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企業再編行為などの光と影: 沖縄地域学リポジトリ

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Title

企業再編行為などの光と影

Author(s)

仲宗根, 京子

Citation

沖縄大学法経学部紀要 = Okinawa University JOURNAL

OF LAW & ECONOMICS(9): 23-35

Issue Date

2007-12-31

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/5983

(2)

【研究 ノー ト】

企業再編行為などの光 と影

Meritsanddisadvantageswithmeasuresforthereadjustmentofcommercialenterprises.

仲宗根 京 子 キーワー ド :企業再編、企業 (事業)再生、企業 買収 Ⅰ、平成18年改正会社法 と本稿のテーマ 平成17年に、それまで商法典の第 2編に規定 されていた会社 に関す る規定を独立 させ、「有限会 社法」および 「株式会社の監査などに関す る商法の特例 に関す る法律」、な どの関係法令 を総合 し て、 「会社法」 (6月29日成立、平成18年 5月施行)が制定 されたOそれは、現代語化 された点や 全979条にわた るボ リュームとい う形式面での刷新 のみな らず、 日本経済の変遷 に対応 した平成 9年頃か らの一一連の会社法制抜本改革の集大成で もあ った。 具体的には、 まず①殆 どが中小企業である 日本 の実情 に鑑み、各種規制の見 直し (最低資本金 制度の撤廃、事後設立規制の見直 し)や有限会社の株式会社への統合、各会社の実態 に見合 った 機関システムの選択幅な どを拡大 (定款 自治の拡充)、な らび に②会社経営の健全性確保のための 各種 の規制の見直 し (株主代表訴訟制度 の合理化, 内部統制システムの構築 の義務化、会計参与 制度の創設、会計監査人の任意設置の範囲の拡大) を行 った点が挙げ られ る。 次に(卦会社経営の機動性 ・柔軟性 の向上を図 った点が挙げ られ るCすなわ ち、株式会社 の組織 再編行為や資金調達 に係 る規制の見直 し、株主 に対す る利益 の還元方法などの合理化 を図るとと もに、取締役が萎縮 して積極的な経営の障害にな らないよ う、取締役などの責任 に関す る規律の 合理化 を図 った点 (組織再編行為 の規制の見直 しや株式 ・新株予約券 ・社債制度 の改善、株主へ の利益還元方法の見直 し、取締役 の責任 に関す る規定 の見直 しなど)である。 本稿は、 と りわけ上記③ に関 し、 「企業再編行為など」(17年改正会社法第 5編743粂∼816条) が、新会社法制の下で、どのよ うに企業経営の機動性 ・柔軟性確保 に用 い られ得 るか、更 に一方 で、どのよ うな弊害が生 じ得 るかについて、既存 の事例 を用 いて基礎的な理解 を確認す るもので ある。手法 としては、 まず、 これ らの制度の沿革及び改正 の経緯 にふれなが らその意 図を探 り、 地元沖縄県で ここ数年み られ る企業再編 の動 きについて言及 した後、社会 に大 きな波紋 を投げか けたいわゆる 「ライブ ドア事件」 の1事例や敵対的企業買収の問題について、若干の考察を試み よ うとす るものである。 -23

