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JAIST Repository: 日本におけるサイエンス・リンケージの測定 : 遺伝子工学技術分野とその他全ての技術分野との比較

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Academic year: 2021

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(1)

Japan Advanced Institute of Science and Technology

JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/

Title

日本におけるサイエンス・リンケージの測定 : 遺伝子

工学技術分野とその他全ての技術分野との比較

Author(s)

玉田, 俊平太; 児玉, 文雄; 玄場, 公規

Citation

年次学術大会講演要旨集, 16: 273-276

Issue Date

2001-10-19

Type

Conference Paper

Text version

publisher

URL

http://hdl.handle.net/10119/6644

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す

るものです。This material is posted here with

permission of the Japan Society for Science

Policy and Research Management.

(2)

2A04

日本におけるサイエンス・リンケージの 測定

一 遺伝子工学技術分野とその 他全ての技術分野との 比較 一

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(4)

図工は,遺伝子工学技術分野から 3 0 0 ,

それ以外の全技術分野から

3 O O

サンブリンバした 特許が,それぞれ

何件の特許と 特許以外の文献

(

科学文献等

) を

引用しているかを 示した図であ る。 注目すべきは , 科学文献等 (Narin の 言 ところの NPRs)

の引用件数が

遺伝子工学技術分野の

特許では

4 , 4 5 4 件と ,それ以外の 全技術分野の 特許の引用件数 2 1 1 件の実に 2 1 倍にも達し

ていることであ

る。

特許の引用件数が

遺伝子工学技術分野の

特許で

1 , 0 6 4 件,それ以外の 全技術分野の 特許で 1 , 1 5 0 件とほとんど 差がないのと 極 めて対照的であ る。 3 . 2

我が国の造仏子工学技術分野特許における 科学引用文献依存度の

高さ 図 2

技術分野による 引用文献種類の 相違

図 2 は,遺伝子工学技術分野及びそれ

以外の全技術分野のそれぞれの

特許の 引用文献を種類別に 示したものであ る。

ここでも注目されるのは

,遺伝子工学技術分野特許の 実に 2 3 % は科学文献 のみを引用しており ,特許と科学文献両方を 引用している 特許の比率 5 9 % と 合計すると, 実に 8 2 % もの特許が科学文献を 引用している 事実であ る。

それに対し, それ以外の全技術分野平均では ,科学文献のみを 引用している

特許は一件もなく ,科学文献と

特許とを両方引用している

特許が 1 5 % あ るの みであ った。 すなわち,

科学文献を引用している

特許は, 全体の 1 5 % にすぎ ないということになる。 そして, 7 2 % の特許は特許のみ 引用, 引用文献のな いものも 1 3 %0 にのぼった。

本分析からも

遺伝子工学技術分野の

科学文献への 依存度の高さ

, 即ち , サ イェンス・ リンケージの 強さを改めて 示す結果となった 3 , 3

日米での遺伝子工学技術分野におけるサイエンス・リンケージの

比較 日本の「遺伝子工学技術分野」特許では , 1 特許あ たり中央値で 見ても 7 件, 平均値で約 1 5 件の論文等の 引用があ り,最高値は 2 1 3 件に及んだ。 標準備 差は 2 1 . 6 であ った。 それに対し, 日本の 「その他の技術分野」 特許では, 一 275 一

(5)

1 特許あ

たりの引用論文等は

中央値では 0 件 , 平均値で約 0 . 7 件, 最高値は 8 5 件、

標準偏差は

5 . 1 であ った。

米国においても ,適任子工学技術分野においては ,平均値で論文等非特許文

献が特許の約 6

倍も多く引用されており

,この分野での 科学依存性が 高いこと を 浮き彫りにしている。

我が国においても ,前述のように 平均値で比較すると ,遺伝子工学技術分野

においては,論文等が 特許の約 2 1 倍も多く引用されており , この結果だけか らいえば,我が

国の方が米国よりもさらに 遺伝子工学技術分野における

サ イェ ンス・リンケージが 強いと言うこともできよう。 ただし, N a r i n

は特許のフロントページに 審査官が記入した

引用文献の

みを対象としているのに

対し,本研究では 出願人が記述した 特許の全文に 渡っ て

引用文献を抽出している

点, N a r i n の場合,アメリカ

特許分類をフィル

タープロバラムに 加えていたりする 等,完全に同一の 比較ではない 点に留意す る必 、 要があ る。 4 .

結論

本研究により , 我が国においても ,米国同様,

遺伝子工学分野の

特許におい

ては, 科学的知識に 対する極めて 強いリンケージ (

サイェンス・リンケージ

) の 存在が確認、 された。 加えて,一般的傾向として ,我が国においても 米国同様, 特許が ,

他の特許や論文等を

多数引用している 事実が確認された。 ただし, 米 国 と異なり,我が

国の特許申請書においては

引用文献の大多数は

[

発明の詳

細な説明

中等, 書誌事項に埋め

込まれた形で 存在し, 正規化 ( 標準化 ) もさ

れておらず, さらなる分析には 最新の情報処理技術の

活用等による 正規化, 及 ぴ ,

データベー

ス 化が必、 要なことも明らかとなった。

今回の研究結果から ,我が国においても

,引用文献の

抽出さえうまくできれ

ぼ ,引用文献分析によって

様々な政策分析等の

可能性があ ることが示されたと

考えられる。

5 ,

謝辞

本研究に当たり ,特許庁技術調査課の 後会課長補佐,千寿課長補佐,小林係

長には大変お 世話になった。 この場を借りて

深く感謝したい。 また,国立情報 学

研究所の根岸研究主幹,ゼファ 一株式会社の 松山社長,未来工学研究所の

木主任研究員の 各位には有益なコメントを 多数いただいた。

さらに,人工生命

研究所の内藤社長には ,プロバラミンバやデータベース

作成で大変お 世話にな った。 これらの方々にも 感謝の意を捧げる 次第であ る。 一 276 一

参照

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