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看護学生の看護職への志向の特徴 : A大学入学後1年間の変化

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Academic year: 2021

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(1)33. 原著論文. 看護学生 の看護職 へ の志向の特徴 ―― A大 学入学後 1年 間 の変化一― 主大 子. 川. 豊星 幸. 松. 重 ユ 副. 子 子. 朋 容. 服. 部 部. 阿. A Study of Characteristic of Nursing Students'Intention to be a Nursing Professional 一一一一― changes during the first year at A University―. ABE Tomoko,SHIGEMATSU Toyomi,HATTORI Yoko and MAEKAWA Yukiko Abstract: In this study, focusing on achievement motivation that can in■. ucnce intention, we investigated. changes in achievement lnotivation in relation to the progress of learning during the first ycar of university to. assess the intention of nursing students to be a nursing professional.The study was conducted by anonymous self― adnlinistered. questionnaires distributed to l12 freshmen students at the lDepartlnent of Nursing at A Uni―. versity after admission and at 6 and 12 months.For analysis,we first used onc― repetition of lncasurements and the Friedman test to deterΠ. way analysis of variance with. line changes in achievement motivation over tilne.. Then,content analysis was performed tO identify the reasons for the changes in achievement mot市 one― way. ation.The. analysis of variance with repetition of measurements did not reveal a significant difference in the. results, and the Friedman test shOwed significant changes only for 2 itemso We thus consider that the achievement lnotivation of the nursing students remained at a high level throughout the first ycar. In the con― tent analysis, distinct characteristics were observed 6 months after adⅡ. lission; the themes derived fronl the. analysis were(1)a vaguc image fOrmed through experience of the clinical nursing practicum,(2)embodi― ment of nursing as a profession and discovery of their own problems through experience of the clinical nurs―. ing practicum,and(3)con■ ict between anxicty and a sense of accomplishment about nursing caused by ex― perience of the clinical nursing practicum. It was shown that early experience of the clinical nursing practi― cun■ triggered the changes in achievement lnotivation of the nursing students,because a1l of these themes in―. cluded the experience of the clinical nursing practicum.Our study demonstrated that the achievement motiva― tion of the nursing students was wavering becausc of their own problems and anxiety that were increased with the progress of learning, but still remained at a high level. The intention of nursing students to be a nursing professional seemed to be reinforced by the changes in achievement lnotivation.. Key Words: nursing student,intention to be a nursing professional,achievement rnotivation. 抄録. :本 研 究 で は ,看 護 学 生 の 看 護 職 へ の 志 向 を 明 らか に す る た め に ,志 向 に 影 響 を及 ぼ す 要 因 と 考. え られ る達 成 動 機 に 着 目 し,入 学 後 研 究 方 法 は ,A大 学 看 護 学 科. 1年 間 の 学 習 進 度 に伴 う達 成 動 機 の 変 化 に 関 す る 調 査 を行 っ た 。. 1年 生 H2名. を対 象 者 と し,入 学 後 ,半 年 後 ,1年 後 の 計. 3回. にわた. り,無 記 名 の 自記 式 ア ン ケ ー ト調 査 を実 施 した 。 分 析 方 法 は ,ま ず ,達 成 動 機 の 経 時 的 な 変 化 を み る た め に一 元 配 置 分 散 分 析. (繰 り返 しあ り)お よ び. Friedman検 定 を行 っ た 。 次 に ,達 成 動 機 の 変 化 の. 理 由 を 明 らか に す る た め に 内 容 分 析 を行 っ た 。 一 元 配 置 分 散 分 析. (繰 り返 しあ り)の 結 果 に 有 意 差 は.