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-企業再編行為などの光 と影 Ⅱ、 組織再編法制の沿革及び改正の経緯 定款変更 の制度は明治23年制定の旧商法か ら存在 し、株式会社の合併 に関す る規定は、明治32 年制定 の改正前商法で設け られ、昭和13年改正時に大幅に拡充 された。それ と同じくして事業の 譲渡 ・事業 の全部 の譲受けなどについて も規定 され、更に、有限会社法制定時に株式会社 ・有限 会社 間の組織変更が認め られ、平成17年制定の会社法で持分会社概念を導入 した事 に伴 い、組織 変更は株式会社 と持分会社間の行為 とな ったQ いわゆるバブル崩壊 (平成2年頃)以降の厳 しい不況の下、企業グループ内での企業組織再編 やグループ外への事業売却 (取得側か らす ると買収) のニーズが増大 し、他方、経済のグローバ ル化 ・国際競争激化 に伴 い、金融機関をは じめとした企業の再編成 も切望 されたo このよ うな企 業経営の効率化 ・国際競争力ア ップを図る手段 として、企業が柔軟 に組織再編できる法制度の整 備が急努 とされた。そ こで、平成9年に独 占禁止法で (純粋)持株会社が解禁 にな った他、改正 前商法において も、 同年の合併法制度 の合理化 ・簡素化 に始 ま り、平成11年には既存の株式会社 を完全子会社化す る株式交換 ・移転制度 の導入、平成12年 には会社分割制度 の導入、簡 易な営業 全部の譲 り受けを認容、 さらに平成13年 6月には、 自己株式の取得 ・保有についての目的 ・数量 ・ 保有期間規制の撤廃 (いわゆる金庫株 の解禁)、株式単位 について純資産額規制の廃止、同年11月 には強制転換条項付株式の導入、平成15年には、定款の授権 に基づ く取締役会決議による自己株 式買い受けの容認、平成16年には会社債権者保護手続の簡素化などが次 々と行われたO Ⅲ、 企業再編行為の種類 1, まず、会社が単独で行 う定款変更 と組織変更がある。 ①,定款変更 不試算部門などか ら新規事業 に変更 して再出発す る場面などでは定款変更(17年改正会社法、 以下 「会社法」とす る、466条)、すなわち定款所定 の会社の事業 「目的」(同法27粂 1号)を変更 す る方法があ り、株主総会特別決議 (同法309条 2項)によ り行われ る。改正法で導入 された持 分会社の分類 内部での会社 の種類 (合名会社、合資会社、合同会社)の変更は、これ にあたる。 ②,組織変更 (会社法2条26号、743条∼) 会社 の組織形態が事業形態 に合わない場合などには、それ を見合 う組織 に変更 して再出発す る、組織変更 (会社法2条26号、第 5編 1章、743-747条)が用いられ る。 これは会社が法人格 の同一性 を保持 しつつ別 の類型 の会社 になることをいい、株式会社 と持 株会社 (従来か らの合名会社、合資会社の他、新設の合同会社を含む)間で行われ る (持株会 社間で行われ るときは、前述のよ うに定款変更 となる)。 この制度 の利点は、現在 の会社 を解散 させて新会社 を設立す る手間や費用が省ける事 と、法 人としての同一性を維持 したまま別の組織 に移行す るので、それまで会社が権利義務主体 とな っ てきた法律関係 に形式的に変動を及ぼ さない点である。 また、雇用契約 もそのまま維持できる 利点 もある。 しか しなが らこの方法は、機関設計や株式 ・持分の譲渡の容 易性 ・出資者の責任 態様な どに変更を生 じるため、他方で、出資者および債権者の利害に影響す る。そ こで、組織変

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更に際 しては、計画内容などを株主や債権者に開示す ること (会社法775条)、および総株主の同 意 (同法776条 1項)や総社員の同意 (同法781条1項、但書で例外あ り)が義務づけ られている。 2、次に、 2つ以上の会社 (その行為に前後 して片方が設立 され る場合 も含む) によ って行われ る組織再編行為 としては.第5編の合併 (会社法748粂∼)、会社分割 (同法757条∼)、株式交 換 ・移転 (同法767条∼) と、事業 (営業)譲渡 (同法第2編株式会社の467条∼)がある。他 社 との業務提携や合弁で市場競争力を強化 した り、開発費などのコス トを抑 えたい場合には、 合併や会社分割などの手段が考 え られ る。 ①,合併 (会社法2条27-28条) 合併 とは2個以上の会社が契約によって合体 Ll個の会社になることをい う。 この 1つの会 社への合体 には、 当時会社 の1つが存続 し、他方の消滅会社を吸収す る吸収合併 (同法2条27 号) と、当時会社の全てが消滅 して新会社 を設立す る新設合併 (同条28号)がある。合併の法 的効果 として、解散す る会社が清算手続 を経ないで消滅 しつつ (よって消滅会社 にとっては解 散の 1場面 とな る、 同法271条 4号)、社員の地位及び債権者 ・債務者 に対す る権利義務が包括 的に存続会社又は新設会社 に承継 され る. この点が、後述す る会社分割 とは類似 し、営業譲渡 とは相違す る法的特徴であるo合併 の経済的効果 としては、企業結合 の最高形態 として、競争 回避,競争力強化、経営合理化などが期待できる。 親会社 C -

