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〔学
会〕
東京女子医科大学々会第69回例会
日 時… 日幸和29年12月3日(金)午後2時1半
場所 :東京女子医大 臨床講堂
1. 信散用色素と尊体の配伍変化について
(薬局) 渡辺恭子
毒劇薬又ぽチビオン,ハイドラチツドの様に服用量の
少ない普通薬は,薬事法許可色素を稀釈指示薬とし,乳
糖(叉ぽ澱粉)を賦形薬とし下用散として使用ずる。之
等色素ぽ調剤上巴の統一が望ましいので;毒薬ぽ緑色2
号,劇薬は赤色130号,普通薬は黄色色素という事にな
ったが,黄色色素名は早戸していない。演者は黄色1 ・V
5号,緑色2号,赤色103号の7種が倍散用色素として1
適当か否かを検討した。黄色2,3,5号は乳糖と混和
した書けで色調上不適当と認めた。67種の薬品配伍の結
果では:,黄色色素中1号が最もよく,4号が之に次ぎ,
赤色103号は最も堅牢最適で,緑色2号は変化し易く感
心しない。賦形薬では乳糖はかなり色調に変化を与える
が,澱粉では殆んど影響がない様であるが此の点は未だ
追究していない。
2. 鼻腔黒色肉腫症例
(耳鼻科)佐々木タカ,長沼雅子,(演)鈴木千冊子
患者=小宮某,30才女。
初診:日召禾029年7月15Hc
主訴:右側閉。
既往歴:著患なし。17∼8才頃右鼻入口部の黒いのに
気付いた。
現病歴二本年4月,右四閉,水様1性鼻漏あり,鼻茸様
のものが鼻孔迄現れて来たので,某医院で早世頭大の腫
瘤摘出を受け,一時右鼻閉は軽快したが1ヵ月後より再
び鼻閉おこり,6月始めより茶色の鼻汁がある。鼻出血
なし。
現症;全身的に著変なし。
局所所見:右鼻前庭入口部に中隔より広基性に鼻腔内
に突出せる鼻茸様の腫瘍あり。淡紅色で梢硬く,易出血
性に非ず。鼻中隔より鼻底部に亘り黒褐色を呈す。後鼻
孔に変化なし。X線写真では右鼻腔に軽度の陰影を認む
るも副鼻腔に著変なし。黒色肉腫を疑い試切標本の組織
像を検するに,色素は判然としないが肉腫様増殖を認め
たQ ・
手術:局麻下に鼻内法及び口腔法を併用。(短期間に
2回に行う)。鼻茸様腫瘍を寒蹄係で絞断後鼻腔を精査
すると,中隔全面,鼻底部,下鼻道側壁迄黒変部あるた
め該部粘膜を剥離摘出し,下甲介にも黒変部あるため骨
導より切除した。鼻中隔には鋤骨にも{重に黒変部あり鼻
中隔矯正術に準じて削除した。出血は少量。後療法とし
て獄内よりラジウム全量2.280mg時照射し,治癒状態
となり8月14日退院。
組織学的風見:ヘマトキシリソ・エオジン複染色及び
過酸化羅拝による漂白試験を施行。メラニン色素をもっ
た肉腫細胞が多数みられ細胞の異型性高度G中隔嗅部に
於ける神経線維とメラニン色素との関係をみるに,特に
神経の周囲を通って拡がっていると思われる像なし。
本例の原発部位は中隔粘膜で之より鼻底に進行したも
のと思われる。手術後4カ月の今日俺再発並びに転移を
認めない。
5. クロロマイセチン誘導体の研究(3)
(細菌) 須子田キヨ
Chloromycetin−benzoate(CI.B.)及びChloromycetin一
、palmitate(CLP.)投与マウスの血液の抗菌力及び腸内細
菌叢の変動について実検した。Cl.B. Cl.P.をマウスに
経口的に投与し,5時間,10時間,24時聞前後経ってか
ら,麻酔下に於いて,心臓より採血し,直ちにStrept−
ococcus haemolyticusのブイaン培養液の稀釈液を加
えて,S.C.C.法によって培養し, disk申の集落数を
算え,平均集落数を無処置の対照群と比較した。その結
果,5時間前後に於いては,投与マウスの血液の抗菌力
はみとめられるが,10時間前後.24時間前後に於いてぽ
殆ど認めるごとは出来なかった。CI.B., Cl.P.,両者の
集落数を比べるとその間に有意の差をみとめるととは出
来なかった。
腸内細菌叢の変動については,C】B:Cl.P.をvウス
に数日間投与し,対照群は無処置のまし,1日1回採糞
して,遠藤氏培地に分離培養を行い,亦4日目にこれら
のマウスを殺しで,各腸都内容を同様に培養した。その
結果ぽ糞便中E.coli.は投一与回数を重ねるに従って著明に
減少を示したが,あたかも之れに拮抗するようにGrarn
陽1生の球菌が増加を示した。しかしパラ大腸菌群の集落
数には殆ど変化がみとめられなかった。各腸部の細菌叢
を比較しでみると CI. B.設与マウスの大部分のものは
腸上部においては集落数をみとめず,下部においては相
当数の集落をみとめた。C!.P.投与群においては大部分
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