(2) 甲南女子大学研究紀要第 5号. 看護学 。リハ ビリテーシヨン学編 (20H年 3月. な く,Friedman検 定 で も有 意 な変 化 が み られ た の は. 2項. ). 目の み だ っ た。 よ って ,看 護 学 生 の 達 成 動. 機 は 1年 間 を通 して高 い 状 態 を維 持 して い た と考 え る。 また ,内 容 分 析 で顕 著 な特 徴 が 見 られ た の は. 実習体験 による漠然 としたイメージ〉,(実 習体験 による看護 入学か ら半年後であ り,そ のテーマ は 〈 の具体化 と自己課題 の発見〉,(実 習体験 による看護 へ の不安 とや りが いのは ざま〉 の 3つ であつた。 これ らのテーマ にはいずれ も実習体験 が含 まれてい ることか ら,看 護学生の達成動機は早期体験実習 を契機 に変化 していたことが示 された。看護学生の達成動機は,学 習 の進行に伴 う自己課題や不安に よって揺れ動 きなが らも,高 い状態 を維持 していたことが明 らか となった。 さらに,看 護学生の看護 職へ の志向は,達 成動機 の変化 の影響 を受けて高 まっていることがわかった。 キーワー ド :看 護学生,看 護職へ の志向,達 成動機. る7。 これ らは,看 護学 生 が他者 ・社 会 の 評価 に は と らわれず ,自 分 な りの達成基準 を 目指す 自己充実 的達. は じめ に. 成動 機 に重 点 を置 い て い る こ とを示 して い る。 そ こ 近年 ,看 護系大学 の 数 は増加 し,看 護系大学 に入学. で ,研 究者 らは,達 成動機 の 中 で も自己充実 的達成動. して くる学 生 の す べ ては,必 ず しも看護職 になる こ と を志望 して い る とは限 らない こ とが明 らか にな って い. 機 を重視 しなが ら看護学生 の 達成動機 を沢1定 し,看 護. るい。 この こ とか ら,学 生 の志望 動 機 は 多様化 して い. 本研 究 は ,4年 間 の 縦 断 的研 究 を 目的 と して い る. る こ とが 推測 され る。 学 生 の志望動機 は様 々で あ って も,看 護職 に就 くため には,看 護職 にな りた い とい う. が ,入 学後 の 1年 間 は初 めて看護 の専 門的 な学習が 開 始 され るため ,学 生 に とって は看護 の価値 を見 出す 一. 目標 に向か って常 に努力す る とい う看護職 へ の志 向 が. つ の 契機 になる とい える。 そ のため ,ま ず は,入 学後. 重要 であ る。 さらに,常 に努力 を続 けるた め には,入. 1年 間 の調査 を終 えた時点 で達成動 機 の 変化 をみ る こ. 学 後 ,学 生が看護 に価値 を見出 し,日 標 を成 し遂 げ よ. とに意 義があ る と考 えた。. 職 へ の志 向 を把握す る ことと した。. に よる と,価 値 あ る仕事 に挑戦 し,そ れ を成 し遂 げ よ. したが って ,本 研究 では,入 学後 1年 間 の学習進度 に伴 う看護学 生 の 達成動機 の 変化 を調査 し,看 護職 ヘ. う とす る傾 向 の 強 さは達成動機 とい われて い る。 この. の志 向 を明 らか にす る こ とを 目的 とした。. 2■. う とす る意 欲 を持 つ こ とが 不 可 欠 で あ る。堀 野 ら. 達 成動機 を看護学生 の状 況 か ら捉 える と,「 看護 に価. 研 究 方 法. 値 を見 出 し,看 護職 になる こ とを成 し遂 げ よ う とす る 意欲」 と考 え られ る。 よって ,本 研究 で は,看 護学 生 の看護職 へ の志 向 を明 らか にす るため に,志 向 に影響 を及 ぼす要 因 と考 え られ る達成動機 に着 目した。 これ まで に研 究者 らは,看 護学 生 の 達成動機 の変化 に関す る調査 を行 って きた'。 前 回 の 調査 で は ,看 護 学 生 の 達成動機 は学習進度 に伴 い変化 が生 じる可能性 が あ る. 1.用 語 の定義 看護職 へ の志 向. :「 看護職 にな. りた い とい う 目標 に. 向か って常 に意識が向か う こ と」 看護学 生 の 達成動機. :「 看護 に価値. を見 出 し,そ れ. を成 し遂 げ よ う とす る意欲」. と示唆 された。 以上 の こ とか ら,看 護学 生 の達成動機 を測定す る こ とで看護職 へ の志 向 を 4年 間 にわた つて縦 断的 に調査 す る こ とを計画 した。達成動機 には,自 己充実 的達成. 2.調 査 の対象者. A大 学 看 護 学 科 に在 籍 す る 1年 生 の 女 子 学 生 H2 名。. 動機 と競争 的達成動機 の 2側 面があ る。看護学生 の 達. A大 学 看 護 学 科 の 特徴 は ,看 護 師 ・保 健 師 ・助 産. 成動機 に関す る先 行研 究“で は ,1年 次 は高校 卒業 後. 師 ・養護教諭 (助 産師 0養 護教諭 は選択制 )の 4種 類. 間 もない こ とか ら自己の充実 を意識 して い る とい われ て い る。加 えて ,看 護学 生 には 自己 を育成 した い ,自. の 資格 が取得 で きる こ とで あ る。入学後 1年 間 の授業. ら努力 して最善 を尽 くした い ,日 標 に向か って努力 し. 技術 )が 開講 されてお り,そ れ らの学習 内容 をふ まえ. た い ,と い う意志 が認 め られ た こ と も報 告 され て い. て早期体験実習 が前期 の終 了前 に行 われ る。 また ,後. は,前 期 には看護 の専 門科 目 (看 護学概論 ,基 礎看護.