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5-企業再編行為などの光 と影 そ して、後述す る (Ⅲの3)対価 の柔軟化 (後述 Ⅲの3)によ り、 いわゆる三角合併が可能 にな ったDすなわ ち (図2)で言えば、存続会社Bが、消滅会社Aに対 して、 B自身の株式で はな く、その有す る親会社Cの株式 を対価 として交付できるよ うになる。 これ によ り、海外の 親会社が、 日本国内に有す る子会社 を通 じて、現金 を用 いず、 自社株だけで 日本企業を買収す る事が可能 にな った。 ②,会社分割 (会社法2条29-30号) 会社分割 とは、1つの会社 を2つ以上の会社 に分けることをいい、既存の会社 (承継会社) に承継 させ る吸収分割 (同法2条29号) と、新たに設立す る会社 (新設会社) に承継 させ る新 設分割 (同条30号) の二類型ある。 会社分割 の法的効果 として、分割 され る営業部門や営業所などの事業に関 して有す る権利義 務 の全部又は一部が承継会社 又は新設会社 に承継 され るので、既存の会社が、会社 (分割会社) 自体 を存続 させなが ら営業部門や営業所などの一部 を切 り離 して独立の新会社 とした り、 また は、各営業部 門を切 り離 して他の会社の営業部門 と統合 したい場合 に用い られ得 る。従 って会 社分割 の経済的効果 としては、企業結合 の一形態 として、経営の効率化、合理化、競争力強化 な どが期待で きる。 (図3) 個別の承諾までは要しないとされているが、会社債権者異議手続などが必要 (凱 株式交換 (会社法2条31号)および株式移転 (同条32号) 株式交換 とは株式会社 (完全子会社 とな る会社)が発行済株式の全部 を他の会社 (完全親会 社 となる会社) に取得 させ ることをい うO完全子会社の株主は完全子会社の株式を失 う反面、 完全親会社 の株式 を取得 して完全親会社 の株主 となる。 株式移転 とは1個又は2個以上の株式会社 (完全子会社 とな る会社)が発行済株式の全部を 新たに設立す る株式会社 (完全親会社 とな る会社) に取得 させ ることをい う。完全親会社 を設 立す る行為である。完全子会社 とな った会社 の株主は、株式が完全親会社に移転す るため完全 子会社 の株式 を失 う反面、完全親会社 の株式を取得 して完全親会社 の株主 となる。 以上をまとめると、株式交換 ・移転 とは、株主総会 の特別決議の承認などによ り、その株式 会社 (完全子会社 :発行済み株式のすべてを親会社 に保有 され る会社)が、他 の株式会社 (親 会社) の100%子会社 とな る事 を言 う。

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このよ うに 「交換」や 「移転」 の概念は会社法特有の もので、通常の概念 とは異な る。 すな わち、その親会社 (完全親会社 :子会社の発行株 式のすべてを保有す る会社) とな る会社が、 既存の会社である場合を 「株式交換」 (会社法2粂31号)、新設会社である場合を 「株式移転」 (同条32号) とい う。 改正前会社法では,株式交換 に際 して、債権者保護手続は不要 とされていたO しか しなが ら、 後述のよ うに、改正会社法では、対価が柔軟化 した ことに伴 い、完全親会社 とな る会社 の株 式 以外の財産 を交付す る場合 には、完全親会社 とな る会社 において債権者保護手続が要求 され る こととな った。 この制度は、前述 Ⅱで述べた様 に、持株会社 の設立 を容易にす るため平成11年改正で導入 さ れた制度であるが、後述の各事例 に見 られ るよ うに企業買収の手段 として も利用可能な もので ある

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3、対価の柔軟化 について 17年改正前商法下では、合併、分割、株式交換などの組織再編 に際 して消滅会社などの株主 に交付 され る対価 は、原則 と して存続会社 の株 式で、金銭 のみ を交付す る ことは認 め られ な か ったため、国内外の産業界か らは、多様な組織再編 を可能 とす るための規制緩和の要望が強 かった。そ こで改正会社法では、吸収合併、吸収分割、株式交換の場合 に、消滅会社の株主に 対 して、「金銭その他 の財産 を交付」す ることがで きるよ うにな った (但 し、適用は施行 日か ら 1年延長 された)0 しか し、そ うな ると少数株主が いわゆる締め出しに会 う危倶があ り、理 由などの開示 (会社 法782条など)のほか、対価 の不十分性 を正 当に補償すべきとの考 えか ら、いわゆるキ ャッシュ アウ ト ・マージャー (現金のみを対価 とす る吸収合併) の場合 には、公示価格 にとどま らず合 併のシナ ジー効果 まで担保すべ き、 とす る傾 向にある。 4、簡易組織再編行為について 株主総会決議が不要 とされ る簡 易組織再編行為の要件は、改正 前商法が存続会社などの発行 株式総数の5%以下 を要求 していたのに対 し、改正会社法では、対価 の柔軟化 に伴 い純資産額 の20%以下であればよいとして緩和 されている (会社法468条 2項)。機動性確保 (前述 Ⅰ③) の現れである0 5,略式組織再編制度 について 一定の支配関係 にあれば,被支配会社の株主総会決議がな くて も組織再編 し得 ることにな っ

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-27-企業再編行為な どの光 と影 た (同法

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84条

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項本文

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条 1項)0 6、株式会社の事業譲渡について 事業譲渡 とは、株式会社が 「事業」 を取 引行為 (特定承継) として他 に譲渡す る行為である (注 1) 第5編の企業再編行為の他に、「事業譲渡」も含 めて 「組織再編行為など」として同様 に議論 され る。なぜな ら、事業譲渡は本来取引行為ではあるものの、組織再編行為 と同様 の法効果や 利害関係人への配慮が必要 になるか らである。

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年改正前商法で 「営業」 としていたのを 「事業」 に改めているが、 これは他の法人法制 と の整合性 をはか り、商号 との関係 を考慮 したためで、規制の実質に変更はない、 とされている (注2)。従 って、「事業の譲渡

