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肺がん患者の自己決定を導くプロセスの探索

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Academic year: 2021

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肺がん患者の自己決定を導くプロセスの探索

      高知大学医学部附属病院        ○森木 妙子(1階東病棟)       国立病院機構四国がんセンター       久門 麻衣子  原 晶子  森 万純  渡部 憲子       国立病院機構南岡山医療センター       橋本 数江       国立病院機構岡山医療センター       三好 淳子 キーワード:自己決定 治療選択 【研究目的】  肺がん患者が治療選択を迫られた時の自己決定の程度や治療選択要因と自己決定との関係を明らかにし、 自己決定を導くプロセスを見い出す。 【研究方法】  内科的治療を要する肺がん患者 130 名に質問紙による量的研究を行なう。調査項目は三浦ら及び尾沼らの 先行研究を参考に治療選択要因 30 項目を作成(クロンバックα係数は 0.823)し、5段階評定の間隔尺度 を使用した。分析は SPSSVer.14.0 による独立した t 検定、重回帰分析を行った。 【倫理的配慮】  対象施設の倫理審査委員会の承認を得た後、対象者に研究の趣旨、研究参加への自由意思、個人情報の保 護、結果の公表などについて書面で説明し、質問紙の回収をもって対象者の同意とした。 【結  果】  1.肺がん患者が治療選択を迫られたとき、自己決定することができた患者(77 名 59.2%)と自己決定 することが難しい患者(48 名 36.9%)の間で平均に有意差がみられたのは4つの要因であった。内 訳は「自分の生きがいは続けていきたいと思い治療を選択」「生きることだけを考えて治療を選択」「家 族と相談して治療を選択」「治療をするにあたって社会的役割を代行してくれる人の存在」であった。  2.重回帰分析の結果、自己決定に関係していた要因は「仕事への影響を考えて治療を選択」「治療につ いて医師からの説明に納得」「副作用の持続時間を考えて治療を選択」「家庭の事情を考えて治療を選択」 であった。 【考  察】  自己決定が容易な患者の方が、病気を抱えながらも主体的に生きる意欲が感じられた。自己決定との因果 関係が強かった、医師からの納得できる説明内容と副作用が持続する期間や仕事への影響、家庭の事情の要 因が自己決定の鍵となっていた。この4つの要因のバランスを上手にマネジメントし治療が決定されていく プロセスが導かれた。治療選択時、患者自身が社会生活への支障についても考慮できるようにICの継続的 なサポートが看護師に求められている。 平成 21 年2月7・8日 第 23 回日本がん看護学会学術集会(沖縄)にて発表

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