(3) 阿部朋子 他 :看 護学生 の看護職へ の志向の特徴. 期 には早期体験 実習での体験 を生 か しなが ら基礎 看護 技術 の科 目が 開講 され ,2年 次へ と進 んで い く。. 5.分 析方法 1)対 象者 の属性お よび将来就 きたい職業 ,卒 業後 の進路は単純集計 を行 った。. 3.調 査期間 第 1回 目調査 は 2009年 6月 22日 ∼ 6月 30日. (以. 下 ,入 学 後 とす る),第 2回 目調査 は 2009年 9月 24 日∼ 10月 9日 (以 下 ,半 年後 とす る),第 3回 目調査 は 2010年 2月 9日 ∼2010年 2月 12日. (以 下 ,1年 後. とす る)に 実施 した。. 2)達 成動機 は,sfお よび cpの 合計点 の平均値 を 算出 し,調 査時期 による差異 を一元配置分散分析 (繰 返 しあ り)で 比較 した。 また,sfの 各項 目は,調 査 時期 による分布 の 変化 を Friedman検 定 で比 較 した。 統計的分析 には SPSS statistics 18を 使用 し,有 意水 準 は p<0.o5と した。. 第 1回 目調査 は入学 か ら 2ケ 月後 に入 学前 と看護 の. 3)達 成動機の変化の理由は,① l年 次 の看護学生. 学習 が 開始 された入 学後 の状況 を,第 2回 日は入 学 か. は sfを 重視す る傾 向がある とい う先行研究°"の 結果. ら 4ケ 月後 に実施 され る早期体験 実習 と前期 の学習終. か ら,対 象者 の sf合 計点に着 目した。②対象者 の入. 了後 の 変化 を,第 3回 目は 1年 次終 了時 に入 学 か ら 1. 学後 と 1年 後 の sf合 計点 を比較 し,1年 後 に sf合 計. 年後 の 変化 をそれ ぞ れ把 握 す る 目的 で 調 査 を実 施 し. 点が 1点 で も上昇 した場合 には上昇群 に,入 学後 と 1. た。. 年後 の sf合 計点が同一点だった場合 は変化 な し群 に. ,. 1年 後 に sf合 計点が 1点 で も下降 した場合 には下降. 4.調 査 内容. 群に分類 した。③その後,各 群の入学後お よび 1年 後. ),半 年 後 (2009年 9月 ),1 )の 計 3回 にわ た り,自 記 式 質 問. 入学 後 (2009年 6月 年後 (2010年 2月. の達成動機 の変化 の理由に関する自由記述内容の内容 分析 を行った。④内容分析 は,対 象者 の 自由記述 の文 脈 を崩 さない形 で項 目として表記 し,項 目の意味内容. 紙調査 を実施 した。 回収 は留置法 で行 った。 質問紙 は,SectiOn l∼ 3の 3段 階構 成 と した。sectiOn. のまとま りか らテーマ を抽出 した。分析過程 において. lで は,対 象者 の年齢 ,将 来就 きた い職業 ,卒 業後 の. は,研 究者間で繰返 し検討 を行 い,質 的研究経験者 の. 進路 につい て ,SectiOn 2は ら 1991),Section 3は. ,達 成動機測定尺度. (堀 野. ,1.達 成 動 機 の 変 化 の 有 無. ,. 2.達 成動機 の 変化 の 有無 の 理 由 に関 す る 自由回答 で 構成 した。 Section 2の 達成動 機 尺 度 は ,堀 野 ら"'° '9に よって. Bendingの 尺度 を参 考 に作 成 され ,信 頼性 ・妥 当性 が. スーパーバ イズ を受けて分析の妥当性 を確保 した。. 4)上 記 の内容分析 の後 に 1年 間の達成動機 の経過 をみてい くと,1年 間の間に変化 をもた らす要 因が存 在 してい ることがわかった。そこで,半 年後 の 自由記 述 の内容分析 を追加 して行 った。内容分析 は,3)④ の方法 と同様に行 った。. 検証 された尺度 で あ る。 対象者 は質問項 目を理解 で き る年齢 以上 で あれ ば適 用 可 能mで ぁ る こ とか ら,様 々. 6.倫 理的配慮. な分野 で活用 されて い る。達成 動機尺度 は,個 人 と し. 研究者 の所属す る大学 の研究倫理委員会による承認. て価値 を認 め る もの を成 し遂 げ よ う とす る「 自己充実. 後,対 象者 に説明を行 った。説明は成績評価 とは関係. 的達成動機 」 (以 下 ,sfと す る)と 社 会 的文化 的 に価. のない研究 メンバーが授 業時間外 に行 った。その際 研究 目的 と内容 ,調 査協力へ の参加 と中止は自由であ. 値 あ る こ とを達 成 しよ う とす る「 競 争 的 達 成 動 機 」. ,. す る)の 2側 面 で構 成 され て い る。sfは. ること,協 力 の有無や調査結果に よって不利益 を被 ら. 「 決 め られ た仕事 の 中で も個性 をい か してや りた い 」. ないこ と,成 績評価 とは一切関係 ないこと,匿 名性 の. 「 み ん な に喜 んで も らえ るす ば ら しい こ とを した い 」. 保持な どを回頭 と文書 で説明 した。全てのア ンケー ト. (以 下 ,cpと. ,. な どの 13項 目 (得 点範 囲 三13∼ 91点 ),cpは 「競 争. 調査 の実施前 には必ず上記 の手続 きで説明を実施 し. 相手 に負 けるの は くや しい」,「 社会 の 高 い位 置 を 目指. 対象者 の了承 はアンケー トの回答 をもって得 られた も. す こ とは重 要 だ と思 う」な どの 10項 目 (得 点範 囲 :10 ∼70点 )が あ り,7段 階 リッカー ト尺度 で測定す る。. の と判断 した。. また,sectiOn 3の. 2.達 成動機 の 変化 の有無 の理 由. ,. ア ンケー トは個人の変化 を追跡で きるように作成 し たが,無 記名 のため対象者 自身が作成 したパ ス ワー ド. は,達 成動機 が変化 した,も しくは変 化 して い ない理. で識別で きるように した。なお,パ ス ワー ドは対象者. 由 を対 象者が感 じた ままに 自由記載す る形式 と した。. 自身が管理 し,研 究者 らが個人を特定す ることは一切 で きない ように した。.