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号)とは

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年改正前商法245条 における 「営業 譲渡」概念 についての議論がそのままあてはまる。 この点、争いはあるが、最高裁判例 (最大 判昭和40年 9月22日)は、商法総則 (改正前商法25条以下) における 「営業の譲渡」 と同義で あると解 している。つま り、一定の営業 目的のため組織化 され有機的一体 として機能す る財産 (得意先など経済的価値 のある事実関係 を含む) の全部 または重要な一部を移転す ること、 と 解 されている。 これ に対 して、反対説は、改正前商法245条は、株主総会特別決議 を要求す ることで譲渡会社 株主 の利益保護 を図る趣 旨なので、判例 のよ うに解す ると、競業避止義務 を負わない営業譲渡 であれば、株主総会決議

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項11号)を経ないで も有効 とい うことにな って しまい、改正前245条の趣 旨が没却 され るとしている。 (図5) 譲 渡 会社 譲受 会社 Ⅳ、最近の沖縄 における企業再編行為な どの事例 1,会社分割 を用いた事例 2007年 3月、県 内建設業大手の大米建設は、多角経営で悪化 していた不採算部門を切 り離 し て収益 力ある本業 の建設部門のみ に集 中して事業再生を図るため、会社分割 (吸収分割)を行 っ た。 この事案では分割直後 に吸収会社が大米建設の商号 を引き継ぎ、社長 も (分割会社の社長 が)留任 したが、従前の株主は さほど資本参加せず、新経営陣でスター トした (琉球新報、2007 年2月1日付)。 この事例では、正 に、前述 した会社分割 の経済的効果である経営の効率化 ・合理化、競争力 強化が図 られた。すなわ ち、得意 (採算性がある)な分野の事業 を切 り離 して別 の会社に移す

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事で、不採算部門に流出していた経営資源 を中核事業に集 中させて、事業 を効率的に進める (辛 業再生を促進す る)事 を可能に したのである。 と りわけ本事例では、商号 も社長 も引き継 いで お り、営業の実態は極 力残 しなが ら、新経営陣 によ り経営の刷新 を図 った といえる。 この他、不採算部門、新製品開発部門や多角経営で身動 きが と りに くい事業部門等 の独立や、 複数の会社 の同 じ部門ど うLで合弁事業 を作 る、等の手段 として も利用 され ることが考 え られ るO 公共工事依存度が高いとされ る沖縄県 の建設業界は、公共投資減少のあお りで競争が激化す ると共に、談合の取締強化 による落札価格 の低下が見込 まれ るので、 このよ うな組織再編行 為 などによる機動力強化は、今後益 々、事業再生の鍵 となるであろう。 2,株式交換の事例 近年、沖縄県 内の外資を含めた リゾー ト開発合戦は 目覚 まし く、都市型ホテルの 「沖縄都ホ テル」 も、厳 しい競争の波にもまれている。 同ホテル を経営す る沖縄観光開発は、従来か ら株 主の大半が近畿 日本鉄道 (大阪市) の関連会社であ った ものの、更なる資金調達 力強化、経営 基盤 の安定化 のため株式交換 の手法によ り、近畿 日本鉄道 の100%子会社 (2(X氾年9月30日付 け) とな った (2(X冶年 7月26日付け、琉球新報)。 これ によ り、経営基盤 の強化 および チ ェー ン ・メ リットの活用 によ り、更なる競争力強化が期待 され るところであるo このよ うな、比較 的経営基盤が しっか りしている早期 の段階で、企業系列化 して事業 を活性化す る場合 にも、株 式交換は有効な手段 となる。 3,営業譲渡の事例その1 累積赤字に悩んでいたか りゆしグループ (那覇市)は、マ リオ ットリゾー ト ・か りゆ しビー チ (名護市) を、アメ リカの投資会社 ロ-ンスター系列の会社 に営業譲渡 した (2006年3月15 日付、琉球新報)0 まず、相手方 (ローンスター系列のソラー レホテル アン ドリゾーツの子会社 ラグーン リゾー ト名護) とか りゆLは、50%ずつ出資 して、か りゆLSHRオペレーシ ョンズというホテル運 営会社を設立 し、か りゆ しグループの社長が会長、相手方か らは社長が就任 し、従業員180名 も 新会社へ出向とい う形での雇用承継、更 に名称 も維持 された。 これは正 に、暖簾 (マ リオ ッ ト というブ ラン ド)も含んだ有機的一体 として通常の財産 の総和以上の価値 を有す るところの 「営 業」の譲渡であ った。 買 い手の側 は、すで に築かれた他社 の営業基盤 を譲 り受 け効率的 に事業 を開始 す ることに よ って、 コス トパ フォーマンスの高い新事業 を展開で き、他方、売 り手の側 も、債務超過会社 が破産手続前に経済的価値が高い営業部分 を有利な価格で譲渡 して、債権者 (従業員な ども含 む) に再配分で き、社会全体 として も雇用が継続 され、事業譲渡の法律経済的意義が見事 に調 和 した事例 と言えるであろう。 4,営業譲渡の事例その 2 (旧琉球バス株式会社の事例) 経営破綻 か ら10年あま りの歳 月をかけて再建 を 目指 したが上手 くいかず、最終的 に事業譲渡

