長的立場の経済理論. (収穫逓減の…額即 この命題を考える場合 「長期・短期」 を区別することが重要である. ある生産要素の投入水準量 は変えら れるが他の生産要素については変えられない, そして生産量の水準は変えられるという範囲の期間を.「短期 ( t nun)」と いう. 一方, す べ て の生 産 要 素お よ び生 産量 の 水準 も 変 える こ と ができる という 範 囲の期 shor. l iab )」という‐ また投入量を変えることのできる生産要素を可変的生産要素( ‐ l r 間を「長期( va e魚c ongrun ) といい, 投 入 量 を変 え ら れな い生 産 要素 を固定 的 生産 要 素 l iab ), ある い は可 変 的 投入 物 ( t e input var or gedi ) という. いま土地を固定的生産要素, 労働力を可変 ), ある い は固定 的 投入 物 (6 (6 【 tor 1 nput 1 ed 魚c. 的投入要素としよう. 生産物はトウモロコシである‐ 以 下 はサム エ ル ソ ン による 説 明 である. 「た と え ば100エー カ ー の土 地 が与 え ら れ て いる と して, ま ず 最 初 に は 労働 力 を ぜ ん ぜ ん使 わ な い も の と. する. その場合には, 労働力投入がゼロである以上, トウモロコシの生産は得られないから, 労働力がゼロ のときの産出はゼロと記録することになる‐ そこで次に, 第二の関連実験をする. すなわち同じ所与の面積 の土地に1単位 だけの労働力を追加するのだ. その場合, どれだけの産出が得られるであろうか‐ ちょう ど 2000単 位 に等 しい トウ モ ロ コ シ の 生 産 が得 ら れた と しよう. こ の 第 二 の 実 験 の 結 果 を 要 約 して, わ れ わ れ. は, 100いう面積不変の土地に労働力 を1単位 だけ追加すれ ば, プラス2000単位の産出が追加されうる, と いうふうに言うことができる. 収穫逓減のヌ劃則を観測するのには, われわれは第三の統御された実験をしな けれ ばならない‐ われわれは依然として土地の面積は変 えない. ふたたび労働力の投入量を変 えることと し, そのさい間違いなく, 前とちょう ど同じだけの労働力1単位を追加するように実験をする. すなわちわ れわれは, さきに労働力をゼロ単位から1単位にしたときのふやし方に合わせて, 1単位の労働力の場合か ら2単位の労働力の場合へと移行することとなるのだ‐ さて, 実験の結果得られる余分のトウモロコシ生産 量はどれだけになるのだろうか. もし収穫逓減の湖則が事実において妥当するなら ば, われわれの実験はひ とつの結果しかもたぬ. すなわち労働力の第二の追加単位 は第一のよりも少ない追加的産出しか生まないの である. 収穫逓減の場合には, 労働力の第三の追加的単位を加えれば, 追加的産出はもっ と少なくなる. 収 穫逓減の法則は重要な, 実際にもしばしば観測されうる, 経済的・技術的な規則性をあらわしたものである けれど, それは必ずしも普遍的に妥当する とはかぎらない. しばしばそれは, 可変生産要素の等しい分量 を かなり何度も付加したのちにはじめて効力を発揮するものなのだ. その効力を発揮するようになっ た時点以 後について, われわれは収穫逓減の法則が働き出した, というふうに言う」 級 この説明文にあるように, 長期の生産関数が収穫一定, あるいは逓増を示しているとしても, それから導 かれる短期の生産関数は逓減的になりうることがある. 一部の生産要素のみを増加するなら, たとえ生産関 数が規模に関して収穫逓増であっても, やがて生産力は逓減すると考えられる‐ したがって, 収穫逓減が規 模の拡大について当てはまるケース, 短期の生産関数について当てはまるケースのうち, 後者のケースが収 穫逓減の法則と呼ばれる. すなわち, 広大な土地を耕作する場合, 1人の労働者だけが耕作する場合より, 数人の労働者が協力 して分業して耕作したほうが, はるかに効率的な生産を行うことができる‐ こ の とき生 3 4 Pam A Sa Z l tん Edi t oれ 都留 重人訳1977『サム エルソ ン経済学上 [原書第10版]』岩波書店 son l976 亙CONOMZCS1o ‐ mQue p‐ 4 .. 101.