(4) 甲南女子大学研 究紀要 第 5号. 36. リハ ビリテーシヨン学編 (20H年 3月. 看護学. 均値 は入 学後 49。 7±. Ⅲ。結. 後 51.0±. 果. 9。. 8.6′ 点だ つた. ). 3点 ,半 年後 50.4± 9.5点 ,1年 (図. 1)。. sfお よび cp合 計 点 の 平均値 の 各調査 時期 にお け る 差異 を一 元配置分散分析 (繰 返 しあ り)で 検定 した結. H2名 中,3回 の調査全 て に回答 した の は 60 (回 収 率 53.6%)で ,そ の うち有 効 回答 は 58名. 対 象者 名. (有 効 回答率. 果 ,有 意差 はなか った。 また ,sfの 各項 目の 分布 の 変化 を Friedman検 定 で. 96.7%)だ つた。. 分析 した結果 ,13項 目の うち 2項 目が有意 に変化 し (p<0.05),そ の他 の H項 目に有意差 はみ られなか つ. 1.対 象者 の背景 1)対 象者 の属性. た。有意差がみ られた項 目は,「 ち よっとした工 夫 を することが好 きだ」,「 いろい ろな ことを学んで自分 を. 対 象者 の 平均年齢 は 18.2± 0.4歳 ,性 別 は全 員女性. 深 めたい」の 2項 目だつた。. だった。. 「ち ょっとした工夫 をする ことが好 きだ」 は,「 非常. 2)将 来就 きた い職業 入学後 ,半 年後 は看護 師 のみ を選択 した割合 は過半. によく当てはまる」「ほとん ど当てはまる」「少 し当て. 数 を超 えて い たが ,1年 後 は複 数 の 職業 を選択 した割. はまる」 の全体 に占める人数 と割合 が入学後 は 40名. 合が約 半数 に増加 して い た (表. (69.0%),半 年後 は 43名. 1)。. (74。. 1%),1年 後 は 45名. (77.6%)で ,有 意に増加 していた. 3)卒 業後 の進路 全 ての調 査時期 にお い て「看護 職 と して働 きた い 」 が約 9割 を占めて い た (表. (図 2)。. 「い ろいろなことを学んで 自分 を深めたい」 は,「 非 常 によく当てはまる」「ほとん ど当てはまる」「少 し当. 2)。. そ の他 の 回答内容 と しては,入 学後 は「大 学 院へ の. てはまる」の全体 に占める人数 と割合 が入学後 は 54. 進学」,「 病 院 で 数年働 い た 後 に老 人介護施設 で看護 師. 名 (93.1%),半 年後 は 52名 (89.7%),1年 後 は 50. も し くはケ アマ ネ ー ジ ャー と して働 きた い 」,半 年 後 は「助 産師 として働 きた い気 はす るが ,先 生方 の よう な教 諭 に もな りた い 」,「 介護 の 世 界 で 働 きた い 」,1. 75. 年後 は「何 年 か病 院 で 勤 め した後 ,介 護 関係 に就 きた. 得 点. い」 だ った。. 一. 自己充実 的 達 成 動 機(s0. -競. 争 的達成 動 機 (cp). 65 55 45. 2.達 成動機 の全 体傾 向. 35. sfの 合計 点 (得 点範 囲 :13∼ 91点 )の 平均 値 は入. 9点 ,1年 後 74.3± 7.6点 で ,cpの 合計 点 (得 点 範 囲 :10∼ 70点 )の 平 学後 73.9± 7.0点 ,半 年後 73.5±. 1. -元 配置分散分析. 1年. 後. N=58. (繰 返 しあ り)の 結 果 ,sf,cpと も. に全 ての調査 時期 で 有意差 な し. 6。. 表. 半 年後. 入学後 ilI:. 図. 1. 達成動機 の合計点 の平均値 の 変化. 将来就 きた い職業. N=58. 回答 な し 複数希望 養護教諭 助 産師 保健 師 看護 師 人数 (名 )割 合 (%) 人数 (名 )割 合 (%)人 数 (名 )割 合 (%) 人数 (名 )割 合 (%)人 数 (名 )割 合 (%) 人数 (名 )割 合 (%) 入学 後 半年 後 1年 後. 35 (60.3) 30 (51.7) 23 (39。 7). 2. (3.4). o. (o). o. (0). 6 3. 表. 看護職 と して 働 きた い. 看護職 として働 くか どうか迷 っている. (10.3). 4. (6.9). (5.2). 2. 7(12.1) 8(13.8) 3 (5。 2) 21(36。 5 (8.6) 26(44.8). 2). 卒業 後 の進路. o (0) o (0) 1 (1.7). N=58. 囃 括、 そ 馨 よ 仄尋. 回答 な し. 複数希望. 人数 (名 )割 合 (%)人 数 (名 )割 合 (%) 人数 (名 )割 合 (%)人 数 (名 )割 合 (%) 人数 (名 )割 合 (%)人 数 (名 )割 合 (%) 入学 後 半年後 1年 後. 52 52 54. (89.7) (89.7) (93.1). (1.7). (1.7). (3.4). (3.4). (6.9). (3.4). (0). (0). (3.4). (1.7). (0). (1.7).