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企業再編行為などの光 と影 に こぎつけた事例である。以下、 旧琉球バス破綻か ら終結 (破産) までの道の りを追 って分析 す る。 ① 旧琉球バス、法的会社整理 申請 (1994年2月23日付、琉球新報) にみ る問題 の所在 (社会経済的背景): 県民の公共交通機関 として路線 を維持す る重要性はあるが、道路事情 の悪 さによる遅延や マイカーの普及で利用者が遠 のき、不採算路線 の増加で旧琉球バスは慢性的な赤字体質 (累 積赤字110億-115億 円) とな っていた。 また、従業員986人は、総人 口138万人余 りの本県 において約0.7%にも達す るため、雇用の 継続や (退職)従業員への支払 い確保は、県 民経済 に大 き く関わる関心、事だ った。 (法技術的特性): 会社整理 (注 1)は、破産 と違 い清算ではな く再建を 目指す もので、担保権 の行使は禁止 され るが、全債権者 の同意が必要、会社更生法 と違 い管財人は立てず経営者 (但 し管理人に 管理権が移 ることもある)が再建にあたる、 とい う特性 を持 っていた。 ②裁判所 による整理決定 (1995年2月22日付け、琉球新報)O以降、経営陣側が再建計画案 を出 す も、全債権者 の同意 (と りわけ従業員や退職者の合意)を得 ることは極めて困難であった。 ③那覇地裁が民事再生法 (1999年制定)適用 申請 を正式に受理 (2005年5月19日付、琉球新報) ④労組 を交えた水面下の営業譲渡先交渉が沖東交通 との間で基本合意 の見通 し (2006年4月26 目付、琉球新報) ⑤元従業員による退職金回収 を 目的 としたバスの差押え(5月2日)、その後の競売が営業譲渡 へ与える影響が懸念 され る ⑥会社 による従業員への説明会 (従業員全員解雇後 に希望者を再雇用、独立行政法人労働者健 康福祉機構 の未払 い賃金立替払制度 の利用)(2006年5月30日付、琉球新報) ⑦那覇地裁、民事再生手続 において、第一交通産業の100%子会社である琉球バス交通への営業 譲渡 を許可 (2006年6月25日付、琉球新報、決定は22日) ⑧乗合 と貸 し切 り事業の営業譲渡に関す る正式契約 を締結 (2006年7月6日付、琉球新報)D同 社 の最大労組 も、譲渡 を受け入れた上で労働条件面の協議を続ける方針 を決定。 ⑨新会社 「琉球バ ス交通株式会社」譲 り受けた営業 を開始 (2006年9月1日付、琉球新報) ⑲那覇地裁が民事再生手続 の廃止 を決定、同時に破産手続 を開始 (2006年9月7日付、琉球新 報) (考察) この事案の社会的重要性 としては、公共交通機関の (ひいては沖縄県 における公共旅客輸送 機関の統合問題 にまで至 り得 る)大型倒産 (多 くの債権者、 と りわけ多額の未払い賃金債権や 退職金請求権 を有 していた従業員)で、県民経済全体 に波及す る問題であ った点である。 ただ、法的には以下の点が参考 に値す る。債務は承継せず に、財産的価値のある営業財産の み を、企業価値が 目減 りし費用 もか さむ破産前において、 よ り高額かつ機動的に換価できた点 であるO債務超過の譲渡会社 による営業譲渡場面では、利害関係人の調整 も、平常時 とは異な る。 会社は配 当財源か ら破産管財人の報酬分がひかれず、会社債権者にも利益であるし、譲渡 会社株主 として も、破産 して しまってか らでは残余財産がな く分配が もらえない以上、反対す

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る機会の保障はさほど重要ではないC このような ことか ら、株主総会決議 (会社法467条1項 2 号)に代わる裁判所の許可 (民事再生法42条1項)の運用 としても、その営業譲渡が 「事業の 再生に必要である」 (債権者 の為によ り高率で早期の弁済 に資 しひいては会社の再生につなが る)のであれば、殆ど許可 しているよ うである。経営陣の刷新等 を巡 り、労使対立が非常に激 しいかった点は、バスの差押え訴訟、破産後 の否認、などに火種を残 し、未だに円満な解決に は至 っていないようであるo v 一連のライフ ドア事件の中か ら 「自社 ・グループ社株の売 り抜け」事例について 1,本稿で この事件を取 り上げ るのは、グループ企業を介在 させた、その企業買収 (図6)が、 前述の株式交換によ り行われたものだ ったか らである。