(13) . 亀畑. 義彦・大嶋. 謙一. 産力は逓増するのであっ て, 逆に土地の大きさに比べて労働者の数が大きいときには分業の利益は存在せ ず, 生産力は逓減すると考えられる. このように考えると, 命題1は短期の生産関数を想定しており, か つ, 「規模の経済」 を無視した, 規模に関しても収穫逓減を前提とする経済であるということが理解され る.. 命題2 良質の土壌の数量の被制限性とあらゆる土壌における増加生産の逓増的困難とは, 結局のところ生 産改善の可能性を打ち破り, 生活資料の生産の増大もついには破り難いような制約に突き当たるで あろう. (規 模 に 関 す る 収 穫 逓 減 と い う 仮 定). まず1次同時関数を考える. この場合, 以下の例示式のように投入量を2倍, 3倍としていく と産出量も 2倍, 3 倍 と 増 え て いく こ と になる.. 2噂2エ ヂ(聡 の タド2 ヂ( 3噂3の =3バ嘘,ゆ ′( この こ と か ら1 次同 時関 数 は規模 に関 して 収 穫 一 定 ( l ) である と い わ れる. 規 t e c ons amt returns to sca. 模に関してというのは, すべての生産要素の投入量を増加したときの生産量の変化をみるからで, 収穫一定 というのは投入量の規模 を2倍, 3倍とするとき生産量の増加分が一定であるということを意味する. ただ し, この場合はすべての生産要素の投入量を変化させたときに成立するものであることに注意する必要があ る. 他 方, 規模 に関 して 収穫逓 減 (d j に 0gre i出血桓sh l ) とは投入量を2倍, 3倍に増加しても生 tumstos ca e 産 量 が2 倍 以 下, 3 倍以 下 に しか な らない場 合 で, 規模 に関 して 収穫 逓増 ( increas ing returns to scale). というのは投入量を2倍, 3倍に増加すると生産量が2倍以上, 3倍以上になる という場合である. 規 模 に関す る 収穫 逓増 のケ ース はサム エ ルソ ンによ っ て以 下の よう に説 明さ れてい る.. 「規模ゆえの収穫逓増, またはいわゆる 「大量生産の経済 (規模の経済)」はしばしば, 次のいくつかの技 術進歩の どれかーっと関連して生ずる. 1) 人力や畜力 とは異なる動力源 (水力や風力, 蒸気, 電気, タービンや内燃機関, 統御された核エネル ギー 等) の利 用.. 2) 自動的な自己調整的装置 (旋盤, ジグ, サーボ装置等) の利用‐ 3) 標準化され相互取り替え可能な部品の利用. 4) 複雑な過程の単純な反復的作業への分解. 5) 機能の特化や分業, およびその他数多くの技術的要因. 自動車生産における流れ作業や紡績や製織分野における歴史的発展は, これらさま ざまの要因を例示して い る.. 考えてみれ ばわかることだが, これらの能率化や資源節用のそれぞれは, かなり大がかりな生産組織の作 りがいがあるほ どに多数の単位を生産しよう とするときはじめて十 分の効果を発揮するものである‐ 鉄砲を 2, 3丁だけ作るというのであれ ば, 手で作ってもよいだろう. ところが, もしもそれを何万丁も生産する 1 2 0.