(5) 阿部朋子 他 :看 護学生 の看護職へ の志向の特徴. 入学後. 37. ■ 全然当てはまらない □ ほとんど当てはまらない. 調査時期. 団 あまり当てはまらない. *. 半年後. □どちらともいえない 雨 少し当てはまる 国 ほとんど当てはまる. 1年 後. ■リ ト常によく当てはまる. 20% 図. 60%. 40%. 80%. 100%. N=58. *Fttedman検. 定 p<0.05. 2 sf 6: ち ょっ と した工夫 をす る こ とが好 きだ. 入学後. ■全然当てはまらない □ ほとんど当てはまらない. 調査時期. 田 あまり当てはまらない. *. 半年後. □どちらともいえない に 少し当てはまる 目ほとんど当てはまる. 1年 後. ■ 非常によく当てはまる. 20%. 40%. 60%. 80%. 100%. *F百. N=58. edman検 定 p<0,05. 図 3 sf 16:い ろい ろな こ とを学 んで 自分 を深 めた い. 名 (86.2%)で ,有 意に減少 していた. (図. 勉強 は刺激があ って楽 しい」,「 看護 の学習か ら看護職. 3)。. のや りが い を感 じた」 に加 え,「 専 門科 目の学習 は難. 3.入 学後 1年 間の達成動機の変化 sfの 合計点 を比較 した基準 をもとに分類 した結果. 上 昇 群 は 30名 (51.7%),変 化 な し群 は 5名. ,. (8.6. しいが,や めたい とは思わない」な どの項 目か ら (看 護 の学習 の楽 しさと看護職 を志 向す るこ とへ の肯定 感〉が抽 出された。 1年 後 (6項 目)は 「看護師や保. %),下 降群 は 23名 (39。 7%)だ つた。以下 ,各 群の テーマ を ( )で ,項 ロタ1を 「 」 で示 し,各 群の結. 健 師 の資格 を取 ることで,将 来 の選択枝 を増や した. 果 を記述する (表. 資格志向の高 まりと 感 し,不 安 だ」な どの項 目か ら 〈 学習課題 に対する不安の増大〉へ と変化 していた。. 3)。. 上 昇群 では,入 学後 (48項 目)は 「看護 を学 び. ,. 看護職 に対 す る興味が深 まった」が ,「 看護 の授業が. い」が ,「 学年 が進 むにつれて看護 を学ぶ大変 さを実. 下降群では,入 学後 (36項 目)は 「看護 の学習 を. 具体的になることで,プ レッシ ャーや不安 を今 まで以. す る程 ,看 護 師 の大変 さを実感す るが頑張 りた い 」. 上に感 じる」,「 学年が進 むにつれて学業が 1亡 しくなる. が ,「 看護 の授業 は難 しく,看 護職 になれ るか不 安. ため,看 護師になれるのか不安 だ」 な どの項 目か ら. だ」,「 看護 の仕事 の大変 さや責任 をより感 じるように. (看 護 を学ぶ ことへ の 関心 の深 ま りと不安 の 出現〉が. なった」な どの項 目か ら 〈 看護職 を志向する気持 ちの. 抽出された。1年 後 (45項 目)は 「実習や授業 を通 し. 中で直面す る看護 の現実〉が抽 出された。 1年 後 (37. て,リ アルな看護師像が捉 え られるよ うになった」. 項 目)は 「実習 を通 して看護職にな りたい思 いは強 く. ,. 「授業 で学 んだ看護技術 を実践の場 で活か したい」が. ,. なった」,し か し,「 実際の医療 の現場 をみて,大 変そ. れ,(ケ アの主体者 としての準備状態 の高 ま り〉へ と. うだと感 じた」,「 1年 間の学習 を終 えて,看 護職 にな れるか不安だ」などの項 目か ら (看 護職へ の志向の高. 変化 していた。. まりと不安の拮抗〉がテーマ として抽出された。. 「看護技術 を練習す るのは大変 だ」 な どの項 目がみ ら. 変化 な し群では,入 学後 (8項 目)は 「専門科 目の. さらに,共 通点 としては,入 学後お よび 1年 後 の項.

(6) 甲南女子大学研究紀要第 5号. 看護学 ・ リハ ビリテー シ ヨン学編 (20H年 3月. ). 表 3 各群別 にみる入学後 1年 間の達成動機 の変化 1年 後. 入学 後 群. 項 目例. 「授業 で看護技術 を学 び,看 護師 になって患者 の援 助 をする ことに実感が湧 いた」 「先生の話 を聞 い た り,新 聞や テ レビの医療 に関す る話題 に触れる機会が多 くな ったことで,考 え方 が変化 して きた」 「看護 を学び,看 護職 に対する興味が深 まった」 「看護 の授業が具体的 になる ことで,プ レッシヤー や不安 を今 まで以上に感 じる」 「看護職 は思 っていた以上に大変だ」 「学年が進 むにつ れて学業が忙 しくなるため,看 護 師になれ るのか不安だ」. 下降群. 「今後 の実習や授業 で看護師の見方や看護 へ の取 り 組み は変化 してい くか もしれない」 「看護 の学習 をす る程,看 護師 の大変 さを実感する が頑張 りたい」 「先生の看護の体験談や教材 で看護 を学習 してい く うちに,看 護職 にな りたい思 いは強 まった」 「看護職 になって社会貢献が したい」 「看護師の志望動機 を思 い 出 し,看 護 の学習 が大変 で も頑張 りたい」 「看護 の仕事 の大変 さや責任 をより感 じるようにな った」 「看護 の授業 は難 しく,看 護職になれるか不安だ」. 「実習や授業 を通 して,リ アルな看護師像が捉 え ら れるようになった」 「実習や授業の影響で看護職 にな りたい と思 うよ う になった」 「実 習 で看護師の仕事 をみる ことで,看 護師へ の魅 力 を実感 した」 「患者に援助 を行ってみたい」 「授業 で学 んだ看護技術 を実践の場で活か したい」 「授業 で今 まで知 らなかった看護がわかると,も っ と学 びたい」 「看護職 になつて人の助 けにな りたい とい う気持 ち は変 わらない」 「人 とかかわる看護職は正解が ないので,悩 むこと が多い」 「看護技術 を練習するのは大変 だ」. 