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日、 ライブ ドア社幹部逮捕の容疑は、その子会社であるバ リュー社の株価 をつ り上げるため、既にライブ ドアグループ傘下にあったマネー社を、あたかもこれか ら買収す る かのように装ってした発表が、「偽計、虚偽 の風説の流布」に該た り、旧有価証券取引法違反に なるというものであったOなぜ、当初、グループ傘下であることを隠せたかというと、投資事 業組合 (注3)を介在 させたか らだ。 このVLMA 2号 とい う名の投資事業組合は、所謂、投 採 っているため、会社 と違 って外部か らはその実態がわか りに くいのである。 マネ一社株

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資金の流れ W ∵、1ノ㌶ ′し、′∵tJ ライブドアグル ープ社株 に=二二> 株 式の移動 ・・-1・---・・一・-・・-・・・ その株 の売却 益の環流

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31-企業再編行為などの光と影 (考察) 確かにそ こで行われた株式交換その ものは、違法な ものではない。 しか しなが ら、 当初か ら 自社株 の売 り抜け 目的でその一環 として行われた場合 には、 もはや法的保障の範囲を逸脱 して はいないだ ろうか ? そ もそ も、企業再編 の機動性 を確保すべ く進め られた一連の改正 も、会社法の原理 とも言 う べ き企業維持の理念 (注

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(ゴー イング ・コンサーン) を前提 としていると解 され る。 「企業 維持 の理念」 とは、経済的に無意味な企業解体を防ぎ、永続す る営利活動によ り企業ひいては 社会公共の利益 を意図するものである。そ うであるな らば、本来そ こに予定 されている企業の 営利活 動 とは、モ ノやサー ビスな どの経済的価値 に裏打 ちされた実体 のある、いわば実業で あ って、違法な市場操作などによるマネーゲーム、いわば虚業であるべきではない。なぜな ら、 実体があ って価値が社会 を循環 して更な る利益を生むか らこそ、永続的営利追求が可能で、法 の厚 い保障の必要性が認め られ るか らである。 Ⅵ 結びにかえて 1,企業再編行為などの効用、いわば 「光」 の部分 について (彰日本本土 と沖縄 の現状 日本本土、 と りわけ首都圏では、大企業 を中心 とした再生が進み つつあるよ うである。 しか し、沖縄では、公共工事 の減少、談合 問題への規制によ り、建設業界はまだ まだ厳 しい状況下 にあると聞 く。観光は好調 とは いえ、ホテル業などにおいては、設備投資や維持 コス トの高 さ、 外資参入な どによる競争激化で、生き残 りのための取捨選択が益 々、必要 とされて くるであろ う。そのよ うな沖縄企業 の実態 を考 えると、現金を用 いない事業再編や部門ごとの事業再編, 業務提携 を機動的 に行 う余地が広が った今 回の改正会社 法は、よ り有用な もの とな るであろ う、 と感ず る。例えば、不採算部門 とはいえ、初期投資等 でかな りの施設設備が残 っているの が通常なので、 これ らの資産 を穀損せずによ り高 く売 って対価 を得たい場合には、事業譲渡や 会社分割 の方法が考 え られ る。その うち、権利義務 を個別に選定 して移転 させたければ、特定 承継である営業譲渡 の方法 を、逆 にそれでは個別 に債権者の同意 を得 る手続などが煩わ しい場 合 には、包括承継た る会社分割や合併 の方法 を選択す ることになる。裁判所関与の手続 き下で は、総会特別決議な どに代わ る許可があ った こと (前述Ⅳ 4)も、留意 したい点である。 また、 他社 との業務提携や合弁 で市場競 争力を強化 した り、開発費な どの コス トを抑 えたい場合 に は、合併や、会社分割な どが考 え られ るo企業グループであれば、完全子会社 を介 して、 自社 株 のみ を用 い、他社 を傘下 に収め るとい った再編 も可能 とな った。 (診提案 1つだけ提案 のよ うな ものを試み るとすれば、営業譲渡 にも組織再編行為の債権者保護規定 (会社法789条1項∼ 5項)のよ うな保護規定の整備が必要ではないか、とい う点である。 そも そ も取 引法上の契約にすぎない営業譲渡では、譲渡会社が依然 として債務 を負 うので、従前の 債務者が消滅す るよ うな包括継承での前述のよ うな債権者保護手続は必要ない、 と解 されてき た。 しか し、会社債権者の唯一 の引当て とな る会社財産 の中か ら営業 にとって重要な財産が不

