音声・センサ・画像の情報統合による音楽指導の支援手法
2
0
0
全文
(2) 350. 3. 実験結果. 300. 300 250 250 200 200. 実験は,常磐会短期大学付属幼稚園において 5 歳児 の音楽指導の時間に行った.指導者のピアノあるいは、歌 に合せて 3 人の子どもが実験用タクトを振る様子をビデオ カメラで撮影した.ピアノの音は DAT に小型マイクを接続 し,ピアノ内部に入れて録音した.以下に実験結果の概要 示す.. 100 100 50 50 0 0. 89 133 507 705 8 9 1111 1 1 13 3 155 1 55 177 17 7 199 19 9 221 22 1 243 24 3 265 2 65 287 28 7 3309 09 3331 3 1 353 3 53 375 3 7 5 397 39 7 419 4 19 441 44 1 463 46 3 485 48 5 50 7 5529 29 551 55 1 573 5 73 595 59 5 617 6 17 639 6 3 9 661 6 61 683 6 83 70 5 727 7 27 749 74 9 771 77 1 793 7 9 3 815 81 5 837 8 37. 6. 8. 2. 4. 4. 14. 17. 20. 96. 52. 08. 4. 6. 8. 24. 64. 3. 2. 27. 30. 33. 36. 76. 32. 2. 4. 6. 8 .4. 88. 44. 7. 43. 8. 2. 4. 加速度センサー(横軸)(秒) 46. 52. 68. 2. 6. 34 56. 8. 59. 8. 62. 36. 72. 65. 688. 92. 4. 6. 8. 52. 4. 76. 768. 821. 2. 4. 6. 8. 884. 48. 941. 964. 927. 8. 画像(Y 座標)でのタクトの動き. 49. 67 67. 56. マーカートラッキングと加速度センサー. 23 2 3 45 45. 12. 11. 080. z. 150 150. 00. 図 3 は、動画からマーカートラッキングによって得たデ ータと加速度センサーから得たデータをグラフ化したもの である.各グラフとも上部がマーカートラッキングのデータ, 下部が加速度センサーのデータをグラフ化したものである. 画像データのグラフを比較すると指導者と子どものグラ フには若干のばらつきがあるものの大差は見られない.し かし,加速度センサーのデータを見比べると,両者の運動 の違いが見て取れる.指導者のセンサーデータのグラフ は,きれいに整った鋭いピークが現れ,周期もほほ等しい 波形となっている.一方,子どものグラフは,データがばら つき,ピーク,周期ともばらついている. また,センサーデータからは,両者のタクトの振り方のtig aiwo見て取れる.指導者は,タクトを「V字」を描くように振 り,タクトの描く軌跡の最下点で力をいれてリズムを取って いる.一方,子どもは,タクトが振れる軌跡の水平方向の振 幅でリズムを取っている場合が多い. 今回の実験では,2軸の加速度センサーを利用したが, 軸の方向はタクトの持ち方によって変化するため,必ずし もカメラ画像との対応は単純でない.センサーの軸の固定 方法等は,今後の課題であるが,前述したように,子どもの タクトの振り方(手首と腕の運動の質)について客観的かつ, 有効な結果が得られた. z. ピアノの演奏との情報統合. ピアノ演奏からの拍の抽出には,波形エンベロープを用 いて,打楽器の演奏で明確に現れる波形の立ち上がりを 探索し,自動分析を行った.拍抽出の結果から,ベテラン 音楽指導者は,必ずしも譜面どおりに一定の拍で演奏し ているのではなく,子ども達の歌の様子を伺いながら,そ の時々に合わせてテンポを調整している.図 4 は,子ども のタクトの拍とピアノの拍の演奏時間における推移を表し たグラフである.分析に使用した演奏から抽出した 1 拍の. 50. 00. 50. 0 00. 50. 0. 0. 491 505 519 533547 561 575589 603 617631 617 631 645 659673 687 701715 729 743757 771 785799 813 82 82 1 15 29 43 57 71 85 99 113 127141 155 169183 197 211225 239 253267 281 295309 323 337351 365 379393 407 421435 449463 477 491505. 0. 図3 先生(上)と子供(下)の画像トラッキングデータとセンサデータ. 均は 0.8 ンポアップしている.子どもは揺らぎながらもテン ポアップを感じとり後半は,速く振っているのが判る.また, センサーデータから子どもは,腕の水平方向の振幅でリズ ムを取りタクトを振っていると述べたが,図 4 の拍の間隔か らは,遅い,速いを,ほぼ交互に繰り返しているのが判る. これは,腕を外側にふる運動能力が未発達であるために 生じていると考えられる.. 4.まとめ 本研究の狙いは,幼児教育科の学生が,子ども達一人 一人の成長や個性をどのように把握するか,あるいは長期 的に観測したときに発達をどのように見いだすかを支援す ることにある.今後は,保育者を目指す学生も交え分析デ ータを精査し,子どもを長期に観測して波形の変化を見て 行く必要がある.ただし,今のケーブルが繋がったタクトで は,子ども達の自由な活動を制約するため,無線で加速 度センサーの情報を伝送できる,より実践的なタクトを開発 したい.. 参考文献 [1] 渋谷真人,新谷公郎,坂東敏博,金田重郎,柳田益造: 幼児 を対象としたマーカー追跡による音楽指導支援 FIT2003,講演番 号 LN-002,2003 年 9 月. 先生の演奏の拍間隔. C( 子 供 ) の 拍 間 隔. 演 奏 の は く 間 隔 の 平 均 (0.8). 拍 間 隔 (秒 ) 1 0 .9 5 0 .9 0 .8 5 0 .8 0 .7 5 0 .7 0 .6 5 0 .6. 25.6. 24.8. 24. 23.2. 22.4. 21.6. 20.8. 20. 19.2. 4−360. 18.4. 図4. 子どものタクトとピアノ演奏の拍の推移. 17.6. 16.8. 16. 15.2. 14.4. 13.6. 12.8. 12. 11.2. 10.4. 9.6. 8.8. 8. 7.2. 6.4. 5.6. 4.8. 4. 3.2. 2.4. 1.6. 0.8. 演 奏 時 間 (秒 ).
(3)
関連したドキュメント
現在入手可能な情報から得られたソニーの経営者の判断にもとづいています。実
(4) 現地参加者からの質問は、従来通り講演会場内設置のマイクを使用した音声による質問となり ます。WEB 参加者からの質問は、Zoom
具体音出現パターン パターン パターンからみた パターン からみた からみた音声置換 からみた 音声置換 音声置換の 音声置換 の の考察
支援活動を行った学生に対し何らかの支援を行ったか(問 2-2)を尋ねた(図 8 参照)ところ, 「ボランティア保険への加入」が 42.3 % と最も多く,
では、シェイク奏法(手首を細やかに動かす)を音
2017 年夏より始まったシリーズ 企画「SHIRAI’s CAFE」。自身も 音楽に親しむ芸術監督・白井晃
これらの媒体は、あらかじめ電気信号に変換した音声以外の次の現象の記録にも使
講義後の時点において、性感染症に対する知識をもっと早く習得しておきたかったと思うか、その場