(14) . 家父長的立場の経済理論. ほどに資源が利用できるならば, 追加生産をするさい繰り返す必要のないような大がかりな準備を, 最初に 行っても引き合う だろう‐ 規模それ自体が重要な意味をもつ このような場合には, 土地面積が不変であるた めに労働の追加的収穫 が逓減せざるをえないという傾向は, 問題の総労働規模を拡大することによって, 長 5 期間にわたり抑えることができよう」3 ここで議論の方向を変えて 「利潤」 の視点を導入してみよう. 規模に関して収穫逓減の場合は利潤の最大 値は存在しないから, 利潤は無限に小さくできるか, またはゼロとなるかの どちらかである‐ これは生産要 ) によ っ て決まる. 一方, 規模に関して収穫逓増の場合 は 素の価格 (w) と生産物の価格 ( p p) の比 (w/ 生産量が大きくなるほ ど利潤も大きくなり, 利潤の最大値は存在しない. 規模に関して収穫逓増とは, 生産 規模の拡大にともなう生産量の増分が逓増する場合であり, 生産規模を拡大することはすべての生産要素使 用量の拡大を意味している‐ しかし土地にしても労働力に しても無限に拡大する ことは現実的に不可能なこ とで, 生産を拡大していくうちにいずれ何かの生産要素の投入量は限界に達し, やがて収穫逓減のヌ額、脱ご支 配されることになる. 規模に関して収穫一定の場合には, 利潤を無限に大きくできるか, それともゼロ にな ) が正の利潤を生むものであれ ば, や はり生産規模を拡大するこ るかの どちらかである. もし価格比 (w/ p と によ っ て, や はり 収 穫 逓減 の 法則 に支 配 さ れる こ と になる.. このように考える と, 命題2は規模に関 して収穫逓減のケースを想定している ことが理解される‐ この場 合, 追加的収穫が逓減せざるを得ないと考えられるなら ば総労働量を拡大することによっ て長期的な観点か ら抑制可能である‐ この根拠により 「働かざる者食う べ からず」 という経済倫理観が要請されることにな る. しかし利潤は限りなく ゼロに近づく. 原. 理. 人口は食糧以外にはなんの制約をも持っていなくて, 常にこれを越えようとする傾向がある (人口 の原 理) .. マルサス が述べた人口の原理の公準は 「人口は, 制限せられなけれ ば, 幾何級数的に増加し, 人類の生活 資料は, 算術級数的に増加する」 というものであった. この公準にしたがえば, 人口は等比数列として, ま た生活資料は等差数列 と して想定される ということである. Tn ) について考 えること しよう‐ 公準により生活資料の増加 は等差数列とな いま, 生活資料の総和 ( る. そ の 総和 の 公 式 は以 下 の とお り である.. ( 1 ) 需 - ! お 1+2+3十一.+%-台%@+1 ) た=1. ) であるが, これは公準により等比数列となる‐ その総和の公式は以下の とおりで 次に人口の総和 (Sn あ る.. ( 2 ). 』. 2十2 2十3 2十 一 %2 瀞 2一1. 2れ十・ ) 吻 十・ ) (. た=1. これらの式から, 一人当たりの生活資料 (人口一人当たりの生活資料) がどのようになるかを調べると以 3 5 Pa司 A Sa l l tあれ 都留 重人訳1977『サムエルソ ン経済学上 [原書第10版]』岩波書店 son l976 βCONQMZCSIO鉱 忍d ‐ mQue p‐ 49.. 103.