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柵 当な対価で流出 して しまえば、現実には債権 の満足が得 られない虞 も生 じ得 る。 また、組織 再編行為における対価 の柔軟化が組織法的行為 と取 引法的行為の峻別 を暖味な ものとしている ことか らも、各々の手続や法規制がよ り接近化 して もよいのではないか、と考 える (もっとも、 それでは峻別 の メ リッ トが逆 に半減 して しまう、 との指摘が聞 こえて きそ うであるが)。 この 間題は会社存続 中におけるものだが、 このよ うな解釈 の方向性 は、出資段階におけ る現物 出資 行為 と同様の法規制に服す る設立時の取引行為である財産 引受 との関係 (改正法28粂1号2号) に照 らして も、 また改正会社法が更 に押 し進 めた、経済的社会的実態 に合わせた法規制の在 り 方の模索、 とい う傾向か らしても、一考 の価値はあると考 える。 2.企業再編行為などによってもた らされ得 る 「影」 の部分 について ① 金融資本主義の波 いかなる法理論 も、道具 としての、思 いもよ らない影 の部分が存在 し得 る。 前述のよ うに、投資組合の隠れ蓑 を着て株式交換 し、買収先 (子会社)か ら環流 させた 自社 株で儲 け、 旧証券取 引法などの抜け穴 を くぐ りなが ら派手なパ フォーマンスで株価 をつ り上げ つつ、桁外れの株式分割 (注5)で証券市場に蜘蜂の子 を散 らしてが っぽ り設ける, といった マネーゲームに興 じる輩 も登場 した。 他方で平成9年の持株会社解禁 に端 を発 した外資参入の黒船は、平成11年の株式交換移転制 度 の追 い風 を受け、平成17年改正法、(対価 の柔軟化 による)三角合併解禁で、とうとう本土上 陸を果た した。企業再編行為な どの影 の部分 として最 も重要視 されているのは、専 ら企業 を解 体 し売 りさば いて儲ける事 を 目的 とす るよ うな敵対的企業買収の問題 である。 そ して、 -・見するとこれ らの事象は別 々のもののよ うに思われ るが、 いずれ も,新たな企業 価値 を生む事を 目的 とせず に手 っ取 り早 く稼 ぐ ことを旨とした、いわゆる 「金融資本主義」(注 6)が背後にある。 思 うに、戦後 日本の経済発展 の牽 引力の大 きな柱の1つは、製造業 の技術 開発 力だ った と言 えるであろ うD 自動車、半導体、各種電化製品、それ らを支える下請の部品製造業等 々、大企 業か ら町工場に至るまで、技術開発によ り次 々と製品に付加価値 をつけることで、市場競争力 を高め、世界中の人々の生活に役立 ちなが ら繁栄 を築 いてきた。そ して、商法改正以前は、法 制度面においても敵対的企業買収が入 り込む余地は少なか った ・・・・・。だが事前規制か ら 事後規制への転換が唱え られ、防衛策が未整備な ままで、規制緩和だけが一人歩 きしたのでは、 金融資本主義の波 に呑 まれて、 日本の大企業の活力はそがれ、その痛手は下請などの中小企業 へ、そ してそれぞれの働 き手が養 う家族へ、社会全体 へと伝搬 し、社会全体 にもた らす損失は 計 り知れな い。潤沢な国家予算があれば、個別の救済は幾分可能であろ う。 しか しなが ら、大 高齢化時代が迫 り来 るというのに、身銭 を切 って御上に預けた老後 の蓄え さえ、証文が紛失す るわ、金庫番に持 ち逃げ され るわ、では甚だ心許ない。 まだそれほどで もないが、本格的に来て しまってか らでは、遅 い !という危機感 に駆 られ、 早期 の防衛策 の法整備 を懇願す る者の 1人である。 33

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-企業再編行為などの光 と影 3. 「影」への対応策 この点,そ もそ も株式を公開 しないとい う極 めて原始的かつ有効な手段 も考 え られ、実際、世 界に名だたる企業の中にも、創業者一族が安定株主 とな って会社 のアイデ ンテ ィテ ィーを保持 し ている例 もある。 しか しなが ら、株式市場か ら大規模な資金調達 をす る必要 も否めないので、株 式公開の利便性は維持 しつつ、 いかにして敵対的企業買収 を防衛すべきかについて、若干検討 し たい。 具体的な対抗策 としてまず成すべき ことは、敵対的買収の標的にな り易い原因を見極めて、そ れ を除去 してい くことである。すなわ ち, 日本企業が外資 の買収 目標 とな り易いのは、その手持 ち資産の大きさの割 に、欧米企業に比べて株価が低 いため、少ない買収資金で大きな収穫を得 ら れ 易い (三角合併で親会社株式 を使 える場合は特 にその傾向が強 くなる)か らである。 とすれば、 標的 とな りに くくす る為 には、その逆、すなわち株価 を高めて買収資金 (株式時価総額) を堰大 させ ると共 に、手持 ち資金を、企業の設備投資や安定株主確保のための株主への還元、 といった 再投資 に有効 に用 いる、などの防衛策が考 え られ るQ 次 に、会社法上の対抗策 としては、新株予約権制度 (会社法2粂21号)を米国のポイズ ンピル (注 7)のよ うに活用す る事が考 え られ る (注 8)。 しか し、取締役会 の決議のみで 1日で導入可 能な米国型 に比べ、株主総会におけ る特別決議が必要なわが国では、未だ機動的な対応策 とは成 りに くい. また、米国のよ うに取締役の任期 を 1年ずつず らして、買収側がボー ド (取締役会) の過半数 を獲得す る時期 をで きるだけ先送 りす る手法 も考 え られ るが、そ もそも取締役の任期が 2年 と短い (委員会設置会社では1年)わが国では、その実益に乏 しい。そ こで、敵対的買収の 際に リス トラされ る事が多い従業員か ら構成 され る持株会に、安定株主 としての協力を仰ぐこと が考 え られ る。 この点、資金の獲得が今後 の課題だが、自社株取得が解禁 された現行法の下では, もはや会社か らの奨励金支給 の程度 について 自主規制す る必然性はな くな った点、更に、会社 と して も、同 じ防衛資金を投 じるな ら、同時に従業員の士気 向上による業績拡大 も期待で き一石二 鳥である点か ら、今後益 々その機能強化が望 まれ ると解 され る。 また、会社法上の対抗策 にとどまらず、税法や会計規則 (準則) とい った周辺の法整備 も連動 して行われ る必要があるであろ う。 更 に,米国では このよ うな法整備 に加え、エンロン事件後 の2002年には、 SEC (証券取引委 員会)の傘下に新独立監視機関を設置す る 「サーベンスオ ックスレ一法」(Sarbanes一〇xleyActof 2002) (注