看 護 職 への志 向 の ︿ 資格志向 の高まりと ︿ 高 ま り と 不安 の拮 抗 ﹀ 学習課題 に対す る不安﹀. 変 化 な し群. 「専門科 目の勉強 は刺激があって楽 しい」 「看護 の授業が楽 しい」 「看護 の学習か ら看護職のや りが い を感 じた」 「専門科 目の学習 は難 しいが ,や めたい とは思わな い」. 項 目例. ァーマ. ケ アの主体者と し て の準備状態 の高まり﹀ ︿. 上昇群. 看護職を志向す る気 持ち の中 で 看護 の学習 の楽 しさと看護職 ︿ ︿ ︿ 看護を学 ぶこと への関心 の深まりと 直面す る看護 の現実﹀ を志向 す る こと への肯定感︶ 不安 の出現﹀. テーマ. 「介護 ・福祉関係 で働 きたい」 「看護師や保健師 の 資格 を取 ることで,将 来 の選択 肢 を増や したい」 「大学 の勉 強 は大変だ」 「学年が進 むにつ れて看護 を学ぶ大変 さを実感 し 不安 だ」 「看護師にな りたい気持 ちは変わ らない」 ,. 「実習 を通 して看護職にな りたい思 いは強 くなった」 「実習や学内演習 で看護へ の興味が増 した」 「実習後 と同 じように看護職 にな りたい思 い は変 わ らない」 「実際の医療 の現場 をみて,大 変そうだと感 じた」 「看護 の専門知識 が増 えるのは大変だが ,看 護 を学 ぶ ことは楽 しい」 「看護師になるとい う夢 を叶えられたら幸せだ」 「看護職 になることで人の役 に立てる し,や りが い もあるので,看 護師へ の志望が強 くなった」 「1年 間の学習 を終 えて,看 護職になれるか不安 だ」 ヽ 「看護職にな りたいが,今 後の学習が′ 亡 配だ」. 表 4 入学 後 1年 間 の 達成動機 に変化 を もた らす要 因 (入 学半年後 の 自由記述 の 内容分析 ) 項 目例. 「実習に行 き様 々な考え方 の変化があ った」 「実習に行って患者 と触 れ合 うことで,人 と接する職業 はいい と思 うようになった」 (実 習 体 験 に よ る看護職 へ の 「実際 の現場 をみて,よ り強 く看護職にな りたい と思 うようになった」 したイメージ〉 「実習 を通 して もっと看護 に興味 を持てた」 「実習に行 き,現 場 を実際に体験 してより強 く看護職 にな りたい と感 じた」 「実習に行 って,看 護師の仕事 を現実的にみることがで きる ようになった」 「実習 に行って,看 護師 と患者 とふれあ い,看 護師のや りが い を強 く感 じ,な りたい気持 (実 習体験 による看護の ちが強 くなった」 具体化 と自己課題 の発見〉 「 病院実習 に行って,自 分が これか ら何 をすべ きかが以前 よりも明確 になった」 「看護師 に対する憧れが大 きか った」 「実習 で実際に看護師 と患者 の コ ミュニ ケー ョンの あ り方 を見 て 学 ぶ こ とで ,以 前 よ り も強 く看護師 にな りたい と思った」 「実習に行 って,患 者 の看護がで きるようにな りたい と感 じた」 (実 習体験 による看護へ の 「実習 での患者 との出会 いで もっと深 く関わ りたい と思った」 不安 とや りが いのは ざま〉 「 実習 を通 し,患 者や看護師 とかかわって,看 護師の仕事 によりや りが い を感 じた」 「実習 で看護職の大変 さを感 じたので,将 来なれるか どうか不安だ」 「本当 に看護がで きるのか不安だ」.

(7) 阿部朋子 他 :看 護学生 の看護職へ の志向の特徴. 目として「実習や授業の影響で看護職にな りたい と思. い こ とが 明 らか とな った 。 以上 の こ とか ら,A大 学. うよ うになった」,「 実習 で看護師 の仕事 をみ るこ と で,看 護師へ の魅力 を実感 した」,さ らに,「 実習後 と. 看護学 生 の達成動機 は入学後 の 1年 間 にわた り高値 で 維持 されて い た とい える。. 同 じように看護職にな りたい思 いは変 わ らない」な ど. 次 に ,達 成 動 機 の 詳 細 をみ て み る と,sf項 目の. があ り,入 学 か ら 4カ 月後 の早期体験実習に関する内. 「 ち よっ と した工 夫 をす る こ とが 好 きだ」 で 当 て は ま る人の割合 が有意 に増加 して い た。 看護学 生 は,学 習. 容が多 くみ られた。. 内容 の 多 さと密度 の濃 さに加 え,馴 染 みの な い専 門用. 4.入 学後 か ら 1年 後 の達成動機 に変化 をもた らす要. 語 を覚 えた り,自 分 で思 考す る学習 を求め られた りす るため に,高 校 までの学習方法 で は太刀打 ちで きな い. 因 入学後か ら 1年 後 の達成動機に変化 をもたらす要 因. 状況 に直面す る といわれ て い る. H)。. この こ とか ら,学. を明 らかにす るために半年後 の 自由記述 の内容分析 を. 生 は大学 での学習 に適応す るため に学習方法 を工夫 し. 行 った。全体 の項 目数は 57項 目で,3テ ーマが抽 出. て い るこ とが推測 され る。 さらに,学 生 は 1年 生 の前. された (表. 期 か ら基礎 看護技術 を学 び,日 常生活行動 の援助 に関. 4)。. 「実習 に行 って患者 と触れ合 うことで,人 と接す る. す る学習 を行 ってい る こ とか ら,日 常 的 に工夫 して生. 職業 はい い と思 うよ うになった」,「 実際 の現場 をみ. 活す る こ とへ の 関心 が高 まってい る と考 える。