(15) . 亀畑. 義彦・大嶋. 謙一. 下のとおりとなる‐. ( 3 ) 誉- 煮i>o ( ) 式は n についての減少関数となる‐ すなわち, 年月 ( 3 n) の増加につれて一人あたりの生活資料が減 少していくことを意味する. このことは生活資料の増加が一定で, 人口の増加が年月を経るごとに増加する ことによって確認することができる. 人々が生き延びる条件は( 3 )式が正でなければならない‐ すなわち, 人 口増加率よりも生活資料の増加率が大きくなければならない. すなわちマルサスの議論は間違いではなく, その前提である 「生活資料が算術的にしか増加しない」 という 規模に関して収穫が逓減するという仮定に問 題がある. 人口の原理の公準で果たして人口が幾何級数的に増加するかについては確証はない‐ また, 生活 資料 (マルサスは穀物だけを念頭においている) が算術的にしか増加しないということの確証も得られな . マ ルサス の 人口 の原 理 につ い てサム エ ル ソ ンは以 下 のよう に説明 して いる.. 「収穫逓減の…劃則は人口論の分野で重要かつ興味ある適用を受ける. 注意しておくが, マルサスは人口が 幾何級数的な率で増加するだろう と言っ たのではない. 彼は, 抑制されなければそういう傾向をもっと言っ たのでしかない. 古今東西を通じ, なんらかの抑制が働いて人口の増加を抑えたといことを示すのが 実は , マルサスの議論の重要な一部分をなしていた. 第一版において彼は, 疫病, 飢鐘, 戦争というような死亡率 を高める役をはたす積極的な抑制に重点をおいたが, のちになると彼はこの悲観論をひるがえし, 出生率に 作用する予防的抑制の可能性を認めて, 人類の将来に希望をいだかせたのである. 産児制限運動は新マルサ ス主義と呼ばれるけれど, 牧師であったマルサスは, 家族が養えるまでは慎重に早めの結婚を延ばすという 道徳的自制の方法を提案したのでしかない. 実のところ彼は, 生存競争は自然の叡智の現われであっ て, 貧 しい人たちが惰弱になるのを防ぐ, と説教したほどである‐ 収穫逓減の法則のこの重要な応用は, 単純な理 論が非常に大きな効果をもちうることを例 証している. マルサスの思想は広く反響を呼んだ. 彼の書物はイ ギリスの貧民救助法をいっ そうきびしく改訂することの支えに使われたが, この貧民救助法の考え方という のは, 貧窮は怠惰の結果であり, 失業状態はできるだけ不愉快なものであるべきだという のであっ た. 彼の 意見はまた, 労働組合は労働者の福祉を改善することはできない, なぜなら彼らの賃金を上げても, その結 果は子 どもをふやすだけに終わり, ふたたび誰もかれもかろうじて最低の生活しかできないという状態に落 着いてしまうからだ, という議論に支えを与えた. 現在では, 彼の見解が過度の単純化であっ たことが認められている. 収穫逓減を論ずるにあたって, マル サスは産業革命の奇跡を十分には予見できなかっ たのである. 彼の時代に続いたつぎの世紀のあいだに, 技 術的新機軸は生産可能性辺境線を急速に外へ向っ て移動させ, より多くの人々の生活水準改善を可能にし た. しかも同時に, 医学の進歩が人間の寿命を延長させ, 人口増加にたいする積極的な抑制をさらに少なく して もい た の だ‐ さ ら にま たマ ルサス は, 1870年 以 後 の 時期 に, 大部 分 の西 欧諸 国 にお い て 子 ども の実 数 ,. ではかられた家族産出力が, 家族繁殖力すなわち生物学的な再生産能力よりもずっと低くなりだすことを予 期しなかっ た」 36 6 Pa叫 A Samdue 3 l 976βCQNQMZCSIO枕 β萌す Z sonl oル 都留 重人訳1977『サム エルソン経済学上 [原書第10版]』岩波 書店 p . . 52 一56.. 104.

(16) . 家父長的立場の経済理論. きた 関する収穫逓 減の仮定) 以上, 命題1 (収穫逓減の法則) , 人口の原理 を検討して , 命題2 (規模に が, これらの命題・原理が作用する経済を想定するなら ば, 以下の経済的帰結が導出されることが知られて 7 い る3 .. ・. 1) 利潤率は下落 し続ける 2) 農産物価格が騰貴し, 実質賃金は減少し続ける 3) 地代は増大する これらの経済的帰結 はD. リカー ドによっ て始めて明らかにされたものである. その基本定 理は上記 し たように収穫逓減の法則にあっ た. 論2. 補. ) の 人 口成 長 lmo をwe . 1954 現代 経 済 学 にお ける 代 表 的 人 口 成 長 モ デル を 検 討 す る. ホ ー ヴ ェ ル モ (℃Ha モ デル と 言 わ れる も の である.. ) とするとき, 人口の成長率は t ), 生活手段となる生産量を × ( t 今, 時間tにおける人口の大きさをN ( 以下の式で与えられるものとする. 上式で, α は出生率, B (N以) は死亡率, N以 は生産量で測られた人口密度である.. .. ( ) 券 岬受 i. β>o) α〉o (~‐ 署, ,. いま資本蓄積のない経済を考え, 生産量はす べて生計手段になるもの とし, 生産関数を以下の式で表わ す. 2 ( ) X = A~α. ) ( α≠1. 3) X = A αNα‐IN (. 上式でA とa は定数である. いまこの式を時間tで微分すれ ば以下の式が求められる. 人口一人当たりの実質所得を以下のようにおく.. ( 4 ) た券 4 ( 3 )式と( )式から以下の式が導出される.. ) 寿一傭持 ( 5 1 )式に代入する と以下の式が導出される ( 5 )式を( 3 7 森嶋通夫1 9 4『思想としての近代経済学』 9. 3 岩波書店p ‐2 ‐. 105.