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を成立 させている。法 の潜脱は後 を絶たず、 イタチご っこで後手にまわ るよ り、 確実な第三者チ ェック機構 をライフガー ドとして用意 してお くことを、わが国で も検討すべきで はないか と思われ る。 脚;主 (注 1)江頭憲治郎 「株式会社法」、 p846、2∝Xi年、有斐閣。 (注2)神 田秀樹 「会社法」第9版、弘文堂、p295「個人商人は複数の営業 を有 し営業毎に複数の 商号 を有す ることができるが会社は全体 として1つの商号 しか有することができない」か らとされ る。 (注3)機 関投資家 らによる投資組合が 日本で用い られ始め られた1980年代 当初は技術 力はあるが

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資金力のな いベ ンチ ャー企業 に出資 して いたが、2(氾0年以降 はM&Aで利用 され るケー ス が急増。 (注4)後掲4、 P2-(注 5) 株 式分割 :既 存 の発行済 み株 式 を細 分化 して、従 来 よ りも多数 の株 式 とす る ことを い う を意 味す る (株 式の係数 の増加、会社 法183条 1項)。 (注 6) 金融 システムは、巨大な カジ ノのよ うであ り、 金融世界 を支配す る不確実性が、個人、政 府 、凶、国家関係 に影響 して いる、 とす る考 え方。 (注

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1982年 に米国で開発、判例 法下 で是認 され現在米 国企業 の約6割 が採用。 敵対 的買収者が 予め定めた基準 まで買い占め ると他 の既存株主が -・斉に新株予約権 のよ うな ライツを行使 して (敵対的 買収者だ けでは行使 で きな い) 買収者 の持株割 合 を下落 させ、 買収 コス トを 跳ね 上げ る事で、敵対的 買収 を阻止す る手法。但 し、一定 の場 合、取締役会 に償却義務 を 課 してバ ランスを確保 して いる。 (注8)後掲参考文献8、337頁以降 (注9)エン ロン事件、 ワール ドコム事件 は いずれ も内部告発 によ って経営者 と監督者 との癒着が 発覚 し、デ ィス クロージ ャーの内容が不正で あることが判 明 した。 そ こで、経営者 と監督 者 とを分離 させ、 会社 のガバナ ンスを強化す ることと市場 に開示 され る情報 の真実性 を確 保す ることを 目的 として、サーベ ン ス ・オ ックスレ一法が制定 され た。 そのため、サーベ ンス ・オ ックスレ一法は

、SEC

(米国証券取 引委 員会)が証 券取 引所 に対 して、監査委 員会を設 置 して いな い企業が上場す ることを禁止す るよ うに命令す る権 限 を与 えて いる。 また、独 立取締 役 を半数以上お くことで、取締 役会 を、経営

CEO

か ら独立 させ る ことを 規定 して いる。 参考文献 1,神 田秀樹 「会社法 (第8版)」、弘文堂、2(X施年 2,丸 山秀平 「会社法 (第9版)」、 中央大学通信教育部、2CK)7年 3.江頭憲治郎 「株式会社法」、有斐閣、2007年 4,加美和照 「新訂会社法 (第8版)」 到草書房、2003年 5.奥島孝康他編著 「倒産法学 の軌跡 と展望」成文堂,2001年 7,弥永真 生 「リー ガルマイン ド会社法 (第 10版)」、有斐閣、2(X垢年 8,太 田洋他編著 「敵対的M&A対応 の最先端 -そ の理論 と実務-」、商事法務、2CO5年

参照

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