また,sf. て,よ り強 く看護職 にな りたい と思 うようになった」. 項 目の 「 い ろ い ろ な こ とを学 ん で 自分 を深 め た い 」. な どの項 目か ら 〈 実習体験 による漠然 とした イメー. は,当 ては まる人 の割合 が有意 に減少 して い た。 これ. ジ〉が ,「 実習 に行 って,看 護師の仕事 を現実的 にみ. には,学 習 の進行 に伴 う専 門科 目の増加 や ,学 習 内容. ることがで きるようにな った」,「 病院実習に行 って. や課題 の複雑化 が影 響 を与 えて い た。実際 に,学 生 は. ,. 自分が これか ら何 をすべ きかが以前 よ りも明確 になっ. 自由記述 の 中で「学年が進 むにつ れて看護 の学習が難. た」な どの項 目か ら (実 習体験 による看護 の具体化 と. しくなるため ,今 の学習方法 に不 安 を感 じる」,「 看護. 自己課題 の発見〉が,「 実習 を通 し,患 者や看護師 と. 技術 の練習 は大変 だ」 な どの回答 を して い る。 学 生 は. かかわって,看 護師の仕事 によ りや りが い を感 じた」. 余裕 を持 って色 々 な こ とを学 ぶ とい う よ りも,自 分 の. が,「 実習 で看護職 の大変 さを感 じたので,将 来 なれ. 目標 とす る看護職 に少 しで も近 づ くため に看護 の学習. るか どうか不安だ」などの項 目か ら (実 習体験 による 看護へ の不安 とや りが いの はざま〉がテーマ として抽. や課 題 に専 念 して い る と推 察 され る。 以 上 ,sfの 2 項 目の変化 は,看 護学生 の達成動機 が入学後 の学習 内. 出された。. 容 に影響 を受 け て微細 に変化す るこ とを示 して い る。 さらに,達 成動機 の変化 の特徴 を内容分析 に よ りみ. Ⅳ.考. た ところ ,入 学 か ら 1年 後 に sfが 上 昇 した上 昇 群 は. 察. 入学後 の (看 護 を学 ぶ こ とへ の 関心 の深 ま りと不安 の. 1.看 護学 生 の 看護職 へ の志 向 に影響 を及 ば した達 成. 出現〉 して い る状況 か ら (ケ アの主体者 と しての準備. 状態 の高 まり〉 に変化 していた。 これは,徐 々に看護. 動機 の特徴 達成動機 の合計点 の平均値 に着 目す る と,入 学後 か. へ の志向が高 まった結果,看 護にかかわる主体的な存. らの 1年 間 にお け る計 3回 の調査 の sf合 計点 (91点. 在 としての価値 を見出 してい るとい う特徴 を示 してい. 満 点 )の 平均値 は 74点 前後 ,cp合 計 点 (70点 満 点 ) の平均値 は 50点 前 後 で推 移 してお り,A大 学看護学. る。sfに 変化が なかった変化 な し群 は 〈 看護 の学習 の楽 しさと看護職 を志向する ことへ の肯定感〉があ っ. 生 の達成動機 の合計点 の平均値 は高 い傾 向 にあ る とい える。 また ,こ の 結 果 は先行研 究"コ ゛ (sf合 計 点 の 平. た状態か ら (資 格志向の高 まりと学習課題に対する不 安〉がみ られる状態へ と変化 していた。学生は学習進. 均値 :一 般女子大学生 70.4点 ,看 護 学 生 74.3点. 度に伴 って実習な どの具体的な学習か ら看護 を現実的 に捉 えるようになるとともに,資 格 を得る ことへ の価. 合 計 点 の 平均値 :一 般 女 子 大学 生 43.7点. ,cp. ,看 護 学 生. 42.6点 )と 比 較 して も高 い値 を示 してお り,A大 学. 値や学習課題へ の不安が生 じる特徴 を持 つ とい える。. 看護学生 の達成動機 は他 の調査結果 よ りも高 い状態 に あ った。 さらに,達 成動機 の合計点の平均値 は一 元配. sfが 下降 した下降群 は 〈 看護職 を志 向す る気持 ちの 中で直面す る看護 の現実〉か ら (看 護職へ の志 向の高. 置分散分析 (繰 返 しあ り)の 結果 ,有 意差 は認 め られ. まりと不安の拮抗 〉へ と変化 していた。学生の看護職. なか ったため ,入 学後 1年 間 で は達成動機 は変化 しな. に就 きたい とい う目標 は持続 し,看 護職へ の志 向 は高.

(8) 甲南女子大学研究紀要第 5号. 40. 看護学. リハ ビリテーション学編 (20H年 3月. ). まる傾 向 にあ るが ,看 護職 の現実や実際 を知 る こ とで. 験 や 日 々の 学 習 に基 づ く不 安 や 自己課 題 は 出現 す る. 不安が 生 じる とい う特徴が示 された。 また,こ の不安. が ,看 護学生 の 看護職 へ の志 向 は高 まって い た こ とも. の 出現 は看護学 生 の 達成動機 が下 降す る原因 となって. 明 らか となった。. い た。以上 の こ とか ら,3群 全 て にお い て看護職 へ の. 本研 究 は縦 断 的調 査 の 第 1段 階 にあ た る もの で あ. 志 向 は高 まる傾 向 にあ る ものの ,看 護学 生 の 達成動機. り,研 究 デザ イ ンにお い ては通過点 に過 ぎな い 。 しか. は学習進度 に伴 って異 なる変化が生 じて い た こ とが わ. し,看 護学 生 の入 学後 1年 間 の看護職 へ の志 向 の特徴. か った。. とそ の 変化 の 契機 とな る要 因が 明 らか とな った こ と. したが って ,入 学後 1年 間 にお け る看護学 生 の達成. は,教 育 の対 象者 で あ る学 生 を理解す る上 で重 要 な資. 動機 は,看 護 の学習 に伴 う自己課題 や不安 に よって揺. 料 になる。 