(17) . 亀畑. ( 6 ). 義彦・大嶋 謙一. キ 伽 -αβ. ( 1 )式 に x=幻N をかけて( 6 )式から引くと以下の式が導出される. .. ( ) ヱ=αに一1 7 )エーβ( α-1 ). こ の( 8 7 )式 がホ ー ヴ ェ ルモ の 人 口成 長 モ デルと 言 わ れる も の であ る3 .. いまx>1と仮定すると以下の式が導出される.. このモ デルの含意は実質所得の増加は出生率と死亡率に依存するというものである 死亡率より出生率が . 大きい方が実質所得は高くなる‐ 古典派の人口論とは逆の結論が導出されている一例としてこのモデルを例 示 した‐. 引. 用. 文. 献. Ma田lceBmcel968四) ZUIE STATE 節山thed eCo出血gofthe w聡LF i i t on . 秋田成就訳1984 『福 祉 国家 の歩み. I. イ ギリス. の辿った途』 法政大学出版会 2 B嘘弧 Rodgers l969四be Ba沈leagalpstpover毎 (vol i l sm to Hu uman Rights . IFrom Pauper re ‐ 2Towardsa We胎a ,▽o. S ) 美馬孝人訳1 t t 9 8 6『貧困との闘い』 梓出版社 a e 3 Ri l i襟ona dRi ch鍵dHe如けTamQeyl926Re i a J i t l ・ seofCap sm 出口・越智 訳1959『宗教と資本主義 の興 隆 (下巻) 』岩波文庫 4 TIDEN] EW T霧STAM鵬NT Re“sed st i l l IVer amdardVer i b無印 副 Ed s ona l ldJapをmeseCo i i t oqui a s on Bi on 日本聖 書協会. 9 1 67『新約聖書英語改訂標準訳日本語口語訳対照』 5 J S i l i IEc thsomeofthe i esofpo=t ca t i i IPI “l onom“ wi p rApp=ca . ‐Miロ1848PI血c onst osoc a osophy ‐ 末永茂喜1961『経済. 学原理 (四) 』岩波文庫 6. Aut i 土山Stua直 Mi n 朱牟田夏雄 訳1960 『ミル自伝』 岩波文庫 ob ographyofJo. 7 JosephA.SchUmnpe t erl914EpochenderDogmenmldMe thodenges chi cht e ‐ 中山・東畑訳1980 『経済学史』 岩波文庫 8 PamA.SamQue l thEd i錠on 都留 重人訳1977 『サムエルソン経 済学上 [原書第10版]』岩波書店 sonl976ECONOMICS1o 9 T 1 bomasRober l tMa thus 岩野・ 大内訳1962 『初版人口の原 理』 岩波文庫. 0 森嶋通夫1 1 9 9 4『思想としての近代経済学』 岩波書店 1I RobertL l broner i l d l ul e wor osopher ‐He y pl ‐ 1986四b . 八木. 甫 監訳1989『入門経済思想史世俗 の思想家たち』 H] BJ出版. 局. 3 81 1Haave lmo 1 先の7yof互のれomi c忍ひo卿坊oれ ‐ 19災 ASご“メタ 虎 仇e7. .. 10 6.

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