今後 は,研 究 を継続 し,看 護学 生 の看護職. れ動 きなが らも高 い状態 を維持 し,そ の 影響 を受 けて. へ の志 向 に対す る理 解 を深 め る必 要があ る。. 看護学 生 の看護職 へ の志 向 は高 まって い た とい える。. さらに,縦 断的 な調査 の結果 を もとに看護学生 の看 護職 へ の志 向 を把握 しなが ら,随 時 ,研 究 の成果 を教. 2.入 学後 1年 間 の看護職 へ の志 向 に変化 を及 ぼ した. 育的 なかかわ りと して直接学生 に還元 して い くこ とも 課題 で あ る。. 看護学 実習 入学後 と 1年 後 の 達成動機 には統計 的 に有意差 はな か った もの の ,内 容分析 か ら達成動機 は揺 れ動 い て い るこ とが 認 め られた。 また,入 学 後 と 1年 後 の 間 には 達成動機 に変化 を もた らす要 因が あ る こ とが 予測 され た。 そ こで ,変 化 の節 目が あ る と考 え られた入学 か ら 半年後 の 内容分析 を行 つた結果 ,(実 習体験 に よる漠 然 とした イメ ー ジ),(実 習体験 に よる看護 の具体化 と 自己課題 の発 見 ),(実 習体験 に よる看護 へ の不安 とや. 文. 1)竹 本 由香 里. 献. :看 護 学 生 の 看 護 系 大 学 へ の 進 学 志 望 動. 機 の検討 .宮 城大学看護学 部紀要 2008;H(1):13-20 2)倉 沢 寿 之 :動 機 づ け ・ 欲 求 .堀 洋 道 ,山 本 真 理 子 松 井 豊編. :′. .. 垣 内出版株式会社 ,東 京 ,1994,p172. 3)堀 野緑 ,森 和 代. :抑 うつ とソ ー シ ヤルサ ポ ー トとの. 関 連 に介 在 す る達 成 動 機 の 要 因 .教 育 心 理 学 研 究. 1991: 39(3):66-73 :達 成動 機 の心 理 学 的考 察 .風 間書 房 ,東 京. りがいのはざま〉の 3テ ーマが抽出された。いずれの テーマにも体験実習が含 まれてお り,看 護学実習は看. 4)堀 野緑. 護学生 の達成動機 に大 きな影響 を与 えて い る こ とを示. 5)重 松 豊 美 ,服 部 容 子 ,阿 部 朋 子 他. :看 護 学 生 の 達 成. して い る。学生 は実習 で初 めて看護 の 実際 に触 れ ,看 護 の 具体 的 な内容 を 目の 当 た りにす る。 そ の 体験 は. 第 29回 日本看護科学学会学術 集会. 学 生 に よ り看護 を現実 的 に学 ぶ こ とや看護 を具体 的 に 捉 える こ との必 要性 を実 感 させ て い た。 したが つて. 6)森 田敏 子 ,松 永 保 子 ,浅 本 薫 他. 講演 集. りが い を見 出 した こ とが きつか け とな り,看 護学 生 の 達成動機 は変化 した とい える。 この 実習 での リア ルな 体験 は,実 習終 了後か ら半年 を経 て も学生 の 中に強 く 残 り,入 学 か ら 1年 後 の 看護職 へ の志 向 に も影響 を及 IFし 続 けて い るこ とが わか った。. 以上 の こ とか ら,入 学 か ら 4ケ 月後 の早期体験 実習 は看護学 生 の志 向 に変 化 を もた らす契機 になった とい える。. .. 2009;292. :看 護 大 学 生 の 達 成. 動 機 に 関す る研 究 一因子 構 造 とそ の 因子 を規 定 す る要 因 の検討 一.福 井 医科 大学研 究雑 誌. ,. 実習体験 を もとに学生 が新 たな看護 の価値や魅力 ,や. ,. 1994,pp 23-24 動機 の 変化 一入学 時 と基礎 看 護学 の 学 習終 了時 の比 較. ,. ,. ヽ 理 尺 度 フ ァ イル ー 人 間 と社 会 を測 る 一 亡. 2000;1(3):447. -467. 7)森 田敏 子 ,松 永 保 子 ,波 多野 文 子 1今 ,看 護 に必 要 なカ ー 自己教 育カ ー5 達 成動 機 と 自己教 育力 .Quality Nursing 2004: 10(3):278-282 8)倉 澤寿 之 :動 機 づ け 。欲 求 .吉 田富 二 雄 編 :心 理 測 対 人関 定 尺 度集 Ⅱ 一人 と社 会 の つ なが りを と らえ る 〈 係 ・価値観〉一.サ イエ ンス社 .東 京 ,2005,pp 63-64. 9)鈴 木幹 子 ,清 水 洋 子 ,伊 藤 裕 子. :女 子 青 年 にお け る. 達 成動 機 と育 児 性 との 関連 一女性 性 受容 を媒 介 と して ―.思 春期学. 2008;26(3):315-321 10)森 田祐 代 ,倉 田 トシ子 ,渡 邊 裕 子 1達 成 動 機 別 に見 た学 生相 互 評 価 にお け る達 成 感 へ の 影響 の 検 討 一老 年. V。. お わ りに. 看護 学 看護 過 程 演 習 にお い て 一。 日本看 護 学 会 論 文 集 看 護教 育. 看護学 生 の達成動機 は,学 習 の 進行 に伴 う自己課題 や不安 に よって揺 れ動 きなが らも高 い状態 を維持 して い た。 そ の 達 成動 機 の 変化 の 契機 とな つてい たの は. ,. 早期体験 実習 だつた こ とが わか った。 そ の実習 での体. H)田. 2003; 34: 124-126. 代 マ ツ コ :看 護 学 生 の 自己教 育 カ ー 1年 次 の 自己教. 育 力 とそ の 変 化 一。 大 阪 医 科 大 学 附 属 専 門 学 校 紀 要. 2006; 12: 1-8.

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参照

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